JP2007218439A - ヒートパイプの固定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】受放熱部材に設けられた取付け溝内にヒートパイプを固定する際に、受放熱部材とヒートパイプとの密着性を向上、安定させて、接触熱抵抗を低減せしめると共に、ヒートパイプの取付け溝内への挿入を容易にし、且つ受放熱部材へのヒートパイプの固定位置の設計上の制限を受けないヒートパイプの固定方法を提供すること。
【解決手段】受放熱部材2に設けた取付け溝4をU字形状と為すと共に、取付け溝4内に収容したヒートパイプ6を、上方から溝底部に向ってプレス型10でプレスして、変形させることにより、溝底部内面に密着せしめる一方、取付け溝4の両側部位(立上がり壁8,8)を、上方からプレス型10でプレスすることによって、両側部位を溝側に変形させ、ヒートパイプ6を両側部位にて包み込むようにして、ヒートパイプ6を受放熱部材2に固定した。
【選択図】図1
【解決手段】受放熱部材2に設けた取付け溝4をU字形状と為すと共に、取付け溝4内に収容したヒートパイプ6を、上方から溝底部に向ってプレス型10でプレスして、変形させることにより、溝底部内面に密着せしめる一方、取付け溝4の両側部位(立上がり壁8,8)を、上方からプレス型10でプレスすることによって、両側部位を溝側に変形させ、ヒートパイプ6を両側部位にて包み込むようにして、ヒートパイプ6を受放熱部材2に固定した。
【選択図】図1
Description
本発明は、ヒートパイプと受放熱部材とを密着させて、固定する方法に関し、特に、ヒートパイプと受放熱部材の一部をプレス加工(押し潰し加工)することによって、ヒートパイプと受放熱部材の密着性を向上させて、接触熱抵抗を低減せしめると共に、容易に取付けを行うことが可能となるヒートパイプの固定方法に関するものである。
従来より、電力機器や変電用機器、車両用電源装置等における、各種の電子部品等の冷却に用いられるヒートシンクの一つとして、受放熱部材にヒートパイプを取り付けた、所謂ヒートパイプ式ヒートシンクが用いられている。このようなヒートパイプ式ヒートシンクは、多数の放熱フィンが形成された放熱部材と、発熱体(被冷却部材)に設置される受熱ブロックとを、ヒートパイプにて熱的に連結して、形成せしめられており、発熱体で発生した熱が、発熱体から受熱ブロックへ伝達され、そして、かかる受熱ブロックに伝達された熱が、受熱ブロックに取り付けられたヒートパイプの一方の端部(吸熱部側)から他端側(放熱部側)へ移動し、放熱フィンを介して、外気に放出されることによって、放熱乃至は除熱されるようになっている。
ところで、そのようなヒートパイプ式ヒートシンクにおいて、ヒートパイプを受放熱部材へと固定する方法としては、従来から、各種の方法が採用されてきている。例えば、受放熱部材に溝を設けて、ヒートパイプを、かかる溝内に挿入せしめ、それらヒートパイプと溝との隙間に接着剤を塗布または充填して、固定する方法や、受放熱部材の平板状部分の上面にヒートパイプを乗せ、それらヒートパイプと受放熱部材の接触部の近くをハンダによって固定する方法等が用いられていた。ところが、このようなヒートパイプと受放熱部材との取付け方法にあっては、受放熱部材に対してヒートパイプを取付けることは簡単であるが、ヒートパイプに何等かの外力が加わった時や、接着剤の劣化等によって、その接着効果が充分でなくなった時等に、ヒートパイプが受放熱部材から脱落する恐れを内在するものであった。
そこで、このような問題を解決するための取付け方法として、例えば、特許文献1(特開2000−154981号公報)においては、ヒートパイプの所定長さ部分をアルミダイキャスト品からなる受放熱部材に取り付ける際に、受放熱部材に、ヒートパイプの外形形状に対応した底面形状を有すると共に、側壁部の少なくとも一方が突条形態の立ち上がり壁として形成された収容溝を設けて、かかる収容溝内に該ヒートパイプの所定長さ部分を収容せしめる一方、該立ち上がり壁をカシメ加工によって塑性変形させることにより、該ヒートパイプを前記所定長さ部分に亘って、且つ少なくともその半周以上の周面が密着されるように固定せしめたヒートパイプの固定構造が、明らかにされている。
また、別の取付け方法として、特許文献2(特開平10−79586号公報)においては、受熱部の一部に設けられた挿入溝を、該挿入溝の上部に且つ長手方向に沿って延びるヒートパイプ固定部を形成して、その正面断面形状が略袋状を呈するようにすると共に、かかるヒートパイプ挿入溝に、ヒートパイプの一端を挿入、配置した後に、前記ヒートパイプ固定部をプレス加工することによって、受熱部とヒートパイプとの接合を行うようにした、放熱装置の受熱部構造が、明らかにされている。
