JP2007266261A - 搬送ピック、搬送装置、基板処理装置および搬送ピックのクリーニング方法 - Google Patents

搬送ピック、搬送装置、基板処理装置および搬送ピックのクリーニング方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007266261A
JP2007266261A JP2006088624A JP2006088624A JP2007266261A JP 2007266261 A JP2007266261 A JP 2007266261A JP 2006088624 A JP2006088624 A JP 2006088624A JP 2006088624 A JP2006088624 A JP 2006088624A JP 2007266261 A JP2007266261 A JP 2007266261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
pick
chamber
transfer
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006088624A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4745099B2 (ja
Inventor
Hiroshi Igari
浩 猪狩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2006088624A priority Critical patent/JP4745099B2/ja
Priority to US11/691,857 priority patent/US20070233313A1/en
Publication of JP2007266261A publication Critical patent/JP2007266261A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4745099B2 publication Critical patent/JP4745099B2/ja
Priority to US13/397,727 priority patent/US8518187B2/en
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】 搬送装置の搬送ピックに保持された基板に位置ずれが生じることを防止すべく、搬送ピックの当接部材に付着したパーティクルを効果的にクリーニングする方法を提供する。
【解決手段】 ウエハ搬送装置16のピック17をイオン発生装置19の直下まで移動させ、イオン発生装置19からピック17へ向けて負の荷電粒子(マイナスイオン)を供給してピック17の当接部材17aを強制的に負に帯電させる。ピック17の当接部材17aの表面に付着したパーティクルは負に帯電しているため、静電気の反発力でパーティクルを当接部材17aから離脱させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、半導体基板等の基板を搬送するために使用される搬送ピック、この搬送ピックを備えた搬送装置および基板処理装置ならびに搬送ピックのクリーニング方法に関する。
半導体ウエハなどの基板に対し、例えばエッチング等の処理を行なう基板処理装置では、基板を処理室に搬送するため、任意の方向に伸縮、旋回および昇降自在な搬送アームの先端に基板を保持する搬送ピックを備えた搬送装置(搬送ロボット)が使用されている。前記搬送ピックのウエハ保持面には、エラストマーなどにより構成される当接部材が複数箇所に配備されており、この当接部材が基板に接触することにより基板を支持している。
搬送ピックの当接部材の材質としてエラストマーが使用されるのは、その粘着力を利用して搬送ピックに保持された基板の位置ずれを防ぐためである。しかし、基板の搬送を繰り返し行なう間に、当接部材にパーティクルや処理済みの基板からの堆積物が付着すると、徐々にエラストマーの粘着力が低下する。その結果、搬送ピック上で基板の位置ずれが生じやすくなり、それが搬送精度の低下を招き、製品不良を引き起こす要因となるほか、最悪の場合には搬送途中で基板を落下させてしまうことも懸念される。また、基板の裏面に当接する搬送ピックの当接部材にパーティクルが付着した状態で基板を搬送すると、基板の裏面にパーティクルが移行し、基板のパーティクル汚染を引き起こす原因となる。
このため従来は、作業者が定期的に搬送ピックの当接部材をクリーニングしていた。しかし、人手によるクリーニングには相応の作業時間が必要であることから、その間基板処理装置の稼働を停止させる必要がある。そのため、クリーニングを頻繁に行なうことができず、その間に搬送ピックの粘着力が低下すると基板の位置ずれが生じ、前記のような問題が生じていた。
半導体基板へのパーティクル汚染を回避するため、パーティクル帯電装置により室内のパーティクルを帯電させる一方で、電場形成装置を用いて搬送アームなどの部材にパーティクルの帯電極性と同じ極性の電場を形成することによって、半導体基板へのパーティクルの付着を防止する方法が提案されている(例えば特許文献1)。
特開2005−116823号公報(例えば、段落0057)
上記特許文献1に記載の方法は、搬送アームなどの部材の周囲にパーティクルへの反発力を与える電場を形成し、半導体基板へのパーティクルの付着を予防する技術であり、搬送ピックの当接部材に付着しているパーティクルを除去(クリーニング)することによって、搬送ピック上での基板の位置ずれを防止することについては何ら考慮されていない。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、搬送装置の搬送ピックに保持された基板に位置ずれが生じることを防止すべく、搬送ピックの当接部材に付着したパーティクルを効果的にクリーニングする方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の第1の観点は、基板を搬送する搬送装置において、搬送アームの先端に取付けられ、基板保持面で基板を保持する搬送ピックであって、
前記基板保持面に突設されており、基板に当接する複数の当接部材と、
前記当接部材を帯電させるための電圧印加装置と、
を備え、電荷の反発力により前記当接部材に付着したパーティクルを除去するセルフクリーニング機能を有する、搬送ピックを提供する。
上記第1の観点において、前記搬送ピックは、導電性部材と、その周囲を被覆する絶縁部材を有しており、
前記電圧印加装置は前記導電性部材と電気的に接続され、前記導電性部材に正または負の電圧を印加するものであることが好ましい。
本発明の第2の観点は、上記第1の観点の搬送ピックを備えた搬送装置を提供する。
本発明の第3の観点は、基板に対して所定の処理を行なう処理室と、前記処理室に基板を搬送する搬送装置が配備された搬送室と、を備えた基板処理装置であって、
前記搬送装置は、上記第1の観点の搬送ピックを備えた、基板処理装置を提供する。
本発明の第4の観点は、基板に対して所定の処理を行なう真空処理室と、前記真空処理室に基板を搬送する搬送装置が配備された搬送室と、前記真空処理室と前記搬送室の間に配置された真空予備室と、を備えた基板処理装置であって、
前記搬送装置は、搬送アームと、該搬送アームの先端に取付けられ、基板を保持する基板保持面に複数の当接部材が突設された搬送ピックとを有するものであり、
前記当接部材に荷電粒子を供給し、該当接部材を強制的に帯電させる帯電装置を備えた、基板処理装置を提供する。
上記第4の観点において、前記帯電装置は、前記当接部材がそこに付着したパーティクルと同じ極性に帯電するように電圧を印加するものであることが好ましい。
また、前記帯電装置は、前記搬送室内に配備されていてもよく、この場合、前記搬送室には、該搬送室内に強制的な気流を形成する気流形成装置と、前記搬送室内を排気する排気装置と、が配備されており、前記帯電装置は、前記搬送装置による基板搬送位置よりも前記気流の流れ方向下流位置に配備されていることが好ましい。
また、上記第4の観点において、前記帯電装置は、前記搬送室に隣接して設けられたクリーニング室内に配備されていてもよく、この場合、前記クリーニング室には、前記クリーニング室内に強制的な気流を形成する気流形成装置と、前記クリーニング室内を排気する排気装置と、が配備されていることが好ましい。
また、前記帯電装置は、前記真空予備室内に配備されていてもよい。
本発明の第5の観点は、基板処理装置において基板を搬送する搬送装置の搬送アームの先端に取付けられ、基板を保持する基板保持面と、前記基板保持面に突設され基板に当接する複数の当接部材と、前記当接部材を帯電させるための電圧印加装置と、を備えた搬送ピックに対し、前記電圧印加装置により正負の電圧を交互に印加することにより、前記当接部材の帯電極性が正負交互に切替わるよう繰り返し強制的に帯電させ、電荷の反発力により前記当接部材に付着したパーティクルを除去するクリーニング工程を含む、搬送ピックのクリーニング方法を提供する。
本発明の第6の観点は、基板処理装置において基板を搬送する搬送装置の搬送アームの先端に取付けられ、基板を保持する基板保持面と、前記基板保持面に突設され基板に当接する複数の当接部材と、を備えた搬送ピックに対し、前記当接部材に荷電粒子を供給する帯電装置により、前記当接部材の帯電極性が正負交互に切替わるよう繰り返し強制的に帯電させ、電荷の反発力により前記当接部材に付着したパーティクルを除去するクリーニング工程を含む、搬送ピックのクリーニング方法を提供する。
上記第5の観点または第6の観点において、前記クリーニング工程は、前記基板処理装置における搬送装置のアイドル時間に行なわれることが好ましい。
また、前記クリーニング工程の間、前記搬送ピックが配置された室内に気流形成装置により気流を発生させることが好ましい。
さらに、前記基板処理装置は、基板に対して所定の処理を行なう真空処理室と、前記真空処理室に基板を搬送する前記搬送装置が配備された搬送室と、前記真空処理室と前記搬送室の間に配置された真空予備室と、を備えており、前記クリーニング工程を前記搬送室内または前記真空予備室内で行なうことが好ましい。
また、上記第5の観点または第6の観点において、さらに、前記クリーニングの後で、前記当接部材の帯電状態を調節する工程を含むことが好ましい。
本発明の第7の観点は、コンピュータ上で動作し、実行時に、上記第5の観点または第6の観点の搬送ピックのクリーニング方法が行なわれるように前記基板処理装置を制御する、制御プログラムを提供する。
本発明の第8の観点は、コンピュータ上で動作する制御プログラムが記憶されたコンピュータ読取り可能な記憶媒体であって、
前記制御プログラムは、実行時に、上記第5の観点または第6の観点の搬送ピックのクリーニング方法が行なわれるように前記基板処理装置を制御するものである、コンピュータ読取り可能な記憶媒体を提供する。
本発明によれば、従来、人手により定期的に行なわれていた搬送ピックのクリーニングを簡単に、かつ短時間で実施できる。従って、搬送ピックの当接部材を常に清浄な状態に維持することが可能となり、当接部材にパーティクルが付着して基板の位置がずれたり、搬送途中で基板が落下したりする事態を予防できる。その結果、搬送精度の低下に起因する製品不良を低減でき、信頼性の高い半導体装置を提供できる。
また、搬送ピックをクリーニングして清浄な状態で使用することにより、基板へのパーティクル汚染も低減できる。
さらに、短時間で搬送ピックをクリーニングすることが可能であるため、例えば、搬送装置が待機状態の間にクリーニングを行なうことにより、基板処理装置のダウンタイムを削減でき、基板処理効率を向上させることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態について説明を行なう。
図1は、本発明に係る基板処理装置の一実施形態であるプラズマ処理装置を概略的に示す水平断面図である。このプラズマ処理装置1は、所定の真空下で被処理基板としての半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」と記す)Wに対して、エッチング等の処理を行うものである。
このプラズマ処理装置1は、二つの処理ユニット2,3を備えており、各処理ユニット2,3では、それぞれ独立してウエハWのエッチング処理を実施できるように構成されている。各処理ユニット2,3には、それぞれロードロック室6,7がゲートバルブG1を介して接続されている。これらロードロック室6,7の処理ユニット2,3と反対側には、搬送室であるウエハ搬入出室8が設けられており、ウエハ搬入出室8のロードロック室6,7と反対側にはウエハWを収容可能なフープ(FOUP)Fを取り付ける3つの接続ポート9,10,11が設けられている。なお、このウエハ搬入出室8の内部構成を図2に示す。図2では、説明の便宜上、フープFの図示は省略している。
二つの処理ユニット2,3は、各ゲートバルブG1を開放することにより、ロードロック室6,7と連通され、各ゲートバルブG1を閉じることによりロードロック室6,7から遮断される。また、ロードロック室6,7のウエハ搬入出室8に接続される部分にも、ゲートバルブG2が設けられており、ロードロック室6,7は、ゲートバルブG2を開放することによりウエハ搬入出室8に連通され、これらを閉じることにより、ウエハ搬入出室8から遮断される。
ロードロック室6,7内には、処理ユニット2,3と、ウエハ搬入出室8との間で、被処理体であるウエハWの搬入出を行うウエハ搬送装置4,5がそれぞれ設けられている。
ウエハ搬入出室8のフープF取付け用の3つの接続ポート9,10,11には、それぞれシャッター9a,10a,11a(図2参照)が設けられており、これら接続ポート9,10,11にウエハWを収容したフープFまたは空のフープFが直接取付けられ、取付けられた際にシャッターが外れて外気の侵入を防止しつつウエハ搬入出室8と連通するようになっている。また、ウエハ搬入出室8の片方の側面には、アライメントチャンバー14が設けられており、そこでウエハWのアライメントが行われる。
ウエハ搬入出室8内には、フープFに対するウエハWの搬入出およびロードロック室6,7に対するウエハWの搬入出を行うウエハ搬送装置16が設けられている。このウエハ搬送装置16は、フープFの配列方向に沿ってレール18上を走行可能となっている。また、ウエハ搬送装置16は、多関節構造のアーム16aと、その先端にウエハWを保持するためのピック17を有しており、ピック17上にウエハWを載せてその搬送を行う。このピック17は、例えばアルミナ(Al)などのセラミックス材料で構成されており、ウエハWを保持する保持面には、ウエハWに当接する当接部材17aが複数個例えば4個突設されている。当接部材17aは、例えばシリコーン樹脂などのエラストマー材料により形成されており、その粘着力によりピック17上でウエハWが位置ずれを起こしたり、ピック17から落下したりしないようにウエハWを保持する。
また、ウエハ搬入出室8内には、ピック17へ荷電粒子(イオン)を供給することによりピック17を強制的に帯電させる帯電装置としてのイオン発生装置19が配備されている。イオン発生装置としては、汎用のイオナイザーを使用できる。
また、ウエハ搬入出室8の天井部には、気流発生装置であるファンフィルタユニット(FFU)20が設けられ、このFFU20と対向してウエハ搬入出室8の床部近傍には、排気ファンユニット21が設けられている。そして、図2に矢印で示すように、FFU20によって清浄な空気がウエハ搬入出室8内にダウンフロー状態で供給され、排気ファンユニット21から排気されることにより、大気圧+1.3Pa以上の清浄空気雰囲気でウエハWの搬入出が行われるようになっている。なお、イオン発生装置19は、FFU20と排気ファンユニット21との間で、ウエハWの搬送位置よりもダウンフロー気流の流れ方向下流側(下方位置)に設置することが好ましい。
また、プラズマ処理装置1は、ウエハ搬入出室8の長手方向の一端に配置されたユーザーインターフェース502を備えている。ユーザーインターフェース502は、入力部(キーボード)と例えばLCD(Liquid Crystal Display)からなる表示部(モニター)を有し、該表示部はプラズマ処理装置1の各構成要素の動作状況を表示する。
プラズマ処理装置1における全体の制御や、各処理ユニット2,3におけるガス導入や排気などの制御は、制御部30によって行われる。制御部30の概略構成を図3に示す。制御部30は、統括制御部であるEC(Equipment Controller)301と、処理ユニット2,3にそれぞれ対応して設けられた複数例えば2つのモジュールコントローラ(Module Controller;以下、「MC」と略記する)305a,305bと、ウエハ搬入出室8に設けられたMC306と、EC301及びMC305a,305b,306を接続するスイッチングハブ304とを備えている。
処理ユニット2に接続されたMC305aは、処理ユニット2内で行なわれるプラズマエッチング処理の際に、例えばプラズマを励起させるための高周波電力の供給や、ガス導入、排気などのプロセス条件を制御する制御部である。また、処理ユニット3に接続されたMC305bも、同様に処理ユニット3内で行なわれる電力供給やガス導入、排気などのプロセス条件を制御する制御部である。
また、ウエハ搬入出室8に接続されたMC306は、例えばウエハ搬送装置16の動作制御や、FFU20と排気ファンユニット21によるダウンフロー気流の発生や排気の制御、さらにイオン発生装置19による帯電の制御などを行なう制御部である。
なお、MCは、例えばロードロック室6,7にも配備することが可能であり、これらもEC301の下で統括されるが、ここでは図示および説明を省略する。
なお、制御部30は、EC301からLAN(Local Area Network)を介してプラズマ処理装置1が設置されている工場全体の製造工程を管理するMES(Manufacturing Execution System)としてのホストコンピュータ501に接続されている。ホストコンピュータ501は制御部30と連携して工場における工程に関するリアルタイム情報を基幹業務システム(図示省略)にフィードバックすると共に、工場全体の負荷等を考慮して工程に関する判断を行う。
EC301は、各MC(例えばMC305a,305b,306など)を統括してプラズマ処理装置1全体の動作を制御する統括制御部である。また、EC301は、CPU(図示せず)と、RAM、HDD等の記憶部303を有しており、ユーザーインターフェース502においてユーザ等によって指定されたウエハWの処理方法(すなわち、処理ガス流量や圧力条件を含むレシピ)に対応するプログラムをCPUが記憶部303から読み出して、MC305a,305bに送信することにより、各処理ユニット2,3での処理を制御できるように構成されている。
また、EC301のCPUは、ウエハ搬送装置16の動作、即ちフープFに対するウエハWの搬入出やロードロック室6,7に対するウエハWの搬入出などの一連の搬送動作の制御に関するプログラムや、イオン発生装置19の制御に関するプログラム、さらにFFU20や排気ファンユニット21の制御に関するプログラムを記憶部303から読み出してMC306に送信することにより、MC306でウエハWの搬送やピック17の帯電処理などを制御できるように構成されている。
各MC305a,305b,306は、GHOST(General High−Speed Optimum Scalable Transceiver)と称されるLSIによって実現されるネットワーク309を介して各I/O(入出力)モジュール308にそれぞれ接続されている。GHOSTネットワーク309では、MC305a,305bがマスタノードに該当し、I/Oモジュール308がスレーブノードに該当する。
MC305a,305bに接続されたI/Oモジュール308は、各処理ユニット2,3のチャンバー内の構成要素(エンドデバイス)に接続された複数のI/O部310(4つのみ図示)を有し、各エンドデバイスへの制御信号及びエンドデバイスからの出力信号の伝達を行う。図3では、ガス供給や圧力制御に関するエンドデバイスとして、例えば、マスフローコントローラー(MFC)53、バルブ(VAL)54、排気装置(EXHT)56、スイッチボックス(SW BOX)313などを代表的に図示している。
また、MC306に接続されたI/Oモジュール308は、ウエハ搬入出室8の各構成要素(エンドデバイス)に接続された複数のI/O部310(4つのみ図示)を有し、エンドデバイスへの制御信号及びエンドデバイスからの出力信号の伝達を行う。ここで、ウエハ搬入出室8のエンドデバイスとしては、例えば、ウエハ搬送装置(TR)16、FFU20、排気ファンユニット(EFU)21、スイッチボックス(SW BOX)313や、イオン発生装置19などを挙げることができる。なお、図3では、便宜上、一部のエンドデバイスとI/O部310との接続のみを代表的に図示している。
各MC305a,305b,306は、それぞれI/Oモジュール308を介して各種の信号や、アラームなどを交換できるように構成されている。これにより、各エンドデバイスから例えばステータス信号やアラーム信号が、I/Oモジュール308に供給されると、I/Oボード310でシリアル信号に変換され、ローカルGHOSTライン経由で、スイッチ部(SW)312を経由して、スイッチボックス(SW BOX)313へ送られる。
なお、GHOSTネットワーク309には、I/O部310におけるデジタル信号、アナログ信号及びシリアル信号の入出力を制御するI/Oボート(図示せず)も接続されている。
前記スイッチングハブ304は、EC301からの制御信号に応じてEC301の接続先としてのMC305a,305b,306を切り替える。
図3に示す制御部30では、複数のエンドデバイスがEC301に直接接続されることなく、該複数のエンドデバイスに接続されたI/O部310がモジュール化されてI/Oモジュール308を構成し、該I/Oモジュール308が各MC305a,305b,306及びスイッチングハブ304を介してEC301に接続されるため、通信系統を簡素化することができる。
また、各MC305a,305b,306のCPUが送信する制御信号には、所望のエンドデバイスに接続されたI/O部310のアドレス、及び当該I/O部310を含むI/Oモジュール308のアドレスが含まれており、各MC305a,305b,306のGHOSTが制御信号におけるI/O部310のアドレスを参照することによって、スイッチングハブ304などがCPUに制御信号の送信先を問合せる必要を無くすことができ、これにより、制御信号の円滑な伝達を実現することができる。
また、制御部30は、任意のエンドデバイスから出力されるデータを経済的に収集記録するデータ収集記録部としてのデータ収集用のサーバー314を備えていてもよい。この場合、エンドデバイスから出力されるデータ信号は、アナログ信号として取り出されてI/O部310に入力され、GHOSTネットワーク309やLANを介してデータ収集用のサーバー314に入力される。
以上のように構成されたプラズマ処理装置1によれば、総括制御部であるEC301の支配の下で制御を行うMC305a,305b,306を備えているため、各エンドデバイスによる処理動作を高い信頼性をもって制御できる。
このようなプラズマ処理装置1においては、まず、大気圧+1.3Pa以上の清浄空気雰囲気に保持されたウエハ搬入出室8内のウエハ搬送装置16により、いずれかのフープFからウエハWを一枚取り出してアライメントチャンバー14に搬入し、ウエハWの位置合わせを行う。次いで、ウエハWをロードロック室6,7のいずれかに搬入し、そのロードロック室内を真空引きした後、ウエハ搬送装置4または5によりそのロードロック室内のウエハWを処理ユニット2または処理ユニット3に装入して、エッチング処理を行う。その後、ウエハWをウエハ搬送装置4,5のいずれかによりロードロック室6,7のいずれかに搬入し、その中を大気圧に戻した後、ウエハ搬入出室8内のウエハ搬送装置16によりロードロック室内のウエハWを取出し、フープFのいずれかに収容する。このような操作を1ロットのウエハWに対して行い、1ロットの処理が終了する。
所定枚数もしくは所定ロットのウエハWの処理が終了した段階で、定期的にウエハ搬送装置16のピック17のクリーニングを実施する。クリーニングに際しては、まず、図4に示すように、ウエハ搬送装置16のピック17をイオン発生装置19の直下まで移動させる。次に、イオン発生装置19の電源をオン(入)にしてピック17へ向けて荷電粒子を供給する。図4では、イオン発生装置19から負の荷電粒子(マイナスイオン)をピック17へ供給してピック17の当接部材17aを強制的に負に帯電させている。この際、ピック17の当接部材17aが所望の極性および帯電量となるように、イオン発生装置19に配備されたセンサ(図示せず)によりピック17の当接部材17aの帯電状態を検知しながら帯電が行なわれる。
ピック17の当接部材17aの表面に付着したパーティクルは、通常負に帯電しているため、当接部材17aを強制的に負に帯電させることにより静電気の反発力でパーティクルを当接部材17aから離脱させることができる。なお、イオン発生装置19から正の荷電粒子をピック17へ供給してピック17の当接部材17aを強制的に正に帯電させてもよいし、後述するように正の帯電状態と負の帯電状態を交互に繰り返してもよい。
また、クリーニング中は、FFU20によってウエハ搬入出室8内にダウンフロー気流を発生させるとともに、排気ファンユニット21から排気を行なうことにより、ピック17から除去されたパーティクルを速やかにウエハ搬入出室8から排出することが可能となる。イオン発生装置19は、図2に示すように、ウエハWを搬送する搬送経路の高さよりも下方で、かつ排気ファンユニット21の上方位置に設置されているため、前記ダウンフロー気流によりパーティクルの排出が促進される。よって、ピック17から除去されたパーティクルがウエハ搬入出室8内で拡散することはなく、二次汚染が防止される。
図5は、プラズマ処理装置1において行なわれるピック17のクリーニング処理手順の好ましい例を示すフロー図である。上記のように、本実施形態に係るプラズマ処理装置1では、ピック17の当接部材17aを強制的に正・負のいずれかの極性に帯電させることによりクリーニングを行なうことが可能である。しかし、パーティクルが当接部材17aに強固に付着している場合には、一回だけの帯電ではパーティクルを確実に除去できない場合もある。そのような場合には、以下のような手順でより確実にクリーニングを実施することができる。
プラズマ処理装置1において、所定枚数もしくは所定ロットのウエハWの処理が終了し、処理済みのウエハWをフープFへ搬入した段階で、制御部30のEC301からMC306へウエハ搬送装置16の待機状態(アイドル状態)を指示する制御信号が送出される。この制御信号を受け、MC306の制御の下でクリーニングが開始される。
まず、ステップS1では、ウエハ搬送装置16のピック17を所定のクリーニング位置、例えば図4に示すようにイオン発生装置19の直下の位置まで移動させる。次に、ステップS2では、FFU20によってウエハ搬入出室8内にダウンフロー気流を発生させるとともに、排気ファンユニット21から排気を行なう。ステップS3では、イオン発生装置19の電源をオン(入)にしてピック17へ向けて荷電粒子(イオン)を供給する。この際、EC301の記憶部303から読み出され、MC306へ送られたクリーニングレシピのプログラムに基づき、MC306は、イオン発生装置19から正/負の荷電粒子を所定間隔で交互にピック17へ供給するように制御する。これにより、ピック17の当接部材17aが強制的に繰り返し正/負に帯電させられる。この際、ピック17の当接部材17aが所望の極性および帯電量となるように、イオン発生装置19に配備されたセンサ(図示せず)によりピック17の帯電状態を検知しながら帯電が行なわれる。このように、正/負交互の帯電状態が繰り返されることにより、ピック17の当接部材17aに付着したパーティクルを確実に除去することが可能になる。
所定時間(または所定回数)の正/負の帯電が終了したら、最後に供給された荷電粒子の極性と反対の極性の荷電粒子を供給することにより帯電状態を調整する中和処理を行なう(ステップS4)。ピック17が正/負のいずれかの極性に強く帯電したままクリーニングを終了すると、搬送時にウエハWがピック17に吸着するおそれがある。また、ピック17が強く帯電していると、逆極性のパーティクルを引き寄せやすい状態になってしまい、かえってピック17の汚染を招くおそれがある。このため、ステップS4では、ステップS3における最後の帯電状態(例えば負)と逆極性の荷電粒子(例えば正イオン)を適量供給して当接部材17aを含むピック17を例えば除電する。なお、ステップS4の中和処理では、当接部材17aを完全に除電する必要はなく、例えば、その後でウエハWを搬送する際にパーティクルが付着し難くなるように、弱く負に帯電させておくことも可能である。
中和処理が終了した後、クリーニング処理を終了する。そして、クリーニング終了後は、ウエハ搬送装置16は、制御部30のEC301からMC306を介して次のウエハWの処理が指示されるまで待機状態(アイドル状態)に置かれる。このようにウエハ搬送装置16の待機時間を利用してクリーニングを行なうことにより、クリーニングに伴うプラズマ処理装置1のダウンタイムを削減できる。
以上の実施形態に係るプラズマ処理装置1では、ウエハ搬入出室8内にイオン発生装置19を配備して、ウエハ搬入出室8内でウエハ搬送装置16のピック17のクリーニングを実施したが、例えば図6に示すプラズマ処理装置100のように、ウエハ搬入出室8に隣接してクリーニング室40を設け、そこでピック17のクリーニングを実施することも可能である。図6に示すプラズマ処理装置100では、アライメントチャンバー14に対向するウエハ搬入出室8の側面に、クリーニング室40を設けている。クリーニング室40には、イオン発生装置19が備えられており、ウエハ搬送装置16をこのクリーニング室40の近傍まで移動させた後、アーム16aを延伸させ、ピック17をクリーニング室40内に挿入した状態で当接部材17aを帯電させることによってクリーニングを行なうことができる。
また、クリーニング室40内には、ウエハ搬入出室8と同等にFFUや排気ファンユニット(いずれも図示を省略)が配備されており、ピック17から除去されたパーティクルをダウンフロー気流とともに速やかに排出できるように構成されている。なお、図6のプラズマ処理装置100における他の構成は、図1に示すプラズマ処理装置1と同様であるため、同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図7は、別の実施形態のウエハ搬送装置におけるピック101を拡大した斜視図であり、図8は、図7のVIII−VIII線矢視における断面図である。ピック101は、ウエハ搬送装置(図示せず)におけるアーム102の先端に設けられている。このピック101のウエハWを保持する保持面には、ウエハWに当接する当接部材101aが複数個例えば4個突設されている。
図8に示されるように、ピック101は、導電性部材103の周囲が絶縁部材104により被覆された多層構造をしている。導電性部材103は、例えばタングステン等の導電性金属の溶射膜により形成することができる。また、絶縁部材104は、例えばアルミナ(Al)などのセラミックスの溶射膜により形成することができる。導電性部材103は、アーム102の内部に配設された給電線105によって、直流電源106と電気的に接続されている。
本実施形態のピック101は、当接部材101aに付着したパーティクルや堆積物を除去するためのセルフクリーニング機能を持つピックである。ピック101のクリーニングは、直流電源106から給電線105を介して所定の極性の直流電圧を導電性部材103に印加することによって行なわれる。導電性部材103に電圧を印加することによって、ピック101の表面、つまり絶縁部材104の表面と当接部材101aの表面を帯電させることができる。
クリーニングの際は、当接部材101aがそこに付着したパーティクルと同じ極性に帯電するように導電性部材103へ電圧を印加する。図8では、導電性部材103に対して直流電源106から正の極性の電圧を印加することにより、当接部材101aと絶縁部材104の表面をパーティクルと同じ負に帯電させた状態を示している。このようにピック101の当接部材101aを帯電させることによって、当接部材101aに付着したパーティクルを電荷の反発力によって離脱させ、当接部材101aから除去することができる。
なお、直流電源106から負の極性の電圧をピック101へ供給してピック101の当接部材101aを強制的に正に帯電させてもよいし、後述するように正の帯電状態と負の帯電状態を交互に繰り返すように正負の電圧を切替えて印加してもよい。
以上の構成を有するピック101は、例えば図1に示すプラズマ処理装置1において、ピック17に替えてそのまま使用することができる。従って、ピック101を配備したプラズマ処理装置についての説明および図示は省略する。なお、ピック101はセルフクリーニング機能を持つことから、プラズマ処理装置1にピック101を配備した場合には、イオン発生装置19は配備しなくてもよい。クリーニングの際には、ピック101を所定のクリーニング位置、例えばウエハ搬入出室8におけるウエハWの搬送経路の高さよりも下方で、かつ排気ファンユニット21よりも上方位置に移動させ、直流電源106から所定の極性の直流電圧を、給電線105を介して導電性部材103に印加すればよい。
また、クリーニング中は、FFU20によってウエハ搬入出室8内にダウンフロー気流を発生させるとともに、排気ファンユニット21から排気を行なうことにより、ピック101から除去されたパーティクルを速やかにウエハ搬入出室8から排出することが可能となる。ウエハWを搬送する搬送経路の高さよりも下方位置にピック101を移動させてクリーニングを行なうことにより、FFU20のダウンフロー気流を利用してピック101から除去されたパーティクルを速やかに排気ファンユニット21に導くことが可能となり、パーティクルがウエハ搬入出室8内で拡散することが防止される。
また、本実施形態のピック101は、図6に示す実施形態のプラズマ処理装置100においても、ピック17に替えてそのまま使用することができる。この場合、ウエハ搬入出室8に隣接配備されたクリーニング室40にピック101を移動させてクリーニングが行なわれる。なお、ピック101はセルフクリーニング機能を持つため、クリーニング室40内にイオン発生装置19を配備する必要はない。
さらに、図1や図6に示すロードロック室6,7のいずれかにピック101を移動させて、そこでクリーニングを実施することもできる。真空状態と大気開放状態を繰り返すロードロック室6,7には、図示しないパージガス供給手段と、ドライポンプなどの排気手段が設けられているので、パージガス供給手段からパージガスを導入しながら、排気手段により排気を行なうことにより、クリーニングによってピック101から離脱したパーティクルを速やかにロードロック室6,7内から排出することができる。よって、ロードロック室6,7での二次汚染を防止しつつ、ピック101のクリーニングを実施することができる。
図9は、ピック101のクリーニングの処理手順の好ましい例を示すフロー図である。パーティクルが当接部材101aに強固に付着している場合には、一回だけの帯電ではパーティクルを確実に除去できない場合もある。そのような場合には、以下のような手順でより確実にクリーニングを実施することができる。以下の説明では、イオン発生装置19を設けていない以外は図1と同様の構成のプラズマ処理装置1においてクリーニングを行なうものとする。
プラズマ処理装置1において、所定枚数もしくは所定ロットのウエハWの処理が終了し、処理済みのウエハWをフープFへ搬入した段階で、制御部30のEC301からMC306へウエハ搬送装置16の待機状態(アイドル状態)を指示する制御信号が送出される。この制御信号を受け、MC306の制御の下でクリーニングが開始される。
まず、ステップS11では、ウエハ搬送装置16のピック101を所定のクリーニング位置、例えばウエハWを搬送する搬送経路の高さより下方位置で、排気ファンユニット19の排気口の近傍まで移動させる。次に、ステップS12では、FFU20によってウエハ搬入出室8内にダウンフロー気流を発生させるとともに、排気ファンユニット21から排気を行なう。
ステップS13では、直流電源106をオン(入)にして給電線105を介してピック101の導電性部材103へ直流電圧を印加する。この際、EC301の記憶部303から読み出され、MC306へ送られたクリーニングレシピのプログラムに基づき、MC306は、直流電源106から正/負の直流電圧を所定間隔で交互にピック101へ供給するように制御する。これにより、ピック101の当接部材101aが強制的に繰り返し正/負に帯電させられる。このように、正/負交互の帯電状態が繰り返されることにより、ピック101の当接部材101aに付着したパーティクルを確実に除去することが可能になる。
所定時間(または所定回数)の正/負の帯電が終了したら、最後に供給された直流電圧の極性と反対の極性の電圧を供給することにより帯電状態を調整する中和処理を行なう(ステップS14)。ピック101が正/負のいずれかの極性に強く帯電したままクリーニングを終了すると、搬送時にウエハWがピック101に吸着するおそれがある。また、ピック101が強く帯電していると、逆極性のパーティクルを引き寄せやすい状態になってしまい、かえってピック101の汚染を招くおそれがある。このため、ステップS14では、ステップS13における最後の印加電圧(例えば負の電圧)と逆極性の電圧(例えば正の電圧)を供給して当接部材101aを含むピック101を除電する。なお、ステップS14の中和処理では、当接部材101aを完全に除電する必要はなく、例えば、その後でウエハWを搬送する際にパーティクルが付着し難くなるように、弱く負に帯電させておくことも可能である。
中和処理が終了した後、クリーニング処理を終了する。そして、クリーニング終了後は、ウエハ搬送装置16は、制御部30のEC301からMC306を介して次のウエハWの処理が指示されるまで待機状態(アイドル状態)に置かれる。このようにウエハ搬送装置16の待機時間を利用してクリーニングを行なうことにより、クリーニングに伴うプラズマ処理装置1のダウンタイムを削減できる。
以上、いくつかの例を挙げ、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に制約されることはなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、プラズマエッチングを行なうプラズマ処理装置を例に挙げたが、これに限定されるものではなく、ウエハW等の基板を保持するピックを備えた基板処理装置であれば、エッチング装置に限らず本発明を適用することができる。
また、プラズマ処理装置における処理ユニットの数や配置は、図1(図6)のものに限らず、より多くの処理ユニットを備えたマルチチャンバータイプのプラズマ処理装置にも適用できる。また、ウエハW等の基板を搬送する搬送装置についても、図1(図6)に例示のものに限らず、例えば2つのスカラアームタイプの搬送アームを備えた搬送装置など他の形式の搬送装置に適用することができる。
さらに、ピックに保持される基板の種類は、半導体ウエハに限るものではなく、例えばフラットパネルディスプレイ(FPD)用のガラス基板などの大型基板の搬送に用いる大型のピックにも本発明思想を適用できる。
本発明は、半導体デバイスの製造プロセスなどピックを用いて基板を搬送する基板処理装置において利用可能である。
本発明の一実施形態のプラズマ処理装置の概略構成を示す図面。 ウエハ搬入出室の内部構造を示す図面。 制御部の概略構成を示す図面。 ピックの当接部材を帯電させている状態を模式的に説明する図面。 本発明のクリーニング方法の処理手順の一例を示すフロー図。 別の実施形態のプラズマ処理装置の概略構成を示す図面。 ピックの実施形態を示す斜視図。 図7におけるVIII−VIII線矢視の断面図。 本発明のクリーニング方法の処理手順の別の例を示すフロー図。
符号の説明
1;プラズマ処理装置
2;処理ユニット
3;処理ユニット
16;ウエハ搬送装置
16a;アーム
17;ピック
17a;当接部材
19;イオン発生装置
20;ファンフィルタユニット(FFU)
21;排気フィルタユニット
100;プラズマ処理装置
101;ピック
102;アーム
W;ウエハ

Claims (19)

  1. 基板を搬送する搬送装置において、搬送アームの先端に取付けられ、基板保持面で基板を保持する搬送ピックであって、
    前記基板保持面に突設されており、基板に当接する複数の当接部材と、
    前記当接部材を帯電させるための電圧印加装置と、
    を備え、電荷の反発力により前記当接部材に付着したパーティクルを除去するセルフクリーニング機能を有する、搬送ピック。
  2. 前記搬送ピックは、導電性部材と、その周囲を被覆する絶縁部材を有しており、
    前記電圧印加装置は前記導電性部材と電気的に接続され、前記導電性部材に正または負の電圧を印加するものである、請求項1に記載の搬送ピック。
  3. 請求項1または請求項2に記載の搬送ピックを備えた搬送装置。
  4. 基板に対して所定の処理を行なう処理室と、前記処理室に基板を搬送する搬送装置が配備された搬送室と、を備えた基板処理装置であって、
    前記搬送装置は、請求項1または請求項2に記載の搬送ピックを備えた、基板処理装置。
  5. 基板に対して所定の処理を行なう真空処理室と、前記真空処理室に基板を搬送する搬送装置が配備された搬送室と、前記真空処理室と前記搬送室の間に配置された真空予備室と、を備えた基板処理装置であって、
    前記搬送装置は、搬送アームと、該搬送アームの先端に取付けられ、基板を保持する基板保持面に複数の当接部材が突設された搬送ピックとを有するものであり、
    前記当接部材に荷電粒子を供給し、該当接部材を強制的に帯電させる帯電装置を備えた、基板処理装置。
  6. 前記帯電装置は、前記当接部材がそこに付着したパーティクルと同じ極性に帯電するように電圧を印加するものである、請求項5に記載の基板処理装置。
  7. 前記帯電装置は、前記搬送室内に配備されている、請求項5または請求項6に記載の基板処理装置。
  8. 前記搬送室には、該搬送室内に強制的な気流を形成する気流形成装置と、前記搬送室内を排気する排気装置と、が配備されており、
    前記帯電装置は、前記搬送装置による基板搬送位置よりも前記気流の流れ方向下流位置に配備されている、請求項7に記載の基板処理装置。
  9. 前記帯電装置は、前記搬送室に隣接して設けられたクリーニング室内に配備されている、請求項5または請求項6に記載の基板処理装置。
  10. 前記クリーニング室には、前記クリーニング室内に強制的な気流を形成する気流形成装置と、前記クリーニング室内を排気する排気装置と、が配備されている、請求項9に記載の基板処理装置。
  11. 前記帯電装置は、前記真空予備室内に配備されている、請求項5または請求項6に記載の基板処理装置。
  12. 基板処理装置において基板を搬送する搬送装置の搬送アームの先端に取付けられ、基板を保持する基板保持面と、前記基板保持面に突設され基板に当接する複数の当接部材と、前記当接部材を帯電させるための電圧印加装置と、を備えた搬送ピックに対し、前記電圧印加装置により正負の電圧を交互に印加することにより、前記当接部材の帯電極性が正負交互に切替わるよう繰り返し強制的に帯電させ、電荷の反発力により前記当接部材に付着したパーティクルを除去するクリーニング工程を含む、搬送ピックのクリーニング方法。
