JP2007271844A - 現像剤搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像剤搬送装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】現像剤を掻き落とすために、駆動部の能力を高くする必要をなくすことかできるようにする。
【解決手段】回転自在に配設され、棒状体、及び該棒状体の外周に所定のピッチで形成されたフライトを備え、該フライトに沿って溝が形成された現像剤搬送部材と、該現像剤搬送部材を回転させる駆動部と、複数の突起を備え、各突起の先端が前記溝に臨ませて配設され、前記現像剤搬送部材の回転に伴って変位させられ、現像剤搬送部材に付着した現像剤を掻き取る現像剤掻取部材とを有する。そして、前記各突起のうちの少なくとも一つの変位するタイミングが、他の突起の変位するタイミングと異ならせて設定される。この場合、現像剤を現像剤搬送部材から掻き落とすために、駆動部の能力を高くする必要がなくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、現像剤搬送装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機等の電子写真方式の画像形成装置、例えば、カラーのプリンタにおいては、感光体ドラムの表面を、帯電ローラによって帯電させ、LEDヘッドによって露光して静電潜像を形成し、該静電潜像に現像剤担持体としての現像ローラ上で薄層化されたトナーが静電的に付着させられてトナー像が形成され、該トナー像を転写ローラによって記録媒体としての用紙に転写した後、定着装置としての定着器において定着させるようになっている。また、転写後に前記感光体ドラム上に残留したトナーは、クリーニングブレードによって除去される。
前記感光体ドラム、帯電ローラ、現像ローラ、クリーニングブレード等を一体化し、画像形成ユニット(現像装置)としてプリンタの装置本体に対して着脱自在にしたものが提供されている。その場合、未使用のトナーを収容するトナー収容部が画像形成ユニットの本体に対して着脱自在にしたものも提供されている。
ところで、前記現像ローラには、トナーを供給するためのトナー供給ローラ、現像ローラ上に均一なトナー層を形成するための現像ブレード等が当接させて配設される。そして、現像ローラに供給される前のトナーは、画像形成ユニット内のホッパに一時的に貯蔵されるが、該ホッパ内のトナーを均一な状態にするためにトナーの搬送部材が配設され、該搬送部材によってトナーが循環させられる。このとき、前記搬送部材には、搬送するのに伴って付着したトナーを掻き落とすために、弾性部材が搬送部材に当接させて配設される(例えば、特許文献1参照。)。
特許第2921966号公報
しかしながら、前記従来のプリンタにおいては、搬送部材に当接させて弾性部材が配設されると、搬送部材の回転負荷が大きくなり、搬送部材を回転するために駆動部としてのモータの能力を高くする必要があり、モータが大型化してしまう。
本発明は、前記従来のプリンタの問題点を解決して、現像剤を掻き落とすために、駆動部の能力を高くする必要がなくなり、駆動部を小型化することができる現像剤搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の現像剤搬送装置においては、回転自在に配設され、棒状体、及び該棒状体の外周に所定のピッチで形成されたフライトを備え、該フライトに沿って溝が形成された現像剤搬送部材と、該現像剤搬送部材を回転させる駆動部と、複数の突起を備え、各突起の先端が前記溝に臨ませて配設され、前記現像剤搬送部材の回転に伴って変位させられ、現像剤搬送部材に付着した現像剤を掻き取る現像剤掻取部材とを有する。
そして、前記各突起のうちの少なくとも一つの変位するタイミングが、他の突起の変位するタイミングと異ならせて設定される。
本発明によれば、現像剤搬送装置においては、回転自在に配設され、棒状体、及び該棒状体の外周に所定のピッチで形成されたフライトを備え、該フライトに沿って溝が形成された現像剤搬送部材と、該現像剤搬送部材を回転させる駆動部と、複数の突起を備え、各突起の先端が前記溝に臨ませて配設され、前記現像剤搬送部材の回転に伴って変位させられ、現像剤搬送部材に付着した現像剤を掻き取る現像剤掻取部材とを有する。
