JP4708374B2 - 画像形成ユニット及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成ユニット及び画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真式のプリンタ、複写機、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置、例えば、プリンタにおいては、画像形成ユニットが配設され、該画像形成ユニットに感光体ドラム、帯電ローラ、現像器等が配設される。そして、帯電ローラによって一様に、かつ、均一に帯電させられた感光体ドラムの表面をLEDヘッドによって露光して静電潜像を形成し、該静電潜像を現像器によって現像してトナー像を形成し、該トナー像を転写ローラによって用紙に転写し、定着器によって定着させることにより、画像を形成し、印刷を行うようになっている。
ところで、前記画像形成ユニットにおいて、転写後に感光体ドラムの表面に残留したトナーは、クリーニングブレードによって掻き取られ、スパイラルによって搬送部に送られ、該搬送部において現像剤搬送部材によって搬送された後、ギヤ形状を有する従動スパイラルにより、排出部から排出される(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3281595号公報
しかしながら、前記従来のプリンタにおいては、前記従動スパイラルによって搬送ベルト上のトナーをすべて除去することができず、搬送ベルト上にトナーが残留してしまう。その結果、搬送ベルトを走行させるためのトルクが大きくなってしまう。
本発明は、前記従来のプリンタの問題点を解決して、現像剤搬送部材を走行させるためのトルクを小さくすることができる画像形成ユニット及び画像形成装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の画像形成ユニットにおいては、転写後に像担持体の表面に残留した現像剤を除去するクリーニング装置と、前記クリーニング装置によって除去された現像剤を、複数の凹部に収容した状態で搬送する現像剤搬送部材と、前記現像剤を回収して収容する現像剤回収部と、前記現像剤搬送部材によって搬送された現像剤を、前記現像剤回収部に送る掻取搬送部材とを有する。
そして、該掻取搬送部材は、前記各凹部内の現像剤を掻き取るための鉤部を備える。
本発明によれば、画像形成ユニットにおいては、転写後に像担持体の表面に残留した現像剤を除去するクリーニング装置と、前記クリーニング装置によって除去された現像剤を、複数の凹部に収容した状態で搬送する現像剤搬送部材と、前記現像剤を回収して収容する現像剤回収部と、前記現像剤搬送部材によって搬送された現像剤を、前記現像剤回収部に送る掻取搬送部材とを有する。
そして、該掻取搬送部材は、前記各凹部内の現像剤を掻き取るための鉤部を備える。
この場合、前記掻取搬送部材が、前記各凹部内の現像剤を掻き取るための鉤部を備えるので、凹部に収容された現像剤は、凹部の内周面に押し付けられることなく、効果的に掻き取られる。したがって、現像剤搬送部材を走行させるためのトルクを小さくすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像形成装置としてのプリンタについて説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概略図、図3は本発明の第1の実施の形態における画像形成ユニットの概念図である。
図2において、51はロワフレーム、52はアッパフレームであり、前記ロワフレーム51における下部に媒体収容部としての給紙カセット11が配設され、該給紙カセット11のスタッカ53に媒体としての図示されない用紙が収容される。前記給紙カセット11の前端に隣接させて、用紙を1枚ずつ分離させて給紙するための給紙機構が配設される。
該給紙機構は、給紙ローラ12及び分離ローラ13を備え、給紙機構によって搬送路Rtに給紙された用紙は、上方に配設された搬送ローラ14に送られ、更に搬送ローラ15に送られた後、媒体厚検出部54によって紙厚が検出された後、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの各色の画像を形成する画像形成部としての画像形成ユニット16Bk、16Y、16M、16Cに供給される。
