JP2007230067A - 感熱転写方式を用いた画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材フィルム上に透明樹脂層を剥離可能に設け、さらにその上に、紫外線吸収剤を含有する感熱接着剤層を設けてなる感熱転写カバーフィルムと、ポリマーラテックスおよび水溶性ポリマーを含有する受容層を支持体上に設けた感熱転写受像シートとを、該感熱転写カバーフィルムの感熱接着剤層と該感熱転写受像シートの受容層とが対向するように重ね合わせ、該感熱転写カバーフィルムの基材フィルム側からサーマルヘッドにより加熱し、加熱部分の透明樹脂層を該感熱転写受像シートに転写・接着させ、加熱部分以外の透明樹脂層を該基材フィルムと共に該感熱転写受像シートから剥離する。
【選択図】なし
Description
(1)基材フィルム上に透明樹脂層を剥離可能に設け、さらにその上に、紫外線吸収剤を含有する感熱接着剤層を設けてなる感熱転写カバーフィルムと、ポリマーラテックスおよび水溶性ポリマーを含有する受容層を支持体上に設けた感熱転写受像シートとを、該感熱転写カバーフィルムの感熱接着剤層と該感熱転写受像シートの受容層とが対向するように重ね合わせ、該感熱転写カバーフィルムの基材フィルム側からサーマルヘッドにより加熱し、加熱部分の透明樹脂層を該感熱転写受像シートに転写・接着させ、加熱部分以外の透明樹脂層を該基材フィルムと共に該感熱転写受像シートから剥離する工程を含むことを特徴とする画像形成方法。
(2)前記感熱転写受像シートが、さらに乳化分散物を含有することを特徴とする(1)に記載の画像形成方法。
(3)前記感熱転写受像シートが、さらに中空ポリマーを含有することを特徴とする(1)または(2)に記載の画像形成方法。
(4)前記乳化分散物が、前記感熱転写受像シートの受容層に含まれることを特徴とする(2)または(3)に記載の画像形成方法。
(5)前記感熱転写受像シートが、支持体と受容層との間に乳化分散物を含有する中間層を有することを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1項に記載の画像形成方法。
(6)前記感熱転写カバーフィルムが、支持体上に拡散転写染料を含む色素層を有することを特徴とする(1)〜(5)のいずれか1項に記載の画像形成方法。
最初に、本発明の画像形成方法に用いられる感熱転写カバーフィルムについて説明する。
(基本構成)
本発明に用いられる感熱転写カバーフィルムは、基材フィルム上に透明樹脂層が剥離可能に設けられており、さらにその上に、紫外線吸収剤を含有する感熱接着剤層を設けてなる感熱転写カバーフィルムである(以下、本発明の感熱転写カバーフィルムという)。感熱接着剤層は、ガラス転移温度40〜75℃の樹脂からなるものであることが好ましい。基材フィルムと透明樹脂層との間には、透明樹脂層と基材フィルムとの接着性を低くして透明樹脂層の転写を容易にするために剥離層を設けてもよい。また、前記基材フィルムの背面には、プリンターのサーマルヘッドが粘着するのを防止するために背面層を設けてもよい。
感熱転写カバーフィルムを構成する基材フィルムは特に限定されず、例えば、グラシン紙、コンデンサ紙、パラフイン紙等の薄葉紙や、例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、セロハン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビニリデン、アイオノマー等のプラスチック、あるいはこれらと前記紙とを複合した基材フィルム等が挙げられる。感熱転写カバーフィルムに用いられる基材フィルムの厚さは、その強度および耐熱性等が適切になるように、材料に応じて適宜変更することができるが、好ましくは3〜100μmである。
上記基材フィルム上に設けられる透明樹脂層は、耐摩擦性、耐薬品性、透明性、硬度等に優れた種々の樹脂、例えば、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、これらの各樹脂のシリコーン変性樹脂およびこれらの各樹脂の混合物等が挙げられる。これらの樹脂は透明性に優れているが、比較的強靭な被膜を形成する傾向があるので、転写時における膜切れが十分とはいえないので、これらの透明樹脂にシリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、プラスチックピグメント等の透明性の高い微粒子やワックス等を樹脂の透明性を害さない程度に添加してもよい。
上記透明樹脂層の形成に先立って、基材フィルムの面に形成してもよい剥離層は、ワックス類、シリコーンワックス、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂等の剥離剤から形成することが好ましい。形成方法は前記透明樹脂層の形成方法と同様でよく、その厚みは0.05〜5μm程度で十分である。また、転写後にツヤ消し保護層を設けることが好ましい場合には、剥離層中に各種の粒子を包含させるか、あるいは剥離層側表面をマット処理した基材フィルムを使用することにより、表面マット状にすることもできる。
さらに上記の透明樹脂層の表面には、透明樹脂層等の転写性を良好にするために、感熱接着剤層を設ける。感熱接着剤層には、紫外線吸収剤が含まれる。感熱接着剤層は、Tgが好ましくは40〜75℃、さらに好ましくは60〜70℃の熱可塑性樹脂(例えば、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合樹脂、ポリエステル樹脂等のように熱時接着性の良好な樹脂)の溶液を塗布および乾燥することによって、好ましくは0.1〜10μm程度の厚みに形成する。
以下に、本発明で使用する紫外線吸収剤について説明する。
紫外線吸収剤としては、情報記録分野において広く知られている各種紫外線吸収剤骨格を有する化合物を使用することができる。具体的には、2−ヒドロキシベンゾトリアゾール型紫外線吸収剤、2−ヒドロキシベンゾトリアジン型紫外線吸収剤、2−ヒドロキシベンゾフェノン型紫外線吸収剤骨格を有する化合物を挙げることができる。紫外線吸収能(吸光係数)・安定性の観点では、ベンゾトリアゾール型、トリアジン骨格を有する化合物が好ましく、高分子量化・ラテックス化の観点ではベンゾトリアゾール型、ベンゾフェノン型の骨格を有する化合物が好ましい。具体的には、特開2004−361936号公報などに記載された紫外線吸収剤を用いることができる。
紫外線吸収能を有するユニットを含むポリマーをラテックス化する場合、前記の染着性受容ポリマーも同様にしてラテックス化し、両者を混合してから塗布することで紫外線吸収剤が均一に分散した受容層を形成することができる。
有機の紫外線吸収剤の場合、下記一般式(1)〜(8)で表されるものが好ましい。
たはアルキル基であり、X51およびY51は各々独立に、シアノ基、−COOR52、−CONR52R53、−COR52、−SO2OR52、−SO2NR52R53であり、R52、R53は各々独立に、水素原子、アルキル基、アリール基を表す。R52、R53のうち、どちらか一方は水素原子であることが好ましい。また、X51とY51は連結して5または6員環を形成してもよい。X51、Y51がカルボキシル基の時、それらは塩の形であってもよい。
ハロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、アルキル基〔直鎖、分岐、環状の置換もしくは無置換のアルキル基を表す。それらは、アルキル基(好ましくは炭素数1〜30のアルキル基、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、n−オクチル基、エイコシル基、2−クロロエチル基、2−シアノエチル基、2―エチルヘキシル基)、シクロアルキル基(好ましくは、炭素数3〜30の置換または無置換のシクロアルキル基、例えば、シクロヘキシル基、シクロペンチル基、4−n−ドデシルシクロヘキシル基)、ビシクロアルキル基(好ましくは、炭素数5〜30の置換もしくは無置換のビシクロアルキル基、つまり、炭素数5〜30のビシクロアルカンから水素原子を一個取り去った一価の基である。例えば、ビシクロ[1,2,2]ヘプタン−2−イル基、ビシクロ[2,2,2]オクタン−3−イル基)、さらに環構造が多いトリシクロ構造なども包含するものである。以下に説明する置換基の中のアルキル基(例えばアルキルチオ基のアルキル基)もこのような概念のアルキル基を表す。〕、アルケニル基[直鎖、分岐、環状の置換もしくは無置換のアルケニル基を表す。それらは、アルケニル基(好ましくは炭素数2〜30の置換または無置換のアルケニル基、例えば、ビニル基、アリル基、プレニル基、ゲラニル基、オレイル基)、シクロアルケニル基(好ましくは、炭素数3〜30の置換もしくは無置換のシクロアルケニル基、つまり、炭素数3〜30のシクロアルケンの水素原子を一個取り去った一価の基である。例えば、2−シクロペンテン−1−イル基、2−シクロヘキセン−1−イル基)、ビシクロアルケニル基(置換もしくは無置換のビシクロアルケニル基、好ましくは、炭素数5〜30の置換もしくは無置換のビシクロアルケニル基、つまり二重結合を一個持つビシクロアルケンの水素原子を一個取り去った一価の基である。例えば、ビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン−1−イル基、ビシクロ[2,2,2]オクト−2−エン−4−イル基)を包含するものである。]、アルキニル基(好ましくは、炭素数2〜30の置換または無置換のアルキニル基(例えば、エチニル基、プロパルギル基、トリメチルシリルエチニル基)、アリール基(好ましくは炭素数6〜30の置換もしくは無置換のアリール基、例えばフェニル基、p−トリル基、ナフチル基、m−クロロフェニル基、o−ヘキサデカノイルアミノフェニル基)、ヘテロ環基(好ましくは5または6員の置換もしくは無置換の、芳香族もしくは非芳香族のヘテロ環化合物から一個の水素原子を取り除いた一価の基であり、さらに好ましくは、炭素数3〜30の5もしくは6員の芳香族のヘテロ環基である。例えば、2−フリル基、2−チエニル基、2−ピリミジニル基、2−ベンゾチアゾリル基)、シアノ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、カルボキシル基、アルコキシ基(好ましくは、炭素数1〜30の置換もしくは無置換のアルコキシ基、例えば、メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基、n−オクチルオキシ基、2−メトキシエトキシ基)、アリールオキシ基(好ましくは、炭素数6〜30の置換もしくは無置換のアリールオキシ基、例えば、フェノキシ基、2−メチルフェノキシ基、4−tert−ブチルフェノキシ基、3−ニトロフェノキシ基、2−テトラデカノイルアミノフェノキシ基)、シリルオキシ基(好ましくは、炭素数3〜20のシリルオキシ基、例えば、トリメチルシリルオキシ基、tert−ブチルジメチルシリルオキシ基)、ヘテロ環オキシ基(好ましくは、炭素数2〜30の置換もしくは無置換のヘテロ環オキシ基、1−フェニルテトラゾール−5−オキシ基、2−テトラヒドロピラニルオキシ基)、アシルオキシ基(好ましくはホルミルオキシ基、炭素数2〜30の置換もしくは無置換のアルキルカルボニルオキシ基、炭素数6〜30の置換もしくは無置換のアリールカルボニルオキシ基、例えば、ホルミルオキシ基、アセチルオキシ基、ピバロイルオキシ基、ステアロイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基、p−メトキシフェニルカルボニルオキシ基)、カルバモイルオキシ基(好ましくは、炭素数1〜30の置換もしくは無置換のカルバモイルオキシ基、例えば、N,N−ジメチルカルバモイルオキシ基、N,N−ジエチルカルバモイルオキシ基、モルホリノカルボニルオキシ基、N,N−ジ−n−オクチルアミノカルボニルオキシ基、N−n−オクチルカルバモイルオキシ基)、アルコキシカルボニルオキシ基(好ましくは、炭素数2〜30の置換もしくは無置換アルコキシカルボニルオキシ基、例えばメトキシカルボニルオキシ基、エトキシカルボニルオキシ基、tert−ブトキシカルボニルオキシ基、n−オクチルカルボニルオキシ基)、アリールオキシカルボニルオキシ基(好ましくは、炭素数7〜30の置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニルオキシ基、例えば、フェノキシカルボニルオキシ基、p−メトキシフェノキシカルボニルオキシ基、p−n−ヘキサデシルオキシフェノキシカルボニルオキシ基)、アミノ基(好ましくは、アミノ基、炭素数1〜30の置換もしくは無置換のアルキルアミノ基、炭素数6〜30の置換もしくは無置換のアニリノ基、例えば、アミノ基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、アニリノ基、N−メチル−アニリノ基、ジフェニルアミノ基)、アシルアミノ基(好ましくは、ホルミルアミノ基、炭素数1〜30の置換もしくは無置換のアルキルカルボニルアミノ基、炭素数6〜30の置換もしくは無置換のアリールカルボニルアミノ基、例えば、ホルミルアミノ基、アセチルアミノ基、ピバロイルアミノ基、ラウロイルアミノ基、ベンゾイルアミノ基、3,4,5−トリ−n−オクチルオキシフェニルカルボニルアミノ基)、アミノカルボニルアミノ基(好ましくは、炭素数1〜30の置換もしくは無置換のアミノカルボニルアミノ、例えば、カルバモイルアミノ基、N,N−ジメチルアミノカルボニルアミノ基、N,N−ジエチルアミノカルボニルアミノ基、モルホリノカルボニルアミノ基)、アルコキシカルボニルアミノ基(好ましくは炭素数2〜30の置換もしくは無置換アルコキシカルボニルアミノ基、例えば、メトキシカルボニルアミノ基、エトキシカルボニルアミノ基、tert−ブトキシカルボニルアミノ基、n−オクタデシルオキシカルボニルアミノ基、N−メチルーメトキシカルボニルアミノ基)、アリールオキシカルボニルアミノ基(好ましくは、炭素数7〜30の置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニルアミノ基、例えば、フェノキシカルボニルアミノ基、p−クロロフェノキシカルボニルアミノ基、m−n−オクチルオキシフェノキシカルボニルアミノ基)、スルファモイルアミノ基(好ましくは、炭素数0〜30の置換もしくは無置換のスルファモイルアミノ基、例えば、スルファモイルアミノ基、N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ基、N−n−オクチルアミノスルホニルアミノ基)、アルキルおよびアリールスルホニルアミノ基(好ましくは炭素数1〜30の置換もしくは無置換のアルキルスルホニルアミノ基、炭素数6〜30の置換もしくは無置換のアリールスルホニルアミノ基、例えば、メチルスルホニルアミノ基、ブチルスルホニルアミノ基、フェニルスルホニルアミノ基、2,3,5−トリクロロフェニルスルホニルアミノ基、p−メチルフェニルスルホニルアミノ基)、メルカプト基、アルキルチオ基(好ましくは、炭素数1〜30の置換もしくは無置換のアルキルチオ基、例えばメチルチオ基、エチルチオ基、n−ヘキサデシルチオ基)、アリールチオ基(好ましくは炭素数6〜30の置換もしくは無置換のアリールチオ、例えば、フェニルチオ基、p−クロロフェニルチオ基、m−メトキシフェニルチオ基)、ヘテロ環チオ基(好ましくは炭素数2〜30の置換または無置換のヘテロ環チオ基、例えば、2−ベンゾチアゾリルチオ基、1−フェニルテトラゾール−5−イルチオ基)、スルファモイル基(好ましくは炭素数0〜30の置換もしくは無置換のスルファモイル基、例えば、N−エチルスルファモイル基、N−(3−ドデシルオキシプロピル)スルファモイル基、N,N−ジメチルスルファモイル基、N−アセチルスルファモイル基、N−ベンゾイルスルファモイル基、N−(N’−フェニルカルバモイル)スルファモイル基)、スルホ基、アルキルもしくはアリールスルフィニル基(好ましくは、炭素数1〜30の置換または無置換のアルキルスルフィニル基、6〜30の置換または無置換のアリールスルフィニル基、例えば、メチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基、フェニルスルフィニル基、p−メチルフェニルスルフィニル基)、アルキルもしくはアリールスルホニル基(好ましくは、炭素数1〜30の置換または無置換のアルキルスルホニル基、6〜30の置換または無置換のアリールスルホニル基、例えば、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、フェニルスルホニル基、p−メチルフェニルスルホニル基)、アシル基(好ましくはホルミル基、炭素数2〜30の置換または無置換のアルキルカルボニル基、炭素数7〜30の置換もしくは無置換のアリールカルボニル基、炭素数4〜30の置換もしくは無置換の炭素原子でカルボニル基と結合しているヘテロ環カルボニル基、例えば、アセチル基、ピバロイル基、2−クロロアセチル基、ステアロイル基、ベンゾイル基、p−n−オクチルオキシフェニルカルボニル基、2―ピリジルカルボニル基、2―フリルカルボニル基)、アリールオキシカルボニル基(好ましくは、炭素数7〜30の置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニル基、例えば、フェノキシカルボニル基、o−クロロフェノキシカルボニル基、m−ニトロフェノキシカルボニル基、p−tert−ブチルフェノキシカルボニル基)、アルコキシカルボニル基(好ましくは、炭素数2〜30の置換もしくは無置換アルコキシカルボニル基、例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、n−オクタデシルオキシカルボニル基)、カルバモイル基(好ましくは、炭素数1〜30の置換もしくは無置換のカルバモイル、例えば、カルバモイル基、N−メチルカルバモイル基、N,N−ジメチルカルバモイル基、N,N−ジ−n−オクチルカルバモイル基、N−(メチルスルホニル)カルバモイル基)、アリールもしくはヘテロ環アゾ基(好ましくは炭素数6〜30の置換もしくは無置換のアリールアゾ基、炭素数3〜30の置換もしくは無置換のヘテロ環アゾ基、例えば、フェニルアゾ基、p−クロロフェニルアゾ基、5−エチルチオ−1,3,4−チアジアゾール−2−イルアゾ基)、イミド基(好ましくは、N−スクシンイミド基、N−フタルイミド基)、ホスフィノ基(好ましくは、炭素数2〜30の置換もしくは無置換のホスフィノ基、例えば、ジメチルホスフィノ基、ジフェニルホスフィノ基、メチルフェノキシホスフィノ基)、ホスフィニル基(好ましくは、炭素数2〜30の置換もしくは無置換のホスフィニル基、例えば、ホスフィニル基、ジオクチルオキシホスフィニル基、ジエトキシホスフィニル基)、ホスフィニルオキシ基(好ましくは、炭素数2〜30の置換もしくは無置換のホスフィニルオキシ基、例えば、ジフェノキシホスフィニルオキシ基、ジオクチルオキシホスフィニルオキシ基)、ホスフィニルアミノ基(好ましくは、炭素数2〜30の置換もしくは無置換のホスフィニルアミノ基、例えば、ジメトキシホスフィニルアミノ基、ジメチルアミノホスフィニルアミノ基)、シリル基(好ましくは、炭素数3〜30の置換もしくは無置換のシリル基、例えば、トリメチルシリル基、tert−ブチルジメチルシリル基、フェニルジメチルシリル基)を表す。
以下に一般式(1)〜(8)で表される紫外線吸収剤の具体例を例示するが、本発明で用いることができる紫外線吸収剤はこれらに限定されるものではない。なお、ここでPhはフェニル基、MeはCH3である。
また、代表的な紫外線吸収剤の構造と、その物性および作用機構については、Andreas Valet著,"Light Stabilizers for Paint", Vincentz出版に記載がある。
次に、本発明の画像形成方法に用いられる感熱転写受像シート(受像シート)について説明する。
(基本構成)
本発明の感熱転写受像シートは、ポリマーラテックスおよび水溶性ポリマーを含有する受容層を支持体上に設けた構造を有する(以下において、本発明の感熱転写受像シートという)。支持体と受容層との間に少なくとも1層の中間層を有していてもよい。本発明においては、該中間層が断熱層(多孔質層)であることが好ましいが、受容層と断熱層との間に、例えば白地調整層、帯電調節層、接着層、プライマー層などの下地層が形成されていてもよく、これらもまた中間層である。
支持体の裏面側にはカール調整層、筆記層、帯電調整層が形成されていることが好ましい。支持体の裏面側の各層の塗布は、ロールコート、バーコート、グラビアコート、グラビアリバースコート等の一般的な方法で行うことができる。
受容層は、インクシートから移行してくる染料を受容し、形成された画像を維持する役割を果たす。本発明の受像シートにおいて、受容層はポリマーラテックスを含有する。受容層は1層でも2層以上でもよい。また、受容層は後述する水溶性ポリマーを含有することが好ましい。
本発明に用いられるポリマーラテックスについて説明する。
本発明の感熱転写受像シートにおいて、受容層に用いうるポリマーラテックスは水不溶な塩化ビニルをモノマー単位として含む疎水性ポリマーが微細な粒子として水溶性の分散媒中に分散したものが好ましい。分散状態としては、ポリマーが分散媒中に乳化されているもの、乳化重合されたもの、ミセル分散されたもの、あるいはポリマー分子中に部分的に親水的な構造を持ち分子鎖自身が分子状分散したものなどいずれでもよい。なおポリマーラテックスについては、奥田平,稲垣寛編集,「合成樹脂エマルジョン」,高分子刊行会発行(1978年);杉村孝明,片岡靖男,鈴木聡一,笠原啓司編集,「合成ラテックスの応用」,高分子刊行会発行(1993年);室井宗一著,「合成ラテックスの化学」,高分子刊行会発行(1970年);三代澤良明監修,「水性コーティング材料の開発と応用」,シーエムシー出版(2004年)および特開昭64−538号公報などに記載されている。分散粒子の平均粒子サイズは、好ましくは1〜50000nm、より好ましくは5〜1000nm程度の範囲である。
分散粒子の粒子サイズ分布に関しては特に制限は無く、広い粒子サイズ分布を持つものでも単分散の粒子サイズ分布を持つものでもよい。
受容層においては、塩化ビニルをモノマー単位として含む共重合体ラテックスが層中の全固形分に占める比率が50%以上であることが好ましい。
Z−1:ベンジルアルコール
Z−2:2,2,4−トリメチルペンタンジオール−1,3−モノイソブチレート
Z−3:2−ジメチルアミノエタノール
Z−4:ジエチレングルコール
1/Tg=Σ(Xi/Tgi)
ここでは、ポリマーはi=1からnまでのn個のモノマー成分が共重合しているとする。Xiはi番目のモノマーの質量分率(ΣXi=1)、Tgiはi番目のモノマーの単独重合体のガラス転移温度(絶対温度)である。ただしΣはi=1からnまでの和をとる。なお、各モノマーの単独重合体ガラス転移温度の値(Tgi)は「Polymer Handbook(3rd Edition)」(J.Brandrup,E.H.Immergut著(Wiley-Interscience、1989))の値を採用できる。
なお、本発明の受像シートにおけるポリマーラテックスは、塗布後に溶媒の一部を乾燥させることにより形成されるゲルまたは乾燥皮膜の状態を含む。
受容層は水溶性ポリマーを含有することが好ましい。本発明に用いることのできる水溶性ポリマーは、天然高分子(多糖類系、微生物系、動物系)、半合成高分子(セルロース系、デンプン系、アルギン酸系)および合成高分子系(ビニル系、その他)であり、以下に述べるポリビニルアルコールを始めとする合成ポリマーや、植物由来のセルロース等を原料とする天然あるいは半合成ポリマーが本発明で使用できる水溶性ポリマーに該当する。なお、本発明における水溶性ポリマーには、前記ポリマーラテックスは含まれない。
本発明においてはゼラチンが好ましい態様の一つである。本発明に用いるゼラチンは分子量10,000〜1,000,000のものを用いることができる。本発明のゼラチンはCl-、SO4 2-等の陰イオンを含んでいてもよいし、Fe2+、Ca2+、Mg2+、Sn2+、Zn2+などの陽イオンを含んでいてもよい。
ゼラチンは水に溶かして添加することが好ましい。
以下に、ポリビニルアルコールについてさらに詳しく説明する。
完全けん化物としては、PVA−105[ポリビニルアルコール(PVA)含有率94.0質量%以上、けん化度98.5±0.5モル%、酢酸ナトリウム含有率1.5質量%以下、揮発分5.0質量%以下、粘度(4質量%、20℃)5.6±0.4CPS]、PVA−110[PVA含有率94.0質量%、けん化度98.5±0.5モル%、酢酸ナトリウム含有率1.5質量%、揮発分5.0質量%、粘度(4質量%、20℃)11.0±0.8CPS]、PVA−117[PVA含有率94.0質量%、けん化度98.5±0.5モル%、酢酸ナトリウム含有率1.0質量%、揮発分5.0質量%、粘度(4質量%、20℃)28.0±3.0CPS]、PVA−117H[PVA含有率93.5質量%、けん化度99.6±0.3モル%、酢酸ナトリウム含有率1.85質量%、揮発分5.0質量%、粘度(4質量%、20℃)29.0±3.0CPS]、PVA−120[PVA含有率94.0質量%、けん化度98.5±0.5モル%、酢酸ナトリウム含有率1.0質量%、揮発分5.0質量%、粘度(4質量%、20℃)39.5±4.5CPS]、PVA−124[PVA含有率94.0質量%、けん化度98.5±0.5モル%、酢酸ナトリウム含有率1.0質量%、揮発分5.0質量%、粘度(4質量%、20℃)60.0±6.0CPS]、PVA−124H[PVA含有率93.5質量%、けん化度99.6±0.3モル%、酢酸ナトリウム含有率1.85質量%、揮発分5.0質量%、粘度(4質量%、20℃)61.0±6.0CPS]、PVA−CS[PVA含有率94.0質量%、けん化度97.5±0.5モル%、酢酸ナトリウム含有率1.0質量%、揮発分5.0質量%、粘度(4質量%、20℃)27.5±3.0CPS]、PVA−CST[PVA含有率94.0質量%、けん化度96.0±0.5モル%、酢酸ナトリウム含有率1.0質量%、揮発分5.0質量%、粘度(4質量%、20℃)27.0±3.0CPS]、PVA−HC[PVA含有率90.0質量%、けん化度99.85モル%以上、酢酸ナトリウム含有率2.5質量%、揮発分8.5質量%、粘度(4質量%、20℃)25.0±3.5CPS](以上、いずれもクラレ(株)製の商品名)などが挙げられる。
受容層における水溶性ポリマーの添加量は、当該受容層全体の1〜25質量%であることが好ましく、1〜10質量%であることがより好ましい。
受容層に含まれる前記水溶性ポリマーは、その一部または全部が架橋剤により架橋されていることが好ましい。
架橋剤としては、アミノ基やカルボキシル基あるいはヒドロキシル基などと反応する基を分子内に複数含有すればよく、水溶性ポリマーの種類に応じて適宜選択して用いられ、架橋剤の種類については特に限定されない。T.H.James著,"THE THEORY OF THE PHOTOGRAPHIC PROCESS FOURTH EDITION"(Macmillan Publishing Co.,Inc.刊、1977年刊),77〜87頁に記載の各方法や、米国特許第4,678,739号明細書第41欄、特開昭59−116655号公報、同62−245261号公報、同61−18942号公報等に記載の架橋剤が使用に適している。無機化合物の架橋剤(例えば、クロムみょうばん、ホウ酸およびその塩)および有機化合物の架橋剤のいずれも好ましい。また、特開2003−231775号公報記載のpHが1〜7であるキレート化剤とジルコニウム化合物とを含む混合水溶液からなる架橋剤を使用していてもよい。
本発明に用いられる架橋剤の使用量としては、水溶性バインダーや架橋剤の種類により変化するが、概ね含まれる構成層の水溶性ポリマー100質量部に対して0.1〜50質量部であることが好ましく、0.5〜20質量部であることがより好ましく、さらには1〜10質量部であることがより好ましい。
また、本発明では耐光性を向上するために受容層に紫外線吸収剤を添加してもよい。このとき、紫外線吸収剤を高分子量化することで受容層に固定でき、インクシートや感熱転写カバーフィルムへの拡散や加熱による昇華・蒸散などを防ぐことができる。
紫外線吸収剤としては、情報記録分野において広く知られている各種紫外線吸収剤骨格を有する化合物を使用することができる。具体的には、2−ヒドロキシベンゾトリアゾール型紫外線吸収剤、2−ヒドロキシベンゾトリアジン型紫外線吸収剤、2−ヒドロキシベンゾフェノン型紫外線吸収剤骨格を有する化合物を挙げることができる。紫外線吸収能(吸光係数)・安定性の観点では、ベンゾトリアゾール型、トリアジン骨格を有する化合物が好ましく、高分子量化・ラテックス化の観点ではベンゾトリアゾール型、ベンゾフェノン型の骨格を有する化合物が好ましい。具体的には、特開2004−361936号公報などに記載された紫外線吸収剤を用いることができる。
紫外線吸収剤をグラフトしたポリマーをラテックス化する場合、前記の染着性受容ポリマーのラテックスと混合してから塗布することで紫外線吸収剤が均一に分散した受容層を形成することができる。
本発明においては、受容層中に乳化分散物(乳化物)を含有することが好ましい。特にポリマーラテックスを使用する場合に好ましい。
ここで、「乳化」とは、一般的に用いられる定義に従うものである。例えば、化学大辞典(共立出版株式会社)によれば「乳化」とは「ある液体の中にこれと溶け合わない別の液体が細粒として分散し、エマルジョンを生成する現象」としている。また、「乳化分散物」とは「液体の小滴であって、それを溶かさない他の液体中に分散したもの」をいう。本発明において、好ましい「乳化分散物」は「水中に分散した油滴分散物」である。本発明の受像シートにおいて乳化分散物の含有量は、受像シート中に0.03g/m2〜25.0g/m2含まれることが好ましく、1.0g/m2〜20.0g/m2含まれることが好ましい。
さらに該乳化分散物中に画像堅牢化剤、紫外線吸収剤を含有することが好ましい。これらの化合物は、特開2004−361936号公報に記載の一般式(B)、(Ph)、(E−1)〜(E−3)、(TS−I)〜(TS−VII)、(TS−VIIIA)、(UA)〜(UE)のいずれかで表される化合物が好ましくい。また水不溶かつ有機溶媒可溶性の単独もしくは共重合体(特開2004−361936号公報の段落番号0208〜0234に記載化合物が好ましい)を含有してもよい。
また、受容層には、画像形成時にインクシートとの熱融着を防ぐために、離型剤を配合することもできる。離型剤は、シリコーンオイル、リン酸エステル系可塑剤フッ素系化合物を用いることができるが、特にシリコーンオイルが好ましく用いられる。シリコーンオイルとしては、エポキシ変性、アルキル変性、アミノ変性、カルボキシル変性、アルコール変性、フッ素変性、アルキルアラルキルポリエーテル変性、エポキシ・ポリエーテル変性、ポリエーテル変性等の変性シリコーンオイルが好ましく用いられるが、中でもビニル変性シリコーンオイルとハイドロジェン変性シリコーンオイルとの反応物がよい。離型剤の添加量は、受容ポリマーに対して0.2〜30質量部が好ましい。
断熱層は、サーマルヘッドを用いた加熱転写時における熱から支持体を保護する役割を果たす。また、高いクッション性を有するので、基材として紙を用いた場合であっても、印字感度の高い感熱転写受像シートを得ることができる。断熱層は1層でも2層以上でもよい。断熱層は、受容層より支持体側に設けられる。
本発明における中空ポリマーとは粒子内部に独立した気孔を有するポリマー粒子であり、例えば、1)ポリスチレン、アクリル樹脂、スチレン−アクリル樹脂等により形成された隔壁内部に水が入っており、塗布乾燥後、粒子内の水が粒子外に蒸発して粒子内部が中空となる非発泡型の中空粒子、2)ブタン、ペンタンなどの低沸点液体を、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステルのいずれかまたはそれらの混合物もしくは重合物よりなる樹脂で覆っており、塗工後、加熱により粒子内部の低沸点液体が膨張することにより内部が中空となる発泡型マイクロバルーン、3)上記の2)をあらかじめ加熱発泡させて中空ポリマーとしたマイクロバルーンなどが挙げられる。
中空ポリマーの粒子サイズは0.1〜20μmが好ましく、0.1〜2μmがより好ましく、0.1〜1μmが特に好ましい。また、中空ポリマーのガラス転移温度(Tg)は70℃以上であることが好ましく、100℃以上であることがより好ましい。
ここで、「有機溶剤に耐性の無い」とは、有機溶剤(メチルエチルケトン、酢酸エチル、ベンゼン、トルエン、キシレンなど)への溶解度が1質量%以下、好ましくは0.5質量%以下であることをいう。例えば前記ポリマーラテックスは、「有機溶剤に耐性の無い樹脂」に含まれる。
断熱層における水溶性ポリマーの添加量は、当該断熱層全体の1〜75質量%であることが好ましく、1〜50質量%であることがより好ましい。
断熱層中の水溶性ポリマーは、架橋剤の種類によっても異なるが、水溶性ポリマーに対して、0.1〜20質量%架橋されていることが好ましく、1〜10質量%架橋されていることがより好ましい。
受容層と断熱層との間には下地層が形成されていてもよく、例えば白地調整層、帯電調節層、接着層、プライマー層が形成される。これらの層については、例えば特許第3585599号公報、特許第2925244号公報などに記載されたものと同様の構成とすることができる。
本発明では、支持体として耐水性支持体を用いることが好ましい。耐水性支持体を用いることで支持体中に水分が吸収されるのを防止して、受容層の経時による性能変化を防止することができる。耐水性支持体としては例えばコート紙やラミネート紙を用いることができる。
前記コート紙は、原紙等のシートに、各種の樹脂、ゴムラテックスまたは高分子材料を片面または両面に塗工した紙であり、用途に応じて、塗工量が異なる。このようなコート紙としては、例えば、アート紙、キャストコート紙、ヤンキー紙等が挙げられる。
(ロ)エステル結合を有する熱可塑性樹脂である。例えば、ジカルボン酸成分(これらのジカルボン酸成分にはスルホン酸基、カルボキシル基等が置換していてもよい)と、アルコール成分(これらのアルコール成分には水酸基などが置換されていてもよい)との縮合により得られるポリエステル樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリブチルアクリレート等のポリアクリル酸エステル樹脂またはポリメタクリル酸エステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレンアクリレート樹脂、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体樹脂、ビニルトルエンアクリレート樹脂等が挙げられる。
具体的には、特開昭59−101395号公報、同63−7971号公報、同63−7972号公報、同63−7973号公報、同60−294862号公報などに記載のものを挙げることができる。
また、市販品としては、東洋紡(株)製のバイロン290、バイロン200、バイロン280、バイロン300、バイロン103、バイロンGK−140、バイロンGK−130;花王(株)製のタフトンNE−382、タフトンU−5、ATR−2009、ATR−2010;ユニチカ(株)製のエリーテルUE3500、UE3210、XA−8153、KZA−7049、KZA−1449;日本合成化学(株)製のポリエスターTP−220、R−188;星光化学工業(株)製のハイロスシリーズの各種熱可塑性樹脂(いずれも商品名)等が挙げられる。
(ニ)ポリアミド樹脂、尿素樹脂等が挙げられる。
(ホ)ポリスルホン樹脂等が挙げられる。
(ヘ)ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル−プロピオン酸ビニル共重合体樹脂等が挙げられる。
(ト)ポリビニルブチラール等の、ポリオール樹脂、エチルセルロース樹脂、酢酸セルロース樹脂等のセルロース樹脂等が挙げられる。
(チ)ポリカプロラクトン樹脂、スチレン−無水マレイン酸樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリエーテル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。
なお、前記熱可塑性樹脂は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記ラミネート紙は、原紙等のシートに、各種の樹脂、ゴムまたは高分子シートまたはフィルム等をラミネートした紙である。前記ラミネート材料としては、例えば、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリメタクリレート、ポリカーボネート、ポリイミド、トリアセチルセルロース等が挙げられる。これらの樹脂は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
なお、これらのシートまたはフィルムには、白色反射性を与える処理を行ってもよい。このような処理方法としては、例えば、これらのシートまたはフィルム中に酸化チタンなどの顔料を配合する方法が挙げられる。
支持体がそのまま露出していると環境中の湿度・温度により感熱転写受像シートがカールしてしまうことがあるため、支持体の裏面側にカール調整層を形成することが好ましい。カール調整層は、受像シートのカールを防止するだけでなく防水の役割も果たす。カール調整層には、ポリエチレンラミネートやポリプロピレンラミネート等が用いられる。具体的には、例えば特開昭61−110135号公報、特開平6−202295号公報などに記載されたものと同様にして形成することができる。
筆記層・帯電調整層には、無機酸化物コロイドやイオン性ポリマー等を用いることができる。帯電防止剤として、例えば第四級アンモニウム塩、ポリアミン誘導体等のカチオン系帯電防止剤、アルキルホスフェート等のアニオン系帯電防止剤、脂肪酸エステル等のノニオン系帯電防止剤など任意のものを用いることができる。具体的には、例えば特許第3585585号明細書などに記載されたものと同様にして形成することができる。
本発明の感熱転写受像シートは、各層をロールコート、バーコート、グラビアコート、グラビアリバースコート等の一般的な方法で塗布し、これを乾燥させることで作製することができる。
また、本発明の感熱転写受像シートは、受容層および断熱層を支持体上に同時重層塗布することでも形成することができる。
支持体上に複数の機能の異なる複数の層(気泡層、断熱層、中間層、受容層など)からなる多層構成の受像シートを製造する場合、特開2004−106283号、同2004−181888号、同2004−345267号等の各公報に示されている如く各層を順次塗り重ねていくか、あらかじめ各層を支持体上に塗布したものを張り合わせることにより製造することが知られている。一方、写真業界では例えば複数の層を同時に重層塗布することにより生産性を大幅に向上させることが知られている。例えば特開米国特許第2,761,791号、同第2,681,234号、同第3,508,947号、同第4,457,256号、同第3,993,019号、特開昭63−54975号、特開昭61−278848号、同55−86557号、同52−31727号、同55−142565号、同50−43140号、同63−80872号、同54−54020号、特開平5−104061号、同5−127305号、特公昭49−7050号の公報または明細書やEdgar B. Gutoffら著,「Coating and Drying Defects:Troubleshooting Operating Problems」,John Wiley&Sons社,1995年,101〜103頁などに記載のいわゆるスライド塗布(スライドコーティング法)、カーテン塗布(カーテンコーティング法)といわれる方法が知られている。
本発明では、上記同時重層塗布を多層構成の受像シートの製造に用いることにより、生産性を大幅に向上させると同時に画像欠陥を大幅に減少させることができる。
本発明では米国特許2,761,791号明細書に記載の方法で支持体上に複数の層の積層体を形成した後速やかに固化させることが好ましい。一例として樹脂により固化する多層構成の場合、支持体上に複数の層を形成した後すばやく温度を上げることが好ましい。またゼラチンなど低温でゲル化するバインダーを含む場合には支持体上に複数の層を形成した後すばやく温度を下げることが好ましい場合もある。
本発明においては多層構成を構成する1層あたりの塗布液の塗布量は1g/m2〜500g/m2の範囲が好ましい。多層構成の層数は2以上で任意に選択できる。受容層は支持体から最も遠く離れた層として設けられることが好ましい。
画像形成は、感熱転写カバーフィルムとインクシートとを重ね合わせて、インクシート側より熱エネルギーを付与するによってインクシート中のインクを感熱転写カバーフィルムの受容層に転写することにより行われる。
本発明は、感熱転写記録方式を利用したプリンター、複写機などに利用することができる。
(感熱転写カバーフィルムD1の作製)
支持体として裏面に熱硬化アクリル樹脂(厚み1μm)により耐熱滑性処理が施された厚み6.0μmのポリエステルフィルム(ルミラー、商品名、(株)東レ製)を使用し、フィルムの表面側に下記組成の透明樹脂層塗工液を固形分基準で1g/m2の割合となるように塗工および乾燥して、透明樹脂層を形成した。
<透明樹脂層塗工液>
アクリルシリコーングラフト樹脂 60質量部
(XSA−100、商品名、東亜合成(株)製)
下記の紫外線吸収剤1 20質量部
メチルエチルケトン 20質量部
トルエン 20質量部
<接着剤層塗工液>
塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体 30質量部
(VYLF、商品名、UCC製、Tg=68℃、重合度220)
マイクロシリカ 0.4質量部
メチルエチルケトン 35質量部
トルエン 35質量部
染料 5.5質量部
(マクロレックスイエロー6G、商品名、バイエル(株)社製)
ポリビニルブチラール樹脂 4.5質量部
(エスレックBX−1、商品名、積水化学工業(株)製)
メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 90質量部
<マゼンタ塗工液>
マゼンタ染料(ディスパーズレッド60) 5.5質量部
ポリビニルブチラール樹脂 4.5質量部
(エスレックBX−1、商品名、積水化学工業(株)製)
メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 90質量部
<シアン塗工液>
シアン染料(ソルベントブルー63) 5.5質量部
ポリビニルブチラール樹脂 4.5質量部
(エスレックBX−1、商品名、積水化学工業(株)製)
メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 90質量部
感熱転写カバーフィルムD1で用いた紫外線吸収剤1の代わりに等モル量の下記の紫外線吸収剤2を用いた以外は、感熱転写カバーフィルムD1と同様にして作製した。
感熱転写カバーフィルムD1で用いた紫外線吸収剤1の代わりに等モル量の下記の紫外線吸収剤3を用いた以外は、感熱転写カバーフィルムD1と同様にして作製した。
感熱転写カバーフィルムD1において紫外線吸収剤1を除いた以外は、感熱転写カバーフィルムD1と同様にして作製した。
(感熱転写受像シートR101の作製)
支持体として合成紙(ユポFPG200、厚さ200μm、商品名、(株)ユポ・コーポレーション製)を用い、この一方の面に下記組成の受容層塗工液101を4.0g/m2となるように塗布し、自然乾燥を行った後に、40℃・相対湿度70%で10時間静置した。
塩化ビニル系ポリマーラテックス 50質量部
(日信化学工業 (株) 製 ビニブラン900)
塩化ビニル系ポリマーラテックス 10質量部
(日信化学工業 (株) 製 ビニブラン276改1)
ゼラチン 2.5質量部
マイクロクリスタリンワックス
(日本精鑞 (株) 製 EMUSTAR042X) 5質量部
水 8質量部
NaOH pHを8にするのに必要な量
感熱転写受像シートR101で用いた受容層塗工液101を下記の受容層塗工液102に変更した以外は、感熱転写受像シートR101と同様にして作製した。
塩化ビニル系ポリマーラテックス 50質量部
(日信化学工業 (株) 製 ビニブラン900)
塩化ビニル系ポリマーラテックス 10質量部
(日信化学工業 (株) 製 ビニブラン276改1)
ポリビニルアルコール 2.5質量部
マイクロクリスタリンワックス
(日本精鑞 (株) 製 EMUSTAR042X) 5質量部
水 8質量部
NaOH pHを8にするのに必要な量
感熱転写受像シートR101で用いた受容層塗工液101を下記の受容層塗工液103に変更した以外は、感熱転写受像シートR101と同様にして作製した。
ポリエステル系ポリマーラテックス 60質量部
(東洋紡 (株) 製 バイロナールMD1200)
ゼラチン 2.5質量部
マイクロクリスタリンワックス
(日本精鑞 (株) 製 EMUSTAR042X) 5質量部
水 8質量部
NaOH pHを8にするのに必要な量
製造例1で作製した感熱転写カバーフィルムD1〜D4と製造例2で作製した感熱転写受像シートR101〜R103とを、感熱転写カバーフィルムの感熱接着剤層と感熱転写受像シートの受容層とが接するように重ね合わせ、感熱転写カバーフィルムの背面側からサーマルヘッドを使用し、サーマルヘッドの出力0.25W/ドット、パルス幅0.15〜15m秒、ドット密度6ドット/mmの条件で印字を行って、感熱転写受像シートの受容層に色素を染着させた。次に、上記のようにして得られた記録済みの感熱転写受像シートを14日間、Xeライト (17000ルクス) で照射し、光堅牢性試験を行った。光堅牢性の評価は、ステータスA反射濃度1.0を示す部分の照射後のステータスA反射濃度を測定し、照射前の反射濃度1.0に対するイエロー、マゼンタ、シアンの平均残存率(百分率)を求めることにより行った。下記表1には色素の残存率を示した。
(乳化分散物Aの調製)
高沸点溶媒(下記のSolv−5)を11.0g、下記のKF−96(信越化学(株)製)を9g、下記のEB−9を15.5g、下記のB−47を7.5g、および酢酸エチルを20ml混合し、得られた溶液を1gのドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを含む20質量%ゼラチン水溶液250g中に高速攪拌乳化機 (ディゾルバー) で乳化分散し、水を加えて380gの乳化物Aを調製した。
感熱転写受像シートR101で用いた受容層塗工液101を下記の受容層塗工液201に変更した以外は、感熱転写受像シートR101と同様にして作製した。
<受容層塗工液201>
塩化ビニル系ポリマーラテックス 50質量部
(日信化学工業(株)製、ビニブラン900)
塩化ビニル系ポリマーラテックス 10質量部
(日信化学工業(株)製、ビニブラン276改1)
上記乳化分散物A 3.5質量部
(乳化物A中に水溶性ポリマーであるゼラチンが含まれている)
マイクロクリスタリンワックス 5質量部
(日本精鑞(株)製、EMUSTAR042X)
水 8質量部
NaOH pHを8にするのに必要な量
感熱転写受像シートR101で用いた受容層塗工液101を下記の受容層塗工液202に変更した以外は、感熱転写受像シートR101と同様に作製した。
ポリエステル系ポリマーラテックス 60質量部
(東洋紡(株)製、バイロナールMD1200)
上記乳化分散物A 3.5質量部
(乳化物A中に水溶性ポリマーであるゼラチンが含まれている)
マイクロクリスタリンワックス 5質量部
(日本精鑞(株)製、EMUSTAR042X)
水 8質量部
NaOH pHを8にするのに必要な量
製造例1で作製した感熱転写カバーフィルムD1〜D4と製造例3で作製した感熱転写受像シートR201、R202とを用いて、実施例1と同様にして画像形成を行い、光堅牢性の評価を行った。その結果を下記表2に示す。
感熱転写受像シートR201に対して、新たに下記の中間層塗工液301を用いて支持体と受容層の間に中間層を塗設した以外は、感熱転写受像シートR201と同様に作製した。
中空ポリマーラテックス 150質量部
(日本ゼオン(株)製、MH5055)
(外径0.5μmの中空構造ポリマーの水分散体)
10%ゼラチン水溶液 90質量部
NaOH pHを8にするのに必要な量
感熱転写受像シートR202に対して、新たに上記の中間層塗工液301を用いて支持体と受容層の間に中間層を塗設した以外は、感熱転写受像シートR202と同様に作製した。
製造例1で作製した感熱転写カバーフィルムD1〜D3と、製造例4で作製した感熱転写シートR301およびR302、製造例3で作製したR201とを用いて、実施例1と同様にして画像を形成して、光堅牢性の評価を行った。結果を表3に示し、イエロー、マゼンタ、シアンの平均最大転写濃度(Dmax)も併記した。
(乳化分散物Bの作成)
高沸点溶媒(上記のSolv−5)を13.5g 、上記のEB−9を19g、上記のB−47を9g、および酢酸エチルを20ml混合し、得られた溶液を1gのドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを含む20質量%ゼラチン水溶液250g中に高速攪拌乳化機 (ディゾルバー) で乳化分散し、水を加えて380の乳化物Bを調製した。
感熱転写受像シートR201に対して、新たに下記の中間層塗工液401を用いて支持体と受容層の間に中間層を塗設した以外は、感熱転写受像シートR201と同様にして作製した。
中空ポリマーラテックス 150質量部
(日本ゼオン(株)製、MH5055)
(外径0.5μmの中空構造ポリマーの水分散体)
10%ゼラチン水溶液 50質量部
上記乳化物B 60質量部
NaOH pHを8にするのに必要な量
感熱転写受像シートR202に対して、新たに上記の中間層塗工液401を用いて支持体と受容層の間に中間層を塗布した以外は、感熱転写受像シートR202と同様にして作製した。
製造例1で作製した感熱転写カバーフィルムD1〜D3と、製造例5で作製した感熱転写シートR401、R402とを用いて、実施例1と同様にして画像を形成して、光堅牢性の評価を行った。その結果を下記表4に示す。
(支持体501の作製)
アカシアからなるLBKP(広葉樹晒クラフトパルプ)50質量部およびアスペンからなるLBKP50質量部をそれぞれディスクリファイナーによりカナディアンフリーネス300mlに叩解し、パルプスラリーを調製した。
得られたパルプスラリーに、対パルプ当り、カチオン変性でんぷん(日本NSC製CAT0304L)1.3%、アニオン性ポリアクリルアミド(星光PMC製 DA4104)0.15%、アルキルケテンダイマー(荒川化学(株)製サイズパインK)O.29%、エポキシ化ベヘン酸アミド0.29%、ポリアミドポリアミンエピクロロヒドリン(荒川化学(株)製:アラフィックス100)0.32%を加えた後、消泡剤0.12%を加えた。
製造例5の感熱転写受像シートR401、R402の製造方法において、支持体を合成紙から上記の支持体501に変更した以外は、同様にして感熱転写受像シートR501、R502を作製した。
製造例6で作製した感熱転写受像シートR501、R502とを用いて得られた画像は、R401、R402を用いて得られた画像と比較して、粒状性が細かく、白地がより白かった。
Claims (6)
- 基材フィルム上に透明樹脂層を剥離可能に設け、さらにその上に、紫外線吸収剤を含有する感熱接着剤層を設けてなる感熱転写カバーフィルムと、ポリマーラテックスおよび水溶性ポリマーを含有する受容層を支持体上に設けた感熱転写受像シートとを、該感熱転写カバーフィルムの感熱接着剤層と該感熱転写受像シートの受容層とが対向するように重ね合わせ、該感熱転写カバーフィルムの基材フィルム側からサーマルヘッドにより加熱し、加熱部分の透明樹脂層を該感熱転写受像シートに転写・接着させ、加熱部分以外の透明樹脂層を該基材フィルムと共に該感熱転写受像シートから剥離する工程を含むことを特徴とする画像形成方法。
- 前記感熱転写受像シートが、さらに乳化分散物を含有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
- 前記感熱転写受像シートが、さらに中空ポリマーを含有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成方法。
- 前記乳化分散物が、前記感熱転写受像シートの受容層に含まれることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成方法。
- 前記感熱転写受像シートが、支持体と受容層との間に乳化分散物を含有する中間層を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成方法。
- 前記感熱転写カバーフィルムが、支持体上に拡散転写染料を含む色素層を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成方法。
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