そして、前記各突起のうちの少なくとも一つの変位するタイミングが、他の突起の変位するタイミングと異ならせて設定される。
この場合、前記各突起のうちの少なくとも一つの変位するタイミングが、他の突起の変位するタイミングと異ならせて設定されるので、現像剤を現像剤搬送部材から掻き落とすために、駆動部の能力を高くする必要がなくなり、駆動部を小型化することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像形成装置としてのカラーのプリンタについて説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概念図である。
図に示されるように、プリンタには、記録媒体としての用紙10の搬送方向における上流側から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色の画像形成部としての画像形成ユニット16Y、16M、16C、16Bkが配設され、該各画像形成ユニット16Y、16M、16C、16Bkに、像担持体としての感光体ドラム52Y、52M、52C、52Bkが配設される。
そして、該感光体ドラム52Y、52M、52C、52Bkの表面を露光して静電潜像を形成するために露光装置としての各LEDヘッド21Y、21M、21C、21Bkが、各画像形成ユニット16Y、16M、16C、16Bkと対向させて配設される。
また、該各画像形成ユニット16Y、16M、16C、16Bkの下方には、転写装置としての転写ユニットu1が配設される。該転写ユニットu1は、第1のローラとしての駆動ローラR1、第2のローラとしてのアイドルローラR2、駆動ローラR1とアイドルローラR2との間を張設する第1の転写部材としての、かつ、搬送部材としての搬送ベルト17、及び該搬送ベルト17を介してそれぞれ感光体ドラム52Y、52M、52C、52Bkと対向させて配設された第2の転写部材としての転写ローラ51Y、51M、51C、51Bkを備える。
また、前記プリンタの装置本体の下部に、用紙10を収容する媒体収容部としての給紙カセット11が配設され、該給紙カセット11の前端に隣接させて、用紙10を1枚ずつ分離して給紙する給紙機構が配設される。該給紙機構は、分離ローラ13を備え、給紙機構によって給紙された用紙10は、分離ローラ13の上部に配設された搬送ローラ部14に送られ、前記搬送ベルト17が走行させられるのに伴って、該搬送ベルト17によって搬送され、各画像形成ユニット16Y、16M、16C、16Bkと各転写ローラ51Y、51M、51C、51Bkとの間を通過する。該転写ローラ51Y、51M、51C、51Bkは、各画像形成ユニット16Y、16M、16C、16Bkにおいて、前記感光体ドラム52Y、52M、52C、52Bkによって形成された各色の現像剤像としてのトナー像を、前記用紙10に転写し、カラーのトナー像を形成する。
続いて、用紙10は、定着装置としての定着器18に送られ、該定着器18においてカラーのトナー像が用紙10に定着させられ、カラーの画像が形成される。そのために、前記定着器18は定着部材としての定着ローラ18a、加熱部材としての加熱ローラ18b、定着ベルト18c、及び該定着ベルト18cを介して定着ローラ18aと対向させて配設される加圧部材としての加圧ローラ18dを備える。
そして、定着器18から排出された用紙10は、搬送ローラ19によって搬送された後、排出機構としての排出搬送ローラ20によって装置本体外に排出され、カバー23上に積載される。
前記各画像形成ユニット16Y、16M、16C、16Bkは、プリンタの装置本体に対して着脱自在に配設され、そのために、前記カバー23が開閉自在に配設され、該カバー23の裏面に前記各LEDヘッド21Y、21M、21C、21Bkが取り付けられる。
次に、画像形成ユニット16Y、16M、16C、16Bkについて説明する。なお、該各画像形成ユニット16Y、16M、16C、16Bkは、いずれも構造が同じであるので、画像形成ユニット16Bkについて説明し、画像形成ユニット16Y、16M、16Cについては、説明を省略する。
図1は本発明の第1の実施の形態における画像形成ユニットの概略図、図3は本発明の第1の実施の形態における画像形成ユニットの要部拡大図、図4は本発明の第1の実施の形態におけるトナー搬送スパイラルの動作を示す図である。