該各画像形成ユニット16Bk、16Y、16M、16Cは、プリンタの本体、すなわち、装置本体に対してプロセスカートリッジとして着脱自在に配設され、像担持体としての感光体ドラム31Bk、31Y、31M、31C等を備える。また、前記各画像形成ユニット16Bk、16Y、16M、16Cに対応させて、露光装置としてのLEDヘッド22Bk、22Y、22M、22Cが、前記各感光体ドラム31Bk、31Y、31M、31Cと対向させて配設され、各感光体ドラム31Bk、31Y、31M、31Cの表面を露光して潜像としての静電潜像を形成する。
また、前記各画像形成ユニット16Bk、16Y、16M、16Cに沿って、転写ユニットu1が配設され、該転写ユニットu1は、駆動ローラr1、従動ローラr2、前記駆動ローラr1と従動ローラr2との間に張設され、走行自在に配設された媒体搬送部材としての媒体搬送ベルト17、及び該媒体搬送ベルト17を挟み、前記感光体ドラム31Bk、31Y、31M、31Cと対向させて配設された転写部材としての転写ローラ21Bk、21Y、21M、21Cを備える。
前記用紙は、前記媒体搬送ベルト17が走行させられるのに伴って搬送され、画像形成ユニット16Bk、16Y、16M、16Cと転写ローラ21Bk、21Y、21M、21Cとの間を通過し、該各転写ローラ21Bk、21Y、21M、21Cは、各画像形成ユニット16Bk、16Y、16M、16Cにおいて形成された各色の現像剤像としてのトナー像を、用紙に順次重ねて転写し、カラーのトナー像を形成する。
続いて、用紙は、定着装置としての定着器18に送られ、該定着器18においてカラーのトナー像が用紙に定着させられ、カラーの画像が形成される。そして、定着器18から排出された用紙は、搬送ローラ19によって搬送された後、排出搬送ローラ20によってスタッカ55に排出される。
次に、前記画像形成ユニット16Bk、16Y、16M、16Cについて説明する。なお、該画像形成ユニット16Bk、16Y、16M、16Cは、いずれも構造が同じであるので、画像形成ユニット16Bkについて説明し、画像形成ユニット16Y、16M、16Cについては、説明を省略する。
図3に示されるように、前記画像形成ユニット16Bkの本体、すなわち、画像形成ユニット本体37に対して、現像剤としてのトナーを収容した現像剤カートリッジとしてのトナーカートリッジ41が着脱自在に配設され、該トナーカートリッジ41から前記画像形成ユニット本体37内に配設された現像器30にトナーが供給される。そのために、トナーカートリッジ41における現像剤収容体としてのケース43の下面に現像剤供給口としてのトナー供給口44が形成され、該トナー供給口44を開閉するために、開閉部材としてのシャッタ42が移動自在に、本実施の形態においては、回動自在に配設される。該シャッタ42には開口部42aが形成され、シャッタ42と一体に形成された操作部としての図示されない操作レバーを回動させ、シャッタ42を移動、本実施の形態においては、シャッタ42を回動させ、前記トナー供給口44と開口部42aとを合わせることによって、トナー供給口44を開放することができる。また、操作レバーを回動させ、シャッタ42を回動させ、前記トナー供給口44と開口部42aとずらすことによって、トナー供給口44を閉鎖することができる。
一方、画像形成ユニット本体37には、トナーカートリッジ41をセットするために、凹面から成る取付面が形成され、該取付面に前記トナー供給口44と対応させて現像剤補給口としてのトナー補給口45が形成される。したがって、トナー供給口44が開放されると、トナーカートリッジ41内のトナーがトナー補給口45を介して画像形成ユニット本体37内に供給される。
ところで、画像形成ユニット16Bkは、感光体ドラム31Bk、該感光体ドラム31Bkの表面を一様に、かつ、均一に帯電させる帯電装置としての帯電ローラ32、トナーを保持する現像剤担持体としての現像ローラ33、該現像ローラ33にトナーを供給する現像剤供給部材としてのトナー供給ローラ34、前記現像ローラ33上に供給されたトナーを均一に薄層化する現像剤層規制部材としての現像ブレード35、及びトナ−像の転写後に感光体ドラム31Bkに残留したトナーを除去するクリーニング装置としてのクリーニングブレード36を備える。
前記感光体ドラム31Bkは、アルミニウム等から成る導電性基層、及び有機感光体から成る表層によって形成され、帯電ローラ32は、導電性の金属シャフトにエピクロルヒドリンゴム等の半導電性のロール状のゴムを被覆して形成され、現像ローラ33は、導電性の金属シャフトにシリコーン等の半導電性のゴムを被覆して形成され、トナー供給ローラ34は、導電性の金属シャフトに、トナーの搬送性を向上させるために、混練時に、発泡剤を添加して形成されたゴムを被覆して形成される。
前記帯電ローラ32、現像ローラ33及びクリーニングブレード36は前記感光体ドラム31Bkと接触させて配設され、前記トナー供給ローラ34及び現像ブレード35は現像ローラ33と接触させて配設される。また、図示されない現像ローラ用の電源、トナー供給ローラ用の電源及び現像ブレード用の電源がそれぞれ前記現像ローラ33、トナー供給ローラ34及び現像ブレード35と接続され、現像ローラ33、トナー供給ローラ34及び現像ブレード35に負の極性の電圧がバイアス電圧として印加される。
前記構成のプリンタにおいて、印刷時に、前記現像ローラ33及びトナー供給ローラ34は、現像剤供給用の駆動部としての図示されない駆動モータによって、いずれも反時計回りに回転させられ、トナー供給ローラ34によって現像ローラ33にトナーが供給される。そして、前記現像ローラ33に供給されたトナーは、現像ローラ33の回転に伴って現像ローラ33と前記現像ブレード35との接触部に送られ、現像ブレード35によって余剰のトナーが掻き落とされ、薄層化され、その後、現像ローラ33の回転に伴って感光体ドラム31Bkに送られる。
一方、該感光体ドラム31Bkは、画像形成用の駆動部としての図示されないドラムモータを駆動することによって所定の方向(矢印方向)に回転させられ、感光体ドラム31Bkの回転に伴って、該感光体ドラム31Bkの表面は、帯電ローラ32によって一様に、かつ、均一に帯電させられ、LEDヘッド22Bkによって露光されて静電潜像が形成され、該静電潜像に前記現像ローラ33上のトナーが静電的に付着させられてトナー像が形成される。
このようにして、感光体ドラム31Bk上にトナー像が形成されると、該トナー像は転写ローラ21Bkによって用紙に転写される。そのために、媒体搬送ベルト17及び転写ローラ21Bkに正の極性の電圧が印加される。
トナ−像の転写後に、感光体ドラム31Bkの表面に残留したトナーは、クリーニングブレード36によって掻き取られ、除去される。
次に、クリーニングブレード36によって掻き取られ、除去されたトナーを回収するための回収装置について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における画像形成ユニットのサイドフレーム内の構造を示す図、図4は本発明の第1の実施の形態における画像形成ユニットの斜視図、図5は本発明の第1の実施の形態における排出スパイラルの斜視図、図6は本発明の第1の実施の形態における排出スパイラルの正面図、図7は図6のX−X断面図である。
ところで、図4に示されるように、画像形成ユニット本体37は、一端、本実施の形態においては、用紙の搬送方向に向かって左側の端部にサイドフレーム61を備え、前記トナーカートリッジ41の上方の一端、本実施の形態においては、サイドフレーム61側に、クリーニングブレード36(図3)によって掻き取られたトナーを回収し、収容するための現像剤回収部としての廃トナー回収室66が配設される。
そして、画像形成ユニット本体37内におけるクリーニングブレード36の下方に第1の現像剤搬送部が、サイドフレーム61内に第2の現像剤搬送部が、サイドフレーム61と廃トナー回収室66との間に第3の現像剤搬送部が設定され、第1の現像剤搬送部に、第1の現像剤搬送部材としての、かつ、回収搬送部材としてのスパイラル62が回転自在に配設され、第2の現像剤搬送部に、第2の現像剤搬送部材としての、かつ、主搬送部材としての搬送ベルト64が走行自在に配設され、第3の現像剤搬送部に、第3の現像剤搬送部材としての、かつ、掻取搬送部材としての排出スパイラル65が回転自在に配設される。
そして、クリーニングブレード36によって掻き取られたトナーは、スパイラル62が回転させられるのに伴って矢印A方向に搬送され、サイドフレーム61に送られる。該サイドフレーム61には、搬送ベルト64を案内し、走行させるための案内路としての案内溝61mが所定の形状で形成され、該案内溝61mに前記搬送ベルト64が配設される。該搬送ベルト64には、図1に示されるように、外側の表面に、所定のピッチで複数の歯64aが突出させて形成され、歯64a間にトナーを収容する凹部としての歯溝64bが形成され、前記搬送ベルト64は、各歯溝64b内にトナーを収容した状態で走行させられ、前記スパイラル62に臨ませて設定された搬入部から、排出スパイラル65に臨ませて設定された搬出部までトナーを搬送する。
また、前記搬送ベルト64を走行させるために、回転要素としてのギヤ63が配設され、該ギヤ63は、前記搬送ベルト64と噛合させられるとともに、現像剤搬送用の駆動部としての図示されないモータと連結される。そして、現像器30が作動させられるのに伴って、前記モータが駆動されると、それに伴って発生させられた回転が前記ギヤ63に伝達され、該ギヤ63が矢印B方向に回転させられる。
