JP2007226851A - ヘッド・サスペンション、ロード・ビーム、及びロード・ビームの製造方法 - Google Patents

ヘッド・サスペンション、ロード・ビーム、及びロード・ビームの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】曲げ部に対応した部分で箱曲げ部に成形時の肉余り現象による突起、バリの発生を抑制可能とする。
【解決手段】 ロード・ビーム本体9の先端部分に曲げ部17を介して傾斜形成された傾斜部11と、傾斜部11から突設されてガイド部に摺動ガイドされるタブ13と、ロード・ビーム本体9の側縁部から傾斜部11の側縁部側に至る箱曲げ部15とを備え、部分9a,11a,13a,15aを平板状態のロード・ビーム半製品3aとして形状成形する前工程と、ロード・ビーム本体9に、傾斜部11とタブ13と箱曲げ部15とを形成してロード・ビーム3とする後工程とを備えたロード・ビーム3の製造方法において、前工程で、曲げ部17となる部分17aに対応して後工程での箱曲げ部15の膨出変形を規制するくぼみ19aを設けたことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置に内蔵されるディスク装置のスライダを支持するロード・アンロード用のヘッド・サスペンション、ロード・ビーム、及びロード・ビームの製造方法に関する。
ハード・ディスクを用いる磁気ディスク駆動装置(HDD)のヘッド部においては、高速で回転するハード・ディスク上をスライダが僅かに浮上した状態となり、スライダに内蔵されたトランス・ジューサを介してハード・ディスクに対するデータの記録や再生を行う。このためスライダは、ヘッド・サスペンションによってハード・ディスクから浮上可能な状態に支持されている。
この種の磁気ディスク駆動装置は、ハード・ディスク停止時にスライダをトラック外に退避させるための手段として、ロード・アンロードLUL(Load unload)方式を採用するものが知られている。
LUL方式はランプ・ロード方式とも呼ばれ、ハード・ディスク側方に合成樹脂製のランプ・ブロックを備えている。ハード・ディスク停止時には、ヘッド・サスペンションが退避位置まで移動する間に、ヘッド・サスペンションの先端部分の被ガイド部である所謂タブ(ロード・バー、ランプ接触部、角部等とも称される。)がランプ・ブロックの斜面に摺動ガイドされ、スライダがハード・ディスク上から離間するようになっている。
かかるヘッド・サスペンションでは、耐衝撃性能を向上させるためにますます軽量化が図られ、ロード・ビームも薄板化が進んでいる。このため、ロード・ビームの先端に備えられたタブ側の剛性が低くなる傾向となった。
このようなロード・ビームの薄板化に係わらず、タブ側の剛性を維持するために、ロード・ビームの両縁部に形成される箱曲げ部を、タブ側にまで延設した従来技術がある(特許文献1)。
しかし、かかる従来技術では、箱曲げ部がタブ側に渡る部分で、曲げ成形時にロード・ビームの幅方向(ディスク回転方向前後)外側に膨出して突起が形成され、この突起が金型に干渉して脱落の可能性のあるバリの発生を招く恐れがある。これは、ロード・ビーム本体の先端部分に曲げ部を介して傾斜部が形成され、該傾斜部からタブが突設される構造であるため、ロード・ビームの両縁部に形成される箱曲げ部を、傾斜部側にまで延設すると、曲げ部に対応した部分で箱曲げ部に成形時の肉余り現象が生じるからである。
特開2005−166203号公報 特開2005−116129号公報
解決しようとする問題点は、曲げ部に対応した部分で箱曲げ部に成形時の肉余り現象による突起、バリの発生を招く恐れがある点である。
本発明は、曲げ部に対応した部分で箱曲げ部に成形時の肉余り現象による突起、バリの発生を抑制可能とするため、ロード・ビーム本体と傾斜部と被ガイド部と箱曲げ部となる部分を平板状態のロード・ビーム半製品として形状成形する前工程と、ロード・ビーム本体に、傾斜部と被ガイド部と箱曲げ部とを形成してロード・ビームとする後工程とを備えたロード・ビームの製造方法において、前工程で、曲げ部となる部分に対応して後工程での箱曲げ部の膨出変形を規制する変形規制部を設けた点を最も主要な特徴とする。
本発明のロード・ビーム本体と傾斜部と被ガイド部と箱曲げ部となる部分を平板状態のロード・ビーム半製品として形状成形する前工程と、ロード・ビーム本体に、傾斜部と被ガイド部と箱曲げ部とを形成してロード・ビームとする後工程とを備えたロード・ビームの製造方法において、前工程で、曲げ部となる部分に対応して後工程での箱曲げ部の膨出変形を規制する変形規制部を設けたため、曲げ部に対応した部分で箱曲げ部に成形時の肉余り現象が生じるのを抑制することができる。
曲げ部に対応した部分で箱曲げ部に成形時の肉余り現象を抑制可能にするという目的を、特定箇所の変形規制部により実現した。
[ヘッド・サスペンション]
図1,図2は、ロード・アンロード用のヘッド・サスペンションの要部を示し、図1は、一面側から見た斜視図、図2は側面図である。
図1,図2で示すヘッド・サスペンション1は、本発明の実施例1に係る製造方法により製造されたロード・ビームを備えている。ヘッド・サスペンション1は、ステンレス鋼などの精密な薄板からなり、ばね部を含むロード・ビーム3と、ロード・ビーム3に固定した極薄いステンレス鋼板等のばね性のあるフレキシャ5などを有し、フレキシャ5に図外のスライダが固定され、ヘッド7が構成されている。フレキシャ5はレーザ溶接等によってロード・ビーム3に固定されている。ロード・ビーム3の基部に図外のベース・プレートが設けられている。ロード・ビーム3はベース・プレートを介して図外のキャリッジのアームに固定される。
ロード・ビーム3の材料としては、例えばSUS304あるいはSUS301などのオーステナイト系ステンレス鋼からなる金属板が推奨される。SUS304の成分は、C:0.08%以下、Si:1%以下、Mn:2%以下、P:0.04%以下、S:0.03%以下、Ni:8-10.5%、Cr:18-20%、残りがFeである。
ロード・ビーム3は、ロード・ビーム本体9に、傾斜部11、被ガイド部であるタブ13、箱曲げ部15を備えたものである。
ロードビーム本体9は、平板状に形成されている。傾斜部11は、ロードビーム本体9の先端部分に曲げ部17を介して反ディスク側へ角度αを持って傾斜形成されている。角度αは、傾斜部11がロード・ビーム本体3に対してなす角度である。タブ13は、傾斜部11から突設されて記録再生装置のガイド部に摺動ガイドされる。箱曲げ部15は、ロード・ビーム本体9の側縁部から前記曲げ部17の側縁部を渡って前記傾斜部11の側縁部側に至って形成されている。傾斜部11は、タブ13の基部を支えており、箱曲げ部15が傾斜部11を補強することでタブ13の基部側を補強することができる。
従って、箱曲げ部15により薄板のロード・ビーム3の剛性向上が図られると共に、タブ13側の剛性向上をも図ることができる。
箱曲げ部15には、曲げ部17に対応して成形くぼみ19を備えている。成形くぼみ19は、後述するくぼみ19aに対応するもので、くぼみ19aの成形後の形状となっている。この成形くぼみ19aは、成形後に無くなるような設定にすることも可能である。
成形くぼみ19は、一例として曲げ部17を跨ぐ位置に形成され、箱曲げ部15の縁部21で、幅bを備えている。成形くぼみ19の箱曲げ部15に対する高さ方向の範囲は、箱曲げ部15の高さHよりも小さく、高さh(高さHから成形くぼみ19の高さを除いた残余の寸法)を残す範囲となっている。
[ロード・ビームの製造方法]
図3(a)は、前工程で形成されたロード・ビーム半製品の要部平面図、図3(b)は、後工程により形成されたロード・ビームの要部断面図である。
ロード・ビーム3は、前工程及び後工程からなる製造方法により製造されている。
図3(b)で示すロード・ビーム本体9と傾斜部11とタブ13と箱曲げ部15となる部分として、図3(a)のように、前工程では本体対応部9aと傾斜対応部11aとタブ対応部13aと箱曲げ対応部15aとを平板状態のロード・ビーム半製品3aとして一体に形状成形する。このロード・ビーム半製品3aは、平板のプレス或いはエッチング等により形成することができる。この前工程では、図3(b)で示す曲げ部17となる部分として、図3(a)のように1点鎖線で示す曲げ対応部17aに対応してくぼみ19aを同時に形成する。曲げ対応部17aは、図3(a)においてロード・ビーム本体9の延長線と傾斜部11の延長線との交点となる部分に対応して図3(b)に一点鎖線で示した。くぼみ19aは、後工程での箱曲げ部15の膨出変形を規制する変形規制部として機能し、成形くぼみ19となる。
くぼみ19aは、箱曲げ対応部15aの縁部から面方向にくぼんで形成され、箱曲げ対応部15aの縁部21a側に底辺を有し且つ該箱曲げ対応部15aの面方向所定範囲の三角形状に形成されている。くぼみ19aの位置は、曲げ対応部17aを跨ぐ位置に形成されている。くぼみ19aの寸法は、本体対応部9aの中央線Sを基準に決められ、中央線Sから角度βでくぼみ19aの三角形の開き角度γが設定されている。また、中央線Sからくぼみ19aまでの距離Lが設定されている。
図3(b)のように、後工程では、ロード・ビーム本体9に、傾斜部11とタブ13と箱曲げ部15とをプレス成形してロード・ビーム3を形成する。この後工程では、前記くぼみ19aの存在により箱曲げ部15に成形時の肉余り現象を規制することができる。
従って、箱曲げ部15が傾斜部11の側縁部に渡る部分で、曲げ成形時にロード・ビーム3の幅方向(ディスク回転方向前後)に膨出することがない。このため、膨出による突起部分が金型に衝突することもなく、金型との擦れにより脱落の恐れのあるバリの発生等を招く恐れも抑制することができる。
なお、後工程において、ロード・ビーム本体9に対し傾斜部11とタブ13と箱曲げ部15とをそれぞれ別工程で成形することも可能である。
[くぼみの最適化]
(くぼみの配置)
図4,図5は、くぼみの位置を変えた例を示し、図4(a)、図5(a)は、前工程で形成されたロード・ビーム半製品の要部平面図、図4(b)、図5(b)は、後工程により形成されたロード・ビームの要部断面図である。
図3で示した曲げ対応部17aを跨ぐ位置に形成するくぼみ19a以外に、図4のようにタブ対応部13a寄りの範囲に形成するくぼみ19Aa、或いは図5のように本体対応部9a寄りの範囲に形成するくぼみ19Baとすることができる。図4では、くぼみ19Aaの一方の辺部25Aが、曲げ対応部17aを通り、図5では、くぼみ19Baの一方の辺部25Bが、曲げ対応部17aを通る構成である。
図3,図4のいずれの例でも、成形時に箱曲げ部15の膨出が抑制され、金型との干渉がほとんど無い。図5の例では、多少の膨出があり金型との干渉が見られた。しかし、図5の例でも、くぼみを設けないで成形する場合に比較して金型との擦れによる脱落の恐れのあるバリの発生は抑制することができる。
但し、最適化を望むときは、図3,図4の例のように、くぼみを、曲げ対応部17aを跨ぐ位置を含めてタブ対応部13a寄りの範囲の何れかに形成するのが良い。
(傾斜部角度)
図6は、成形時の肉余りによる潰れ面積と傾斜部角度との関係において、バリの発生、突起の大きさを確認した図表である。
図6において、バリは、箱曲げ部15の肉余りによる膨出変形で金型に擦れて形成される脱落の恐れのあるものであり、突起は、箱曲げ部15に膨出変形で形成されるものである。潰れ面積とは、くぼみがないとき、箱曲げ部15の縁部21での長さ縮小分による寸法と板厚との積であり、くぼみが形成されているとき、くぼみ25,25A、25Bの三角形の頂部での長さ縮小分による寸法と板厚との積である。
図6では、傾斜部11の角度α=8°,14°,15°,19°,26°,32°における潰れ面積(×10−3mm)をくぼみを設けた対策後とくぼみ無しの対策前について示し、バリの発生、突起の大きさの評価を示した。○は、突起が発生せず、バリもほとんど無い状態であり、△は、突起はほとんど無いが、擦れ傷程度のものがある状態、×は、突起、バリ共に大きい状態である。○,△の評価が許容範囲(OK)、×が許容範囲外(NG)とした。
図6において、例えば傾斜部11の角度α=26°のとき、対策前は、潰れ面積6.57であり、バリ発生、突起の大きさ共にNGであるが、対策後は、潰れ面積2.49でバリ発生、突起の大きさの評価は、いずれも△であり、OKであった。
図7は、図6の結果をグラフ化したもので、バリ発生及び突起の大きさの評価を表したグラフである。横軸に傾斜部11の傾斜角度、縦軸に潰れ面積を示す。
図6で示す対策後の評価を、図7のようにプロットすると、○,△,×の配置に傾向が現れた。△は、OKであるため、×に近い△の限界を曲線27で結んだ。
これら図6,図7から明らかなように、最適化を考えると、傾斜部11のロード・ビーム本体9に対する傾斜角度αは、26°以下とするのが良く、さらに15°以下が望ましい。
(剛性)
図8,図9は、くぼみの深さとロード・ビームの剛性との関係を評価した図表及びグラフである。
図8の図表のくぼみ深さ、図9の横軸のくぼみ深さは、図2のh/Hを%で表示したものであり、100%は、くぼみ25が無い状態、0%は、くぼみ25の深さがHであり、hが0の状態である。傾斜角度は、α=8°,15°,26°のそれぞれについて評価した。図9のように各傾斜角αにおいて同様の傾向が得られた。
一般的なヘッド・サスペンションは、一例としてヘッド部のディンプルにおいて2.5gの荷重が働いている。タブ13がランプ・ブロックに乗り上げてアン・ロードするとき、タブ13には2.5gが働くと考えて良い。
このときタブ13を支える傾斜部の変形を防止するためには、1g当たり300mN/mmの剛性が必要となる。従って、一般的なディンプル荷重2.5gでは、750mN/mmの剛性が必要となる。
この剛性750mN/mmを図9に乗せると、直線29となる。この直線29と、縦軸との交点により、変形規制部の範囲であるくぼみの深さは、後工程での成形後に箱曲げ部15の高さ寸法Hに対する成形くぼみ19,19A,19Bの高さ寸法を除いた残余の寸法hが30%以上であることが望ましい。なお、ここで言う成形くぼみ19,19A,19Bの高さは、くぼみ19a,19Aa,19Baの高さとなる。
[実施例1の効果]
本発明実施例1では、ロード・ビーム本体9と傾斜部11とタブ13と箱曲げ部15となる本体対応部9a、傾斜対応部11a、タブ対応部13a、箱曲げ対応部15aを平板状態で形状成形する前工程と、ロード・ビーム本体9に、傾斜部11とタブ13と箱曲げ部15とを形成する後工程とを備えたロード・ビーム3の製造方法において、前工程で、曲げ部17となる曲げ対応部17aに対応して後工程での箱曲げ部15の膨出変形を規制するくぼみ19a,19Aa,19Baを設けたため、曲げ対応部17aで箱曲げ部15に成形時の肉余り現象が生じるのを抑制することができる。
このため、プレス成形時に突起部の発生が抑制され、金型との擦れによる脱落の恐れのあるバリの発生が規制され、脱落による装置の不具合等を抑制することができる。
くぼみ19a,19Aa,19Baは、箱曲げ対応部15aの縁部に形成され、簡単に形成することができる。
くぼみ19a,19Aa,19Baは、箱曲げ対応部15aの縁部側が底辺となる三角形状に形成されたため、折り曲げ形成による肉余りを確実に吸収することができ、しかも、曲げ部17周辺での箱曲げ部15の成形を容易に行わせることができる。
くぼみ19a,19Aaは、曲げ対応部17aを跨ぐ位置を含めて傾斜対応部11a寄りの範囲の何れかに形成されたため、ロード・ビーム3の剛性を確保しつつ、突起、バリの発生を確実に抑制することができる。
成形くぼみ19,19A,19B(くぼみ19a,19Aa,19Ba)の範囲は、後工程での成形後に、箱曲げ部15の高さ寸法Hに対する成形くぼみ19,19A,19Bの高さを除いた残余の寸法hが30%以上であるため、ロード・ビーム3の傾斜部11及びタブ13側の剛性を確実に確保し、ロード・アンロードを的確に行わせることができる。
傾斜部11のロード・ビーム本体9に対する傾斜角度αは、26°以下であるため、突起、バリの発生を確実に抑制することができる。
かかるロード・ビームの製造方法によって製造されたロード・ビーム3は、突起、バリの発生を確実に抑制したものであり、品質の良いヘッド・サスペンション1を得ることができる。
かかるロード・ビーム3を備えたヘッド・サスペンション1は、品質が良く、HDDに組み込んだときに、バリの脱落等による不具合の発生を抑制することができる。
図10は、本発明の実施例2に係り、(a)は、前工程で形成されたロード・ビーム半製品の要部平面図、(b)は、後工程により形成されたロード・ビームの要部断面図である。なお、基本的な構成は実施例と同様であり、同一又は対応する構成部分には同符号又は同符号にCを付して説明する。
ロード・ビーム3Cは、実施例1と同様に前工程及び後工程からなる製造方法により製造されている。
本実施例では、図10(a)のように変形規制部を箱曲げ対応部15Caの縁部から面方向所定範囲のほぼ三角形状の薄肉部19Caとした。薄肉部19Caは、ハーフ・エッチングにより形成している。薄肉部19Caの最適化は、実施例1とほぼ同様である。
図11は、ロード・ビーム3Cのプレス成形後における要部拡大模式図である。
図10の薄肉部19Caは、プレス成形後に図11のようにロード・ビーム3Cの幅方向内側へ凹むように変形して成形薄肉部19Cとなり、実施例1と同様の効果を確認することができた。
なお、成形薄肉部19Cが、ロード・ビーム3Cの幅方向外側へ飛び出す傾向になっても、薄肉のため、金型に強く擦れることもなく、従来に比較して所期の効果を奏することができる。
ロード・アンロード用のヘッド・サスペンションの要部を一面側から見た斜視図である(実施例1)。 ロード・アンロード用のヘッド・サスペンションの要部んぽ側面図である(実施例1)。 (a)は、前工程で形成されたロード・ビーム半製品の要部平面図、(b)は、後工程により形成されたロード・ビームの要部断面図である(実施例1)。 (a)は、前工程で形成されたロード・ビーム半製品の要部平面図、(b)は、後工程により形成されたロード・ビームの要部断面図である。 (a)は、前工程で形成されたロード・ビーム半製品の要部平面図、(b)は、後工程により形成されたロード・ビームの要部断面図である(実施例1)。 成形時の肉余りによる潰れ面積と傾斜部角度との関係において、バリの発生、突起の大きさを確認した図表(実施例1)。 バリ発生及び突起の大きさの評価を表したグラフである(実施例1)。 くぼみの深さとロード・ビームの剛性との関係を評価した図表である(実施例1) くぼみの深さとロード・ビームの剛性との関係を評価したグラフである(実施例1)。 (a)は、前工程で形成されたロード・ビーム半製品の要部平面図、(b)は、後工程により形成されたロード・ビームの要部断面図である(実施例2)。 ロード・ビームのプレス成形後における要部拡大模式図である(実施例2)。
符号の説明
1 ヘッド・サスペンション
3,3A,3B,3C ロード・ビーム
3a,3Aa,3Ba,3Ca ロード・ビーム半製品
9 ロード・ビーム本体
9a 本体対応部(部分)
11 傾斜部
11a 傾斜対応部(部分)
13 タブ(被ガイド部)
13a タブ対応部(部分)
15 箱曲げ部
15a 箱曲げ対応部(部分)
17 曲げ部
17a 曲げ対応部(部分)
19,19A,19B 成形くぼみ
19a,19Aa,19Ba くぼみ(変形規制部)
19C 成形薄肉部
19Ca 薄肉部(変形規制部)

Claims (8)

  1. ロード・ビーム本体の先端部分に曲げ部を介して反ディスク側へ傾斜形成された傾斜部と、該傾斜部から突設されて記録再生装置のガイド部に摺動ガイドされる被ガイド部と、前記ロード・ビーム本体の側縁部から前記曲げ部の側縁部を渡って前記傾斜部の側縁部側に至る箱曲げ部とを備え、
    前記ロード・ビーム本体と傾斜部と被ガイド部と箱曲げ部となる部分を平板状態のロード・ビーム半製品として形状成形する前工程と、
    前記ロード・ビーム本体に、前記傾斜部と被ガイド部と箱曲げ部とを形成してロード・ビームとする後工程とを備えたロード・ビームの製造方法において、
    前記前工程で、前記曲げ部となる部分に対応して後工程での箱曲げ部の膨出変形を規制する変形規制部を設けた
    ことを特徴とするロード・ビームの製造方法。
  2. 請求項1記載のロード・ビームの製造方法であって、
    前記変形規制部は、前記箱曲げ部となる部分の縁部に形成されたくぼみ又は前記箱曲げ部に対応した部分の縁部に形成された薄肉部である
    ことを特徴とするロード・ビームの製造方法。
  3. 請求項1又は2記載のロード・ビームの製造方法であって、
    前記変形規制部は、前記箱曲げ部となる部分の縁部側が底辺となる三角形状に形成された
    ことを特徴とするロード・ビームの製造方法。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のロード・ビームの製造方法であって、
    前記変形規制部は、前記曲げ部となる部分を跨ぐ位置を含めて前記傾斜部となる部分寄りの範囲の何れかに形成された
    ことを特徴とするロード・ビームの製造方法。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載のロード・ビームの製造方法であって、
    前記変形規制部の範囲は、前記後工程での成形後に前記箱曲げ部の高さ寸法に対する成形後の成形変形規制部の寸法を除いた残余の寸法が30%以上となるように形成された
    ことを特徴とするロード・ビームの製造方法。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載のロード・ビームの製造方法であって、
    前記傾斜部の前記ロード・ビーム本体に対する傾斜角度は、26°以下である
    ことを特徴とするロード・ビームの製造方法。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載のロード・ビームの製造方法によって製造されたロードビーム。
  8. 請求項7記載のロード・ビームを備えたヘッド・サスペンション。
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