JP2007241831A - 硬貨処理装置、硬貨処理方法及び硬貨処理プログラム - Google Patents

硬貨処理装置、硬貨処理方法及び硬貨処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】家庭等に保管されている硬貨を効率よく回収することができる硬貨処理装置を提供する。
【解決手段】複数の硬貨を同時に投入可能に形成された硬貨投入口と、硬貨投入口から投入された硬貨を金種毎に計数する計数手段と、金種毎の計数結果に基づいて、金種毎の計数手数料を設定する手数料設定手段と、投入された硬貨の真偽を識別する識別手段と、真の硬貨と識別された硬貨の金種毎の計数値に基づく合計金額から金種毎の計数手数料の金額の合計値を差し引いた金額に相当する有価価値を特定可能な有価価値特定情報を記憶した複数種の記憶媒体を発行する記憶媒体発行手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、投入された硬貨を計数処理する硬貨処理装置、硬貨処理方法及び硬貨処理プログラムに関する。
近年、消費税の導入に伴い硬貨を釣りとして受け取る機会が増えてきている。消費者は、硬貨を持ち歩くのは面倒であるため、釣りとして受け取った硬貨を自宅に大量に保管していることが多く、硬貨の流通量が非常に減ってきている。硬貨の流通量が減ってしまうと、小売店等における支払い処理時の釣り銭用の硬貨が不足してしまうという問題がある。また、硬貨鋳造コストがかかり経済的負担が大きい。
なお、先行技術として、小額硬貨を高額硬貨又は紙幣に両替可能な硬貨両替機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−73531号公報
ところで、一般家庭等に保管されている硬貨を回収するためには、特許文献1に記載されている硬貨両替機を金融機関等に設置して、硬貨を紙幣に両替することが考えられる。 しかしながら、硬貨を保管している者は、買い物やパチンコなど何かのついでではなく、大量の硬貨を持参して、両替が目的でわざわざ金融機関へ出向くのは面倒であり、また、このように各金種によらず計数した枚数により一律の両替手数料が課されているので、家庭内で保管される硬貨に多くは1円玉で占められるので割高感があることもあり、両替が行われずにそのまま保管されてしまい硬貨の回収が進まないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、家庭等に保管されている硬貨を効率よく回収することができる硬貨処理装置、硬貨処理方法及び硬貨処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、複数の硬貨を同時に投入可能に形成された硬貨投入口と、前記硬貨投入口から投入された硬貨を金種毎に計数する計数手段と、前記金種毎の計数結果に基づいて、金種毎に手数料を設定する手数料設定手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、複数の硬貨を同時に投入可能に形成された硬貨投入口を備えた硬貨処理装置における硬貨処理方法であって、前記硬貨投入口から投入された硬貨を金種毎に計数する計数ステップと、前記金種毎の計数結果に基づいて、金種毎に手数料を設定する手数料設定ステップとを有することを特徴とする。
本発明は、複数の硬貨を同時に投入可能に形成された硬貨投入口を備えた硬貨処理装置上で動作する硬貨処理プログラムであって、前記硬貨投入口から投入された硬貨を金種毎に計数する計数ステップと、前記金種毎の計数結果に基づいて、金種毎に手数料を設定する手数料設定ステップとをコンピュータに行わせることを特徴とする。
上記の発明によれば、金種毎の計数結果に基づいて、金種毎の手数料を設定できるので、金種毎に最適な手数料に設定することができ、家庭内で保管される硬貨に多くは1円玉で占められていても割高感が発生しないため、当該硬貨を効率よく回収できる。
なお、硬貨処理装置は1のコンピュータで構成するとは限らず、ネットワーク接続された複数のコンピュータで構成するようにしてもよい。例えば、計数手段と、手数料設定手段とを別個のコンピュータにて行ってもよく、手数料設定手段を複数のコンピュータで分散実行させてもよい。また、投入硬貨の真偽を識別する識別手段で真と判別された硬貨のみを受け入れ、偽と判別した硬貨を排除して、金種毎に計数する計数手段を行うようにしてもよい。
本発明は、複数の硬貨を同時に投入可能に形成された硬貨投入口と、前記硬貨投入口から投入された硬貨を金種毎に計数する計数手段と、前記計数結果に基づいて、少なくとも1種を除いた金種の手数料を設定する手数料設定手段とを備えたことを特徴とする。
上記の発明によれば、計数結果に基づいて、少なくとも1種を除いた金種の計数手数料を設定するので、金種毎に最適な手数料に設定することができ、家庭内で保管される硬貨に多くは1円玉で占められていても割高感が発生しないため、当該硬貨を効率よく回収できる。
なお、硬貨処理装置は1のコンピュータで構成するとは限らず、ネットワーク接続された複数のコンピュータで構成するようにしてもよい。例えば、計数手段と、手数料設定手段とを別個のコンピュータにて行ってもよく、手数料設定手段を複数のコンピュータで分散実行させてもよい。また、投入硬貨の真偽を識別する識別手段で真と判別された硬貨のみを受け入れ、偽と判別した硬貨を排除して、金種毎に計数する計数手段を行うようにしてもよい。識別手段は、例えば電波を発信し、硬貨か否かを判定する被検体からの応答電波によりその材質を判定するようなものを例示できる。
本発明は、前記手数料設定手段は、1円硬貨のみ前記手数料が設定可能であることを特徴する。
上記の発明によれば、1円硬貨のみ手数料が設定可能であるので、小さくて取り扱い難い1円についてその取り扱い工数に応じた手数料設定ができる。
前記金種毎の計数結果に基づく合計金額から金種毎の手数料の金額の合計値を差し引いた金額に相当する有価価値を特定可能な有価価値特定情報を記憶した複数種の記憶媒体を発行する記憶媒体発行手段とをさらに備えたことを特徴とする。
上記の発明によれば、金種毎の計数結果に基づく合計金額から金種毎の手数料の金額の合計値を差し引いた金額に相当する有価価値を特定可能な有価価値特定情報を記憶した記憶媒体を発行する記憶媒体発行手段を備えるので、買い物やパチンコなど何かのついでに、家庭内で保管される硬貨を有価価値として買い物やパチンコなどに利用可能な記憶媒体として発行できるため、当該硬貨を効率よく回収できる。
なお、上記発明は、投入された硬貨の真偽を識別する識別手段と、真の硬貨と識別された硬貨の金種毎の計数値に基づく合計金額から金種毎の手数料の金額の合計値を差し引いた金額に相当する有価価値を特定可能な有価価値特定情報を記憶した複数種の記憶媒体を発行する記憶媒体発行手段とをさらに備えた硬貨処理装置としてもよい。また、有価価値特定情報としては、度数などの有価価値そのもの、記憶媒体などのID情報などが例示でき、ID情報を用いる場合、度数などの有価価値を当該硬貨処理装置や他の情報機器に記憶させ、ID情報に基づいて度数などの有価価値を読み出して特定することができる。また、投入硬貨以外にも紙幣や電子マネーを記憶した他の記憶媒体を受け入れて有価価値としてもよい。
本発明は、前記金種毎の計数結果に基づく合計金額に相当する有価価値を特定可能な有価価値特定情報を記憶した記憶媒体を発行する記憶媒体発行手段と、前記手数料を出力可能なことを特徴とする。
上記の発明によれば、金種毎の計数結果に基づく合計金額に相当する有価価値を特定可能な有価価値特定情報を記憶した記憶媒体を発行するとともに、手数料を出力可能なので、上記の発明によれば、前記金種毎の計数結果に基づく合計金額に相当する有価価値を特定可能な有価価値特定情報を記憶した記憶媒体を発行するので、買い物やパチンコなど何かのついでに、家庭内で保管される硬貨を有価価値として買い物やパチンコなどに利用可能な記憶媒体として発行できるため、当該硬貨を効率よく回収できる。また、例えば、手数料を、硬貨を投入して有価価値特定情報を記憶した記憶媒体を発行された客の負担としないで、手数料を出力して明らかにすることで他の者(例えば当該硬貨処理装置を設置して有価価値特定情報を記憶した記憶媒体の有価価値を消費することのできるお店)の負担とすることもできる。
なお、出力とは、印字、モニタへ表示するための出力、あるいは外部機器への出力などを例示できる。
本発明は、前記有価価値特定情報を所定の情報機器へ送信する送信手段をさらに備えたことを特徴とする。
上記の発明によれば、有価価値特定情報を所定の情報機器に送信できるので、例えば、所定の情報機器においても、有価価値を記憶するように構成すれば、記憶媒体の有価価値を偽造された場合においても、所定の情報機器に記憶した有価価値との照合を行うことで、偽造か否かを判定することができる。
本発明は、パチンコホールに設置され、前記記憶媒体発行手段で発行される記憶媒体に記憶された有価価値特定情報によって特定される有価価値の範囲内で遊技媒体の払出しが可能なことを特徴とする。
上記の発明よれば、パチンコホールに設置され、前記記憶媒体発行手段で発行される記憶媒体に記憶された有価価値特定情報によって特定される有価価値の範囲内で遊技媒体の払出しが可能なので、家庭内で保管される硬貨を有価価値としてパチンコやスロットマシンなどに利用可能である。
本発明は、前記手数料設定手段は、1の金種当りの手数料について複数種の手数料を設定可能であることを特徴とする。また本発明は、前記複数の手数料の種別毎に集計可能であることを特徴とする。
上記の発明によれば、1の金種当りの手数料について複数種の手数料を設定可能なので、例えば、複数の手数料の種別毎に集計して、それぞれの手数料の支払い元と、受け取り先などを任意に設定でき、自由度の高いビジネスモデル設計が可能となる。
なお、複数種の手数料としては、例えば、両替手数料、記憶媒体発行手数料、通信料などを例示できる。またなお、前記複数種の手数料の支払元を指定可能とし、支払元が硬貨の入金を行った客である場合には、発行する記憶媒体の有価価値から前記手数料を差し引き、支払元がパチンコホールなどの本硬貨処理装置を設置するお店の場合には、発行する記憶媒体の有価価値から前記手数料を差し引かないで入金された硬貨分の有価価値の記憶媒体を発行する、ようにしてもよい。またなお、前記複数種の手数料の支払先を指定可能としてもよい。
本発明は、複数の硬貨を同時に投入可能に形成された硬貨投入口と、前記硬貨投入口から投入された硬貨を金種毎に計数する計数手段と、1の入金機会、所定期間及び所定入金機会の少なくとも1における金種毎の計数値が所定の制限値を超える場合、または、1の入金機会、所定期間及び所定入金機会の少なくとも1における金種毎の投入比率が一部の金種に偏っている場合の少なくとも一方である場合に、異常と判定する異常判定手段と、前記異常が発生した場合に、投入硬貨の一部または全部の返金、硬貨計数の停止、報知、入金者の画像撮像の少なくとも1つを行う異常処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、複数の硬貨を同時に投入可能に形成された硬貨投入口を備えた硬貨処理装置における硬貨処理方法であって、前記硬貨投入口から投入された硬貨を金種毎に計数する計数ステップと、1の入金機会、所定期間及び所定入金機会の少なくとも1における金種毎の計数値が所定の制限値を超える場合、または、1の入金機会、所定期間及び所定入金機会の少なくとも1における金種毎の投入比率が一部の金種に偏っている場合の少なくとも一方である場合に、異常と判定する異常判定ステップと、前記異常が発生した場合に、投入硬貨の一部または全部の返金、硬貨計数の停止、報知、入金者の画像撮像の少なくとも1つを行う異常処理ステップとを有することを特徴とする。
本発明は、複数の硬貨を同時に投入可能に形成された硬貨投入口を備えた硬貨処理装置上で動作する硬貨処理プログラムであって、前記硬貨投入口から投入された硬貨を金種毎に計数する計数ステップと、1の入金機会、所定期間及び所定入金機会の少なくとも1における金種毎の計数値が所定の制限値を超える場合、または、1の入金機会、所定期間及び所定入金機会の少なくとも1における金種毎の投入比率が一部の金種に偏っている場合の少なくとも一方である場合に、異常と判定する異常判定ステップと、前記異常が発生した場合に、投入硬貨の一部または全部の返金、硬貨計数の停止、報知、入金者の画像撮像の少なくとも1つを行う異常処理ステップとをコンピュータに行わせることを特徴とする。
本発明は、前記異常判定手段により異常と判定された場合に、少なくとも時刻情報を含む関連情報を履歴情報として出力する履歴出力手段をさらに備えたことを特徴とする。
本発明は、前記異常判定手段により異常と判定された場合に、関連情報を所定期間の集計情報として出力する集計情報出力手段をさらに備えたことを特徴とする。
上記の発明によれば、複数の硬貨を同時に投入可能に形成された硬貨投入口と、前記硬貨投入口から投入された硬貨を金種毎に計数する計数手段と、1の入金機会、所定期間及び所定入金機会の少なくとも1における金種毎の計数値が所定の制限値を超える場合、または、1の入金機会、所定期間及び所定入金機会の少なくとも1における金種毎の投入比率が一部の金種に偏っている場合の少なくとも一方である場合に、異常と判定する異常判定手段と、前記異常が発生した場合に、投入硬貨の一部または全部の返金、硬貨計数の停止、報知、入金者の画像撮像の少なくとも1つを行う異常処理手段とを備えるので、偽造コストの関係から所定金種のみに偏りがちな所定金種の偽造硬貨を大量に持ち込んだ場合に異常と判定できる。そして、異常判定手段により異常と判定された場合に、少なくとも時刻情報を含む関連情報を履歴情報として出力する履歴出力手段をさらに備えることで、例えば、偽造硬貨を大量に所定金種のみ持ち込んだ場合の履歴情報を発生時刻とともに明示できる。また、異常判定手段により異常と判定された場合に、関連情報を所定期間の集計情報として出力する集計情報出力手段をさらに備えることで、例えば、偽造硬貨を大量に所定金種のみ持ち込んだ場合の関連情報を所定期間にかけて集計できるので被害額などを特定できる。
本発明によれば、家庭等に保管されている硬貨を効率よく回収することができるという効果が得られる。また、パチンコホールに設置するようにしたため、遊技目的の資金に保管されている硬貨を用いることができるため、硬貨の回収と集客効果を同時に見込めるという効果が得られる。また、偽造コストの関係から所定金種のみに偏りがちな所定金種の偽造硬貨を大量に持ち込んだ場合に異常と判定できるという効果が得られる。
以下、本発明の一実施形態による硬貨処理装置を図面を参照して説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、符号1は、投入された複数の硬貨を計数し、両替や記憶媒体発行を行う際の手数料を設定する硬貨処理装置である。符号1A、1Bは、硬貨処理装置1と同様の構成を備えた硬貨処理装置である。3台の硬貨処理装置には、装置を識別するための装置識別番号が予め付与されている。ここでは、硬貨処理装置1、1A、1Bの装置識別番号をそれぞれ「K001」、「K002」、「K003」とする。この装置識別番号は、硬貨処理装置1が設置される場所を特定する情報も含まれる。符号2は、有価価値特定情報が書き込まれた記憶媒体を発行する記憶媒体発行機である。符号3は、硬貨処理装置1、1A、1B及び記憶媒体発行機2を管理する管理サーバである。符号4は、3台の硬貨処理装置1、1A、1B、記憶媒体発行機2及び管理サーバが接続されるネットワークであり、各装置は、ネットワーク4を介して情報通信が可能である。なお、図1においては、3台の硬貨処理装置1、1A、1Bと1台の記憶媒体発行機2のみを図示したが、ネットワーク4には、4台以上の硬貨処理装置と2台以上の記憶媒体発行機が接続されていてもよい。また、図1に示す硬貨処理装置1、1A、1B、記憶媒体発行機2及び管理サーバ3の各装置は、パチンコホールに設置されるものであり、記憶媒体発行機2で発行される記憶媒体は、硬貨処理装置1、1A、1Bで入金された合計額に基づく有価価値として、例えば度数が記憶媒体に記憶され、管理サーバ3などの情報機器に記憶媒体のIDに基づき記憶され、有価価値は、遊技媒体の貸し出しに消費することができる。ただし、管理サーバ3は、通常本システムの運営主体(例えばA社)によって運営されるが、必ずしもパチンコホールに設置されている必要はなく、ネットワーク4を介して遠隔地に設置されていてもよい。また、記憶媒体発行機2は、硬貨処理装置1、1A、1Bそれぞれと同一筐体に設けるようにしてもよい。また、硬貨処理装置1、1A、1Bには、紙幣挿入識別装置や、他の電子マネーなどの有価価値を記憶した第2の記憶媒体のリーダライタ、クレジットカードや銀行キャッシュカードの読取装置などを同一筐体に設け、紙幣や電子マネー、クレジットカードやキャッシュカードによる第2の有価価値分を、記憶媒体発行機2において発行する第1の有価価値として加算可能に構成してもよい。
符号11は、硬貨処理装置1の処理動作を統括して制御する制御部である。符号12は、操作ボタン等から構成する操作部である。符号13は、液晶のディスプレイ等から構成する表示部である。符号14は、複数の硬貨を同時に投入することができる硬貨投入口に投入硬貨が存在するか否か検出する硬貨検出部である。符号15は、硬貨投入口から投入された硬貨の真偽判別を行い、真の硬貨と判別された硬貨を金種毎に計数する計数部である。符号16は、計数部15における計数中に異常が検出された場合に、投入硬貨を排出する排出部である。符号17は、計数部15において計数された硬貨を金種毎に収納する硬貨収納部である。符号18は、計数部15における硬貨の計数処理において異常であるか否かを判定するための判定条件の情報が記憶された判定データベースであり、ハードディスクからなる。符号19は、硬貨処理装置1を使用するユーザの画像を撮像するビデオカメラである。
符号20は、1回の硬貨投入機会における金種毎の計数結果を記憶する計数結果記憶部である。符号21は、硬貨を計数することに対する手数料、両替を行うことに対する手数料、記憶媒体を発行することに対する手数料、通信することに対する手数料の設定を投入硬貨の金額に基づいて設定する手数料設定部である。符号22は、金種毎の手数料に対する、硬貨を計数することに対する計数手数料、両替を行うことに対する両替手数料、記憶媒体を発行することに対する発行手数料、及び通信することに対する通信手数料などの値が予め記憶された手数料データベースである。符号23は、有価価値特定情報を出力する有価価値特定情報出力部である。符号24は、有価価値特定情報出力部23から出力される有価価値特定情報に基づいて、有価価値の情報が記憶された記憶媒体を発行する記憶媒体発行部である。符号25は、ネットワーク4を介して、他の装置との間で情報通信を行う通信部である。符号26は、計数処理中に異常が検出された場合に、警報を発する警報部である。符号27は、投入された硬貨を両替する両替部である。
符号31は、管理サーバ3の処理動作を統括して制御する制御部である。符号32は、キーボード等で構成する入力部である。符号33は、ディスプレイ装置で構成する表示部である。符号34は、硬貨処理装置1、1A、1Bにおいて硬貨の処理を実行した際の集計情報を記憶する集計情報記憶部である。符号35は、各硬貨処理装置硬貨処理装置1、1A、1Bから集計情報を収集して、集計情報記憶部34へ記憶する処理を行う集計処理部である。符号36は、硬貨処理装置1、1A、1Bにおいて発生した異常等の履歴情報を記憶する履歴情報記憶部である。符号37は、符号35は、各硬貨処理装置硬貨処理装置1、1A、1Bから履歴情報を収集して、履歴情報記憶部36へ記憶する処理を行う履歴情報管理部である。符号38は、有価価値(度数)の値が記憶媒体の識別符号(ID)に関係付けられて記憶された有価価値情報記憶部である。符号39は、ネットワーク4を介して、他の装置との間で情報通信を行う通信部である。
ここで、有価価値特定情報について説明する。有価価値特定情報とは、有価価値を特定可能な情報という意味であり、例えば、有価価値情報自体も有価価値を特定できるので有価価値特定情報であり、他の有価価値特定情報としては、記憶媒体の識別符号(ID)も記憶媒体を取扱う装置やネットワークに接続された他の装置の記憶部に記憶された有価価値情報を読み出して有価価値を特定可能な情報であるので有価価値特定情報である。また有価価値とは、パチンコホール内においては遊技媒体を貸し出す際に消費される度数などの金銭価値を示す情報であり、例えば1度数で100円の金銭価値を有するものである。他には、パチンコホール以外にも電話料金用のテレホンカードの度数、電車乗車料の度数などを例示できる。この有価価値特定情報としての有価価値(度数)及やIDは、磁気カードやICカード等の情報書込可能なカードに、有価価値(度数)及び/またはIDが、書き込まれており、このカードを玉貸し機のカード読み取り機に挿入することにより、カード内に書き込まれている有価価値(度数)が減算されて、玉貸し代金の決済に用いたり、例えばスーパーマーケットなどでの購入代金の一部乃至全部の決済に用いられる。カード内に書き込まれる情報は、有価価値(度数)及びIDの少なくとも一方が書き込まれることが通例である。以下の説明においては、カードには、IDのみが書き込まれるものとして説明する。
次に、図3を参照して、図1に示す判定データベース18のテーブル構造を説明する。図3は、図1に示す判定データベース18のテーブル構造を示す図である。判定データベース18は、判定条件(しきい値)、実施フラグ、停止処理フラグ、報知処理フラグ、画像取得フラグ、計数対象フラグが関係付けられて記憶されるメモリフィールドを有している。判定条件は、計数処理時において、異常な状態が発生したか否かを判定するための判定条件(しきい値)が複数記憶される。ここでは、判定条件として、各硬貨の投入比率が一部の金種に偏っているか否かを判定するための投入比率値と、金種毎の硬貨計数値が所定の制限値を超えているか否かを判定するための投入数とがしきい値として記憶されている例を示している。実施フラグは、記憶されている判定条件のうちどの判定条件を使用して異常判定を実施するか否かのフラグであり、実施する判定条件に対して、「1」が記憶され、実施しない判定条件に対して、「0」が記憶される。
返金処理フラグは、実施する判定条件を満たした場合に、投入された硬貨を返金するか否かを設定するフラグあり、返金処理を行う場合に「1」が記憶され、返金処理を行わない場合に「0」が記憶される。停止処理フラグは、実施する判定条件を満たした場合に、投入された硬貨の計数を停止するか否かを設定するフラグあり、停止処理を行う場合に「1」が記憶され、停止処理を行わない場合に「0」が記憶される。報知処理フラグは、実施する判定条件を満たした場合に、報知するか否かを設定するフラグあり、返金処理を行う場合に「1」が記憶され、報知処理を行わない場合に「0」が記憶される。画像取得フラグは、実施する判定条件を満たした場合に、入金者の画像を撮像するか否かを設定するフラグあり、画像取得を行う場合に「1」が記憶され、画像取得を行わない場合に「0」が記憶される。計数対象フラグは、硬貨の金種(1円、5円、10円、50円、100円、500円)毎に計数を行うか否かを設定するフラグであり、計数を行う場合に「1」が記憶され、計数を行わずに返金する場合に「0」が記憶される。これらの情報は、管理サーバ3の入力部32から任意に入力された情報に基づき、ネットワーク4を介して、判定データベース18に書き込まれる。管理者は、所望の異常処理動作に応じて、各フラグを設定することにより、異常発生時の処理を選択的に設定することができる。また、偽装500円硬貨が出回り、偽造500円硬貨等が投入される危険性が高いような場合に、500円硬貨の計数対象フラグを「0」にすることにより、500円硬貨を計数の対象外とすることができるため、所望の硬貨のみを計数対象とすることが可能である。
次に、図4を参照して、図1に示す手数料データベース22のテーブル構造を説明する。図4は、図1に示す手数料データベース22のテーブル構造を示す図である。手数料データベース22は、入金された硬貨の金種毎に、客からの手数料と、ホールからの手数料の料率が記憶される。客からの手数料と、ホールからの手数料それぞれに、各手数料の内訳として、計数手数料、両替手数料、カード(記憶媒体)発行手数料及び特典手数料の項目、その項目毎の料率、及びその項目毎の手数料の支払先が記憶される。客からの手数料とは入金された硬貨にかかる手数料であり、入金硬貨からその手数料分を差し引いた残額がカード(記憶媒体)の有価価値(度数)として発行される。またホールからの手数料とは、客の入金した硬貨とは別にかかるホールが客乃至本システムの運営主体(例えばA社)に支払う手数料であり、入金された硬貨から差し引かれない、即ち客の負担とならない手数料である。客からの手数料(x)およびホールからの手数料(z)は、硬貨の金種毎に、投入硬貨を計数することに対する手数料の値が定義されて記憶されており、この実施例では、客からの手数料(x)の場合高額の金種ほど手数料の値が小さくなるように設定され、ホールからの手数料(z)の場合1円硬貨と5円硬貨の場合のみ、それぞれ4%、2%の手数料、他の硬貨の場合0%の手数料に設定され、それぞれ投入された金額(金種の額に投入数を乗算した値)の割合で金種毎の手数料を定義している例を示している。そしてこの実施例では、客からの手数料(x)およびホールからの手数料(z)についてそれぞれ、金種毎の手数料の内訳として、計数手数料、両替手数料、カード発行手数料、及び特典手数料を設定している。
ホールからの手数料(z)についての内訳として、両替手数料(A)とカード発行手数料(B)が、入金された金額の10%であり支払先がA社と設定されている。即ち、両替手数料(A)及びカード発行手数料(B)について、手数料の支払元がホール、支払先がA社となり、各硬貨が100枚ずつあった場合、1円と5円以外手数料が発生しないので、1円×100枚×0.04(z=4%)×0.1(料率=10%)+5円×100枚×0.02(z=2%)×0.1(料率=10%)=1.4円となる。特典手数料について、手数料の支払元がホール、支払先が客となり、各硬貨が100枚ずつあった場合、1円と5円以外手数料が発生しないので、1円×100枚×0.04(z=4%)×0.05(料率=5%)+5円×100枚×0.02(z=2%)×0.05(料率=5%)=0.6円となる。そして、計数手数料は、ホールからの手数料(z)−両替手数料(A)−カード発行手数料(B)−特典手数料(C)に設定され、支払元がホールであり、支払先がA社となる。
客からの手数料(x)についての内訳として、両替手数料(P)、カード発行手数料(Q)、特典手数料(R)について、それぞれ入金された金額の10%と設定され、支払先がそれぞれA社、ホール、A社、ホールと設定されている。即ち、両替手数料(P)、カード発行手数料(Q)、および特典手数料(R)について、各硬貨が100枚ずつあった場合、(1円×0.06+5円×0.05+10円×0.04+50円×0.03+100円×0.02+500円×0.01)×100枚×0.1(料率=10%)=92.1円となる。そして計数手数料は客からの手数料x−両替手数料(P)−カード発行手数料(Q)−特典手数料(R)にて算出される。そして、客からの手数料、ホールからの手数料の総合計や、支払先毎の総合計や、手数料の内訳である両替手数料、カード発行手数料、特典手数料毎の総合計が、所定期間毎として、例えば1営業日、1週間、1ヶ月、4半期、半期、1年毎に算出され、要求に応じてモニタ出力、プリントアウト、外部機器への通信ネットワークを介して出力される。
またこれらの情報は、管理サーバ3の入力部32から入力された情報に基づき、ネットワーク4を介して、手数料データベース22に書き込まれる。管理者は、この実施例の金種毎の手数料、両替手数料、カード発行手数料、特典手数料、さらには計数手数料について、所望の手数料値を設定することができるため、所望の硬貨(例えば1円硬貨)のみに手数料を設定し、他の硬貨は手数料を設定しないようにすることができる。なお、1円のみの手数料の設定、あるいは500円硬貨を除いた手数料の設定が可能に構成してもよい。また管理者は、金種毎の手数料の内訳として、この実施例で例示した、計数手数料(z−A−B−C−D、x−P−Q−R)、両替手数料(A、P)、カード発行手数料(B、Q)、特典手数料(C、R)などの項目名称の削除、及び、新たな項目名として例えば通信費やサーバ管理費等の修正や追加が可能であり、それぞれの手数料についての料率の設定、入金先などを設定できる。これら設定は、本発明の硬貨処理装置1を設置するパチンコホールなどのクライアント企業と、サーバ3を設置して本システムを運営する運営主体会社の間で、硬貨処理装置1が貸与なのか、販売なのか等の契約条件に応じて適宜に選択できる。
次に、図5を参照して、図1に示す集計情報記憶部34のテーブル構造を説明する。図5は、図1に示す集計情報記憶部34のテーブル構造を示す図である。集計情報記憶部34は、1回の硬貨投入機会毎に、日時、装置識別番号、計数値、投入金額、客からの手数料、ホールからの手数料、計数手数料、両替手数料、カード発行手数料、及び特典手数料が関係付けられて記憶されるメモリフィールドを有している。日時は、硬貨の投入がなされた日付と時刻である。装置識別番号は、硬貨の投入がなされた硬貨処理装置を特定する識別番号である。計数値は、金種毎の計数値(枚数)である。投入金額は、投入された硬貨の合計金額である。客からの手数料、ホールからの手数料、計数手数料、両替手数料、カード発行手数料、及び特典手数料は、手数料設定部21が図4に示す手数料データベース22を参照して、計数値に基づいて算出した値である。これらの情報は、各硬貨処理装置がネットワーク4を介して集計情報記憶部34に書き込まれる。管理者は、集計情報記憶部34に記憶されている情報に基づいて、所定期間中の両替手数料やカード発行手数料の集計等を行うことが可能となる。
次に、図6を参照して、図1に示す履歴情報記憶部36のテーブル構造を説明する。図6は、図1に示す履歴情報記憶部36のテーブル構造を示す図である。履歴情報記憶部36は、1回の異常発生毎に、日時、装置識別番号、発生事象、関連情報及び画像データが関係付けられて記憶されるフィールドを有している。日時は、異常が発生した日付と時刻である。発生事象は、図3に示す判定条件を満たす事象が発生したことを示す情報である。関連情報は、発生事象の詳細情報であり、例えば、投入された各硬貨の投入比率値、各硬貨毎の投入数や、実施した異常処理の特定する情報等である。画像データは、図3に示す画像フラグが「1」である場合に、ビデオカメラ19によって撮像した入金者の画像のデータである。これらの情報は、各硬貨処理装置がネットワーク4を介して集計情報記憶部34に書き込まれる。管理者は、履歴情報記憶部36に記憶されている情報に基づいて、所定期間中に発生した異常状態の把握や発生する異常状態の分析等を行うことが可能となる。
ここで、図7を参照して、図1に示す硬貨処理装置1の外観を説明する。図7は、図1に示す硬貨処理装置1の前面の外観を示す図である。この図において、符号13は、入金者に対する操作のガイダンスメッセージや計数値、投入金額等を表示する表示部である。符号19は、入金者の画像を撮像するためのビデオカメラである。符号26は、異常発生時に光や音を発する警報器である。符号12a〜12cは、図1に示す操作部を構成する操作ボタン群である。符号24aは、図1に示す記憶媒体発行部24がカードの発行を行うためのカード挿入/排出口である。符号27aは、両替時に紙幣を払い出す紙幣払出口である。符号14aは、複数の硬貨を同時に投入可能な投入口である。符号16aは、投入された硬貨を返金する場合に、硬貨を排出する排出口である。
次に、図2、7を参照して、図1に示す硬貨処理装置1の動作を説明する。図2は、図1に示す硬貨処理装置1における硬貨投入時の動作を示すフローチャートである。
まず、硬貨処理装置の電源が投入されると、硬貨検出部14は、投入口14aを監視し、投入口14aから硬貨が投入されたか否かを検出する(ステップS1、S2)。そして、入金者が硬貨を投入口14aから投入することにより、硬貨が検出されると、硬貨検出部14は、硬貨検出を計数部15へ通知する。これを受けて、計数部15は、金種毎に硬貨の枚数をカウントする(ステップS3)。このとき、計数部15は、判定データベース18に記憶されている計数対象フラグを参照して、計数対象フラグが「1」である硬貨のみを計数し、計数対象フラグが「0」である硬貨が検出された場合は、排出口16から排出する。このとき、排出部16は、排出した硬貨の金種と枚数を特定し、金種毎の排出枚数の情報を内部に保持する。
また、計数部15は、判定データベース18に記憶されている実施フラグが「1」である判定条件を満たしたか(例えば計数した所定金種の枚数が所定値以上であるなどの異常が発生したか)否かを判定しながら(ステップS4)、硬貨の計数処理を実行する。この判定の結果、異常と見なされる状態(判定条件を満たす状態)が発生した場合、計数部15は、異常が発生したことを制御部11に通知する。これを受けて、制御部11は、判定データベース18に記憶されている異常処理フラグ(返金処理、停止処理、報知処理及び画像取得のフラグ)を参照して、フラグが「1」である異常処理を実行する(ステップS5)。返金処理フラグが「1」である場合、制御部11は、計数部15に対して、返金処理の実行を指示する。返金処理の指示を受けると、計数部15は、投入された硬貨を排出口16へ排出する。また、停止処理フラグが「1」である場合、制御部11は、計数部15に対して、計数処理の実行停止を指示する。計数処理の実行停止指示を受けると、計数部15は、計数処理を停止する。また、報知処理フラグが「1」である場合、制御部11は、警報器26に対して、警報を発する指示を出す。警報指示を受けると、警報器26は、光や音による警報を発する。また、画像取得フラグが「1」である場合、制御部11は、ビデオカメラ19を起動し、ビデオカメラ19から出力される画像データを入力する。
異常処理を実行した後、制御部11は、異常が発生したことを示す履歴情報を通信部25を介して、管理サーバ3へ出力する(ステップS6)。この履歴情報には、異常発生日時、自己の装置識別番号(ここでは、K001となる)、発生事象、関連情報(金種毎の計数値等)、ビデオカメラ19により撮像した画像データが含まれる。管理サーバ3の制御部31は、この履歴情報を通信部39を介して受信すると、受信した履歴情報を履歴情報管理部37へ受け渡す。これを受けて、履歴情報管理部37は、この履歴情報を履歴情報記憶部36へ記憶する。
一方、異常が検出されない場合、投入された硬貨全ての計数が終了するまで計数処理を継続し、全ての投入硬貨の計数が終了した時点で(ステップS7)、計数部15は、制御部11に対して金種毎の計数値を通知する。これを受けて、制御部11は、金種毎の計数値を計数結果記憶部20に一時記憶する(ステップS8)。
次に、制御部11は、手数料設定部21に対して、手数料の算出を指示する。これを受けて、手数料設定部21は、計数結果記憶部20に記憶されている金種毎の計数値と、手数料データベース22に記憶されている手数料情報とに基づいて、投入金額、計数手数料、カード発行手数料及び両替手数料を算出する。そして、手数料設定部21は、算出した投入金額、計数手数料、カード発行手数料及び両替手数料を制御部11で通知する。
制御部11は、手数料設定部21から通知された投入金額、計数手数料、カード発行手数料、特典手数料、及び両替手数料を表示部13に表示する(ステップS9)。また、制御部11は、「カード発行」ボタン12a、「両替」ボタン12bのいずれかを押下する指示するメッセージを表示する。ここで、入金者は、「カード発行」ボタン12a、「両替」ボタン12b及び「取消」ボタン12cのいずれかを押下する。これを受けて、制御部11は、操作部12の操作内容を読み取る(ステップS10)。
操作部12の操作内容を読み取った結果、「取消」ボタン12cが押下されていれば、制御部11は、計数部15に対して、返金処理を行うように指示する。これを受けて、計数部15は、投入された硬貨を排出口16へ排出する。
また、「カード発行」ボタン12aが押下されていれば、制御部11は、投入金額から客からの手数料(内訳:計数手数料、カード発行手数料、特典手数料)を差し引いた金額値を有価価値特定情報出力部23へ通知する。有価価値特定情報出力部23は、通信部25を介して、通知された金額値を含む有価価値を特定可能な情報として、当該有価価値と、ID発行要求を管理サーバ3へ送信する。このID発行要求を受信した制御部31は、新たなIDを発番し、このIDと受信した当該有価価値とを関係付けて、有価価値情報記憶部38へ記憶する。そして、制御部31は、発番したIDを、ID発行要求に対する応答として硬貨処理装置1へ返信する。有価価値特定情報出力部23は、通信部25を介して、このIDを受信し、受信したIDを記憶媒体発行部24へ出力する。これを受けて、記憶媒体発行部24は、有価価値特定情報出力部23から出力された有価価値特定IDが書き込まれた記憶媒体(カード)を発行する(ステップS11)。これにより、カード挿入/排出口24aからIDが書き込まれたカードが排出されることになる。なお、発行する記憶媒体にはIDの代わりに有価価値を記憶してもよい。またIDや有価価値を書き込む必要はない。この場合発行する記憶媒体に工場出荷時から記憶されていたIDを読み出し、管理サーバ3に有価価値と読み出したIDを送信し、有価価値情報記憶部38にIDと有価価値とを関係付けて記憶させ、後程有価価値を消費する際、記憶媒体からIDを読み出して有価価値情報記憶部38から有価価値をIDに基づいて読み出して特定できるようにしてもよい。また発行する記憶媒体には、IDと有価価値とを両方記憶させるようにしてもよく、この場合記憶媒体に記憶された有価価値とIDに基づいて管理サーバ3の有価価値情報記憶部38に記憶された有価価値とを相互に一致するか検証できるので、記憶媒体乃至管理サーバ3における有価価値情報の偽造が困難となる。このようにIDまたは/および有価価値情報自体が有価価値を特定可能な有価価値特定情報として例示できる。
次に、「両替」ボタン12bが押下されていれば、制御部11は、投入金額から計数手数料と両替手数料を差し引いた金額値を両替部27へ通知する。これを受けて、両替部27は、制御部11から通知された金額値に基づいて、紙幣を紙幣払出口27aから払い出す。このとき、紙幣で払い出すことができない端数がある場合、両替部27は端数分の硬貨を排出部16aへ払い出す(ステップS12)。これにより、両替が行われることになる。
次に、制御部11は、通信部25を介して、集計情報を管理サーバ3へ送信する(ステップS13)。この集計情報には、日時、自己の装置識別番号(K001)、金種毎の計数値、投入金額、客からの手数料、ホールからの手数料、計数手数料、両替手数料、カード発行手数料、手数料合計の情報が含まれる。管理サーバ3の集計処理部35は、この集計情報を受信し、集計情報記憶部34へ記憶する。続いて、制御部11は、計数部15に対して、処理が終了したことを通知する。これを受けて、計数部15は、計数処理が終了した硬貨を硬貨収納部17へ搬送するとともに、金種毎の計数値を硬貨収納部17へ通知する。硬貨収納部17は、計数部15から通知された硬貨の計数値に基づいて金種毎の硬貨収納数の値を更新するとともに、搬送された硬貨を金種毎に収納庫へ収納する。
なお、入金者が有価価値特定IDが書き込まれたカードを既に所有している場合は、カード挿入/排出口24aから挿入されたカードに書き込まれている有価価値特定IDを読み取り、有価価値特定情報出力部23は、読み取った有価価値特定IDと金額値を含む有価価値情報更新要求を管理サーバ3へ送信すればよい。この有価価値情報更新要求を受信した制御部31は、有価価値情報記憶部38上に記憶されている有価価値情報のうち、送信された有価価値特定IDと同一の有価価値特定IDに関係付けられている金額値に新たな金額値を加算する。
また、図1に示す判定データベース18、手数料データベース22は、管理サーバ3内に備えていてもよい。この場合は、判定データベース18及び手数料データベース22に記憶されている情報をネットワーク4を介して参照すればよい。また、パチンコホール内1台の硬貨処理装置のみが設置されるような場合においては、管理サーバ3の機能を硬貨処理装置内に備えるようにしてもよい。また、図1に示す記憶媒体発行部24は、硬貨処理装置内に必ずしも備えている必要はなく、カード発行は、記憶媒体発行機2が行うようにしてもよい。
このように、複数の硬貨を同時に投入することができる硬貨処理装置によれば、家庭等に保管されている硬貨を、パチンコホール等で使用可能な有価価値情報に変換することができるため、保管されている硬貨を効率よく回収することができる。また、パチンコホールに設置するようにしたため、保管されている硬貨を遊技目的の資金に用いることができ、硬貨の回収と集客効果を同時に見込むことができる。
なお、図1における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより硬貨の計数処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の一実施形態の構成を示すブロック図である。 図1に示す硬貨処理装置1の動作を示すフローチャートである。 図1に示す判定データベース18のテーブル構造を示す説明図である。 図1に示す手数料データベース22のテーブル構造を示す説明図である。 図1に示す集計情報記憶部34のテーブル構造を示す説明図である。 図1に示す履歴情報記憶部36のテーブル構造を示す説明図である。 図1に示す硬貨処理装置1の外観を示す外観図である。
符号の説明
1、1A、1B・・・硬貨処理装置、11・・・制御部、12・・・操作部、13・・・表示部、14・・・硬貨検出部、15・・・計数部、16・・・排出部、17・・・硬貨収納部、18・・・判定データベース、19・・・ビデオカメラ、20・・・計数結果記憶部、21・・・手数料設定部、22・・・手数料データベース、23・・・有価価値特定情報出力部、24・・・記憶媒体発行部、25・・・通信部、26・・・警報部、2・・・記憶媒体発行機、3・・・管理サーバ、31・・・制御部、32・・・入力部、33・・・表示部、34・・・集計情報記憶部、35・・・集計処理部、36・・・履歴情報記憶部、37・・・履歴情報管理部、38・・・有価価値情報記憶部、39・・・通信部

Claims (16)

  1. 複数の硬貨を同時に投入可能に形成された硬貨投入口と、
    前記硬貨投入口から投入された硬貨を金種毎に計数する計数手段と、
    前記金種毎の計数結果に基づいて、金種毎に手数料を設定する手数料設定手段と
    を備えたことを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 複数の硬貨を同時に投入可能に形成された硬貨投入口と、
    前記硬貨投入口から投入された硬貨を金種毎に計数する計数手段と、
    前記計数結果に基づいて、少なくとも1種を除いた金種の手数料を設定する手数料設定手段と
    を備えたことを特徴とする硬貨処理装置。
  3. 前記手数料設定手段は、1円硬貨のみ前記手数料が設定可能であることを特徴する請求項2に記載の硬貨処理装置。
  4. 前記金種毎の計数結果に基づく合計金額から金種毎の手数料の金額の合計値を差し引いた金額に相当する有価価値を特定可能な有価価値特定情報を記憶した複数種の記憶媒体を発行する記憶媒体発行手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の硬貨処理装置。
  5. 前記金種毎の計数結果に基づく合計金額に相当する有価価値を特定可能な有価価値特定情報を記憶した記憶媒体を発行する記憶媒体発行手段と、
    前記手数料を出力可能なことを特徴とする請求項1から4のいずれか記載の硬貨処理装置。
  6. 前記有価価値特定情報を所定の情報機器へ送信する送信手段をさらに備えたことを特徴とする請求項4または5のいずれかに記載の硬貨処理装置。
  7. パチンコホールに設置され、前記記憶媒体発行手段で発行される記憶媒体に記憶された有価価値特定情報によって特定される有価価値の範囲内で遊技媒体の払出しが可能なことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の硬貨処理装置。
  8. 前記手数料設定手段は、1の金種当りの手数料について複数種の手数料を設定可能であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の硬貨処理装置。
  9. 前記複数の手数料の種別毎に集計可能であることを特徴とする請求項8記載の硬貨処理装置。
  10. 複数の硬貨を同時に投入可能に形成された硬貨投入口と、
    前記硬貨投入口から投入された硬貨を金種毎に計数する計数手段と、
    1の入金機会、所定期間及び所定入金機会の少なくとも1における金種毎の計数値が所定の制限値を超える場合、または、1の入金機会、所定期間及び所定入金機会の少なくとも1における金種毎の投入比率が一部の金種に偏っている場合の少なくとも一方である場合に、異常と判定する異常判定手段と、
    前記異常が発生した場合に、投入硬貨の一部または全部の返金、硬貨計数の停止、報知、入金者の画像撮像の少なくとも1つを行う異常処理手段と
    を備えたことを特徴とする硬貨処理装置。
  11. 前記異常判定手段により異常と判定された場合に、少なくとも時刻情報を含む関連情報を履歴情報として出力する履歴出力手段をさらに備えたことを特徴とする請求項10に記載の硬貨処理装置。
  12. 前記異常判定手段により異常と判定された場合に、関連情報を所定期間の集計情報として出力する集計情報出力手段をさらに備えたことを特徴とする請求項10または11に記載の硬貨処理装置。
  13. 複数の硬貨を同時に投入可能に形成された硬貨投入口を備えた硬貨処理装置における硬貨処理方法であって、
    前記硬貨投入口から投入された硬貨を金種毎に計数する計数ステップと、
    前記金種毎の計数結果に基づいて、金種毎に手数料を設定する手数料設定ステップと
    を有することを特徴とする硬貨処理方法。
  14. 複数の硬貨を同時に投入可能に形成された硬貨投入口を備えた硬貨処理装置における硬貨処理方法であって、
    前記硬貨投入口から投入された硬貨を金種毎に計数する計数ステップと、
    1の入金機会、所定期間及び所定入金機会の少なくとも1における金種毎の計数値が所定の制限値を超える場合、または、1の入金機会、所定期間及び所定入金機会の少なくとも1における金種毎の投入比率が一部の金種に偏っている場合の少なくとも一方である場合に、異常と判定する異常判定ステップと、
    前記異常が発生した場合に、投入硬貨の一部または全部の返金、硬貨計数の停止、報知、入金者の画像撮像の少なくとも1つを行う異常処理ステップと
    を有することを特徴とする硬貨処理方法。
  15. 複数の硬貨を同時に投入可能に形成された硬貨投入口を備えた硬貨処理装置上で動作する硬貨処理プログラムであって、
    前記硬貨投入口から投入された硬貨を金種毎に計数する計数ステップと、
    前記金種毎の計数結果に基づいて、金種毎に手数料を設定する手数料設定ステップと
    をコンピュータに行わせることを特徴とする硬貨処理プログラム。
  16. 複数の硬貨を同時に投入可能に形成された硬貨投入口を備えた硬貨処理装置上で動作する硬貨処理プログラムであって、
    前記硬貨投入口から投入された硬貨を金種毎に計数する計数ステップと、
    1の入金機会、所定期間及び所定入金機会の少なくとも1における金種毎の計数値が所定の制限値を超える場合、または、1の入金機会、所定期間及び所定入金機会の少なくとも1における金種毎の投入比率が一部の金種に偏っている場合の少なくとも一方である場合に、異常と判定する異常判定ステップと、
    前記異常が発生した場合に、投入硬貨の一部または全部の返金、硬貨計数の停止、報知、入金者の画像撮像の少なくとも1つを行う異常処理ステップと
    をコンピュータに行わせることを特徴とする硬貨処理プログラム。
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JP2014146106A (ja) * 2013-01-28 2014-08-14 Glory Ltd 貨幣処理装置及び貨幣処理システム

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