これに伴って、搬送ベルト64は、前記案内溝61mに沿って矢印C方向に走行させられ、サイドフレーム61に送られたトナーを歯溝64bに収容した状態で搬送し、排出スパイラル65に送る。なお、67は矢印D方向に回転させられ、搬送ベルト64を案内し、円滑に走行させるためのプーリである。
また、排出スパイラル65は、図5に示されるように、噛合部材としての、かつ、掻取部材としてのヘッド65a、及び該ヘッド65aと一体に形成された搬送部材としてのスパイラル65bを備え、前記ヘッド65aと搬送ベルト64が噛合させられる。
前記ヘッド65aには、駒(かぎ)爪状の複数の、本実施の形態においては、11個の歯68が等ピッチで、かつ、径方向外方に向けて突出させて形成され、各歯68間に歯溝69が形成される。そして、各歯68の先端に、排出スパイラル65の回転方向における下流側に向けて、鉤部としての掻取り部70が突出させて形成される。そして、搬送ベルト64が走行させられると、排出スパイラル65は、矢印E方向に回転させられ、前記搬送ベルト64における歯溝64bに収容されたトナーを掻き取り、掻き取ったトナーを矢印F方向に搬送し、廃トナー回収室66に送る。
前記各歯68の回転方向における下流側の、現像剤を掻き取る面、すなわち、現像剤掻取面s1は、トナーを廃トナー回収室66側に案内する現像剤案内部として機能する。そのために、現像剤掻取面s1は、排出スパイラル65の中心から径方向外方に向けて放射状に延在させて、かつ、排出スパイラル65の軸に対して、零(0)〔°〕より大きい所定の角度αだけ傾斜させて形成される。なお、ヘッド65aにおけるスパイラル65bと接する側をスパイラル65b側とし、スパイラル65bと反対側をヘッド65a側としたとき、前記現像剤掻取面s1は、ヘッド65a側になるほど回転方向における下流側に位置させられ、スパイラル65b側になるほど回転方向における上流側に位置させられる。
次に、前記排出スパイラル65がトナーを掻き取る際の動作について説明する。
図8は本発明の第1の実施の形態における排出スパイラルの動作を示す第1の図、図9は本発明の第1の実施の形態における排出スパイラルの動作を示す第2の図、図10は本発明の第1の実施の形態における排出スパイラルの動作を示す第3の図、図11は本発明の第1の実施の形態における現像剤掻取面の機能を説明する図である。
図に示されるように、搬送ベルト64が矢印C方向に走行させられ、排出スパイラル65が矢印E方向に回転させられる。この場合、排出スパイラル65において、各歯68の先端に掻取り部70が形成されるので、搬送ベルト64の歯溝64b内に収容されたトナー71は、歯溝64bの内周面に押し付けられることなく、効果的に掻き取られる。
また、前記各歯68の現像剤掻取面s1は、排出スパイラル65の軸に対して角度αだけ傾斜させられるので、掻き取られたトナー71は、排出スパイラル65の回転に伴って、現像剤掻取面s1に沿ってスパイラル65b側に案内され、移動させられ、強制的にヘッド65aから排出される。したがって、各歯68が次の歯溝64bと噛み合うタイミングまでに、歯溝69内のトナー71が除去されるので、新たに十分な量のトナー71を掻き取ることができる。
その結果、搬送ベルト64が排出スパイラル65からスパイラル62の部分に戻る間に、歯溝64b内に残留するトナー71の量を少なくすることができるので、搬送ベルト64を走行させるためのトルクを小さくすることができる。
次に、排出スパイラルの比較例の動作について説明する。
図12は本発明の第1の実施の形態における排出スパイラルの比較例の動作を示す第1の図、図13は本発明の第1の実施の形態における排出スパイラルの比較例の動作を示す第2の図、図14は本発明の第1の実施の形態における排出スパイラルの比較例の動作を示す第3の図である。
図において、64は搬送ベルト、165は排出スパイラル、64a、168は歯、64b、169は歯溝である。前記歯168は、根元から離れるほど歯幅が小さくなるように形成される。
この場合、搬送ベルト64が矢印C方向に走行させられ、排出スパイラル165が矢印E方向に回転させられると、搬送ベルト64の歯溝64b内に収容されたトナー71は、歯168によって掻き取られる。ところが、該歯168の先端に掻取り部が形成されていないので、歯溝64b内のトナー71は十分に掻き取られず、歯溝64bの内周面に押し付けられてしまう。
このように、比較例においては、搬送ベルト64からトナー71を十分に掻き取ることができないので、搬送ベルト64上にトナー71が残留してしまう。