図に示されるように、画像形成ユニット16Bkは、該画像形成ユニット16Bkの本体、すなわち、画像形成ユニット本体に対して着脱自在に配設された現像剤貯蔵容器としてのトナーカートリッジ26を備え、該トナーカートリッジ26に現像剤としてのトナー32を貯蔵し、現像剤補給部材としてのトナー補給ローラ31によって画像形成ユニット本体内にトナー32を補給する。また、画像形成ユニット16Bkは、外壁33を備え、該外壁33によってトナー32を貯蔵する。そして、前記トナーカートリッジ26内と画像形成ユニット本体内とを連通させるために、補給口34が長手方向に沿って形成される。
また、33aは現像剤一時貯蔵部としてのトナーホッパであり、該トナーホッパ33aは、トナーカートリッジ26から供給されたトナー32を一時的に貯蔵する。また、47は矢印a方向に回転自在に配設された現像剤供給部材としてのトナー供給ローラであり、35、36はトナー供給ローラ47に対して平行に、かつ、回転自在に配設された現像剤搬送部材としてのトナー搬送スパイラルである。前記トナー搬送スパイラル36は、トナー供給ローラ47の付近に対向させて配設され、トナー搬送スパイラル35は、前記トナー搬送スパイラル36より後方(用紙10の搬送方向における上流側)に、内壁37を隔ててトナー供給ローラ47と隔離させられて配設される。
そして、46は矢印b方向に回転自在に配設され、トナーを感光体ドラム52Bkに供給する現像剤担持体としての現像ローラ、48は現像ブレードであり、該現像ブレード48は、先端を現像ローラ46に接触させて配設され、現像ローラ46上に均一な厚さのトナー層を形成する。また、52Bkは矢印c方向に回転自在に配設された感光体ドラム、21BkはLEDヘッド、45は帯電装置としての帯電ローラ、49はクリーニング装置としてのクリーニングブレードであり、該クリーニングブレード49の先端は、感光体ドラム52Bkに当接させられる。なお、38は、クリーニングブレード49によって掻き取られたトナー32を回収するためのスパイラルであり、前記トナー搬送スパイラル35、36、及び駆動部によって現像剤搬送装置が構成される。
そして、前記トナー搬送スパイラル35、36は、いずれも、棒状体sh、及び該棒状体shの外周に、螺旋状に形成されたフライトftを備え、該各フライトftに沿って螺旋状の溝grが形成される。
また、61、62は、外壁33の底面33eに取り付けられた現像剤掻取部材としての突起部材であり、該突起部材61、62は、櫛歯状の形状を有し、前記底面33eに固定される取付部mt、及び該取付部mtから突出させて形成され、かつ、先端が前記トナー搬送スパイラル35、36の溝grに臨ませて形成された複数の突起61a、61b、61c、61d、61eを備える。前記突起部材61、62は、厚さが0.2〔mm〕程度の弾性体から成る板状体、本実施の形態においては、プラスチックフィルム板によって一体に形成され、各突起61a、61b、61c、61d、61eの先端は、棒状体shに当接させさせられる。
図3に示されるように、トナー搬送スパイラル35のフライトftの外周縁と内壁37との間隙をDaとし、トナー搬送スパイラル36のフライトftの外周縁とトナー供給ローラ47との間隙をDbとすると、前記トナー搬送スパイラル35、36を配設する第1の条件として、
Da≦10〔mm〕
Db≦10〔mm〕
にされる。なお、前記内壁37はトナー搬送スパイラル35に対して、トナー供給ローラ47はトナー搬送スパイラル36に対して他の部材を構成する。
また、図4に示されるように、トナー搬送スパイラル35のフライトftのリードを表すピッチをpcとし、突起部材61の各突起61a、61b、61c、61d、61e間の間隔をLa、Lb、Lc、Ld、Leとすると、トナー搬送スパイラル35を配設する第2の条件として、ピッチpcは一定にされ、トナー搬送スパイラル35を配設する第3の条件として、間隔La、Lb、Lc、Ld、Leのうちの少なくとも一つが、他の間隔と異ならせて設定され、本実施の形態においては、
La≠Lb≠Lc≠Ld≠Le
にされる。なお、同様に、トナー搬送スパイラル36のフライトftのピッチをpcとし、突起部材62の各突起62a、62b、62c、62d、62e間の間隔をLa、Lb、Lc、Ld、Leとすると、トナー搬送スパイラル36を配設する第2の条件として、ピッチpcは一定にされ、トナー搬送スパイラル36を配設する第3の条件として、間隔La、Lb、Lc、Ld、Leのうちの少なくとも一つが、他の間隔と異ならせて設定され、本実施の形態においては、
La≠Lb≠Lc≠Ld≠Le
にされる。
このとき、突起部材61、62の長手方向における図示されない部分については、第3の条件が繰り返し満たされるように設定することができ、また、長手方向における全体において各突起間の間隔をすべて異ならせて設定することができる。
次に、前記構成のプリンタの動作について説明する。
まず、図示されない外部装置から画像の形成、すなわち、印字の指令が出されると、用紙10(図2)は分離ローラ13によって分離させられ、搬送ローラ部14によって転写ユニットu1に送られる。このとき、感光体ドラム52Bk(図1)は、矢印c方向に回転させられ、帯電ローラ45によって、一様に、かつ、均一に帯電させられる。LEDヘッド21Bkは、感光体ドラム52Bkの表面を露光し、図示されない露光部の電位を0〔V〕付近まで低くして静電潜像を形成する。続いて、画像形成ユニット16Bk内のトナー32が静電潜像に付着させられ、トナー像が形成される。
次に、該トナー像は、転写ユニットu1によって用紙10に転写されてカラーのトナー像になり、該カラーのトナー像は、その後、定着器18によって用紙10に定着させられ、カラー画像になる。そして、前記用紙10は、搬送ローラ19及び排出搬送ローラ20によってプリンタの外部に排出され、カバー23上に積載される。
一方、画像形成ユニット16Bk内においては、トナー供給ローラ47が図示されない駆動部によって矢印a方向に回転させられ、現像ローラ46にトナー32を供給する。前記現像ローラ46は前記駆動部からの回転が伝達されて矢印b方向に回転させられ、トナー供給ローラ47から供給されたトナー32を受ける。前記現像ローラ46上のトナー32は、現像ブレード48によって薄層に形成され、かつ、帯電させられる。
ところで、トナー像が転写された後の感光体ドラム52Bkには、トナー32が残留するので、クリーニングブレード49が感光体ドラム52Bk上に残留したトナー32を掻き落とし、スパイラル38に回収されたトナー32は画像形成ユニット16Bkの外部に排出される。
このとき、トナー搬送スパイラル35は前記駆動部からの回転によって矢印d方向に回転させられ、トナーホッパ33aの上部に形成された補給口34から補給されたトナー32を、図3においては用紙10の奥側に向けて、図4においては矢印e方向に搬送する。さらに、トナー搬送スパイラル36は、前記駆動部から回転が伝達されると矢印f方向に回転させられ、トナーホッパ33aの奥側の端部のトナー32を、図3において用紙10の手前側に向けて搬送する。
したがって、トナー32はトナーホッパ33a内において画像形成ユニット16Bkにおける長手方向に循環する流れを形成する。そして、トナー搬送スパイラル35が回転するとき、突起部材61の各突起61a、61b、61c、61d、61eは、フライトftに当たると、該フライトftに沿って変位し、撓み、棒状体shと接触する位置Aから、フライトftの外周と接触する位置Bに変位し、その後、復元力によって位置Aまで戻る。このように、各突起61a、61b、61c、61d、61eは、フライトftの外周方向に変位して該フライトftを乗り越えるたびに位置Aと位置Bとの間を矢印g方向に変位し、振動して、トナー搬送スパイラル35に付着したトナー32を掻き落とす。
また、突起部材61が位置Bから位置Aに変位するとき、内壁37及びトナー搬送スパイラル35によって構成される空間33bから矢印d方向にトナーホッパ33a内のトナー32が移動する。さらに、トナー搬送スパイラル35の溝grのピッチpcが前記第2の条件を満たし、各突起61a、61b、61c、61d、61e間の間隔La、Lb、Lc、Ld、Leとトナー搬送スパイラル61の溝grのピッチpcとが異なり、前記第3の条件を満たすので、各突起61a、61b、61c、61d、61eのうちの少なくとも一つがフライトftを乗り越えるタイミングが、他の突起がフライトftを乗り越えるタイミングと異ならせて設定される。したがって、各突起61a、61b、61c、61d、61eが振動する位相を異ならせることができるので、トナー搬送スパイラル35の溝grに付着したトナー32を効果的に掻き落とすことができる。
なお、トナー搬送スパイラル36及び突起部材62の動作についても同様であるので説明を省略する。
図5は本発明の第1の実施の形態における各突起がトナー搬送スパイラルに与える負荷を示すタイムチャート、図6は本発明の第1の実施の形態における各突起がトナー搬送スパイラルに与える負荷の合計を示すタイムチャートである。
各突起61a、61b、61c、61d、61eは、フライトftを乗り越えるときに、図5に示されるように、トナー搬送スパイラル35に負荷を与える。仮に、各突起61a、61b、61c、61d、61eがフライトftを乗り越えるタイミングが同じである場合、各突起61a、61b、61c、61d、61eがトナー搬送スパイラル35に与える負荷の合計は、図6の線Cで示されるように、それぞれがトナー搬送スパイラル35に与える負荷の5倍になるが、本実施の形態においては、各突起61a、61b、61c、61d、61eがフライトftを乗り越えるタイミングが異なるので、各突起61a、61b、61c、61d、61eがトナー搬送スパイラル35に与える負荷の合計は、図6の線Dで示されるように、それぞれがトナー搬送スパイラル35に与える負荷の3倍以下になる。
このように、各突起61a、61b、61c、61d、61eがトナー搬送スパイラル35に負荷を与えるタイミングが異ならせてあるので、負荷の合計を小さくすることができる。また、トナー搬送スパイラル36においても同様に、各突起62a、62b、62c、62d、62eがトナー搬送スパイラル36に負荷を与えるタイミングが異ならせてあるので、負荷の合計を小さくすることができる。したがって、トナー32を突起部材61、62から掻き落とすために、駆動部の能力を高くする必要がなくなり、駆動部を小型化することができる。
さらに、空間33bは前記第1の条件を満たすように、比較的狭い空間を構成しているので、トナー32はトナーホッパ33aの他の場所よりも停留しやすくなるが、矢印d方向に移動するトナー32の量を安定させることができる。したがって、搬送スパイラル35、36は、トナー32が付着していないときでも、搬送能力を保持することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態における画像形成ユニットの構造については、前記第1の実施の形態における画像形成ユニットの構造と同様であるので、図1及び3を援用して説明する。
本実施の形態においては、トナー搬送スパイラル35、36の溝grのピッチをpcとし、突起部材61の各突起61a、61b、61c、61d、61eの間隔をLa、Lb、Lc、Ld、Leとすると、トナー搬送スパイラル35を配設する第1の条件において、ピッチpcは一定にされ、トナー搬送スパイラル35を配設する第2の条件において、
La=Lb=Lc=Ld=Le=L1
にされ、トナー搬送スパイラル35を配設する第3の条件として、
L1≠(1/n)・pc (nは整数)
にされる。
そして、各突起61a、61b、61c、61d、61eはフライトftによって挟まれる溝grに一つ以上配設される。
図7は本発明の第2の実施の形態における各突起がトナー搬送スパイラルに与える負荷を示すタイムチャート、図8は本発明の第2の実施の形態における各突起がトナー搬送スパイラルに与える負荷の合計を示すタイムチャートである。
各突起61a、61b、61c、61d、61eは、フライトftを乗り越えるときに、図7に示されるように、トナー搬送スパイラル35に負荷を与える。仮に、各突起61a、61b、61c、61d、61eがフライトftを乗り越えるタイミングが同じである場合、各突起61a、61b、61c、61d、61eがトナー搬送スパイラル35に与える負荷の合計は、図8の線Cで示されるように、それぞれがトナー搬送スパイラル35に与える負荷の5倍になるが、本実施の形態においては、各突起61a、61b、61c、61d、61eがフライトftを乗り越えるタイミングが異なるので、各突起61a、61b、61c、61d、61eがトナー搬送スパイラル35に与える負荷の合計は、図8の線Eで示されるように、それぞれがトナー搬送スパイラル35に与える負荷の2倍以下になる。
また、前記第2の条件が満たされ、各間隔La、Lb、Lc、Ld、Leが等しいので、溝grにおけるトナー32の掻取りにばらつきがなく、安定させることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1、第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図9は本発明の第3の実施の形態における画像形成ユニットの概略図、図10は本発明の第3の実施の形態における画像形成ユニットの要部拡大図、図11は本発明の第3の実施の形態におけるトナー搬送スパイラルの動作を示す図である。
図に示されるように、突起部材71の各突起71a、71b、71c、71d、71eは、トナー搬送スパイラル35によるトナー32の搬送方向(矢印e方向)に撓むように底面33eに固定され、先端が溝gr内に臨み、かつ、棒状体shに当接させられる。
また、図10に示されるように、トナー搬送スパイラル35のフライトftの外周縁と内壁37との間隙をDaとし、トナー搬送スパイラル36のフライトftの外周縁とトナー供給ローラ47との間隙をDbとすると、トナー搬送スパイラル35、36を配設する第1の条件として、
Da≦10〔mm〕
Db≦10〔mm〕
にされる。
また、図11に示されるように、トナー搬送スパイラル35のフライトftのピッチをpcとし、突起部材71の各突起71a、71b、71c、71d、71e間の間隔をLa、Lb、Lc、Ld、Leとすると、トナー搬送スパイラル35を配設する第2の条件として、ピッチpcは一定にされ、トナー搬送スパイラル35を配設する第3の条件として、間隔La、Lb、Lc、Ld、Leのうちの一つが、他の間隔と異ならせて設定され、本実施の形態においては、
La≠Lb≠Lc≠Ld≠Le
にされる。なお、同様に、トナー搬送スパイラル36のフライトftのピッチをpcとし、突起部材72の各突起72a、72b、72c、72d、72e間の間隔をLa、Lb、Lc、Ld、Leとすると、トナー搬送スパイラル36を配設する第2の条件として、ピッチpcは一定にされ、トナー搬送スパイラル36を配設する第3の条件として、間隔La、Lb、Lc、Ld、Leのうちの一つが、他の間隔と異ならせて設定され、本実施の形態においては、
La≠Lb≠Lc≠Ld≠Le
にされる。
次に、前記構成のプリンタの動作について説明する。
この場合、トナー搬送スパイラル35が矢印d方向に回転するとき、突起部材71の各突起71a、71b、71c、71d、71eは、フライトftに当たると、フライトftに沿って撓み、棒状体shと接触する位置Eから、フライトftの外周と接触する位置Fに変位し、その後、復元力によって位置Eまで戻る。このように、各突起71a、71b、71c、71d、71eは、フライトftの外周方向に変位して該フライトftを乗り越えるたびに位置Eと位置Fとの間を矢印h方向に変位し、振動して、トナー搬送スパイラル35の溝grに付着したトナー32を掻き落とす。
また、各突起71a、71b、71c、71d、71e間の間隔La、Lb、Lc、Ld、Leが互いに異ならせてあり、各突起71a、71b、71c、71d、71eがトナー搬送スパイラル35に負荷を与えるタイミングが異ならせてあるので、負荷の合計を小さくすることができる。また、トナー搬送スパイラル36においても同様に、各突起72a、72b、72c、72d、72eがトナー搬送スパイラル36に負荷を与えるタイミングが異ならせてあるので、負荷の合計を小さくすることができる。したがって、トナー32を突起部材71、72から掻き落とすために、駆動部の能力を高くする必要がなくなり、駆動部を小型化することができる。
また、突起71a、71b、71c、71d、71eの振動方向とトナーの搬送方向とが同じであるので、フライトftの面に対して突起71a、71b、71c、71d、71eが面で当接する。したがって、溝gr内の比較的広範囲の部分に付着したトナー32を効果的に掻き落とすことができる。
本実施の形態において、各突起71a、71b、71c、71d、71e、72a、72b、72c、72d、72eは、第1の実施の形態と同様に、第3の条件を満たすように配設されるが、第2の実施の形態と同様に、第2、第3の条件を満たすように配設することができる。
