JP2007254901A - スクリーン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】製紙原料中の異物と良質繊維の分別効果を向上させたスクリーン装置を提供する。
【解決手段】スクリーン装置1は、槽3を第1の室2Aと第2の室2Bに区分し、製紙原料中の異物を分別し、直径Dより高さH寸法が長い両端部が開口した円筒形状で、側面に丸孔又はスリット状の開口部を有し、前記高さの方向が垂直方向を向くように槽3内に立設したスクリーン2と、両端部は上方の開口部2Dと下方の開口部2Eであり、第1の製紙原料供給通路4と、第2の製紙原料供給通路5と、第1の製紙原料供給口4Aは上方の開口部2Dより高い位置に、第2の製紙原料供給口5Aは下方の開口部2Eより低い位置に、それぞれ位置し、槽3内の前記製紙原料を攪拌する攪拌部材6と、スクリーン2を通過しない前記製紙原料中の異物を槽3の外へ導く異物排出通路10とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】スクリーン装置1は、槽3を第1の室2Aと第2の室2Bに区分し、製紙原料中の異物を分別し、直径Dより高さH寸法が長い両端部が開口した円筒形状で、側面に丸孔又はスリット状の開口部を有し、前記高さの方向が垂直方向を向くように槽3内に立設したスクリーン2と、両端部は上方の開口部2Dと下方の開口部2Eであり、第1の製紙原料供給通路4と、第2の製紙原料供給通路5と、第1の製紙原料供給口4Aは上方の開口部2Dより高い位置に、第2の製紙原料供給口5Aは下方の開口部2Eより低い位置に、それぞれ位置し、槽3内の前記製紙原料を攪拌する攪拌部材6と、スクリーン2を通過しない前記製紙原料中の異物を槽3の外へ導く異物排出通路10とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、製紙原料をスクリーンの内側から外側に向かって流入させて精選するスクリーン装置に係り、特に、製紙原料中の異物と良質繊維の分別効果を向上させたスクリーン装置に関する。
従来、スクリーン装置、例えば、製紙原料をスクリーンの内側から外側に向かって流入させて精選する所謂アウトワード式スクリーン装置(セントリフューガル形)にあっては、スクリーン内に受け入れた製紙原料をスクリーン内に設けた攪拌部材により攪拌し、スクリーンを介して製紙原料中の異物を除去して製紙原料を精選している(例えば、特許文献1参照)。
特開2004ー137621号公報(図1)
しかしながら、上記のスクリーン装置にあっては、製紙原料の上流側で水がスクリーンを介して流出するため、製紙原料の下流側に向かうに従って、製紙原料が逐次濃縮され、スクリーンによる分別効果が低下するという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を除去するようにしたスクリーン装置を提供することを目的とする。
本発明のスクリーン装置は、製紙原料を受け入れる槽と、この槽を第1の室と第2の室に区分し、前記製紙原料中の異物を分別し、直径より高さ寸法が長い両端部が開口した円筒形状で、側面に丸孔又はスリット状の開口部を有し、前記高さの方向が垂直方向を向くように前記槽内に立設したスクリーンと、このスクリーンの開口した両端部は、上方の開口部と下方の開口部であり、前記第1の室に前記製紙原料を上方から供給し、前記第1の室の上方側に位置する第1の製紙原料供給口を有する第1の製紙原料供給通路と、前記第1の室に前記製紙原料を下方から供給し、前記第1の製紙原料供給口より下方に位置する第2の製紙原料供給口を有する第2の製紙原料供給通路と、前記第1の製紙原料供給口は前記上方の開口部より高い位置に、前記第2の製紙原料供給口は前記下方の開口部より低い位置に、それぞれ位置し、前記第1の室内であって、前記スクリーンの内側に配置され、前記槽内の前記製紙原料を攪拌する攪拌部材と、前記第2の室に連通し、前記スクリーンを介して精選された前記製紙原料を前記槽の外へ導く精選製紙原料排出通路と、前記スクリーンの側面に設けた異物排出口を介して前記第1の室に連通し、前記スクリーンを通過しない前記製紙原料中の異物を前記槽の外へ導く異物排出通路とを備えたものである。
また、請求項2記載のスクリーン装置は、請求項1記載のスクリーン装置において、スクリーンの側面に設けた異物排出口は、スクリーンの1/2の高さにあって、前記スクリーンの外周に沿うように弧状に形成されているものである。
また、請求項3記載のスクリーン装置は、請求項1又は請求項2記載のスクリーン装置において、スクリーンの側面に設けた第1の希釈水導入口を介して前記第1の室に連通し、前記スクリーン内に希釈水を導く第1の希釈水通路と、前記スクリーンの側面に設けた第2の希釈水導入口を介して前記第1の室に連通し、前記スクリーン内に希釈水を導く第2の希釈水通路と、前記第1の希釈水導入口は異物排出口より上に位置し、前記第2の希釈水導入口は前記異物排出口より下に位置し、攪拌部材は、槽の上から下に向かって、順次、側面に複数の第1の攪拌部を備えた第1の円筒部、側面に複数の第2の攪拌部を備えた第2の円筒部、側面に複数の第3の攪拌部を備えた第3の円筒部を備え、前記異物排出口は、前記第2の円筒部に対向する位置に設け、前記スクリーンと前記第2の円筒部との距離は、前記スクリーンと前記第1の円筒部との距離及び前記スクリーンと前記第3の円筒部との距離より大である。
従来、製紙原料をスクリーンの内側から外側に向かって流入させて精選する所謂アウトワード式スクリーン装置にあっては、製紙原料が槽の下方に行くに従って、製紙原料が濃縮され、スクリーンによる分別効果が低下していたが、請求項1記載のスクリーン装置によれば、第1の製紙原料供給口はスクリーンの上方の開口部より高い位置に、第2の製紙原料供給口はスクリーンの下方の開口部より低い位置に、それぞれ位置し、スクリーンの側面に設けた異物排出口を介して第1の室に連通し、前記スクリーンを通過しない製紙原料中の異物を槽の外へ導く異物排出通路を設けたため、製紙原料をスクリーンの内側から外側に向かって流入させて精選する所謂アウトワード式スクリーン装置において、製紙原料のスクリーンへの供給口(上方の開口部又は下方の開口部)から排出口(異物排出口)に至る距離が短くなり、製紙原料が濃縮されにくく、精選効率を向上させることができる。なお、スクリーンの下流側において、製紙原料が濃縮されてくると、スクリーンの目詰まりが発生し、精選効率が低下する。
また、請求項2記載のスクリーン装置によれば、上述した請求項1記載の発明の効果に加え、スクリーンの側面に設けた異物排出口は、前記スクリーンの1/2の高さにあって、前記スクリーンの外周に沿うように弧状に形成されているため、製紙原料中の異物をスクリーンの1/2の高さ位置に効率良く集めることができ、しかも、異物排出口を広く取ることができ、異物排出口の目詰まりをも防ぐことができる。
また、請求項3記載のスクリーン装置によれば、上述した請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、異物排出口は、第2の円筒部に対向する位置に設けると共に、スクリーンと第2の円筒部との距離は、スクリーンと第1の円筒部との距離及びスクリーンと第3の円筒部との距離より大であるため、希釈水を受け入れるスペースが大となる分、濃縮された製紙原料の希釈効果を高めて、精選効率を向上させることができる。
本発明のスクリーン装置の一実施例を図面を参照して説明する。
図1乃至図9において、1はスクリーン装置で、スクリーン装置1は、製紙原料をスクリーン2の内側から外側に向かって流入させて精選する所謂アウトワード式スクリーン装置(セントリフューガル形)で、製紙原料(例えば、新聞古紙、段ボール古紙等)中に含まれる異物(例えば、プラスチック等)を取り除いて精選する装置である。
図1乃至図9において、1はスクリーン装置で、スクリーン装置1は、製紙原料をスクリーン2の内側から外側に向かって流入させて精選する所謂アウトワード式スクリーン装置(セントリフューガル形)で、製紙原料(例えば、新聞古紙、段ボール古紙等)中に含まれる異物(例えば、プラスチック等)を取り除いて精選する装置である。
このスクリーン装置1は、製紙原料を受け入れる槽3を有している。この槽3は、スクリーン2により、製紙原料を受け入れる第1の室2Aと精選された製紙原料を受け入れる第2の室2Bに区分されている。スクリーン2は、図5に示すように、直径Dより高さH(D<H)寸法が長い両端部が開口した円筒形状で、側面にスリット状の開口部2C(又は丸孔)を有し、そして、高さHの方向が垂直方向を向くように槽3内に立設している(図2参照)。このスクリーン2の開口した両端部は、上方の開口部2Dと下方の開口部2Eとなっている。
上述のスクリーン2において、D<Hとしたのは、D≧Hに比較して効率が良いからである。
即ち、D<Hのスクリーンの直径をD(例えば、0.4m)、高さをH(例えば、0.9m)、攪拌部材の回転数をN(540rpm)とした場合のスクリーン2を通過する流量をQ、これに要する動力をP1、
また、D>Hのスクリーンの直径をd(例えば、0.6m)、高さをh(例えば、0.6m)、攪拌部材の回転数をn(812rpm)、スクリーン2を通過する流量をQ、これに要する動力をP2とした場合、
計算式によれば、P1とP2との関係は、
P2=(d/D)5×(n/N)3×(h/H)×P1
=0.67×P1
と約30%程度パワーセイブされる。
上述のスクリーン2において、D<Hとしたのは、D≧Hに比較して効率が良いからである。
即ち、D<Hのスクリーンの直径をD(例えば、0.4m)、高さをH(例えば、0.9m)、攪拌部材の回転数をN(540rpm)とした場合のスクリーン2を通過する流量をQ、これに要する動力をP1、
また、D>Hのスクリーンの直径をd(例えば、0.6m)、高さをh(例えば、0.6m)、攪拌部材の回転数をn(812rpm)、スクリーン2を通過する流量をQ、これに要する動力をP2とした場合、
計算式によれば、P1とP2との関係は、
P2=(d/D)5×(n/N)3×(h/H)×P1
=0.67×P1
と約30%程度パワーセイブされる。
図2に示す4は、第1の室2Aに製紙原料を上方から供給し、第1の室2Aの上方側に位置する第1の製紙原料供給口4Aを有する第1の製紙原料供給通路で、図2に示す5は、第1の室2Aに製紙原料を下方から供給し、第1の製紙原料供給口4Aより下方に位置する第2の製紙原料供給口5Aを有する第2の製紙原料供給通路で、第1の製紙原料供給口4Aは上方の開口部2Dより高い位置に、第2の製紙原料供給口5Aは下方の開口部2Eより低い位置に、それぞれ位置している。第1の製紙原料供給通路4と第2の製紙原料供給通路5の上流側は共用された一本の供給通路Sとなっている。
なお、本実施例では、一本の供給通路Sを分岐して第1の製紙原料供給通路4と第2の製紙原料供給通路5としたが、場合により、共用せずに別個独立にそれぞれ設けるようにしても良い。
なお、本実施例では、一本の供給通路Sを分岐して第1の製紙原料供給通路4と第2の製紙原料供給通路5としたが、場合により、共用せずに別個独立にそれぞれ設けるようにしても良い。
図2に示す6は、第1の室2A内であって、スクリーン2の内側に配置され、槽3内の製紙原料を攪拌する攪拌部材で、攪拌部材6は、例えば、回転する円筒形状の胴部61の側面に取り付けられた複数の攪拌部62とを備えている。胴部61は、図示しないモータからの回転をベルト7、回転軸8を介して伝達され、回転するようになっている。
図2に示す9は、スクリーン2の開口部2C(スリット又は丸孔)を通過してきた製紙原料を受け入れる第2の室2Bに連通し、スクリーン2を介して精選された製紙原料を槽3の外へ導く精選製紙原料排出通路である。
また、図3に示す10は、スクリーンSの側面に設けた異物排出口2Fを介して第1の室2Aに連通し、スクリーンSを通過しない製紙原料中の異物を槽3の外へ導く異物排出通路である。
この異物排出口2Fは、好ましくは、スクリーン2の1/2の高さにあって、図4乃至図8に示すように、スクリーン2の外周に沿うように弧状に形成されている。
これは、製紙原料中の異物(例えば、比較的軽い軽量な異物)をスクリーン2の1/2の高さ位置に効率良く集めると共に、異物排出口2Fの開口面積を広く取って、異物排出口2Fの目詰まりをも防ぐためである。
なお、図2に示す11は、第1の室2Aに連通し、スクリーンSを通過しない製紙原料中の比較的重い重量異物を槽3の外へ導く重量異物排出通路である。
また、図3に示す10は、スクリーンSの側面に設けた異物排出口2Fを介して第1の室2Aに連通し、スクリーンSを通過しない製紙原料中の異物を槽3の外へ導く異物排出通路である。
この異物排出口2Fは、好ましくは、スクリーン2の1/2の高さにあって、図4乃至図8に示すように、スクリーン2の外周に沿うように弧状に形成されている。
これは、製紙原料中の異物(例えば、比較的軽い軽量な異物)をスクリーン2の1/2の高さ位置に効率良く集めると共に、異物排出口2Fの開口面積を広く取って、異物排出口2Fの目詰まりをも防ぐためである。
なお、図2に示す11は、第1の室2Aに連通し、スクリーンSを通過しない製紙原料中の比較的重い重量異物を槽3の外へ導く重量異物排出通路である。
従って、製紙原料が供給通路Sを介して、第1の製紙原料供給通路4及び第2の製紙原料供給通路5により槽3内に供給され、図示しないモータからの回転をベルト7、回転軸8を介して伝達され、攪拌部材6が回転すると、製紙原料中の異物は、スクリーンSを通過できず、第1の室内2A内に貯留し、スクリーンSを通過した製紙原料は、第2の室2B、精選製紙原料排出通路9を介して槽3外へと導かれる。
従来、製紙原料をスクリーンの内側から外側に向かって流入させて精選する所謂アウトワード式スクリーン装置にあっては、製紙原料が槽の下方に行くに従って、製紙原料が濃縮され、スクリーンによる分別効果が低下していたが、
この実施例のスクリーン装置1によれば、第1の製紙原料供給口4Aはスクリーン2の上方の開口部2Dより高い位置に、第2の製紙原料供給口5Aはスクリーン2の下方の開口部2Eより低い位置に、それぞれ位置し、スクリーン2の側面に設けた異物排出口2Fを介して第1の室2Aに連通し、スクリーン2を通過しない製紙原料中の異物を槽3の外へ導く異物排出通路10を設けたため、製紙原料をスクリーン2の内側から外側に向かって流入させて精選する所謂アウトワード式スクリーン装置において、製紙原料のスクリーン2への供給口(上方の開口部2D又は下方の開口部2E)から排出口(異物排出口2F)に至る距離が短くなり、製紙原料が濃縮されにくく、精選効率を向上させることができる。
なお、異物排出通路10、重量異物排出通路11には、図示しない通路内を開閉するバルブにより、その開度を調整したり、又は、適宜開閉調整することにより、第1の室内2A内に貯留した異物を槽3の外へと導くようにしている。
従来、製紙原料をスクリーンの内側から外側に向かって流入させて精選する所謂アウトワード式スクリーン装置にあっては、製紙原料が槽の下方に行くに従って、製紙原料が濃縮され、スクリーンによる分別効果が低下していたが、
この実施例のスクリーン装置1によれば、第1の製紙原料供給口4Aはスクリーン2の上方の開口部2Dより高い位置に、第2の製紙原料供給口5Aはスクリーン2の下方の開口部2Eより低い位置に、それぞれ位置し、スクリーン2の側面に設けた異物排出口2Fを介して第1の室2Aに連通し、スクリーン2を通過しない製紙原料中の異物を槽3の外へ導く異物排出通路10を設けたため、製紙原料をスクリーン2の内側から外側に向かって流入させて精選する所謂アウトワード式スクリーン装置において、製紙原料のスクリーン2への供給口(上方の開口部2D又は下方の開口部2E)から排出口(異物排出口2F)に至る距離が短くなり、製紙原料が濃縮されにくく、精選効率を向上させることができる。
なお、異物排出通路10、重量異物排出通路11には、図示しない通路内を開閉するバルブにより、その開度を調整したり、又は、適宜開閉調整することにより、第1の室内2A内に貯留した異物を槽3の外へと導くようにしている。
なお、上述した実施例においては、第1の室内2A内に希釈水を導入していないが、図10に示すように、希釈水を第1の室内2A内に導入しても良いし、また、上述した実施例においては、攪拌部材6の胴部61の直径は同寸法としているが、図10に示すように、異なるように形成しても良い。なお、図10においては、上述した実施例と同一部分に同一符号を付してその説明を一部省略している。
即ち、図10に示す20は、スクリーン2の側面に設けた第1の希釈水導入口2Gを介して第1の室2Aに連通し、スクリーン2内に希釈水を導く第1の希釈水通路で、30は、スクリーン2の側面に設けた第2の希釈水導入口2Hを介して第1の室2Aに連通し、スクリーン2内に希釈水を導く第2の希釈水通路で、第1の希釈水導入口2Gは異物排出口2Fより上に位置し、第2の希釈水導入口2Hは異物排出口2Fより下に位置するようになっている。
また、攪拌部材6は、槽3の上から下に向かって、順次、側面に複数の第1の攪拌部62’を備えた第1の円筒部61’、側面に複数の第2の攪拌部62”を備えた第2の円筒部61”、側面に複数の第3の攪拌部62’”を備えた第3の円筒部61’”を備えている。そして、異物排出口2Fは、第2の円筒部61”に対向する位置に設けると共に、第1の希釈水導入口2Gは、スクリーン2の高さの方向において、上方の開口部2Dより異物排出口2Fに近い側に(h0<h1)、第2の希釈水導入口2Hは、スクリーン2の高さの方向において、下方の開口部2Eより異物排出口2Fに近い側に(h0’<h1’)、それぞれ位置している。
そして、スクリーン2と第2の円筒部61”との間隙W1は、スクリーン2と第1の円筒部61’との間隙W2及びスクリーン2と第3の円筒部61’”との間隙W3より大となっている。
これは、希釈水を受け入れるスペースが大となる分、濃縮された製紙原料の希釈効果を高めて、精選効率を向上させるためである。
そして、スクリーン2と第2の円筒部61”との間隙W1は、スクリーン2と第1の円筒部61’との間隙W2及びスクリーン2と第3の円筒部61’”との間隙W3より大となっている。
これは、希釈水を受け入れるスペースが大となる分、濃縮された製紙原料の希釈効果を高めて、精選効率を向上させるためである。
従って、図10記載のスクリーン装置1は、上述の図1乃至図9記載のスクリーン装置1と同様に、製紙原料が供給通路Sを介して、第1の製紙原料供給通路4及び第2の製紙原料供給通路5により槽3内に供給され、図示しないモータからの回転を図示しないベルト、回転軸8を介して伝達され、攪拌部材6が回転すると、製紙原料中の異物は、スクリーンSを通過できず、第1の室内2A内に貯留し、スクリーンSを通過した製紙原料は、第2の室2B、精選製紙原料排出通路9を介して槽3外へと導かれる。
また、第1の製紙原料供給口4Aはスクリーン2の上方の開口部2Dより高い位置に 、第2の製紙原料供給口5Aはスクリーン2の下方の開口部2Eより低い位置に、それぞれ位置し、スクリーン2の側面に設けた異物排出口2Fを介して第1の室2Aに連通し 、スクリーン2を通過しない製紙原料中の異物を槽3の外へ導く異物排出通路10を設けたため、製紙原料をスクリーン2の内側から外側に向かって流入させて精選する所謂アウトワード式スクリーン装置において、製紙原料のスクリーン2への供給口(上方の開口部2D又は下方の開口部2E)から排出口(異物排出口2F)に至る距離が短くなり、製紙原料が濃縮されにくく、精選効率を向上させることができる。
なお、特に、スクリーン2と第2の円筒部61”との間隙W1は、スクリーン2と第1の円筒部61’との間隙W2及びスクリーン2と第3の円筒部61’”との間隙W3より大となっているため、第1の希釈水通路20及び第2の希釈水通路30よりの希釈水を受け入れるスペースが大となる分、濃縮された製紙原料の希釈効果を高めて、精選効率を向上させることができる。
また、第1の製紙原料供給口4Aはスクリーン2の上方の開口部2Dより高い位置に 、第2の製紙原料供給口5Aはスクリーン2の下方の開口部2Eより低い位置に、それぞれ位置し、スクリーン2の側面に設けた異物排出口2Fを介して第1の室2Aに連通し 、スクリーン2を通過しない製紙原料中の異物を槽3の外へ導く異物排出通路10を設けたため、製紙原料をスクリーン2の内側から外側に向かって流入させて精選する所謂アウトワード式スクリーン装置において、製紙原料のスクリーン2への供給口(上方の開口部2D又は下方の開口部2E)から排出口(異物排出口2F)に至る距離が短くなり、製紙原料が濃縮されにくく、精選効率を向上させることができる。
なお、特に、スクリーン2と第2の円筒部61”との間隙W1は、スクリーン2と第1の円筒部61’との間隙W2及びスクリーン2と第3の円筒部61’”との間隙W3より大となっているため、第1の希釈水通路20及び第2の希釈水通路30よりの希釈水を受け入れるスペースが大となる分、濃縮された製紙原料の希釈効果を高めて、精選効率を向上させることができる。
1 スクリーン装置
2 スクリーン
2A 第1の室
2B 第2の室
2D 上方の開口部
2E 下方の開口部
2F 異物排出口
3 槽
4 第1の製紙原料供給通路
4A 第1の製紙原料供給口
5 第2の製紙原料供給通路
5A 第2の製紙原料供給口
6 攪拌部材
10 異物排出通路
2 スクリーン
2A 第1の室
2B 第2の室
2D 上方の開口部
2E 下方の開口部
2F 異物排出口
3 槽
4 第1の製紙原料供給通路
4A 第1の製紙原料供給口
5 第2の製紙原料供給通路
5A 第2の製紙原料供給口
6 攪拌部材
10 異物排出通路
Claims (3)
- 製紙原料を受け入れる槽と、
この槽を第1の室と第2の室に区分し、前記製紙原料中の異物を分別し、直径より高さ寸法が長い両端部が開口した円筒形状で、側面に丸孔又はスリット状の開口部を有し、前記高さの方向が垂直方向を向くように前記槽内に立設したスクリーンと、
このスクリーンの開口した両端部は、上方の開口部と下方の開口部であり、
前記第1の室に前記製紙原料を上方から供給し、前記第1の室の上方側に位置する第1の製紙原料供給口を有する第1の製紙原料供給通路と、
前記第1の室に前記製紙原料を下方から供給し、前記第1の製紙原料供給口より下方に位置する第2の製紙原料供給口を有する第2の製紙原料供給通路と、
前記第1の製紙原料供給口は前記上方の開口部より高い位置に、前記第2の製紙原料供給口は前記下方の開口部より低い位置に、それぞれ位置し、
前記第1の室内であって、前記スクリーンの内側に配置され、前記槽内の前記製紙原料を攪拌する攪拌部材と、
前記第2の室に連通し、前記スクリーンを介して精選された前記製紙原料を前記槽の外へ導く精選製紙原料排出通路と、
前記スクリーンの側面に設けた異物排出口を介して前記第1の室に連通し、前記スクリーンを通過しない前記製紙原料中の異物を前記槽の外へ導く異物排出通路と
を備えたことを特徴とするスクリーン装置。 - スクリーンの側面に設けた異物排出口は、スクリーンの1/2の高さにあって、前記スクリーンの外周に沿うように弧状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のスクリーン装置。
- スクリーンの側面に設けた第1の希釈水導入口を介して前記第1の室に連通し、前記スクリーン内に希釈水を導く第1の希釈水通路と、
前記スクリーンの側面に設けた第2の希釈水導入口を介して前記第1の室に連通し、前記スクリーン内に希釈水を導く第2の希釈水通路と、
前記第1の希釈水導入口は異物排出口より上に位置し、前記第2の希釈水導入口は前記異物排出口より下に位置し、
攪拌部材は、槽の上から下に向かって、順次、側面に複数の第1の攪拌部を備えた第1の円筒部、側面に複数の第2の攪拌部を備えた第2の円筒部、側面に複数の第3の攪拌部を備えた第3の円筒部を備え、
前記異物排出口は、前記第2の円筒部に対向する位置に設け、
前記スクリーンと前記第2の円筒部との距離は、前記スクリーンと前記第1の円筒部との距離及び前記スクリーンと前記第3の円筒部との距離より大であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスクリーン装置。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006076539A JP2007254901A (ja) | 2006-03-20 | 2006-03-20 | スクリーン装置 |
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