JP2007217933A - 錠前の解錠機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】解錠用の操作部材の操作態様を増やすと同時に、操作部材の操作時、容易にドアを開くことができること。
【解決手段】錠前と、ドアの壁面に取付けられる取付け座と、該取付け座に回転軸が挿入される第1の操作手段と、この操作手段とは別個・独立に錠前に設けられた第2の操作部材又は駆動源の組み合わせから成る錠前の解錠機構であって、該錠前の解錠機構は、二つの解錠態様を有し、その一つはハンドル形式の操作手段を操作すると、取付け座に内装された動力伝達機構及び錠前の施・解錠機構の動力伝達手段をそれぞれ介して錠前の施錠片を後退動させる解錠態様であり、他の一つは第2の操作部材の操作力又は駆動源の駆動力により、錠前の施・解錠機構の伝動歯車部材を介して錠前の施錠片を後退動させる解錠態様であること。
【選択図】図17
Description
本発明は、操作部材を操作すると、建具の水平方向に回転する開閉扉、水平方向にスライドする引戸などのドアに取付けられた錠前の施錠片が解錠状態となり、そのままの状態でドアを開くことができるドアの開閉装置用の錠前の解錠機構に関する。
ドアの開閉装置用の錠前の解錠機構の一例は、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の実施例は、ドアに取付けられた施・解錠機構を有する錠前と、ドアの壁面に取付けられた取付け座と、該取付け座にハンドル回転軸が挿入されるハンドルとの組み合わせから成り、前記ハンドルを操作すると、前記取付け座に内装された動力伝達機構及び前記錠前の解錠機構をそれぞれ介して錠前の施錠片(ラッチを除く)を後退動させる。
しかして、前記取付け座に内装された動力伝達機構は、例えばハンドル回転軸と共に回転する大きい円盤と、複数本のリンクを介して回転し、かつ、錠前の開閉カムに連結された錠カム軸を回転させる小円盤とから構成されている(特許文献1の図5、段落0022)。また、特許文献1には、前記動力伝達機構は、ハンドル回転軸と共に回転する大きい歯車と、該大きい歯車に直接噛合する小さい歯車で構成しても良い旨が記載されている(図6、0026)。
このように、ハンドル取付け座に動力伝達機構を内装し、例えば平面視L字形状のレバーハンドルを操作した状態で前記動力伝達機構及び錠前の錠箱(又はブラケット)に内装された解錠機構で施錠片(閂)を解錠することは公知事項であるが、現在、引戸錠等の錠前の施・解錠機構に対応して、かつ、バリアフリーの観点から、ハンドル取付け座に納める動力伝達機構や該動力伝達機構に連動する錠前側の解錠機構をもっと合理的な構成(例えば錠箱内のスペースの有効活用)に改良することが望まれている。
特許公開2001−200667
本発明の主たる目的は、錠前に二種類の解錠態様を設け、その一つは、ハンドル形式の第1の操作手段により施錠片をスムースに解錠することができ、一方、他の一つは、第2の操作部材としてのサムターン又は駆動源(ソレノイド、駆動モータ)の駆動力により施錠片をスムースに解錠することができることである。第2の目的は、解錠時、他の操作部材(特に、サムターンの操作力)又は駆動手段の駆動力に余計な負担がかからないことである。第3の目的は、錠箱内のスペースを有効的に活用することができることである。その他デッドボルト又はカマを有する引戸錠等の鎌錠の施・解錠機構に対応することができることである。
本発明の錠前の解錠機構は、錠前と、ドアの壁面に取付けられる取付け座と、該取付け座に回転軸が挿入される第1の操作手段と、この操作手段とは別個・独立に錠前に設けられた第2の操作部材又は駆動源の組み合わせから成る錠前の解錠機構であって、該錠前の解錠機構は、二つの解錠態様を有し、その一つはハンドル形式の操作手段を操作すると、前記取付け座に内装された動力伝達機構及び錠前の施・解錠機構の動力伝達手段をそれぞれ介して錠前の施錠片を後退動させる解錠態様であり、他の一つは、前記第2の操作部材の操作力又は駆動源の駆動力により、錠前の施・解錠機構の伝動歯車部材を介して錠前の施錠片を後退動させる解錠態様であることを特徴とする。
ここで、「第2の操作部材」とは、サムターン摘みか、或いはシリンダーに差し込まれる操作キーか、これらに類似する機能を有する操作部材をいう。
次に列挙するような効果を得ることができる。
(1)請求項1に記載の発明は、ハンドル形式の操作手段により施錠片をスムースに解錠することができる共に、サムターン又は駆動源(ソレノイド、駆動モータ)の駆動力により施錠片をスムースに解錠することができるから、多面的な解錠を実現することができる。
(2)請求項2に記載の発明は、第1伝動歯車部材34はクラッチ機能を有する従動回転板を含んでいることから、サムターン又は駆動源(ソレノイド、駆動モータ)の駆動力により施錠片を解錠する場合に第1伝動歯車部材(カム連係歯車)35が解錠方向へ所定量回転しても、ハンドル形式の操作手段に連動する回転板ないし取付け座に内装された動力伝達機構は、その影響を受けない。したがって、解錠時、他の駆動手段(特に、サムターンの操作力)に余計な負担がかからない。
(3)請求項3に記載の発明は、錠箱内のスペースを有効的に活用することができる。
(4)請求項4、請求項5のいずれかに記載の発明は、解錠用の操作部材の操作態様を増やすと同時に、操作部材の操作時、容易にかつ短時間にドアを開くことができる。また、デッドボルト又はカマを有する引戸錠の鎌錠の施・解錠機構に対応することができる。
(1)請求項1に記載の発明は、ハンドル形式の操作手段により施錠片をスムースに解錠することができる共に、サムターン又は駆動源(ソレノイド、駆動モータ)の駆動力により施錠片をスムースに解錠することができるから、多面的な解錠を実現することができる。
(2)請求項2に記載の発明は、第1伝動歯車部材34はクラッチ機能を有する従動回転板を含んでいることから、サムターン又は駆動源(ソレノイド、駆動モータ)の駆動力により施錠片を解錠する場合に第1伝動歯車部材(カム連係歯車)35が解錠方向へ所定量回転しても、ハンドル形式の操作手段に連動する回転板ないし取付け座に内装された動力伝達機構は、その影響を受けない。したがって、解錠時、他の駆動手段(特に、サムターンの操作力)に余計な負担がかからない。
(3)請求項3に記載の発明は、錠箱内のスペースを有効的に活用することができる。
(4)請求項4、請求項5のいずれかに記載の発明は、解錠用の操作部材の操作態様を増やすと同時に、操作部材の操作時、容易にかつ短時間にドアを開くことができる。また、デッドボルト又はカマを有する引戸錠の鎌錠の施・解錠機構に対応することができる。
以下、図1乃至図18に示す本発明を実施するための最良の形態により説明する。
(1)発明の主たる環境部材
図1は、ドア(本実施例では引戸)Yの内壁(室内)から見た説明図である。説明の便宜上、図1を正面図として取り扱う。図2は、操作部材の一例としてのレバーハンドル(以下、「ハンドル」という。)51の初期位置(ハンドルの下方を指向する握り部分の一部を省略)における取付け座52内の動力伝達機構53を左側面側から見た説明図である。
図1は、ドア(本実施例では引戸)Yの内壁(室内)から見た説明図である。説明の便宜上、図1を正面図として取り扱う。図2は、操作部材の一例としてのレバーハンドル(以下、「ハンドル」という。)51の初期位置(ハンドルの下方を指向する握り部分の一部を省略)における取付け座52内の動力伝達機構53を左側面側から見た説明図である。
したがって、54は引戸Yの内壁であり、前記取付け座52は、上下部にそれぞれ形成された貫通孔55及び該貫通孔55にそれぞれ挿通される複数本の固着具(図示しない)を介して内壁54に固定される。
それ故に、取付け座52は、引戸Yの戸先に内装された錠前50の錠箱3に対して、引戸Yの内壁54を介して添設されることになり、図2で示すハンドル51は、内側ハンドルに相当する。
それ故に、取付け座52は、引戸Yの戸先に内装された錠前50の錠箱3に対して、引戸Yの内壁54を介して添設されることになり、図2で示すハンドル51は、内側ハンドルに相当する。
周知のように普通一般の内側ハンドル51は、ハンドルの回転軸56を有する軸部51aと、該軸部51aに直交方向に連設する握り部分51bとから成る。本実施例のハンドル51及びハンドル回転軸56は、例えば取付け座52の上方に位置するサムターンユニット57とは全く別個・独立の部材である。
周知のようにサムターンユニット57の外側には摘み部分57aが設けられ、室内側から該摘み部分57aを回転すると、サムターンダルマと称される駆動歯車58が所定位置まで回転する。駆動歯車58は、後述するカマ側の第2伝動歯車部材35に噛合するギヤー部分58aを有している(図17、図18参照)。
したがって、本実施例のハンドル51は、取付け座52に内装された動力伝達機構53及び錠前の施・解錠機構をそれぞれ介して錠前の施錠片40を後退動させる第1の操作部材であり、一方、サムターンユニット57の摘み部分57aは、錠前の施・解錠機構の第2伝動歯車部材35(カマ連係歯車)を介して錠前の施錠片40を後退動させる第2の操作部材である。もちろん、錠前を電気錠にする場合には、前記第2の操作部材を駆動モータ、ソレノイド等の駆動源に置換することもできる。このように、本発明の錠前の解錠機構は「ニ態様」存在する。
特に、ハンドル形式の第1の操作部材51について付言すると、ハンドル51の握り部分51bを斜めの状態になるように引き上げると、該ハンドル51の操作力は、取付け座52に内装された動力伝達機構53及び錠前50の施・解錠機構(特に解錠機構)をそれぞれ介して錠前の施錠片(本実施例ではカマ)40を後退動させる。
(2)取付け座の動力伝達機構
図2乃至図4を参照にして、取付け座52の動力伝達機構53を説明する。なお、本実施例の取付け座52は、長座であるが、該長座の細部的事項の説明は割愛する。
まず、61はハンドル回転軸56の挿入内端部用の断面正方形の角軸孔62を有する伝動歯車部材である。この伝動歯車部材61は、ハンドル回転軸56が前記角軸孔62に嵌合することから、ハンドル51を操作すると、ハンドル回転軸56と共に回転する。
図2乃至図4を参照にして、取付け座52の動力伝達機構53を説明する。なお、本実施例の取付け座52は、長座であるが、該長座の細部的事項の説明は割愛する。
まず、61はハンドル回転軸56の挿入内端部用の断面正方形の角軸孔62を有する伝動歯車部材である。この伝動歯車部材61は、ハンドル回転軸56が前記角軸孔62に嵌合することから、ハンドル51を操作すると、ハンドル回転軸56と共に回転する。
図3を基準にすると、伝動歯車部材61は、取付け座52の中心部寄りの位置に所定の範囲内で回転できるように組み込まれている。すなわち、63は円形状伝動歯車部材61の外周下位に所定量切欠された切欠部分で、該切欠部分63内には、取付け座52の下方貫通孔55を形成する受け突起が位置している。受け突起55は、伝動歯車部材61に対してストッパーの役割を果たす。
また、64は切欠部分63とは反対側の部位(外周上位)に形成された伝動ギヤー部で、該伝動ギヤー部64はハンドル回転軸56の回り方向に所要量形成されている。
65はハンドル回転軸56の挿入端部に巻装されたハンドル用の復帰バネで、該復帰バネの交差状両端部は、前述した受け突起55側に食み出ている。
65はハンドル回転軸56の挿入端部に巻装されたハンドル用の復帰バネで、該復帰バネの交差状両端部は、前述した受け突起55側に食み出ている。
66は伝動歯車部材61の伝動ギヤー部64に噛合する遊び歯車である。歯車列を形成する遊び歯車66の歯車比は、ハンドル51の操作力を増やすように適宜に設定されている。遊び歯車66は、操作力を増殖するのみならず、取付け座52の上部に組み込まれた駆動歯車部材67の間に介在し、駆動歯車部材67の回転方向を伝動歯車部材61と同方向にさせる機能を果たしている。
取付け座側の駆動歯車部材61は、中心部(軸受け部)67aから半径外方向に扇形状に広がる連結部分67bを有し、この連結部分67bの両端部には、取付け孔68がそれぞれ形成されている。本実施例では、前記取付け孔68に一つに、例えばピン状の連結棒69の外端部が差込み固定される。
しかして、前記連結棒69の内端部は、後述する錠前50の施・解錠機構を構成する第1伝動歯車部材34の一つに直接または間接的(本実施例では手前側の歯車に連動する裏側の回転板の一つ)に連結されており、ハンドル51の操作力は、駆動歯車部材67に設けられた連結棒69を介して前記第1伝動歯車部材34に伝えられる。
(3)本発明の適用対象の錠前
本発明は、図5乃至図18に示すような錠前(例えば引戸用鎌錠)50に適用するのが最適である。
本発明は、図5乃至図18に示すような錠前(例えば引戸用鎌錠)50に適用するのが最適である。
まず、図5を参照にして、錠前50に用いられる錠箱の構造を簡単に説明する。まず、3は錠箱、4はフロント板、5はカマ用開口、6はトリガー部材用開口である。
次に、番号が飛ぶが、錠箱3には幾つかの軸等が設けられている。19は第1固定軸、22は第2固定軸、27はバネ受けピン、36は伝動歯車部材用の一芯軸、47はカマ軸である。
次に、錠箱3には幾つかの切欠部分があり、下から順番に説明すると、45はトリガー部材用の水平案内部分、46はカマ作動障害部材の障害子を案内する垂直案内部分、48はラック部材用の水平案内部分、71は本発明の動力連結手段としての連結棒69を案内する弧状案内部分、そして、49は、例えば第2の操作部材(サムターン)57aの操作力で作動する駆動歯車(サムターンダルマ)58を、支持座を介して取付けるための嵌合孔である。
(4)錠前の新規構成
図6は、戸枠体Xに対して、引戸Yを矢印A方向に閉める際に、引戸Y側のトリガー部材7の先端面12が、戸枠体Xのストライク1に当たり始めた状態(ここでは「第1段階」という。)を示す。この第1段階では、指状のトリガー共働片(係止片)18がONの状態である。ここで「ONの状態」とは、トリガー共働片18の係合端部18aがカマ40の先端部40bの外周に形成した被係合部(切欠溝)41に係合しており、キー、サムターン等の外部操作手段の操作力により、カマ40を少なくとも完全施錠方向へ動かすことができない状態をいう。それ故に、閉戸時に於いて、不用意にカマ40が施錠方向に回転してストライク1の外面に衝突する事態を回避できる。
図6は、戸枠体Xに対して、引戸Yを矢印A方向に閉める際に、引戸Y側のトリガー部材7の先端面12が、戸枠体Xのストライク1に当たり始めた状態(ここでは「第1段階」という。)を示す。この第1段階では、指状のトリガー共働片(係止片)18がONの状態である。ここで「ONの状態」とは、トリガー共働片18の係合端部18aがカマ40の先端部40bの外周に形成した被係合部(切欠溝)41に係合しており、キー、サムターン等の外部操作手段の操作力により、カマ40を少なくとも完全施錠方向へ動かすことができない状態をいう。それ故に、閉戸時に於いて、不用意にカマ40が施錠方向に回転してストライク1の外面に衝突する事態を回避できる。
まず、Xは建具の戸枠体、Yは引戸、Zは鎌錠の自動施錠機構である。鎌錠の自動施錠機構Zは、引戸Yを閉める時に、戸枠体Xにトリガー部材7の先端面12が当たること前提として、トリガー部材7が後退動し始めると、トリガー部材7に交差状に係合するトリガー共働片18が倒れるように回転してカマ40から離れ、次いで、引戸Yの閉める量に対応してトリガー部材7がさらに錠箱3内に後退動すると、ラック32の移動を阻止しているカマ作動障害部材21が、トリガー部材7を構成する押圧片10の後端部に押されて係止を解消する方向へ回転する(図10参照)。
本実施例では、カマ作動障害部材21は「二物品」で構成され、第1係合片24の先端部に設けられたブロック状の障害子25の位置が変位(例えば下降)する。その結果、前記ラック32が付勢バネ33のバネ力でフロント板4側へ移動し始め、他の伝動歯車部材34,35が作動する点に特徴がある。
そこで、図6を参照にして、主な構成部材を説明する。1は受け金具のストライク、2はストライク1のカマ用係入孔、3は引戸の戸先側に固定された錠箱、4はフロント板、5はフロント板に形成されたカマ用開口、6はトリガー部材用開口、7は引戸Yの閉戸時に戸枠体X側に押されて後退変位するトリガー部材、31は該トリガー部材7の後退力によって作動する動力伝達手段、40は該動力伝達手段31を構成する第2伝動歯車部材(カマ連係歯車)35と連係され、かつ、施錠方向に自動的に回転するカマである。錠箱3、動力伝達手段31及びカマ40の具体的構成については後述する。
(5)トリガー部材7
トリガー部材7は、図7で示すように、トリガー本体8と、該トリガー本体8の後端部に可動軸9を介して軸支されたカマ作動障害部材用押圧片10と、前記可動軸9に巻装された押圧片用バネ11とから成る。
トリガー部材7は、図7で示すように、トリガー本体8と、該トリガー本体8の後端部に可動軸9を介して軸支されたカマ作動障害部材用押圧片10と、前記可動軸9に巻装された押圧片用バネ11とから成る。
トリガー部材7のトリガー本体8は、フロント板4の開口6から突出する先端部8aと、該先端部8aに連設する中間部8bと、該中間部8bに連設する後端部(支持部)8cに区分することができる。
しかして、前記先端部8aの山形状先端面12は、第1段階ではストライク1の前面に当たる。また、前記中間部8bには、トリガー共働片用の開口13が形成されている。さらに、前記後端部8cには、可動軸9用の軸孔14や切欠状支持部分15が形成されている。その他錠箱3に形成された水平案内部45に係合する突起(省略)が中間部8bの左右の側壁に形成されている。
一方、前記カマ作動障害部材用押圧片10は、トリガー本体8の後端部8cの切欠状支持部分15に支持されるように可動軸9を介して該トリガー本体8に一体的に装着されている。この押圧片10の先端部側10aは、切欠状支持部分15に支持される部分であり、一方、後端部側10bは、自動施錠時、カマ作動障害部材21の第1係合片24の後端部を押圧する反面、解錠時、前記第1係合片24により押される部分でもある。16は押圧片10に形成された軸孔である。
押圧片用バネ11は、一端部がトリガー本体8の後端部の切欠内面に、他端部が押圧片10の凹所状内面にそれぞれ圧接し、該バネ11で付勢されている押圧片10は、常態では水平状態になっている。したがって、自動施錠時、トリガー部材7は後退動しても、押圧片10は回転することなく、トリガー本体8と共にそのまま水平移動する。
(6)トリガー共働片18