しかしながら、これらのヒートパイプの取付け方法、例えば、特許文献1のものにあっては、受放熱部材のみ、つまり受放熱部材に設けられた収容溝の立上がり壁部分のみをカシメ加工によって塑性変形させ、ヒートパイプの半周以上の周面において密着せしめるようにして、ヒートパイプを受放熱部材に対して固定するようにしているところから、かかるカシメ加工の際に、ヒートパイプ自身は殆ど変形されず、ヒートパイプの外周面と収容溝の内周面との間に隙間が生じてしまう恐れがあった。つまり、通常、受放熱部材に設けられた収容溝は、かかる溝内にヒートパイプを挿入し易くするために、収容溝の内径とヒートパイプ外径との間に適度な寸法差が設けられているところから、そのような隙間をカシメ加工(プレス加工)によって吸収し、且つヒートパイプと受放熱部材を充分に密着させることは難しく、接触熱抵抗を低減させるには充分でない、という問題が内在するものであった。
一方、特許文献2において明らかにされたヒートパイプの取付け構造にあっても、ヒートパイプ挿入溝の上部に設けられたヒートパイプ固定部(袋状突起部)をプレス加工した際に、かかる袋状突起部の隙間から露出しているヒートパイプはプレスされていないところから、ヒートパイプの一部が、そのような隙間からせり出してしまい、それらヒートパイプと挿入溝の間の寸法差(クリアランス)が大きくなった際(例えば、寸法公差範囲が比較的大きなアルミ押出材にて形成されたヒートパイプと受放熱部材を用いた際)に、袋状突起部の変形根元部において、挿入溝内面とヒートパイプ外周面との間に隙間が生じてしまい、ヒートパイプと受放熱部材とを充分に密着させることが出来ない、という問題を内在している。
さらに、そのような受放熱部材に設けられたヒートパイプを挿入せしめるための溝が、そのヒートパイプ挿入部分に突起を形成して袋状にしたような構造とされているため、受放熱部材を切削加工等することによって形成されたヒートパイプ挿入溝に対して、予め追加工をして、そのような袋状にするための突起を形成しておく必要があり、そのため、製作性が悪化するといった問題も内在するものであった。また、ヒートパイプ取付け溝の上部が、そのような袋状突起によって狭くなっているために、かかるヒートパイプ取付け溝内にヒートパイプを挿入せしめるためには、受放熱部材の側面(ヒートパイプ挿入溝の長さ方向側)よりヒートパイプを挿入しなくてはならず、作業性が悪化すると共に、挿入溝が途中で屈曲しているような場合に、溝の奥までヒートパイプを挿入することが出来ないため、設計上の制限を受けてしまう恐れもあったのである。
ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、受放熱部材に設けられた取付け溝内にヒートパイプを収容配置して、固定する際に、ヒートパイプと受放熱部材との密着性を向上、安定させて、接触熱抵抗を有利に低減せしめると共に、ヒートパイプの取付け溝内への挿入を容易にし、且つ受放熱部材へのヒートパイプの固定位置の設計上の制限を受けないヒートパイプの固定方法を、提供することにある。
そして、本発明にあっては、上記した課題の解決のために、ヒートパイプの所定長さ部分を、受放熱部材に設けた取付け溝内に収容配置して、固定せしめる方法にして、かかる受放熱部材の取付け溝をU字形状と為し、該U字形状の取付け溝内に収容した前記ヒートパイプ部分をその上方から溝底部に向ってプレスして変形させることにより、少なくとも溝底部内面に密着せしめる一方、該受放熱部材の取付け溝の両側部位を上方からプレスすることによって、かかる両側部位を溝側に変形させ、前記ヒートパイプを該取付け溝の両側部位にて包み込むようにして、該ヒートパイプを前記受放熱部材に固定せしめることを特徴とするヒートパイプの固定方法を、その要旨とするものである。
なお、本発明に従うヒートパイプの固定方法の望ましい態様の一つによれば、前記受放熱部材の取付け溝の両側部位に対するプレス操作は、前記ヒートパイプに対するプレス変形操作と同時に又はそれに遅れて、開始されることとなる。
また、本発明にあっては、前記受放熱部材の取付け溝の両側部位が、該取付け溝に沿って延びる所定幅の立上がり壁にて構成されていることも、その望ましい態様の他の一つとしている。
さらに、本発明に従う好ましい態様の異なる他の一つによれば、前記ヒートパイプをプレスするための中央押圧部と、該中央押圧部の両側にそれぞれ位置せしめられた、前記受放熱部材の取付け溝の両側部位をプレスするための両側押圧部とが、段付き形状において設けられてなるプレス型が、それらヒートパイプ及び両側部位の変形のために用いられることとなる。
更にまた、本発明の別の望ましい態様の一つによれば、前記ヒートパイプをプレスするための中央押圧部と、該中央押圧部の両側にそれぞれ位置せしめられて、前記立上がり壁を取付け溝側に屈曲変形せしめる両側湾曲押圧部とを備えたプレス型を用いて、それらヒートパイプ及び両側部位の変形が行われることとなり、更に別の望ましい態様の一つによれば、前記ヒートパイプをプレスするための中央押圧部と、該中央押圧部の両側にそれぞれ位置せしめられて、前記取付け溝の両側部位に切込みを入れ、該両側部位を溝側に変形せしめる両側切刃部とを備えたプレス型を用いて、それらヒートパイプ及び両側部位の変形が行われることとなる。
このように、本発明に従うヒートパイプの固定方法によれば、受放熱部材に設けた取付け溝内にヒートパイプの所定長さ部分を収容配置して、固定せしめる際に、かかる取付け溝の断面形状をU字形状と為しているところから、そのような取付け溝内にヒートパイプを挿入する際に、取付け溝の上側(溝の開口部側)からヒートパイプを挿入することが出来ることとなるため、ヒートパイプの受放熱部材への取り付けの作業性を、有利に向上することが可能であると共に、受放熱部材の表面において取付け溝が任意の角度に屈曲していたり、或いは湾曲した形状とされていたとしても、対応した形状とされたヒートパイプを、そのような取付け溝の上側から、容易に挿入することが出来るために、冷却装置の設計上の制限を受けることがないという利点を有している。
また、そのような断面がU字形状とされた取付け溝内に収容したヒートパイプを、その上方側(取付け溝の上方側)から溝底部に向ってプレスして、変形させるようにしているところから、ヒートパイプ外周面を、取付け溝の少なくとも底部内面に、効果的に密着せしめることが出来るのである。
そして、そのようなヒートパイプに対するプレス加工と共に、受放熱部材の取付け溝の両側部位を、上方からプレスすることによって、かかる両側部位を、溝の内側に向かってヒートパイプを取付け溝の両側部位にて包み込むように変形させることによって、ヒートパイプが受放熱部材に固定せしめられるようにしているため、ヒートパイプ外周面と取付け溝内面との間に生じていた隙間を減少すると共に、それらを広い接触面積で接触させ、より密着せしめることが出来、以て、受放熱部材とヒートパイプとの間の接触熱抵抗を、効果的に低減させることが可能となるのである。
ところで、本発明に従うヒートパイプの固定方法の望ましい態様の一つに従って、受放熱部材に設けられた取付け溝の両側部位に対するプレス操作が、取付け溝内に挿入されたヒートパイプに対するプレス変形操作と同時に又はそれに遅れて、開始されるようにすることによって、ヒートパイプの頂点をプレスすることで、ヒートパイプが取付け溝の下部(底部)に密着せしめられると同時に、横方向にも広がり、側面にも密着せしめられることとなるのである。そして、そのような密着した状態において、取付け溝の両側部位がプレスされ、変形せしめられるところから、かかる変形せしめられた箇所がヒートパイプに密着すると同時に、ヒートパイプを上部から溝下部(底部)に向かって押し付ける力が働くこととなり、以てヒートパイプと受放熱部材の密着性が、有利に向上せしめられるようになる。
また、本発明に従うヒートパイプの固定方法の好ましい態様の一つに従って、受放熱部材に設けられた取付け溝の両側部位に、該取付け溝に沿って延びる所定幅の立上がり壁を形成することによって、そのような両側部位に対してプレス操作を行うと、かかる立上がり壁部分が、取付け溝内側に向かって変形せしめられることとなり、取付け溝内に収容せしめられたヒートパイプを、より効果的に上面から押圧すると共に、ヒートパイプと取付け溝との密着性を向上せしめることが出来るのである。
なお、ヒートパイプ及び取付け溝の両側部位の変形に用いられるプレス型を、本発明の望ましい態様の一つに従って、ヒートパイプをプレスするための中央押圧部と、該中央押圧部の両側にそれぞれ位置せしめられた、受放熱部材の取付け溝の両側部位をプレスするための両側押圧部とが、段付き形状において設けられてなる形状としたり、或いは、本発明の別の望ましい態様の一つに従って、ヒートパイプをプレスするための中央押圧部と、該中央押圧部の両側にそれぞれ位置せしめられて、取付け溝の両側部位に形成された立上がり壁を、取付け溝側に屈曲変形せしめる両側湾曲押圧部とを備えた形状としたり、本発明の更に別の望ましい態様の一つに従って、ヒートパイプをプレスするための中央押圧部と、該中央押圧部の両側にそれぞれ位置せしめられて、取付け溝の両側部位に切込みを入れて、該両側部位を取付け溝の内側に変形せしめる両側切刃部とを備えた形状とすることによって、それらヒートパイプ及び両側部位をプレス操作する際に、ヒートパイプと取付け溝の両側部位の両方の変形が、それぞれ効果的に行われることとなる。
このように、本発明に従うヒートパイプの固定方法によれば、受放熱部材に形成されたヒートパイプ挿入溝の上部近くをプレスすることによって、溝上部がヒートパイプを包み込むように変形せしめられることとなり、ヒートパイプ外周面と取付け溝の内面、つまりヒートパイプと受放熱部材との密着性が向上し、接触熱抵抗を有利に低減することが可能となると共に、安定してヒートパイプを受放熱部材に対して固定することが出来るため、ヒートパイプの脱落を効果的に抑制することが可能となるのである。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
先ず、図1には、本発明に従うヒートパイプの固定方法の一実施形態によって固定された受放熱部材とヒートパイプとが、その取付け部分を拡大した断面図の形態において、概略的に示されている。かかる図1においては、受放熱部材2に設けられた取付け溝4内にヒートパイプ6を収容し、かかるヒートパイプ6と、取付け溝4の両側部位に設けられた立上がり壁8,8とを、プレス型10にて押圧して、変形せしめることによって、ヒートパイプ6が受放熱部材2に固定せしめられているのである。
より具体的には、受放熱部材2は、アルミニウム(アルミニウム合金を含む)や銅(銅合金を含む)等の熱伝導性が良好な金属材料を用いて、熱間押出、熱間鍛造、プレス、ダイキャスト等の各種の公知の製法にて形成されており、その表面に、取付け溝4が形成されている。そして、そのような取付け溝4の両側には、溝の長さ方向に伸び、受放熱部材2の上面よりも所定高さだけ高くされた、所定幅の立上がり壁8,8が形成されている。なお、かかる取付け溝4は、前述した製法にてブロック形状やプレート形状に形成した受放熱部材2に対して、切削加工等を施すことによって形成される他、押出加工等によって受放熱部材2の形状を形成する際に、直接、取付け溝4付きの形状に形成することも、勿論可能である。
そして、そのような受放熱部材2に形成された取付け溝4内に、受放熱部材2と同様にアルミニウムや銅(それぞれの合金も含む)等の金属材料にて形成されたヒートパイプ6を挿入、配置せしめた後に、かかるヒートパイプ6と、受放熱部材2の立上がり壁8,8とを、ここでは図示しないプレス装置に接続され、プレス面12が平坦な面とされたプレス型10によって押圧し、それらを変形せしめて、固定しているのである。このとき、プレス型10によって変形せしめられた立上がり壁8の内側部分14は、取付け溝4の内側に向かって、つまりヒートパイプ6の上面に覆い被さるように、変形せしめられており、ヒートパイプ6が、取付け溝4内から容易に離脱しないようにされている。
ところで、このような本発明に従う受放熱部材2に対するヒートパイプ6の取り付け作業は、例えば、図2に示すような手順に従って行われることとなる。即ち、先ず、図2(a)に示されるように、その上面に、長さ方向に垂直な面で切断した際の断面がU字形状とされた取付け溝4が形成された受放熱部材2を用意する。取付け溝4の両側部位には、その長さ方向に連続した、所定幅の立上がり壁8が形成されており、その断面は、ここでは、矩形形状とされている。そして、かかる取付け溝4内に、溝幅に対応した外径をもつヒートパイプ6の所定長さ部分を収容、配置せしめる。このヒートパイプ6の外径は、U字形状の取付け溝4の幅よりも小さくされていると共に、取付け溝4内に挿入された際に、かかるヒートパイプ6の頂上部位が、立上がり壁8の上面よりも或る程度突出する程度の大きさとされている。
次いで、図2(b)に示す如く、所定のプレス装置にて上下に移動せしめられるプレス型10を、受放熱部材2に向かって押し下げるようにする。このとき、立上がり壁8の上面よりヒートパイプ6の頂上部が飛び出しているため、立上がり壁8よりも、ヒートパイプ6が、先に、プレス面12に当接し、プレスされ始めることとなる。このとき、ヒートパイプ6は、その下面が取付け溝4の底面に密着せしめられると共に、形状が中空であるため、拘束のない横方向に向かって楕円形の断面形状に変形せしめられるようになる。なお、ここでは、立上がり壁8の高さを、取付け溝4内に収容せしめられたヒートパイプ6の頂上部が、立上がり壁8の上面より飛び出すようにされて、ヒートパイプ6が立上がり壁8よりも先にプレス型10によってプレス(押圧)されるようにしているが、ヒートパイプ6の外径や立上がり壁8の高さを調節して、それらが同時にプレスされるようにすることも、勿論可能である。しかし、ヒートパイプ6と受放熱部材2の密着度をより高めるためには、立上がり壁8の変形よりも、ヒートパイプ6の変形が先に行われるようにすることが、望ましいのである。
更に、それに続いて、プレス型10を押し下げていくことによって、ヒートパイプ6を変形せしめつつ、プレス型10の下面(プレス面12)と立上がり壁8,8とを当接させ、そして、ヒートパイプ6と立上がり壁8,8の両方をプレスする(図2(c))。このとき、立上がり壁8は、プレス型10の下面でプレスされることによって、壁の厚さ方向(図において左右方向)に変形せしめられることとなるが、そのような変形を受ける立上がり壁8のうち、取付け溝4の内側に向かって変形させられる部位(内側部分14)は、取付け溝4内に収容されたヒートパイプ6の上面を覆うように、変形せしめられる。つまり、ヒートパイプ6が、その外周面が取付け溝4の内周面と密着するように楕円の断面形状に変形させられると共に、立上がり壁8の内側部分14が取付け溝4の内側に向かって、ヒートパイプ6の上側を覆うように、変形せしめられるのである。
その後、プレス型10を上昇させて、プレスしていたヒートパイプ6や受放熱部材2から離脱せしめるることによって、図1に示されるような、本発明に従うヒートパイプの固定が、完了するのである。なお、このように、取付け溝4の両側部位を変形させて、ヒートパイプ6を固定するに際しては、取付け溝4の長さ方向の全長に亘って変形加工を実施しなくとも、部分的に行うようにしてもよく、例えば、途中で湾曲した形状とされた取付け溝(4)に、それに対応した形状とされたヒートパイプ(6)を固定する場合には、直線部分の溝の両側部位のみをプレス加工して、ヒートパイプ(6)を受放熱部材2に対して固定せしめれば良いのである。
このように、取付け溝4の両側部位に設けられた立上がり壁8,8を、プレス型10で上方からプレスして、かかる立上がり壁8,8を取付け溝4の内側に向かって変形せしめることにより、ヒートパイプ6の上部を包み込むようにして、ヒートパイプ6が受放熱部材2に固定されているところから、ヒートパイプ6が受放熱部材2に対して強固に固定されることとなり、以て、従来の接着剤による固定の際に生じていた、ヒートパイプ6が受放熱部材2から容易に外れてしまう問題が、効果的に解消され得るのである。
また、ヒートパイプ6が、プレス型10にて受放熱部材2に対してプレスされて、ヒートパイプ6の下部が取付け溝4の少なくとも底部に密着せしめられると同時に、取付け溝4の内周面に沿った形状となるように変形、密着させられ、それと共に、取付け溝4の両側部位に設けられた立上がり壁8,8をプレス型10によってプレスして、かかる立上がり壁8,8を取付け溝4の内側に向かって、ヒートパイプ6の上部を包み込むように変形させて、それらを密着せしめているところから、ヒートパイプ6の外周面と取付け溝4の内面、換言すれば、ヒートパイプ6と受放熱部材2との間に生じていた隙間を、効果的に減少せしめ得て、それらをより密着させることが出来るのであり、加えて、それらの接触する面積がより増大せしめられ、以て、受放熱部材2とヒートパイプ6との間の接触熱抵抗を、効果的に低減せしめることが可能となるのである。
さらに、ヒートパイプ6を取付け溝4内に収容する際にも、取付け溝4は、その断面が上方が開口されたU字形状とされ、その幅がヒートパイプ6よりも大きくされているので、溝上部から容易に取付け溝4内にヒートパイプ6を収容することが出来るのであり、そのため、製作性を向上せしめることが可能となる。更に、受放熱部材2の上面に形成される取付け溝4の形状が、単純な直線状だけでなく、その途中で曲がった形状とされていたとしても、それに対応した形状とされたヒートパイプ6を、取付け溝4の上部から容易に挿入することが出来るため、冷却装置の設計において、溝の形状や配置等に制限を受けることがない等という利点も有しているのである。
以上、本発明の代表的な実施形態の一つについて詳述してきたが、それは、あくまでも例示に過ぎないものであって、本発明は、そのような実施形態に係る具体的な記述によって、何等限定的に解釈されるものではないことが、理解されるべきである。
例えば、前述の実施形態において、プレス型10のプレス面12、即ち、ヒートパイプ6や立上がり壁8をプレスする面は、平坦な面とされていたが、図3(a)に示す如く、ヒートパイプをプレスするための中央押圧部22と、その両側に、かかる中央押圧部22に対して低段部とされた、立上がり壁8をプレスするための両側押圧部24,24とを備えた段付き形状のプレス型20を用いて、ヒートパイプ6の受放熱部材2への取付け加工を行うことも可能である。このような段付きのプレス型20を用いて、本発明に従って、ヒートパイプ6を受放熱部材2へと固定する作業の工程は、例えば、図3(a)〜(c)に示すように行われる。
すなわち、先ず、図3(a)に示す如く、両側部位に立上がり壁8,8が形成された、断面がU字形状の取付け溝4内に、ヒートパイプ6を挿入、配置せしめた後、プレス型20を降下させて、その中央押圧部22によって、ヒートパイプ6をプレスするようにする(図3(b))。その後、図3(c)に示されるように、更にプレス型20を降下させて、両側押圧部24,24によって立上がり壁8,8をプレスして、取付け溝4の内側に向かって変形せしめることにより、ヒートパイプ6の上部を、変形した立上がり壁8の内側部位にて覆うようにして、ヒートパイプ6を、受放熱部材2に対して固定するのである。
このように、段付き形状とされたプレス型20を用いた場合にあっては、中央押圧部22が両側押圧部24,24よりも突出しているため、ヒートパイプ6の頂上部位が、立上がり壁8の上面よりも高くされている必要がなく、中央押圧部22と両側押圧部24,24の位置関係は、ヒートパイプ6に中央押圧部22が接触して、ヒートパイプ6の変形が始まるよりも、同時に又は若干遅れて、立上がり壁8,8に両側押圧部24,24が接触して、その変形が始まるようになっていれば良いのである。
また、そのような段付きのプレス型20の他にも、図4(a)に示すように、プレス面が、外側から内側に向かってなだらかに湾曲しながら凹む、湾曲押圧部28,28とされると共に、その中央部分が、プレス面の凹部から突出して、ヒートシンクをプレスするための中央押圧部26とされた、プレス型30を用いることも可能である。このようなプレス型30を用いることによって、中央押圧部26の両側に形成された湾曲押圧部28,28が、なだらかな曲面を描きながら中央押圧部26に向かって凹んでいるところから、図4(b)に示されるように、プレス型30を受放熱部材2とヒートパイプ6に向かって下降させ、立上がり壁8が湾曲押圧部28に当接し、プレスされる際に、立上がり壁8を効果的に取付け溝4の内側に向かって変形せしめることが出来る。そして、更に、プレスを続けることによって、図4(c)に示されるように、ヒートパイプ6を取付け溝4の底面に押し付けて、それらの密着度を向上せしめるようにすると共に、より効果的に立上がり壁8をヒートパイプ6の上面に押し付けるように変形させることが出来るのである。その結果、より強固にヒートパイプ6が受放熱部材2に固定されると共に、それらの密着度が高められ、接触熱抵抗を効果的に低減することが可能となる。
さらに、取付け溝4の両側部位に設けられた立上がり壁8の形状にあっても、前述した実施形態のもののように、断面が矩形形状とされたものの外、図5(a)に示すように、取付け溝4の内面から連続して立上がると共に、頂点部分から所定の傾斜角度で受放熱部材2の表面に向かって下降する、断面が三角形形状の立上がり壁32とすることも、可能である。このような立上がり壁32とした場合にあっても、例えば、図5(b)に示すように、段付きのプレス型20によってヒートパイプ6を先にプレスして、取付け溝4の底面に密着せしめつつ、楕円形状に変形させる一方、図5(c)に示すように、プレス型20の両側部位にて立上がり壁32をプレスして、かかる立上がり壁32を取付け溝4の内側に向かって変形せしめることによって、ヒートパイプ6の受放熱部材2に対する取付けが行われることとなる。このように、取付け溝4の両側部位に形成される立上がり壁32(8)が、プレス型によって上方からプレスされた際に、取付け溝4内に収容されたヒートパイプ6の上面を覆うように、充分変形せしめられるようになっていればよいのである。
更にまた、取付け溝4の両側部位に設けられた立上がり壁8(32)は、必須のものではなく、例えば、図6(a)に示される如く、取付け溝4の両側部位に立上がり壁が形成されてなくともよいのである。このような場合にあっては、例えば、ヒートパイプ6をプレスする平坦なプレス面をもった中央押圧部34と、先端が山型形状の凸部とされ、その凸部が受放熱部材2に押し当てられた際に、受放熱部材2の上面に切れ込みを入れるようにしている切刃部36,36とから構成させるプレス型38を用いて、ヒートパイプ6の受放熱部材2への固定が行われることとなる。即ち、図6(b)に示されるように、受放熱部材2の上面に形成された取付け溝4内に挿入、配置されたヒートパイプ6を、中央押圧部34によってプレスして、取付け溝4の底面に密着せしめつつ、取付け溝4の内周面に沿った形状となるように変形させた後、図6(c)に示されるように、切刃部36,36を下降せしめて、その先端が受放熱部材2に食い込むようにプレスする。このように、切刃部36にて、受放熱部材2の上面、取付け溝4の両側部分に切り込みを入れるようにプレスすることによって、かかる取付け溝4の両側部位が、取付け溝4の内側に向かって変形し、ヒートパイプ6の上面を覆うように変形せしめられ、ヒートパイプ6が受放熱部材2に対して固定されることとなるのである。
なお、かかる図6において、ヒートパイプをプレスする中央押圧部34と、取付け溝4の両側部位をプレスする切刃部36,36とは、別体とされて、それぞれ独立して上下するようにされていたが、それらを一体として構成したプレス型を用いてもよい。そして、そのような場合にあっては、ヒートパイプ6と取付け溝4の両側部位を、同時に、又は適度な遅れをもってプレスするように、中央押圧部34と切刃部36の高さが調整されたプレス型(38)が用いられることとなる。また、前述した段付きのプレス型20やプレス型30にあっても、中央押圧部22と両側押圧部24(湾曲押圧部28)とが、それぞれ別体のプレス型とされて、それぞれを独立して上下するようにして、ヒートパイプ6や取付け溝4の両側部位(立上がり壁8,8)をプレスするようにしても良いのである。
ところで、何れの場合にあっても、ヒートパイプを包み込むような、溝上部壁面の変形の程度は、プレス深さによって変えることが出来ることは言うまでもないところであり、また、ヒートパイプの長手方向において、部分的にプレス深さを他の部分よりも深くすることにより、その部分の溝上部壁面の変形を大きくし、他の部分よりもヒートパイプを包み込む程度を大きくすることによって、取付け溝が直線状の場合に、ヒートパイプが長さ方向にずれてしまうことを防止することも可能である。
その他、一々列挙はしないが、本発明が、当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施されるものであり、また、そのような実施の態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、何れも、本発明の範疇に属するものであることは、言うまでもないところである。
以下に、本発明の代表的な実施例の一つを示し、本発明の特徴を更に明確にすることとするが、本発明が、そのような実施例の記載によって、何等の制約をも受けるものでないことは、言うまでもないところである。
先ず、ヒートパイプ式ヒートシンクを構成するために、受放熱部材として、アルミ合金押出型材をブロック状に形成したものと、純銅(りん脱酸銅)にて形成されると共に、外径:4mm、全長:150mmとされたヒートパイプを用意した。そして、そのようなブロック状の受放熱部材をヒートパイプの両端部に固定せしめて、ヒートパイプ式ヒートシンクを形成するに際して、図7(a)に示すように、両側部位に立ち上がり壁が形成された取付け溝内にヒートパイプを配置し、段付きのプレス型にてプレスすることによって、ヒートパイプと受放熱部材の両方を変形させ、受放熱部材に対してヒートパイプを固定する、本発明に従うヒートパイプの固定方法によるヒートパイプ式ヒートシンクを形成し、これを供試例1とした。なお、プレスによって受放熱部材とヒートパイプを変形せしめた部分(プレス部)の厚さ(図中、Hで示した高さ)は、6.4mmとした。
また、従来のヒートパイプの固定方法に従うものとして、図7(b)に示すように、受放熱部材の表面に袋状に形成された取付け溝内にヒートパイプを挿入した後、平坦なプレス面をもつプレス型によって受放熱部材を変形させて、その変形によって間接的にヒートパイプを変形せしめて、ヒートパイプを受放熱部材に固定せしめたものを用意し、これを供試例2とした。なお、供試例1と同様に、プレス部の厚さ(図中、Hで示した高さ)は、6.4mmとした。
このように用意された供試例1及び2のヒートパイプ式ヒートシンクについて、図8に示すような、ヒートパイプの両端部に固定されたアルミ合金押出型材製の受放熱部材のうち、一方(図において右側)のブロックには、ヒーターを取り付けることにより、受熱側(ヒートパイプとしては蒸発側)として、他方(図において左側)のブロックは、幅:50mm、高さ:20mmの硬質のダクト内に配置し、ファンによってダクト内に冷却風を送り込むことにより、放熱側(ヒートパイプとしては凝縮側)とした、接触熱抵抗評価試験装置を作製し、それぞれの接触熱抵抗の評価を行ない、その結果を下記表1に示した。なお、接触熱抵抗の大きさは、右側ブロックに取り付けられたヒーターに一定の熱負荷を与えて、右側ブロックからヒートパイプへ、さらにはヒートパイプから左側のブロックへ伝熱するに際しての値、つまり、左右両ブロックとヒートパイプとの間の値とし、右側ブロックの表面温度(T1)と左側ブロックの表面温度(T2)の測定値から、下記(1)の式にて算出した。
接触熱抵抗R=(T1−T2)/Q ・・・・・(1)
[但し、Qはヒーター入熱量(単位:W)であり、T1,T2の単位はKである。]
接触熱抵抗R=(T1−T2)/Q ・・・・・(1)
[但し、Qはヒーター入熱量(単位:W)であり、T1,T2の単位はKである。]
かかる表1の結果から明らかなように、本発明に従うヒートパイプの固定方法による供試例1のヒートパイプ式ヒートシンクにおいては、従来の固定方法による供試例2のヒートパイプ式ヒートシンクよりも接触熱抵抗が減少し、性能が向上せしめられていることが認められる。なお、このように受放熱部材に固定するヒートパイプの替わりに、例えば、円形断面の銅製のパイプ中に冷却水を通水する冷却用パイプや、或いは加熱用パイプを固定した場合にも、同様の効果が得られることを確認した。
2 受放熱部材
4 取付け溝
6 ヒートパイプ
8 立上がり壁
10 プレス型
12 プレス面
4 取付け溝
6 ヒートパイプ
8 立上がり壁
10 プレス型
12 プレス面
Claims (6)
- ヒートパイプの所定長さ部分を、受放熱部材に設けた取付け溝内に収容配置して、固定せしめる方法にして、
かかる受放熱部材の取付け溝をU字形状と為し、該U字形状の取付け溝内に収容した前記ヒートパイプ部分をその上方から溝底部に向ってプレスして変形させることにより、少なくとも溝底部内面に密着せしめる一方、該受放熱部材の取付け溝の両側部位を上方からプレスすることによって、かかる両側部位を溝側に変形させ、前記ヒートパイプを該取付け溝の両側部位にて包み込むようにして、該ヒートパイプを前記受放熱部材に固定せしめることを特徴とするヒートパイプの固定方法。 - 前記受放熱部材の取付け溝の両側部位に対するプレス操作が、前記ヒートパイプに対するプレス変形操作と同時に又はそれに遅れて開始される請求項1に記載のヒートパイプの固定方法。
- 前記受放熱部材の取付け溝の両側部位が、該取付け溝に沿って延びる所定幅の立上がり壁にて構成されている請求項1又は請求項2に記載のヒートパイプの固定方法。
- 前記ヒートパイプをプレスするための中央押圧部と、該中央押圧部の両側にそれぞれ位置せしめられた、前記受放熱部材の取付け溝の両側部位をプレスするための両側押圧部とが、段付き形状において設けられてなるプレス型が、それらヒートパイプ及び両側部位の変形に用いられる請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載のヒートパイプの固定方法。
- 前記ヒートパイプをプレスするための中央押圧部と、該中央押圧部の両側にそれぞれ位置せしめられて、前記立上がり壁を取付け溝側に屈曲変形せしめる両側湾曲押圧部とを備えたプレス型を用いて、それらヒートパイプ及び両側部位の変形が行われる請求項3に記載のヒートパイプの固定方法。
- 前記ヒートパイプをプレスするための中央押圧部と、該中央押圧部の両側にそれぞれ位置せしめられて、前記取付け溝の両側部位に切込みを入れ、該両側部位を溝側に変形せしめる両側切刃部とを備えたプレス型を用いて、それらヒートパイプ及び両側部位の変形が行われる請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載のヒートパイプの固定方法。
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20110802 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |