JP2007220841A - 電気二重層キャパシタ - Google Patents

電気二重層キャパシタ Download PDF

Info

Publication number
JP2007220841A
JP2007220841A JP2006038787A JP2006038787A JP2007220841A JP 2007220841 A JP2007220841 A JP 2007220841A JP 2006038787 A JP2006038787 A JP 2006038787A JP 2006038787 A JP2006038787 A JP 2006038787A JP 2007220841 A JP2007220841 A JP 2007220841A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrolyte
double layer
layer capacitor
electric double
separator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006038787A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4593493B2 (ja
Inventor
Kenro Mitsuta
憲朗 光田
Daigo Takemura
大吾 竹村
Tetsuo Mitani
徹男 三谷
Kazuki Kubo
一樹 久保
Fumiyuki Miyamoto
文行 宮本
Takashi Masuda
尚 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2006038787A priority Critical patent/JP4593493B2/ja
Priority to US11/395,316 priority patent/US7463478B2/en
Priority to DE102006018411A priority patent/DE102006018411B4/de
Publication of JP2007220841A publication Critical patent/JP2007220841A/ja
Priority to US12/260,222 priority patent/US7636232B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4593493B2 publication Critical patent/JP4593493B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/13Energy storage using capacitors

Abstract

【課題】静電容量を増大しつつ、セパレータに含浸されている電解液を一定量に保ち、セパレータの電気抵抗の上昇や、外部への電解液の漏出を回避することが可能な電気二重層キャパシタを得る。
【解決手段】セル部5は、電解液を含浸した多孔質のセパレータ10を挟んで互いに対向し、充電により膨張し放電により収縮する正極6及び負極7を有している。セパレータ10に接触して設けられた、電解液を含浸可能な多孔質の電解液リザーバ4はクッション性を有する。電解液リザーバ4は、正極6及び負極7が膨張する際には収縮し、収縮する際には膨張する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気二重層キャパシタに関する。
電気二重層キャパシタは、セパレータを挟んで互いに対向する分極性電極(正極及び負極)を設け、電解液中において分極性電極の表面に形成される電気二重層の静電容量を利用したものである。電気二重層キャパシタは、アルミコンデンサのような一般のキャパシタに比べて極めて大きな静電容量が得られることが特徴で、電子機器のバックアップ用の用途や、家電機器やコピー機の電力貯蔵、自動車のアイドルストップ時の始動用電源、ハイブリッド自動車の電源、風力や太陽光発電のピークシェービングや平準化のための電力貯蔵用の用途まで、幅広い利用が始まっており、省エネルギーや炭酸ガスの削減に役立つキーデバイスとして期待されている。
電気二重層キャパシタは、ボタン型、積層型などの形状の違いはあるが、いずれの場合も、活性炭などのカーボン粒子を主とする分極性電極から成る正極及び負極と、これらの両極を隔てるセパレータとを、外装ケース内で交互に積層して、電解液(電解質を溶液に溶かしたものや、イオン性液体など)を含浸して構成されている。
電気二重層キャパシタは、充放電に際して化学反応を伴わないため、大電流を瞬時に充放電でき、充放電効率が良いという利点がある。また、10万回以上の充放電が可能であり、寿命が10年以上で信頼性が高いという利点もある。一方で、リチウムイオン電池などと比べると、エネルギー密度が低いという欠点がある。
そこで、電気二重層キャパシタのエネルギー密度を高めるために、カーボンの細孔径と電解質の大きさの組み合わせを最適化したり、ナノゲートカーボンやナノカーボンを用いることによってエネルギー密度を高める工夫がなされている。
例えば、特許文献1では、多層グラフェン層の発達した非多孔性炭を用いることにより、エネルギー密度が従来の6倍近くにまで向上できることが開示されている。また、カーボンナノチューブなどのナノカーボンを用いることによってもエネルギー密度が高まることが知られている。
また、特許文献2では、特殊仕様のアルカリ賦活活性炭を使用することにより静電容量が増大し、エネルギー密度が高められることが開示されている。
特開2004−289130号公報 特開2005−129924号公報
ところが、エネルギー密度が高いカーボンを電極の材質として使用すると、充電時には電極が膨張し、放電時には電極が収縮する。これは、インターカレーションに起因して、充電時には、電解液が電極のカーボンに吸収されることによって体積が膨張し、放電時には、電極に吸収されていた電解液が電極外部に排出されることによって体積が収縮するためである。例えばナノゲートカーボンやアルカリ賦活活性炭を電極の材質として使用した場合には、充電時には20〜30%程度の膨張が起こり、放電時には20〜30%程度の収縮が起こる。
充電時に電極が膨張すると、セパレータに含浸されていた電解液が電極側に移動するため、セパレータに含浸されている電解液が不足して、セパレータの気孔に空隙が生じる。その結果、セパレータの電気抵抗が高くなるという問題がある。
また、放電時に電極が収縮すると、電極から排出された電解液がセパレータ側に移動して、セパレータに収容しきれなくなった電解液が、外装ケースに設けられた放出弁などから当該外装ケースの外部に溢れ出す。その結果、外装ケース内の電解液が不足して寿命が短くなるとともに、溢れ出した電解液によって、外部回路が電気的に短絡し腐食するという問題もある。
一方で、電極の膨張・収縮は、積層方向にのみ起こるので、大きなセル部の主要部に面圧をかけることによって、セパレータにおける電解液の量の変化を抑制するために電極の膨張・収縮を10%程度にまで下げることは可能であるが、電極の膨張・収縮を抑えると、電極の中に電解液及び電解質が入らないために電気二重層の面積拡大が十分に行われず、従来の活性炭に比べた場合の静電容量の増大が1.5倍程度に留まっている。しかし、20〜30%の膨張・収縮を許容し、充電の際に電極に速やかに十分な電解液及び電解質が充填され放電の際に速やかに排除されれば、静電容量が3倍にまで拡大する。
そこで、本発明は上記点に鑑みて成されたものであり、静電容量を増大しつつ、セパレータに含浸されている電解液を一定量に保ち、セパレータの電気抵抗の上昇や、外部への電解液の漏出を回避することが可能な電気二重層キャパシタを得ることを目的とする。
本発明に係る電気二重層キャパシタは、電解液を含浸した多孔質のセパレータを挟んで互いに対向し、充電により膨張し放電により収縮する正極及び負極を有するセル部と、前記セパレータと接触し、クッション性を有する、前記電解液を含浸可能な多孔質の電解液リザーバとを備え、前記電解液リザーバは、前記正極及び前記負極の少なくとも一方が膨張する際には収縮し、当該少なくとも一方が収縮する際には膨張する。
本発明に係る電気二重層キャパシタによれば、電解液リザーバが、正極及び負極が膨張する際には収縮するため、正極と負極が充電による膨張で電解液を吸収し、正極と負極に挟持されたセパレータで電解液が不足した場合であっても、電解液リザーバによってセパレータに電解液を速やかに供給することができる。また、電解液リザーバは、正極及び負極が収縮する際には膨張するため、正極と負極が放電による収縮で電解液を放出し、正極と負極に挟持されたセパレータから電解液が溢れ出した場合でも、電解液リザーバがセパレータから速やかに電解液を吸収して保持することができる。よって、充放電において正極及び負極の十分な膨張・収縮を許容しつつ、セパレータに含浸されている電解液を一定量に保つことができる。その結果、静電容量を増大しつつ、セパレータの電気抵抗の上昇や外部への電解液の漏出を回避することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。各図において同一の符号を付した要素は、同一又は相当の要素を示すものとする。
実施の形態1.
図1,2は本発明の実施の形態1に係る電気二重層キャパシタの構造を示す断面図である。図1は完全放電時における本電気二重層キャパシタの構造を示しており、図2は完全充電時における本電気二重層キャパシタの構造を示している。図1,2に示されるように、本実施の形態1に係る電気二重層キャパシタは、外装ケース1と、当該外装ケース1内に収納された電解液リザーバ4及びセル部5と、正極端子2及び負極端子3とを備えている。
セル部5は、多孔質のセパレータ10を挟んで対向する正極6及び負極7と、当該正極6及び負極7に外側からそれぞれ接続された正極集電板8及び負極集電板9とを備えている。正極6、負極7及びセパレータ10は電解液を含浸している。
正極6及び負極7としては、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などのフッ素系樹脂やSBR(スチレンブタジエンラバー)系合成ゴムなどをバインダーとして、直径10μm程度の大きさのアルカリ賦活活性炭やナノゲートカーボンを結着した、厚さ数十μm〜数mmの層が用いられる。正極6及び負極7のそれぞれの主面の形状は、例えば10cm×10cmの正方形であり、その面積は100cm2である。以後、正極6及び負極7を総称して単に「電極」と呼ぶことがある。
正極6は正極集電板8上に形成されており、負極7は負極集電板9上に形成されている。正極集電板8は、例えばアルミ箔で形成されており、正極端子2に接続されている。負極集電板9は、例えばアルミ箔もしくは銅箔で形成されており、負極端子3に接続されている。正極端子2及び負極端子3は外装ケース1の上面に設けられたシール部11によってシーリングされつつ、外装ケース1の外部に上面側から引き出されている。
セパレータ10は、正極6と負極7との間に存在するとともに、正極集電板8における正極6とは反対側の主面の大部分を覆うように当該主面と接触して設けられている。さらにセパレータ10は、負極集電板9における負極7とは反対側の主面の大部分を覆うように当該主面と接触して設けられている。そして、セパレータ10は、正極6及び正極集電板8と負極7及び負極集電板9の底面を覆って設けられている。
セパレータ10としては、天然パルプ、天然セルロース、溶剤紡糸セルロース、バクテリアセルロースなどのセルロース系や、ガラス繊維、非フィブリル化有機繊維を含有する不織布の他、ナイロン66、芳香族ポリアミド、全芳香族ポリアミド、芳香族ポリエステル、全芳香族ポリエステル、全芳香族ポリエステルアミド、全芳香族ポリエーテル、全芳香族ポリアゾ化合物、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリ−p−フェニレンベンゾビスチアゾール(PBZT)、ポリ−p−フェニレンベンゾビスオキサゾール(PBO)、ポリベンゾイミダゾール(PBI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフィリル化フォルムあるいは多孔質フィルムが用いられる。セパレータ10は、厚さが20μmから50μm程度、気孔率(空隙率)が60%から80%程度で、平均気孔径が数μmから数十μmのものが用いられる。平均気孔径については様々なものがあり、同じ材料でも目付け密度で簡単に変化させることができる。平均気孔径については、市販の水銀圧入式のポロシメーターやガス吸着などの分析機器を用いて、簡単に測定することができる。また、分析メーカーにサンプルを渡して分析を委託することも可能である。
電解液リザーバ4は、クッション性を有する、電解液を含浸可能な多孔質の材料から形成されており、セパレータ10に接触して設けられている。本実施の形態1に係る電解液リザーバ4は、外装ケース1の内側面1aと、セル部5においての主面であるその側面との間に、それらと接触するように配置されている。具体的には、電解液リザーバ4は、正極集電板8における正極6とは反対側の主面に形成されたセパレータ10の側面と、外装ケース1の内側面1aとの間にそれらと接触して形成されているとともに、負極集電板9における負極7とは反対側の主面に形成されたセパレータ10の側面と、外装ケース1の内側面1aとの間にそれらと接触して形成されている。電解液リザーバ4は、使用される電解液、電解質、電気化学電位及び使用温度条件下で安定であれば、さまざまな材料や構造で構成することができる。電解液リザーバ4の主面の形状は、例えば、正極6及び負極7の主面の形状と同じ10cm×10cmの正方形であり、その面積は100cm2である。
電解質としては、例えばカチオンとアニオンの組み合わせが用いられており、カチオンが4級アンモニウム、1,3−ジアルキルイミダゾリウム、又は1,2,3−トリアルキルイミダゾリウムで、アニオンがBF4 -、PF6 -、ClO4 -、又はCF3SO3 -の塩や、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム(EMI)、1,2−ジメチル−3−プロピルイミダゾリウム(DMPI)のAlCl4 -やBF4 -などの塩などが用いられている。溶媒としては、炭酸プロピレン、炭酸エチレン、炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、ジメトキシメタン、ジエトキシエタン、γ−ブチルラクトン、アセトニトリル、プロピオニトリルから選ばれる一種又はこれらの二種以上の混合溶媒などが用いられている。本発明において電解液とは、これらを含んだ液状の電解質溶液のことを意味する。
外装ケース1の材料としては、アルミ箔の表面にポリエチレンなどの樹脂が張り合わされたラミネートフィルムが用いられる。外装ケース1には、図示しない放出弁が設けられている。放出弁には小さな貫通孔が設けられており、この貫通孔は通常は弁によって閉鎖されているが、外装ケース1の内圧が高まった場合には弁が開いて貫通孔が開通することにより、外装ケース1内のガスが外部に放出されるようになっている。
以上のような構成を成す本実施の形態1に係る電気二重層キャパシタでは、正極6と負極7が充電時に膨張したり、放電時に縮小する際には、電解液リザーバ4とセパレータ10とが互いに接触している部分において電解液の受け渡しが行われる。充電時には、図2に示されるように、正極6及び負極7が電解液を吸収して膨張し、セパレータ10に含浸されている電解液が正極6及び負極7に移動する。そうすると、電解液リザーバ4とセパレータ10との接触面を介して、電解液リザーバ4からセパレータ10に電解液が移動する。完全充電時には、正極6及び負極7は最も膨張し、電解液リザーバ4は最も収縮する。
逆に放電時には、図1に示されるように、正極6及び負極7が電解液を排出して縮小し、当該電解液がセパレータ10に移動する。そうすると、電解液リザーバ4とセパレータ10との接触面を介して、セパレータ10から電解液リザーバ4に電解液が移動する。完全放電時には、正極6及び負極7は最も収縮し、電解液リザーバ4は最も膨張する。
本実施の形態1では、電解液リザーバ4の主面とセパレータ10の主面とが接触しているため、電荷液リザーバ4とセパレータ10との間での電解液の授受を広い面積を使って瞬時に実現することができる。
図3は、完全放電時における、セパレータ10の気孔径分布(S10)、電解液リザーバ4の気孔径分布(S4)及び電極の気孔径分布(S7)と、電解液の気孔占有率とを示す図である。また、図4は、完全充電時における、セパレータ10の気孔径分布(S10)、電解液リザーバ4の気孔径分布(S14)及び電極の気孔径分布(S17)と、電解液の気孔占有率とを示す図である。ここで、気孔占有率(以下、単に「占有率」と称す)とは、全気孔体積に対する、電解液によって満たされた気孔体積を意味する。図3,4では、電解液の気孔占有率をハッチングで示している。
図3,4に示されるように、電解液リザーバ4の平均気孔径は、電極の平均気孔径及びセパレータ10の平均気孔径よりも大きく設定されている。そのため、ポア吸引力の差で、電極及びセパレータ10の気孔への電解液の占有率が高く保たれる。これは、電極、セパレータ10及び電解液リザーバ4の表面と電解液との接触角が90度を下回った場合には毛細管現象によって電極、セパレータ10及び電解液リザーバ4に電解液を引き込む力が生じるが、それらの気孔径が小さくなるほど、その力が強くなるためである。接触角が同じであれば、気孔径の小さな気孔から順に電解液で満たされていく。そして、電極の平均気孔径はセパレータ10の平均気孔径よりも小さく設定されているため、電極の電解液は常に満杯に保たれた状態が維持される。電極、電解液リザーバ4及びセパレータ10の全気孔体積よりも電解液が少なければ、電解液リザーバ4の径の大きな気孔が電解液で満たされない領域として残される。
充電時において、電解液がインターカレーションなどのメカニズムによって電極のカーボンに吸い込まれ、図4の矢印100に示されるように電極の体積が増大すると、矢印110に示されるようにセパレータ10から電極へ電解液が移動し、セパレータ10の気孔の一部に空隙が生じる。セパレータ10に空隙が生じると、その電気抵抗が高くなり、充電効率が低くなり、充電による発熱も多くなって温度が高くなり、寿命を短くする。しかし、本実施の形態1に係る電気二重層キャパシタでは、矢印111に示されるように、電解液リザーバ4における径の大きな気孔に存在していた電解液が、セパレータ10の空隙に移動して、当該空隙が電解液で満たされることになる。
さらに、電極が膨張すると電解液リザーバ4にかかっている面圧が増加し、図4の矢印101に示されるように、クッション性を有する電解液リザーバ4は押しつぶされて収縮する。そうすると、矢印111に示されるように、電解液リザーバ4が保持していた電解液は速やかにセパレータ10に放出される。したがって、セパレータ10に形成された空隙を速やかに電解液で満たすことができる。また、電極の膨張が電解液リザーバ4で吸収されるため、外装ケース1が膨らむことを緩和することができる。
このように、クッション性を有する電解液リザーバ4を設けることによって、電極の膨張を許容でき、許容できる分だけ電解液が電極に吸収されるので、高い静電容量を実現できる。
図4に示した例では、完全充電時におけるセパレータ10の気孔への電解液の占有率は100%である。この場合、セパレータ10の電気抵抗の上昇は全く起こらない。しかし、セパレータ10の気孔への電解液の占有率が50%以上あれば、セパレータ10における隣り合う気孔内の電解液同士が互いに繋がり、電気抵抗の上昇は許容範囲内に収まる。セパレータ10内の電解液が最も少なくなるのは完全充電時であるため、完全充電時におけるセパレータ10の気孔への電解液の占有率が50%以上であれば、セパレータ10の電気抵抗の上昇は許容範囲内に収まるということになる。
一方、図3の矢印200に示されるように放電時に電極が収縮すると、矢印210に示されるように電極から排出された電解液がセパレータ10に移動する。セパレータ10の気孔への電解液の占有率が100%を超えると、矢印211に示されるようにセパレータ10に収容しきれなくなった電解液は、電解液リザーバ4によって吸収される。その結果、放出弁から外装ケース1の外部に電解液が溢れ出すという事態を回避できる。セパレータ10内の電解液が最も多くなるのは完全放電時であるため、図3に示されるように、完全放電時における電解液リザーバ4の気孔への電解液の占有率が100%以下であれば、外装ケース1の外部への電解液の漏出を防止できるということになる。
以上より、電解液リザーバ4には、完全充電時にセパレータ10の気孔への電解液の占有率が50%以上となり、かつ、完全放電時に電解液リザーバ4の気孔への電解液の占有率が100%以下となるような、所定量の電解液が含浸されていればよい。これにより、充電時におけるセパレータ10の電気抵抗の上昇を許容範囲内に収めつつ、放電時における電解液の外部への漏出を防止できる。
実施の形態1の実施例として、セパレータ10として、ニッポン高度紙工業(株)製の電気二重層キャパシタ用セパレータ紙「TF40」を用いることができる。また、電解液リザーバ4として、厚さ0.3mmのポリプロピレン製の多孔質膜を5枚重ねて得られる1.5mmの厚みの多孔質膜を用いることができる。ポリプロピレン製の多孔質膜としては、例えば、ニッポン高度紙工業(株)製の「MPF45AC」を用いることができる。
TF40は溶剤紡糸再生セルロース繊維で、平均気孔径は0.3マイクロメートル、気孔率73%である。MPF45ACはポリプロピレン繊維で、平均気孔径は4マイクロメートル、気孔率75%である。セパレータ10と電解液リザーバ4とは平均気孔径が約10倍以上異なるので、ポア吸引力の大きなセパレータ10に優先的に電解液が占有される。
面圧がかからない状態において1.5mmの厚さを有する電解液リザーバ4は、2kg/cm2の面圧をかけると1.0mmの厚さになり、5kg/cm2の面圧で0.7mmの厚さになる。このような電解液リザーバ4は、充放電による電極の厚さの変化に伴う面圧の変化に対して十分なクッション性を有してる。
なお、電解液リザーバ4の平均気孔径がセパレータ10の平均気孔径よりも大きいことが望ましいが、逆に小さくとも、電解液との接触角が電解液リザーバ4よりもセパレータ10のほうが小さければ、ポア吸引力は電解液リザーバ4よりもセパレータ10の方が高くなるため、平均気孔径に差をつけた場合と同様の効果が得られる。
また、電解液リザーバ4の平均気孔径がセパレータ10よりも小さく、電解液との接触角が電解液リザーバ4よりもセパレータ10のほうが大きくても、電極の膨張に伴って電解液リザーバ4が押しつぶされて収縮し、当該電解液リザーバ4で収容しきれなくなった電解液がセパレータ10に移動するのであれば、充電時の電極の膨張によって外装ケースが膨張するのを緩和しつつ、セパレータ10に電解液を供給して電極での電解液の不足を補うことができる。
電極の膨張・収縮を許容するためには、図1に示されるように完全放電時にセパレータ10の長さに余裕があることが望ましく、図2に示されるように完全充電時に正極集電板8及び負極集電板9の長さに余裕があることが望ましい。これらの最も望ましい長さは、充放電時の電極の厚さの変化量から精密に設計することが可能である。
以上のように、本実施の形態1に係る電気二重層キャパシタでは、電解液リザーバ4が、正極6及び負極7が膨張する際には収縮するため、正極6と負極7が充電による膨張で電解液を吸収し、正極6と負極7に挟持されたセパレータ10で電解液が不足した場合であっても、電解液リザーバ4によってセパレータ10に電解液を速やかに供給することができる。また、本実施の形態1に係る電解液リザーバ4は、正極6及び負極7が収縮する際には膨張するため、正極6と負極7が放電による収縮で電解液を放出し、正極6と負極7に挟持されたセパレータ10から電解液が溢れ出した場合でも、電解液リザーバ4がセパレータ10から速やかに電解液を吸収して保持することができる。よって、充放電において正極6及び負極7の十分な膨張・収縮を許容しつつ、セパレータ10に含浸されている電解液を一定量に保つことができる。その結果、静電容量を増大しつつ、セパレータ10の電気抵抗の上昇や外部への電解液の漏出を回避することができる。
また、クッション性を有する電解液リザーバ4が、外装ケース1の内側面1aとセル部5との間に配置されているため、正極2あるいは負極3の膨張を電解液リザーバ4で吸収することができる。したがって、正極2あるいは負極3の膨張によって外装ケース1が膨らむのを抑制することができる。
実施の形態1に係る電気二重層キャパシタについて充放電試験を実施した結果、外装ケースの厚さがほとんど変化していないことを確認した。また、静電容量の初期値が従来における活性炭電極を有する電気二重層キャパシタに比べて3倍に向上することを確認した。また、本電気二重層キャパシタに対して10分間を1サイクルとして3000回の充放電サイクルを行った場合、静電容量の低下が5%以内で安定した動作を示すことを確認した。
実施の形態2.
図5は本発明の実施の形態2に係る電気二重層キャパシタの構造を示す正面図であり、図6は本実施の形態2に係る電解液リザーバ4及びセル部5の構造を示す断面図である。図6では、各要素を引き離して示しているが、実際には実施の形態1のように各要素は互いに密着して外装ケース1内に収納される。
上述の実施の形態1では、正極6及び負極7の組を一組だけ有する電気二重層キャパシタについて説明したが、本実施の形態2では、正極6及び負極7の組を複数組有する電気二重層キャパシタについて説明する。
図6に示されるように、本実施の形態2に係るセル部5は、セパレータ10を挟んで対向する正極6及び負極7の組が複数組積層された構造を有している。正極6及び負極7の各組には、その外側から正極集電板8及び負極集電板9がそれぞれ接続されている。
セパレータ10を挟んで対向する一組の正極6及び負極7と、当該一組の正極6及び負極7にそれぞれ接続された正極集電板8及び負極集電板9とで一つの単位セル50が構成されている。セル部5は複数の単位セル50を備えている。本実施の形態2では、互いに隣接する2つの単位セル50において同じ極性の電極が互いに隣り合うように複数の正極6及び負極7が配置されている。そして、互いに隣接する2つの単位セル50の境界には一つの集電板が配置されており、当該一つの集電板を互いに隣り合う同じ極性の2つの電極が共有している。つまり、一つの集電板を2つの単位セル50が共有している。
各正極集電板8は正極端子2に接続されており、各負極集電板9は負極端子3に接続されている。これにより、複数の正極6と複数の負極7とは電気的に並列に接続されている。正極端子2及び負極端子3は、実施の形態1と同様に、外装ケース1の上面に設けられた図示しないシール部によってシーリングされつつ、図5に示されるように外装ケース1の外部に上面側から引き出されている。
セパレータ10は、連続体であり、単一部材が折り曲げられて構成されている。正極6及び正極集電板8と、負極7及び負極集電板9とは、折り曲げられたセパレータ10に交互に挟み込まれている。
本実施の形態2では、電解液リザーバ4として、厚さ2mmの多孔質なフッ素系ゴムを使用する。電解液リザーバ4は、実施の形態1と同様に、外装ケース1の内側面と、セル部5の側面との間に、それらと接触するように配置されている。
電解液リザーバ4とセパレータ10との間での電解液のやりとりは実施の形態1と同様であり、複数の単位セル50のそれぞれに設けられたセパレータ10に対しても、電解液リザーバ4との電解液の授受を行うことができる。したがって、実施の形態1と同様の効果が得られる。
なお、電解液リザーバ4の材料としては、多孔質なフッ素系のゴム以外に、多孔質なシリコーン系のゴムなどを用いてもよく、この場合でも同様の効果が得られる。
実施の形態3.
図7は本発明の実施の形態3に係る電気二重層キャパシタの構造を示す正面図であり、図8は本実施の形態3に係る電解液リザーバ4及びセル部5の構造を示す断面図である。図8では、各要素を引き離して示しているが、実際には実施の形態1のように各要素は互いに密着して外装ケース1内に収納される。
上述の実施の形態1,2に係る電気二重層キャパシタでは、正極端子2及び負極端子3が外装ケース1の同じ側から取り出されれていたが、本実施の形態3に係る電気二重層キャパシタでは、正極端子2及び負極端子3が外装ケースの反対側から取り出されている。
図8に示されるように、セパレータ10には谷折り及び山折りが交互につけられており、セパレータ10は、谷折り部150と山折り部160とを交互に有する。正極6及び正極集電板8は、セパレータ10の谷折り部150で挟み込まれ、負極7及び負極集電板9は、セパレータ10の山折り部160で挟み込まれる。
正極端子2は、外装ケース1の上面に設けられた図示しないシール部によってシーリングされつつ、図7に示されるように外装ケース1の外部に上面側から引き出されている。一方で、負極端子3は、外装ケース1の底面に設けられた図示しないシール部によってシーリングされつつ、図7に示されるように外装ケース1の外部に底面側から引き出されている。
本実施の形態3では、電解液リザーバ4として厚さ2mmのゲル電解質を用いる。ゲル電解質は、例えば、ポリフッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレンを混合した前駆体を真空オーブン中で加熱し、その後、当該前駆体を、電解質(TEMABF4:トリエチルメチルアンモニウムテトラフルオロボレート)を含む有機電解液(プロピレンカーボネ−ト)に含浸して形成する。ゲル電解質は、強い面圧を受けると圧縮して電解液を絞り出して放出し、受ける面圧が低くなると再び電解液を吸収し、面圧に対するクッションになると共に、電解液のリザーブ機能を有している。
本実施の形態2のように、正極端子2と負極端子3とが外装ケース1の反対側に取り出された場合であっても、なんら支障はなく、実施の形態1,2と同様の効果が得られる。
実施の形態4.
図9,10は本発明の実施の形態4に係る電解液リザーバ4の構造を示す断面図である。図9は膨張した状態での電解液リザーバ4を示しており、図10は収縮した状態での電解液リザーバ4を示している。本実施の形態4に係る電解液リザーバ4は、金属製クッション板4aと、当該金属性クッション板4aを狭持する、カーボン繊維から成る多孔質体4bとで構成されている。
金属製クッション板4aの材料としては、ステンレス板、銅板、アルミ板などを用いることができる。カーボン繊維から成る多孔質体4bの材料としては、カーボン布やカーボンフェルトなどを用いることができる。
カーボン布やカーボンフェルトは、電気化学的な耐食性に優れ、電解液に対しても安定性を有し、気孔径が大きく、リザーバとして適している。カーボン布やカーボンフェルトだけで電解液リザーバ4を構成することも可能であるが、実施の形態4では、電解液リザーバ4が有する、面圧を緩衝する機能を強化するために金属製クッション板4aを用いている。金属製クッション板4aの形状は、矩形や波型など自由に選択できる。カーボン布やカーボンフェルトだけで電解液リザーバ4を構成するのではなく、それらの間に金属製クッション板4aを入れることで、面圧に対するより大きなクッション性を得ることができる効果がある。その結果、外装ケース1が膨らむのをさらに抑制することができる。また、多孔質体4bを構成するカーボン布やカーボンフェルトに同じ材料を用いても、金属製クッション板4aの形状や厚さ、材質を変更することで、電解液リザーバ4のクッション性を変更することができ、電解液リザーバ4の設計の自由度が増す効果もある。
このような電解液リザーバ4は、上述の実施の形態1〜3に係る電気二重層キャパシタのいずれにも使用することができる。
実施の形態5.
図11,12は本発明の実施の形態5に係る電解液リザーバ4の構造を示す断面図である。図11は膨張した状態での電解液リザーバ4を示しており、図12は収縮した状態での電解液リザーバ4を示している。本実施の形態5に係る電解液リザーバ4は、閉塞された気孔4cと開放された気孔4dとの両方を有する発泡プラスチックから構成されている。このような電解液リザーバ4は、ポリエチレンやポリプロピレンあるいはポリスチレンなどの高分子材料をガスで発泡させた後、当該材料に穴を開けて開放された気孔を作ることによって簡単に形成することができる。
閉塞された気孔4c、つまり外部とは連通していない気孔はクッションとしての役割を果たし、開放された気孔4d、つまり外部と連通している気孔は電解液のリザーバとしての役割を果たす。上述の高分子材料としては、単一材料以外にも、共重合体や複合材料を用いることができ、これによっても同様の効果が得られる。
本実施の形態5に係る電解液リザーバ4は、上述の実施の形態1〜3に係る電気二重層キャパシタのいずれにも使用することができる。
上述の実施の形態1〜5では、本発明を積層型の電気二重層キャパシタに適用する場合について説明したが、ボタン型、箱型や円筒型の電気二重層キャパシタにも本発明を適用することは可能であり、同様の効果を得ることができる。
以上のように、電気二重層キャパシタに本発明に係る電解液リザーバ4を備えることで、電極が充放電のたびに30%近くも伸び縮みして電解液を吸収・放出するという、他の電池には無い過酷な動作条件を可能にし、静電容量の大幅な向上を可能にする効果が得られる。
本発明の実施の形態1に係る電気二重層キャパシタの構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電気二重層キャパシタの構造を示す断面図である。 完全放電時における、セパレータの気孔径分布、電解液リザーバの気孔径分布及び電極の気孔径分布と、電解液の気孔占有率とを示す図である。 完全充電時における、セパレータの気孔径分布、電解液リザーバの気孔径分布及び電極の気孔径分布と、電解液の気孔占有率とを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る電気二重層キャパシタの構造を示す正面図である。 本発明の実施の形態2に係る電解液リザーバ及びセル部の構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係る電気二重層キャパシタの構造を示す正面図である。 本発明の実施の形態3に係る電解液リザーバ及びセル部の構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態4に係る電解液リザーバの構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態4に係る電解液リザーバの構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態5に係る電解液リザーバの構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態5に係る電解液リザーバの構造を示す断面図である。
符号の説明
1 外装ケース、1a 内側面、4 電解液リザーバ、4a 金属製クッション板、4b 多孔質体、4c 閉塞された気孔、4d 開放された気孔、5 セル部、6 正極、7 負極、10 セパレータ。

Claims (8)

  1. 電解液を含浸した多孔質のセパレータを挟んで互いに対向し、充電により膨張し放電により収縮する正極及び負極を有するセル部と、
    前記セパレータと接触し、クッション性を有する、前記電解液を含浸可能な多孔質の電解液リザーバと
    を備え、
    前記電解液リザーバは、前記正極及び前記負極の少なくとも一方が膨張する際には収縮し、当該少なくとも一方が収縮する際には膨張する、電気二重層キャパシタ。
  2. 請求項1に記載の電気二重層キャパシタであって、
    前記セル部及び前記電解液リザーバが収納された外装ケースをさらに備え、
    前記電解液リザーバは、前記外装ケースの内面と前記セル部との間に配置されている、電気二重層キャパシタ。
  3. 請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載の電気二重層キャパシタであって、
    前記電解液リザーバは、多孔質なフッ素系ゴムあるいは多孔質なシリコーン系ゴムから成る、電気二重層キャパシタ。
  4. 請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載の電気二重層キャパシタであって、
    前記電解液リザーバはゲル状電解質から成る、電気二重層キャパシタ。
  5. 請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載の電気二重層キャパシタであって、
    前記電解液リザーバは、金属製クッション板とカーボン繊維から成る多孔質体とで構成されている、電気二重層キャパシタ。
  6. 請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載の電気二重層キャパシタであって、
    前記電解液リザーバは、閉塞された気孔と開放された気孔の両方を有する発砲プラスチックから成る、電気二重層キャパシタ。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の電気二重層キャパシタであって、
    前記電解液リザーバの平均気孔径は、前記セパレータの平均気孔径よりも大きい、電気二重層キャパシタ。
  8. 請求項7に記載の電気二重層キャパシタであって、
    前記電解液リザーバには、完全充電時に前記セパレータの気孔への前記電解液の占有率が50%以上となり、完全放電時に前記電解液リザーバの気孔への前記電解液の占有率が100%以下となるような、所定量の前記電解液が含浸されている、電気二重層キャパシタ。
JP2006038787A 2005-04-21 2006-02-16 電気二重層キャパシタ Expired - Fee Related JP4593493B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006038787A JP4593493B2 (ja) 2006-02-16 2006-02-16 電気二重層キャパシタ
US11/395,316 US7463478B2 (en) 2005-04-21 2006-04-03 Electric double layer capacitor
DE102006018411A DE102006018411B4 (de) 2005-04-21 2006-04-20 Elektrischer Doppelschichtkondensator
US12/260,222 US7636232B2 (en) 2005-04-21 2008-10-29 Electric double layer capacitor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006038787A JP4593493B2 (ja) 2006-02-16 2006-02-16 電気二重層キャパシタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007220841A true JP2007220841A (ja) 2007-08-30
JP4593493B2 JP4593493B2 (ja) 2010-12-08

Family

ID=38497799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006038787A Expired - Fee Related JP4593493B2 (ja) 2005-04-21 2006-02-16 電気二重層キャパシタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4593493B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009124073A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Mitsubishi Electric Corp 電力貯蔵デバイスセルおよび電力貯蔵デバイスモジュール
JP2014501026A (ja) * 2010-06-15 2014-01-16 アプライド ナノストラクチャード ソリューションズ リミテッド ライアビリティー カンパニー カーボンナノチューブ浸出繊維を含む電気装置とその製造方法
US9085464B2 (en) 2012-03-07 2015-07-21 Applied Nanostructured Solutions, Llc Resistance measurement system and method of using the same
US9111658B2 (en) 2009-04-24 2015-08-18 Applied Nanostructured Solutions, Llc CNS-shielded wires
US9163354B2 (en) 2010-01-15 2015-10-20 Applied Nanostructured Solutions, Llc CNT-infused fiber as a self shielding wire for enhanced power transmission line
US9167736B2 (en) 2010-01-15 2015-10-20 Applied Nanostructured Solutions, Llc CNT-infused fiber as a self shielding wire for enhanced power transmission line
US9241433B2 (en) 2009-04-24 2016-01-19 Applied Nanostructured Solutions, Llc CNT-infused EMI shielding composite and coating

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0582158A (ja) * 1991-09-24 1993-04-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 密閉角形アルカリ蓄電池
JPH05343093A (ja) * 1992-06-09 1993-12-24 Japan Storage Battery Co Ltd 密閉形鉛蓄電池
JPH067234U (ja) * 1992-06-26 1994-01-28 いすゞ自動車株式会社 電気二重層コンデンサの短絡防止装置
JPH06267584A (ja) * 1993-03-12 1994-09-22 Sekisui Plastics Co Ltd 二次電池
JPH0729595A (ja) * 1993-07-09 1995-01-31 Japan Storage Battery Co Ltd リテーナ式密閉型鉛蓄電池
JP2003231771A (ja) * 2002-02-08 2003-08-19 Watanabe Kk 多孔質シリコーンゴム成形体
JP2003317795A (ja) * 2002-04-24 2003-11-07 Kawasaki Heavy Ind Ltd 圧力吸収構造を備えた電池
JP2004253188A (ja) * 2003-02-18 2004-09-09 Nippon Muki Co Ltd 蓄電池用セパレータ
JP2006187891A (ja) * 2004-12-29 2006-07-20 Keiwa Inc 積層体並びにその製造方法及びその応用

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0582158A (ja) * 1991-09-24 1993-04-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 密閉角形アルカリ蓄電池
JPH05343093A (ja) * 1992-06-09 1993-12-24 Japan Storage Battery Co Ltd 密閉形鉛蓄電池
JPH067234U (ja) * 1992-06-26 1994-01-28 いすゞ自動車株式会社 電気二重層コンデンサの短絡防止装置
JPH06267584A (ja) * 1993-03-12 1994-09-22 Sekisui Plastics Co Ltd 二次電池
JPH0729595A (ja) * 1993-07-09 1995-01-31 Japan Storage Battery Co Ltd リテーナ式密閉型鉛蓄電池
JP2003231771A (ja) * 2002-02-08 2003-08-19 Watanabe Kk 多孔質シリコーンゴム成形体
JP2003317795A (ja) * 2002-04-24 2003-11-07 Kawasaki Heavy Ind Ltd 圧力吸収構造を備えた電池
JP2004253188A (ja) * 2003-02-18 2004-09-09 Nippon Muki Co Ltd 蓄電池用セパレータ
JP2006187891A (ja) * 2004-12-29 2006-07-20 Keiwa Inc 積層体並びにその製造方法及びその応用

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009124073A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Mitsubishi Electric Corp 電力貯蔵デバイスセルおよび電力貯蔵デバイスモジュール
US9111658B2 (en) 2009-04-24 2015-08-18 Applied Nanostructured Solutions, Llc CNS-shielded wires
US9241433B2 (en) 2009-04-24 2016-01-19 Applied Nanostructured Solutions, Llc CNT-infused EMI shielding composite and coating
US9163354B2 (en) 2010-01-15 2015-10-20 Applied Nanostructured Solutions, Llc CNT-infused fiber as a self shielding wire for enhanced power transmission line
US9167736B2 (en) 2010-01-15 2015-10-20 Applied Nanostructured Solutions, Llc CNT-infused fiber as a self shielding wire for enhanced power transmission line
JP2014501026A (ja) * 2010-06-15 2014-01-16 アプライド ナノストラクチャード ソリューションズ リミテッド ライアビリティー カンパニー カーボンナノチューブ浸出繊維を含む電気装置とその製造方法
US9085464B2 (en) 2012-03-07 2015-07-21 Applied Nanostructured Solutions, Llc Resistance measurement system and method of using the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP4593493B2 (ja) 2010-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7636232B2 (en) Electric double layer capacitor
JP4593493B2 (ja) 電気二重層キャパシタ
JP4878881B2 (ja) 電気二重層キャパシタ用電極および電気二重層キャパシタ
US20090136832A1 (en) Electrical energy storage cell and electrical energy storage module including the same
US10818441B2 (en) Electrode graphite film and electrode divider ring for an energy storage device
JP4593491B2 (ja) 電気二重層キャパシタ
CN108511199B (zh) 电化学器件
KR20180138564A (ko) 고온용 울트라커패시터
JP4994603B2 (ja) 電気二重層キャパシタ
KR20180138563A (ko) 울트라커패시터용 비수 전해질
JP2004335889A (ja) 電気化学キャパシタ
JP4952900B2 (ja) 電気二重層キャパシタ
KR101331966B1 (ko) 전기 화학 캐패시터
JP4978729B2 (ja) 電気二重層キャパシタ
JP2004253562A (ja) 電気化学キャパシタ
JP2007019211A (ja) 電気二重層キャパシタおよびその製造方法
KR102028677B1 (ko) 그래핀 전극을 적용한 적층형 리튬 이온 커패시터
KR20170130999A (ko) 파우치형 전기이중층 커패시터
US7489497B2 (en) Electrochemical device
JP2018182015A (ja) 電気化学デバイス
JP2006351889A (ja) 電気二重層キャパシタ
KR20150004614A (ko) 에너지 저장 장치 및 그 제조 방법
KR20220157533A (ko) 리튬 이온 커패시터
KR20120019847A (ko) 리튬 이온 커패시터
JPH11274012A (ja) 電気二重層キャパシタ及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071005

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100413

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100914

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100915

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees