JP2007230177A - 熱転写受容体、並びに記録方法及び記録体 - Google Patents

熱転写受容体、並びに記録方法及び記録体 Download PDF

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Abstract

【課題】耐溶剤性に優れ、ハジキやムラのない良好な外観を有する転写画像を形成することができる熱転写受容体、並びに記録方法及び記録体の提供。
【解決手段】支持体と、該支持体上に少なくともアンダー層及び受容層をこの順に有してなり、前記アンダー層が、樹脂、シリカ、及びプラスチックフィラーを含有し、前記受容層が、エチレンイミン誘導体、エチレ−メタクリル酸共重合体の塩、及び架橋剤を含有する熱転写受容体である。該シリカの平均粒径が10〜100nmである態様、該プラスチックフィラーの平均粒径が1.0〜3.5μmであり、かつ粒径分布が平均粒径±10%以内である態様などが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、耐溶剤性に優れ、ハジキやムラのない良好な外観を有する転写画像を形成することができる熱転写受容体、並びに記録方法及び記録体に関する。
熱転写記録媒体をサーマルヘッドで加熱し、得られたインク像を熱転写受容体に転写させて画像を形成する方法は一般的に知られており、銘板などのラベル作製に用いられている。
このようなラベルは、メチルエチルケトン(MEK)などのような有機溶剤を使用する環境で用いる場合には、ラベルに転写された画像が有機溶剤によって消去されないことが要求される。
従来より、インク転写性や耐薬品性に優れる受容体としては、例えば、エチレン系アイオノマー樹脂を含有する受容層を有する受容体が提案されている(特許文献1〜4参照)。また、特許文献5には、不飽和カルボン酸オレフィン共重合体とポリイミン系重合体のエチレンイミン付加物からなる塗布層を有する受容体が提案されている。しかし、これらの提案では、受容層及び塗布層に形成された画像の耐溶剤性は充分なものではない。
また、転写画像の耐溶剤性を向上させるため、インク及び受容層に耐溶剤性に優れた同一種類の樹脂を添加することが試みられている。例えば、特許文献6には、インク及び受容層に特定のポリオレフィンを用いることが提案されている。また、特許文献7及び8には、インク及び受容層にナイロンを添加することが提案されている。しかし、これらの提案では、非常に厳しい使用条件に耐えることができる画像の耐溶剤性を得ることはできない。
また、転写画像の耐摩擦性を向上させるため、受容層の強度を高めることが試みられている。例えば、受容層にプラスチックフィラーを含有する受容体が提案されている(特許文献9及び特許文献10参照)。また、受容層と支持体の間にプラスチックフィラーを含有するアンダー層を設けた受容体が提案されている(特許文献11、特許文献12、及び特許文献13参照)。
しかし、これらの提案では、受容層の強度及び耐溶剤性は十分なものではなく、また、プラスチックフィラーを含むアンダー層を設けると受容層表面にハジキやムラ等の外観不良が発生しやすいという問題がある。
特開平4−115995号公報 特開平5−286227号公報 特開平8−43994号公報 特開平8−58250号公報 特開2002−113959号公報 特許第2533456号公報 特開平4−347688号公報 特開2001−199171号公報 特開昭60−110492号公報 特公平4−65228号公報 特開平5−169847号公報 特公平8−32487号公報 特許第3029058号公報
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、耐溶剤性に優れ、ハジキやムラのない良好な外観を有する転写画像を形成することができる熱転写受容体、並びに該熱転写受容体を用いた記録方法及び該記録方法により得られる記録体を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 支持体と、該支持体上に少なくともアンダー層及び受容層をこの順に有する熱転写用受容体において、
前記アンダー層が、樹脂、シリカ、及びプラスチックフィラーを含有し、
前記受容層が、エチレンイミン誘導体、熱可塑性樹脂、及び架橋剤を含有することを特徴とする熱転写受容体である。
<2> シリカの平均粒径が10〜100nmである前記<1>に記載の熱転写受容体である。
<3> プラスチックフィラーの平均粒径が1.0〜3.5μmであり、かつ粒径分布が平均粒径±10%以内である前記<1>から<2>のいずれかに記載の熱転写受容体である。
<4> プラスチックフィラーが架橋アクリル樹脂粒子である前記<1>から<3>のいずれかに記載の熱転写受容体である。
<5> アンダー層における樹脂が紫外線硬化樹脂である前記<1>から<4>のいずれかに記載の熱転写受容体である。
<6> アンダー層の厚みが0.3〜3.0μmである前記<1>から<5>のいずれかに記載の熱転写受容体である。
<7> 受容層における熱可塑性樹脂がエチレン−メタクリル酸共重合体の塩であり、かつ架橋剤がエポキシ化合物である前記<1>から<6>のいずれかに記載の熱転写受容体である。
<8> 受容層表面のJIS P8119に基づく平滑度が200〜2,000秒である前記<1>から<7>のいずれかに記載の熱転写受容体である。
<9> 支持体がプラスチックフィルムである前記<1>から<8>のいずれかに記載の熱転写受容体である。
<10> 支持体と、該支持体上に、少なくともワックス及びバインダー樹脂を含有する剥離層と、該剥離層上に、少なくとも着色剤及びエチレン−メタクリル酸共重合体の塩を含有するインク層とを有する熱転写記録媒体と、前記<1>から<9>のいずれかに記載の熱転写受容体とを用い、
画像記録後の前記熱転写記録媒体のインク層と前記熱転写受容体の受容層とを重ね合わせて、該インク層の画像を該受容層に熱転写することを特徴とする記録方法である。
<11> 熱転写受容体上に前記<10>に記載の記録方法により転写された画像を有してなることを特徴とする記録体である。
本発明の熱転写受容体は、支持体と、該支持体上に少なくともアンダー層及び受容層をこの順に有してなり、前記アンダー層が、樹脂、シリカ、及びプラスチックフィラーを含有し、前記受容層が、エチレンイミン誘導体、熱可塑性樹脂、及び架橋剤を含有するので、アセトンやMEKなどの有機溶剤に対する優れた耐性を有し、ハジキやムラのない良好な外観を有する転写画像が得られる。
本発明の記録方法は、支持体と、該支持体上に、少なくともワックス及びバインダー樹脂を含有する剥離層と、該剥離層上に、少なくとも着色剤及びエチレン−メタクリル酸共重合体の塩を含有するインク層とを有する熱転写記録媒体と、本発明の前記熱転写受容体とを用い、
画像記録後の前記熱転写記録媒体のインク層と前記熱転写受容体の受容層とを重ね合わせて、該インク層の画像を該受容層に熱転写する。その結果、アセトンやMEK等の有機溶剤に対する優れた耐性を有し、ハジキやムラのない良好な外観を有する転写画像を記録することができる。
本発明の記録体は、本発明の前記記録方法により本発明の前記熱転写受容体上に画像を形成してなるので、アセトンやMEKなどの有機溶剤に対する優れた耐性を有し、ハジキやムラのない良好な外観を有する。
本発明によると、従来における諸問題を解決することができ、耐溶剤性に優れ、ハジキやムラのない良好な外観を有する転写画像を形成することができる熱転写受容体、並びに該熱転写受容体を用いた記録方法及び該記録方法により熱転写受容体に画像を形成してなる記録体を提供することができる。
(熱転写受容体)
本発明の熱転写受容体は、支持体と、該支持体上に少なくともアンダー層及び受容層をこの順に有してなり、更に必要に応じてその他の層を有してなる。
<アンダー層>
前記アンダー層は、樹脂、シリカ、及びプラスチックフィラーを含有してなり、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
−プラスチックフィラー−
前記プラスチックフィラーとしては、特に制限はなく、公知のものの中から目的に応じて適宜選択することができるが、耐溶剤性に優れるものが好ましく、非中空のものが強度の点から好ましく、例えば架橋ポリメタクリル酸メチルアクリレート等の架橋アクリル樹脂粒子、ベンゾグアナミン・ホルムアルデヒド樹脂粒子、メラミン・ホルムアルデヒド樹脂粒子、シリコーン樹脂粒子、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)粒子などが挙げられる。これらの中でも、耐溶剤性に優れ、ホルマリン等の環境負荷物質を使用していない点で架橋アクリル樹脂粒子が特に好ましい。
前記プラスチックフィラーの平均粒径は1.0〜3.5μmが好ましく、かつ粒径分布が平均粒径±10%以内の単分散粒子であることが好ましい。例えば1.0±0.1μm、3.0±0.3μmである。
前記プラスチックフィラーの平均粒径及び粒径分布は、例えばコールターカウンター等の測定機により測定することができる。
このようなプラスチックフィラーとしては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。該市販品としては、日本触媒株式会社製の「エポスター」シリーズ、ガンツ化成株式会社製の「ガンツパール」シリーズ、綜研化学株式会社製の「MX」シリーズ等が挙げられる。
前記プラスチックフィラーの前記アンダー層における含有量は5〜50質量%が好ましく、10〜20質量%がより好ましい。前記含有量が5質量%未満であると、平滑性が高すぎて転写画像の耐溶剤性が劣ることがあり、50質量%を超えるとアンダー層の強度が低下することがある。
−シリカ−
前記シリカとしては、平均粒径が10〜100nmが好ましく、10〜20nmがより好ましい。前記平均粒径が10nm未満であると、はじきを防ぐ効果が少なくなることがあり、100nmを超えると、ムラが発生しやすくなることがある。
前記シリカの平均粒径は、例えばBET法やシアーズ法により測定することができる。
このようなシリカとしては、コロイダルシリカが好適であり、該コロイダルシリカとしては、市販品を用いることができ、該市販品としては、例えばST−20、MIBK−ST、ST−XS(いずれも日産化学工業株式会社製)などが挙げられる。
前記シリカの添加量は、前記プラスチックフィラー100質量部に対し40質量部以上が好ましく、50〜80質量部がより好ましい。前記添加量が40質量部未満であると、ハジキやムラなどの外観不良が発生することがある。
−樹脂−
前記樹脂としては、特に制限はなく、公知のものの中から目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、ポリビニルアルコール類、澱粉又はその誘導体、セルロース誘導体、水溶性樹脂、エマルジョン又は水分散性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線硬化樹脂などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記ポリビニルアルコール類としては、例えば部分ケン化ポリビニルアルコール、完全ケン化ポリビニルアルコール;カルボキシル基、カルボン酸Na基、スルホン酸Na基、アセトアセチル基、カチオン基等で変性されたポリビニルアルコールなどが挙げられる。
前記セルロース誘導体としては、例えばメトキシセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロースなどが挙げられる。
前記水溶性樹脂としては、例えばポリアクリル酸、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アクリルアミド−アクリル酸エステル共重合体、アクリルアミド−アクリル酸エステル−メタクリル酸三元共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソーダ、ゼラチンなどが挙げられる。
前記エマルジョン又は水分散性樹脂としては、例えばポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエン−アクリル系共重合体、メタクリル酸メチル−ブタジエン共重合体、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル−アクリル酸共重合体、ウレタン変性ポリエチレン、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、酢酸ビニル−エチレン−塩化ビニル共重合体、ポリエステルなどが挙げられる。
前記熱硬化性樹脂としては、例えばフェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂などが挙げられる。
前記紫外線硬化樹脂としては、例えばウレタンアクリレートオリゴマー、エポキシアクリレートオリゴマー、ポリエステルアクリレートオリゴマー、ポリオールアクリレートオリゴマーなどが挙げられる。
これらの中でも、紫外線硬化樹脂を紫外線照射により硬化させた樹脂が好ましく、ウレタンアクリレートオリゴマー、エポキシアクリレートオリゴマーが特に好ましい。なお、必要に応じてこれらのオリゴマーとともにアクリレートモノマーを添加することもできる。更に紫外線による反応性を高めるための増感剤を添加することもできる。前記紫外線硬化樹脂としては、例えば大日本インキ化学工業株式会社製の「ユニディック」シリーズなどが挙げられる。
前記樹脂の前記アンダー層における含有量は、50〜90質量%が好ましく、60〜80質量%がより好ましい。
前記樹脂には、耐溶剤性を向上させるため、必要に応じて架橋剤を添加することもできる。該架橋剤としては、例えばカルボジイミド、オキサゾリン、イソシアネート、メラミン化合物、エポキシ化合物、多価金属塩等が挙げられる。
更に必要に応じて、硬化に必要な硬化剤や硬化促進剤を添加することができる。前記硬化剤としては、例えばメチルエチルケトンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーキサイド、過酸化ベンゾイル等が挙げられる。前記硬化促進剤としては、例えばナフテン酸コバルト、ジメチルアニリン等が挙げられる。
前記アンダー層には、樹脂、プラスチックフィラー、及びシリカ以外にも、必要に応じてその他の成分を添加することができる。前記その他の成分としては、例えば顔料、フィラー、界面活性剤、助剤などが挙げられる。
前記顔料としては、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、カオリン、焼成カオリン、タルクなどが挙げられる。
前記アンダー層は、上記樹脂、プラスチックフィラー、及びシリカ、更に必要に応じてその他の成分を含有するアンダー層塗布液を支持体上に塗布し、乾燥させることにより形成することができる。前記樹脂として紫外線硬化樹脂を用いた場合には、乾燥後の塗布層に紫外線を照射して硬化させる。
前記塗布方法としては、例えば、ブレードコート法、グラビアコート法、グラビアオフセットコート法、バーコート法、ロールコート法、ナイフコート法、エアナイフコート法、コンマコート法、Uコンマコート法、AKKUコート法、スムージングコート法、マイクログラビアコート法、リバースロールコート法、4本乃至5本ロールコート法、ディップコート法、カーテンコート法、スライドコート法、ダイコート法などが挙げられる。
前記アンダー層の厚みは、0.3〜3.0μmが好ましく、1.0〜2.0μmがより好ましい。前記厚みが0.3μm未満であると、アンダー層の強度が低下することがあり、3.0μmを超えると、画像の耐溶剤性が低下することがある。
<受容層>
前記受容層は、エチレンイミン誘導体、熱可塑性樹脂、及び架橋剤を含有してなり、顔料、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
−エチレンイミン誘導体−
前記エチレンイミン誘導体としては、例えばポリエチレンイミン(エチレンイミンを開環重合させた重合体);アクリル系ポリマー等の他のポリマーの側鎖にポリエチレンイミンをグラフト化させたエチレンイミン変性ポリマー、ポリエチレンイミン変性アクリル系ポリマーなどが挙げられる。このようなエチレンイミン誘導体を添加することにより、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、トルエン、キシレン等の溶剤に対する耐性を向上させることができる。
前記エチレンイミン誘導体の前記受容層における含有量は、5〜75質量%が好ましく、20〜60質量%がより好ましい。前記含有量が5質量%未満であると、耐溶剤性向上効果が低くなることがあり、75質量%を超えると耐水性が低下することがある。
−熱可塑性樹脂−
前記熱可塑性樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、水溶性樹脂、エマルジョン又は水分散性樹脂などが挙げられる。
前記水溶性樹脂としては、例えば部分ケン化ポリビニルアルコール、完全ケン化ポリビニルアルコール、カルボキシル基、カルボン酸Na、スルホン酸Na、アセトアセチル基、カチオン基などで変性されたポリビニルアルコール等のポリビニルアルコール類;澱粉又はその誘導体;メトキシセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース等のセルロース誘導体;ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アクリルアミド−アクリル酸エステル共重合体、アクリルアミド−アクリル酸エステル−メタクリル酸三元共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソーダ、ゼラチンなどが挙げられる。
前記エマルジョン又は水分散性樹脂としては、例えばポリ酢酸ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエン−アクリル系共重合体、メタクリル酸メチル−ブタジエン共重合体、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体の塩、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル−アクリル酸共重合体、ウレタン変性ポリエチレン樹脂、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、酢酸ビニル−エチレン−塩化ビニル共重合体、ポリエステル樹脂などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、メタクリル酸メチル−ブタジエン共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体の塩が好ましく、エチレン−メタクリル酸共重合体の塩が特に好ましい。
前記ポリエステル樹脂としては、分子量10000〜25000であり、かつガラス転移温度(Tg)が40〜80℃のものが好ましい。具体的には、東洋紡績株式会社製の「バイロナール」シリーズ、大日本インキ化学工業株式会社製の「ファインテックス」シリーズ、高松油脂株式会社製のペスレジンAなどを用いることができる。
前記ポリウレタン樹脂としては、ポリエステル型、ポリエーテル型、エステル・エーテル型でガラス転移温度(Tg)が35〜75℃のものを用いるのが好ましい。具体的には、第一工業製薬株式会社製の「スーパーフレックス」シリーズ、大日本インキ化学工業株式会社製の「ハイドラン」シリーズ、などを用いることができる。
前記メタクリル酸メチル−ブタジエン共重合体としては、カルボキシル化されたものであって、ガラス転移温度(Tg)が−70〜20℃のものが好ましい。具体的には、大日本インキ化学工業株式会社製の「ラックスター」シリーズ、日本エイアンドエル社製の「スマーテックス」シリーズ、「ナルスター」シリーズなどを用いることができる。
前記エチレン−メタクリル酸共重合体の塩は、メタクリル酸の一部がNa、K、Ca、Zn、NHなどの陽イオンによって分子鎖間で架橋された構造をとる。これらの中でも、Na、K、Znの少なくとも1種を含有するものが好ましい。また、共重合体中にメタクリル酸を15〜25質量%程度含むものが好ましい。更に、塩部分は、該共重合体中のメタクリル酸の内25〜75質量%が中和されて塩になっているものが好ましい。
一般に、エチレン−メタクリル酸共重合体の塩は汎用溶剤には非常に溶解しにくいため、本発明ではエチレン−メタクリル酸共重合体の塩は水分散体に加工されたものを用いるのが好ましい。これらの中でも、エチレン−メタクリル酸共重合体の塩が分散剤を用いずに自己乳化した分散体が好ましい。分散剤や水溶性樹脂を用いて強制乳化した分散体は、分散剤や水溶性樹脂が画像の耐水性、耐溶剤性に悪影響を与える。
前記エチレン−メタクリル酸共重合体の塩としては、例えば、三井化学株式会社製のケミパールS−650、ケミパールS−659等が挙げられる。
前記熱可塑性樹脂の前記受容層における含有量は、20〜70質量%が好ましい。前記含有量が20質量%未満であると、受容層の強度が低下してしまうことがあり、70質量%を超えると、画像の耐溶剤性が低下してしまうことがある。
−架橋剤−
前記受容層の耐溶剤性を向上させるため、架橋剤を添加する。
前記架橋剤としては、例えばカルボジイミド、オキサゾリン、イソシアネート、メラミン化合物、エポキシ化合物、多価金属塩などが挙げられる。これらの中でも、エポキシ化合物が特に好ましい。該エポキシ化合物としては、脂肪族エポキシ化合物が好ましい。前記エポキシ化合物のエポキシ当量は150〜200mg/eqが好ましい。
前記架橋剤の前記受容層における含有量は、0.5〜20質量%が好ましく、1〜5質量%がより好ましい。前記含有量が0.5質量%未満であると、受容層の架橋が不十分となることがあり、20質量%を超えると、未反応物が多くなり、耐溶剤性が低下してしまうことがある。
前記受容層には、更に必要に応じて、顔料、高級脂肪酸金属塩やパラフィンワックス等の滑剤、消泡剤等のその他の添加剤を含有することができる。
前記顔料としては、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、シリカ、ケイ酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、カオリン、焼成カオリン、タルク等の無機顔料;尿素−ホルマリン樹脂、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、シリコーン樹脂等の有機顔料、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記顔料の前記受容層における含有量は、50質量%以下が好ましく、30〜50質量%がより好ましい。
前記受容層は、支持体上に、エチレンイミン誘導体、熱可塑性樹脂、架橋剤、及び水を含有する受容層塗布液を塗布し、乾燥させることにより形成することができる。
前記受容層塗布液の塗布方法としては、例えば、グラビアコート法、リバースコート法、キスコート法、ダイコート法、メタリングコート法、ナイフコート法等の任意の方法を用いることができる。
前記受容層の乾燥付着量は、0.3〜3.0g/mが好ましく、0.5〜1.0g/mがより好ましい。前記乾燥付着量が0.3g/m未満であると、受容層の強度が低下してしまうことがあり、3.0g/mを超えると画像の耐溶剤性が低下することがある。
また、前記受容層表面のJIS P8119に基づく平滑度は、200〜2,000秒が好ましく、200〜450秒がより好ましい。前記平滑度が200秒未満であると、画像の精細性が低下することがあり、2,000秒を超えると、画像の耐溶剤性が低下することがある。
このように受容層表面のJIS P8119に基づく平滑度を200〜3,000秒とするには、(1)支持体として粗面化されたフィルムを用いる方法、又は(2)受容層に顔料を加えるなどの方法がある。
<支持体>
前記支持体としては、その形状、構造、大きさ等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、前記形状としては、例えば、平板状などが挙げられ、前記構造としては、単層構造であってもいし、積層構造であってもよく、前記大きさとしては、前記熱転写受容体の大きさ等に応じて適宜選択することができる。
前記支持体の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、紙、合成紙、コート紙、ラミネート紙;ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリイミド、ナイロン、ビニロン等のプラスチックフィルムなどが挙げられる。これらの中でも、強度が優れている点からプラスチックフィルムが特に好ましい。
前記支持体の厚みは、12〜150μmが好ましく、25〜75μmがより好ましい。
前記プラスチックフィルムとしては透明乃至半透明のものを用い、その少なくとも片面に金属蒸着層を設けて銀色の受容体を作製することができる。
前記金属蒸着層は、アルミニウム、銀、亜鉛等の金属を真空蒸着、電子ビーム蒸着、スパッタリング等の方法により支持体上に金属層を形成したものである。これらの中でも、金属蒸着層における金属としてはアルミニウムを用いるのが特に好ましい。
前記金属蒸着層の厚みは、0.01〜0.1μmが好ましい。
また、前記支持体の受容層を設けた側と反対側の面に粘着剤層、剥離紙を順次積層することにより、前記熱転写受容体を被着体に粘着可能なラベルの形態に加工することもできる。
本発明の熱転写受容体は、支持体、アンダー層、及び受容層、更に必要に応じて設けた粘着剤層などの全体の厚みは40〜250μmが好ましく、70〜250μmがより好ましい。前記厚みが40μm未満であると、熱転写受容体の強度が低下して破れやすくなることがあり、250μmを超えると、ラベルとして被着体に貼った場合にひっかかって脱落しやすくなることがある。
(記録方法)
本発明の記録方法は、熱転写記録媒体と、本発明の前記熱転写受容体とを用い、画像記録後の前記熱転写記録媒体のインク層と前記熱転写受容体の受容層とを重ね合わせて熱転写するものである。
前記熱転写方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、サーマルヘッド、レーザー等の加熱手段などが挙げられる。
<熱転写記録媒体>
前記熱転写記録媒体は、支持体と、該支持体上に、少なくともワックス及びバインダー樹脂を含有する剥離層と、少なくとも着色剤及びエチレン−メタクリル酸共重合体の塩を含有するインク層とを順次積層してなり、更に必要に応じてその他の層を有してなる。これにより、更に耐溶剤性に優れた転写画像を得ることができる。
−インク層−
前記インク層中のエチレン−メタクリル酸共重合体の塩は、前記熱転写受容体の受容層に用いたエチレン−メタクリル酸共重合体の塩と同様のものを用いることができる。
前記インク層には、エチレン−メタクリル酸共重合体の塩以外にも、その他の樹脂を用いることができる。
前記その他の樹脂としては、例えば、水溶性樹脂、エマルジョン又は水分散性樹脂等が挙げられる。前記水溶性樹脂としては、例えば、部分ケン化ポリビニルアルコール、完全ケン化ポリビニルアルコール、カルボキシル基、スルホン酸Na基、アセトアセチル基、カチオン基などで変性されたポリビニルアルコール等のポリビニルアルコール類;澱粉又はその誘導体、メトキシセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース等のセルロース誘導体;ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アクリルアミド−アクリル酸エステル共重合体、アクリルアミド−アクリル酸エステル−メタクリル酸三元共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソーダ、ゼラチンなどが挙げられる。
前記エマルジョン又は水分散性樹脂としては、例えば、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエン−アクリル系共重合体、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル−アクリル酸共重合体、ウレタン変性ポリエチレン樹脂、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、酢酸ビニル−エチレン−塩化ビニル共重合体、ポリエステル樹脂などが挙げられる。
前記インク層には、熱転写性や解像度の向上を目的として、必要に応じて各種の添加物質が添加されていてもよい。例えば、ワックス状の脂肪酸アミド、各種滑剤、パラフィンワックスのような合成ワックス類;キャンデリラワックス、カルナバワックス等の天然ワックス類等の添加によって熱転写性や解像度を向上させることができる。前記滑剤としては、リン酸エステル;シリコーン樹脂、四フッ化エチレン樹脂、フロロアルキルエーテル樹脂等の樹脂粒子などが挙げられる。
前記インク層に用いられる着色剤としては、要求される色調などに応じて、カーボンブラック、有機顔料、無機顔料、又は各種染料の中から適当なものを選択して用いることができる。
前記インク層の厚みは0.5〜6.0μmが好ましく、0.8〜3.0μmがより好ましい。
−剥離層−
前記剥離層は、少なくともバインダー樹脂及びワックスを含有してなり、更に必要に応じてその他の成分を含んでなる。この剥離層はサーマルヘッドからの熱エネルギー印加時にインクの支持体からの剥離を容易にし、熱感度を良好なものにする。また、転写された画像では剥離層はインク層の上に位置し、溶剤からインク層を保護する。
前記バインダー樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、セルロース誘導体、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴムなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記ワックスとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば蜜ろう、鯨ろう、木ろう、米ぬかろう、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、モンタンワックス、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、酸化ポリエチレンワックス、酸変性ポリエチレンワックス、マイクロクリスタリンワックス、酸ワックス、オゾケライト、セレシン、エステルワックス、マルガリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、フロイン酸、べへニン酸、ステアリルアルコール、べへニルアルコール、ソルビタン、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミドなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記剥離層の厚みは0.2〜3.0μmが好ましく、1.0〜2.0μmがより好ましい。
前記支持体としては、特に制限はなく、公知のフィルムや紙などを目的に応じて適宜選択して使用すればよく、例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル;ポリカーボネート、トリアセチルセルロース、ナイロン、ポリイミド等のように比較的耐熱性のよいプラスチックフィルム;セロハン;硫酸紙等が好ましく使用される。
また、前記熱転写記録媒体には、必要に応じて支持体の裏面に保護層を設けてもよい。該保護層はサーマルヘッドによる熱印加時に支持体を高温から保護するための層であり、耐熱性の高い熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂のほか、紫外線硬化性樹脂や電子線硬化性樹脂も使用可能である。なお、前記保護層の形成に好適な樹脂としては、例えば、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂などが挙げられる。これらの樹脂は薄膜状で使用すればよい。また、保護層を設けることによって支持体の耐熱性を著しく向上させることができるため、従来は熱に弱く不適であった支持体を用いることもできる。
以上に説明したインク層及び剥離層は、ホットメルト塗工法、溶媒を用いた塗工法等で支持体上に積層して設けることができる。このような塗工法で設けられる層は、全体の厚みは0.1〜10μmが好ましく、0.5〜6.0μmがより好ましい。
(記録体)
本発明の記録体は、熱転写受容体上に本発明の前記記録方法により転写された画像を有してなる。
本発明の記録体は、耐溶剤性に優れ、ハジキやムラのない良好な外観を有する転写画像を有しているので、アセトンやMEKなどの有機溶剤を使用する環境であっても、問題なく使用することができる。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
<熱転写記録媒体の作製>
支持体として厚み4.5μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用意した。このフィルムの熱転写記録層を塗工する側の反対側の面にシリコーンゴム(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製、SD7226)を乾燥後厚みが0.35μmとなるように塗布し、乾燥させて耐熱滑性層を有する支持体を作製した。
−剥離層液処方−
・カルナバワックスのトルエン分散液(固形分10質量%)・・・90質量部
・エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル量=28質量%、MFR=15dg/min)のトルエン溶液(固形分10質量%)・・・10質量部
上記処方の剥離層液を、前記支持体の熱転写記録層を設ける側の面に厚みが1.0μmとなるように塗布し、乾燥させて剥離層を形成した。
−インク層液処方−
・エチレン−メタクリル酸共重合体の塩(三井化学株式会社製、ケミパールS−650、固形分27質量%)・・・62質量部
・カーボンブラックの水分散体(固形分38質量%)・・・22質量部
・水・・・16質量部
上記組成のインク層液を前記剥離層上に厚みが0.8μmとなるように塗布し、乾燥させてインク層を形成した。以上により、熱転写記録媒体を作製した。
<熱転写受容体の作製>
−アンダー層液処方−
・ポリウレタン水分散体(第一工業製薬株式会社製、スーパーフレックス130、固形分35質量%)・・・41質量部
・コロイダルシリカ(日産化学株式会社製、ST-20、固形分20質量%、平均粒径=10〜20nm)・・・14質量部
・プラスチックフィラー(日本触媒株式会社製、エポスターM、平均粒径1.5μm、最小粒径0.5μm、最大粒径3.0μmの分布をもつ)・・・3質量部
・水・・・42質量部
上記組成のアンダー層液を支持体としての厚み50μmのポリエステルフィルム(東レ株式会社製、ルミラーS105)上に、乾燥後厚みが1.0μmとなるように塗布し、乾燥させてアンダー層を形成した。
−受容層液処方−
・エチレン−メタクリル酸共重合体の塩(三井化学株式会社製、ケミパールS−650、固形分27質量%)・・・15質量部
・炭酸カルシウム水分散液(平均粒径2.5μm、固形分25質量%)・・・16質量部
・エポキシ化合物(エポキシ当量160mg/eq、固形分100質量%)・・・1質量部
・ポリエチレンイミン(日本触媒株式会社製、エポミンP−1000、固形分30質量%)・・・3質量部
・水・・・65質量部
上記処方の受容層液を前記アンダー層上に乾燥後厚みが1.0μmとなるように塗布し、乾燥させて受容層を設け、熱転写受容体を作製した。得られた熱転写受容体における受容層表面のJIS P8119に基づく平滑度は2,200秒であった。
(実施例2)
実施例1において、下記処方のアンダー層液を用いた以外は、実施例1と同様にして、熱転写受容体を作製した。得られた熱転写受容体における受容層表面のJIS P8119に基づく平滑度は2,100秒であった。なお、熱転写記録媒体としては実施例1と同じものを用いた。
−アンダー層液処方−
・ポリウレタン水分散体(第一工業製薬株式会社製、スーパーフレックス130、固形分35質量%)・・・41質量部
・コロイダルシリカ(日産化学株式会社製、ST-20、固形分20質量%、平均粒径=10〜20nm)・・・14質量部
・プラスチックフィラー(架橋アクリル樹脂粒子、平均粒径1.5μm、最小粒径1.35μm、最大粒径1.65μmの分布をもつ)・・・3質量部
・水・・・42質量部
(実施例3)
実施例2において、アンダー層の厚みを0.8μmとした以外は、実施例2と同様にして、熱転写記録媒体を作製した。得られた熱転写受容体の受容層表面のJIS P8119に基づく平滑度は1,800秒であった。
(実施例4)
実施例1において、下記処方のアンダー層液を用いてアンダー層を形成した以外は、実施例1と同様にして、熱転写受容体を作製した。得られた熱転写受容体の受容層表面のJIS P8119に基づく平滑度は1,050秒であった。なお、熱転写記録媒体は実施例1と同じものを用いた。
−アンダー層液処方−
・ウレタンアクリレート(大日本インキ化学工業株式会社製、ユニディックV−4221)・・・14質量部
・プラスチックフィラー(架橋アクリル樹脂粒子、平均粒径3.0μm、最小粒径2.7μm、最大粒径3.3μmの分布をもつ)・・・3質量部
・コロイダルシリカ(日産化学株式会社製、MIBK−ST、平均粒径=10〜20nm)・・・10質量部
・酢酸エチル・・・73質量部
上記組成のアンダー層液を支持体として厚み50μmのポリエステルフィルム(東レ株式会社製、ルミラーS105)に乾燥後厚みが1.5μmとなるように塗布し、乾燥させた。その後、高圧水銀灯(80W/cm)で10秒間処理し、硬化させてアンダー層を形成した。
(実施例5)
実施例2において、下記処方のアンダー層液を用いた以外は、実施例2と同様にして、熱転写受容体を作製した。得られた熱転写受容体における受容層表面のJIS P8119に基づく平滑度は2,200秒であった。なお、熱転写記録媒体としては実施例1と同じものを用いた。
−アンダー層液処方−
・ポリウレタン水分散体(第一工業製薬株式会社製、スーパーフレックス130、固形分35質量%)・・・41質量部
・コロイダルシリカ(日産化学株式会社製、ST-XS、固形分20質量%、平均粒径=4〜6nm)・・・14質量部
・プラスチックフィラー(架橋アクリル樹脂粒子、平均粒径1.5μm、最小粒径1.35μm、最大粒径1.65μmの分布をもつ)・・・3質量部
・水・・・42質量部
(実施例6)
実施例2において、下記処方のアンダー層液を用いた以外は、実施例2と同様にして、熱転写受容体を作製した。得られた熱転写受容体における受容層表面のJIS P8119に基づく平滑度は500秒であった。なお、熱転写記録媒体としては実施例1と同じものを用いた。
−アンダー層液処方−
・ポリウレタン水分散体(第一工業製薬株式会社製、スーパーフレックス130、固形分35質量%)・・・41質量部
・コロイダルシリカ(日産化学株式会社製、ST-20、固形分20質量%、平均粒径=10〜20nm)・・・14質量部
・プラスチックフィラー(架橋アクリル樹脂粒子、平均粒径5.0μm、最小粒径4.5μm、最大粒径5.5μmの分布をもつ)・・・3質量部
・水・・・42質量部
(実施例7)
実施例2において、アンダー層の厚みを0.2μmとした以外は、実施例2と同様にして、熱転写受容体を作製した。得られた熱転写受容体における受容層表面のJIS P8119に基づく平滑度は2,500秒であった。なお、熱転写記録媒体としては実施例1と同じものを用いた。
(実施例8)
実施例2において、アンダー層の厚みを3.2μmとした以外は、実施例2と同様にして、熱転写受容体を作製した。得られた熱転写受容体における受容層表面のJIS P8119に基づく平滑度は2,800秒であった。なお、熱転写記録媒体としては実施例1と同じものを用いた。
(実施例9)
実施例1において、下記処方のアンダー層液を用いた以外は、実施例1と同様にして、熱転写受容体を作製した。得られた熱転写受容体における受容層表面のJIS P8119に基づく平滑度は180秒であった。なお、熱転写記録媒体としては実施例1と同じものを用いた。
−アンダー層液処方−
・ポリウレタン水分散体(第一工業製薬株式会社製、スーパーフレックス130、固形分35質量%)・・・41質量部
・コロイダルシリカ(日産化学株式会社製、ST-20、固形分20質量%、平均粒径=10〜20nm)・・・14質量部
・プラスチックフィラー(架橋アクリル樹脂粒子、平均粒径10.0μm、最小粒径9μm、最大粒径11μmの分布をもつ)・・・3質量部
・水・・・42質量部
(実施例10)
実施例1において、支持体として厚み80μmの上質紙を用い、アンダー層及び受容層を設けた後にスーパーキャレンダにより表面処理した以外は、実施例1と同様にして、熱転写受容体を作製した。得られた熱転写受容体における受容層表面のJIS P8119に基づく平滑度は1,800秒であった。なお、熱転写記録媒体としては実施例1と同じものを用いた。
(比較例1)
実施例1において、下記処方のアンダー層液を用いてアンダー層を形成した以外は、実施例1と同様にして、熱転写受容体を作製した。得られた熱転写受容体の受容層表面のJIS P8119に基づく平滑度は2,400秒であった。なお、熱転写記録媒体としては実施例1と同じものを用いた。
−アンダー層液処方−
・ポリウレタン水分散体(第一工業製薬株式会社製、スーパーフレックス130、固形分35質量%)・・・41質量部
・プラスチックフィラー(日本触媒株式会社製、エポスターM、平均粒径1.5μm、最小粒径0.5μm、最大粒径3.0μmの分布をもつ)・・・3質量部
・水・・・56質量部
上記組成のアンダー層液を支持体としての厚み50μmのポリエステルフィルム(東レ株式会社製、ルミラーS105)上に、乾燥後厚みが1.0μmとなるように塗布し、乾燥した。
(比較例2)
実施例1において、下記処方のアンダー層液を用いた以外は、実施例1と同様にして、熱転写受容体を作製した。得られた熱転写受容体の受容層表面のJIS P8119に基づく平滑度は300秒であった。なお、熱転写記録媒体としては実施例1と同じものを用いた。
−アンダー層液処方−
・ポリウレタン水分散体(第一工業製薬株式会社製、スーパーフレックス130、固形分35質量%)・・・41質量部
・シリカ(水澤化学株式会社製、P−527、平均粒径=1.6μm)・・・3質量部
・水・・・56質量部
(比較例3)
実施例1において、下記処方の受容層液を用いた以外は、実施例1と同様にして、熱転写受容体を作製した。得られた熱転写受容体の受容層表面のJIS P8119に基づく平滑度は2,100秒であった。なお、熱転写記録媒体としては実施例1と同じものを用いた。
−受容層液処方−
・炭酸カルシウムの水分散体(平均粒径1.5μm、固形分25質量%)・・・40.0質量部
・ポリエステル水分散体(東洋紡績株式会社製、バイロナールMD−1200、固形分34質量%)・・・29.4質量部
・水・・・30.6質量部
(比較例4)
実施例1において、アンダー層を設けなかった以外は、実施例1と同様にして、熱転写受容体を作製した。得られた熱転写受容体における受容層表面のJIS P8119に基づく平滑度は8,000秒であった。なお、熱転写記録媒体としては実施例1と同じものを用いた。
次に、得られた各熱転写記録媒体及び各熱転写受容体を用いて、下記条件により印字し、以下のようにして、耐溶剤性、及び印字画像品質を評価した。結果を表1に示す。また、得られた熱転写受容体について、以下のようにして、塗布均一性(外観性)を評価した。結果を表1に示す。
〔印字条件〕
プリンター :Zebra社製 96XiIII
印字速度 :2インチ/秒
印字エネルギー:トーン26
<耐溶剤性>
溶剤0.5mLを綿棒に含ませて各転写画像に塗布した後、このサンプルについて100g/cmの荷重をかけて200回擦り、画像を目視観察して、以下の基準で評価した。なお、溶剤としてはアセトンとメチルエチルケトン(MEK)を用いた。
〔評価基準〕
6:ラブテストの結果、テスト前と変化なし
5:ラブテストの結果、画像の判読は可能だがわずかに傷ができる
4:ラブテストの結果、画像の判読は可能だがやや傷ができる
3:ラブテストの結果、画像の判読は可能だが傷ができる
2:ラブテストの結果、画像は残るが判読は不可能になる
1:ラブテストの結果、画像が完全に消去してしまう
<外観性>
各熱転写受容体の受容層表面のハジキの有無、ムラの有無などの外観を目視により観察した。
<印字画像品質>
プリンターで印字した各転写画像の状態を目視で観察して、以下の基準で評価した。
〔評価基準〕
5:非常に良好な品質
4:良好な品質
3:通常の品質(実使用可能レベル)
Figure 2007230177
表1の結果から、実施例1〜10の熱転写受容体及び転写画像は、比較例1〜4に比べて、アセトンやMEKに対して優れた耐性を有するのみならず、ハジキやムラのない良好な外観を有し、優れた印字画像品質を有することがわかる。
本発明の熱転写受容体は、熱転写記録媒体からの画像を転写させることにより、受容層に転写された画像がアセトンやMEKなどの溶剤に対する優れた耐性を有し、ハジキやムラのない良好な外観を有しているので、各種熱転写記録方法に好適に用いられる。

Claims (11)

  1. 支持体と、該支持体上に少なくともアンダー層及び受容層をこの順に有する熱転写用受容体において、
    前記アンダー層が、樹脂、シリカ、及びプラスチックフィラーを含有し、
    前記受容層が、エチレンイミン誘導体、熱可塑性樹脂、及び架橋剤を含有することを特徴とする熱転写受容体。
  2. シリカの平均粒径が10〜100nmである請求項1に記載の熱転写受容体。
  3. プラスチックフィラーの平均粒径が1.0〜3.5μmであり、かつ粒径分布が平均粒径±10%以内である請求項1から2のいずれかに記載の熱転写受容体。
  4. プラスチックフィラーが架橋アクリル樹脂粒子である請求項1から3のいずれかに記載の熱転写受容体。
  5. アンダー層における樹脂が紫外線硬化樹脂である請求項1から4のいずれかに記載の熱転写受容体。
  6. アンダー層の厚みが0.3〜3.0μmである請求項1から5のいずれかに記載の熱転写受容体。
  7. 受容層における熱可塑性樹脂がエチレン−メタクリル酸共重合体の塩であり、かつ架橋剤がエポキシ化合物である請求項1から6のいずれかに記載の熱転写受容体。
  8. 受容層表面のJIS P8119に基づく平滑度が200〜2,000秒である請求項1から7のいずれかに記載の熱転写受容体。
  9. 支持体が、プラスチックフィルムである請求項1から8のいずれかに記載の熱転写受容体。
  10. 支持体と、該支持体上に、少なくともワックス及びバインダー樹脂を含有する剥離層と、該剥離層上に、少なくとも着色剤及びエチレン−メタクリル酸共重合体の塩を含有するインク層とを有する熱転写記録媒体と、請求項1から9のいずれかに記載の熱転写受容体とを用い、
    画像記録後の前記熱転写記録媒体のインク層と前記熱転写受容体の受容層とを重ね合わせて、該インク層の画像を該受容層に熱転写することを特徴とする記録方法。
  11. 熱転写受容体上に請求項10に記載の記録方法により転写された画像を有してなることを特徴とする記録体。
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