JP2007236619A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】二次元画像から三次元画像への切り替えに際して、観察者に違和感を与えることのない遊技機の提供。
【解決手段】二次元画像及び三次元画像を切り替えて表示可能な画像表示装置を備えた遊技機は、表示装置本体41の画像形成領域を隠蔽するシャッタ431と、表示装置本体41を露出させた状態、又は画像形成領域がシャッタ431で隠蔽された状態となるように、シャッタ431を移動させるシャッタ移動手段432とを備え、シャッタ431は光透過性材料で形成され、シャッタ431の画像形成領域との対向面431Bには、表示装置本体41上で表示される画像と関連する画像が形成され、対向面431Bと反対側の光射出面の少なくとも一部には、レンチキュラ面431Aが形成されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、二次元画像又は三次元画像を切り替えて表示可能な画像表示装置を備えた遊技機に関する。
従来、パチンコ等の遊技機において、裸眼視立体視画像表示装置を組み込んだものが知られており、裸眼での立体視を実現する方法として、視差バリア方式(パララックスバリア方式)を採用したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の表示装置は、表示パネルの前面に所定の間隔を設けて視差バリアを配置しており、この視差バリアは、例えば、ストライプ状にマスク領域と透過領域を交互に配列して構成されている。
表示パネルには、隣接する画素間に楔状の遮光体が設けられており、遮光体を挟む右側の画素では左方向に射出される光が遮光され、左側の画素では右方向に射出される光が遮光されるようになっている。
そして、表示パネルでは、隣接する画素の一方で右目用の画像を形成し、他方で左目用の画像を形成すると、右目用の画像を形成した画素から射出された光は、視差バリアを経て右方向に射出され、観察者の右目で観察され、左目用の画像を形成した画素から射出された光は、視差バリアを経て左方向に射出され、観察者の左目で観察され、これにより裸眼での立体視を実現している。
このような裸眼視立体画像表示装置において、遊技中に立体構造からなる可動演出部材を観察者の視野範囲内に移動させ、演出効果を向上させたものが提案されている(例えば特許文献2参照)。
ところで、近年このような遊技機では、液晶素子を利用した視差バリアを用い、視差バリアの遮光体を外部からの信号によって遮光、透光の状態に切り替えることにより、通常の抽選状態では二次元画像を表示しておき、リーチや大当たりの際には三次元画像を表示させるものが提案されている。
特開2005−266116号公報(〔0021〕段落、〔0022〕段落、図3) 特開2004−283308号公報(〔0039〕段落、図9)
しかしながら、このような二次元画像から三次元画像の切り替えに際しては、例えば、2視点の視差画像を組み合わせて観察者に立体画像を認識している場合、二次元画像ではすべての画素で二次元画像を形成していたものを、右目用の画像及び左目用の画像を同じ画素数で分割して形成して三次元画像としなければならないため、その分画像の光量が減ることとなり、観察者に違和感を与える可能性がある。
本発明の目的は、二次元画像から三次元画像への切り替えに際して、観察者に違和感を与えることのない遊技機を提供することにある。
本発明に係る遊技機は、
二次元画像及び三次元画像を切り替えて表示可能な画像表示装置を備えた遊技機であって、
前記画像表示装置の画像形成領域を隠蔽するシャッタと、
前記画像形成領域を露出させた状態、又は前記画像形成領域が前記シャッタで隠蔽された状態となるように、前記シャッタを移動させるシャッタ移動手段とを備え、
前記シャッタは光透過性材料で形成され、
