JP6606650B2 - プレートフィン一体型のヒートシンクの製造方法 - Google Patents

プレートフィン一体型のヒートシンクの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、大規模集積回路(LSI)等の発熱を伴う電子部品の冷却に用いられるヒートシンクに関し、特に詳しくは、放熱のためのプレートフィンを一体に形成したプレートフィン一体型のヒートシンクの製造方法及びその方法により製造されたプレートフィン一体型のヒートシンクに関する。
大規模集積回路(LSI)等の発熱を伴う電子部品においては、電子部品を正常に動作させるために、熱を外部に放散させるヒートシンクが取り付けられる。このヒートシンクの素材としては、熱伝導率が高く、軽量で加工性の良いアルミニウムや銅が用いられる。
このようなヒートシンクとして、放熱のためのフィンをピン状に形成し、ベースとなる板状部に多数のピン状フィンを立設状態に設けたものがあり、その製造方法として、例えば特許文献1及び特許文献2に記載の方法が知られている。
特開2010−129774号公報 WO2012/118094号公報
特許文献1には、金属材料に加熱処理を行う加熱工程と、加熱処理後の金属材料を金型を用いて鍛造して目的の形状に成形する鍛造工程と、成形後の金属材料をエジェクターピンで金型の外方に押し出す押出工程とを備え、金型の内側に、鍛造工程時の圧力により金属材料を平板状に成形する凹部を設け、該凹部下面に鍛造工程時の圧力で金属材料を搾伸してピン状フィンを成形する孔部を多数穿設し、鍛造工程時には、金型のすべての孔部に金型の外側からエジェクターピンを挿入し、当該エジェクターピンの外径を金型の孔部の内径よりも0.05mm小さくして、エジェクターピンの外周面と金型の孔部の内周面との間に隙間を画成する製造方法によりピン状フィンヒートシンクの製造方法が開示されている。
この製造方法によれば、常温では変形抵抗が大きい金属材料であっても、その変形抵抗を小さくして鍛造することができるので、フィンピッチを細かくすることや、大型のヒートシンクを製造することも可能となる。また、孔部にエジェクタ−ピンを挿入しているので、鍛造の圧力により金型が撓むのを抑止して、繰り返し使用による破損を防止でき、鍛造工程後の押出工程時には、エジェクターピンによってすべてのフィン部の外端面に均一な押し出し圧力を加えることができるので、目的の形状に成形された金属材料が歪む恐れが全くない、とされている。
一方、特許文献2にも、ベース板の上面に複数のピン状フィンが一体に形成されるヒートシンクを成形するようにした鍛造加工用金型におけるピン状フィンを成形するためのフィン成形孔内に背圧付与ピンをスライド自在に設けておき、鍛造素材Wの塑性変形時に、フィン成形孔に流入する鍛造素材Wとしての金属材料に対し、前記背圧付与ピンによって背圧を付与する。金属材料を拘束する背圧付与ピンの先端拘束面に凹部を形成しておき、その凹部内に充填される金属材料によって、ピンフィンの先端に接合凸部を一体に形成することが記載されている。
しかしながら、上記の特許文献1,2の記載方法においては、何れもピン状フィンを備えたヒートシンクの製造方法であり、特に特許文献1では加熱処理作業が繁雑で作業効率が悪く金型構造も複雑になる問題があった
本発明は、上記の課題を解決し、矩形や異形のプレートフィンを複数立設したヒートシンクで、バラツキの少ない安定した平坦度(もしくは平面度)のベース部平面を備えたヒートシンクを冷間押出しにより製造する方法を提供することを目的とする。
本発明において、上記目的を達成するために、ベース部と、ベース部に立設する複数のプレートフィンを備えるフィン一体型ヒートシンクを、金型を用いて冷間押出しにより成形する製造法であって、
ヒートシンクのベース部と同形状の成形ダイの凹部に略同形状の成形素材を配置する工程と、
成形ダイに設けられ、プレートフィンの横断面形状と同形状の貫通した孔に対して上方からパンチを押圧し前記成形素材を冷間で押し出しする工程と、
複数のプレートフィンに対向して、プレートフィンの先端部を受ける複数の背圧付与部材を背圧ホルダ上に立設した背圧ブロックを具備し、背圧付与部材を案内する上受台と背圧ブロックを案内する案内孔を有する下受台とで構成され、成形ダイを含む金型を用いて、前記成形素材を冷間で押し出しするときに、プレートフィンの先端部に背圧を加える工程と、
パンチを押圧し、一旦停止後所定の待機位置まで引き戻す工程と、
金型内に設けられ、ベース部に対向して配設されたノックアウトピンと背圧ブロックを連動させ、ノックアウトピンでベース部を上方に押し出すと共に、背圧付与部材の先端でプレートフィンの先端部を上方に押し出す工程と、を具備し、
成形ダイの凹部に対してパンチの外形が締まり嵌め構造で押出し成形するプレートフィン一体型のヒートシンクの製造方法である。
プレートフィンを具備したヒートシンクを冷間押出しする製造方法は、従来のダイカストや切削加工に比べ、生産性に優れる。また、金型や製造条件の管理によって安定した品質を維持できる。
特に、本発明の成形ダイの凹部に対して前記パンチの外形が締まり嵌め構造で押出し成形する製造方法により、ヒートシンクのベース部のプレートフィンが立設された面の裏側の面は、バラツキの少ない安定した平坦度(もしくは平面度)の平面が確保され、品質の安定した冷間押出しにより製造する方法を提供することができる。
この結果、冷間押出しのプレートフィンを具備したヒートシンクは、構成部材が緻密であり、熱伝導率が良好であり、発熱を伴う電子部品全般に効率よい放熱効果が期待できる。更に、放熱グリースを使い、LEDを、ヒートシンクに密着させて、LEDの放熱を効果的に行うことが出来ると共に、LEDが放射する光の向き(角度)は、的を外れずに設置することが容易である。上記のことは、LEDに限定されることなく電子部品全般について適用可能であることは勿論である。
図1は、本発明の実施例に係る金型10の概念図であり、成形素材4を冷間押出し中の金型10の要部の縦断面図を示す。 本発明の適用例1のプレートフィン一体型のヒートシンク1の斜視図を示す 本発明の適用例2のプレートフィン一体型のヒートシンク6の斜視図を示す 本発明の適用例3のプレートフィン一体型のヒートシンク31の図面であり、図4(a)は、プレートフィン一体型のヒートシンク31のフィンの斜め上方側からの斜視図を示し、図4(b)は、フィン側からの平面図であり、図4(c)は、ベース部の斜め上方側からの斜視図を示す。 本発明の適用例4のプレートフィン一体型のヒートシンク41の図面であり、図5(a)は、プレートフィン一体型のヒートシンク41のフィンの斜め上方側からの斜視図を示し、図5(b)は、フィン側からの平面図であり、図5(c)は、ベース部の斜め上方側からの斜視図を示す。 本発明の適用例5のプレートフィン一体型のヒートシンク61のベース部方向からの斜視図である。 本発明の適用例5のプレートフィン一体型のヒートシンク61にLED67を載積したヒートシンク組立斜視図である。 本発明の適用例6のプレートフィン一体型のヒートシンク71のベース部方向からの斜視図である。 本発明の適用例6のプレートフィン一体型のヒートシンク71にLED67を載積したヒートシンク組立斜視図である。 本発明の適用例7のプレートフィン一体型のヒートシンク81のベース部方向からの斜視図である。 本発明の適用例7のプレートフィン一体型のヒートシンク81にLED67を載積したヒートシンク組立斜視図である。 本発明の適用例8のプレートフィン一体型のヒートシンク91の斜視図を示し、図12(a)は、プレートフィン一体型のヒートシンク91のベース部方向からの斜視図であり、図12(b)は、プレートフィン一体型のヒートシンク91のプレートフィン方向からの斜視図である。 本発明の適用例8のプレートフィン一体型のヒートシンク91にLEDモジュール97を載積したヒートシンク組立斜視図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図2は、以下に記載した本発明の実施例を適用した適用例1のプレートフィン一体型のヒートシンク1の斜視図を示す。
この適用例1のプレートフィン一体型のヒートシンク1は、ベース部2の一方の面に、断面形状が長方形のプレートフィン3が3個平行に立設された形状をなしている。ベース部2の両端部は、ベース部2の耳部2aを形成している。成形素材4は、熱伝導率が良好なアルミニウム材料とする。
(実施例)
図1は、本発明の実施例に係る金型10の概念図であり、成形素材4を冷間押出し中の金型10の要部の縦断面図を示す。図1を参照して、成形ダイ11には、上方に凹部12が設けられており、この凹部12の底面部13において、平行に3個の長方形の孔入口14aが穿孔されている。この各々の孔入口14aの全周は、角部に所定半径の円弧を形成し、この円弧に連設して、長方形断面の孔14が各々下方に延設され、この成形ダイ11の3個の平行の長方形断面の孔14の各々は、前記成形ダイ11の下部に連設されている上受台23に平行に設けられている長方形断面のガイド孔23aに、各々連設されており、更に、長方形断面のガイド孔23aの下部は、各々前記上受台23の下部に連設されている下受台21に設けられている案内孔21aに各々平行に開孔している。そして、各々の長方形断面の孔14は、各々の孔入口14aより小さく形成されており、成形素材4が冷間押出しされて、ベース部2に立設した状態のプレートフィン3が形成され、下方に延在してきて、背圧付与部材18に支持されながら、各々の長方形断面の孔14内に緩挿案内することが可能である。
そして、図1を参照して、前記成形ダイ11の前記凹部12の前記底面部13において、プレートフィン一体型のヒートシンク1のベース部2の耳部2aを、成形後、前記凹部12から突出すため、耳部2aの下方面に当接するように各々ノックアウトピン25を配設するように、一対のノックアウトピン用孔25aが穿設されている。これ等のノックアウトピン25の駆動装置等の詳細は、図示及び説明は省略されている。
前記下受台21の案内孔21aにガイドされて、背圧ブロック16が、図示しないエアダイクッション19に支持されて、設けられている。この背圧ブロック16は、背圧付与ホルダ17と、この背圧付与ホルダ17の上面に、3個の断面長方形の背圧付与部材18が、前記プレートフィン一体型のヒートシンク1のプレートフィン3の先端部3f(図2に表記)に対応する位置に、各々植設されている。これ等の背圧付与部材18の長さは、前記背圧付与ホルダ17の上面が、前記上受台23の下面に接する場合に、前記背圧付与部材18の上端面が、各々前記凹部12の底面部13と面一となる長さであれば十分である。更に、これ等の背圧付与部材18の断面は、ガイド孔23a及び孔14に緩挿案内可能な大きさの長方形断面を備えている。
所定の大きさのアルミニウム材料の成形素材4が、前記成形ダイ11の前記凹部12内に配置されて、図示されない制御部により、スタート信号が入力されると、パンチ15が、前記凹部12に嵌合押下され、サーボモータ駆動によるエアダイクッション等の押圧部15aにて制御された押圧速度と圧力で成形素材4を押圧する(図中矢印A方向)。この場合、パンチ15と凹部12とは、シメシロを有するシマリバメ構造として精密に作成されているために、冷間押出しによる成形時にベース部2の縁部にはバリは発生しない。ちなみにパンチ15の押出し圧力は、700〜1100MPaの範囲の所定の値において制御されることが好ましい
更に、パンチ15が、制御された押圧速度と圧力で押圧部15aにて成形素材4を押圧して、各々の長方形断面の孔14に成形素材4の部分が流入し、更に、所定の圧力(図中矢印B方向)に制御されたエアダイクッション19に支持されている背圧付与ホルダ17の上面に各々立設した背圧付与部材18に受け止められながら、所定長さに各々揃えられたプレートフィン3と、所定厚さのベース部2よりなるプレートフィン一体型のヒートシンク1が成形され、そして、前記パンチ15が、一旦停止した後に所定の待機位置に戻って、再度停止する。次に、前記背圧ブロック16と、一対の前記ノックアウトピン25とが連動して上昇し、背圧付与部材18がプレートフィン3の先端部3fを、ノックアウトピン25が耳部2aを同時に押し出して、金型10から前記プレートフィン一体型のヒートシンク1が取出される。
このようにして、金型10により、成形素材4を冷間押出しにより、前記プレートフィン一体型のヒートシンク1の成形が完了して、金型10から取出される。
尚、図1において、成形ダイ11を凹部12の底面部13を含む平面部の部位により型を上成形ダイ11aと下成形ダイ11bに分割すると、成形ダイに起因する不具合に対しての金型改修費用や、生産品目を製造する際の金型準備(もしくは段取換)の作業工数を低減することも出来る。
ところで図1,図2を参照すると、ヒートシンク1のベース部2の、プレートフィン3が立設された面の裏側の面は、バラツキの少ない安定した平坦度(もしくは平面度)の平面が確保され、例えば、放熱グリースを使い、LEDを、ヒートシンク1に密着させて、LEDの放熱を効果的に行うことが出来ると共に、LEDが放射する光の向き(角度)は、的を外れずに設置することが容易である。
そして、ベース部の耳部を形成することによって、取付け用の別部品が不要になり製造原価低減となる。
(適用例2)
図3は、本発明の適用例2のプレートフィン一体型のヒートシンク6の斜視図を示す。この適用例2のプレートフィン一体型のヒートシンク6は、ベース部7に、断面形状が長方形のプレートフィン8が4個立設された形状をなしている。ベース部7の両端部は、ベース部の耳部7aを形成している。適用例2のプレートフィン一体型のヒートシンク6は、勿論、前記実施例と概略同一の工程にて、プレートフィン一体型のヒートシンク6が成形され、金型から取出される。
(適用例3)
図4は、本発明の適用例3のフィン一体型のヒートシンク31の図面である。図4(a)は、適用例3のフィン一体型のヒートシンク31のフィンの斜め上方側からの斜視図を示し、図4(b)は、フィン側からの平面図である。図4(c)は、ベース部の斜め上方側からの斜視図を示す。これ等の図4(a)〜(c)を参照して、
本発明に係る適用例3は、ベース部32と、前記ベース部32に立設する複数のプレートフィンからなるプレートフィン群33と、を備えるプレートフィン一体型のヒートシンク31であって、前記ベース部32の一方の面に、前記複数のプレートフィンを立設してなるプレートフィン群33において、中央部に3個並列に第1のプレートフィン34が立設され、これ等第1のプレートフィン34の各々は、第1のプレートフィン本体34aとその平面を両側から挟持し補強するように第1の補助突部34bを備えて成り、前記3個並列に立設された第1のプレートフィン34の外側に各々並列に一対の第2のプレートフィン35が立設され、これ等第2のプレートフィン35の各々は、第2のプレートフィン本体35aとその平面を両側から挟持し補強するように第2の補助突部35bを備えて成り、
更に、前記第2のプレートフィン35の外側に各々並列に一対の第3のプレートフィン36が立設され、これ等第3のプレートフィン36の各々は、第3のプレートフィン本体36aとその平面を両側から挟持し補強するように第3の補助突部36bを備えて成る。
そして、適用例3のプレートフィン一体型のヒートシンク31は、各々プレートフィンにその平面を両側から挟持し補強するように補助突部を備えて成り、各々プレートフィンの曲げ剛性が向上して強度の向上が図れと共に、図4(b)の上方又は下方から、冷媒流体(例えば空気)が、各々プレートフィンの間を流れる場合、フィンの補助突部にて、冷媒流体に渦が生じ、プレートフィンの放熱効果を一段と促進する作用を発揮させることが可能である。
そして、プレートフィン群33において、第1のプレートフィン34の第1の補助突部34bによる断面積の増加、第2のプレートフィン35の第2の補助突部35bによる断面積の増加、及び第3のプレートフィン36の第3の補助突部36bによる断面積の増加により、背圧付与部材によるノックアウトが容易に行える効果がある。
(適用例4)
図5は、本発明の適用例4のフィン一体型のヒートシンク41の図面である。図5(a)は、適用例4のフィン一体型のヒートシンク41のフィンの斜め上方側からの斜視図を示し、図5(b)は、フィン側からの平面図である。図5(c)は、ベース部の斜め上方側からの斜視図を示す。これ等の図5(a)〜(c)を参照して、
本発明に係る適用例4は、ベース部42と、前記ベース部42に立設する複数の屈曲したプレートフィンからなるプレートフィン群43と、を備えるプレートフィン一体型のヒートシンク41であって、
前記ベース部42の一方の面に、前記複数の屈曲したプレートフィンを立設してなるプレートフィン群43において、略中央部に2個並列に第1の屈曲したプレートフィン44と、これに隣接した一方の側に第2の屈曲したプレートフィン45と、隣接した他方の側に第3の屈曲したプレートフィン46とを各々互いに並列に立設し、
更に、前記第2の屈曲したプレートフィン45の外側に並列に第4の屈曲したプレートフィン47と、前記第3の屈曲したプレートフィン46の外側に並列に第5の屈曲したプレートフィン48とを各々互いに並列に立設し、
そして、前記第4の屈曲したプレートフィン47の外側に並列に第6のプレートフィン49と、前記第5の屈曲したプレートフィン48の外側に並列に第7のプレートフィン50とを各々立設して成る。
重複するようであるが、図5(b)を参照して、この適用例4のフィン一体型のヒートシンク41の構成を説明する。略中央部に2個並列に第1の屈曲したプレートフィン44が配置されており、これ等2個の第1の屈曲したプレートフィン44その中央部のP点を中心に、一方の第1の屈曲したプレートフィン44と、他方の第1の屈曲したプレートフィン44とは、点Pを中心に点対称の形状となって配置されている。同様に、第2の屈曲したプレートフィン45と、第3の屈曲したプレートフィン46とは、点Pを中心に点対称の形状となって配置されている。同様に、第4の屈曲したプレートフィン47と、第5の屈曲したプレートフィン48とは、点Pを中心に点対称の形状となって配置されている。同様に、第6のプレートフィン49と、第7のプレートフィン50とは、点Pを中心に点対称の形状となって配置されている。そして、第1の屈曲したプレートフィン44〜第7のプレートフィン50は、各々隣接フィン同士において互いに平行に配置されている。
そして、適用例4のフィン一体型のヒートシンク41は、屈曲したプレートフィンにより曲げ剛性が向上して強度の向上が図れた。そして、図5(b)において、冷媒流体が図の上方又は下方から、屈曲したプレートフィンの間を流れる場合、屈曲したフィンの部分にて、渦が生じ、プレートフィンの放熱効果を一段と促進する作用を発揮させることが可能である。
(適用例5)
図6は、本発明の適用例5のプレートフィン一体型のヒートシンク61のベース部方向からの斜視図である。プレートフィン一体型のヒートシンク61は、ベース部62の左右にベース部の耳部62aを形成し、ベース部62の一方の面の略中央部に四角形の突出部62bを設け、ベース部62の他方の面にプレートフィン群63を備えている。
図7は、本発明の適用例5のプレートフィン一体型のヒートシンク61にLED67を載積したヒートシンク組立斜視図である。即ち、ベース部62の一方の面の略中央部に四角形の突出部62bの面は、バラツキの少ない安定した平坦度(もしくは平面度)の平面が確保され、放熱グリースを使い、LED67を、ヒートシンクに密着させて、LED67の放熱を効果的に行うことが出来ると共に、LED67が放射する光の向き(角度)は、的を外れずに設置することが容易である。
そして、ベース部62に突出部62bを設けることにより、図7に示すように、突出部62bにLED67を載積した場合、このベース部62の突出部62bにより、LED67の有効光束の減少(周辺光量の低下)を防止することが可能となる。
(適用例6)
図8は、本発明の適用例6のプレートフィン一体型のヒートシンク71のベース部方向からの斜視図である。プレートフィン一体型のヒートシンク71は、ベース部72の左右にベース部の耳部72aを形成し、ベース部72の一方の面の略中央部に四角形のブロック状の突出部72bを設け、ベース部72の他方の面にプレートフィン群73を備えている。
図9は、本発明の適用例6のプレートフィン一体型のヒートシンク71にLED67を載積したヒートシンク組立斜視図である。即ち、ベース部72の一方の面の略中央部に突設する四角形のブロック状の突出部72bの面は、バラツキの少ない安定した平坦度(もしくは平面度)の平面が確保され、その一面に放熱グリースを使い、LED67を、その一面に(ヒートシンクの一面に)密着させて、LED67の放熱を効果的に行うことが出来ると共に、LED67が放射する光の向き(角度)は、的を外れずに設置することが容易である。
そして、ベース部72の一方の面の突設する四角形のブロック状の突出部72bの面にLED67を載積することにより、LED67から放射する光の向きを必要とする方向に変えることが可能である。また、突出部72bに嵌合する電子部品の締結・固定が容易になる。
(適用例7)
図10は、本発明の適用例7のプレートフィン一体型のヒートシンク81のベース部方向からの斜視図である。プレートフィン一体型のヒートシンク81は、ベース部82の左右にベース部の耳部82aを形成し、ベース部82の一方の面の略中央部に四角形の凹部82bを設け、ベース部82の他方の面にプレートフィン群83を備えている。
図11は、本発明の適用例7のプレートフィン一体型のヒートシンク81にLED67を載積したヒートシンク組立斜視図である。即ち、ベース部82の一方の面の略中央部の四角形の凹部82bの面は、バラツキの少ない安定した平坦度(もしくは平面度)の平面が確保され、放熱グリースを使い、LED67を、ヒートシンクに密着させて、LED67の放熱を効果的に行うことが出来ると共に、LED67が放射する光の向き(角度)は、的を外れずに設置することが容易である。
そして、ベース部82の一方の面に凹部82bを設けることにより、LED67を定位置に容易に設置できる。また、LED67の周方向に放射される光を遮断もしくは反射させる作用も有する。
(適用例8)
図12は、本発明の適用例8のプレートフィン一体型のヒートシンク91の斜視図を示し、図12(a)は、プレートフィン一体型のヒートシンク91のベース部方向からの斜視図であり、図12(b)は、プレートフィン一体型のヒートシンク91のプレートフィン方向からの斜視図である。このプレートフィン一体型のヒートシンク91は、ベース部92の左右にベース部の耳部92aを形成し、このベース部92の一方の面の略中央部に四角形のブロック状の突出部92bを設け、そのブロック状の突出部92bの基部に他方の面に通じる四角形状の貫通孔92cを備え、ベース部92の他方の面にはプレートフィン群93を備えている。
図13は、本発明の適用例8のプレートフィン一体型のヒートシンク91にLEDモジュール97を載積したヒートシンク組立斜視図である。LEDモジュール97は、LED取付用基板98にLED67を載積してある。このプレートフィン一体型のヒートシンク91は、ベース部92に、ブロック状の突出部92bと、その基部に他方の面に通じる四角形状の貫通孔92cを備えているために、LEDモジュール97の取付と配線の引回しが容易であり、組立工数削減効果がある。即ち、ベース部92に貫通孔92cを備えているために、LED67を載積したLEDモジュール97を貫通孔92cに挿入することで、容易に光源もしくは照明の組立ができる。更に、プレートフィン93側から汎用ソケット等を挿入することにより、LED67への給電や配線が容易となる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これに限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱することなく、その他種々構成を取り得ることは勿論である。
本発明に係るフィン一体型のヒートシンク及びその製造方法は、今後需要増大が見込まれるハイブリットカーや電気自動車の分野において、これらの自動車の複雑なシステムを制御するために高集積化・大容量化された高出力モーター制御装置用の半導体素子等に使用される半導体に生じる熱を放出するヒートシンクの製造に利用すれば、頗る好都合なものとなる。
1、6、31、41、61、71、81、91・・フィン一体型のヒートシンク
2、7、32、42、62、72、82、92・・ベース部
2a、7a、32a、42a、62a、72a、82a、92a・・耳部
3、8、34、35、36、44、45、46、47、48、49、50・・プレートフィン
33、43、63、73、83、93・・プレートフィン群
10・・金型
11・・成形ダイ、11a・・上成形ダイ、11b・・下成形ダイ
12・・凹部
13・・凹部の底面
14・・孔
14a・・孔入口
15・・パンチ
16・・背圧ブロック
17・・背圧ホルダ
18・・背圧付与部材
19・・エアダイクッション
21・・下受台
21a・・案内孔
23・・上受台
23a・・ガイド孔
25・・ノックアウトピン
25a・・ノックアウトピン用孔


Claims (1)

  1. ベース部と、該ベース部に立設する複数のプレートフィンを備えるフィン一体型ヒートシンクを、金型を用いて冷間押出しにより成形する製造法であって、
    前記ヒートシンクの前記ベース部と同形状の成形ダイの凹部に成形素材を配置する工程と、
    前記成形ダイに設けられ、前記プレートフィンの横断面形状と同形状の貫通した孔に対して上方からパンチを押圧し前記成形素材を冷間で押し出しする工程と、
    前記複数のプレートフィンに対向して、該プレートフィンの先端部を受ける複数の背圧付与部材を背圧ホルダ上に立設した背圧ブロックを具備し、前記背圧付与部材を案内する上受台と前記背圧ブロックを案内する案内孔を有する下受台とで構成され、前記成形ダイを含む金型を用いて、前記成形素材を冷間で押し出しするときに、前記プレートフィンの先端部に背圧を加える工程と、
    前記パンチを押圧し、一旦停止後所定の待機位置まで引き戻す工程と、
    前記金型内に設けられ、前記ベース部に対向して配設されたノックアウトピンと前記背圧ブロックを連動させ、前記ノックアウトピンで前記ベース部を上方に押し出すと共に、前記背圧付与部材の先端で前記プレートフィンの先端部を上方に押し出す工程と、を具備し、
    前記成形ダイの凹部に対して前記パンチの外形が締まり嵌め構造で押出し成形するプレートフィン一体型のヒートシンクの製造方法。
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