  13. 基板処理装置において基板を搬送する搬送装置の搬送アームの先端に取付けられ、基板を保持する基板保持面と、前記基板保持面に突設され基板に当接する複数の当接部材と、を備えた搬送ピックに対し、前記当接部材に荷電粒子を供給する帯電装置により、前記当接部材の帯電極性が正負交互に切替わるよう繰り返し強制的に帯電させ、電荷の反発力により前記当接部材に付着したパーティクルを除去するクリーニング工程を含む、搬送ピックのクリーニング方法。
  14. 前記クリーニング工程は、前記基板処理装置における搬送装置のアイドル時間に行なわれる、請求項12または請求項13に記載の搬送ピックのクリーニング方法。
  15. 前記クリーニング工程の間、前記搬送ピックが配置された室内に気流形成装置により気流を発生させる、請求項12から請求項14のいずれか1項に記載の搬送ピックのクリーニング方法。
  16. 前記基板処理装置は、基板に対して所定の処理を行なう真空処理室と、前記真空処理室に基板を搬送する前記搬送装置が配備された搬送室と、前記真空処理室と前記搬送室の間に配置された真空予備室と、を備えており、前記クリーニング工程を前記搬送室内または前記真空予備室内で行なう、請求項15に記載の搬送ピックのクリーニング方法。
  17. さらに、前記クリーニングの後で、前記当接部材の帯電状態を調節する工程を含む、請求項12から請求項16のいずれか1項に記載の搬送ピックのクリーニング方法。
  18. コンピュータ上で動作し、実行時に、請求項12から請求項17のいずれか1項に記載された搬送ピックのクリーニング方法が行なわれるように前記基板処理装置を制御する、制御プログラム。
  19. コンピュータ上で動作する制御プログラムが記憶されたコンピュータ読取り可能な記憶媒体であって、
    前記制御プログラムは、実行時に、請求項12から請求項17のいずれか1項に記載された搬送ピックのクリーニング方法が行なわれるように前記基板処理装置を制御するものである、コンピュータ読取り可能な記憶媒体。
JP2006088624A 2006-03-28 2006-03-28 基板処理装置、搬送ピックのクリーニング方法、制御プログラムおよびコンピュータ読取り可能な記憶媒体 Expired - Fee Related JP4745099B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006088624A JP4745099B2 (ja) 2006-03-28 2006-03-28 基板処理装置、搬送ピックのクリーニング方法、制御プログラムおよびコンピュータ読取り可能な記憶媒体
US11/691,857 US20070233313A1 (en) 2006-03-28 2007-03-27 Transfer pick, transfer device, substrate processing apparatus and transfer pick cleaning method
US13/397,727 US8518187B2 (en) 2006-03-28 2012-02-16 Transfer pick cleaning method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006088624A JP4745099B2 (ja) 2006-03-28 2006-03-28 基板処理装置、搬送ピックのクリーニング方法、制御プログラムおよびコンピュータ読取り可能な記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007266261A true JP2007266261A (ja) 2007-10-11
JP4745099B2 JP4745099B2 (ja) 2011-08-10

Family

ID=38638965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006088624A Expired - Fee Related JP4745099B2 (ja) 2006-03-28 2006-03-28 基板処理装置、搬送ピックのクリーニング方法、制御プログラムおよびコンピュータ読取り可能な記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4745099B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009231809A (ja) * 2008-02-26 2009-10-08 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理装置及び半導体製造装置管理方法
WO2009128431A1 (ja) * 2008-04-14 2009-10-22 東京エレクトロン株式会社 雰囲気清浄化装置
JP2011099156A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Tokyo Electron Ltd 搬送アームの洗浄方法、基板処理装置の洗浄方法及び基板処理装置
JP2017069357A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社日立ハイテクマニファクチャ&サービス 試料搬送装置
JP2017157641A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 キヤノン株式会社 インプリント装置、インプリント方法、および物品の製造方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5739431U (ja) * 1981-07-16 1982-03-03
JPS5814535A (ja) * 1981-07-17 1983-01-27 Fujitsu Ltd ウエハの清浄方法
JPH05175180A (ja) * 1991-12-20 1993-07-13 Fujitsu Ltd 半導体ウエーハ表面処理装置及び半導体ウエーハ表面処理方法
JPH0766171A (ja) * 1993-08-30 1995-03-10 Hitachi Ltd 半導体装置の製造装置
JPH07122618A (ja) * 1993-10-22 1995-05-12 Tokyo Electron Ltd 真空処理装置
JPH07302827A (ja) * 1994-05-09 1995-11-14 Hitachi Ltd 半導体ウエハ搬送装置
JP2005116823A (ja) * 2003-10-08 2005-04-28 Tokyo Electron Ltd パーティクル付着防止装置及び方法、大気搬送装置、真空搬送装置、並びに半導体製造装置
JP2005317783A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Tokyo Electron Ltd 基板搬送装置及びその洗浄方法、並びに基板処理システム及びその洗浄方法
JP2005354025A (ja) * 2004-05-13 2005-12-22 Tokyo Electron Ltd 基板搬送機構、該基板搬送機構を備える基板搬送装置、基板搬送機構のパーティクル除去方法、基板搬送装置のパーティクル除去方法、該方法を実行するためのプログラム、及び記憶媒体

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5739431U (ja) * 1981-07-16 1982-03-03
JPS5814535A (ja) * 1981-07-17 1983-01-27 Fujitsu Ltd ウエハの清浄方法
JPH05175180A (ja) * 1991-12-20 1993-07-13 Fujitsu Ltd 半導体ウエーハ表面処理装置及び半導体ウエーハ表面処理方法
JPH0766171A (ja) * 1993-08-30 1995-03-10 Hitachi Ltd 半導体装置の製造装置
JPH07122618A (ja) * 1993-10-22 1995-05-12 Tokyo Electron Ltd 真空処理装置
JPH07302827A (ja) * 1994-05-09 1995-11-14 Hitachi Ltd 半導体ウエハ搬送装置
JP2005116823A (ja) * 2003-10-08 2005-04-28 Tokyo Electron Ltd パーティクル付着防止装置及び方法、大気搬送装置、真空搬送装置、並びに半導体製造装置
JP2005317783A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Tokyo Electron Ltd 基板搬送装置及びその洗浄方法、並びに基板処理システム及びその洗浄方法
JP2005354025A (ja) * 2004-05-13 2005-12-22 Tokyo Electron Ltd 基板搬送機構、該基板搬送機構を備える基板搬送装置、基板搬送機構のパーティクル除去方法、基板搬送装置のパーティクル除去方法、該方法を実行するためのプログラム、及び記憶媒体

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009231809A (ja) * 2008-02-26 2009-10-08 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理装置及び半導体製造装置管理方法
US8904955B2 (en) 2008-02-26 2014-12-09 Hitachi Kokusai Electric, Inc. Substrate processing apparatus
WO2009128431A1 (ja) * 2008-04-14 2009-10-22 東京エレクトロン株式会社 雰囲気清浄化装置
JP2009259918A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Tokyo Electron Ltd 雰囲気清浄化装置
JP2011099156A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Tokyo Electron Ltd 搬送アームの洗浄方法、基板処理装置の洗浄方法及び基板処理装置
JP2017069357A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社日立ハイテクマニファクチャ&サービス 試料搬送装置
JP2017157641A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 キヤノン株式会社 インプリント装置、インプリント方法、および物品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4745099B2 (ja) 2011-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW202331803A (zh) 電漿處理系統
EP1335414A2 (en) Semiconductor processing apparatus
TWI414035B (zh) A cleaning method of a transfer arm, a cleaning method of a substrate processing apparatus, and a substrate processing apparatus
US8518187B2 (en) Transfer pick cleaning method
JP4745099B2 (ja) 基板処理装置、搬送ピックのクリーニング方法、制御プログラムおよびコンピュータ読取り可能な記憶媒体
JPH1187458A (ja) 異物除去機能付き半導体製造装置
US20190096702A1 (en) Substrate processing apparatus, substrate processing method, and computer storage medium
KR20150117602A (ko) 기판 처리 장치
JP2015115517A (ja) 基板搬送装置及びefem
TW201201313A (en) Vacuum processing apparatus
JP2007273620A (ja) 基板搬送装置及び基板処理装置
JP2004119635A (ja) 被処理体の搬送方法
TW201824343A (zh) 基板處理裝置及基板處理方法
JP2004119488A (ja) 真空吸着装置、基板搬送装置及び基板処理装置
JP3066691B2 (ja) マルチチャンバー処理装置及びそのクリーニング方法
JP2004119628A (ja) 基板処理装置
US20200373134A1 (en) Alignment module with a cleaning chamber
JP2011054679A (ja) 基板処理装置
KR20160057357A (ko) 건식 및 습식 처리를 위한 단일 플랫폼의 기판처리설비
CN112530800B (zh) 蚀刻方法和基板处理***
TWI792520B (zh) 真空處理裝置之運轉方法
JP6609448B2 (ja) 試料搬送装置
KR102121058B1 (ko) 버퍼챔버를 이용한 건식 및 습식처리 시스템 및 이를 이용한 기판처리 방법
KR20160096541A (ko) 기판 프로세싱 시스템들에서 입자 감소를 위한 개선된 챔버들
JP2010153453A (ja) 基板処理装置および半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110510

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110511

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4745099

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees