JP2006150599A - 画像形成装置 - Google Patents

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祐尚 吉池
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Abstract

【課題】 記録ヘッドのノズル面をキャッピングするキャップ部材やノズル面を清掃するワイパーブレードが長手方向で傾いて安定した維持回復動作を行なうことができない。
【解決手段】 キャップ92を保持するキャップホルダ102には長手方向の両端面102a、102bに凸部111を、長手方向と直交する方向の側面102cに凸部112を設け、キャップホルダ102を昇降可能に保持するフレーム部材104には凸部111を案内する案内溝113及び凸部112を案内する案内溝114をそれぞれ形成し、2方向でキャップホルダ102の昇降を案内する。
【選択図】 図5

Description

本発明は画像形成装置に関し、特に記録液の液滴を吐出する液滴吐出ヘッドを備えた画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、プリンタ/ファクシミリ/複写機の複合機などの各種画像形成装置において、記録液を吐出する液滴吐出ヘッドを記録ヘッドとして備えたものにあっては、記録液を吐出する記録ヘッドの性能を維持回復する機構が不可欠である。
このヘッドの性能維持回復機構の主な機能は、インクの自然蒸発によるノズル孔付近の記録液の増粘固着を防止するために密閉性の高いキャップ部材で覆うキャップ機能と、ノズル孔内に発生した気泡などによる吐出不良を記録液を排出することで回復したり、キャップ機能を通じてヘッドのノズルから記録液を吸引する吐出回復機能と、ノズル面に付着し液滴の飛翔状態を変化させる原因となる残留記録液を拭き取るためのワイピング機能などで構成される。
そして、このようなヘッドの性能維持回復動作を行う維持回復機構としては、例えば特許文献1に記載されているように、ノズル面をキャッピングするキャップ部材やノズル面を清掃するワイパー部材をカム等の駆動手段でノズル面に進退移動させるようにしている。
特開2001−253091号公報
このような画像形成装置における維持回復機構においては、ワイパー部材及びキャップ部材がノズル面に進出(通常上昇)したときのノズル面に対する長手方向の傾きを防止するために、ワイパー部材及びキャップ部材を保持する各ホルダの長手方向両側面には、各ホルダを収納保持するフレー部材に形成した溝に係合する突状部を設けるとともに、フレーム部材の溝は終点側にワイパー部材及びキャップ部材をワイピング位置、キャッピング位置にしたときにホルダの突状部が当接するストッパ部とすることで、ワイパー部材及びキャップ部材の長手方向の両端の傾きを規制することが行なわれる。
しかしながら、このように、ワイパー部材を保持するホルダ及びキャップ部材を保持するホルダの長手方向両端面に設けた突状部と各ホルダを保持するフレーム部材の溝とを係合させただけでは、各ホルダをフレーム部材に対して可動にするための隙間が不可欠であることから、各ホルダが長手方向で傾きを発生し易く、各ホルダに搭載したワイパー部材及びキャップ部材がヘッドのノズル面に対して傾きを持って当接して、ノズル面の清掃やキャッピングが不十分になることがあるという課題がある。
また、各ホルダがフレーム部材に設けられた溝に沿って移動するときの終点位置で、各突状部が当接ストッパ部材を設けて強制的に位置修正を行なうようにすると、部品精度と組付け精度を必要とし、部品点数の増加と組付け工数の増加によるコストの増加が発生するという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成でキャップやワイパー部材の傾きを抑制して維持回復動作を安定して行なうことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、キャップ部材を保持するキャップホルダ及びワイパー部材を保持するワイパーホルダの少なくともいずれかと、このホルダを保持するフレーム部材とを備え、ホルダの長手方向両側面及び長手方向と直交する方向の側面には溝部又は凸部を形成し、フレーム部材には前記ホルダの溝部又は凸部に係合する凸部又は溝部を形成して、各ホルダをフレーム部材にノズル面に対して進退可能に保持した構成とした。
ここで、ホルダ又はフレーム部材の凸部は少なくとも2個以上が進退方向に間隔を置いてホルダ又はフレーム部材に一体形成されていることが好ましい。また、ホルダ又はフレーム部材の凸部は円筒形状又は円柱形状であることが好ましい。さらに、ワイパー部材は最も進出した位置がノズル面の清掃を行う位置であることが好ましい。また、キャップ部材でノズル面をキャッピングした状態でノズルから吸引を行う手段を備えていることが好ましい。
本発明に係る画像形成装置によれば、キャップ部材を保持するキャップホルダ及びワイパー部材を保持するワイパーホルダの少なくともいずれかと、このホルダを保持するフレーム部材とを備え、ホルダの長手方向両側面及び長手方向と直交する方向の側面には溝部又は凸部を形成し、フレーム部材にはホルダの溝部又は凸部に係合する凸部又は溝部を形成して、各ホルダをフレーム部材にノズル面に対して進退可能に保持した構成としたので、記録ヘッドのノズル面に対してキャップやワイパー部材の傾きを抑制しながら進退させることできて、キャップの密閉性が向上して吸引動作の安定性が向上し、あるいは、ワイパー部材による清掃を安定して行なうことができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の一例を示す同画像形成装置を前方側から見た斜視説明図である。
この画像形成装置は、装置本体1と、装置本体1に装着した用紙を装填するための給紙トレイ2と、装置本体1に装着され画像が記録(形成)された用紙をストックするための排紙トレイ3とを備え、さらに、装置本体1の前面4の一端部側には、前面4から前方側に突き出し、上面5よりも低くなったカートリッジ装填部6を有し、このカートリッジ装填部6の上面に操作キーや表示器などの操作部7を配置している。カートリッジ装填部6にはインクカートリッジ10が交換可能に装着され、また、開閉可能な前カバー8を有している。
次に、この画像形成装置の機構部について図2及び図3をも参照して説明する。なお、図2は同機構部の全体構成を説明する概略構成図、図3は同機構部の要部平面説明図である。
フレーム21を構成する左右の側板21A、21Bに横架したガイド部材であるガイドロッド31とステー32とでキャリッジ23を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによって図3で矢示方向(キャリッジ走査方向:主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ33には、記録液の液滴(インク滴)を吐出するための液滴吐出ヘッドであるインクジェットヘッドからなる複数の記録ヘッド34を複数のノズルを主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
ここで、記録ヘッド34は、例えば、イエロー(Y)の液滴を吐出する記録ヘッド34y、マゼンタ(M)の液滴を吐出する記録ヘッド34m、シアン(C)の液滴を吐出する記録ヘッド34c、ブラック(Bk)の液滴を吐出する記録ヘッド34bとで構成している。なお、「記録ヘッド34」というときは色を区別しないものとする。ヘッド構成は、これらの例に限るものではなく、1又は複数の色の液滴を吐出する1又は複数のノズル列を有する記録ヘッドを1又は複数用いて構成することもできる。また、この画像形成装置ではインクとして8mPa・s〜20mP・sの高粘度の記録液を使用している。
記録ヘッド34を構成する液滴吐出ヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するためのエネルギー発生手段として備えたものなどを使用できる。
また、キャリッジ33には、各記録ヘッド34にそれぞれ各色の記録液を供給するための各色のサブタンク35y、35m、35c、35k(色を区別しない場合は「サブタンク35」という。)を搭載している。このサブタンク35には各色の記録液供給チューブ37を介して前述した各色のインクカートリッジ10(各色を区別する場合には、「インクカートリッジ10y、10m、10c、10k」という。)から記録液を供給するようにしている。
ここで、インクカートリッジ10は、図3にも示すように、カートリッジ装填部6に収納され、このカートリッジ装填部6にはインクカートリッジ10内の記録液を送液するための供給ポンプユニット23が設けられている。また、インクカートリッジ装填部6からサブタンク35に至るまでの記録液供給チューブ37は這い回しの途中でフレーム21を構成する後板21Cに本体側ホルダ25にて固定保持されている。さらに、キャリッジ33上でも固定リブ26にて固定されている。
一方、給紙トレイ2の用紙積載部(底板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)43及び給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44を備え、この分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙42を記録ヘッド34の下方側で搬送するための搬送部として、用紙42を静電吸着して搬送するための搬送ベルト51と、給紙部からガイド45を介して送られる用紙42を搬送ベルト51との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ52と、略鉛直上方に送られる用紙42を略90°方向転換させて搬送ベルト51上に倣わせるための搬送ガイド53と、押さえ部材54で搬送ベルト51側に付勢された先端加圧コロ55とを備えている。また、搬送ベルト51表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。
ここで、搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ57とテンションローラ58との間に掛け渡されて、図3のベルト搬送方向に周回するように構成している。帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に各2.5Nをかけている。
また、搬送ベルト51の裏側には、記録ヘッド54による印写領域に対応してガイド部材61を配置している。このガイド部材61は、上面が搬送ベルト51を支持する2つのローラ(搬送ローラ57とテンションローラ58)の接線よりも記録ヘッド34側に突出している。これにより、搬送ベルト51は印写領域ではガイド部材61の上面にて押し上げられてガイドされるので、高精度な平面性を維持される。
さらに、記録ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪71と、排紙ローラ72及び排紙コロ73とを備え、排紙ローラ72の下方に排紙トレイ3を備えている。ここで、排紙ローラ72と排紙コロ73との間から排紙トレイ3までの高さは排紙トレイ3にストックできる量を多くするためにある程度高くしている。
また、装置本体1の背面部には両面給紙ユニット81が着脱自在に装着されている。この両面給紙ユニット81は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ52と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面給紙ユニット81の上面には手差し給紙部82を設けている。
さらに、図3に示すように、キャリッジ33の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構91を配置している。
この維持回復機構91には、記録ヘッド34の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)92a〜92d(区別しないときは「キャップ92」という。)と、ノズル面をワイピングする(清掃する)ためのワイパー部材であるワイパーブレード93と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け94及びこの空吐出受け94に一体形成され、ワイパーブレード93に付着した記録液を除去するための清掃部材であるワイパークリーナ95と、ワイパーブレード93のクリーニング時にワイパーブレード93をワイパークリーナ95側に押し付けるクリーナ手段を構成するクリーナコロ96などを備えている。
そして、この維持回復機構91による維持回復動作で生じる記録液の廃液、キャップ92に排出されたインク、あるいはワイパーブレード93に付着してワイパークリーナ95で除去されたインク、空吐出受け94に空吐出されたインクは、図2に仮想線で示す廃液タンク100に排出されて収容される。
また、図3に示すように、キャリッジ33の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け98を配置し、この空吐出受け98には記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口99などを備えている。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図4を参照して説明する。なお、同図は同制御部の全体ブロック説明図である。
この制御部280は、装置全体の制御を司るCPU281と、CPU281が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM282と、画像データ等を一時格納するRAM283と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための不揮発性メモリ(NVRAM)284と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC285とを備えている。
また、この制御部280は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行うためのI/F286と、記録ヘッド34を駆動制御するためのヘッド駆動制御部287及びヘッドドライバ288と、主走査モータ290を駆動するための主走査モータ駆動部291と、副走査モータ292を駆動するための副走査モータ駆動部293、維持回復機構91のキャップ92やワイパーブレード93を昇降(上下動)させるとともに図示しない吸引ポンプを作動させるモータ294を駆動するための維持回復機構駆動部295と、図示しない各種センサからの検知信号を入力するためのI/O296などを備えている。この制御部280には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行うための操作パネル297(操作部7)が接続されている。
制御部280は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト側からの印刷データ等をケーブル或いはネットを介してI/F286で受信する。
そして、CPU281は、I/F286に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC285にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行ってヘッド駆動制御部287に画像データを転送する。なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成は、例えばROM282にフォントデータを格納して行っても良いし、ホスト側のプリンタドライバで画像データをビットマップデータに展開してこの装置に転送するようにしても良い。
ヘッド駆動制御部287は、記録ヘッド34の1行分に相当する画像データ(ドットパターンデータ)を受け取ると、この1行分のドットパターンデータを、クロック信号に同期して、ヘッドドライバ288にシリアルデータで送出し、また所定のタイミングでラッチ信号をヘッドドライバ288に送出する。
このヘッド駆動制御部287は、駆動波形(駆動信号)のパターンデータを格納したROM(ROM282で構成することもできる。)と、このROMから読出される駆動波形のデータをD/A変換するD/A変換器を含む波形生成回路及びアンプ等で構成される駆動波形発生回路を含む。
また、ヘッドドライバ288は、ヘッド駆動制御部287からのクロック信号及び画像データであるシリアルデータを入力するシフトレジスタと、シフトレジスタのレジスト値をヘッド駆動制御部287からのラッチ信号でラッチするラッチ回路と、ラッチ回路の出力値をレベル変化するレベル変換回路(レベルシフタ)と、このレベルシフタでオン/オフが制御されるアナログスイッチアレイ(スイッチ手段)等を含み、アナログスイッチアレイのオン/オフを制御することで駆動波形に含まれる所要の駆動波形を選択的に記録ヘッド34のアクチュエータ手段に印加してヘッドを駆動する。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙トレイ2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド45で案内され、搬送ベルト51とカウンタローラ52との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド53で案内されて先端加圧コロ55で搬送ベルト51に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御回路によって高圧電源から帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に静電的に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ33は維持回復機構91側に移動されて、キャップ92で記録ヘッド34がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ92で記録ヘッド34をキャッピングした状態で図示しない吸引ポンプによってノズルから記録液を吸引し(「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という。)し、増粘した記録液や気泡を排出する回復動作を行ない、ワイパーブレード93でノズル面をワイピングして清掃する。また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行う。これによって、記録ヘッド34の安定した吐出性能を維持する。
このとき維持回復機構91のノズル吸引などで生じる液体状の廃液は図示しない吸引ポンプに接続した廃液チューブから廃液タンク100に排出される。また、ワイパーブレード93に付着してワイパークリーナ95で除去されたインクは空吐出受け94に掻き落とされて増粘し、同様に空吐出受け94に空吐出されたインクも増粘して、空吐出受け94の下部から廃液タンク100に排出される。
そこで、維持回復機構91におけるキャップ92及びワイパーブレード93の上下動案内機構について図5ないし図7をも参照して説明する。なお、図5は同維持回復機構91の模式的正面説明図、図6は同じく図5の右側面説明図、図7は同じく図5の左側面説明図である。
この維持回復機構91において、記録ヘッド34の液滴を吐出するノズルを形成したノズル面34aをキャッピングするための各キャップ92はキャップホルダ102に保持し、また、ワイパーブレード93はブレードホルダ103保持して、これらのキャップホルダ102及びワイパーブレード93は維持回復機構91のフレーム104に上下方向(記録ヘッド34のノズル面34aに対して進退する方向、矢示AB方向)に移動可能(昇降可能)に保持している。
ここで、図8及び図9に示すように、キャップホルダ102の長手方向(1つのヘッドのノズル並び方向、副走査方向)の両端面102a、102bには、円柱状(又は円筒状、楕円状、楕円筒状でもよい。)の凸部111を、上下2箇所にホルダ102と一体形成で設けている。また、キャップホルダ102の長手方向と直交する方向の側面102cにも円柱状(又は円筒状、楕円状、楕円筒状でもよい。)の凸部112を、上下2箇所にホルダ102と一体形成で設けている。なお、凸部111,112はホルダ102に別体で設けることもできる。
そして、フレーム部材104には、図5及び図6に示すように、このキャップホルダ102の長手方向両端面102a、102bに設けた凸部111が係合する案内溝113を上下方向に形成するとともに、キャップホルダ102の側面102cに設けた凸部112が係合する案内溝114を上下方向に形成している。
同様に、図9及び図10に示すように、ワイパーホルダ103の長手方向(1つのヘッドのノズル並び方向、副走査方向)の両端面103a、103bには、円柱状(又は円筒状、楕円状、楕円筒状でもよい。)の凸部116を、上下2箇所にホルダ103と一体形成で設けている。また、ワイパーホルダ103の長手方向と直交する方向の側面103cにも円柱状(又は円筒状、楕円状、楕円筒状でもよい。)の凸部117を、上下2箇所にホルダ103と一体形成で設けている。なお、凸部116、117はホルダ103に別体で設けることもできる。
そして、フレーム部材104には、図5及び図7に示すように、このワイパーホルダ103の長手方向両端面103a、103bに設けた凸部116が係合する案内溝118を上下方向に形成するとともに、ワイパーホルダ103の側面103cに設けた凸部117が係合する案内溝119を上下方向に形成している。
ここで、各ホルダ102、103の凸部111、112、116、117はフレーム部材104の案内溝113、114、118,119の寸法に対して精度良く形成し、また、フレーム部材104の案内溝113、114、118,119は垂直方向に精度良く形成している。また、各ホルダ102、103の凸部111、112、116、117は上下に間隔を置いて配置することで各ホルダ102、103の傾きを防止し、円柱状(又は円筒状、楕円状、楕円筒状でもよい。)に形成することで摺動負荷が軽減される。
したがって、図示しない例えばモータ294を駆動して図示しないカムを用いた駆動機構によってキャップホルダ102を上昇させてキャップ92で記録ヘッド34のノズル面34aをキャッピングするとき、キャップホルダ102は2つの方向に設けた凸部111及び凸部112がフレーム部材104の案内溝113、114で案内されて上昇する。
このとき、キャップホルダ102は2つの方向に設けた凸部111及び凸部112が案内されることでキャップ92の長手方向の傾きが抑制されて上昇し、キャップ92によって記録ヘッド34のノズル面34aを確実にキャッピングし、これによってノズル吸引などの維持回復動作を安定して行うことができる。
そして、記録ヘッド34のノズル面34aをキャップ92でキャッピングしてノズル吸引を行なった後、キャップホルダ102が下降してキャップ92が記録ヘッド34のノズル面34aから離間し、次いで、ワイパーホルダ103が上昇し、このときワイパーホルダ103も2つの方向に設けた凸部116及び凸部117がフレーム部材104の案内溝118、119で案内されて上昇する。
このとき、ワイパーホルダ103は2つの方向に設けた凸部116及び凸部117が案内されることでワイパーブレード93の傾きが抑制されて上昇し、記録ヘッド34のノズル面34aの長手方向に対して水平に位置する。これによって、キャリッジ33を移動しながらノズル吸引を行った記録ヘッド34のノズル面34aをワイパーブレード93によってワイピングするときに確実にノズル面34aをワイピングすることができ、維持回復動作を安定して行うことができる。
上記各実施形態では本発明に係る画像形成装置としてプリンタ構成で説明したが、これに限るものではなく、例えば、プリンタ/ファックス/コピア複合機などの画像形成装置に適用することができる。また、インク以外の液体である記録液や定着処理液などを用いる画像形成装置にも適用することができる。
本発明に係る画像形成装置の一例を示す前方側から見た斜視説明図である。 同画像形成装置の機構部の概略を示す構成図である。 同機構部の要部平面説明図である。 同画像形成装置の制御部の概要を説明するブロック説明図である。 同画像形成装置における維持回復機構の模式的正面説明図である。 同じく図5の右側面説明図である。 同じく図5の左側面説明図である。 キャップホルダの正面模式的説明図である。 図8の右側面説明図である。 ワイパーホルダの正面模式的説明図である。 図10の右側面説明図である。
符号の説明
10…インクカートリッジ
33…キャリッジ
34…記録ヘッド
34a…ノズル面
35…サブタンク
91…維持回復機構
92…キャップ
93…ワイパーブレード
94…空吐出受け
102…キャップホルダ
103…ワイパーホルダ
104…フレーム部材
111、112、116、117…凸部
113、114、118、119…案内溝

Claims (5)

  1. 記録液の液滴を吐出するノズルを有する液滴吐出ヘッドと、この液滴吐出ヘッドのノズル面をキャッピングするキャップ部材及び前記ノズル面を清掃するワイパー部材を含む維持回復機構とを備える画像形成装置において、前記キャップ部材を保持するキャップホルダ及び前記ワイパー部材を保持するワイパーホルダの少なくともいずれかと、このホルダを保持するフレーム部材とを備え、前記ホルダの長手方向両側面及び長手方向と直交する方向の側面には溝部又は凸部を形成し、前記フレーム部材には前記ホルダの溝部又は凸部に係合する凸部又は溝部を形成して、前記各ホルダをフレーム部材に前記ノズル面に対して進退可能に保持したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記ホルダ又はフレーム部材の凸部は少なくとも2個以上が進退方向に間隔を置いてホルダ又はフレーム部材に一体形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記前記ホルダ又はフレーム部材の凸部は円筒形状又は円柱形状であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記ワイパー部材は最も進出した位置が前記ノズル面の清掃を行う位置であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記キャップ部材でノズル面をキャッピングした状態でノズルから吸引を行う手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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KR100831288B1 (ko) 2006-11-09 2008-05-22 주식회사 디지아이 디지털 프린팅 머신의 헤드 캡핑장치
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CN106965560A (zh) * 2017-05-26 2017-07-21 深圳诚拓数码设备有限公司 打印喷头保湿维护装置

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JPH06336019A (ja) * 1993-05-28 1994-12-06 Canon Inc インクジェット記録装置

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