JP7115033B2 - 現金処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現金処理装置に関する。
日雇い労働者および学生アルバイトなどの短期労働者には、雇用者が現金の手渡しで給与を支払うことが多い。短期労働者の雇用先としては、小売店およびスーパーマーケットなどの商業施設が挙げられる。商業施設には、売上金を入金し、釣銭準備金を出金する現金処理装置が設置されている商業施設もある。また、他の種の現金処理装置として、金融機関およびコンビニエンスストアなどに設置されているATM(自動取引装置)も知られている。現金処理装置に関し、特許文献1には、IDカードに基づいて現金処理装置の操作権限を管理する技術が開示されている。
特開2001-243517号公報
上述した短期労働者への給与の支払いには、幾つかの課題があった。例えば、売上を管理する現金処理装置から給与を払い出す場合には、雇用者は給与金額に相当する現金を売上外で出金して短期労働者に支払っていた。また、短期労働者の労働終了時に雇用者が不在であると、短期労働者が給与を受け取れなかった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、より簡易に現金の授受を実現することが可能な、新規かつ改良された現金処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、売上金が投入される投入口と、現金の出金口と、前記売上金を収納する現金収納部と、前記現金収納部に収納されている前記売上金から現金を前記出金口から出金するための出金処理を制御する制御部と、操作者の識別情報および前記操作者の種別を示す情報が入力される入力部と、前記操作者が所望の処理を選択するためのメニューを表示する表示部と、を備え、前記制御部は、前記入力部に入力された前記操作者の種別を示す情報に基づき、前記操作者が管理者または入金禁止担当者であるか否かを判断し、前記入力部に入力された識別情報に関連付けて設定された前記入金禁止担当者への給与金額に相当する現金の出金処理を制御し、前記表示部は、前記制御部によって前記操作者が前記管理者であると判断されると、前記売上金の入金処理の選択ボタンを含む前記メニューを表示し、前記制御部によって前記操作者が前記入金禁止担当者であると判断されると、前記給与金額に相当する現金の出金処理の選択ボタンを含み、前記売上金の入金処理の選択ボタンを含まない前記メニューを表示する、現金処理装置が提供される。
前記制御部は、前記入力部に入力された識別情報に関連付けて設定された前記入金禁止担当者への給与金額に相当する現金の出金処理が行われた後、当該識別情報を有する前記入金禁止担当者が前記出金処理を行う操作権限を無効化してもよい。
前記給与金額は、前記入金禁止担当者が労働開始操作を行った開始時刻、前記入金禁止担当者が労働終了操作を行った終了時刻、および前記入金禁止担当者の時給に基づいて算出された金額であってもよい。
前記制御部は、所定の日時が過ぎた後に前記入力部に前記操作者の識別情報が入力された場合に、前記操作者の識別情報に関連付けて設定された前記入金禁止担当者への給与金額に相当する現金の出金処理を制御してもよい。
前記現金処理装置は、情報処理装置から識別情報および前記入金禁止担当者への給与金額を示す情報を受信する通信部を備えてもよい。
前記通信部は、前記入力部に入力された識別情報を情報処理装置に送信し、前記情報処理装置から前記入力部に入力された識別情報に関連付けられた前記入金禁止担当者への給与金額を示す情報を受信してもよい。
前記入力部には、暗証番号も入力され、前記制御部は、前記入力部に入力された識別情報と暗証番号の関係が正しいことに基づき、前記入金禁止担当者への給与金額に相当する現金の出金処理を制御してもよい。
以上説明した本発明によれば、より簡易に現金の授受を実現することが可能である。
本発明の実施形態による現金処理装置の構成を示す説明図である。 操作表示部に表示される管理者メニューの具体例を示す説明図である。 労働者の情報の具体例を示す説明図である。 入金禁止担当者メニューの具体例を示す説明図である。 第1の動作例を示すフローチャートである。 第2の動作例に関連するシステム構成を示す説明図である。 第3の動作例に関連するシステム構成を示す説明図である。 管理端末が記憶する情報の具体例を示す説明図である。 第3の動作例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、複数の構成要素の各々に同一符号のみを付する。
<0.現金処理装置の概要>
本発明の実施形態は、小売店やスーパーマーケットなどの商業施設に設置される現金処理装置に適用される。本実施形態による現金処理装置は、例えば、レジで用いられる釣銭準備金として紙幣および硬貨を出金する釣銭出金、およびレジから回収された紙幣および硬貨を入金する売上入金などの処理を実行可能である。以下、このような本発明の実施形態による現金処理装置の構成を説明する。
図1は、本発明の実施形態による現金処理装置1の構成を示す説明図である。図1に示したように、本実施形態による現金処理装置1は、紙幣投入口101と、紙幣一時保留部103と、紙幣鑑別部105と、万券カセット107と、五千券カセット109と、千券カセット111と、回収カセット113と、リジェクト部115と、硬貨投入口117と、硬貨鑑別部119と、硬貨一時保留部121と、硬貨返却箱123と、出金ホッパ125と、硬貨回収庫127と、硬貨出金箱129と、カードリーダ部131と、操作表示部133と、制御部150と、記憶部160と、を備える。
紙幣投入口101は、現金処理装置1に入金される紙幣が投入される投入口である。また、紙幣投入口101は、紙幣の出金口でもあり、紙幣投入口101から売上入金の取り消しにより返却される紙幣、出金される紙幣、および紙幣鑑別部105により正常ではないとしてリジェクトされた紙幣が紙幣投入口101から出金される。
紙幣一時保留部103には、入金計数時および売上金作成時に、一時的に紙幣が集積される。また、紙幣鑑別部105は、投入された紙幣が正常な紙幣であるか否かを各種センサによって鑑別する。
万券カセット107、五千券カセット109、および千券カセット111は、それぞれ万券、五千券、および千券の紙幣を収納する現金収納部である。具体的には、万券カセット107、五千券カセット109、および千券カセット111(各紙幣カセット)には、バラ状態の各種紙幣が釣銭準備金として収納される。また、各紙幣カセットには、売上として入金され、紙幣鑑別部105で正常と鑑別された各種紙幣が収納される。さらに、釣銭出金時には、各紙幣カセットから各種紙幣が出金される。
回収カセット113は、売上回収のためのカセットである。具体的には、回収カセット113には、精算集計時に、各紙幣カセットから移動された紙幣が売上金として収納される。
リジェクト部115には、紙幣鑑別部105によって正常な紙幣ではないと鑑別された紙幣、すなわちリジェクトされた紙幣が集積される。具体的には、リジェクト部115には、売上入金時に紙幣一時保留部103から各紙幣カセットに紙幣を搬送する過程で紙幣鑑別部105によってリジェクトされた紙幣、各紙幣カセットから釣銭出金を行う過程で紙幣鑑別部105によってリジェクトされた紙幣、精算集計時に各紙幣カセットから回収カセット113に紙幣を搬送する過程で紙幣鑑別部105によってリジェクトされた紙幣などが集積される。
硬貨投入口117は、硬貨が投入される開口である。また、硬貨鑑別部119は、投入された硬貨が正常な硬貨であるか否かを各種センサによって鑑別する。さらに、硬貨一時保留部121には、入金計数時および精算集計時に、一時的に硬貨が集積される。
硬貨返却箱123は、硬貨の返却口であり、計数が行われた硬貨、売上入金の取り消しがなされた硬貨が硬貨返却箱123から返却される。また、出金ホッパ125(現金収納部)には、売上入金によって投入された各種硬貨が収納されており、釣銭出金時には出金ホッパ125から各種硬貨が出金される。
硬貨回収庫127は、売上回収のためのカセットである。具体的には、硬貨回収庫127には、精算集計時に出金ホッパ125から移動された硬貨が売上金として収納される。また、硬貨出金箱129は、釣銭出金時に硬貨を出金するための硬貨出金口である。
カードリーダ部131は、入力部の一例であり、操作者が有するカードに書き込まれた情報を読み取る。操作者が有するカードに書き込まれる情報として、例えば、カードを利用する操作者を識別するための情報(例えば、ID番号)、および操作者の種別を示す情報が挙げられる。
操作表示部133は、操作者による操作を検出する操作部または入力部としての機能、および各種画面を表示する表示部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、操作部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。なお、表示部および操作部の機能は分離して構成されてもよい。
制御部150は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)、CPUが使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、CPUの実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)、データ等を記憶するHDD(Hard Disk Drive)装置などのデータ格納用記憶装置等で構成される。
この制御部150は、現金処理装置1の動作全般を制御する。例えば、制御部150は、各紙幣カセットおよび出金ホッパ125に収納されている現金の枚数を記憶部160に記憶させる管理部としての機能を包含する。また、制御部150は、操作者が有するカード、および暗証番号などを用いた認証が終了すると、操作者が所望の処理を選択するためのメニューを操作表示部133に表示させ、メニューにおいて操作者により選択された処理を制御する。
上述したように、現金処理装置1は、例えば売上管理や釣銭準備のために用いられる。さらに、本発明の実施形態による現金処理装置1は、労働者への給与の支払いにも活用可能である。以下、このような本発明の実施形態による現金処理装置1の幾つかの動作例を順次詳細に説明する。
<1.第1の動作例>
現金処理装置1の操作者の種類には、例えば、担当者、管理者および警送会社管理者がある。担当者は、主に店舗のレジ担当者であり、現金処理装置1から出金および入金を行うことが可能である。管理者は、主に店舗事務員または店長等の現金管理者であり、現金処理装置1への現金の補充、精算集計、設定および回収などを行うことが可能である。警送会社管理者は、警送会社で精算集計から、回収および補充までを委託された者であり、補充および精算作業を行うことが可能である。さらに、現金処理装置1の操作者の種類には、入金禁止担当者が含まれる。入金禁止担当者は、現金処理装置1の出金処理(特殊)と暗証番号の変更を行う操作権限を有するが、現金処理装置1への入金処理およびその他の処理を行う操作権限を有さない者である。本動作例では、現金処理装置1の管理者が、各労働者(特に、短期労働者)を入金禁止担当者として登録し、現金処理装置1に各労働者の給与金額を設定する。そして、各労働者は、現金処理装置1を操作することにより、現金処理装置1から給与金額に相当する現金を得る。以下、このような第1の動作例についてより具体的に説明する。出金処理(特殊)とは、各労働者に設定された給与金額に相当する現金のみを出金する取引であり、労働者が操作表示部133から出金金額を指定することにより現金を出金することはできない。
(管理者メニュー)
図2は、操作表示部133に表示される管理者メニューの具体例を示す説明図である。当該管理者メニューは、例えば、管理者カードがカードリーダ部131にかざされ、操作表示部133に入力されたID番号および暗証番号の認証が成功した場合に、操作表示部133に表示され得る。
図2に示したように、管理者メニューは、「01:出金」ボタン、「02:入金」ボタン、「03:補充」ボタン、「04:回収」ボタン、「05:締め」ボタン、「06:照会」ボタン、「07:設定ボタン」、および「08:暗証変更」ボタンなど、現金処理装置1が実行可能な処理と関連付けられた選択ボタンを含む。管理者は、当該管理者メニューからの選択ボタンの選択により、所望の処理を現金処理装置1に実行させることが可能である。
特に、本動作例においては、管理者が「07:設定ボタン」を選択すると、操作表示部133は各労働者の情報を設定するための設定画面を表示する。管理者は、当該設定画面において、操作表示部133を操作することにより、各労働者の情報を設定する。設定された労働者の情報は記憶部160に記憶される。図3を参照し、管理者により設定される労働者の情報の具体例を説明する。
(労働者の設定情報)
図3は、労働者の情報の具体例を示す説明図である。図3に示したように、労働者の情報は、氏名、ID番号、暗証番号、給与金額および支払可能時刻を含む。管理者は、各労働者から事前に預かった履歴書などに基づいて各労働者の識別情報としてID番号および暗証番号を決定し、当該決定したID番号および暗証番号を設定する。給与金額は、労働者が行う労働の対価であり、管理者は、労働者の労働が終了する前に当該給与金額をID番号に関連付けて設定する。支払可能時刻は、現金処理装置1が労働者に設定された給与金額に相当する現金の出金が可能となる時刻である。例えば、支払可能時刻に所定の日時として労働終了予定時刻が設定されることにより、労働終了予定時刻が経過する前に労働者が給与を得てしまうことを防止できる。
また、氏名およびID番号などには、図3に示したように、支払状況がさらに関連付けられる。支払状況は、労働者への給与の支払いが行われたか否かを示す。労働者への給与の支払い、すなわち現金の出金が行われた後、支払状況が「未」から「済」に更新される。支払状況が「済」である場合、当該支払状況に関連付けられている労働者が出金処理を行う操作権限が無効とされる。かかる構成により、同一の労働者に二重で給与が支払われていますことを防止可能である。
図3に示した例では、労働者「沖太郎」に、ID番号「12345678」、暗証番号「123456」、給与金額「8,000円」、支払可能時期「2018/4/20 17:00」、支払状況「済」が関連付けられている。これら情報は、労働者「沖太郎」に、支払可能時期「2018/4/20 17:00」が経過した後に、「8,000円」の現金を支払済みであることを示す。
(入金禁止担当者メニュー)
続いて、労働者である入金禁止担当者に表示される入金禁止担当者メニューの具体例を説明する。
図4は、入金禁止担当者メニューの具体例を示す説明図である。図4に示したように、入金禁止担当者メニューは、「出金」ボタンおよび「暗証変更」ボタンを含む。当該入金禁止担当者メニューは、入金禁止担当者カードがカードリーダ部131にかざされ、操作表示部133に入力されたID番号および暗証番号の認証が成功した場合に、操作表示部133に表示され得る。例えば、入金禁止担当者カードは、管理者から労働者へ貸与される。
「暗証変更」ボタンは、暗証番号変更画面に遷移するためのボタンである。労働者は、暗証番号変更画面において自ら暗証番号を変更することがセキュリティの観点から望ましい。
「出金」ボタンは、労働者に設定された給与金額に相当する現金を労働者が受け取るためのボタンである。「出金」ボタンが選択されると、現金処理装置1の制御部150は、労働者に設定された給与金額に相当する現金の出金処理を制御する。これにより、硬貨出金箱129および紙幣投入口101から現金が出金され、労働者が現金を受け取ることができる。
(動作の整理)
上述した第1の動作例を、図5を参照して以下に整理する。
図5は、第1の動作例を示すフローチャートである。まず、カードリーダ部131が、カードリーダ部131にかざされたカードから情報を読み取る(S204)。制御部150は、カードから読取られた情報に基づき、操作者が入金禁止担当者であるか否かを判断する(S208)。ここで、操作者が入金禁止担当者でない場合(S208/No)、制御部150は操作者の種類に応じた規定の処理を実行する(S212)。
一方、操作者が入金禁止担当者である場合(S208/Yes)、操作表示部133に操作者がID番号および暗証番号を入力し(S216)、制御部150が記憶部160に記憶されている情報(図3を参照して説明した労働者の情報)に基づき、操作者を認証する(S220)。
操作者の認証が成功した場合(S220/Yes)、操作表示部133は入金禁止担当者メニューを表示する(S224)。入金禁止担当者メニューにおいて「暗証変更」ボタンが選択されると(S228/暗証変更)、操作表示部133が暗証番号変更画面を表示し(S232)、制御部150が操作者の入力に基づき操作者の暗証番号を変更する(S236)。
一方、入金禁止担当者メニューにおいて「出金」ボタンが選択されると(S228/出金)、制御部150は、操作者に関連付けられている支払状況および支払可能時刻を確認する(S240、S244)。そして、操作者に関連付けられている支払状況が「未」であり(S240/Yes)、操作者に関連付けられている支払可能時刻が過ぎている場合(S244/Yes)、制御部150は、操作者に関連付けられている給与金額に相当する現金の出金処理を制御する(S248)。そして、制御部150は、出金処理の終了後、操作者に関連付けられている支払状況を「済」に更新する(S252)。
(作用効果)
以上説明した第1の動作例によれば、多様な作用効果が得られる。例えば、第1の動作例によれば、労働者が現金処理装置1の操作者となることで、労働者が現金処理装置1から給与を受け取れるので、雇用者が各労働者へ手渡しする給与を個別に用意しなくてもよい。また、労働者の観点からは、労働終了後に雇用者が不在であっても給与を受け取ることができる。すなわち、雇用者および労働者のいずれの観点からも、より簡易に給与の授受を実現することが可能である。
<2.第2の動作例>
第2の動作例では、図6に示すように、現金処理装置1と管理端末30が接続され、現金処理装置1の通信部170と管理端末30との間で多様な情報が通信される。図6においては、現金処理装置1と管理端末30がLAN(Local Area Network)のような有線で接続される例を示しているが、現金処理装置1と管理端末30とは無線で接続されてもよい。
管理端末30は、管理者により利用される情報処理装置である。第1の動作例においては、管理者が現金処理装置1の操作表示部133を操作することにより、労働者の情報が現金処理装置1に記憶された。一方、第2の動作例では、管理者は管理端末30への操作により管理端末30に労働者の情報を入力し、管理端末30が現金処理装置1に労働者の情報を送信し、現金処理装置1の記憶部160が管理端末30から受信された労働者の情報を記憶する。
このような第2の動作例によれば、管理端末30の操作性が現金処理装置1の操作性より優れる場合に、管理者が労働者の情報をより容易に入力することが可能となる。また、第2の動作例によれば、管理者が現金処理装置1の設置場所に赴かずに労働者の情報を現金処理装置1に設定できる利点も得られる。
<3.第3の動作例>
第3の動作例では、図7に示すように、現金処理装置1と管理端末30が接続され、管理端末30と出退勤端末40が接続される。図7においては、管理端末30と出退勤端末40がLANのような有線で接続される例を示しているが、管理端末30と出退勤端末40は無線で接続されてもよい。
(出退勤端末)
出退勤端末40は、労働開始操作および労働終了操作が行われる端末である。労働開始操作は、労働者が有するカードを出退勤端末40にかざすこと、操作者のID番号およびパスワードを出退勤端末40に入力すること、出退勤端末40に表示されている所定のボタン(例えば、開始ボタン)を選択すること、の少なくともいずれかを含んでもよい。同様に、労働終了操作は、労働者が有するカードを出退勤端末40にかざすこと、操作者のID番号およびパスワードを出退勤端末40に入力すること、出退勤端末40に表示されている所定のボタン(例えば、終了ボタン)を選択すること、の少なくともいずれかを含んでもよい。
出退勤端末40は、労働開始操作が行われると、労働者のID番号を含む開始通知を管理端末30に送信する。同様に、出退勤端末40は、労働終了操作が行われると、労働者のID番号を含む終了通知を管理端末30に送信する。
(管理端末)
管理端末30は、管理者により入力された労働者の情報、および、労働の開始時刻および終了時刻を記憶し、かつ、労働者の労働時間および時給に基づき給与金額を設定する。以下、図8を参照し、管理端末30が記憶する情報の具体例を説明する。
図8は、管理端末30が記憶する情報の具体例を示す説明図である。図8に示したように、管理端末30は、労働者の氏名、ID番号、暗証番号および時給を関連付けて記憶する。そして、管理端末30は、出退勤端末40からの開始通知に基づいて、開始通知に含まれるID番号に労働の開始時刻を関連付け、出退勤端末40からの終了通知に基づいて、終了通知に含まれるID番号に労働の終了時刻を関連付ける。
管理端末30は、ID番号を含む終了通知を出退勤端末40から受信したことに基づき、またはID番号を含む要求を現金処理装置1から受信したことに基づき、当該ID番号に対応する労働者の給与金額を、開始時刻、終了時刻、および時給を用いて算出し、当該ID番号に関連付けて記憶する。現金処理装置1は、ID番号を含む要求を管理端末30に送信し、当該ID番号に関連付けられた給与金額を示す情報を管理端末30から受信し、当該給与金額に相当する現金を出金する。
(動作の整理)
上述した第3の動作例を、図9を参照して以下に整理する。
図9は、第3の動作例を示すフローチャートである。図9に示したように、まず、管理者が、各労働者のID番号およびパスワードなどの情報を設定する(S304)。その後、労働者が出退勤端末40に労働開始操作を行うと(S308)、出退勤端末40が当該労働者のID番号を含む開始通知を管理端末30に送信する(S312)。そして、管理端末30は、記憶部160において、開始通知に含まれるID番号に労働の開始時刻を関連付ける(S316)。
その後、労働者が出退勤端末40に労働終了操作を行うと(S320)、出退勤端末40が当該労働者のID番号を含む終了通知を管理端末30に送信する(S324)。そして、管理端末30は、記憶部160において、終了通知に含まれるID番号に労働の終了時刻を関連付ける(S328)。
そして、管理端末30は、労働者のID番号に関連付けられた開始時刻、終了時刻、および時給を用いて給与金額を算出し、給与金額を当該ID番号に関連付けて設定する(S332)。
その後、現金処理装置1を労働者が操作し、図4を参照して説明した入金禁止担当者メニューにおいて「出金」ボタンが選択されると、現金処理装置1は当該労働者のID番号を含む要求を管理端末30に送信する(S336)。管理端末30は、当該要求に含まれるID番号に関連付けて設定されている給与金額を特定し、特定した給与金額を示す情報を現金処理装置1に送信する(S340)。現金処理装置1は、当該給与金額に相当する現金を出金する(S344)。なお、第1の動作例と同様に、管理端末30は労働者への出金が終了すると、当該労働者のID番号に関連付けられた支払状況を「済」に更新する。これにより、同一の労働者へ給与が二重に支払われてしまうことを防止できる。また、給与金額の設定は、S336において現金処理装置1から労働者のID番号を含む要求が受信された後に行われてもよい。
(作用効果)
以上説明した第3の動作例によれば、多様な作用効果が得られる。例えば、労働者の労働時間が未定である場合にも、管理端末30が実際の労働時間から給与金額を自動的に算出し、現金処理装置1が労働者に適切な金額の給与を支払うことが可能となる。
なお、第1の動作例と同様に、管理端末30は労働者への出金が終了すると、当該労働者のID番号に関連付けられた支払状況を「済」に更新する。これにより、同一の労働者へ給与が二重に支払われてしまうことを防止できる。
<4.補足>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、第1の動作例においては入金禁止担当者カードに、出金処理(特殊)と暗証番号の変更の操作権限が設定されていたが、操作権限の設定は入金禁止担当者カードに限定されず、労働者のID番号に関連付けて設定されてもよい。この場合、管理者が設定する労働者の情報(図3)として操作権限を追加し、管理者は操作権限として出金処理(特殊)と暗証番号の変更を設定する。動作としては、管理者から労働者へ貸与されたカードをカードリーダ部131にかざすことで操作表示部133への入力を許可し、操作表示部133へ入力されたID番号に関連付けられた操作権限に基づき入金禁止担当者メニューを表示する。
また、第3の動作例においては現金処理装置1および管理端末30とは別に出退勤端末40が設けられる構成を説明したが、上述した出退勤端末40の機能は、現金処理装置1または管理端末30に実装されてもよい。
また、第3の動作例においては、管理端末30が労働者の情報を記憶し、給与金額を算出する例を説明したが、現金処理装置1が労働者の情報、開始通知および終了通知を受信し、現金処理装置1が給与金額を算出してもよい。
また、上記では、売上管理および釣銭準備のための現金処理装置に本発明の実施形態が適用される例を説明したが、本発明の実施形態はATMなどの他の種の現金処理装置にも同様に適用可能である。
また、本明細書の現金処理装置1、管理端末30および出退勤端末40の処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、現金処理装置1、管理端末30および出退勤端末40の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、現金処理装置1、管理端末30および出退勤端末40に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに、上述した現金処理装置1、管理端末30および出退勤端末40の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
1 現金処理装置
30 管理端末
40 出退勤端末
101 紙幣投入口
103 紙幣一時保留部
105 紙幣鑑別部
107 万券カセット
109 五千券カセット
111 千券カセット
113 回収カセット
115 リジェクト部
117 硬貨投入口
119 硬貨鑑別部
121 硬貨一時保留部
123 硬貨返却箱
125 出金ホッパ
127 硬貨回収庫
129 硬貨出金箱
131 カードリーダ部
133 操作表示部
150 制御部
160 記憶部
170 通信部

Claims (7)

  1. 売上金が投入される投入口と、
    現金の出金口と、
    前記売上金を収納する現金収納部と、
    前記現金収納部に収納されている前記売上金から現金を前記出金口から出金するための出金処理を制御する制御部と、
    操作者の識別情報および前記操作者の種別を示す情報が入力される入力部と、
    前記操作者が所望の処理を選択するためのメニューを表示する表示部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記入力部に入力された前記操作者の種別を示す情報に基づき、前記操作者が管理者または入金禁止担当者であるか否かを判断し、前記入力部に入力された識別情報に関連付けて設定された前記入金禁止担当者への給与金額に相当する現金の出金処理を制御し、
    前記表示部は、前記制御部によって前記操作者が前記管理者であると判断されると、前記売上金の入金処理の選択ボタンを含む前記メニューを表示し、前記制御部によって前記操作者が前記入金禁止担当者であると判断されると、前記給与金額に相当する現金の出金処理の選択ボタンを含み、前記売上金の入金処理の選択ボタンを含まない前記メニューを表示する、
    現金処理装置。
  2. 前記制御部は、前記入力部に入力された識別情報に関連付けて設定された前記入金禁止担当者への給与金額に相当する現金の出金処理が行われた後、当該識別情報を有する前記入金禁止担当者が前記出金処理を行う操作権限を無効化する、請求項1に記載の現金処理装置。
  3. 前記給与金額は、前記入金禁止担当者が労働開始操作を行った開始時刻、前記入金禁止担当者が労働終了操作を行った終了時刻、および前記入金禁止担当者の時給に基づいて算出された金額である、請求項1または2に記載の現金処理装置。
  4. 前記制御部は、所定の日時が過ぎた後に前記入力部に前記操作者の識別情報が入力された場合に、前記操作者の識別情報に関連付けて設定された前記入金禁止担当者への給与金額に相当する現金の出金処理を制御する、請求項1~3のいずれか一項に記載の現金処理装置。
  5. 前記現金処理装置は、情報処理装置から識別情報および前記入金禁止担当者への給与金額を示す情報を受信する通信部を備える、請求項1~4のいずれか一項に記載の現金処理装置。
  6. 前記通信部は、前記入力部に入力された識別情報を情報処理装置に送信し、前記情報処理装置から前記入力部に入力された識別情報に関連付けられた前記入金禁止担当者への給与金額を示す情報を受信する、請求項5に記載の現金処理装置。
  7. 前記入力部には、暗証番号も入力され、
    前記制御部は、前記入力部に入力された識別情報と暗証番号の関係が正しいことに基づき、前記入金禁止担当者への給与金額に相当する現金の出金処理を制御する、請求項1~6のいずれか一項に記載の現金処理装置。
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