前記シャッタの前記画像形成領域との対向面には、前記画像表示装置上で表示される画像と関連する画像が描画され、前記対向面と反対側の光射出面の少なくとも一部には、レンチキュラ面が形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、画像形成領域との対向面に画像表示装置上に表示される画像に関連する画像が描画され、光射出面にレンチキュラ面が形成された光透過性材料からなるシャッタを有し、このシャッタが画像形成領域を隠蔽することができるようになっている。従って、画像表示装置で二次元画像から三次元画像に切り替える際に、一旦シャッタで隠蔽し、シャッタに描画された画像を、レンチキュラ面を通して見ることで観察者に三次元画像を認識させ、画像表示装置上の画像が三次元画像に切り替わった段階で、画像形成領域を露出させて、画像形成領域に表示された三次元画像を観察者に認識させることができるので、観察者に画像の切り替えに伴う違和感を与えることがない。
本発明では、前記シャッタによる隠蔽時、前記画像表示装置の画像形成領域に単色画像を表示させる単色画像表示制御手段を備えているのが好ましい。
この発明によれば、シャッタによる隠蔽時に画像表示装置がバックライトとして機能することとなるので、シャッタに描画された画像を観察者に認識させることが容易になる。
本発明では、前記単色画像表示制御手段は、
前記シャッタの移動位置に応じて、前記単色画像を表示させる領域を変化させる単色画像領域変化部を備えているのが好ましい。
この発明によれば、例えば、緞帳のようにシャッタが移動する場合、画像形成領域のシャッタで覆われた部分が順次バックライトに変化していき、視覚的に状態遷移を観察者に認識させて遊技性を一層向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
〔1〕全体構成
図1には本発明の第1実施形態に係るパチンコ遊技機1の概要斜視図が示されており、このパチンコ遊技機1は、枠体2内に収納される遊技機本体3を備えて構成される。
遊技機本体3は、前面側に取り付けられる遊技盤31と、遊技盤31の前面を覆う透明なフロントパネルを有する前扉32と、パチンコ球を発射するためのハンドル33と、パチンコ球をためる上皿34及び下皿35を備えて構成される。
遊技盤31は、ハンドル33から打ち出されたパチンコ球を導くレールによって囲まれた遊技領域を有し、この遊技領域内の適所には、釘311、入賞口312、始動入賞口313、大当たり入賞口314が設けられている。
また、遊技盤31の略中央には、裸眼視で立体画像を認識できる画像表示装置4が設けられている。
〔2〕画像表示装置4の構造
画像表示装置4は、図2に示されるように、遊技盤31の略中央に形成された開口部31Aに画像形成領域が露出するように、遊技盤31の背面側から取り付けられている。
この画像表示装置4は、抽選結果に応じた画像を形成して表示する表示装置本体41と、この表示装置本体41を制御する画像制御部42とを備えて構成される。尚、図2では、図示を略したが、遊技盤31の裏面には、この他に、始動入賞口313にパチンコ球が入賞した際、抽選を行う主制御装置と、大当たり入賞口314を開閉させるソレノイド、遊技盤31の表面側に露出する電飾関係の点消灯制御を行う制御装置が設けられている。
(2-1)表示装置本体41の構造
表示装置本体41は、図3に示されるように、バックライトユニット411、液晶パネル412、液晶視差バリア413、及びシールドケース414を積層一体化した構成を具備している。
バックライトユニット411は、図示を略したが、略W字状に曲折された冷陰極管と、この冷陰極管の背面側に設けられるリフレクタから構成され、冷陰極管に電圧印加して生じた放電光を、リフレクタで反射して液晶パネル412側に射出する。
画像形成部としての液晶パネル412は、固定画素型の画像形成デバイスであり、矩形状の画像形成領域上に平面状に配置される複数の固定画素から構成されている。固定画素は、図示を略したが、一対の透明基板上に密閉封入された液晶に電圧を印加するTFT(Thin Filmed Transistor)をスイッチング素子とし、TFTのスイッチングにより各画素に印加される電圧が変化して液晶の配向状態が変化することにより、入射光束を入力画像データに応じて変調することが可能となる。
また、液晶パネル412を構成する各画素の光射出側には、図4に示されるように、R、G、Bをストライプ状に配列したカラーフィルタが設けられ、詳しくは後述するが、二次元画像を表示する場合には、互いに水平方向に隣接するR、G、B(例えば、R1、G2、B3)の画素が1組となって1つの表示画素を構成する。一方、三次元画像を表示する場合には、斜めに配置されるR1、G1、B1で1つの表示画素を構成する。
液晶視差バリア413は、一対の透明基板間に液晶素子が密閉封入され、正面から見ると、液晶素子が市松状に配置されたグリッドアレイとして構成されている。
この液晶視差バリア413は、図示を略したが、各透明基板の互いに対向する面に設けられた透明電極に電圧を印加することにより、遮光状態、透光状態を切り替えることができるようになっている。尚、各液晶素子413Aは、パッシブ駆動により遮光状態又は透光状態に駆動され、駆動信号は画像制御部42から出力される。
また、液晶視差バリア413は、図5に示されるように、各液晶素子413Aが液晶パネル412の隣接する画素412L、412Rの境界部分に跨って配置されている。
さらに、この液晶視差バリア413の一対の透明基板の液晶パネル412側の面には、隣接する画素412L、412R間に上下方向に延びる複数の楔状の溝が形成され、各溝に遮光材料が充填されて楔状の遮光体413Bを構成している。
遮光体413Bは、左側に配置される画素412Lから射出された光が右側に進行するのを規制し、液晶パネル412の面の法線方向に対して左側に傾斜した方向に光を進行させるとともに、右側に配置される画素412Rから射出された光が左側に進行するのを規制し、液晶パネル412の面の法線方向に対して左側に傾斜した方向に光を進行させる。
これにより、隣接する画素412L、412Rから射出された光が相互に干渉することを防止して、左目用の画像と右目用の画像とを確実に分離して、観察者に両画像を個別に視認させやすくしている。尚、本実施形態では、画素412Lから射出される左目用の画像光は、液晶パネル412の面の法線方向対して略6deg乃至7degに左側に傾くように設定され、画素412Rから射出される右目用の画像光は、液晶パネル412の面の法線方向に対して同様に略6deg乃至7deg右側に傾くように設定されている。
ここで、遮光体413Bによる画素412L、412Rの分離光の角度は、液晶視差バリア413を駆動して液晶パネル412の中央に立体画像を表示させる領域を確保するために設定されている。
一般に観察者の左目EL及び右目ER間の距離は6cm乃至7cmであり、両目の視野は上方向60deg、下方向70deg、左右方向100degということが知られている。
一方、観察者が遊技中、表示装置本体41を凝視した場合には、カメラのレンズでいう焦点距離200mm相当の視野範囲となり、そのときの角度は、観察者の位置を基点として、矩形状の画像形成領域の対角線方向で12deg乃至14degの視野範囲となる。
矩形状の液晶パネル412の対角線方向の視野範囲を12degとすると、観察者の観察領域は、図5に示されるように、観察距離Dによって変動し、視線方向に直交する面内における対角線方向の視野領域の幅寸法Wは、W=2*D*tan6degで求めることができる。
これを観察距離Dとの関係で具体的な幅寸法Wを計算すると、
D=40cmのとき、W=8.4cm
D=50cmのとき、W=10.5cm
D=60cmのとき、W=12.6cm
となり、例えば、10インチ(対角線長さ25.4cm)の液晶パネル412内において、観察距離によって上記対角線の幅寸法Wの範囲で立体画像が観察者に認識されることとなる。
このような液晶パネル412及び液晶視差バリア413を備えた画像表示装置4では、液晶パネル412上で4視点の画像が表示され、液晶視差バリア413を介することにより、観察者は、4視点の視差画像に基づく立体画像を認識することができる。
図6に示されるように、立体画像表示時には、液晶パネル412上の画像は、視点1乃至視点4で認識される視差画像として形成される。具体的には、視点2及び視点3の画像は、観察者の正視、例えば右目で視認され、視点1及び視点4の画像は、逆視、例えば左目で視認され、これにより観察者は、組み合わされた画像を立体画像として認識する。尚、図4に示されるように、視差画像表示時は、斜めに配置される画素R1、G1、B1の組が視点1の画像を形成し、R2、G2、B2の組が視点2の画像を形成し、画素R3、G3、B3の組が視点3の画像を形成し、画素R4、G4、B4の組が視点4の画像を形成する。
このような画素の組で視差画像を表示することにより、4視点の場合、単純に従来の方式によって水平方向の解像度が1/4に低下するのではなく、水平方向の解像度低下を3/4に抑え、代わりに垂直方向の解像度を1/3とし、水平方向の解像度の低下を防止している。
また、4視点による視差画像を組み合わせて観察者に立体画像を認識させることにより、立体画像の観察領域を広く確保することができ、観察者の違いによって視点位置が異なっても立体視を認識させやすくすることができる。
(2-2)シャッタ機構43の構造
前述した表示装置本体41の前面には、表示装置本体41の画像の変化と同期して動作するシャッタ機構43が設けられている。
このシャッタ機構43は、図7に示されるように、シャッタ431及びシャッタ駆動部432を備えて構成される。
シャッタ431は、光を透過する透光性材料から構成される板状体であり、表示装置本体41の画像形成領域の前面を上下にスライドすることにより、表示装置本体41の画像形成領域が隠蔽されたり、露出されたりする。
このシャッタ431の観察者側の面には、レンチキュラ面431Aが形成され、表示装置本体41の画像形成領域と対向する面には、表示装置本体41で表示する背景画像と関連する画像が形成された描画面431Bが形成されている。
レンチキュラ面431Aは、上下方向に延びる複数のシリンドリカルレンズが左右方向に配列された面として構成され、各シリンドリカルレンズは前記の液晶視差バリア413と同様に、表示面鉛直方向に対して左右に略12deg乃至14degの視差角をもって観察した場合のみ、描画面431Bに結像するように設定されている。
描画面431Bに形成される画像は、レンチキュラ面431Aを構成するシリンドリカルレンズの配列ピッチに応じて左目用分割画像及び右目用分割画像が繰り返された視差画像である。
このようなシャッタ431において、縦スリット状に左目用分割画像と右目用分割画像とを交互に配置した描画面431Bを、レンチキュラ面431Aを通して観察すると、左目には左目用分割画像のみが結像して視認され、右目には右目用分割画像のみが結像して視認されることによって、観察者は、描画面431Bに形成された画像を立体画像として認識する。このとき、表示装置本体41で形成される画像を、全白の単色画像として、バックライトとして用いることで、より鮮明な立体画像として観察させることができる。
シャッタ移動手段としてのシャッタ駆動部432は、一対のラック433及び一対のステッピングモータ434を備え、これらは、遊技盤31の前面に配置されるケーシング435内に収納されている。
ラック433は、シャッタ431の両側縁に、ラック433の歯がシャッタ431の側縁に沿って配列されるように一体的に設けられている。
ステッピングモータ434は、表示装置本体41の上端角隅部近傍に配置され、回転軸に取り付けられた歯車436がラック433の歯に噛合している。
このステッピングモータ434は、画像制御部42によって、互いに同期して回転するように駆動制御され、これによりシャッタ431は、表示装置本体41の前面で上下に移動する。
(2-3)画像制御部42の構造
画像制御部42は、主制御装置からの指令に基づいて、前述した表示装置本体41の制御を行う部分であり、図8に示されるように、CPU421、VDP422、CPU用ワークRAM423、プログラムROM424、表示用ワークRAM425、及び画像ROM426を備えて構成される。
CPU(Central Processing Unit)421は、画像表示装置4全体の制御を制御装置であり、主制御装置5からの抽選結果等の指令はこのCPU421で処理され、VDP422への画像生成制御指令及び表示領域変更指令、液晶視差バリア413への駆動制御指令の生成、ステッピングモータ434への駆動制御指令、及び液晶パネル412への表示領域変更制御指令を生成して、各々に出力する。
このCPU421は、起動時プログラムROM(Read Only Memory)424に格納されたプログラムを実行することにより動作し、CPUワーク用RAM(Random Access Memory)423に必要な情報を担持させつつ演算処理を行い、各制御指令を生成する。
VDP(Video Display Processor)422は、CPU421からの抽選結果等の制御指令に基づいて、液晶パネル412で表示させる画像を生成する画像処理装置である。
このVDP422は、CPU421から抽選結果に応じた画像生成制御指令が入力されると、各種キャラクタ画像や背景画像が格納された画像ROM426から、表示させるべきキャラクタ画像や背景画像等を読み出して、表示用ワークRAM425上で表示画像を合成した後、主制御装置5での抽選結果に応じた画像を、液晶パネル412に表示させる。
また、VDP422は、CPU421から表示領域変更指令が入力されると、表示用ワークRAM425上で合成された表示画像を、表示領域変更指令に含まれる変更量に応じて上下にずらし、ずらすことによって画像データが書き込まれなくなった画素に、全白等の単色画像を表示させる。
〔3〕画像表示装置4の作用
次に、前述した構成の画像表示装置4の作用を説明する。
図9のフローチャートに示されるように画像制御部42のCPU421は、主制御装置5からの抽選結果に基づく制御指令の入力を監視する(処理S1)。
観察者がパチンコ遊技機1のハンドル33を操作してパチンコ球を打ち出して、始動入賞口313に入賞し、主制御装置5から制御指令が入力されると、CPU421は、VDP422に画像生成指令を出力し、VDP422では、抽選状態にある旨を表示する画像を生成し、液晶パネル412上に表示画像を形成する(処理S2)。尚、液晶パネル412上に形成させる画像は、例えば、図10の画像G1に示されるように、背景画像上を3桁の数字が上下方向に移動するような画像である。
次に、CPU421は、先に入力された主制御装置5からの指令がリーチ状態を表示させるべきか否かを判定し(処理S3)、抽選結果がリーチにも至らない結果であれば、図柄停止画像を生成する旨の制御指令を生成して出力し、VDP422は、図柄停止画像を生成して液晶パネル412上に表示させる(処理S18)。
一方、リーチ状態を表示させる画像であると判定された場合、CPU421は、まず、シャッタ機構43のステッピングモータ434を駆動させるパルスステップからなる駆動制御指令を生成出力し、ステッピングモータ434をシャッタ431の閉方向に駆動させる(処理S4)。
CPU421は、内部タイマと駆動制御指令のステップ数に基づいて、シャッタ機構43のシャッタ431が現在どの位置まで液晶パネル412を隠蔽しているのかを取得する(処理S5)。
次に、取得されたシャッタ431の位置に応じて、液晶パネル412上で抽選状態画像を表示させる表示領域を、変更する表示領域変更指令を生成出力する(処理S6)。VDP422では、現在のシャッタ431の位置に応じてシャッタ431で覆われた液晶パネル412の画像形成領域部分を単色画像とし、残りの部分を抽選状体画像とする表示制御を行って液晶パネル412上に表示させ、シャッタ431が全閉となるまで処理S4乃至処理S6を繰り返す(処理S7)。
この状態では、図10の画像G2に示されるように、上方からシャッタ431が下降して、液晶パネル412の画像形成領域を徐々に隠蔽していくとともに、画像形成領域の隠蔽された部分には、白色光等の単色画像が表示され、シャッタ431を背面から照明し、シャッタ431の下降とともに、単色画像領域が徐々に拡大する。
シャッタ431が全閉となったら、CPU421は、内部タイマで一定時間が経過するまで全閉状態を維持する(処理S8)。この状態では、図10の画像G3に示されるように、液晶パネル412では、白色等の単色画像によりシャッタ431が照明され、その照明光に基づいて、シャッタ431のレンチキュラ面431Aで左右に分離された画像光により観察者は各分離画像を左右の目で捉え、立体視画像を認識する。
CPU421は、一定時間が経過したら、ステッピングモータ434をシャッタ431の開方向に駆動させる(処理S9)。
CPU421は、閉方向の場合と同様に、シャッタ431の現在の隠蔽位置を取得し(処理S10)、VDP422に視差画像を生成させる旨の画像生成制御指令を出力するとともに(処理S11)、シャッタ431の位置に応じた表示領域の変更を行う表示領域変更指令を出力する(処理S12)。
また、CPU421は、液晶視差バリア413に対して、取得した現在のシャッタ431の位置に応じて、露出した領域の液晶視差バリア413の液晶素子413Aを遮光状態としてバリア領域の設定を行い(処理S13)、これに基づくバリア駆動制御指令を液晶視差バリア413に出力し、液晶視差バリア413を駆動させる(処理S14)。
CPU421は、シャッタ431が全開となるまで、処理S9乃至処理S14を繰り返す(処理S15)。
この状態では、図10の画像G4に示されるように、シャッタ431は、上方に移動し、液晶パネル412の画像形成領域が徐々に露出する。
液晶パネル412の画像形成領域のシャッタ431で隠蔽されている部分は、単色画像によりシャッタ431を背面から照明している状態であり、シャッタ431から露出した画像形成領域の部分では、前述した液晶パネル412上での視差画像が表示され、シャッタ431の上昇とともに、視差画像の表示領域が徐々に拡大する。
シャッタ431が全開となったら、CPU421は、先に入力された主制御装置5からの指令が「大当たり」であるか否かを判定する(処理S16)。
「大当たり」でないと判定された場合、CPU421は、液晶視差バリア413の液晶素子413Aすべてを光透過状態とさせる旨の制御指令を生成出力し、液晶視差バリア413のすべての領域を透光状態とする(処理S17)。
また、CPU421は、図柄停止画像を生成する旨の制御指令をVDP422に生成出力し、VDP422では、その指令に基づいて図柄停止画像を生成して液晶パネル412上に表示させる(処理S18)。
一方、「大当たり」であると判定された場合、VDP422は、3桁の図柄がすべて揃った旨の画像を生成し、続けて「大当たり」を表す画像を生成し、液晶パネル412上に表示させる(処理S19)。
「大当たり」を表す画像を一定時間表示したら、CPU421は、一定時間が経過した旨の表示終了応答信号を主制御装置5に出力する(処理S20)。
主制御装置5では、CPU421からの表示終了応答信号を受け付けた後、ソレノイド等を駆動させ、大当たり入賞口314を開口させ、パチンコ球の入球に応じた払い出しを行う。
このように、二次元の抽選状態画像からリーチ時の三次元画像に遷移する際に、液晶パネル412に単色画像を表示して、シャッタ431を照明することにより、観察者にシャッタ431に描かれた画像を視認させ立体画像として認識させた後、液晶パネル412上に表示された三次元画像を観察者に認識させている。
従って、液晶パネル412上で二次元画像から三次元画像に直接変化させる場合に比較して、液晶パネル412上の画像変化に伴う光量変化が観察者に認識されにくくなり、観察者に違和感を与えることがない。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。尚、以下の説明では、既に説明した部分と同一の部分については同一符号を付してその説明を省略する。
前記第1実施形態では、図7に示されるようにシャッタ431は透光性の板状体から構成され、シャッタ移動手段は2つのステッピングモータ434を備え、ステッピングモータ434の回転により、緞帳のようにシャッタ431が表示装置本体41の前面を上下するようになっていた。
これに対して、第2実施形態では、図11に示されるように、平面視で表示装置本体41の表裏面を囲むように、シャッタ機構51が設けられている点が相違する。
すなわち、シャッタ機構51は、表示装置本体41の側方に立設される軸に回転可能に支持される一対のロール511と、これらのロール511に巻回される無端ベルト状のシャッタシート512とを備えて構成される。
一対のロール511は、表示装置本体41の画像形成領域の高さ寸法と略同じ寸法を有し、一方のロール511は、図示を略したが、第1実施形態と同様のステッピングモータによって回転駆動される。
シャッタシート512は、ロール511の高さ寸法と略同じ幅寸法で、可撓性を有する透明な合成樹脂等で構成されたベルト状体であり、表示装置本体41を挟む一方の面にはレンチキュラ面512Aが形成され、このレンチキュラ面512Aの裏面512Bには、第1実施形態と同様に、画像が描かれている。
レンチキュラ面512Aとは反対側の他方の面512Cは凹凸もなく、描画もされていない透明シート面として構成されている。
そして、画像表示装置の画像制御部によりステッピングモータが駆動されると、一対のロール511が回転し、これに伴い、表示装置本体41の液晶パネル412の前面をレンチキュラ面512Aで覆って隠蔽したり、面512Cにより透光状態として液晶パネル412の画像形成領域を露出させる。
尚、画像制御部によるシャッタ機構51の駆動制御に伴う、表示装置本体41を構成する液晶パネル412及び液晶視差バリア413の制御は、レンチキュラ面512Aが表示装置本体41の左右方向に移動するため、表示領域の変更をこれに追従して行う以外は、第1実施形態の場合と同様なので、その説明を省略する。
〔実施形態の変形〕
尚、本発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、以下に示すような変形をも含むものである。
前記実施形態では、4視点の視差画像を組み合わせて観察者による立体画像を視認させていたが、本発明はこれに限らず、2視点の視差画像を組み合わせて立体画像を視認させてもよい。
前記実施形態では、液晶視差バリア413を、液晶素子413Aを市松状に配置したグリッドアレイ状に構成していたが、本発明はこれに限らず、上下に延びるストライプ状に液晶素子を形成した視差バリアとしてもよい。
前記実施形態では、シャッタ431のレンチキュラ面431Aは、隠蔽時、表示装置本体41の全面を覆うように形成されていたが、本発明はこれに限らず、隠蔽時に一部のみにレンチキュラ面が形成されたシャッタとしてもよい。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造及び形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
本発明の実施形態に係る遊技機を示す外観斜視図。 前記実施形態における遊技盤上に設けられる画像表示装置を表す外観斜視図。 前記実施形態における画像表示装置の構造を表す分解斜視図。 前記実施形態における画像表示装置の画素配列を説明するための模式図。 前記実施形態における画像表示装置の構造を表す断面図。 前記実施形態における立体視の原理を説明するための模式図。 前記実施形態におけるシャッタ及びシャッタ移動手段の構造を表す模式図。 前記実施形態における画像表示装置の画像制御部の構造を表すブロック図。 前記実施形態の作用を説明するためのフローチャート。 前記実施形態における画像表示装置上に表示される画像の遷移状態を表す模式図。 本発明の第2実施形態に係る遊技機におけるシャッタ及びシャッタ移動手段の構造を表す模式図。
符号の説明
1…遊技機、4…画像表示装置、43…シャッタ機構、412…液晶パネル、413…液晶視差バリア、422…VDP(単色画像表示制御手段、単色画像領域変化部)、431…シャッタ、431A…レンチキュラ面、431B…描画面、432…シャッタ駆動部

Claims (3)

  1. 二次元画像及び三次元画像を切り替えて表示可能な画像表示装置を備えた遊技機であって、
    前記画像表示装置の画像形成領域を隠蔽するシャッタと、
    前記画像形成領域を露出させた状態、又は前記画像形成領域が前記シャッタで隠蔽された状態となるように、前記シャッタを移動させるシャッタ移動手段とを備え、
    前記シャッタは光透過性材料で形成され、
    前記シャッタの前記画像形成領域との対向面には、前記画像表示装置上で表示される画像と関連する画像が形成され、前記対向面と反対側の光射出面の少なくとも一部には、レンチキュラ面が形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記シャッタによる隠蔽時、前記画像表示装置の画像形成領域に単色画像を表示させる単色画像表示制御手段を備えていることを特徴とする遊技機。
  3. 請求項2に記載の遊技機において、
    前記単色画像表示制御手段は、
    前記シャッタの移動位置に応じて、前記単色画像を表示させる領域を変化させる単色画像領域変化部を備えていることを特徴とする遊技機。
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