図6で示すように、トリガー共働片18は、その基端部(実施例では下端部)が錠箱3に第1固定軸19を介して軸支され、一方、係合端部(実施例では上端部)18aはカマ40の先端部の被係合部41に係脱する。このトリガー共働片18は、本実施例では、トリガー部材7に対して交差状態に係合していると共に、第1固定軸19に設けられたトリガー共働片用バネ20で係合方向に常時付勢されている。
図6で示すように、トリガー共働片18は、その基端部(実施例では下端部)が錠箱3に第1固定軸19を介して軸支され、一方、係合端部(実施例では上端部)18aはカマ40の先端部の被係合部41に係脱する。このトリガー共働片18は、本実施例では、トリガー部材7に対して交差状態に係合していると共に、第1固定軸19に設けられたトリガー共働片用バネ20で係合方向に常時付勢されている。
付言すると、トリガー共働片18は、閉戸する際、トリガー7の先端面12が戸枠体側(実施例ではストライク1)に当たる瞬間の第1段階では、カマ40の被係合部41に係合しており、トリガー7の後退動により、トリガー共働片18が傾倒方向へ作動した第2段階では、その係合端部18aはカマ40の被係合部41から離れる。
(7)カマ作動障害部材
カマ作動障害部材21は、第2固定軸22を介して錠箱3に軸支されている。本実施例のカマ作動障害部材21は、トリガー部材7と動力伝達手段31を構成するラック部材32との間に配設され、前記第2固定軸22に巻装されたカマ作動障害部材用バネ23により、前記ラック部材32に係合する方向に常時付勢されている。
カマ作動障害部材21は、第2固定軸22を介して錠箱3に軸支されている。本実施例のカマ作動障害部材21は、トリガー部材7と動力伝達手段31を構成するラック部材32との間に配設され、前記第2固定軸22に巻装されたカマ作動障害部材用バネ23により、前記ラック部材32に係合する方向に常時付勢されている。
このカマ作動障害部材21は、カマ40に対するトリガー共働片18の係止状態が解消した後の第3段階では、トリガー部材7を介して、動力伝達手段31の作動を許容する方向へ回転する。付言すると、カマ40を自動施錠する場合、カマ作動障害部材21は、ラック部材32の前面から、その障害子25が下降して離れる。
しかして、本実施例のカマ作動障害部材21は、施錠時にはトリガー部材7の押圧片10に押される反面、解錠時には前記押圧片10を押す第1係合片24と、この第1係合片24の一端部に設けられ、ラック部材32が所定の位置(カマ解錠位置)へと移動した時に該ラック部材32に係合する障害子25とから成る。
上面弧状の障害子25は、連結可動ピン26を介して第1係合片24の先端部に連結されている。そして、前記連結可動ピン26は、錠箱3に形成された垂直案内部分に係合している。
図8を参照にして、カマ作動障害部材21の具体的構成を説明する。24は人差し指形状の第1係合片で、この第1係合片24は、中央部の軸孔24aに挿入されかつ錠箱3に横設軸架された第2固定軸22を介して軸支されている。
しかして、第1係合片24の先端部には連結可動ピン26用の連結孔24bが形成され、一方、その後端部にはバネ23の一端部を受けるピン状の突起24cが設けられている。そして、前記バネ23の他端部は、錠箱3に後壁付近に設けたバネ受けピン27に支持されている。このバネ23の強さは、押圧片用バネの強さを考慮して適宜に設定されている。
また、本実施例の障害子25は、例えば下向きコ字形状に形成され、第1係合片24に先端部に跨ぐように乗っかっている。そして、左右の対向側壁25aには連結可動ピン26用の案内長孔28が一対形成され、該案内長孔28を介して第1係合片24に先端部に多少可動できるように連結されている。さらに、前記左右の対向側壁25aの外面には、錠箱3に形成した垂直案内部分46と係合する単数又は複数個(本実施例)の係合突起29が設けられている。
(8)錠箱内の動力伝達手段31
図6を参照にして、錠箱3に組み込まれた動力伝達手段31を構成する各部材を簡単に説明する。32は水平方向へ往復動するラック部材で、該ラック部材32は、カマ自動施錠用の付勢バネ33を備えている。付勢バネ33は、本実施例では、ラック部材32に組み込まれている。
図6を参照にして、錠箱3に組み込まれた動力伝達手段31を構成する各部材を簡単に説明する。32は水平方向へ往復動するラック部材で、該ラック部材32は、カマ自動施錠用の付勢バネ33を備えている。付勢バネ33は、本実施例では、ラック部材32に組み込まれている。
34はカマ40を施・解錠方向へと回転させるための第1伝動歯車部材で、該第1伝動歯車部材34は、ラック部材32とカマ40に係合する第2伝動歯車部材35との間に介在している。
ところで、図面が飛ぶが、図13乃至図17は、主に動力伝達手段31を構成する第1伝動歯車部材34と、第2伝動歯車部材35を示す。
ここでは、特に図17を基準にして、第1伝動歯車部材34の構成する各部品を説明する。一番手前側の部品は、複数個の軸孔を有するサポート片81である。このサポート片81は発明の限定要件ではない。発明のクレームに於いては、無くても良い部品である。
次に、手前から二番面の部品は、ラック部材32に噛合するピニオン82である。このピニオン82は不番の軸孔の同芯上にラック部材32に噛合するギヤー部分82aを有すると共に、一側面に係合突起82bを有している。
次に、手前から二番面の部品は、ラック部材32に噛合するピニオン82である。このピニオン82は不番の軸孔の同芯上にラック部材32に噛合するギヤー部分82aを有すると共に、一側面に係合突起82bを有している。
次に、手前から三番面の部品は、いわばセンターギヤに相当するもので、本実施例では、前記ピニオン82と別体に成形されている。もちろん、設計如何によっては、前記ピニオン82の機能を持たせることができる(ピニオン82と一体成形しても良い)。
このセンターギヤ83を、ここではクラッチ機能を有する「従動回転板」と称する。この従動回転板83は、ピニオン82と同様に不番の軸孔の同芯上にカマ側の第2伝動歯車部材35と噛合するギヤー部分83aを有すると共に、周方向に所要間隔を有して対向する係合端面84b、84bを有する。後者の係合端面84b、84bは、本実施例では周方向の切欠部84を形成することによって出来た二つの切欠端面である。この周方向の切欠部84の存在により、該従動回転板83にクラッチ機能を持たせることができる。例えば既製のサムターン摘み57aを操作して駆動歯車58を回転させる際に、第1伝動歯車部材(カム連係歯車)35が解錠方向へ所定量回転しても、取付け座側の操作手段51に連動する回転板85に影響を与えない。
付言すると、サムターン摘み57aを操作しても、取付け座52に内装された動力伝達機構53はサムターン摘み57aの操作力の影響を受けないので、解錠時、サムターン摘み57aに余計な負担がかからない。
また、従動回転板83は、本実施例ではピニオン82と別体であることから、ピニオン82の係合突起82bと係合する弧状の係合部83bを有している。この弧状係合部83bは、軸孔とギヤー部分83aの間の部位に適宜に形成されている。
次に、一番奥側に存在する部品はハンドルカムに相当するもので、本実施例では、半径方向に延びる連結部37を有し、該連結部37の手前側の一側面には突起状の軸受け86が設けられ、一方、向こう側の他側面にはバネ端支持突起87が設けられている。また、向こう側の他側面には軸孔89を囲む環状のバネ支持用突起部分90が設けられている。
しかして、前記手前側の突起状軸受け86には、ハンドル51側の操作力を伝えるための連結棒69が挿入連結され、また、該突起状軸受け86の外面には、従動回転板83の係合端面84b、84bにそれぞれ選択的に係脱する結合爪片91が突出形成されている。
ところで、本実施例の第1伝動歯車部材34は、図17の向こう側から説明すると、いわばハンドル51側のカムに相当する回転板(駆動カム)85と、この回転板85に複数個の係合部(例えば切欠端面)84bを介して係合する従動回転板83と、該従動回転板83に係合し、かつ、ラック部材32と噛合するピニオン82とから成るが、これらの部品は、錠箱3に横設軸架した一芯軸36に併設状態に軸架されている。それ故に、錠箱内のスペースを有効的に活用することができる。
なお、図17の各部品に対する矢印A、Bは、サムターン摘み57aを解錠方向へ回した場合に於いて、駆動歯車58は反時計方向Aに、第1伝動歯車部材(カム連係歯車)35は時計方向Bに、従動回転板83は反時計方向Aに、ピニオン82は従動回転板83と共働して反時計方向Aにそれぞれ回転して、その結果、カマ40は解錠状態に成ると共に、ラック部材32は矢印C方向へと移動することを意味する。
図18は、第2の操作部材としてのサムターン摘み57aを解錠方向へ操作した場合の作動態様の一例を示す概略説明図である。錠前の解錠機構について、本実施例では、後述するように、第1の操作部材51を操作した場合にも、カマ40は解錠状態となる(図12参照)。したがって、ここでは、解錠時におけるラック部材32、トリガー部材7の障害子25の作動態様の説明に関しては、後述の説明を援用する。
(9)カマ40
カマ40は、幅広の基端部40aがカマ軸47を介して軸支されている。また、カマ40は不番の連係手段(ガイド長孔、伝動歯車35の係合ピン)を介して回転自在となっている。その他必要に応じて不番のバネを設けている。カマ40の先端部40bの外面には、前述したように被係合部(切欠溝)41が形成されている。
カマ40は、幅広の基端部40aがカマ軸47を介して軸支されている。また、カマ40は不番の連係手段(ガイド長孔、伝動歯車35の係合ピン)を介して回転自在となっている。その他必要に応じて不番のバネを設けている。カマ40の先端部40bの外面には、前述したように被係合部(切欠溝)41が形成されている。
(10)錠前の自動施錠機構
まず、図6、図9乃至図11を参照にして、錠前の自動施錠機構の作用について説明する。
まず、図6、図9乃至図11を参照にして、錠前の自動施錠機構の作用について説明する。
図6は「第1段階」である。この第1段階は、引戸Y側のトリガー部材7の先端面12が、戸枠体Xのストライク1に当たり始めた瞬間である。第1段階では、トリガー共働片18がONの状態である。したがって、カマ40の先端部40bは錠箱3内に位置している。また、ラック部材32は付勢バネ33に付勢されているものの、カマ作動障害片21の障害子25により、その移動が阻止されている。
次に、図9は「第2段階」である。この第2段階では、トリガー共働片18が「OFF」の状態となる。トリガー部材7が矢印B方向へ水平移動すると、トリガー共働片18は第1固定軸19を支点に回転するから傾倒状態となり、その係合端部18aがカマ40の被係合部41から離れる。この第2段階の後、或いは第2段階と同時に、トリガー部材7の押圧片10はカマ作動障害部材21の第1係合片24の下端部を押圧し始める。この時、押圧片10の先端部10aの下面はトリガー本体8の切欠状支持部分15に支持されているから、反時計方向へ回転することができない。
したがって、押圧片10はトリガー本体8と共にそのまま後退動する。そうすると、作動障害部材21の第1係合片24は、第2固定軸22を支点に反時計方向へと回転することから、障害子25は錠箱3の垂直案内部分46に案内されて下降する。しかし、この第2段階では、まだラック部材32は作動障害部材21の障害子25に阻止されている。
図10は、「第2段階から第3段階に入った状態」である。カマ40に対するトリガー共働片18の係止状態が解消した後の第3段階では、カマ作動障害部材21は、前記トリガー部材7を介して、動力伝達手段31の作動を許容する方向へ回転する。
すなわち、第1係合片24が反時計方向へ回転し続けると、矢印方向へ位置移動変位中の障害子25の上部弧状面25bがラック部材32の下面32aに潜る込むことが可能な状態となる。
そこで、本実施例の第3段階では、前記障害子25がラック部材32の下面32aに入り込み、その結果、ラック部材32が付勢バネ33のバネ力により矢印方向へ移動し始める。
図11は、ラック部材32が前進した結果、カマ40が複数個の伝動歯車部材34、35を介して施錠方向へ回転し、自動施錠の状態になったことを示す。
(11)錠前のハンドル操作による解錠機構
図12は、ハンドル51の握り部分を操作することにより、その操作力に起因して錠前の各構成部材が解錠方向へ作動して解錠状態になった説明図である。ハンドル51を引き上げると、連結棒69は錠箱3の弧状案内部分71に案内されて位置変位する。本実施例では、握り部分を引き上げると、連結棒69の位置は上方方向へ変位する。
図12は、ハンドル51の握り部分を操作することにより、その操作力に起因して錠前の各構成部材が解錠方向へ作動して解錠状態になった説明図である。ハンドル51を引き上げると、連結棒69は錠箱3の弧状案内部分71に案内されて位置変位する。本実施例では、握り部分を引き上げると、連結棒69の位置は上方方向へ変位する。
ハンドル51の操作により、図11の施錠状態から図12の解錠状態にする場合、カマ作動障害部材21の第1係合片24の後端部は、トリガー部材7の押圧片10を押し付ける必要があることから、押圧片10はバネ11のバネ力に抗して時計方向へと自動的に回転している。したがって、押圧片用のバネ11のバネ力は、障害片用のバネ23のそれよりも「弱く」設定する必要がある。
したがって、ハンドル操作による解錠の際には、位置が錠箱内に後退変位しているトリガー部材7の押圧片10がラック部材32の後退動に基づき、初期位置へと復帰するカマ作動障害部材21に押されて回転する
本発明の前記連結棒69は、第2伝動歯車35側に設けることもできる。要は、サムターンユニット57に直接設けなければ良い。
本発明は、主に錠前や建具の業界で利用される。
図1乃至図12は本発明の最良の実施例を示す各説明図。
本発明の環境状態を示す概略説明図(室内側から見ている)。
第1の操作部材の初期位置における取付け座内の動力伝達機構を左側面側から見た説明図。
取付け座内の構成を示す概略説明図(初期位置の状態)。
取付け座内の構成を示す概略説明図(ハンドルを操作した状態)。
錠箱の主要部分の概略説明図。
本発明の適用対象の錠前の一例を示す概略断面説明図(第1段階)。
トリガー部材の分解斜視図。
カマ作動障害部材の分解斜視図。
第2段階の概略説明図。
図9に於いて、第3段階に突入した概略説明図。
自動施錠状態の概略説明図。
第1の操作部材(ハンドル)の操作により、解錠状態になった場合の概略説明図。
錠箱側の第1伝動歯車部材の組み合わせ状態を錠箱の横断面で見た状態の概略説明図。
錠箱側の第1伝動歯車部材の組み合わせ状態を手前側から見た状態の概略説明図。
図14に於いて、サポート片とピニオンを省略して、従動回転板側から見た状態の概略説明図。
サポート片とピニオンと従動回転板を省略して回転板側から見た状態の概略説明図。
錠箱側の動力伝達手段の概略的な分解斜視図。
第2の操作部材(サムターン摘み)を解錠方向へ操作した場合の中途の作動態様を示す概略説明図である。
X…戸枠体、Y…ドア(引戸)、3…錠箱、7…トリガー部材、8…トリガー本体、9…可動軸、10…押圧片、11…押圧片用バネ、12…トリガー部材の先端面、18…トリガー共働片、18a…トリガー共働片の係合端部、19…第1固定軸、20…トリガー共働片用バネ、21…カマ作動障害部材、23…障害片用バネ、24…第1係合片、25…障害子、31…錠箱側の動力伝達手段、32…ラック部材、33…カマ自動施錠用の付勢バネ、34…錠箱側の第1伝動歯車部材、35…錠箱側の第2伝動歯車部材(例えばカマ連係歯車)、37…連結部分、40…施錠片(例えばカマ)、41…被係合部、50…錠前、51…第1の操作部材(例えばハンドル)、52…取付け座、53…取付け座内の動力伝達機構、54…内壁、55…貫通孔、56…ハンドル回転軸、57…サムターンユニット、57a…第2の操作部材(サムターン摘み)、58…駆動歯車、61…伝動歯車部材、62…角軸孔、63…切欠部分、64…伝動ギヤー部、65…復帰バネ、66…遊び歯車、67…駆動歯車部材、69…連結棒、71…弧状案内部分、82…ピニオン、82a…ギヤー部分、82b…係合突起、83…従動回転板、83a…ギヤー部分、83b…弧状の係合部、84…切欠部、84b…係合端面、85…回転板、90…バネ支持用突起部分、86…突起状軸受け、91…結合爪片、92…バネ。
Claims (5)
- 錠前と、ドアの壁面に取付けられる取付け座と、該取付け座に回転軸が挿入される第1の操作手段と、この操作手段とは別個・独立に錠前に設けられた第2の操作部材又は駆動源の組み合わせから成る錠前の解錠機構であって、該錠前の解錠機構は、二つの解錠態様を有し、その一つはハンドル形式の操作手段を操作すると、前記取付け座に内装された動力伝達機構及び錠前の施・解錠機構の動力伝達手段をそれぞれ介して錠前の施錠片を後退動させる解錠態様であり、他の一つは、前記第2の操作部材の操作力又は駆動源の駆動力により、錠前の施・解錠機構の伝動歯車部材を介して錠前の施錠片を後退動させる解錠態様であることを特徴とする錠前の解錠機構。
- 請求項1に於いて、錠前の施・解錠機構の動力伝達手段は、取付け座側の第1の操作部材の操作力に回転する第1伝動歯車部材34と、第2の操作部材の操作力或いは駆動源の駆動手段の駆動力によって回転する第2伝動歯車部材35とから成り、前記第1伝動歯車部材34は、回転板と、該回転板と係合すると共にクラッチ機能を有する従動回転板と、該従動回転板に係合し、かつ、ラック部材と噛合するピニオンとから成ることを特徴とする錠前の解錠機構。
- 請求項2に於いて、第1伝動歯車部材34を構成する部品は、錠箱に横設軸架した一芯軸36に併設状態に軸架されていることを特徴とする錠前の解錠機構。
- 請求項1に於いて、取付け座に回転軸が挿入される第1の操作手段は、レバーハンドルであり、また、錠箱に設けられた第2の操作手段は、サムターン摘みか、或いはシリンダーに差し込まれる操作キーのいずれかであることを特徴とする錠前の解錠機構。
- 請求項1に於いて、錠前は鎌錠であり、操作部材の操作による解錠の際には、位置が錠箱内に後退変位しているトリガー部材7の押圧片がラック部材の後退動に基づき、初期位置に復帰するカマ作動障害部材に押されて回転することを特徴とする錠前の解錠機構。
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2006
- 2006-02-16 JP JP2006038747A patent/JP2007217933A/ja active Pending
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