JP2007241093A - 光コネクタ - Google Patents

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茂 小林
Nobusuke Otsu
信亮 大津
Takehiro Hayashi
武弘 林
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Abstract

【課題】低い挿入損失及び高い反射減衰量を実現するとともに、レンズから出射した平行光の中心軸の、レンズの中心軸に対する偏心をなくし、かつ大掛かりな製造装置を必要とすることのない光コネクタであって、光ファイバの先端の位置を光学系の焦点位置になるように位置決めするのを容易に行える光コネクタを提供する。
【解決手段】光コネクタ1において、レンズ20とフェルール30との間に、レンズ20、フェルール30及び光ファイバ31に接するように、レンズ20及び光ファイバ31の屈折率とほぼ等しい屈折率を有する透明な固体ブロック40を配置する。固体ブロック40の光の透過方向の厚みtが、レンズ20の直径と屈折率及び固体ブロック40の屈折率から決まるレンズ端面から焦点の位置までの距離と同じになるように設定する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光ファイバから出射されて広がった光信号を平行光にする、あるいは平行光を光ファイバへ集光させる光ファイバコリメータ等の光学エレメントを備える、光コネクタに関する。
高速大容量の光ファイバ通信システムを構築する際には、多くの光デバイスが使用されており、その中には複数の波長が多重化された光信号から任意波長の光信号を取り出すものや、光信号の位相を合わせるための光学結晶体を用いる等のものがあり、光ファイバから出射されて広がった光信号を平行光にする、あるいは平行光を光ファイバへ集光させる多数の光ファイバコリメータが用いられている。
この光ファイバコリメータの主な機能は、平行光を減衰なく所望の距離につき伝搬させることにあり、一般に低い挿入損失及び高い反射減衰量が望まれている。
これら低い挿入損失及び高い反射減衰量の実現を図るために、レンズ全面と光ファイバの端面に反射防止膜を設けたり、あるいはより高い反射減衰量を得るためにレンズに近接する光ファイバの端面を斜めに加工し、反射光を光ファイバコア部より外へ反射させる方法がよく用いられている。
従来の、この種の光ファイバ端面を斜めに加工した光ファイバコリメータとして、例えば、図7に示すものが知られている(特許文献1参照)。図7は、従来の光ファイバコリメータの断面図である。
図7に示す光ファイバコリメータ101は、円柱部の両端に曲率半径が同じ透光球面102aを有する部分球面レンズ102と、中心に端面104aが傾斜した光ファイバ104を保持した毛細管103と、部分球面レンズ102及び毛細管103を装着する内孔105aを有する偏心スリーブ105とを備えている。そして、部分球面レンズ102から出射した平行光の中心軸Zが、偏心スリーブ105の外周面の中心軸Bを中心とする半径0.02mm以内の範囲にあり、かつ偏心スリーブ105の外周面の中心軸Bに対して0.2°以内の角度となっている。
この光ファイバコリメータ101によれば、光ファイバ104の端面104aが傾斜しているから、高い反射減衰量を得ることができる。
ここで、光ファイバ104の端面104aが傾斜していると、光ファイバ104の端面104aから屈折の法則に従って部分球面レンズ102の中心軸Aに対して斜め方向に光が出射し、その結果、部分球面レンズ102から出射される平行光には、その平行光の中心軸Zと部分球面レンズ102の中心軸Aとの間に偏心δが発生するという問題がある。平行光の中心軸Zと部分球面レンズ102の中心軸Aとの間に偏心δが発生していると、対向した光ファイバコリメータ同士を外径基準で位置合わせをした場合に平行光の中心軸Zが合わないことが問題になる。しかし、図7に示す光ファイバコリメータ101の場合には、部分球面レンズ102から出射した平行光の中心軸Zが、偏心スリーブ105の外周面の中心軸Bを中心とする半径0.02mm以内の範囲にあり、かつ偏心スリーブ105の外周面の中心軸Bに対して0.2°以内の角度になっているので、対向した光ファイバコリメータ101同士を外径基準で位置合わせをした場合に平行光の中心軸Zがほぼ合致するのである。
しかしながら、部分球面レンズ102から出射した平行光の光軸Zを、偏心スリーブ105の外周面の中心軸Bを中心とする半径0.02mm以内の範囲にし、かつ偏心スリーブ105の外周面の中心軸Bに対して0.2°以内の角度にするのは、実際上は困難であり、対向した光ファイバコリメータ101同士を外径基準で位置合わせをした場合に平行光の中心軸Zが合わないことが起こりうる問題があった。
これに対し、低い挿入損失及び高い反射減衰量を実現するとともに、レンズから出射した平行光の中心軸の、レンズの中心軸に対する偏心をなくした光ファイバロッドレンズ装置として、例えば、図8に示すものが知られている(特許文献2参照)。図8は、従来の光ファイバロッドレンズ装置の基本構成を示す図である。
図8に示す光ファイバロッドレンズ装置201は、コア202a及びコア202aを取り囲むクラッド202bよりなる光ファイバ202と、光ファイバ202の先端面に接続された集束型のロッドレンズ203とを備えている。そして、光ファイバ202及びロッドレンズ203は、互いに中心軸を整列させた状態で、溶融により互いに接続されるようになっている。
この光ファイバロッドレンズ装置201によれば、光ファイバ202及びロッドレンズ203は、互いに中心軸を整列させた状態で、溶融により互いに接続されるので、低い挿入損失及び高い反射減衰量を実現するとともに、レンズから出射した平行光の中心軸の、レンズの中心軸に対する偏心をなくすことができる。
しかしながら、この光ファイバロッドレンズ装置201にあっては、光ファイバ202及びロッドレンズ203を互いに溶融接続するために、CO2 レーザやアーク放電装置などの大掛かりな製造装置が必要になるという問題があった。
これに対し、低い挿入損失及び高い反射減衰量を実現するとともに、レンズから出射した平行光の中心軸の、レンズの中心軸に対する偏心をなくし、かつ大掛かりな製造装置を必要とすることのない光コネクタとして、例えば、図9に示すものが知られている(特許文献3参照)。図9は、従来の光コネクタを示し、(A)は断面図、(B)は光コネクタの使用状態の説明図である。
図9(A)に示す光コネクタ301は、コネクタ本体310と、光ファイバ320と、球状のレンズ330とを備えている。コネクタ本体310は、不透明な樹脂等で形成されている。コネクタ本体310には、レンズ330を保持する円錐状孔311と、中心軸が円錐状孔311の中心軸と一致するように穿設された光ファイバ挿入固定用貫通孔312と、相手光コネクタ310(図9(B)参照)と嵌合するときの位置合わせ用ガイド孔313とが設けられている。そして、光ファイバ挿入固定用貫通孔312には、円錐状孔311の反対側から光ファイバ320が挿入され、接着剤で固定されている。光ファイバ320の固定に際しては、光ファイバ320の先端の位置がレンズ330の直径と屈折率及び後述する光硬化性樹脂340の屈折率から決まる光学系の焦点位置になるようにする。そして、光ファイバ320のシリコーン被覆部321及びケーブル被覆部322もコネクタ本体310に接着固定されている。
一方、円錐状孔311には、光ファイバ320及びレンズ330とほぼ同じ屈折率を有する透明な光硬化性樹脂340が注入され、その上にレンズ330が円錐状孔311の壁に接するように挿入され、光硬化性樹脂の光硬化により固定されている。
この光コネクタ301は、図9(B)に示すように、相手コネクタ301に対して位置合わせ用ガイド孔313及びガイドピン314で位置決めされて突き合わされて固定される。そして、一方の光コネクタ301の光ファイバ320から出射した光は、透明の光硬化性樹脂340を通り、レンズ320で平行光となり、他方の相手光コネクタ301のレンズ320に入って集束され、さらに光硬化性樹脂340を通って光ファイバ320の端面に収束されるようになっている。
この光コネクタ301によれば、光ファイバ320及びレンズ330がこれら、光ファイバ320及びレンズ330とほぼ同じ屈折率を有する透明な光硬化性樹脂340で固定されているので、低い挿入損失及び高い反射減衰量を実現することができる。そして、光ファイバ挿入固定用貫通孔312の中心軸が円錐状孔311の中心軸と一致するように穿設され、光ファイバ320の光軸と球状のレンズ330の中心軸とが一致しているから、レンズ330から出射した平行光の中心軸の、レンズ340の中心軸に対する偏心をなくすことができる。また、光ファイバ320とレンズ330とを溶融接続する必要もないから、アーク放電装置等の大掛かりな製造装置を必要としない。
特開2004−302453号公報 米国特許第5384874号明細書 特開平5−113519号公報
しかしながら、この図9に示した従来の光コネクタ301にあっては、以下の問題点があった。
即ち、光ファイバ320のコネクタ本体310への固定に際して、光ファイバ320の先端の位置がこの光コネクタ301における光学系の焦点位置になるようにするのであるが、光ファイバ320の光軸方向の位置を位置決めする機構がない。このため、かかる光ファイバ320のコネクタ本体310への固定に際しては、光学的にモニタしながら光ファイバ320の先端の位置を決定していく必要があり、光ファイバ320の先端の位置を光学系の焦点位置になるように位置決めするのが困難であるという問題があった。
また、レンズ330を円錐状孔311の壁に固定する光硬化性樹脂340は、円錐状孔311に注入され、その上にレンズ330を挿入した後に光硬化により硬化されるものであるため、気体や異物が混入するおそれがある。光硬化性樹脂340内に気体や異物が混入すると、光が光硬化性樹脂340を透過するときに散乱し、透過光が減衰してしまうという問題があった。
更に、光ファイバ320を光ファイバ挿入固定用貫通孔312に直接挿入するようになっているため、取り扱い中に光ファイバ320が破断してしまうなどの事故が発生することがあった。
従って、本発明はこれら従来の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、低い挿入損失及び高い反射減衰量を実現するとともに、レンズから出射した平行光の中心軸の、レンズの中心軸に対する偏心をなくし、かつ大掛かりな製造装置を必要とすることのない光コネクタであって、光ファイバの先端の位置を光学系の焦点位置になるように位置決めするのを容易に行える光コネクタを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、低い挿入損失及び高い反射減衰量を実現するとともに、レンズから出射した平行光の中心軸の、レンズの中心軸に対する偏心をなくし、かつ大掛かりな製造装置を必要とすることのない光コネクタであって、透過光の減衰を極力抑制することができる光コネクタを提供することにある。
更に、本発明のもう一つ他の目的は、低い挿入損失及び高い反射減衰量を実現するとともに、レンズから出射した平行光の中心軸の、レンズの中心軸に対する偏心をなくし、かつ大掛かりな製造装置を必要とすることのない光コネクタであって、取り扱い中に光ファイバの破断のおそれを大幅に削減することができる光コネクタを提供することにある。
上記問題を解決するため、本発明のうち請求項1に係る光コネクタは、前後方向に延びて貫通するフェルール挿入用孔を有し、該フェルール挿入用孔の前端部に配置された、前記フェルール挿入用孔の中心軸と同軸の中心軸を有するレンズ固定部を備えたハウジングと、前記レンズ固定部に固定された球状のレンズと、前記フェルール挿入用孔に後側から挿入され、前端面が中心軸に直交する光ファイバが組み込まれたフェルールとを具備し、前記レンズと前記フェルールとの間に、前記レンズ、前記フェルール及び前記光ファイバに接するように、前記レンズ及び前記光ファイバの屈折率とほぼ等しい屈折率を有する透明な固体ブロックを配置し、前記レンズと前記固体ブロックとの接点の周囲及び前記フェルールと前記固体ブロックとの接触面の周囲に、前記レンズ及び前記光ファイバとほぼ等しい屈折率を有する屈折率整合剤を塗布し、前記固体ブロックの光の透過方向の厚みが、前記レンズの直径と屈折率及び前記固体ブロックの屈折率から決まるレンズ端面から焦点の位置までの距離と同じになるように設定したことを特徴としている。
本発明のうち請求項2に係る光コネクタは、請求項1記載の光コネクタにおいて、前記レンズの前面側に反射防止膜を設けたことを特徴としている。
本発明のうち請求項3に係る光コネクタは、請求項1又は2記載の光コネクタにおいて、前記固体ブロックの材質が、石英硝子であることを特徴としている。
本発明のうち請求項4に係る光コネクタは、請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の光コネクタにおいて、前記フェルール挿入用孔の内径に相当する前記ハウジングの内径を前記フェルールの外径に対して0.003mm以下の公差で構成し、前記ハウジングの内径の中心の真位置度を0.05mm以下で構成するとともに、前記ハウジングの前記レンズ固定部を含む前端面の、前記ハウジングの内径に対する直角度を0.005mm以下で構成し、前記レンズ固定部の円周振れを0.003mm以下で構成し、前記フェルールが、その半分以上の長さにおいて前記フェルール挿入用孔に挿入されることを特徴としている。
本発明のうち請求項5に係る光コネクタは、請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の光コネクタにおいて、前記ハウジングの前記レンズ固定部に、前記レンズの外形面に沿うR形状の面取り、または0.05mm以下のC状の面取りを施したことを特徴としている。
本発明のうち請求項6に係る光コネクタは、請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の光コネクタにおいて、前記ハウジングに、相手光コネクタと嵌合する際の位置決めピンを設けると共に、前記相手光コネクタに設けられた位置決めピンを受容する位置決めピン受容孔を設けたことを特徴としている。
本発明のうち請求項7に係る光コネクタは、請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の光コネクタにおいて、前記レンズ固定部の周囲に、接着剤注入溝を設けたことを特徴としている。
また、本発明のうち請求項8に係る光コネクタは、請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載の光コネクタにおいて、前記ハウジングの後端面に固定され、前記フェルールが挿通可能な前後方向に貫通するフェルール用貫通孔であって雌ねじ部を該フェルール用貫通孔の内周面に設けた前記フェルール用貫通孔を有する雌ねじ部材と、該雌ねじ部材の前記フェルール用貫通孔に挿入され、前記雌ねじ部に螺合する雄ねじ部を外周面に備えると共に前記フェルールから延びる前記光ファイバを後方に導出可能な前後方向に貫通する貫通孔を備え、前記フェルールを前方向に向けて押す雄ねじ部材と、前記雌ねじ部材の前記フェルール用貫通孔内に配置され、前記雄ねじ部材が前記フェルールを前方向に向けて押すときに、前記フェルールを後方向に向けて押す弾性力を作用させる弾性体とを具備したフェルール固定手段を備えたことを特徴としている。
また、本発明のうち請求項9に係る光コネクタは、請求項8記載の光コネクタにおいて、前記雌ねじ部材のフェルール用貫通孔の外側面に、前記光ファイバを前記雌ねじ部材の外側から前記フェルール用貫通孔内に挿入可能とする前後方向に延びるスロットを形成したことを特徴としている。
更に、本発明のうち請求項10に係る光コネクタは、請求項8又は9記載の光コネクタにおいて、前記雄ねじ部材の側面に、前記光ファイバを前記雄ねじ部材の外側から前記貫通孔内に挿入可能とする前後方向に延びるスロットを形成したことを特徴としている。
本発明のうち請求項1に係る光コネクタによれば、レンズとフェルールとの間に、レンズ、フェルール及び光ファイバに接するように、レンズ及び光ファイバの屈折率とほぼ等しい屈折率を有する透明な固体ブロックを配置し、レンズと固体ブロックとの接点の周囲及びフェルールと固体ブロックとの接触面の周囲に、レンズ及び光ファイバとほぼ等しい屈折率を有する屈折率整合剤を塗布してあるから、光ファイバからレンズに至るまでの屈折率の段差が小さく、反射が小さいため、高い反射減衰量を達成することができる。また、固体ブロックは透明であるから、低い挿入損失を実現することができる。そして、レンズとフェルール(光ファイバ)との間に配置される固体ブロックは、固体であり、光硬化などににより後に硬化されるものではないから、作業中に気体や異物が混入するおそれがなく、散乱により透過光が減衰してしまうおそれを極力抑制することができる。また、ハウジングのレンズ固定部が、フェルール挿入用孔の中心軸と同軸の中心軸を有し、そのレンズ固定部に固定された球状のレンズの中心軸が、フェルール及びそのフェルールに組み込まれた光ファイバの中心軸と一致し、かつ、光ファイバの前端面が光ファイバの中心軸に対して直交しているので、レンズから出射した平行光の中心軸の、レンズの中心軸に対する偏心をなくすことができる。また、透明な固体ブロックがある範囲で傾いたとしても、屈折率整合剤が光学的な段差を埋めることから、レンズから出射した平行光の中心軸の、レンズの中心軸に対する偏心はおこらない。また、レンズと光ファイバとを溶融接続する必要もないので、アーク放電装置等の大掛かりな製造装置も必要はない。
そして、固体ブロックの光の透過方向の厚みが、レンズの直径と屈折率及び固体ブロックの屈折率から決まるレンズ端面から焦点の位置までの距離と同じになるように設定してあるから、レンズをハウジングのレンズ固定部に固定し、固体ブロックをフェルール挿入用孔内に挿入してレンズに当接させ、その後でフェルールをフェルール挿入用孔内に挿入してフェルール及び光ファイバを固体ブロックに当接させることにより、光ファイバの先端の位置を光学系の焦点位置になるように位置決めすることができるので、光ファイバの先端位置を容易に位置決めすることができる。
また、光ファイバはフェルールに組み込まれているから、取り扱い中に光ファイバの破断のおそれを大幅に削減することができる。
また、本発明のうち請求項2に係る光コネクタによれば、請求項1記載の光コネクタにおいて、前記レンズの前面側に反射防止膜を設けたので、反射減衰量をより大きくすることができる。
更に、本発明のうち請求項3に係る光コネクタによれば、請求項1又は2記載の光コネクタにおいて、前記固体ブロックの材質が、石英硝子であるので、広い波長範囲で高い透過率が得られ、光の減衰を極めて小さくでき、透過光が減衰してしまうおそれをより一層抑制することができる。そして、石英硝子は加工技術が確立されているため、固体ブロックの光の透過方向の厚みを任意の公差内で達成することができ、光ファイバの先端位置の位置決めを極めて正確に行うことができる。
また、本発明のうち請求項4に係る光コネクタによれば、請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の光コネクタにおいて、前記フェルール挿入用孔の内径に相当する前記ハウジングの内径を前記フェルールの外径に対して0.003mm以下の公差で構成し、前記ハウジングの内径の中心の真位置度を0.05mm以下で構成するとともに、前記ハウジングの前記レンズ固定部を含む前端面の、前記ハウジングの内径に対する直角度を0.005mm以下で構成し、前記レンズ固定部の円周振れを0.003mm以下で構成し、前記フェルールが、その半分以上の長さにおいて前記フェルール挿入用孔に挿入されるので、光コネクタの基準面である光コネクタ前面に対して、レンズから出射する平行光の中心軸の位置及び方向が精確に決定でき、一対の光コネクタを対向させて使用するときに、光コネクタ前面の突き当て基準で平行光の中心軸の調心を行うことができる。
本発明のうち請求項5に係る光コネクタによれば、請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の光コネクタにおいて、前記ハウジングの前記レンズ固定部に、前記レンズの外形面に沿うR形状の面取り、または0.05mm以下のC状の面取りを施したので、レンズを固定するレンズ固定部にばりが発生することはなく、レンズの位置ずれを極力回避できる光コネクタとすることができる。
本発明のうち請求項6に係る光コネクタによれば、請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の光コネクタにおいて、前記ハウジングに、相手光コネクタと嵌合する際の位置決めピンを設けると共に、前記相手光コネクタに設けられた位置決めピンを受容する位置決めピン受容孔を設けたので、相手光コネクタと嵌合する際に、位置決めを行うことができる。
本発明のうち請求項7に係る光コネクタによれば、請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の光コネクタにおいて、前記レンズ固定部の周囲に、接着剤注入溝を設けたので、レンズを固定する際に使用する接着剤を接着剤注入溝に容易に注入することができる。
また、本発明のうち請求項8に係る光コネクタによれば、請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載の光コネクタにおいて、前記ハウジングの後端面に固定され、前記フェルールが挿通可能な前後方向に貫通するフェルール用貫通孔であって雌ねじ部を該フェルール用貫通孔の内周面に設けた前記フェルール用貫通孔を有する雌ねじ部材と、該雌ねじ部材の前記フェルール用貫通孔に挿入され、前記雌ねじ部に螺合する雄ねじ部を外周面に備えると共に前記フェルールから延びる前記光ファイバを後方に導出可能な前後方向に貫通する貫通孔を備え、前記フェルールを前方向に向けて押す雄ねじ部材と、前記雌ねじ部材の前記フェルール用貫通孔内に配置され、前記雄ねじ部材が前記フェルールを前方向に向けて押すときに、前記フェルールを後方向に向けて押す弾性力を作用させる弾性体とを具備したフェルール固定手段を備えたので、フェルールの固体ブロックに対する押圧力及びレンズに対する押圧力が微力になり、フェルールの前端面と固体ブロックの後端面との接点及び固体ブロックの前端面とレンズの後端面との接点に位置ずれが発生しない。このため、レンズの中心軸とフェルール及びそのフェルールに組み込まれた光ファイバの中心軸とが位置ずれすることはない。また、レンズに対する押圧力が微力となっているため、レンズが損傷するおそれもない光コネクタとすることができる。
また、本発明のうち請求項9に係る光コネクタによれば、請求項8記載の光コネクタにおいて、前記雌ねじ部材の貫通孔の外側面に、前記光ファイバを前記雌ねじ部材の外側から前記フェルール用貫通孔内に挿入可能とする前後方向に延びるスロットを形成したので、雌ねじ部材を、フェルール用貫通孔内にフェルールを挿通させて、ハウジングの後端面に固定する際に、光ファイバを、雌ねじ部材の外側からスロットを通過させてフェルール用貫通孔内に容易に挿入することができる。
更に、本発明のうち請求項10に係る光コネクタによれば、請求項8又は9記載の光コネクタにおいて、前記雄ねじ部材の側面に、前記光ファイバを前記雄ねじ部材の外側から前記貫通孔内に挿入可能とする前後方向に延びるスロットを形成したので、雄ねじ部材を貫通孔に挿入する際に、光ファイバを、雄ねじ部材の外側からスロットを通過させて貫通孔内に容易に挿入することができる。
次に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る光コネクタの第1実施形態の正面図である。図2は、図1に示す光コネクタの斜視図である。図3は、図1の3−3線に沿う部分断面図である。
図1乃至図3において、光コネクタ1は、ハウジング10と、複数(本実施形態にあっては4個)の球状のレンズ20と、光ファイバ31をそれぞれ組み込んだ複数(本実施形態にあっては4個)のフェルール30とを具備している。
ここで、ハウジング10は、図1及び図2に示すように円柱形状に形成され、その前端部(図2及び図3における左端部)には、相手光コネクタ(光コネクタ1と同一形状のもの)と嵌合するための円形状の凹部12が形成されている。凹部12の外側には凹部12を囲む円筒状外壁13が設けられている。ハウジング10は、ガラスフィラーを混入した樹脂で製造されているが、ステンレス鋼などの金属で製造されてもよい。また、ハウジング10には、前後方向(軸方向、図3における左右方向)に延びて貫通する断面円形状の複数(本実施形態にあっては4個)のフェルール挿入用孔11が設けられている。ハウジング10の内径の中心の真位置度は、0.05mm以下で構成されている。ここで、「ハウジング10の内径の中心の真位置度」とは、相手コネクタ突当て面(嵌合面)の中心からの変位(偏心)量をいう。凹部12の底部であって各フェルール挿入用孔11の前側には、塗布用シリンジ針(図示せず)に合わせた形状の接着剤注入溝14が設けられている。本実施形態においては、接着剤注入溝14の形状は長穴形状になっている。各フェルール挿入用孔11の前端部であって接着剤注入溝14と交差する部分には、フェルール挿入用孔11の中心軸と同軸の中心軸を有するレンズ固定部15が配置されている。即ち、接着剤注入溝14は、レンズ固定部15の周囲に設けられている。このレンズ固定部15には、球状のレンズ20の外形に沿うR形状の面取り16が施されている。このように、レンズ固定部15には、レンズ20の外形面に沿うR形状の面取り16が施されているので、レンズ固定部15に「ばり」が発生することはなく、レンズ20の位置ずれを極力回避できる。レンズ固定部15には、レンズ20の外形面に沿うR形状の面取り13に限らず、0.05mm以下のC状の面取りを施してもよい。この場合でも、同様の効果を得ることができる。また、ハウジング10のレンズ固定部15を含む前端面(接着剤注入溝14の底面)の、ハウジング10の内径に対する直角度は、0.005mm以下で構成されるとともに、レンズ固定部15の円周振れは、0.003mm以下で構成されている。ここで、「ハウジング10のレンズ固定部15を含む前端面の、ハウジング10の内径に対する直角度」とは、相手コネクタ突当て面(嵌合面)を基準とする傾きをいい、ここでは開き量として表示している。また、「レンズ固定部15の円周振れ」とは、各レンズ固定部における、真の(理想的な)中心軸を基準とする変位(偏心)量をいう。
また、ハウジング10には、図1及び図2に示すように、相手光コネクタと嵌合する際の位置決めピン18が凹部12から突出するように設けられると共に、相手光コネクタに設けられた、位置決めピン18と同形状の位置決めピンを受容する位置決めピン受容孔19が凹部12に設けられている。図1に示すように、位置決めピン18と位置決めピン受容孔19とは、円筒状外壁13に近接した同心円上において180°回転した位置に設けられている。また、複数(本実施形態にあっては4個)のフェルール挿入用孔11、レンズ固定部15及び接着剤注入溝14は、位置決めピン18と位置決めピン受容孔19と同じ円上において、位置決めピン18と位置決めピン受容孔19との間に均等間隔に設けられている。また、図1に示すように、外壁13の内周面であって、位置決めピン18の外側、位置決めピン受容孔19の外側及び各接着剤注入溝14の外側には、切削凹部17が設けられている。外壁13の内周面であって、位置決めピン18の外側及び位置決めピン受容孔19の外側に切削凹部17を設けることにより、位置決めピン18の加工及び位置決めピン受容孔19の加工を容易に行うことができる。また、外壁13の内周面であって各接着剤注入溝14の外側に切削凹部17を設けることにより、各接着剤注入溝14及びレンズ固定部15の加工を容易に行うことができる。
また、各レンズ20は、直径dの球状に形成され、ハウジング10のレンズ固定部15に接着剤注入溝14に注入された接着剤22により固定されるようになっている。レンズ20の材質はBK7であり、その屈折率n20は1.50程度である。そして、レンズ20の前面側(ハウジング10の凹部12の底部から突出した部分)21には、図示しない反射防止膜が設けられている。
また、各フェルール30は、円柱状に形成され、内部に同軸上に組み込んだ光ファイバ31を備えている。各フェルール30の後端部には、フェルール30よりも径の大きなフランジ部33を有するキャップ部材32が固定されている。各フェルール30の前端面は、研磨されてフェルール30の前端面と光ファイバ31の前端面とは同一面となっている。光ファイバ31の前端面は光ファイバ31の中心軸に対して直交している。各フェルール30は、ハウジング10のフェルール挿入用孔11にレンズ20と反対側の後側から挿入されるようになっている。このフェルール挿入用孔11の内径に相当するハウジング10の内径は、フェルール30の外径に対して0.003mm以下の公差で構成されている。フェルール30の前端面の両角部は面取りされている。光ファイバ31の屈折率n31は、1.45程度である。
そして、各フェルール挿入用孔11内のレンズ20とフェルール30との間には、透明な固体ブロック40が配置されている。ここで、「透明」とは、光コネクタ1が使用される光の波長域において、透明であることを意味する。固体ブロック40は、外周面でフェルール20の外周面に接し、前端面でレンズ20の後端面に接し、後端面でフェルール30の前端面及び光ファイバ31の前端面に接する円柱状に形成されている。固体ブロック40は、レンズ20の屈折率n20(=1.50程度)及び光ファイバ31の屈折率n31(=1.45程度)とほぼ等しい屈折率n40(=1.45程度)を有している。固体ブロック40の材質は、石英硝子である。また、固体ブロック40の光の透過方向の厚みtは、レンズ20の直径dと屈折率n20及び固体ブロック40の屈折率n40から決まるレンズ20の後端面から焦点の位置までの距離と同じになるように設定されている。
また、レンズ20と固体ブロック40との接点の周囲及びフェルール30と固体ブロック40との接触面の周囲には、レンズ20の屈折率n20(=1.50程度)及び光ファイバ31の屈折率n31(=1.45程度)とほぼ等しい屈折率n50(=1.45程度)を有する屈折率整合剤50が塗布されている。屈折率整合剤50は、シリコーン系の母材にガラスフィラーが混入した周知の材料で構成されている。
次に、光コネクタ1の製造方法について説明する。
先ず、ハウジング10の各レンズ固定部15に複数のレンズ20のぞれぞれを載置し、接着剤注入溝14内に接着剤22を注入して各レンズ20をレンズ固定部15に固定する。このとき、反射防止膜を前側にして接着剤22により固定する。これにより、レンズ20の中心軸が、レンズ固定部12の中心軸に一致するとともに、フェルール挿入用孔11の中心軸にも一致することになる。接着剤注入溝14は、塗布用シリンジ針に合わせて形成されているため、接着剤22を容易に注入することができる。
次いで、屈折率整合剤50を各レンズ20の後面側に塗布する。
そして、ハウジング10の後側から各フェルール挿入用孔11内に固体ブロック40を挿入し、各固体ブロック40の前端面を各レンズ20の後端面に当接させる。
その後、フェルール30及び光ファイバ31の前端面に屈折率整合剤50を塗布したものを複数用意し、それぞれを、ハウジング10の後側から各フェルール挿入用孔11内に挿入し、フェルール30及び光ファイバ31の前端面を固体ブロック40の後端面に当接させて、フェルール30をハウジング10に固定する。これにより、光コネクタ1が完成する。
この光コネクタ1においては、各レンズ20の中心軸が、レンズ固定部15の中心軸に一致するとともに、各フェルール挿入用孔11の中心軸にも一致し、そして、フェルール30及びそのフェルール30に組み込まれた光ファイバ31の中心軸と一致し、かつ、光ファイバ31の前端面が光ファイバ31の中心軸に対して直交している。また、各フェルール30が、その半分以上の長さにおいてフェルール挿入用孔11に挿入されている。
このように完成した光コネクタ1は、位置決めピン18を相手光コネクタに設けられた位置決めピン受容孔(図示せず)に挿入しつつ、相手光コネクタに設けられた位置決めピンを位置決めピン受容孔19に挿入して、相手光コネクタと嵌合する。これにより、相手光コネクタと嵌合する際に、位置決めを行うことができる。
そして、光コネクタ1の各光ファイバ31から出射した光は、透明の固体ブロック40を通り、各レンズ20で平行光となり、出射することになる。この平行光は、相手光コネクタの各レンズ、固体ブロックを通って各光ファイバの先端面のところで集束することになる。また、相手光コネクタの各光ファイバから出射した光は、透明の固体ブロックを通り、各レンズで平行光となって出射し、光コネクタ1のレンズ20に対して入射する。そして、その入射した光は、透明の固体ブロック40を通り、光ファイバ31の前端位置のところで集束することになる。
この光コネクタ1にあっては、レンズ20とフェルール30との間に、レンズ20、フェルール30及び光ファイバ31に接するように、レンズ20及び光ファイバ31の屈折率とほぼ等しい屈折率を有する透明な固体ブロック40を配置し、レンズ20と固体ブロック40との接点の周囲及びフェルール30と固体ブロック40との接触面の周囲に、レンズ20及び光ファイバ31とほぼ等しい屈折率を有する屈折率整合剤50を塗布してあるから、光ファイバ31からレンズ20に至るまでの屈折率の段差が小さく、反射が小さいため、高い反射減衰量を達成することができる。
また、レンズ20の材質はBK7であり、固体ブロック40は透明であるから、透過光の吸収が少なく、低い挿入損失を実現することができる。そして、レンズ20とフェルール30(光ファイバ31)との間に配置される固体ブロック40は、固体であり、光硬化などににより後に硬化されるものではないから、組立作業中に気体や異物が混入するおそれがなく、散乱により透過光が減衰してしまうおそれを極力抑制することができる。
また、レンズ20の中心軸が、レンズ固定部12の中心軸に一致するとともに、フェルール挿入用孔11の中心軸にも一致し、そして、フェルール30及びそのフェルール31に組み込まれた光ファイバ31の中心軸と一致し、かつ、光ファイバ31の前端面が光ファイバ31の中心軸に対して直交している。このため、レンズ20から出射した平行光の中心軸の、レンズ20の中心軸に対する偏心をなくすことができる。また、透明な固体ブロック40がある範囲で傾いたとしても、屈折率整合剤50が光学的な段差を埋めることから、レンズ20から出射した平行光の中心軸の、レンズ20の中心軸に対する偏心はおこらない。
また、光コネクタ1の製造に際しては、レンズ20と光ファイバ31とを溶融接続する必要もないので、アーク放電装置等の大掛かりな製造装置も必要はない。
そして、固体ブロック40の光の透過方向の厚みtは、レンズ20の直径dと屈折率n20及び固体ブロック40の屈折率n40から決まるレンズ20の後端面から焦点の位置までの距離と同じになるように設定されているので、レンズ20をハウジング10のレンズ固定部15に固定し、固体ブロック40をフェルール挿入用孔11内に挿入してレンズ20に当接させ、フェルール30をフェルール挿入用孔11内に挿入してフェルール30及び光ファイバ31を固体ブロック40に当接させることにより、光ファイバ31の前端(先端)の位置を光学系の焦点位置になるように位置決めすることができる。このため、光ファイバ31の先端位置を容易に位置決めすることができる。
また、光ファイバ31はフェルール30に組み込まれているから、取り扱い中に光ファイバ31の破断のおそれを大幅に削減することができる。
そして、レンズ20の前面側には、反射防止膜が設けられているので、反射減衰量をより大きくすることができる。
更に、固体ブロック40の材質は、石英硝子であるので、広い波長範囲で高い透過率が得られ、光の減衰を極めて小さくでき、透過光が減衰してしまうおそれをより一層抑制することができる。そして、石英硝子は加工技術が確立されているため、固体ブロック40の光の透過方向の厚みtを任意の公差内で達成することができ、光ファイバ31の先端位置の位置決めを極めて正確に行うことができる。
また、光コネクタ1においては、フェルール挿入用孔11の内径に相当するハウジング10の内径をフェルール30の外径に対して0.003mm以下の公差で構成し、ハウジング10の内径の中心の真位置度を0.05mm以下で構成している。また、ハウジング10のレンズ固定部15を含む前端面の、ハウジング10の内径に対する直角度を0.005mm以下で構成するとともに、レンズ固定部15の円周振れを0.003mm以下で構成してある。そして、フェルール30が、その半分以上の長さにおいてフェルール挿入用孔11に挿入される。これらのことから、光コネクタ1の基準面である光コネクタ前面に対して、レンズ20から出射する平行光の中心軸の位置及び方向が精確に決定でき、一対の光コネクタ1を対向させて使用するときに、光コネクタ前面の突き当て基準で平行光の中心軸の調心を行うことができる。即ち、光コネクタ前面の位置決めピン18とこの位置決めピン18を受容する相手光コネクタに設けられた位置決めピン受容孔、相手コネクタ前面の位置決めピンとこの位置決めピンを受容する光コネクタ前面の置決めピン受容孔19とにより、平行光の中心軸の回転方向の調心を行う。また、光コネクタ前面の突き当て基準として平行光の角度調心、即ち相手コネクタとの突当て面(嵌合面)を基準面にして、位置合わせが行われる。
次に、本発明に係る光コネクタの第2実施形態について図4乃至図6を参照して説明する。図4は、本発明に係る光コネクタの第2実施形態の断面図である。図5は、雌ねじ部材の斜視図である。図6は、雄ねじ部材を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
図4において、光コネクタ61は、図1乃至図3に示す光コネクタ1と同様に、ハウジング10と、複数(本実施形態にあっては4個)の球状のレンズ20と、光ファイバ31をそれぞれ組み込んだ複数(本実施形態にあっては4個)のフェルール30とを具備している。
ここで、ハウジング10は、図1乃至図3に示すハウジング10と同様に、円柱形状に形成され、その前端部(図4における左端部)には、相手光コネクタ(光コネクタ61と同一形状のもの)と嵌合するための円形状の凹部12が形成されている。凹部12の外側には、凹部12を囲む円筒状外壁(図示せず)が設けられている。ハウジング10は、ガラス繊維を混入した樹脂で製造されているが、ステンレス鋼などの金属で製造されてもよい。また、ハウジング10には、前後方向(軸方向、図4における左右方向)に延びて貫通する断面円形状の複数(本実施形態にあっては4個)のフェルール挿入用孔11が設けられている。ハウジング10の内径の中心の真位置度は、0.05mm以下で構成されている。ここで、「ハウジング10の内径の中心の真位置度」とは、相手コネクタ突当て面(嵌合面)の中心からの変位(偏心)量をいう。凹部12の底部であって各フェルール挿入用孔11の前側には、塗布用シリンダ針に合わせた形状の接着剤注入溝14が設けられている。本実施形態にあっては、接着剤注入溝14は長穴形状となっている。各フェルール挿入用孔11の前端部であって接着剤注入溝14と交差する部分には、フェルール挿入用孔11の中心軸と同軸の中心軸を有するレンズ固定部15が配置されている。即ち、接着剤注入溝14は、レンズ固定部15の周囲に設けられている。このレンズ固定部15には、球状のレンズ20の外形に沿うR形状の面取り16が施されている。このように、レンズ固定部15には、レンズ20の外形面に沿うR形状の面取り16が施されているので、レンズ固定部15に「ばり」が発生することはなく、レンズ20の位置ずれを極力回避できる。レンズ固定部15には、レンズ20の外形面に沿うR形状の面取り16に限らず、例えば0.05mm以下のC状の面取りを施してもよい。この場合でも、同様の効果を得ることができる。また、ハウジング10のレンズ固定部15を含む前端面(接着剤注入溝14の底面)の、ハウジング10の内径に対する直角度は、0.005mm以下で構成されるとともに、レンズ固定部15の円周振れは、0.003mm以下で構成されている。ここで、「ハウジング10のレンズ固定部15を含む前端面の、ハウジング10の内径に対する直角度」とは、相手コネクタ突当て面(嵌合面)を基準とする傾きをいい、ここでは開き量として表示している。また、「レンズ固定部15の円周振れ」とは、各レンズ固定部における、真の(理想的な)中心軸を基準とする変位(偏心)量をいう。
また、ハウジング10には、図示はしないが、図1乃至図3に示すハウジング10と同様に、相手光コネクタと嵌合する際の位置決めピンが凹部12から突出するように設けられると共に、相手光コネクタに設けられた位置決めピンを受容する位置決めピン受容孔が凹部12に設けられている。なお、位置決めピン、位置決めピン受容孔、フェルール挿入用孔11、レンズ固定部15及び接着剤注入溝14の円周方向の配置の仕方は、図1乃至図3に光コネクタ1と同様である。
また、各レンズ20は、図1乃至図3に示すレンズ20と同様に、直径dの球状に形成され、ハウジング10のレンズ固定部15に接着剤注入溝14に注入された接着剤22により固定されるようになっている。レンズ20の材質はBK7であり、その屈折率n20は1.50程度である。そして、レンズ20の前面側(ハウジング10の凹部12の底部から突出した部分)21には、図示しない反射防止膜が設けられている。
また、各フェルール30は、図3に示すフェルール30と同様に、円柱状に形成され、内部に同軸上に組み込んだ光ファイバ31を備えている。各フェルール30の後端部には、フェルール30よりも径の大きなフランジ部33を有するキャップ部材32が圧入により固定されている。各フェルール30の前端面は、研磨されてフェルール30の前端面と光ファイバ31の前端面とは同一面となっている。光ファイバ31の前端面は光ファイバ31の中心軸に対して直交している。各フェルール30は、ハウジング10のフェルール挿入用孔11にレンズ20と反対側の後側から挿入されるようになっている。このフェルール挿入用孔11の内径に相当するハウジング10の内径は、フェルール30の外径に対して0.003mm以下の公差で構成されている。そして、フェルール30の前端面の両角部は面取りされている。光ファイバ31の屈折率n31は、1.45程度である。
そして、各フェルール挿入用孔11内のレンズ20とフェルール30との間には、図3に示す光コネクタ1と同様に、透明な固体ブロック40が配置されている。ここで、「透明」とは、光コネクタ1が使用される光の波長域において、透明であることを意味する。固体ブロック40は、外周面でフェルール挿入用孔11の内周面に接し、前端面でレンズ20の後端面に接し、後端面でフェルール30の前端面及び光ファイバ31の前端面に接する円柱状に形成されている。固体ブロック40は、レンズ20の屈折率n20(=1.50程度)及び光ファイバ31の屈折率n31(=1.45程度)とほぼ等しい屈折率n40(=1.45程度)を有している。固体ブロック40の材質は、石英硝子である。また、固体ブロック40の光の透過方向の厚みtは、レンズ20の直径dと屈折率n20及び固体ブロック40の屈折率n40から決まるレンズ20の後端面から焦点の位置までの距離と同じになるように設定されている。
また、レンズ20と固体ブロック40との接点の周囲及びフェルール30と固体ブロック40との接触面の周囲には、図3に示す光コネクタ1と同様に、レンズ20の屈折率n20(=1.50程度)及び光ファイバ31の屈折率n31(=1.45程度)とほぼ等しい屈折率n50(=1.45程度)を有する屈折率整合剤50が塗布されている。屈折率整合剤50は、シリコーン系の母材にガラスフィラーが混入した周知の材料で構成されている。
更に、光コネクタ61には、図1乃至図3に示す光コネクタ1と異なり、フェルール30をハウジング10に対して固定するためのフェルール固定手段62が備えられている。このフェルール固定手段62は、雌ねじ部材70と、複数(本実施形態にあっては4個)の雄ねじ部材80と、複数(本実施形態にあっては4個)の弾性体90とで構成されている。
雌ねじ部材70は、略円柱状に形成され、ハウジング10の後端面に配置固定される。雌ねじ部材70には、フェルール30及びそのフェルール30の後端部に固定されたキャップ部材32が挿通可能な前後方向に延びる複数(本実施形態にあっては4個)のフェルール用貫通孔71が設けられている。各フェルール用貫通孔71の内周面には、雌ねじ部73が設けられている。また、雌ねじ部材70の各フェルール用貫通孔71の外側面には、図5に示すように、光ファイバ31を雌ねじ部材70の外側から各フェルール用貫通孔71内に挿入可能とする前後方向に延びるスロット72が形成されている。なお、雌ねじ部材70には、図5に示すように、図示しない位置決めピンが挿通される前後方向に延びる貫通孔74が形成されている。
また、各雄ねじ部材80は、雌ねじ部材70の各フェルール用貫通孔71内に挿入可能に形成された中空円筒状に形成されている。各雄ねじ部材80には、フェルール30のキャップ部材32の後端部を受容しかつ光ファイバ31を後方に導出可能な前後方向に貫通する貫通孔81が設けられている。各雄ねじ部材80の外周面には、各フェルール用貫通孔71に設けられた雌ねじ部73に螺合する雄ねじ部83が設けられている。各雄ねじ部材80は、雌ねじ部材70の後方から各フェルール用貫通孔71内に挿入されて回転されることにより、雄ねじ部83が雌ねじ部73に螺合し、回転を続行することにより、各雄ねじ部材80の前端がキャップ部材32のフランジ部33の後端面に当接し、フェルール30を前方向に向けて押すようになっている。各雄ねじ部材80の後端部には、図6(A)、(B)に示すように、雄ねじ部材80を回転させるためのドライバー等の治具の先端が挿入される溝84が形成されている。また、各雄ねじ部材80の側面には、図6(A)に示すように、光ファイバ31を雄ねじ部材80の外側から貫通孔81内に挿入可能とする前後方向に延びるスロット82が形成されている。
また、雄ねじ部材70の各フェルール用貫通孔71内であってハウジング10の後端面とキャップ部材32のフランジ部33の前端面との間には、リング状の弾性体90が配置されている。この弾性体90は、各雄ねじ部材80がキャップ部材32のフランジ部33の後端面に当接して、フェルール30を前方向に向けて押すときに、弾性領域内ではフェルール30に固定されたキャップ部材32を介してフェルール30を後方向に向けて押す弾性力を作用させるようになっている。キャップ部材32が弾性体90を介してフェルール30を前方に押す構造としているので、フェルール30は、キャップ部材32から直接に押圧力を受けることがなく、しかも、フェルール30と固定ブロック40との間及び固定ブロック40とレンズ20との間にがたつきが無いように保持できる。この弾性体90は、ゴムで構成されているが、金属(例えば、座金やばね部材)や金属とゴムとの複合材で構成されてもよい。
次に、光コネクタ61の製造方法について説明する。
先ず、ハウジング10の各レンズ固定部15に複数のレンズ20のぞれぞれを載置し、接着剤注入溝14内に接着剤22を注入して各レンズ20をレンズ固定部15に固定する。このとき、反射防止膜を前側にして接着剤22により固定する。これにより、レンズ20の中心軸が、レンズ固定部15の中心軸に一致するとともに、フェルール挿入用孔11の中心軸にも一致することになる。接着剤注入溝14は、塗布用シリンダ針に合わせて形成されているため、接着剤22を容易に注入することができる。
次いで、屈折率整合剤50を各レンズ20の後面側に塗布する。
そして、ハウジング10の後側から各フェルール挿入用孔11内に固体ブロック40を挿入し、各固体ブロック40の前端面を各レンズ20の後端面に当接させる。
その後、フェルール30及び光ファイバ31の前端面に屈折率整合剤50を塗布したものを複数用意し、それぞれを、ハウジング10の後側から各フェルール挿入用孔11内に挿入し、フェルール30及び光ファイバ31の前端面を固体ブロック40の後端面に当接させる。
次いで、ハウジング10の後端面と各フェルール30に固定されたキャップ部材32のフランジ部33の前端面との間に、リング状の弾性体90を配置する。
そして、雌ねじ部材70を、各貫通孔71内にフェルール30、キャップ部材32及び弾性体90を挿通させて、ハウジング10の後端面に固定する。この際に、光ファイバ31は、雌ねじ部材70の外側からスロット72を通過させて各貫通孔71内に容易に挿入することができる。
その後、各雄ねじ部材80を、雌ねじ部材70の後方側から各フェルール用貫通孔71内に挿入して回転させ、これにより雄ねじ部83を雌ねじ部73に螺合する。そして、各雄ねじ部材80の回転を続行して各雄ねじ部材80の前端をキャップ部材32のフランジ部33の後端面に当接させ、更に回転を続行して雄ねじ部材80を更に挿入し、フェルール30を前方向に向けて押す。ここで、フランジ部33の前端面が弾性体90の弾性領域の任意の位置となるように雄ねじ部材80の挿入量を調整し、フェルール30の前端位置を調整する。これにより、弾性体90がフェルール30に固定されたキャップ部材32を介してフェルール30を後方向に向けて押す弾性力を作用させる。これにより、フェルール30がハウジング10に固定されて光コネクタ61が完成する。なお、雄ねじ部材80の回転作業は、ドライバー等の治具の先端を溝84に挿入して行う。また、光ファイバ31は、雄ねじ部材80の外側からスロット82を通過させて貫通孔81内に容易に挿入することができる。
この光コネクタ61においては、各レンズ20の中心軸が、レンズ固定部15の中心軸に一致するとともに、各フェルール挿入用孔11の中心軸にも一致し、そして、フェルール30及びそのフェルール31に組み込まれた光ファイバ31の中心軸と一致し、かつ、光ファイバ31の前端面が光ファイバ31の中心軸に対して直交している。また、各フェルール30が、その半分以上の長さにおいてフェルール挿入用孔11に挿入されている。
ここで、弾性体90がキャップ部材32を介してフェルール30を後方に向けて押す弾性力を作用させているので、フェルール30の固体ブロック40に対する押圧力及びレンズ20に対する押圧力が微力となっており、フェルール30の前端面と固体ブロック40の後端面との接点及び固体ブロック40の前端面とレンズ20の後端面との接点に位置ずれが発生しない。このため、各レンズ20の中心軸とフェルール30及びそのフェルール31に組み込まれた光ファイバ31の中心軸とが位置ずれすることはない。また、レンズ20に対する押圧力が微力となっているため、レンズ20が損傷するおそれもない。キャップ部材32が弾性体90を介してフェルール30を前方に押す構造としているので、フェルール30は、キャップ部材32から直接に押圧力を受けることがなく、しかも、フェルール30と固定ブロック40との間及び固定ブロック40とレンズ20との間にがたつきが無いように保持できる。
このように完成した光コネクタ61は、位置決めピン(図示せず)を相手光コネクタに設けられた位置決めピン受容孔(図示せず)に挿入しつつ、相手光コネクタに設けられた位置決めピンを位置決めピン受容孔に挿入して、相手光コネクタと嵌合する。このため、相手光コネクタとの嵌合の際に、位置決めを行うことができる。
そして、光コネクタ61の各光ファイバ31から出射した光は、透明の固体ブロック40を通り、各レンズ20で平行光となり、出射することになる。この平行光は、相手光コネクタの各レンズ、固体ブロックを通って各光ファイバの先端面のところで集束することになる。また、相手光コネクタの各光ファイバから出射した光は、透明の固体ブロックを通り、各レンズで平行光となって出射し、光コネクタ1のレンズ20に対して入射する。そして、その入射した光は、透明の固体ブロック40を通り、光ファイバ31の前端位置のところで集束することになる。
この光コネクタ61にあっては、光コネクタ1と同様に、レンズ20とフェルール30との間に、レンズ20、フェルール30及び光ファイバ31に接するように、レンズ20及び光ファイバ31の屈折率とほぼ等しい屈折率を有する透明な固体ブロック40を配置し、レンズ20と固体ブロック40との接点の周囲及びフェルール30と固体ブロック40との接触面の周囲に、レンズ20及び光ファイバ31とほぼ等しい屈折率を有する屈折率整合剤50を塗布してある。このため、光ファイバ31からレンズ20に至るまでの屈折率の段差が小さく、反射が小さいため、高い反射減衰量を達成することができる。
また、レンズ20の材質はBK7であり、固体ブロック40は透明であるから、透過光の吸収が少なく、低い挿入損失を実現することができる。そして、レンズ20とフェルール30(光ファイバ31)との間に配置される固体ブロック40は、固体であり、光硬化などににより後に硬化されるものではないから、組立作業中に気体や異物が混入するおそれがなく、散乱により透過光が減衰してしまうおそれを極力抑制することができる。
また、レンズ20の中心軸が、レンズ固定部15の中心軸に一致するとともに、フェルール挿入用孔11の中心軸にも一致し、そして、フェルール30及びそのフェルール30に組み込まれた光ファイバ31の中心軸と一致し、かつ、光ファイバ31の前端面が光ファイバ31の中心軸に対して直交している。このため、レンズ20から出射した平行光の中心軸の、レンズ20の中心軸に対する偏心をなくすことができる。また、透明な固体ブロック40がある範囲で傾いたとしても、屈折率整合剤50が光学的な段差を埋めることから、レンズ20から出射した平行光の中心軸の、レンズ20の中心軸に対する偏心はおこらない。
また、光コネクタ61の製造に際しては、レンズ20と光ファイバ31とを溶融接続する必要もないので、アーク放電装置等の大掛かりな製造装置も必要はない。
そして、固体ブロック40の光の透過方向の厚みtは、レンズ20の直径dと屈折率n20及び固体ブロック40の屈折率n40から決まるレンズ20の後端面から焦点の位置までの距離と同じになるように設定されているので、レンズ20をハウジング10のレンズ固定部15に固定し、固体ブロック40をフェルール挿入用孔11内に挿入してレンズ20に当接させ、フェルール30をフェルール挿入用孔11内に挿入してフェルール30及び光ファイバ31を固体ブロック40に当接させることにより、光ファイバ31の前端(先端)の位置を光学系の焦点位置になるように位置決めすることができる。このため、光ファイバ31の先端位置を容易に位置決めすることができる。
また、光ファイバ31はフェルール30に組み込まれているから、取り扱い中に光ファイバ31の破断のおそれを大幅に削減することができる。
そして、レンズ20の前面側には、反射防止膜が設けられているので、反射減衰量をより大きくすることができる。
更に、固体ブロック40の材質は、石英硝子であるので、広い波長範囲で高い透過率が得られ、光の減衰を極めて小さくでき、透過光が減衰してしまうおそれをより一層抑制することができる。そして、石英硝子は加工技術が確立されているため、固体ブロックの光の透過方向の厚みを任意の公差内で達成することができ、光ファイバ31の先端位置の位置決めを極めて正確に行うことができる。
また、光コネクタ61においても、フェルール挿入用孔11の内径に相当するハウジング10の内径をフェルール30の外径に対して0.003mm以下の公差で構成し、ハウジング10の内径の中心の真位置度を0.05mm以下で構成している。また、ハウジング10のレンズ固定部15を含む前端面の、ハウジング10の内径に対する直角度を0.005mm以下で構成するとともに、レンズ固定部15の円周振れを0.003mm以下で構成してある。そして、フェルール30が、その半分以上の長さにおいてフェルール挿入用孔11に挿入される。これらのことから、光コネクタ61の基準面である光コネクタ前面に対して、レンズ20から出射する平行光の中心軸の位置及び方向が精確に決定でき、一対の光コネクタ1を対向させて使用するときに、光コネクタ前面の突き当て基準で平行光の中心軸の調心を行うことができる。即ち、光コネクタ前面の位置決めピンとこの位置決めピンを受容する相手光コネクタに設けられた位置決めピン受容孔、相手コネクタ前面の位置決めピンとこの位置決めピンを受容する光コネクタ前面の置決めピン受容孔とにより、平行光の中心軸の回転方向の調心を行う。また、光コネクタ前面の突き当て基準として平行光の角度調心、即ち相手コネクタとの突当て面(嵌合面)を基準面にして、位置合わせが行われる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、レンズ20の材質はBK7に限定されず、固体ブロック40の材質は石英硝子に限定されず、屈折率整合剤50の材質はシリコーン系の母材にガラス繊維が混入した材料に限定されない。
また、ハウジング10に設けられた位置決めピン受容孔19は、相手光コネクタに設けられた位置決めピンを受容するものであればよく、必ずしもハウジング10に設けられた位置決めピン18と同形状の位置決めピンを受容する必要はない。
本発明に係る光コネクタの第1実施形態の正面図である。 図1に示す光コネクタの斜視図である。 図1の3−3線に沿う部分断面図である。 本発明に係る光コネクタの第2実施形態の断面図である。 雌ねじ部材の斜視図である。 雄ねじ部材を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。 従来の光ファイバコリメータの断面図である。 従来の光ファイバロッドレンズ装置の基本構成を示す図である。 従来の光コネクタを示し、(A)は断面図、(B)は光コネクタの使用状態の説明図である。
符号の説明
1,61 光コネクタ
10 ハウジング
11 フェルール挿入用孔
12 レンズ固定部
14 接着剤注入溝
18 位置決めピン
19 位置決めピン受容孔
20 レンズ
30 フェルール
31 光ファイバ
40 固体ブロック
50 屈折率整合剤
62 フェルール固定手段
70 雌ねじ部材
71 フェルール用貫通孔
72 スロット
73 雌ねじ部
80 雄ねじ部材
81 貫通孔
82 スロット
83 雄ねじ部
90 弾性体

Claims (10)

  1. 前後方向に延びて貫通するフェルール挿入用孔を有し、該フェルール挿入用孔の前端部に配置された、前記フェルール挿入用孔の中心軸と同軸の中心軸を有するレンズ固定部を備えたハウジングと、
    前記レンズ固定部に固定された球状のレンズと、
    前記フェルール挿入用孔に後側から挿入され、前端面が中心軸に直交する光ファイバが組み込まれたフェルールとを具備し、
    前記レンズと前記フェルールとの間に、前記レンズ、前記フェルール及び前記光ファイバに接するように、前記レンズ及び前記光ファイバの屈折率とほぼ等しい屈折率を有する透明な固体ブロックを配置し、
    前記レンズと前記固体ブロックとの接点の周囲及び前記フェルールと前記固体ブロックとの接触面の周囲に、前記レンズ及び前記光ファイバとほぼ等しい屈折率を有する屈折率整合剤を塗布し、
    前記固体ブロックの光の透過方向の厚みが、前記レンズの直径と屈折率及び前記固体ブロックの屈折率から決まるレンズ端面から焦点の位置までの距離と同じになるように設定したことを特徴とする光コネクタ。
  2. 前記レンズの前面側に反射防止膜を設けたことを特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
  3. 前記固体ブロックの材質が、石英硝子であることを特徴とする請求項1又は2記載の光コネクタ。
  4. 前記フェルール挿入用孔の内径に相当する前記ハウジングの内径を前記フェルールの外径に対して0.003mm以下の公差で構成し、前記ハウジングの内径の中心の真位置度を0.05mm以下で構成するとともに、前記ハウジングの前記レンズ固定部を含む前端面の、前記ハウジングの内径に対する直角度を0.005mm以下で構成し、前記レンズ固定部の円周振れを0.003mm以下で構成し、前記フェルールが、その半分以上の長さにおいて前記フェルール挿入用孔に挿入されることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の光コネクタ。
  5. 前記ハウジングの前記レンズ固定部に、前記レンズの外形面に沿うR形状の面取り、または0.05mm以下のC状の面取りを施したことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の光コネクタ。
  6. 前記ハウジングに、相手光コネクタと嵌合する際の位置決めピンを設けると共に、前記相手光コネクタに設けられた位置決めピンを受容する位置決めピン受容孔を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の光コネクタ。
  7. 前記レンズ固定部の周囲に、接着剤注入溝を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の光コネクタ。
  8. 前記ハウジングの後端面に固定され、前記フェルールが挿通可能な前後方向に貫通するフェルール用貫通孔であって雌ねじ部を該フェルール用貫通孔の内周面に設けた前記フェルール用貫通孔を有する雌ねじ部材と、
    該雌ねじ部材の前記フェルール用貫通孔に挿入され、前記雌ねじ部に螺合する雄ねじ部を外周面に備えると共に前記フェルールから延びる前記光ファイバを後方に導出可能な前後方向に貫通する貫通孔を備え、前記フェルールを前方向に向けて押す雄ねじ部材と、
    前記雌ねじ部材の前記フェルール用貫通孔内に配置され、前記雄ねじ部材が前記フェルールを前方向に向けて押すときに、前記フェルールを後方向に向けて押す弾性力を作用させる弾性体とを具備したフェルール固定手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載の光コネクタ。
  9. 前記雌ねじ部材のフェルール用貫通孔の外側面に、前記光ファイバを前記雌ねじ部材の外側から前記フェルール用貫通孔内に挿入可能とする前後方向に延びるスロットを形成したことを特徴とする請求項8記載の光コネクタ。
  10. 前記雄ねじ部材の側面に、前記光ファイバを前記雄ねじ部材の外側から前記貫通孔内に挿入可能とする前後方向に延びるスロットを形成したことを特徴とする請求項8又は9記載の光コネクタ。
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