JP2007217171A - エレベータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】中間層に免震装置が設けられた建物において、免震装置が設けられた位置で建物が水平方向に大きく変位した場合であっても、その建物内でのエレベータの運行を確実に行える。
【解決手段】エレベータシステムにおいて、中間層に免震装置1を備える建物2の免震装置1より上方に設置される第1巻上機10とこの第1巻上機10により昇降されて免震装置1より上方階で運行される第1エレベータ乗りかご4と、建物2の免震装置1より下方に設置される第2巻上機16とこの第2巻上機16により昇降されて免震装置1より下方階で運行される第2エレベータ乗りかご6と備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エレベータシステムに関し、特に、中間層に免震装置を備える建物において使用されるエレベータシステムに関する。
近年、中間層に免震装置を設けることにより耐震性を高めた建物が普及している。これらの建物では、地震発生時に免震装置を境とする上下で建物を水平方向に変位させ、地震による建物の被害を防止し、又は、軽減している。
このような免震装置を備える建物では、エレベータ昇降路内に設けられているエレベータ乗りかごやつり合いおもりのガイドレールが、免震装置が設けられている位置で変形したり歪みを生じたりする場合がある。このような変形や歪みが生じると、それが原因となってエレベータ乗りかごの昇降が妨げられる場合がある。
このため、下記特許文献1に記載されているように、中間層に免震装置を設けた建物において、地震発生によって建物が免震装置の位置で水平方向に変位しても、エレベータ乗りかごが免震装置を設けた階を通過することができるエレベータシステムの発明が提案されている。
特開平11−35252号公報
しかしながら、前述のエレベータシステムにおいては、以下の点について配慮がなされていない。
地震の震度や建物の条件によっては、免震装置が設けられている位置での建物の水平方向の変位量が予測値以上に大きくなり、ガイドレールが変形したり歪んだりし、免震装置が設けられている位置をエレベータ乗りかごが通過できない状態が発生する。
このような状態が発生すると、地震終了後に建物から避難する手段としてエレベータを使用することができなくなる。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は、中間層に免震装置が設けられた建物において、免震装置が設けられた位置で建物が水平方向に大きく変位した場合であっても、その建物内でのエレベータの運行を確実に行えるエレベータシステムを提供することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、エレベータシステムにおいて、中間層に免震装置を備える建物の前記免震装置より上方に設置される第1巻上機とこの第1巻上機により昇降されて前記免震装置より上方階で運行される第1エレベータ乗りかごと、前記建物の前記免震装置より下方に設置される第2巻上機とこの第2巻上機により昇降されて前記免震装置より下方階で運行される第2エレベータ乗りかごと、を備えることである。
本発明によれば、免震装置が設けられている位置で建物が水平方向に大きく変位した場合でも、免震装置より下方階と下方階との両方においてエレベータ乗りかごを運行することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係るエレベータシステムは、図1に示すように、中間層に免震装置1を備える建物2に設けられている。このエレベータシステムは、複数のエレベータ乗りかごの昇降を制御する群管理システムであり、免震装置1が設けられている階床より上方階に設置されている第1エレベータ昇降路3及びこの第1エレベータ昇降路3内を昇降する第1エレベータ乗りかご4と、免震装置1が設けられている階床より下方階に設置されている第2エレベータ昇降路5及びこの第2エレベータ昇降路5内を昇降する第2エレベータ乗りかご6と、免震装置1が設けられている位置を貫通して設置されている第3エレベータ昇降路7及びこの第3エレベータ昇降路7内を昇降する第3エレベータ乗りかご8とを備えている。
第1エレベータ昇降路3の上端部には第1機械室9が設けられ、第1機械室9内には第1巻上機10が設置されている。第1巻上機10の回転軸に駆動シーブ11が連結され、この駆動シーブ11とそらせシーブ12とにメインロープ13が巻き掛けられている。メインロープ13の一端に第1エレベータ乗りかご4が吊り下げ支持され、メインロープ13の他端に第1つり合いおもり14が吊り下げ支持されている。
第2エレベータ昇降路5の上端部には第2機械室15が設けられ、第2機械室15内には第2巻上機16が設置されている。第2巻上機16の回転軸には駆動シーブ17が連結され、この駆動シーブ17とそらせシーブ18とにメインロープ19が巻き掛けられている。メインロープ19の一端に第2エレベータ乗りかご5が吊り下げ支持され、メインロープ19の他端に第2つり合いおもり20が吊り下げ支持されている。
第3エレベータ昇降路7の上端部には第3機械室21が設けられ、第3機械室21内には第3巻上機22が設置されている。第3巻上機22の回転軸に駆動シーブ23が連結され、この駆動シーブ23とそらせシーブ24とにメインロープ25が巻き掛けられている。メインロープ25の一端に第3エレベータ乗りかご8が吊り下げ支持され、メインロープ25の他端に第3つり合いおもり26が吊り下げ支持されている。
図2は、エレベータシステムの制御構成を示すブロック図である。このエレベータシステムは、第1エレベータ乗りかご4と第2エレベータ乗りかご6と第3エレベータ乗りかご8とを昇降制御するためのエレベータ制御装置27を有している。エレベータ制御装置27には、第1巻上機10と、第2巻上機16と、第3巻上機22とが接続されている。さらに、エレベータ制御装置27には、地震感知器28と、各種センサ29と、各種ボタン30と、スピーカ31とが接続されている。
エレベータ制御装置27は、各種のプログラムや固定データが格納されたROMと、地震感知器28や各種センサ29や各種ボタン30等から送信されるデータを記憶するRAMと、RAMに記憶されたデータとROMに格納されたプログラム等とを用いて各種演算を行うCPUとを備えている。
地震感知器28は、第1感知レベル以上の振動(例えば、設定値以上のP波)及び第2感知レベル以上の振動(例えば、設定値以上のS波)を感知する機能を有する。各種センサ29には、各エレベータ乗りかご4、6、8の停止位置を検知するためのセンサや、各エレベータ乗りかご4、6、8の昇降速度を検知するためのセンサが含まれる。各種ボタン30には、エレベータホールに設けられたエレベータ乗りかご4、6、8を呼ぶための呼びボタンや各エレベータ乗りかご4、6、8内に設けられた行き先階床指示ボタン等が含まれる。スピーカ31は、エレベータホールやエレベータ乗りかご4、6、8内に設けられて各種の案内放送が放送される。
図3は、地震発生時におけるエレベータシステムの制御内容を示すフローチャートである。まず、地震感知器28が設定値以上のP波を感知したか否かが判断される(S1)。設定値以上のP波を感知した場合には(S1のYES)、エレベータの管制運転が開始される(S2)。この管制運転により、全てのエレベータ乗りかご4、6、8は最寄階に一時停止され、エレベータ乗りかご4、6、8のかごドアとエレベータ乗りかご4、6、8が一時停止した階床のエレベータホールのホールドアとが同期して開放される。これにより、エレベータ乗りかご4、6、8内の利用者はエレベータ乗りかご4、6、8が停止した階床のエレベータホールに避難することができる。
管制運転が開始された後は、地震感知器28が設定値以上のS波を感知したか否かの判断(S3)と、管制運転が開始されてから設定時間(例えば、1分)が経過したか否かの判断(S4)とが行われる。設定時間が経過する前に(S4のNO)、設定値以上のS波を感知した場合には(S3のYES)、エレベータ乗りかご4、6、8は停止状態に維持される(S5)。停止状態に維持されたエレベータ乗りかご4、6、8は、サービスマンやビル管理者による手動切替により、運転再開が可能となる。
設定値以上のS波を感知せず(S3のNO)、設定時間が経過した場合には(S4のYES)、地震時救出運転モードに移行し、エレベータホールの呼びボタンが押されることに備えて待機状態となる(S6)。呼びボタンが押された場合には(S6のYES)、押された呼びボタンが免震装置1より上の階床であるか否かが判断される(S7)。
押された呼びボタンが免震装置1より上の階床である場合には(S7のYES)、免震装置1より上方位置で昇降される第1エレベータ乗りかご4が駆動される旨がスピーカ31から報知される(S8)。ここに、利用可能なエレベータがどれであるかを報知する報知手段が実行される。さらに、スピーカ31からの報知と同期して第1エレベータ乗りかご4が駆動される(S9)。この場合の第1エレベータ乗りかご4は、第1エレベータ乗りかご4内に乗り込んだ利用者を、避難階床として指定されている階床、例えば、最上階まで運ぶ。
一方、押された呼びボタンが免震装置1より下の階床である場合には(S7のNO)、免震装置1より下方位置で昇降される第2エレベータ乗りかご6が駆動される旨がスピーカ31から報知される(S10)。ここに、利用可能なエレベータがどれであるかを報知する報知手段が実行される。さらに、スピーカ31からの報知と同期して第2エレベータ乗りかご6が駆動される(S11)。この場合の第2エレベータ乗りかご6は、第2エレベータ乗りかご6内に乗り込んだ利用者を、避難階床として指定されている階床、例えば、玄関階まで運ぶ。
なお、地震時救出運転モードでは、免震装置1が設けられている位置を貫通して設置されている第3エレベータ昇降路7内を昇降する第3エレベータ乗りかご8は駆動されない。
このような構成において、この第1の実施の形態によれば、中間層に免震装置1を備える建物2において、地震発生後の地震時救出運転モードでは、免震装置1より上方階では第1エレベータ乗りかご4が運行され、免震装置1より下方階では第2エレベータ乗りかご6が運行される。
このため、免震装置1の位置でエレベータのガイドレールが変形したり歪んだりしてその位置をエレベータ乗りかごが通過できなくなった場合でも、免震装置1の上方階と下方階とで別個にエレベータの運転を続行することができる。これにより、地震発生後に建物2から避難する手段としてエレベータを有効に使用することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を図4に基づいて説明する。なお、第1の実施の形態において説明した構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付け、重複する説明は省略する。
この第2の実施の形態の基本的構成は第1の実施の形態と同じであり、第1の実施の形態と異なる点は、第1のエレベータ乗りかご4と第2のエレベータ乗りかご6とが同じエレベータ昇降路32内に設置されている点である。第1巻上機10はエレベータ昇降路32の上部に設けられた機械室33内に設置され、第2巻上機16はエレベータ昇降路32の途中に設けられた機械室34内に設置されている。第2巻上機16は、第2巻上機16により駆動されるメインロープ19が免震装置1による水平移動の影響を受けない位置に設置されている。
このような構成において、地震時救出運転時には、第1エレベータ乗りかご4を免震装置1より上方階で運行させることができ、第2エレベータ乗りかご6を免震装置1より下方階で運行させることができる。これにより、建物2が免震装置1の位置で水平方向に大きく変位した場合でも、免震装置1の上方階と下方階とで別個にエレベータの運転を続行することができ、地震発生後に建物2から避難する手段としてエレベータを有効に使用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るエレベータシステムの全体構成を示す概略図である。 エレベータシステムを示すブロック図である。 地震発生時におけるエレベータシステムの制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るエレベータシステムの全体構成を示す概略図である。
符号の説明
1 免震装置
2 建物
3 第1エレベータ昇降路
4 第1エレベータ乗りかご
5 第2エレベータ昇降路
6 第2エレベータ乗りかご
7 第3エレベータ昇降路
8 第3エレベータ乗りかご
10 第1巻上機
16 第2巻上機
32 エレベータ昇降路

Claims (4)

  1. 中間層に免震装置を備える建物の前記免震装置より上方に設置される第1巻上機とこの第1巻上機により昇降されて前記免震装置より上方階で運行される第1エレベータ乗りかごと、
    前記建物の前記免震装置より下方に設置される第2巻上機とこの第2巻上機により昇降されて前記免震装置より下方階で運行される第2エレベータ乗りかごと、
    を備えることを特徴とするエレベータシステム。
  2. 前記第1エレベータ乗りかごと前記第2エレベータ乗りかごとは、異なるエレベータ昇降路内に設置されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  3. 前記第1エレベータ乗りかごと前記第2エレベータ乗りかごとは、同じエレベータ昇降路内に設置されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  4. 利用可能なエレベータを報知する報知手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載のエレベータシステム。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015215221A (ja) * 2014-05-09 2015-12-03 大成建設株式会社 地震の主要動の到達判定方法および判定システム
JP6648864B1 (ja) * 2019-03-07 2020-02-14 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベーター装置

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