JP2007235462A - データ受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】EOP期間とその前期間で安定した受信データを得ることができ、シリアルデータを安定して受信することができるデータ受信装置を提供すること。
【解決手段】データ受信装置100は、第1の信号線101aと第2の信号線101bを差動入力とする受信用コンパレータ102と、第1の信号と第2の信号が逆位相から同一位相に変化したときの論理出力をトリガ信号として出力するNOR回路105と、受信用コンパレータ102の出力RCVを、NOR回路105からのトリガ信号で取り込み保持するD−FF回路107とを備え、選択回路108は、第1の信号線101aの第1の信号と第2の信号線101bの第2の信号が互いに逆位相の場合には受信用コンパレータ102出力を選択するとともに、第1の信号と第2の信号が逆位相から同一位相に変化した場合にD−FF回路107に保持された値を受信データとして出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、USB(Universal Serial Bus)機器のインターフェース、特に、第1の信号線と第2の信号線のシリアルデータを受信するデータ受信装置に関する。
パーソナルコンピュータと周辺機器を接続するインターフェース規格としてUSBが注目を集めている。USBは2本の信号線を用いて、シリアルデータを伝送する方式である。USB信号を受信する場合は、受信回路においては2本の信号線は受信用コンパレータの正入力端子と負入力端子に接続され、2本の差分信号を受信用コンパレータは出力する。2本の信号線がともにロウレベルの場合は、特にパケット終了を示す数ビットのEOP(End Of Packet)区間となり、各信号線のノイズや2本の信号の微少電位差が受信用コンパレータに印加されるため、受信用コンパレータ出力が安定しない場合がある。したがって、受信用コンパレータ入力が逆位相のときには通常の差分出力を行い、ともにロウレベルになるEOPのときには、受信用コンパレータ出力を安定化させるような特別な補正回路が必要になる。特許文献1には、受信用コンパレータ出力を安定化させる補正回路を有するデータ受信装置が開示されている。
図17は、従来のデータ受信装置の回路図であり、EOPの場合に受信用コンパレータ出力を強制的に固定するものである。
図17において、1はUSBコネクタ、2はUSBコネクタ1に接続されるデータ受信装置2であり、USBコネクタ1はデータのシリアル伝送用の第1及び第2の信号線3a,3bと電力供給用の第1及び第2の電源線4a,4bとを備える。データ受信装置2は、USBトランシーバであり、受信用コンパレータ5、シュミットトリガ回路からなるノイズ除去回路6,7、NOR回路8及びOR回路9を備えて構成される。データ受信装置2は、実装レベルではUSBインターフェース回路のPHY(物理層)に対応し、出力信号及び接続検出信号は後段の電子機器11に伝達される。
第1の信号線3aに受信用コンパレータ5の正入力端子が接続され、第2の信号線3bに受信用コンパレータ5の負入力端子が接続されている。また、第1の信号線3aと第2の信号線3bにはノイズ除去回路6及びノイズ除去回路7が接続され、ノイズ除去回路6及びノイズ除去回路7の出力がNOR回路8の入力となり、受信用コンパレータ5の出力RCVとNOR回路8の出力がOR回路9に入力されている。OR回路9の出力10は出力となっている。
以上のように構成されたデータ受信装置2の動作について説明する。
図18及び図19は、上記データ受信装置2の電圧状態を示す動作波形図である。
図18において、時刻t1〜t4はパケット伝送を示しており、3aと3bは逆位相信号が入力され受信用コンパレータ5の出力RCVはその差分信号を出力している。RCVは、OR回路9に入力されNOR回路8の出力がロウレベルのため、RCVと同位相で出力10に出力され、時刻t3〜t4の間は出力10がハイレベルで終了している。時刻t4〜t6はEOP状態を示し、第1の信号線3aと第2の信号線3bがともにロウレベルとなっている。このため3aと3b間の微少電位差やノイズの影響により受信用コンパレータ5の出力RCVは不安定になり、その状態を図18中のハッチング部に示している。また、ノイズ除去回路6及びノイズ除去回路7の出力VP、VMは、ともにロウレベルのためNOR回路8の出力がハイレベルとなっているため、OR回路9の出力10はRCV信号の状態に関係なくハイレベルに固定される。
以上のように、パケット伝送のときはRCV出力としてOR回路9の出力10から差分信号が得られ、EOP状態に変化する直前はOR回路9の出力10はハイレベルで終了し、EOPに変化するとOR回路9の出力10がRCVとは無関係にハイレベルに固定されため、パケット伝送終了時からEOP状態にハイレベルのまま変化することができる。
特開2001−148719号公報
しかしながら、このような従来のデータ受信装置にあっては、EOP期間とその前期間でUSB通信が安定しないという問題がある。
例えば、EOP状態に変化する直前のパケット伝送において、第1の信号線3aがロウレベル、第2の信号線3bがハイレベルで終了した場合には、EOP状態に変化する直前でOR回路9の出力10がロウレベルになるため、パケット伝送からEOP状態に変化するときにOR回路9の出力10はロウレベルからハイレベルに変化することになる。
図19は、上記課題の具体的な電圧状態変化を示した動作波形図である。期間t1〜t3はパケット伝送を示しており、3aと3bは逆位相信号が入力され、受信用コンパレータ5の出力RCVがその差分信号を出力しているのは、図18と同一である。しかし、パケット伝送の最終期間であるt2〜t3の期間において、第1の信号線3aがロウレベルであり第2の信号線3bがハイレベルのため、受信用コンパレータ5の出力10はロウレベルとなっている。時刻t3〜t5はEOP状態を示し、第1の信号線3aと第2の信号線3bがともにロウレベルとなっており、3aと3b間の微少電位差やノイズの影響により受信用コンパレータ5の出力RCVは不安定になり、その状態は図中のハッチング部に示されている。また、ノイズ除去回路6及びノイズ除去回路7の出力VP、VMはともにロウレベルのためNOR回路8の出力がハイレベルとなっているため、OR回路9の出力10はRCV信号の状態に関係なくハイレベルに固定される。
以上のようにパケット伝送の最終期間t2〜t3において、OR回路9の出力10はロウレベルとなり、t3〜t5のEOP期間においてはOR回路9の出力10はハイレベルに変化するため、EOP期間とその前期間でUSB通信が安定しないという問題が発生する。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、EOP期間とその前期間で安定した受信データを得ることができ、シリアルデータを安定して受信することができるデータ受信装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、EOPのERRORが発生する場合であっても安定した受信データを得ることができるデータ受信装置を提供することを別の目的とする。
本発明のデータ受信装置は、第1の信号線と第2の信号線のシリアルデータを受信するデータ受信装置であって、前記第1の信号線と前記第2の信号線を差動入力とするコンパレータと、前記第1の信号と前記第2の信号が逆位相から同一位相に変化したときに前記コンパレータ出力が切り替わる前にトリガ信号を発生するトリガ発生手段と、前記第1の信号と前記第2の信号が逆位相から同一位相に変化するときに前記コンパレータの変化する以前の出力を、前記トリガ信号により取り込んで記憶する記憶手段と、前記第1の信号線の第1の信号と前記第2の信号線の第2の信号が互いに逆位相の場合には前記コンパレータ出力を選択して受信データとして出力するとともに、前記第1の信号と前記第2の信号が逆位相から同一位相に変化した場合に、前記コンパレータ出力を前記記憶手段により記憶された値に切替えて受信データとして出力する選択手段とを備える構成を採る。
前記トリガ発生手段は、前記第1の信号線と前記第2の信号線に対して直接に接続された前記第1の信号と前記第2の信号から前記トリガ信号を発生するものであってもよい。
前記選択手段は、前記トリガ信号を制御信号として受けることにより第1の信号と第2の信号が逆位相から同一位相に変化した場合に、前記コンパレータ出力を前記記憶手段により記憶された値に切替えて出力するものであってもよい。
具体的な態様として、前記トリガ信号を遅延させる第1遅延手段を備え、前記記憶手段は、前記第1遅延手段を経由しないトリガ信号により、前記コンパレータの変化する以前の出力を取り込んで記憶し、前記選択手段は、前記第1遅延手段により遅延したトリガ信号を制御信号として受けることにより、前記記憶手段に記憶される時間よりも後に、前記コンパレータ出力を前記記憶手段により記憶された値に切替えて出力する。
具体的な態様として、前記コンパレータ出力を遅延させる第2遅延手段を備え、前記記憶手段は、前記第1の信号と前記第2の信号が逆位相から同一位相に変化するときに前記コンパレータの変化する以前で、かつ前記第2遅延手段により遅延した前記コンパレータの出力を、前記トリガ信号により取り込んで記憶する。
本発明によれば、EOP期間とその前期間で安定した受信データを得ることができ、シリアルデータを安定して受信することができる。また、EOPのERRORが発生する場合であっても安定した受信データを得ることができる。これにより、データ受信装置の後段の電子機器の入力不安定状態を未然に回避することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るデータ受信装置の構成を示す回路図である。本実施の形態は、USBデータを受信するデータ受信装置に適用した例である。
図1において、データ受信装置100は、第1の信号線101aと第2の信号線101bを差動入力とする受信用コンパレータ102と、シュミットトリガ回路からなるノイズ除去回路103,104と、第1の信号と第2の信号が逆位相から同一位相に変化したときの論理出力をトリガ信号として出力するNOR回路105と、複数段の直列インバータにより入力信号を遅延させる遅延手段106と、受信用コンパレータ102の出力RCVを、NOR回路105からのトリガ信号で取り込み保持するD−FF回路107と、CMOS論理回路からなり受信用コンパレータ102の出力RCVとD−FF回路107の出力Qとを選択して出力する選択回路108とを備えて構成される。また、RCVは受信用コンパレータ102出力、VPはノイズ除去回路103出力、VMはノイズ除去回路104出力、109は選択回路108出力である。
受信用コンパレータ102の正入力端子が第1の信号線101aに接続され、受信用コンパレータ102の負入力端子が第2の信号線101bに接続されている。また第1の信号線101aと第2の信号線101bには、ノイズ除去回路103及びノイズ除去回路104が接続され、ノイズ除去回路103及びノイズ除去回路104の出力がNOR回路105の入力信号となっている。
NOR回路105は、第1の信号と第2の信号が逆位相から同一位相に変化したときに受信用コンパレータ102出力が切り替わる前にトリガ信号を発生する。
NOR回路105の出力は、D−FF回路107のクロック入力端子に接続されており、受信用コンパレータ102の出力RCV端子は、D−FF回路107のデータ入力端子に接続されている。NOR回路105の出力はさらに、遅延手段106の入力に接続されており、遅延手段106の出力により選択回路108が制御される。
遅延手段106は、NOR回路105の出力を遅延させD−FF回路107のクロックよりも選択回路108の制御信号を遅らせることにより、D−FF回路107が受信用コンパレータ102のRCV出力を取り込んだ後に、受信用コンパレータ102のRCVとD−FF回路107の出力Qを選択回路108が選択する役割を有している。
D−FF回路107は、立ち上がりクロックで受信用コンパレータ102の出力RCVを取り込み、次の立ち上がりまでQ端子に保持する機能を有している。D−FF回路107は、第1の信号と第2の信号が逆位相から同一位相に変化するときに受信用コンパレータ102の変化する以前の出力をトリガ信号により保持する。
選択回路108は、遅延手段106の出力がロウレベルのときは、受信用コンパレータ102の出力RCVを選択して出力109を出力し、遅延手段106の出力がハイレベルのときは、D−FF回路107の出力Qを選択して出力109を出力する。選択回路108は、第1の信号線101aの第1の信号と第2の信号線101bの第2の信号が互いに逆位相の場合には受信用コンパレータ102出力を選択するとともに、第1の信号と第2の信号が逆位相から同一位相に変化した場合にD−FF回路107に保持された値を受信データとして出力する。
上記受信用コンパレータ102は、アナログコンパレータにより構成され、ノイズ除去回路103,104、NOR回路105、遅延手段106、D−FF回路107、及び選択回路108は、CMOS論理回路を含むゲート回路により構成される。受信用コンパレータ102は、アナログコンパレータにより構成されるため、動作遅延が大きいのに対して、上記受信用コンパレータ102以外の各回路はCMOS論理回路などで構成されるため、動作遅延は小さい。したがって、受信用コンパレータ102に対して、上記各論理回路は全体としてより早い動作をする構成を採る。
ここで、受信用コンパレータ102の伝達遅延時間tdCON、NOR回路105の伝達遅延時間tdNOR、ノイズ除去回路103,104の伝達遅延時間tdSE、遅延手段106の伝達遅延時間をtdDLYとした場合に、次式(1)が成立するようにしなければならない。
tdSE+tdNOR +tdDLY < tdCON …(1)
上記受信用コンパレータ102は、通常、MOS電界効果トランジスタ(以下MOS−FET)やバイポーラトランジスタ素子を複数個組み合わせた差動アンプ形式を用いる場合が多いため伝達遅延時間が長くなりやすく、NOR回路105、ノイズ除去回路103,104、及び遅延手段106は、MOS論理回路を用いて実現するため伝達遅延時間を短くすることが容易である。例えば受信用コンパレータ102の伝達遅延時間tdCONが15nsの場合には、NOR回路105の伝達遅延時間tdNOR=1ns、ノイズ除去回路103,104の伝達遅延時間tdSE=2ns、遅延手段106の伝達遅延時間をtdDLY=4nsとすると、次式(2)となり、上記式(1)を満足することができる。
tdSE+tdNOR +tdDLY=2ns+1ns+4ns=7ns …(2)
図2は、上記データ受信装置100の遅延手段106及び選択回路108の具体的構成を示す図である。
図2において、遅延手段106は、複数段のインバータにより構成され、段数分の遅延を発生する。選択回路108は、セレクタ回路108Aと、セレクタ回路108Aを制御するセレクタ制御回路108Bとから構成され、セレクタ回路108Aは、AND回路111,112、OR回路113及びインバータ114から構成される。また、セレクタ制御回路108Bは、インバータ121〜125、ディレイ126、NAND回路127,128から構成される。なお、上記ディレイ126は、遅延手段106と同様に例えば直列接続されたインバータにより構成される。
以下、上述のように構成されたデータ受信装置100の動作について説明する。
図3及び図4は、データ受信装置の電圧状態を示す動作波形図である。図3は、パケット通信最後の状態、すなわちEOPに入る直前(時刻t3〜t41)の受信用コンパレータ102の出力RCVがハイレベルで終了し、EOPに入った後も前記ハイレベルを保持している場合である。
図3において、時刻t1〜t41はパケット伝送を示しており、第1の信号線101aと第2の信号線101bは逆位相信号が入力され、受信用コンパレータ102の出力RCVはその差分信号を出力している。さらにノイズ除去回路103,104の出力が互いに逆位相になっているためNOR回路105の出力はロウレベルとなり、D−FF回路107のトリガ信号はロウレベルであるため、D−FF回路107はデータを取り込まない。また、時刻t1〜t41においては遅延手段106の出力もロウレベルになるため、選択回路108は受信用コンパレータ102の出力RCVを選択し、選択回路108より出力している。
続いて時刻t41〜t6はEOPを示しており、第1の信号線101aと第2の信号線101bは共にロウレベルの同一位相信号が入力されるため、受信用コンパレータ102の出力RCVが時刻t41から伝達遅延時間tdCONだけ遅延した時点で不安定領域になる(図3のRCVハッチング部参照)。また、ノイズ除去回路103,104の出力は、t41において両者ともロウレベルになり、NOR回路105の出力はロウレベルからハイレベルに変化し(図3a.参照)、D−FF回路107の立ち上がりトリガ信号になるため、D−FF回路107は受信用コンパレータ102の出力RCVが不安定領域になる以前のハイレベル値を取り込んで保持する(図3b.参照)。
また、NOR回路105の出力は、D−FF回路107の立ち上がりトリガ信号よりも、遅延手段106により遅れて選択回路108を制御するため、選択回路108は時刻t42で受信用コンパレータ102の出力RCVからD−FF回路107の出力Qに切り替えて出力する(図3c.参照)。したがって、時刻t42以後受信用コンパレータ102の出力RCVが不安定になった場合でも選択回路108は、D−FF回路107の出力Qに切り替わっているため、時刻t3からt6においては選択回路108の出力はハイレベルを保持したまま推移することができる。
図4は、パケット通信最後の状態、すなわちEOPに入る直前(時刻t2〜t31)の受信用コンパレータ102の出力RCVがロウレベルで終了し、EOPに入った後も前記ロウレベルを保持している場合である。時刻t1〜t31はパケット伝送を示しており、第1の信号線101aと第2の信号線101bは逆位相信号が入力され、受信用コンパレータ102の出力RCVはその差分信号を出力している。さらにノイズ除去回路103,104の出力が互いに逆位相になっているためNOR回路105の出力はロウレベルとなり、D−FF回路107のトリガ信号がロウレベルとなるため、D−FF回路107はデータを取り込まない。また時刻t1〜t31においては遅延手段106の出力もロウレベルになるため、選択回路108は受信用コンパレータ102の出力RCVを選択し、選択回路108より出力している。
続いて時刻t31〜t5はEOPを示しており、第1の信号線101aと第2の信号線101bは共にロウレベルの同一位相信号が入力されるため、受信用コンパレータ102の出力RCVが時刻t31から伝達遅延時間tdCONだけ遅延した時点で不安定領域になる(図4のRCVハッチング部参照)。また、ノイズ除去回路103,104の出力は、t31において両者ともロウレベルになりNOR回路105の出力はロウレベルからハイレベルに変化し(図4a.参照)、D−FF回路107の立ち上がりトリガ信号になるため、受信用コンパレータ102の出力RCVが不安定領域になる以前のロウレベル値を、D−FF回路107は取り込んで保持する(図4b.参照)。
また、NOR回路105の出力は、D−FF回路107の立ち上がりトリガ信号よりも、遅延手段106により遅れて選択回路108制御するため、選択回路108は時刻t32で受信用コンパレータ102の出力RCVからD−FF回路107の出力Qに切り替えて出力する(図4c.参照)。したがって、時刻t32以後受信用コンパレータ102の出力RCVが不安定になった場合でも選択回路108の出力は、D−FF回路107の出力Qに切り替わっているため、時刻t3からt5においては選択回路108の出力はロウレベルを保持したまま推移することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、データ受信装置100は、第1の信号線101aと第2の信号線101bを差動入力とする受信用コンパレータ102と、第1の信号と第2の信号が逆位相から同一位相に変化したときの論理出力をトリガ信号として出力するNOR回路105と、受信用コンパレータ102の出力RCVを、NOR回路105からのトリガ信号で取り込み保持するD−FF回路107と、受信用コンパレータ102の出力RCVとD−FF回路107の出力Qとを選択して出力する選択回路108とを備え、選択回路108は、第1の信号線101aの第1の信号と第2の信号線101bの第2の信号が互いに逆位相の場合には受信用コンパレータ102出力を選択するとともに、第1の信号と第2の信号が逆位相から同一位相に変化した場合にD−FF回路107に保持された値を受信データとして出力するので、EOP期間に入る直前の受信用コンパレータ102出力と同一電圧がEOP期間に出力されるため、EOP期間とその前期間で安定した受信データを得ることが可能となる。すなわち、図3及び図4に示すように、EOP期間に入る直前の受信用コンパレータ102出力がハイレベルの場合(図3c.参照)はEOP期間においてハイレベルが出力され、EOP期間に入る直前の受信用コンパレータ102出力がロウレベルの場合(図4c.参照)は、EOP期間においてロウレベルが出力されるため、EOP期間とその前期間で安定した受信データを得ることが可能となる。このように、データ受信装置100は、EOP期間とその前期間でUSB通信を安定させることができるので、USBインターフェース回路(例えば、USBトランシーバ)に適用した場合には、データ受信信号109、入力信号VP,VMが入力される後段の電子機器の入力不安定状態を未然に回避することができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係るデータ受信装置の構成を示す回路図である。本実施の形態の説明に当たり、図1と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図5において、データ受信装置200は、第1の信号線101aと第2の信号線101bを差動入力とする受信用コンパレータ102と、シュミットトリガ回路からなるノイズ除去回路103,104と、ノイズ除去回路103,104の出力を受け、第1の信号と第2の信号が逆位相から同一位相に変化したときの論理出力をトリガ信号として出力するEX−NOR回路201と、複数段の直列インバータにより入力信号を遅延させる遅延手段106と、受信用コンパレータ102の出力RCVを、EX−NOR回路201からのトリガ信号で取り込み保持するD−FF回路107と、CMOS論理回路からなり受信用コンパレータ102の出力RCVとD−FF回路107の出力Qとを選択して出力する選択回路108とを備えて構成される。
データ受信装置200は、図1のNOR回路105に代えて、EX−NOR回路201に変更されている点が異なっている。
したがって、図1のデータ受信装置100では、ノイズ除去回路103,104の出力が共にロウレベルに変化した場合にのみNOR回路105の出力がハイレベルに変化しD−FF回路107の立ち上がりトリガ信号になっているが、本実施の形態のデータ受信装置200は、ノイズ除去回路103,104の出力が共にロウレベルとハイレベルの両場合にEX−NOR回路201の出力がハイレベルに変化し、D−FF回路107のトリガ信号として使用されている。
以下、上述のように構成されたデータ受信装置200の動作について説明する。
図6及び図7は、データ受信装置の電圧状態を示す動作波形図である。図6は、パケット通信最後の状態、すなわちEOPに入る直前(時刻t3〜t41)の受信用コンパレータ102の出力RCVがハイレベルで終了し、EOPに入った後も前記ハイレベルを保持している場合である。
時刻t1〜t41はパケット伝送を示しており、第1の信号線101aと第2の信号線101bは逆位相信号が入力され受信用コンパレータ102の出力RCVはその差分信号を出力している。さらに、ノイズ除去回路103,104の出力が互いに逆位相になっているためEX−NOR回路201の出力はロウレベルとなり、D−FF回路107のトリガ信号がロウレベルとなるため、D−FF回路107はデータを取り込まない。また、時刻t1〜t41においては遅延手段106の出力も同時にロウレベルになるため、選択回路108は受信用コンパレータ102の出力RCVを選択し、選択回路108より出力している。
続いて時刻t41〜t6はEOPを示しており、第1の信号線101aと第2の信号線101bは共にロウレベルの同一位相信号が入力されるため、受信用コンパレータ102の出力RCVが時刻t41から伝達遅延時間tdCONだけ遅延した時点で不安定領域になる(図6のハッチング部参照)。またノイズ除去回路103,104の出力は、t41において両者ともロウレベルになりEX−NOR回路201の出力はロウレベルからハイレベルに変化し(図6a.参照)、D−FF回路107のトリガ信号になるため、受信用コンパレータ102の出力RCVが不安定領域になる以前のハイレベル値を、D−FF回路107は取り込んで保持する(図6b.参照)。
また、EX−NOR回路201の出力は、D−FF回路107の立ち上がりトリガ信号よりも、遅延手段106により遅れて選択回路108制御するため、選択回路108は時刻t42で受信用コンパレータ102の出力RCVからD−FF回路107の出力Qに切り替えて出力する(図6c.参照)。したがって、時刻t42以後受信用コンパレータ102の出力RCVが不安定になった場合でも、選択回路108は、D−FF回路107の出力Qに切り替わっているため、時刻t3からt6においては選択回路108の出力はハイレベルを保持したまま推移することができる。
なお、パケット通信最後の状態、すなわちEOPに入る直前(時刻t2〜t41)の受信用コンパレータ102の出力RCVがロウレベルで終了し、EOPに入った後も前記ロウレベルを保持している場合について、前記実施の形態1では図4を参照して説明したが、本実施の形態を含む以下の実施の形態では、受信用コンパレータ102の出力RCVが異なる以外はハイレベルで終了した場合と同様の動作であることから説明を省略する。上記動作説明に代えてEOPがERRORに変化した場合について説明する。
図7は、図6のEOPがERRORに変化した場合を示している。EOPのERRORとは、第1の信号線101aと第2の信号線101bが共にハイレベルとなっている場合であり、USB通信が正常に行われていない場合を示している。時刻t1〜t41はパケット伝送を示しており、図6と同一動作であるため説明を省略する。
時刻t41〜t6は上記ERRORを示しており、第1の信号線101aと第2の信号線101bは共にハイレベルの同一位相信号が入力されるため、受信用コンパレータ102の出力RCVが時刻t41から伝達遅延時間tdCONだけ遅延した時点で不安定領域になる(図7のRCVハッチング部参照)。また、ノイズ除去回路103,104の出力は、t41において両者ともハイレベルになりEX−NOR回路201の出力はロウレベルからハイレベルに変化し(図7a.参照)、D−FF回路107の立ち上がりトリガ信号になるため、受信用コンパレータ102の出力RCVが不安定領域になる以前のハイレベル値を、D−FF回路107は取り込んで保持する(図7b.参照)。
また、EX−NOR回路201の出力は、D−FF回路107の立ち上がりトリガ信号よりも、遅延手段106により遅れて選択回路108制御するため、選択回路108は時刻t42で受信用コンパレータ102の出力RCVからD−FF回路107の出力Qに切り替えて出力する(図7c.参照)。したがって、時刻t42以後受信用コンパレータ102の出力RCVが不安定になった場合でも、選択回路108は、D−FF回路107の出力Qに切り替わっているため、時刻t3からt6においては選択回路108の出力はハイレベルを保持したまま推移することができる。
このように、本実施の形態によれば、データ受信装置200は、NOR回路105に代えて、第1の信号と第2の信号が逆位相から同一位相に変化したときの論理出力をトリガ信号として出力するEX−NOR回路201を備えて構成したので、実施の形態1と同様の効果、すなわち、EOP期間とその前期間で安定した受信データを得ることができることに加えて、図7に示すように、EOPがERRORに変化して受信用コンパレータ102の出力RCVが不安定になった場合であっても、安定した受信データを得ることができる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3に係るデータ受信装置の構成を示す回路図である。本実施の形態の説明に当たり、図5と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図8において、データ受信装置300は、第1の信号線101aと第2の信号線101bを差動入力とする受信用コンパレータ102と、シュミットトリガ回路からなるノイズ除去回路103,104と、第1の信号線101aと第2の信号線101bに直接接続され、第1の信号と第2の信号が逆位相から同一位相に変化したときの論理出力をトリガ信号として出力するEX−NOR回路301と、ノイズ除去回路103,104の出力を受け、第1の信号と第2の信号が逆位相から同一位相に変化したときの論理を選択回路108の制御信号としてするEX−NOR回路302と、受信用コンパレータ102の出力RCVを、EX−NOR回路301からのトリガ信号で取り込み保持するD−FF回路107と、CMOS論理回路からなり受信用コンパレータ102の出力RCVとD−FF回路107の出力Qとを選択して出力する選択回路108とを備えて構成される。
データ受信装置300は、図5のEX−NOR回路201に代えて、第1の信号線101aと第2の信号線101bに直接接続されるEX−NOR回路301を備える点と、遅延手段106に代えEX−NOR回路302が有する動作遅延を用いる点が異なっている。すなわち、図5のデータ受信装置200では、EX−NOR回路201は、D−FF回路107のトリガ信号として使用されていた。本実施の形態では、D−FF回路107のトリガ信号には、第1の信号線101aと第2の信号線101bに直接接続されているEX−NOR回路301の出力が使用され、EX−NOR回路302は、選択回路108の制御信号のみとなる。
また、図5のデータ受信装置200では、D−FF回路107のトリガ信号を遅延手段106により遅延させて選択回路108の制御信号としていた。本実施の形態では、図5のデータ受信装置200と同様な遅延効果をEX−NOR回路301単体の伝達遅延時間とノイズ除去回路103,104とEX−NOR回路302の加算された伝達遅延時間により実現している。すなわち、第1の信号線101aと第2の信号線101bに対するEX−NOR回路302の伝達遅延時間は、第1の信号線101aと第2の信号線101bに直接接続されたEX−NOR回路301に対し、ノイズ除去回路103,104の伝達遅延時間だけ大きくなっている。
以下、上述のように構成されたデータ受信装置300の動作について説明する。
図9及び図10は、データ受信装置の電圧状態を示す動作波形図である。図9は、パケット通信最後の状態、すなわちEOPに入る直前(時刻t3〜t41)の受信用コンパレータ102の出力RCVがハイレベルで終了し、EOPに入った後も前記ハイレベルを保持している場合である。
時刻t1〜t41はパケット伝送を示しており、第1の信号線101aと第2の信号線101bは逆位相信号が入力され、受信用コンパレータ102の出力RCVはその差分信号を出力している。さらにノイズ除去回路103,104の出力が互いに逆位相になっているため、EX−NOR回路301の出力はロウレベルとなり、D−FF回路107のトリガ信号がロウレベルとなるためD−FF回路107はデータを取り込まない。またEX−NOR回路302の出力もロウレベルになるため、選択回路108は受信用コンパレータ102の出力RCVを選択し、選択回路108より出力している。
続いて時刻t41〜t6はEOPを示しており、第1の信号線101aと第2の信号線101bは共にロウレベルの同一位相信号が入力されるため、受信用コンパレータ102の出力RCVが時刻t41から伝達遅延時間tdCONだけ遅延した時点で不安定領域になる(図9のRCVハッチング部参照)。また、ノイズ除去回路103,104の出力は、t41において両者ともロウレベルになりEX−NOR回路301の出力はロウレベルからハイレベルに変化し(図9a.参照)、D−FF回路107のトリガ信号となるため、受信用コンパレータ102の出力RCVが不安定領域になる以前のハイレベル値をD−FF回路107は取り込んで保持する(図9b.参照)。
また、EX−NOR回路302の出力は、EX−NOR回路302の出力よりも、遅れて選択回路108制御するため、選択回路108は時刻t42で受信用コンパレータ102の出力RCVからD−FF回路107の出力Qに切り替えて出力する(図9c.参照)。したがって、時刻t42以後受信用コンパレータ102の出力RCVが不安定になる以前に選択回路108の出力は、D−FF回路107の出力Qに切り替わっているため、時刻t3からt6においては選択回路108の出力はハイレベルを保持したまま推移することができる。
図10は、図9のEOPがERRORに変化した場合を示している。このERRORとは、実施の形態2で述べたように第1の信号線101aと第2の信号線101bが共にハイレベルとなっている場合であり、USB通信が正常に行われていない場合を示している。時刻t1〜t41はパケット伝送を示しており、図9と同一動作であるため説明を省略する。
続いて時刻t41〜t6は上記ERRORを示しており、第1の信号線101aと第2の信号線101bは共にハイレベルの同一位相信号が入力されるため、受信用コンパレータ102の出力RCVが時刻t41から伝達遅延時間tdCONだけ遅延した時点で不安定領域になる(図10のRCVハッチング部参照)。また、ノイズ除去回路103,104の出力は、t41において両者ともハイレベルになりEX−NOR回路302の出力は、ロウレベルからハイレベルに変化するので(図10a.参照)、受信用コンパレータ102の出力RCVが不安定領域になる以前のハイレベル値を、D−FF回路107は取り込んで保持する(図10b.参照)。
また、EX−NOR回路302の出力は、D−FF回路107の立ち上がりトリガ信号よりも、遅れて選択回路108を制御するため、選択回路108は時刻t42で受信用コンパレータ102の出力RCVからD−FF回路107の出力Qに切り替えて出力する(図10c.参照)。したがって、時刻t42以後受信用コンパレータ102の出力RCVが不安定になる以前に選択回路108の出力は、D−FF回路107の出力Qに切り替わっているため、時刻t3からt6においては選択回路108の出力はハイレベルを保持したまま推移することができる。
このように、本実施の形態によれば、データ受信装置300は、第1の信号線101aと第2の信号線101bに直接接続したEX−NOR回路301の論理出力をD−FF回路107のトリガ信号とし、遅延手段106は設置しない。すなわち、時間的に最先の第1の信号線101aの第1の信号と第2の信号線101bの第2の信号からトリガ信号を生成して、このトリガ信号によりD−FF回路107に受信用コンパレータ102の出力RCVを取り込むので、D−FF回路107は選択回路108に対して相対的に早いタイミングでデータ保持動作を完了することができるため、遅延手段106を不要にする効果を得ることができる。また、データ受信装置300全体のデータ受信動作時間の向上も期待できる。
(実施の形態4)
図11は、本発明の実施の形態4に係るデータ受信装置の構成を示す回路図である。本実施の形態の説明に当たり、図8と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図11において、データ受信装置400は、第1の信号線101aと第2の信号線101bを差動入力とする受信用コンパレータ102と、シュミットトリガ回路からなるノイズ除去回路103,104と、第1の信号線101aと第2の信号線101bに直接接続され、第1の信号と第2の信号が逆位相から同一位相に変化したときの論理出力をトリガ信号として出力するEX−NOR回路301と、ノイズ除去回路103,104の出力を受け、第1の信号と第2の信号が逆位相から同一位相に変化したときの論理を選択回路108の制御信号としてするEX−NOR回路302と、受信用コンパレータ102出力RCVを遅延する遅延手段401と、遅延手段401により遅延された受信用コンパレータ102の出力RCVを、EX−NOR回路301からのトリガ信号で取り込み保持するD−FF回路107と、CMOS論理回路からなり受信用コンパレータ102の出力RCVとD−FF回路107の出力Qとを選択して出力する選択回路108とを備えて構成される。
ここで、D−FF回路107のデータ入力端子には、遅延手段401が設けられ、D−FF回路107及び選択回路108へのデータ入力のタイミング調整が図られる。遅延手段401は、図2の遅延手段106と同様に例えば直列接続されたインバータにより構成される。
図8のデータ受信装置300では、D−FF回路107のデータ端子に受信用コンパレータ102の出力RCVが直接入力されていた。本実施の形態では、受信用コンパレータ102の出力RCVは、遅延手段401を通してD−FF回路107のデータ端子に入力されている。したがって、EX−NOR回路301出力がD−FF回路107のトリガ信号になるときに、受信用コンパレータ102の出力RCVが遅延手段401によりさらに遅れて入力されるため、D−FF回路107はより安定してRCVデータを取り込むことができるようになる。
以下、上述のように構成されたデータ受信装置400の動作について説明する。
図12及び図13は、データ受信装置の電圧状態を示す動作波形図である。図12は、パケット通信最後の状態、すなわちEOPに入る直前(t2〜t31)の受信用コンパレータ102の出力RCVがロウレベルで終了し、EOPに入った後も前記ロウレベルを保持している場合である。
時刻t1〜t31はパケット伝送を示しており、第1の信号線101aと第2の信号線101bは逆位相信号が入力され受信用コンパレータ102の出力RCVはその差分信号を出力している。このとき遅延手段401は受信用コンパレータ102の出力RCVを一定時間遅らせながらD−FF回路107のデータに出力しているが、ノイズ除去回路103,104の出力が互いに逆位相になっているためEX−NOR回路301の出力はロウレベルとなり、D−FF回路107のトリガ信号がロウレベルであるためD−FF回路107はデータを取り込まない。またEX−NOR回路302の出力もロウレベルになるため、選択回路108は受信用コンパレータ102の出力RCVを選択し、選択回路108より出力している。
続いて時刻t31〜t5はEOPを示しており、第1の信号線101aと第2の信号線101bは共にロウレベルの同一位相信号が入力されるため、受信用コンパレータ102の出力RCVが時刻t41から伝達遅延時間tdCONだけ遅延した時点で不安定領域になる(図12RCVのハッチング部参照)。また、ノイズ除去回路103,104の出力は、t31において両者ともロウレベルになるため、EX−NOR回路301の出力はt31において同時にロウレベルからハイレベルに変化する(図12a.参照)。また遅延手段401により、受信用コンパレータ102の出力RCVの不安定領域がt33まで延長されるため(図12遅延手段401出力のハッチング部参照)、受信用コンパレータ102の出力RCVの不安定領域になる以前のロウレベル値を、D−FF回路107はt33よりもかなり以前のt31で取り込んで保持することが可能となる(図12b.参照)。また、EX−NOR回路302の出力は、EX−NOR回路302の出力よりも、遅れて選択回路108制御するため、選択回路108は時刻t32で受信用コンパレータ102の出力RCVからD−FF回路107の出力Qに切り替えて出力する(図12c.参照)。したがって、時刻t32以後受信用コンパレータ102の出力RCVが不安定になった場合でも選択回路108は、D−FF回路107の出力Qに切り替わっているため、時刻t2からt5において選択回路108の出力はロウレベルを保持したまま推移することができる。
図13は、図12のEOPがERRORに変化した場合を示している。このERRORとは実施の形態2で述べたように第1の信号線101aと第2の信号線101bが共にハイレベルとなっている場合であり、USB通信が正常に行われていない場合を示している。時刻t1〜t31はパケット伝送を示しており、図12と同一動作であるため説明を省略する。
続いて時刻t31〜t5は上記ERRORを示しており、第1の信号線101aと第2の信号線101bは共にハイレベルの同一位相信号が入力されるため、受信用コンパレータ102の出力RCVが時刻t31から伝達遅延時間tdCONだけ遅延した時点で不安定領域になる(図13のRCVハッチング部参照)。また、ノイズ除去回路103,104の出力は、t31において両者ともロウレベルになるため、EX−NOR回路301の出力は同時にロウレベルからハイレベルに変化する(図13a.参照)。また遅延手段401により、受信用コンパレータ102の出力RCVの不安定領域がt33まで延長されるため(図13遅延手段401出力のハッチング部参照)、受信用コンパレータ102の出力RCVの不安定領域になる以前のロウレベル値を、D−FF回路107はt33よりもかなり以前のt31で取り込んで保持することが可能である(図13b.参照)。また、EX−NOR回路302の出力は、EX−NOR回路302の出力よりも、遅れて選択回路108制御するため、選択回路108は時刻t32で受信用コンパレータ102の出力RCVからD−FF回路107の出力Qに切り替えて出力する(図13c.参照)。したがって、時刻t32以後受信用コンパレータ102の出力RCVが不安定になった場合でも選択回路108は、D−FF回路107の出力Qに切り替わっているため、時刻t2からt5において選択回路108の出力はロウレベルを保持したまま推移することができる。
このように、本実施の形態によれば、データ受信装置400は、受信用コンパレータ102出力RCVを遅延する遅延手段401を備えているので、図12及び図13に示すように、受信用コンパレータ102の出力RCVの不安定領域になる以前の値を、確実に取り込んで保持することができ、EOP期間とその前期間で安定した受信データをより一層確実に得ることが可能となる。
(実施の形態5)
図14は、本発明の実施の形態5に係るデータ受信装置の構成を示す回路図である。本実施の形態の説明に当たり、図11と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図14において、データ受信装置500は、第1の信号線101aと第2の信号線101bを差動入力とする受信用コンパレータ102と、シュミットトリガ回路からなるノイズ除去回路103,104と、第1の信号線101aと第2の信号線101bに直接接続され、第1の信号と第2の信号が逆位相から同一位相に変化したときの論理出力をトリガ信号として出力するEX−NOR回路301と、受信用コンパレータ102出力RCVを遅延する遅延手段401と、遅延手段401により遅延された受信用コンパレータ102の出力RCVを、EX−NOR回路301からのトリガ信号で取り込み保持するD−FF回路107と、第1の信号線101aと第2の信号線101bの電位が同時にロウレベル閾値VTL以下になる電圧レベルを検出する電圧検出回路501(電圧検出回路<1>)と、第1の信号線101aと第2の信号線101bの電位が同時にハイレベル閾値VTH以上になる電圧レベルを検出する電圧検出回路502(電圧検出回路<2>)と、電圧検出回路501と電圧検出回路502のOR論理出力を制御信号として選択回路108に出力するOR回路503と、CMOS論理回路からなり受信用コンパレータ102の出力RCVとD−FF回路107の出力Qとを選択して出力する選択回路108とを備えて構成される。
EX−NOR回路301の入力は、第1の信号線101aと第2の信号線101bに直接接続され、電圧検出回路501と電圧検出回路502の入力についてもそれぞれ第1の信号線101a及び第2の信号線101bに接続されている。電圧検出回路501及び電圧検出回路502の出力は、OR回路503を介して選択回路108の制御信号となる。
電圧検出回路501は、第1の信号線101aと第2の信号線101bの電位が同時にロウレベル閾値VTL以下になった場合にハイレベルを出力するNOR型の電圧検出回路であり、電圧検出回路502は第1の信号線101aと第2の信号線101bの電位が同時にハイレベル閾値VTH以上になった場合にハイレベルを出力するAND型の電圧検出回路である。詳細な回路構成については、図15により後述する。
特に、第1の信号線101aと第2の信号線101bの電圧判定を精密に行う場合に、電圧検出回路501及び電圧検出回路502は必要であり、通常複数のトランジスタを用いたMOS型差動アンプ等のアナログ回路により実現される。したがって、OR回路503の出力は、第1の信号線101aと第2の信号線101bが同時にロウレベル閾値VTL以下になった場合と同時にハイレベル閾値VTH以上になった場合にハイレベルを出力する。また、電圧検出回路501及び電圧検出回路502は、ノイズ除去機能を有し、電圧検出回路501と電圧検出回路502で代用できるため、ノイズ除去回路103,104の出力は、選択回路108の制御信号生成用には使用していない。
図15は、上記電圧検出回路501,502の具体的構成を示す回路図であり、電圧検出回路501,502は、ほぼ同一構成を採るため、電圧検出回路501を代表して示す。
図15において、電圧検出回路501は、コンパレータ511,512、NchMOSトランジスタN1,N2、及び定電流源513から構成される。コンパレータ511の負側入力端子には、第2の信号線101bの入力信号DMが接続され、コンパレータ512の負側入力端子には、第1の信号線101aの入力信号DPが接続され、コンパレータ511,512の正側入力端子には、基準電圧(例えば0.7V)が接続される。電圧検出回路501は、第1の信号線101aと第2の信号線101bの電位が同時にロウレベル閾値VTL以下になった場合に、NchMOSトランジスタN1,N2が共にオフし、出力VDを出力する。
以下、上述のように構成されたデータ受信装置500の動作について説明する。
図16は、データ受信装置の電圧状態を示す動作波形図である。図16は、EOPに入る直前(時刻t2〜t31)のパケット通信最後の状態における受信用コンパレータ102の出力RCVがロウレベルで終了し、EOPに入った後も前記ロウレベルを保持する場合とERRORに入る直前(時刻t6〜t71)のパケット通信最後の状態における受信用コンパレータ102の出力RCVがハイレベルで終了し、ERRORに入った後も前記ハイレベルを保持する場合を示している。時刻t1〜t31はパケット伝送を示しており、第1の信号線101aと第2の信号線101bは逆位相信号が入力され受信用コンパレータ102の出力RCVはその差分信号を出力している。また遅延手段401は受信用コンパレータ102の出力RCVを一定時間遅らせながらD−FF回路107のデータに出力しているが、EX−NOR回路301の出力はロウレベルとなり、D−FF回路107のトリガ信号がロウレベルとなるためD−FF回路107はデータを取り込まない。また電圧検出回路501と電圧検出回路502はt1〜t31においてロウレベルを出力するためOR回路503出力もロウレベルとなり選択回路108は受信用コンパレータ102の出力RCVを選択し、選択回路108より出力している。
続いて時刻t31〜t5はEOPを示しており、第1の信号線101aと第2の信号線101bは共にロウレベルの同一位相信号が入力されるため、受信用コンパレータ102の出力RCVが時刻t31から伝達遅延時間tdCONだけ遅延した時点で不安定領域になる(図16RCVのハッチング部参照)。最初t31において、EX−NOR回路301の出力は、同時にロウレベルからハイレベルに変化する(図16a.参照)。さらに、遅延手段401により、受信用コンパレータ102の出力RCVの不安定領域がt33まで延長されるため(図16遅延手段401出力のハッチング部参照)、受信用コンパレータ102の出力RCVの不安定領域になる以前のロウレベル値を、D−FF回路107はt33よりもかなり以前のt31で取り込んで保持することが可能である(図16b.参照)。
次いで、t32において電圧検出回路501及びOR回路503がロウレベルからハイレベルに変化し、選択回路108を制御するため、選択回路108は時刻t32で受信用コンパレータ102の出力RCVからD−FF回路107の出力Qに切り替えて出力する。したがって、時刻t32以後受信用コンパレータ102の出力RCVが不安定になった場合でも選択回路108の出力は、D−FF回路107の出力Qに切り替わっているため、時刻t2からt5において選択回路108の出力はロウレベルを保持したまま推移することができる(図16c.参照)。
次いで、時刻t5からt71はパケット伝送を示しており、時刻t1からt31と同一動作であるため説明を省略する。
続いて時刻t72〜t9は前述のERRORを示しており、第1の信号線101aと第2の信号線101bは共にハイレベルの同一位相信号が入力されるため、受信用コンパレータ102の出力RCVが時刻t31から伝達遅延時間tdCONだけ遅延した時点で不安定領域になる(図16のRCVハッチング部参照)。最初t71においてEX−NOR回路301の出力は同時にロウレベルからハイレベルに変化する。さらに遅延手段401により、受信用コンパレータ102の出力RCVの不安定領域がt73まで延長されるため(図16遅延手段401出力のハッチング部参照)、受信用コンパレータ102の出力RCVの不安定領域になる以前のロウレベル値を、D−FF回路107はt73よりもかなり以前のt71で取り込んで保持することが可能である(図16d.参照)。次いで、t72において電圧検出回路501及びOR回路503がロウレベルからハイレベルに変化し、選択回路108を制御するため、選択回路108は時刻t72で受信用コンパレータ102の出力RCVからD−FF回路107の出力Qに切り替えて出力する(図16e.参照)。したがって、時刻t72以後受信用コンパレータ102の出力RCVが不安定になった場合でも選択回路108の出力は、D−FF回路107の出力Qに切り替わっているため、時刻t2からt5において選択回路108の出力はロウレベルを保持したまま推移することができる(図16f.参照)。
このように、本実施の形態によれば、データ受信装置500は、第1の信号線101aと第2の信号線101bの電位が同時に所定の閾値になる電圧レベルを検出する電圧検出回路501,502を備え、この出力をOR回路503を経由して選択回路108の制御信号としているので、閾値電圧の調整により選択回路108によるデータ切替え動作タイミングの変更が可能になる。したがって、データ受信装置500をUSBトランシーバなどの受信回路として実装する際、調整が容易となることに加え幅広い用途に適用することができる。
以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されることはない。例えば、上記各実施の形態では、論理回路にCMOS回路を使用した例について説明したが、どのようなMOS回路であってもよい。要は、アナログコンパレータである受信用コンパレータ102に対して、上記各論理回路が全体としてより早い動作をする構成であればよい。但し、CMOS回路が消費電力の点で有利であることは言うまでもない。
また、上記各実施の形態は、USB機器のデータ受信装置に適用した例であるが、USBの差動形式信号に対し、両差動信号が逆位相信号を受信するものであれば、どのような受信回路であってもよい。例えば、前記図17の従来のデータ受信装置に代えて適用することができ、出力信号及び接続検出信号は後段の電子機器に伝達される。この電子機器は、携帯機器を含む各種電子機器に適用可能である。
また、上記各実施の形態ではデータ受信装置という名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、データ受信回路、USBインターフェース、USB機器等であってもよいことは勿論である。
さらに、上記データ受信装置を構成する各回路部、例えば遅延手段,D−FF回路等の種類、数及び接続方法などは前述した実施の形態に限られない。
本発明に係るデータ受信装置は、USBの差動形式信号に対し、両差動信号が逆位相信号(異なる電圧レベル)の場合と同一位相信号(同一電圧レベル)の場合を正確に受信するデータ受信装置を実現するものであり、USBトランシーバのデータ処理技術に適用できる。
本発明の実施の形態1に係るデータ受信装置の構成を示す回路図 本実施の形態に係るデータ受信装置の遅延手段及び選択回路の具体的構成を示す図 本実施の形態に係るデータ受信装置の動作波形図 本実施の形態に係るデータ受信装置の動作波形図 本発明の実施の形態2に係るデータ受信装置の構成を示す回路図 本実施の形態に係るデータ受信装置の動作波形図 本実施の形態に係るデータ受信装置の動作波形図 本発明の実施の形態3に係るデータ受信装置の構成を示す回路図 本実施の形態に係るデータ受信装置の動作波形図 本実施の形態に係るデータ受信装置の動作波形図 本発明の実施の形態4に係るデータ受信装置の構成を示す回路図 本実施の形態に係るデータ受信装置の動作波形図 本実施の形態に係るデータ受信装置の動作波形図 本発明の実施の形態5に係るデータ受信装置の構成を示す回路図 本実施の形態に係るデータ受信装置の電圧検出回路の具体的構成を示す図 本実施の形態に係るデータ受信装置の動作波形図 従来のデータ受信装置を示す回路構成図 従来のデータ受信装置の動作波形図 従来のデータ受信装置の動作波形図
符号の説明
100,200,300,400,500 データ受信装置
101a 第1の信号線
101b 第2の信号線
102 受信用コンパレータ
103,104 ノイズ除去回路
105 NOR回路
106,401 遅延手段
107 D−FF回路
108 選択回路
201,301,302 EX−NOR回路
501,502 電圧検出回路
503 OR回路

Claims (12)

  1. 第1の信号線と第2の信号線のシリアルデータを受信するデータ受信装置であって、
    前記第1の信号線と前記第2の信号線を差動入力とするコンパレータと、
    前記第1の信号と前記第2の信号が逆位相から同一位相に変化したときに前記コンパレータ出力が切り替わる前にトリガ信号を発生するトリガ発生手段と、
    前記第1の信号と前記第2の信号が逆位相から同一位相に変化するときに前記コンパレータの変化する以前の出力を、前記トリガ信号により取り込んで記憶する記憶手段と、
    前記第1の信号線の第1の信号と前記第2の信号線の第2の信号が互いに逆位相の場合には前記コンパレータ出力を選択して受信データとして出力するとともに、
    前記第1の信号と前記第2の信号が逆位相から同一位相に変化した場合に、前記コンパレータ出力を前記記憶手段により記憶された値に切替えて受信データとして出力する選択手段と
    を備えることを特徴とするデータ受信装置。
  2. 前記トリガ発生手段は、前記第1の信号線と前記第2の信号線に対して直接に接続された前記第1の信号と前記第2の信号から前記トリガ信号を発生することを特徴とする請求項1記載のデータ受信装置。
  3. 前記トリガ発生手段は、論理回路により構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のデータ受信装置。
  4. 前記トリガ発生手段は、NORゲートにより構成され、前記同一位相は、前記第1の信号線の第1の信号と前記第2の信号線の第2の信号が前記NORゲートの閾値電圧よりも低い電圧の場合であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のデータ受信装置。
  5. 前記トリガ発生手段は、EX−NORゲートにより構成され、前記同一位相は、前記第1の信号線の第1の信号と前記第2の信号線の第2の信号が前記EX−NORゲートの閾値電圧よりも低い電圧と高い電圧の場合であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のデータ受信装置。
  6. 前記記憶手段は、EOP期間に入る直前の前記コンパレータ出力を記憶することを特徴とする請求項1記載のデータ受信装置。
  7. 前記選択手段は、前記トリガ信号を制御信号として受けることにより第1の信号と第2の信号が逆位相から同一位相に変化した場合に、前記コンパレータ出力を前記記憶手段により記憶された値に切替えて出力することを特徴とする請求項1記載のデータ受信装置。
  8. 前記選択手段は、前記記憶手段に記憶されたEOP期間に入る直前の前記コンパレータ出力を、前記EOP期間に受信データして出力することを特徴とする請求項1又は請求項7に記載のデータ受信装置。
  9. 前記トリガ信号を遅延させる第1遅延手段を備え、
    前記記憶手段は、前記第1遅延手段を経由しないトリガ信号により、前記コンパレータの変化する以前の出力を取り込んで記憶し、
    前記選択手段は、前記第1遅延手段により遅延したトリガ信号を制御信号として受けることにより、前記記憶手段に記憶される時間よりも後に、前記コンパレータ出力を前記記憶手段により記憶された値に切替えて出力することを特徴とする請求項1記載のデータ受信装置。
  10. 前記コンパレータ出力を遅延させる第2遅延手段を備え、
    前記記憶手段は、前記第1の信号と前記第2の信号が逆位相から同一位相に変化するときに前記コンパレータの変化する以前で、かつ前記第2遅延手段により遅延した前記コンパレータの出力を、前記トリガ信号により取り込んで記憶することを特徴とする請求項1記載のデータ受信装置。
  11. 前記第1及び第2遅延手段は、インバータ又は論理ゲートの動作遅延時間により信号を遅延することを特徴とする請求項9又は請求項10に記載のデータ受信装置。
  12. 前記コンパレータは、アナログコンパレータであり、
    前記トリガ発生手段、前記記憶手段、及び/又は前記選択手段は、CMOS論理回路を含むゲート回路により構成されることを特徴とする請求項1記載のデータ受信装置。
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