JP2010047386A - エレベータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダブルデッキ型エレベータを制御するエレベータ制御装置において、エレベータ利用者が乗車していないかご室のドアの戸開時間を短縮し、乗りかごの昇降開始を早めてダブルデッキ型エレベータの運行効率を高める。
【解決手段】ダブルデッキ型エレベータを制御するエレベータ制御装置において、少なくとも一方のかご室内にエレベータ利用者がいないと判断され、かつ、エレベータ利用者がいないと判断されたかご室が着床している階床からの乗場呼びが無いと判断され、さらに、乗りかごに対して他階からの乗場呼びが発生していると判断された場合に、エレベータ利用者がいないと判断されたかご室のドアを予め設定された戸開時間中であっても戸閉する戸閉促進手段を有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、エレベータ制御装置に関し、特に、上下に配置された2つのかご室の間隔を調整可能な階間調整機構を備えたダブルデッキ型エレベータを制御するエレベータ制御装置に関する。
従来、上下に配置された2つのかご室(上部かご室、下部かご室)を有する乗りかごを備えたダブルデッキ型エレベータが知られている。
このようなダブルデッキ型エレベータが設置される建物において、各階床間の寸法(階高寸法)が異なる場合がある。階高寸法が異なる建物にダブルデッキ型エレベータを設置する場合、そのダブルデッキ型エレベータの乗りかごには、2つのかご室の間隔を階高寸法に合わせて調整することができる階間調整機構を設ける必要がある。
階間調整機構を備えたダブルデッキ型エレベータの乗りかごとしては、例えば、下記特許文献1に記載されたものが知られている。
ダブルデッキ型エレベータの乗りかごは、上部かご室のドアと下部かご室のドアとが共に戸閉された後に昇降動作が開始される。
また、階間調整機構による階間調整は、乗りかごが昇降動作を開始した後に開始される。
特開平4−303378号公報
かご室のドアが戸開された場合、かご室内に設けられている戸閉釦が押されない限り、ドアは予め設定された戸開時間中、戸開状態を維持される。
このため、ダブルデッキ型エレベータのかご室が目的とする階床に着床して各かご室のドアが戸開された場合、エレベータ利用者が全員降車したかご室においては、そのかご室のドアは予め設定された戸開時間中、戸開状態を維持される。また、かご室へのエレベータ利用者の乗り降りが完了してかご室内にエレベータ利用者が居る場合でも、そのかご室内のエレベータ利用者が戸閉釦を押さない限り、そのかご室のドアは予め設定された戸開時間中、戸開状態を維持される。
このように、エレベータ利用者が乗車していないかご室のドアやエレベータ利用者の乗り降りが完了したかご室のドアが、予め設定された戸開時間中戸開状態を維持されると、その戸開時間中は乗りかごの昇降を開始することができないため、乗りかごの運行効率が低下する。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は、エレベータ利用者が乗車していないかご室のドアやエレベータ利用者の乗り降りが完了したかご室のドアの戸開時間を短縮し、乗りかごの昇降開始を早めるようにし、ダブルデッキ型エレベータの運行効率を高めることができるエレベータ制御装置を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、上下に配置された2つのかご室を有する乗りかごと、前記2つのかご室の間隔を調整可能な階間調整機構と、前記かご室内のエレベータ利用者を検出するエレベータ利用者検出部と、前記乗りかごに対する乗場呼びの有無を検出する乗場呼び検出手段と、を備えるダブルデッキ型エレベータを制御するエレベータ制御装置において、少なくとも一方の前記かご室内にエレベータ利用者がいないと判断され、かつエレベータ利用者がいないと判断された前記かご室が着床している階床からの乗場呼びが無いと判断され、さらに前記乗りかごに対して他階からの乗場呼びが発生していると判断された場合に、エレベータ利用者がいないと判断された前記かご室のドアを予め設定された戸開時間中であっても戸閉する戸閉促進手段を備えることである。
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、上下に配置された2つのかご室を有する乗りかごと、前記2つのかご室の間隔を調整可能な階間調整機構と、前記かご室内のエレベータ利用者を検出するエレベータ利用者検出部と、前記乗りかごに対する乗場呼びの有無を検出する乗場呼び検出手段と、を備えるダブルデッキ型エレベータを制御するエレベータ制御装置において、少なくとも一方の前記かご室で予め設定された設定時間エレベータ利用者の乗り降りが無いと判断され、かつエレベータ利用者の乗り降りが設定時間無いと判断された前記かご室が着床している階床からの乗場呼びが無いと判断され、さらに前記乗りかごに対して他階からの乗場呼びが発生していると判断された場合に、エレベータ利用者の乗り降りが設定時間無いと判断された前記かご室のドアを予め設定された戸開時間中であっても戸閉する戸閉促進手段を備えることである。
備えることである。
本発明によれば、ダブルデッキ型エレベータを制御するエレベータ制御装置において、エレベータ利用者が乗車していないかご室のドアやエレベータ利用者の乗り降りが完了したかご室のドアの戸開時間を短縮することができ、それによって乗りかごの昇降開始を早めることができ、ダブルデッキ型エレベータの運行効率を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態のエレベータ制御装置を備えたダブルデッキ型エレベータの全体構造を示す概略図である。ダブルデッキ型エレベータは、建物内に設けられた昇降路1と、昇降路1の上部に設けられた機械室2と、機械室2内に設置された制御装置3及び巻上機4を備えている。巻上機4にはこの巻上機4により回転駆動されるメインシーブ5が連結され、メインシーブ5とメインシーブ5に近接させて配置されたそらせシーブ6とにメインロープ7が巻き掛けられている。メインロープ7の両端は昇降路1内に吊り下げられ、メインロープ7の一端側に乗りかご8が連結され、メインロープ7の他端側につり合い重り9が連結されている。
乗りかご8は、かご枠10と、上下に配置されて上下方向移動可能にかご枠10に支持された2つのかご室(上部かご室11、下部かご室12)と、上部かご室11と下部かご室12との間隔を調整可能な階間調整機構13とを備えている。
上部かご室11にはドア14が設けられ、下部かご室12にはドア15が設けられている。
階間調整機構13は、上部かご室11と下部かご室12とを独立して昇降させるように構成されている。例えば、上部かご室11を支持するボールネジとこのボールネジを駆動するサーボモータ、下部かご室12を支持するボールネジとこのボールネジを駆動させるサーボモータ等により構成されている。
図2は、ドア14、15の戸閉制御と、乗りかご8の昇降制御と、かご室11、12の階間調整とを行う構成を示すブロック図である。
制御装置3には、各階床に設けられている乗場呼び釦16と、かご室11、12内に設けられているかご呼び釦17と、ドア14、15が戸閉していることを検出する戸閉センサ18と、かご室11、12内のエレベータ利用者を検出するエレベータ利用者検出部である圧力センサ19と、乗りかご8を昇降させる巻上機4と、ドア14、15を開閉させる戸開閉機構20と、階間調整機構13とが接続されている。
制御装置3内には、ダブルデッキ型エレベータを制御するための様々な手段が設けられている。例えば、圧力センサ19の検出結果に基づいてかご室11、12内にエレベータ利用者が乗車していないこと検出するエレベータ利用者無し検出手段21と、エレベータ乗場の乗場呼び釦が押されたことによる乗りかご8に対する乗場呼びの有無を検出する乗場呼び検出手段22と、乗りかご8内のかご呼び釦が押されたことによる乗りかご8に対するかご呼びの有無を検出するかご呼び検出手段23と、かご室11、12のドア14、15の戸閉を促進させる戸閉促進手段24と、が設けられている。
戸閉促進手段24は、少なくとも一方のかご室11(又は12)内にエレベータ利用者が乗車していないと判断され、かつ、エレベータ利用者が乗車していないと判断されたかご室11(又は12)が着床している階床(着床階)からの乗場呼びが無いと判断され、さらに、乗りかご8に対して、乗りかご8が着床している階床以外の他の階床(他階)からの乗場呼びが発生していると判断された場合に、エレベータ利用者が乗車していないことが検出されたかご室11(又は12)のドア14(又は15)を、予め設定された戸開時間中であっても戸閉する。言い換えると、戸閉促進手段24は、ドア14(又は15)の戸開時間を短縮する。
図3は、戸閉促進手段24によりドア14、15の戸閉が促進される場合の制御について説明するフローチャートである。この制御は、乗りかご8が目的とする階床に着床し、上部かご室11のドア14と下部かご室12のドア15とが戸開された後に開始される。
なお、この制御では、上部かご室11側と下部かご室12側とにおいて、同様の制御が行われる。まず、上部かご室11側の制御について説明する。
上部かご室11内にエレベータ利用者が乗車しているか否が判断され(S1)、及び、上部かご室11が着床している階床(着床階)からの乗場呼びがあるか否かが判断され(S2)、及び、乗りかご8に対して他階からの乗場呼びが発生しているか否かが判断される(S3)。
上部かご室11内にエレベータ利用者が乗車しておらず(S1のNO)、かつ、上部かご室11が着床している着床階からの乗場呼びが無く(S2のNO)、さらに、乗りかご8に対して他階からの乗場呼びが発生している場合(S3のYES)には、上部かご室11のドア14の戸閉が開始される(S4)。この場合の戸閉は、戸閉促進手段24により促進され、予め設定された戸開時間中であっても開始される。
一方、上部かご室11内にエレベータ利用者が乗車している場合には(S1のYES)、ドア14は予め設定された戸開時間戸開され(S5)、その後ステップS2の判断が行われる。また、上部かご室11が着床している着床階からの乗場呼びがあった場合は(S2のYES)、ドア14は予め設定された戸開時間戸開され(S6)、ステップS1に戻る。また、乗りかご8に対して他階からの乗場呼びが発生していない場合には(S3のNO)、ドア14は予め設定された戸開時間戸開され(S7)、その後、戸閉が開始される(S4)。この場合の戸閉は、戸閉促進手段24による促進は行なわれない。
ステップS4の戸閉が開始された後、上部かご室11のドア14の戸閉が完了したか否かが判断される(S8)。上部かご室11のドア14の戸閉が完了した後(S8のYES)、上部かご室11のドア14と下部かご室12のドア15との戸閉が完了したか否かが判断され(S9)、上部かご室11のドア14と下部かご室12のドア15との戸閉が完了した場合には(S9のYES)、乗場呼びされている階床に向けて乗りかご8の昇降が開始される(S10)。なお、階間調整が必要な場合には、乗りかご8の昇降が開始された後に階間調整が開始される。
下部かご室12側においても同様に、下部かご室12内にエレベータ利用者が乗車しているか否かが判断され(S11)、及び、下部かご室12の着床階からの乗場呼びがあるか否かが判断され(S12)、及び、乗りかご8に対して他階からの乗場呼びが発生しているか否かが判断される(S13)。
下部かご室12内にエレベータ利用者が乗車しておらず(S11のNO)、かつ、下部かご室12が着床している着床階からの乗場呼びが無く(S12のNO)、さらに、乗りかご8に対して他階からの乗場呼びが発生している場合(S13のYES)には、下部かご室12のドア15の戸閉が開始される(S14)。この場合の戸閉は、戸閉促進手段24により促進され、予め設定された戸開時間中であっても開始される。
一方、下部かご室12内にエレベータ利用者が乗車している場合には(S11のYES)、ドア15は予め設定された戸開時間戸開され(S15)、その後ステップS12の判断が行われる。また、下部かご室12が着床している着床階からの乗場呼びがあった場合は(S12のYES)、ドア15は予め設定された戸開時間戸開され(S16)、ステップS11に戻る。また、乗りかご8に対して他階からの乗場呼びが発生していない場合には(S13のNO)、ドア15は予め設定された戸開時間戸開され(S17)、その後、戸閉が開始される(S14)。この場合の戸閉は、戸閉促進手段24による促進は行なわれない。
ステップS14の戸閉が開始された後、下部かご室12のドア15の戸閉が完了したか否かが判断される(S18)。その後、上述したようにステップS9の判断が行われ、ステップS10の乗りかご8の昇降が開始される。
このような構成において、上部かご室11のドア14が戸開された場合に、上部かご室11内にエレベータ利用者が乗車しておらず、かつ、上部かご室11が着床している着床階からの乗場呼びが無く、さらに、乗りかご8に対して他階からの乗場呼びが発生している場合には、上部かご室11のドア14の戸閉が促進され、ドア14の戸開時間が短縮される。同様に、下部かご室12のドア15が戸開された場合に、下部かご室12内にエレベータ利用者が乗車しておらず、かつ、下部かご室12が着床している着床階からの乗場呼びが無く、さらに、乗りかご8に対して他階からの乗場呼びが発生している場合には、下部かご室12のドア15の戸閉が促進され、ドア15の戸開時間が短縮される。
したがって、エレベータ利用者が乗車していないかご室11(又は12)のドア14(又は15)は、そのかご室11(又は12)が着床している着床階からの乗場呼びが無く、及び、乗りかご8に対して他階からの乗場呼びが発生している場合には、戸閉が促進される。このため、上下のかご室11、12のドア14、15が戸閉された後に開始される乗りかご8の昇降開始を早めることができる。
これにより、かご室11(又は12)に乗車しているエレベータ利用者を目的階に迅速に搬送することが可能となり、及び、他階で乗りかご8を待っているエレベータ利用者の待ち時間を短縮することができ、ダブルデッキ型エレベータの運行効率を高めることができる。
なお、第1の実施の形態では、かご室11、12内のエレベータ利用者を検出するエレベータ利用者検出部として圧力センサ19を例に挙げて説明したが、エレベータ利用者検出部としては圧力センサ19以外のものを使用してもよく、例えば、かご室11、12内でのエレベータ利用者の有無を検出する人感センサを用いてもよい。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態について、図4及び図5に基づいて説明する。なお、第2の実施の形態及びこれ以降の実施の形態において、先行して説明した実施の形態の構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
第2の実施の形態のエレベータ制御装置の基本的構造は、第1の実施の形態のエレベータ制御装置と同じである。第2の実施の形態のエレベータ制御装置と第1の実施の形態のエレベータ制御装置との異なる点は、第2の実施の形態のエレベータ制御装置には、制御装置3に代えて制御装置3Aが設けられている点である。この制御装置3A内には、第1の実施の形態で説明した各種の手段に加えて、かご室選択手段25aと、階間調整開始促進手段25とが設けられている。また、制御装置3Aには、報知部26が接続されている。
かご室選択手段25aは、2つのかご室11、12のうちドア14、15が先に戸閉されたかご室11、12を選択する。この選択は、戸閉センサ18の検出結果を用いて行なわれる。
階間調整開始促進手段25は、ドア14(又は15)が先に戸閉された一方のかご室11(又は12)を、他方のかご室12(又は11)が戸開状態であってもその他方のかご室12(又は11)に対して上下方向に移動させることにより、階間調整の開始を促進させる。
報知部26は、階間調整開始促進手段25による階間調整が開始されことを報知するスピーカ又はモニタであり、各かご室11、12内に設置されている。
図5は、戸閉促進手段24によりドア14、15の戸閉が促進される場合の制御、及び、階間調整開始促進手段25により階間調整の開始が促進される場合の制御について説明するフローチャートである。この制御は、第1の実施の形態と同様に、乗りかご8が目的とする階床に着床し、上部かご室11のドア14と下部かご室12のドア15とが戸開された後に開始される。また、この制御では、乗りかご8が着床している階床から他階へ昇降する場合に、階間調整が行なわれることを前提とする。
上部かご室11側のステップS1〜S8の判断及び処理、並びに、下部かご室12側のステップS11〜S18の判断及び処理は、第1の実施の形態と同様に行われる。
上部かご室11のドア14の戸閉が完了した後(S8)、又は、下部かご室12のドア15の戸閉が完了した後(S18)、先に戸閉が完了したかご室11(又は12)が選択され(S21)、先に戸閉されたかご室11(又は12)を他方のかご室12(又は11)に対して上下方向に移動させる階間調整が階間調整開始促進手段により促進して開始される(S22)。
ステップS22の階間調整が開始された後、報知部26から階間調整が開始された旨の報知が行われる(S23)。
その後、上部かご室11のドア14と下部かご室12のドア15とが共に戸閉が完了したか否かが判断され(S24)、共に戸閉が完了した場合には(S24のYES)、呼び登録されている階床に向けて乗りかご8の昇降が開始される(S25)。
このような構成において、上部かご室11又は下部かご室12のいずれか一方で戸閉が先に完了した場合には、乗りかご8が昇降を開始する前に、階間調整開始促進手段25により階間調整が促進して開始される。
このため、乗りかご8の昇降終了時に階間調整が終了しておらず、乗りかご8が目的とする階床に到着したにも関わらず階間調整が終了していないためにかご室11(又は12)のドア14(又は15)を戸開できないという事態の発生を防止することができ、或いは、減らすことができる。
これにより、かご室11、12内に乗車しているエレベータ利用者を目的階に迅速に搬送することが可能となり、及び、他階で乗りかご8を待っているエレベータ利用者の待ち時間を短縮することができ、ダブルデッキ型エレベータの運行効率を高めることができる。
特に、ステップS1〜S4、及び、ステップS11〜S14で説明したように、かご室11(又は12)内にエレベータ利用者が乗車していない場合に戸閉促進手段24によりそのかご室11(又は12)の戸閉を促進させることと併せ、階間調整開始促進手段25により階間調整の開始を促進させることにより、ダブルデッキ型エレベータの運行効率をより一層高めることができる。
また、乗りかご8が昇降を開始する前に階間調整が開始された場合には、その旨が報知部26から報知されるため、かご室11、12内に乗車しているエレベータ利用者が階間調整に伴なういつもと違う乗りかご8の動作を感じても、不安を感じることを防止することができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態について、図6及び図7に基づいて説明する。
第3の実施の形態のエレベータ制御装置の基本的構造は、第1の実施の形態のエレベータ制御装置と同じである。第3の実施の形態のエレベータ制御装置と第1の実施の形態のエレベータ制御装置との異なる点は、第3の実施の形態のエレベータ制御装置には、制御装置3に代えて制御装置3Bが設けられている点である。この制御装置3B内には、エレベータ利用者無し検出手段21に代えて、かご室11、12内にエレベータ利用者の乗り降りが予め設定された設定時間無いことを検出するエレベータ利用者乗り降り無し検出手段27が設けられている。また、戸閉促進手段24に代えて、戸閉促進手段24Aが設けられている。
エレベータ利用者乗り降り無し検出手段27は、圧力センサ19の検出結果が設定時間変化しない場合に、エレベータ利用者の乗り降りが設定時間無いことを検出する。この場合、かご室11(又は12)内にエレベータ利用者が居るか否かは問わない。
戸閉促進手段24Aは、少なくとも一方のかご室11(又は12)で予め設定された設定時間にエレベータ利用者の乗り降りが無いと判断され、かつ、エレベータ利用者の乗り降りが設定時間無いと判断されたかご室11(又は12)が着床している階床(着床階)からの乗場呼びが無いと判断され、さらに、乗りかご8に対して他階からの乗場呼びが発生していると判断された場合に、エレベータ利用者の乗り降りが設定時間無いと判断されたかご室11(又は12)のドア14(又は15)を、予め設定された戸開時間中であっても戸閉する。言い換えると、戸閉促進手段24Aは、ドア14(又は15)の戸開時間を短縮する。
図7は、戸閉促進手段24Aによりドア14、15の戸閉が促進される場合の制御について説明するフローチャートである。この制御は、第1の実施の形態と同様に、乗りかご8が目的とする階床に着床し、上部かご室11のドア14と下部かご室12のドア15とが戸開された後に開始される。
なお、この制御では、上部かご室11側と下部かご室12側とにおいて、同様の制御が行われる。まず、上部かご室11側の制御について説明する。
上部かご室11で予め設定された設定時間内にエレベータ利用者の乗り降りがあったか否かが判断され(S31)、及び、上部かご室11が着床している階床(着床階)からの乗場呼びがあるか否かが判断され(S32)、及び、乗りかご8に対して他階からの乗場呼びが発生しているか否かが判断される(S33)。
上部かご室11内でエレベータ利用者の乗り降りが設定時間無く(S31のNO)、かつ、上部かご室11が着床している着床階からの乗場呼びが無く(S32のNO)、さらに、乗りかご8に対して他階からの乗場呼びが発生している場合(S33のYES)には、上部かご室11のドア14の戸閉が開始される(S34)。この場合の戸閉は、戸閉促進手段24Aにより促進され、予め設定された戸開時間中であっても開始される。
一方、上部かご室11でエレベータ利用者の乗り降りが設定時間内にあった場合には(S31のYES)、ドア14は予め設定された戸開時間戸開され(S35)、その後ステップS32の判断が行われる。また、上部かご室11が着床している着床階からの乗場呼びがあった場合は(S32のYES)、ドア14は予め設定された戸開放時間戸開され(S36)、ステップS31に戻る。また、乗りかご8に対して他階からの乗場呼びが発生していない場合には(S33のNO)、ドア14は予め設定された戸開時間戸開され(S37)、その後、戸閉が開始される(S34)。この場合の戸閉は、戸閉促進手段24Aによる促進は行なわれない。
ステップS34の戸閉が開始された後、上部かご室11のドア14の戸閉が完了したか否かが判断される(S38)。上部かご室11のドア14の戸閉が完了した後(S38のYES)、上部かご室11のドア14と下部かご室12のドア15との戸閉が完了したか否かが判断され(S39)、上部かご室11のドア14と下部かご室12のドア15との戸閉が完了した場合には(S39のYES)、乗場呼びされている階床に向けて乗りかご8の昇降が開始される(S40)。なお、階間調整が必要な場合には、乗りかご8の昇降が開始された後に階間調整が開始される。
下部かご室12側においても同様に、下部かご室12でエレベータ利用者の乗り降りが設定時間内にあったか否かが判断され(S41)、及び、下部かご室12の着床階からの乗場呼びがあるか否かが判断され(S42)、及び、乗りかご8に対して他階からの乗場呼びが発生しているか否かが判断される(S43)。
下部かご室12内でエレベータ利用者の乗り降りが設定時間に無く(S41のNO)、かつ、下部かご室12が着床している着床階からの乗場呼びが無く(S42のNO)、さらに、乗りかご8に対して他階からの乗場呼びが発生している場合(S43のYES)には、下部かご室12のドア15の戸閉が開始される(S44)。この場合の戸閉は、戸閉促進手段24Aにより促進され、予め設定された戸開時間中であっても開始される。
一方、下部かご室12でエレベータ利用者の乗り降りが設定時間内にあった場合には(S41のYES)、ドア15は予め設定された戸開時間戸開され(S45)、その後ステップS42の判断が行われる。また、下部かご室12が着床している着床階からの乗場呼びがあった場合は(S42のYES)、ドア15は予め設定された戸開時間戸開され(S46)、ステップS41に戻る。また、乗りかご8に対して他階からの乗場呼び発生していない場合には(S43のNO)、ドア15は予め設定された戸開時間戸開され(S47)、その後、戸閉が開始される(S44)。この場合の戸閉は、戸閉促進手段24Aによる促進は行なわれない。
ステップS44の戸閉が開始された後、下部かご室12のドア15の戸閉が完了したか否かが判断される(S48)。その後、上述したようにステップS39の判断が行われ、ステップS40の乗りかご8の昇降が開始される。
このような構成において、上部かご室11のドア14が戸開された場合に、上部かご室11で設定時間エレベータ利用者の乗り降りが無く、かつ、上部かご室11が着床している着床階からの乗場呼びが無く、さらに、乗りかご8に対して他階からの乗場呼びが発生している場合には、上部かご室11のドア14の戸閉が促進され、ドア14の戸開時間が短縮される。同様に、下部かご室12のドア15が戸開された場合に、下部かご室12で設定時間エレベータ利用者の乗り降りが無く、かつ、下部かご室12が着床している階床開からの乗場呼びが無く、さらに、乗りかご8に対して他階からの乗場呼びが発生している場合には、下部かご室12のドア15の戸閉が促進され、ドア15の戸開時間が短縮される。
したがって、設定時間エレベータ利用者の乗り降りが無いかご室11(又は12)のドア14(又は15)は、そのかご室11(又は12)が着床している階床開からの乗場呼びが無く、かつ、乗りかご8に対して他階からの乗場呼びが発生している場合には、戸閉が促進される。このため、上下のかご室11、12のドア14、15が戸閉された後に開始される乗りかご8の昇降開始を早めることができる。
これにより、かご室11(又は12)に乗車しているエレベータ利用者を目的階に迅速に搬送することが可能となり、及び、他階で乗りかご8を待っているエレベータ利用者の待ち時間を短縮することができ、ダブルデッキ型エレベータの運行効率を高めることができる。
なお、第3の実施の形態では、かご室11、12内のエレベータ利用者を検出するエレベータ利用者検出部として圧力センサ19を例に挙げて説明したが、エレベータ利用者検出部としては圧力センサ19以外のものを使用してもよく、例えば、かご室11、12へのエレベータ利用者の出入りを検出する光学センサを用いてもよい。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態について、図8及び図9に基づいて説明する。
第4の実施の形態のエレベータ制御装置の基本的構造は、第3の実施の形態のエレベータ制御装置と同じである。第4の実施の形態のエレベータ制御装置と第3の実施の形態のエレベータ制御装置との異なる点は、第4の実施の形態のエレベータ制御装置には、制御装置3Bに代えて制御装置3Cが設けられている点である。この制御装置3C内には、第3の実施の形態で説明した各種の手段に加えて、第2の実施の形態で説明したかご室選択手段25aと階間調整開始促進手段25とが設けられている。また、制御装置3Cには、第2の実施の形態で説明した報知部26が接続されている。
図9は、戸閉促進手段24Aによりドア14、15の戸閉が促進される場合の制御、及び、階間調整開始促進手段25により階間調整の開始が促進される場合の制御について説明するフローチャートである。この制御は、第3の実施の形態と同様に、乗りかご8が目的とする階床に着床し、上部かご室11のドア14と下部かご室12のドア15とが戸開された後に開始される。また、この制御では、乗りかご8が着床している階床から他階へ昇降する場合に、階間調整が行なわれることを前提とする。
上部かご室11側のステップS31〜S38の判断及び処理、並びに、下部かご室12側のステップS41〜S48の判断及び処理は、第3の実施の形態と同様に行われる。
上部かご室11のドア14の戸閉が完了した後(S38)、又は、下部かご室12のドア15の戸閉が完了した後(S48)、先に戸閉が完了したかご室11(又は12)が選択され(S51)、先に戸閉されたかご室11(又は12)を他方のかご室11(又は12)に対して上下方向に移動させる階間調整が階間調整開始促進手段により促進して開始される(S52)。
ステップS52の階間調整が開始された後、報知部26から階間調整が開始された旨の報知が行われる(S53)。
その後、上部かご室11のドア14と下部かご室12のドア15とが共に戸閉が完了したか否かが判断され(S54)、共に戸閉が完了した場合には(S54のYES)、呼び登録されている階床に向けて乗りかご8の昇降が開始される(S55)。
このような構成において、上部かご室11又は下部かご室12のいずれか一方で戸閉が先に完了した場合には、乗りかご8が昇降を開始する前に、階間調整開始促進手段25により階間調整の開始が促進される。
このため、乗りかご8の昇降終了時に階間調整が終了しておらず、乗りかご8が目的とする階床に到着したにも関わらず階間調整が終了していないためにかご室11(又は12)のドア14(又は15)を戸開できないという事態の発生を防止することができ、或いは、減らすことができる。
これにより、かご室11、12内に乗車しているエレベータ利用者を目的階に迅速に搬送することが可能となり、及び、他階で乗りかご8を待っているエレベータ利用者の待ち時間を短縮することができ、ダブルデッキ型エレベータの運行効率を高めることができる。
特に、ステップS31〜S34、及び、ステップS41〜S44で説明したように、かご室11(又は12)で設定時間エレベータ利用者の乗り降りが無い場合に戸閉促進手段24Aによりそのかご室11(又は12)の戸閉を促進させることと併せ、階間調整開始促進手段25により階間調整の開始を促進させることにより、ダブルデッキ型エレベータの運行効率をより一層高めることができる。
本発明の第1の実施の形態のエレベータ制御装置を備えたダブルデッキ型エレベータの全体構造を示す概略図である。 戸閉制御と昇降制御と階間調整とを行う構成を示すブロック図である。 戸閉が促進される場合の制御について説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態のエレベータ制御装置において、戸閉制御と昇降制御と階間調整とを行う構成を示すブロック図である。 戸閉が促進される場合の制御、及び、階間調整が促進して開始される場合の制御について説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態のエレベータ制御装置において、戸閉制御と昇降制御と階間調整とを行う構成を示すブロック図である。 戸閉が促進される場合の制御について説明するフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態のエレベータ制御装置において、戸閉制御と昇降制御と階間調整とを行う構成を示すブロック図である。 戸閉が促進される場合の制御、及び、階間調整が促進して開始される場合の制御について説明するフローチャートである。
符号の説明
8 乗りかご
11 上部かご室
12 下部かご室
13 階間調整機構
14、15 ドア
19 圧力センサ(エレベータ利用者検出部)
22 乗場呼び検出手段
24 戸閉促進手段
24A 戸閉促進手段
25 階間調整開始促進手段
26 報知部

Claims (5)

  1. 上下に配置された2つのかご室を有する乗りかごと、
    前記2つのかご室の間隔を調整可能な階間調整機構と、
    前記かご室内のエレベータ利用者を検出するエレベータ利用者検出部と、
    前記乗りかごに対する乗場呼びの有無を検出する乗場呼び検出手段と、
    を備えるダブルデッキ型エレベータを制御するエレベータ制御装置において、
    少なくとも一方の前記かご室内にエレベータ利用者がいないと判断され、かつエレベータ利用者がいないと判断された前記かご室が着床している階床からの乗場呼びが無いと判断され、さらに前記乗りかごに対して他階からの乗場呼びが発生していると判断された場合に、エレベータ利用者がいないと判断された前記かご室のドアを予め設定された戸開時間中であっても戸閉する戸閉促進手段を備えることを特徴とするエレベータ制御装置。
  2. 前記ドアが先に戸閉された一方の前記かご室を、他方の前記かご室に対して移動させることにより階間調整の開始を促進させる階間調整開始促進手段を備えることを特徴とする請求項1記載のエレベータ制御装置。
  3. 上下に配置された2つのかご室を有する乗りかごと、
    前記2つのかご室の間隔を調整可能な階間調整機構と、
    前記かご室内のエレベータ利用者を検出するエレベータ利用者検出部と、
    前記乗りかごに対する乗場呼びの有無を検出する乗場呼び検出手段と、
    を備えるダブルデッキ型エレベータを制御するエレベータ制御装置において、
    少なくとも一方の前記かご室で予め設定された設定時間エレベータ利用者の乗り降りが無いと判断され、かつエレベータ利用者の乗り降りが設定時間無いと判断された前記かご室が着床している階床からの乗場呼びが無いと判断され、さらに前記乗りかごに対して他階からの乗場呼びが発生していると判断された場合に、エレベータ利用者の乗り降りが設定時間無いと判断された前記かご室のドアを予め設定された戸開時間中であっても戸閉する戸閉促進手段を備えることを特徴とするエレベータ制御装置。
  4. 前記ドアが先に戸閉された一方の前記かご室を、他方の前記かご室に対して移動させることにより階間調整の開始を促進させる階間調整開始促進手段を備えることを特徴とする請求項2記載のエレベータ制御装置。
  5. 前記かご室内に、前記階間調整開始促進手段による階間調整が行なわれていることを報知する報知部が設けられていることを特徴とする請求項2又は4記載のエレベータ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012171722A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベータ制御装置
CN102897637A (zh) * 2011-07-26 2013-01-30 东芝电梯株式会社 电梯控制装置
US10118800B2 (en) 2014-08-22 2018-11-06 Kone Corporation Method and arrangement for closing doors of an elevator of a multi-car elevator shaft system

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