また、歯168の現像剤掻取面が傾斜させられていないので、歯溝169内のトナー71が除去されにくくなり、前回、掻き取ったトナー71が残留したまま、再度搬送ベルト64上のトナー71を掻き取ろうとする。したがって、十分な量のトナー71を掻き取るのが困難になってしまう。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図15は本発明の第2の実施の形態における画像形成ユニットのサイドフレーム内の構造を示す図、図16は本発明の第2の実施の形態における排出スパイラルの斜視図、図17は本発明の第2の実施の形態における排出スパイラルの正面図、図18は図17のY−Y断面図である。
この場合、画像形成ユニット本体37(図3)内におけるクリーニング装置としてのクリーニングブレード36の下方に第1の現像剤搬送部が、サイドフレーム61内に第2の現像剤搬送部が、サイドフレーム61と現像剤回収部としての廃トナー回収室66との間に第3の現像剤搬送部が設定され、第1の現像剤搬送部に、第1の現像剤搬送部材としての、かつ、回収搬送部材としてのスパイラル62が、回転自在に配設され、第2の現像剤搬送部に、第2の現像剤搬送部材としての、かつ、主搬送部材としての搬送ベルト64が走行自在に配設され、第3の現像剤搬送部に、第3の現像剤搬送部材としての、かつ、掻取搬送部材としての排出スパイラル265が回転自在に配設される。
また、排出スパイラル265は、図16に示されるように、噛合部材としての、かつ、掻取部材としてのヘッド265a、及び該ヘッド265aと一体に形成された搬送部材としてのスパイラル265bを備え、前記ヘッド265aと搬送ベルト64が噛合させられる。
前記ヘッド265aには、駒爪状の複数の、本実施の形態においては、11個の歯268が等ピッチで、かつ、径方向外方に向けて突出させて形成され、各歯268間に歯溝269が形成される。そして、各歯268の先端に、排出スパイラル265の回転方向における下流側に向けて、鉤部としての掻取り部270が突出させて形成される。そして、搬送ベルト64が走行させられると、排出スパイラル265は矢印E方向に回転させられ、前記搬送ベルト64における歯溝64bに収容されたトナーを掻き取る。
前記各歯268の回転方向における下流側の現像剤掻取面s2は、現像剤としてのトナー71(図14)を廃トナー回収室66側に案内する第1の現像剤案内部として機能する。そのために、現像剤掻取面s2は、図17に示されるように、排出スパイラル265の中心から径方向外方に向けて放射状に延在する面に対して、零〔°〕より大きい所定の角度γだけ回転方向における下流側に向けて傾斜させて形成される。また、前記歯溝269の底面s3は、トナー71を廃トナー回収室66側に案内する第2の現像剤案内部として機能する。そのために、前記底面s3は、排出スパイラル265の軸に対して、零〔°〕より大きい所定の角度βだけ傾斜させられる。なお、ヘッド265aにおけるスパイラル265bと接する側をスパイラル265b側とし、スパイラル265bと反対側をヘッド265a側としたとき、前記底面s3は、ヘッド265a側になるほど径方向外側に位置させられ、スパイラル265b側になるほど径方向内側に位置させられる。
次に、前記排出スパイラル265がトナーを掻き取る際の動作について説明する。
図19は本発明の第2の実施の形態における排出スパイラルの動作を示す第1の図、図20は本発明の第2の実施の形態における排出スパイラルの動作を示す第2の図、図21は本発明の第2の実施の形態における排出スパイラルの動作を示す第3の図、図22は本発明の第2の実施の形態における排出スパイラルの歯溝の底面の機能を説明する図である。
図に示されるように、搬送ベルト64が矢印C方向に走行させられ、排出スパイラル265が矢印E方向に回転させられる。この場合、排出スパイラル265において、各歯268の先端に掻取り部270が形成されるので、搬送ベルト64の歯溝64b内に収容されたトナー71は効果的に掻き取られる。
また、現像剤掻取面s2が角度γだけ回転方向における下流側に向けて傾斜させて形成されるので、前記掻き取られたトナー71は、排出スパイラル265の回転に伴って、径方向内方に向けて付勢され、かつ、移動させられる。
そして、前記歯溝269の底面s3は、排出スパイラル265の軸に対して、零〔°〕より大きい所定の角度βだけ傾斜させられるので、径方向内方に向けて移動させられたトナー71は、排出スパイラル265の回転に伴って、底面s3に沿ってスパイラル265b側に向けて案内され、移動させられ、強制的にヘッド265aから排出される。したがって、各歯268が次の歯溝64bと噛み合うタイミングまでに、歯溝269内のトナー71が除去されるので、新たに十分な量のトナー71を掻き取ることができる。
前記各実施の形態においては、プリンタについて説明しているが、本発明を、複写機、ファクシミリ装置、複合機等に適用することができる。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における画像形成ユニットのサイドフレーム内の構造を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概略図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成ユニットの概念図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成ユニットの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における排出スパイラルの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における排出スパイラルの正面図である。 図6のX−X断面図である。 本発明の第1の実施の形態における排出スパイラルの動作を示す第1の図である。 本発明の第1の実施の形態における排出スパイラルの動作を示す第2の図である。 本発明の第1の実施の形態における排出スパイラルの動作を示す第3の図である。 本発明の第1の実施の形態における現像剤掻取面の機能を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態における排出スパイラルの比較例の動作を示す第1の図である。 本発明の第1の実施の形態における排出スパイラルの比較例の動作を示す第2の図である。 本発明の第1の実施の形態における排出スパイラルの比較例の動作を示す第3の図である。 本発明の第2の実施の形態における画像形成ユニットのサイドフレーム内の構造を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における排出スパイラルの斜視図である。 本発明の第2の実施の形態における排出スパイラルの正面図である。 図17のY−Y断面図である。 本発明の第2の実施の形態における排出スパイラルの動作を示す第1の図である。 本発明の第2の実施の形態における排出スパイラルの動作を示す第2の図である。 本発明の第2の実施の形態における排出スパイラルの動作を示す第3の図である。 本発明の第2の実施の形態における排出スパイラルの歯溝の底面の機能を説明する図である。
符号の説明
16Bk、16Y、16M、16C 画像形成ユニット
31Bk、31Y、31M、31C 感光体ドラム
36 クリーニングブレード
62 スパイラル
64 搬送ベルト
64b 歯溝
65、265 排出スパイラル
65a、265a ヘッド
65b、265b スパイラル
66 廃トナー回収室
68、268 歯
70、270 掻取り部
71 トナー
s1、s2 現像剤掻取面
s3 底面

Claims (7)

  1. (a)転写後に像担持体の表面に残留した現像剤を除去するクリーニング装置と、
    (b)前記クリーニング装置によって除去された現像剤を、複数の凹部に収容した状態で搬送する現像剤搬送部材と、
    (c)前記現像剤を回収して収容する現像剤回収部と、
    (d)前記現像剤搬送部材によって搬送された現像剤を、前記現像剤回収部に送る掻取搬送部材とを有するとともに、
    (e)該掻取搬送部材は、前記各凹部内の現像剤を掻き取るための鉤部を備えることを特徴とする画像形成ユニット。
  2. 前記掻取搬送部材は、回転自在に配設され、前記各凹部内の現像剤を掻き取る掻取部材、及び掻き取られた現像剤を現像剤回収部に送る搬送部材を備える請求項1に記載の画像形成ユニット。
  3. (a)前記掻取搬送部材は複数の歯を備え、
    (b)該歯の先端に前記鉤部が形成される請求項1に記載の画像形成ユニット。
  4. 前記掻取搬送部材は、掻き取った現像剤を前記現像剤回収部側に案内する現像剤案内部を備える請求項1に記載の画像形成ユニット。
  5. 前記現像剤案内部は、前記各歯の回転方向における下流側の現像剤掻取面である請求項4に記載の画像形成ユニット。
  6. 前記現像剤案内部は、前記各歯間の歯溝の底面である請求項4に記載の画像形成ユニット。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成ユニットが搭載された画像形成装置。
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