また、本実施の形態においては、画像形成ユニット16Y、16M、16C、16Bkについて説明しているが、本発明をクリーニング装置、トナーカートリッジ26、転写ユニットu1、定着器16等のトナー32が存在する装置に適用することができる。そして、本実施の形態においては、画像形成装置のうちのプリンタについて説明しているが、本発明を、画像処理装置のうちの複写機、ファクシミリ装置、複合機等に適用することができる。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における画像形成ユニットの概略図である。 本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概念図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成ユニットの要部拡大図である。 本発明の第1の実施の形態におけるトナー搬送スパイラルの動作を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における各突起がトナー搬送スパイラルに与える負荷を示すタイムチャートである。 本発明の第1の実施の形態における各突起がトナー搬送スパイラルに与える負荷の合計を示すタイムチャートである。 本発明の第2の実施の形態における各突起がトナー搬送スパイラルに与える負荷を示すタイムチャートである。 本発明の第2の実施の形態における各突起がトナー搬送スパイラルに与える負荷の合計を示すタイムチャートである。 本発明の第3の実施の形態における画像形成ユニットの概略図である。 本発明の第3の実施の形態における画像形成ユニットの要部拡大図である。 本発明の第3の実施の形態におけるトナー搬送スパイラルの動作を示す図である。
符号の説明
32 トナー
35、36 トナー搬送スパイラル
61、62、71、72 突起部材
61a、61b、61c、61d、61e、62a、62b、62c、62d、62e、71a、71b、71c、71d、71e、72a、72b、72c、72d、72e 突起
ft フライト
gr 溝
sh 棒状体

Claims (9)

  1. (a)回転自在に配設され、棒状体、及び該棒状体の外周に所定のピッチで形成されたフライトを備え、該フライトに沿って溝が形成された現像剤搬送部材と、
    (b)該現像剤搬送部材を回転させる駆動部と、
    (c)複数の突起を備え、各突起の先端が前記溝に臨ませて配設され、前記現像剤搬送部材の回転に伴って変位させられ、現像剤搬送部材に付着した現像剤を掻き取る現像剤掻取部材とを有するとともに、
    (d)前記各突起のうちの少なくとも一つの変位するタイミングが、他の突起の変位するタイミングと異ならせて設定されることを特徴とする現像剤搬送装置。
  2. 前記現像剤掻取部材は、弾性体で形成される請求項1に記載の現像剤搬送装置。
  3. 前記各突起は、現像剤搬送部材の回転に伴って、フライトの外周方向に変位してフライトを乗り越える請求項1に記載の現像剤搬送装置。
  4. 前記各突起間の間隔のうちの少なくとも一つが、他の間隔と異ならせて設定される請求項1に記載の現像剤搬送装置。
  5. 前記各突起間の間隔をL1とし、前記フライトのピッチをpcとし、nを整数としたとき、
    L1≠(1/n)・pc
    にされる請求項1に記載の現像剤搬送装置。
  6. 前記各突起は、一体化させて形成される請求項1に記載の現像剤搬送装置。
  7. 前記各突起は、前記現像剤搬送部材の回転に伴って、現像剤の搬送方向に変位させられる請求項1に記載の現像剤搬送装置。
  8. 前記現像剤搬送部材は、前記フライトの外周縁と他の部材との間隔が10〔mm〕以下になるように配設される請求項1に記載の現像剤搬送装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の現像剤搬送装置を備えた画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015036803A (ja) * 2013-08-16 2015-02-23 株式会社沖データ 現像剤搬送装置及び画像形成装置

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