JP2007216475A - インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】記録ヘッドの走査に伴なうスプラッシュやミストの発生を十分に抑制し、高品質な画像を安定的して得ることができるインクジェット方式を提案する。
【解決手段】記録ヘッドの往路走査および復路走査のそれぞれにおいて吐出エネルギー発生手段を駆動することにより、共通液室から供給されるインクを前記各吐出口から吐出させて記録を行うインクジェット記録装置であって、記録ヘッドのレジストレーション調整を行うレジストレーション調整手段と、記録ヘッドの走査方向によって第1吐出口列と第2吐出口列のいずれか一方のみを吐出するように制御する吐出制御手段と、を備えるインクジェット記録装置。
【選択図】図9

Description

本発明は、記録ヘッドを主走査方向に沿って移動させつつ、インクを吐出させることにより記録媒体に画像を形成するようにしたインクジェット記録装置に関する。特に、記録ヘッドの往路走査および復路走査において記録ヘッドからインクを吐出させて記録を行う、所謂双方向記録を実行するインクジェット記録装置、インクジェット記録方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
一般に、インクジェット記録装置では、記録ヘッドに複数のノズルを配列する。そして、各ノズル内に設けられた電気熱変換素子、電気機械変換素子等によってノズル内に吐出エネルギーを発生させてノズル内のインクを吐出させ、記録媒体上に画像を形成するものが知られている。このインクジェット記録装置は、記録媒体に対して非接触で記録を行う。したがって、駆動時の騒音が低く、カラー記録を安価かつ小型で簡単な構成によって比較的容易に実現し得るという利点がある。
又その構成としては、記録する記録情報に応じてインクを吐出する記録ヘッドをキャリッジに搭載するとともに、記録媒体の送り方向と交差する方向に往復路走査しながら記録を行うシリアル記録方式が採用される。シリアル記録方式は、安価で小型化が容易などの点から一般的に広く用いられている。
また、近年は、記録速度を向上させるために、キャリッジを記録媒体に対して移動させる際の往路と復路との両方の走査で記録ヘッドからインクを吐出させて記録を行う、往復記録あるいは双方向記録と呼ばれる記録方法も採用されている。
このようなインクジェット記録装置では、往路と復路でのインク滴の着弾位置のずれをなくす工夫が必要となる。そのため、通常は記録ヘッドが一定速度で移動する領域でインク滴が吐出されることを利用する。すなわち、往路での吐出位置に対応したタイミングに対して、復路では1つ前のタイミングに所定の遅延時間を加えたタイミングでインク滴を吐出するように制御する。それにより、往復記録でのレジストレーション調整(以下、単に「レジ調整」または「記録位置合わせ」とも称する)を行っている(例えば、特許文献1参照)。
また、例えばフルカラー記録を行う記録装置のように複数の記録ヘッドを用いるインクジェット記録装置では、これら記録ヘッドから吐出されるインクにより形成されるそれぞれのドットが、所定の位置関係となるように制御する。例えば記録媒体上の実質的同一個所に形成されて相互に重なる位置関係を維持できるように、レジストレーション調整を行うことが知られている(例えば、特許文献2参照)。
このレジストレーション調整の一従来例は、記録媒体上にそれぞれの記録ヘッドにより所定のチェックパターンを記録し、それぞれのパターン相互のずれに基づいて各記録ヘッドの吐出タイミングを調整するものである。また、特に近年では高速、且つ高密度な記録が要求されている。この要求を可能とする記録ヘッドとして、複数の吐出口にインクを供給する共通液室を有し、前記吐出口が前記共通液室の両側に千鳥状に配されて、2列のインク吐出口列を形成している記録ヘッドが知られている。
特開2003−72056号公報 特開平10−264485号公報 特開平11−368345号公報
しかしながら、インクジェット記録装置では流体であるインクを取り扱うために、記録ヘッドを搭載するキャリッジの移動により記録ヘッド内に存在するインクが振動すると、その振動によってノズルの吐出口に形成されるメニスカスも大きく振動してしまう。そのために、メニスカスが不適切な状態でインク滴の吐出が行われた場合には、記録された画像の品質の劣化を招くことがある。特に、高密度記録のために多数の吐出口が配列されたインクジェット記録ヘッドにおいては、単位時間あたりのインクの移動量が多い。そのため、吐出が停止された時のインクの前方(記録ヘッド側)へ移動しようとする慣性力も大きくなる。そして、この慣性力により吐出口に形成されるメニスカスに正圧が掛かり、メニスカスが外側へと膨出した状態になることがある。この状態で吐出口に対応して設けられた電気熱変換素子に駆動信号が入力され、気泡が生成されると、インク滴以外に、スプラッシュ状あるいはミスト状のインクが吐出される。
このときインク滴を主インク滴と称し、主インク滴よりも少ない量のスプラッシュ状あるいはミスト状のインク滴のことをミストと称する。このミストは、主インク滴よりも重量が軽いため、記録媒体上の主インク滴とは異なる位置に付着したり、記録ヘッドからの連続的なインク滴の吐出により生じる気流にのって記録装置内を浮遊したりする。このように、主インク滴以外にミストが吐出されることにより、記録された画像の品質が劣化したり、インクジェット記録装置の内部が汚損されたりするという問題が生じていた。
さらに、インクジェット記録装置の内部が汚損されることにより、次に記録する記録媒体を汚したり、キャリッジ走査の制御に誤差が生じるおそれもある。
図1は記録ヘッドでインク吐出動作を行ったときの吐出パルスに対するインク流路内の圧力振動波形を示した波形図である。
また、図2の(A)、(B)および(C)は、図1中のA区間(吐出開始前)、B区間(吐出動作中)およびC区間(吐出停止直後)のそれぞれにおいて記録ヘッドの吐出口に形成されるメニスカスの様子を示す拡大断面図である。
図1に示すように、吐出停止後のインク流路内の圧力振動の振幅aが大きく流路内圧が正圧になっている場合には、この振動が次のインク吐出時のメニスカスの振動を乱すことになる。詳しくは図1中のA期間では、図2の(A)に示すように、インク吐出口5の開口部より僅かに内方に凹んだ状態の安定したメニスカスMが形成されている。この状態で図1中のB期間のように吐出動作(電気熱変換素子2に対するパルス駆動)が開始されると、図2の(B)に示すように良好なインク滴50が形成される。そして吐出を停止した直後のC期間に入ると、吐出口5に向けて流動するインクの慣性により、インク流路10内の圧力が大きく正圧となる。
したがって、図2の(C)に示すようにインク吐出口5の開口部から外方へ向けて盛り上がった状態のメニスカスMが形成されたり、インク吐出口5よりインクが垂れ落ちることがある。この図2の(C)に示す状態で、次のインクの吐出動作を行うと、微小なインク滴が吐出され、スプラッシュやインクミストなどの発生の原因となる。
複数の吐出口にインクを供給する共通液室を備え、共通液室の両側に2列のインク吐出口列を形成した記録ヘッドを用いたシリアル走査型のインクジェット記録装置では、記録ヘッドが往復移動するために共通液室内のインクに慣性力によって流力が発生する。この場合、インクの流力は記録ヘッドの走査方向後方へ向けて発生するため、共通液室の走査方向前端側に位置する吐出口列ではメニスカスに負圧が加わる。したがって、インク吐出時の振動が抑制されることから良好なインク吐出状態が得られる。
しかし、共通液室の走査方向の後端側に位置する吐出口列では、前記のインク流力によってメニスカスに正圧が加わるため、インクの振動を強調することになる。従って、インク吐出時の振動が強調されることからインク吐出状態が悪くなってしまう。仮に共通液室の形状や共通液室内に設けるフィルタの径の変更によってインクの流動抵抗を調整する構成を採用したとしても、2列の吐出口列を形成した記録ヘッドにあっては、インクの流力によって増大した正圧により、ミストが発生する可能性が高い。従って、2列の吐出口列を形成した記録ヘッドを用いtインクジェット記録装置においては、記録された画像の品質の低下、インクジェット記録装置の内部内の汚損などの問題が生じてしまうおそれがある。
また、記録ヘッドの往路走査、復路走査の双方においてインクを吐出させつつ記録動作を行う双方向記録を行うインクジェット記録装置では、レジ調整を行う際にも記録画像(パターン)にスプラッシュやミストが付着する。それのみでなく、ミストの往路走査での付着方向と復路走査での付着方向が異なるため、往復レジ調整の精度を悪化させて、結果として得られる記録画像の品質を著しく低下させてしまうという問題があった。
さらに、複数の記録ヘッドを用いたインクジェット記録装置では、各吐出口よりから生じるスプラッシュ、ミストの発生程度がばらつくため、ヘッド間の相互の位置関係を維持するためのレジストレーション調整が高精度に行うことができないという問題があった。
したがって本発明は、上述の課題を解決すべく成されたもので、記録ヘッドの走査に伴なうスプラッシュやミストの発生を十分に抑制し、高品質な画像を安定的して得ることができるインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するために本発明の実施形態は、以下のような構成を備える。
すなわち、本発明の実施形態のインクジェット記録装置は、それぞれ複数の吐出口からなる第1吐出口列及び第2吐出口列と、
前記第1及び第2吐出口列の各吐出口に対応して設けられた吐出エネルギー発生手段と、
前記第1吐出口列と第2吐出口列との間に形成され、前記第1及び第2吐出口列の各吐出口へインクを供給するための共通液室とを備えた記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドを第1吐出口列及び第2吐出口列の配列方向と交差する走査方向に沿って往路走査及び復路走査させると共に、前記記録ヘッドの往路走査及び復路走査のそれぞれにおいて前記吐出エネルギー発生手段を駆動することにより、前記共通液室から供給されるインクを前記各吐出口から吐出させて記録を行うインクジェット記録装置であって、
前記記録ヘッドのレジストレーション調整を行うレジストレーション調整手段と、
前記記録ヘッドの前記走査方向によって前記第1吐出口列と第2吐出口列のいずれか一方のみを吐出するように制御する吐出制御手段と、を備える。
上記目的を達成するために本発明の他の実施形態のインクジェット記録方法は、
それぞれ複数の吐出口からなる第1吐出口列及び第2吐出口列と、
前記第1及び第2吐出口列の各吐出口に対応して設けられた吐出エネルギー発生手段と、
前記第1吐出口列と第2吐出口列との間に形成され、前記第1及び第2吐出口列の各吐出口へインクを供給するための共通液室とを備えた記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドを第1吐出口列及び第2吐出口列の配列方向と交差する走査方向に沿って往路走査及び復路走査させると共に、前記記録ヘッドの往路走査及び復路走査のそれぞれにおいて前記吐出エネルギー発生手段を駆動することにより、前記共通液室から供給されるインクを前記各吐出口から吐出させて記録を行うインクジェット記録装置のインクジェット記録方法であって、
前記記録ヘッドのレジストレーション調整を行うレジストレーション調整工程と、
前記記録ヘッドの前記走査方向によって前記第1吐出口列と第2吐出口列のいずれか一方のみを吐出するように制御する吐出制御工程と、を備える。
上記目的を達成するために本発明のさらに他の実施形態のインクジェット記録方法は、 配列された複数の吐出口からなる第1及び第2吐出口列と、
前記第1及び第2吐出口列の各吐出口に対応して設けられた吐出エネルギー発生手段と、
前記第1吐出口列と第2吐出口列との間に形成され、前記第1及び第2吐出口列の各吐出口へインクを供給するための共通液室とを備えた記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドを前記複数の吐出口の配列方向と交差する走査方向に沿って往路走査及び復路走査させると共に、前記記録ヘッドの往路走査及び復路走査のそれぞれにおいて前記吐出エネルギー発生手段を駆動することにより、前記共通液室から供給されるインクを前記吐出口から吐出させて記録を行うインクジェット記録装置のインクジェット記録方法であって、
前記記録媒体上の同一の記録領域に対し前記記録ヘッドを往復路走査させる走査工程と、
前記同一の記録領域に対する記録を前記往復の走査で完成させるよう、前記同一の記録領域に対応した記録データを前記往復路走査それぞれに分配するに際し、記録許容画素と非記録許容画素が配列されたマスクパターンを用いて前記記録データの分配を行う分配工程と、
前記往復路走査それぞれにおいて、前記分配工程において分配された記録データに基づき前記同一の記録領域に対する記録を行う記録工程とを備え、
前記記録ヘッドの往路走査において前記走査方向の前方に位置する前記第1吐出口列のみ記録を行い、且つ前記記録ヘッドの復路走査において前記走査方向の前方に位置する前記第2吐出口列のみ記録を行うように、前記マスクパターンの記録データは定められている、ことを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明のさらに他の実施形態のプログラムは、前記のインクジェット記録方法の手順をコンピュータに実行させる。
上記目的を達成するために本発明のさらに他の実施形態の記憶媒体は、前記のインクジェット記録方法の手順をコンピュータに実行させるためのプログラムが記憶される。
上記目的を達成するために本発明のさらに他の実施形態の記録位置合わせ方法は、複数の吐出口を配列した吐出口列を複数有し、当該複数の吐出口列にインクを供給する共通液室を備える記録ヘッドと、前記記録ヘッドを主走査方向に往復走査する走査手段と、を有し、前記記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置における記録位置合わせ方法であって、
前記走査手段による1回に記録走査において前記複数の吐出口列からインクを吐出することで第1のチェックパターンを記録し、当該第1のチェックパターンに基づいて前記複数の吐出口列から吐出されるインク滴の記録位置を合わせるための調整値を取得する第1取得工程と、
前記走査手段による複数の記録走査において前記複数の吐出口列からインクを吐出することで第2のチェックパターンを記録し、当該第2のチェックパターンに基づいて異なる記録走査において前記複数の吐出口列から吐出されるインク滴の記録位置を合わせるための調整値を取得する第2取得工程と、
前記第1及び2取得工程において取得した記録位置合わせのためのそれぞれの前記調整値に基づいて、前記複数の吐出口列のうち、予め定めた吐出口列から異なる記録走査において吐出されるインク滴の記録位置を合わせるための設定値を算出する算出工程とを備え、
前記第2取得工程は、前記複数の記録走査それぞれの記録走査において、前記複数の吐出口列のうち、前記記録ヘッドの走査方向前方に位置する吐出口列を用いて前記第2のパターンを記録することを特徴とする。
本発明よれば、記録ヘッドの走査方向先頭側の吐出口列のみを駆動し、メニスカスの安定した吐出口のみを使用する。そのため、スプラッシュやミストの発生を抑制した高精度なレジストレーション調整および画像の形成が可能となる。
以下、本発明の好適な実施形態を説明する。
図3は、本実施形態におけるインクジェット記録装置の概略構成を説明するための一部切欠斜視図である。なお、本実施形態におけるインクジェット記録装置は、記録ヘッドを主走査方向に往復移動させるシリアル走査方式が採用されている。
図3において、100はインクを吐出する記録ヘッド110Y、M、C及びBK(図4参照)を着脱自在に搭載するキャリッジである。このキャリッジ100は、主走査方向(X方向)に沿って延在するガイドシャフト102に支持される。また、キャリッジ100は、モータ103の回転に応じて正方向または逆方向に駆動される無端ベルト104により、前記ガイドシャフト102に沿って往路走査方向X1および復路走査方向X2に沿って移動する。なお無端ベルト104は、プーリ105および106間に掛け渡されており、モータ103の回転はプーリ105を介して無端ベルト104に伝達される。
また、このキャリッジ100には、異なる種類のインクを吐出する複数個の記録ヘッド110Y、M、C及びBKと、各記録ヘッドにインクを供給する複数個のインクタンクとが搭載されている。この実施形態では、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各インクに対応した4個の記録ヘッド110Y、M、C及びBKが搭載される。さらに、イエローインクを供給するタンク101Y、マゼンタインクを供給するタンク101M、シアンインクを供給するタンク101Cおよびブラックインクを供給するタンク101BKがキャリッジ100に対して個々に着脱し得るよう搭載されている。
上記の構成を有するインクジェット記録装置200において、記録媒体としての記録用紙Pは、主走査方向(矢印X方向)と略直角に交差する副走査方向(矢印Y方向)に間欠的に搬送される。この間欠的な搬送動作は、記録ヘッドに対して副走査方向の上流側に位置する一対のローラ107、108と、下流側に位置する一対の搬送ローラ109A、109Bとがそれぞれ記録用紙Pを挟持しつつ間欠的に回転することによって行われる。
この二対の搬送ローラは記録用紙Pに一定の張力を与えるよう回転するため、二対の搬送ローラ間に挟持された記録用紙Pは、各記録ヘッド110との対向位置において平面的に保持される。各ローラ対の回転力は、駆動部111における駆動モータによって付与される。インクジェット記録装置200には、キャリッジ100の往復走査により記録媒体に画像の形成が可能な記録領域の外側に、記録ヘッド110を待機させるホームポジションを設けられている。このホームポジションには、各記録ヘッド110の吐出口が形成された吐出口面をキャップするキャップ部材112や、記録ヘッド110の吐出口面に付着したゴミやインクを拭き取るワイピング部材(図示略)が設けられている。
さらに、キャップ部材112には、キャップ部材112と吐出口面を当接した状態で、キャップ部材112内に負圧を発生させて吐出口面の吐出口から強制的にインクを吸引する回復手段(図示略)が設けられている。回復手段により吐出口からインクを吸引することで、記録ヘッド内の増粘したインクを排出する動作を吸引回復動作と称する。この回復動作を行うことにより、記録ヘッド110から吐出されるインク滴の吐出状態を良好に保つことができ、吐出口内の目詰まりを低減させることが可能となる。また、回復動作には、吸引回復動作以外にも記録ヘッド110のそれぞれの吐出口からキャップ部材112内にインク滴を吐出する予備吐出動作や、吐出口面に付着したゴミやインクををワイピング部材で拭き取るワイピング動作がある。
この回復動作は、インクジェット記録装置の電源投入時、記録開始時、記録中、記録終了後や、予め定められている間隔(時間間隔や、累計吐出数)など所定のタイミングで行われる。そのため、回復動作が行われるときには、キャリッジ100はホームポジションへ移動する。なお、記録領域を挟んでホームポジションと反対側にも記録ヘッド110の吐出状態を良好に保つための回復機構を設けた場合には、ホームポジションだけでなく、他の異なる記録領域端部付近の回復機構が備えられた位置においても回復動作が行われる。
ここで、図4および図5に基づき、本実施形態における記録ヘッド110の具体的構成例を説明する。図4は記録ヘッド110の構造を示す部分平面図であり、図5は図4のV-V線断面図である。なお、本実施形態で用いた記録ヘッド110は、インクジェット記録装置200のキャリッジ100に搭載した状態で、図5における矢印X1側を記録ヘッドの往路走査側、矢印X2側を記録ヘッドの復路走査側としている。
図4および図5において、1は基板であり、この基板1上には絶縁層1aが形成されると共に、基板1および絶縁層1aの中央部分には、インクタンクからのインクが供給されるインク供給口11が形成されている。4は基板1上に形成されたオリフィスプレートであり、このオリフィスプレート4と基板1との間には、図5に示すように、インク供給口11に連通する共通液室10が形成されている。この供給液室10は、図4の平面図に示すように、インク供給口11の左右両側(往路走査方向X1および復路走査方向X2)に延在し、かつその両端部が閉塞された流路となっている。また、この共通液室10の左右両側部は、基板の長手方向(記録用紙Pの搬送方向(Y方向))において、一定の間隔を介して隔壁9が複数個形成されており、この隔壁9によって複数のインク供給部10aが形成されている。
5は前記共通液室10の各インク供給部10aにおけるオリフィスプレート4に形成されたインク吐出口である。このインク吐出口5は、各インク供給部10aの左端部近傍および右端部近傍(往路走査方向前端近傍および復路走査方向前端近傍)に位置している。また、2は前記基板1上に形成された吐出エネルギー発生素子としての電気熱変換素子(以下、「ヒータ」ともいう)であり、図示はされていない導通部を介してヘッドドライバ307(図6参照)に電気的に接続されている。この電気熱変換素子2は吐出口5と対向する位置に配置されており、その電気熱変換素子2の表面には保護膜などが形成されている。
本実施形態においては、シリコンからなる基板1のインク供給口11が異方性エッチングにより形成されている。インクタンク101から供給されたインクは共通液室10からその左右に配置された各インク供給部10aに供給される。各インク供給部10aに供給されたインクにはヒータ2の熱エネルギーによって膜沸騰が発生し、その際に発生する気泡の圧力によってインクがインク吐出口5からインク滴となって吐出される。
図4に示すように、吐出口5は千鳥状に配されて、2本のインク吐出口列51および52を成している。各吐出口列51、52は、それぞれ600dpiのピッチで所定方向(「所定方向」とは、走査方向と交差する方向をいう)に配置された640個の吐出口5によって構成されている。但し、2本の吐出口列51および52は、吐出口5の配置を互いに半ピッチずつずらされている。そのため、各記録ヘッド110は、実質的には1200dpiのピッチにて縦一列に吐出口5が配列されたものと同一の記録密度を実現することが可能となっている。
また、各々の吐出口5のほぼ真下には、ヒータ2が配されている。隔壁9などの共通液室10の構成部材は、露光技術やエッチング等、公知の製法によって形成される。たとえば、吐出口5は直径20μmの円筒状の貫通孔によって形成され、ヒータ2のサイズは24μm×24μmとなっている。また、基板1とオリフィスプレート4との間に形成される共通液室10の高さHは15μm、オリフィスプレート4の厚みWは10.5μmである。基板1とオリフィスプレート4の外面との距離Lは25.5μmである。
次に、図6に基づき、本実施形態におけるインクジェット記録装置200内の制御系201の概略構成を説明する。
インクジェット記録装置200は、外部に接続されるホストコンピュータ300等から記録すべき画像の記録情報を受信する。インクジェット記録装置200は、入出力インターフェイス301を介して受信した記録情報を、インクジェット記録装置200内に設けられたメモリ(受信バッファとも称する)に一時保存される。受信バッファには、RAM304の一部の領域が用いられることもある。インクジェット記録装置200の動作を制御するCPU302は、受信バッファに一時的に保存された記録情報を、インクジェット記録装置200内で処理可能なデータに変換してRAM304に保存する。さらに、CPU302は、ROM303に保存されている制御プログラムに基づき、RAM304内に保存されたデータに従って、モータドライバ305やヘッドドライバ307を制御する。CPU302は、モータドライバ305を介してヘッド移動モータ(キャリッジモータ)や搬送モータなどの駆動用モータ306を駆動し、ヘッドドライバ307を介して記録ヘッドからインクを吐出させる。
RAM304(記録バッファとも称する)に保存されるデータには、記録用紙Pに対してインクによるドットを形成するか否かを表す2値化データ(記録データ)に変換した記録データが含まれる。また、記録ヘッドから吐出されるインクを記録用紙P上の適当な位置に着弾させるために、記録用紙Pの搬送動作の駆動源である搬送モータや記録ヘッド110を移動させるキャリッジモータなどの駆動用モータ306を駆動するためのモータ駆動信号が含まれる。このモータ駆動信号は、モータドライバ305に入力され、キャリッジ100の主走査方向への移動および記録用紙Pの搬送を同期して行う。また、記録ヘッド110の各ノズルに設けられているヒータ2を駆動するヘッドドライバ307には、記録データとCPU302から出力された記録ヘッド駆動データとが入力されており、両データに応じてヒータ2を駆動し、インクの吐出を行う。
<実施形態1>
次に、本発明の第1の実施形態における往復のレジストレーション調整制御を説明する。なお、本実施形態におけるインクジェット記録装置は、記録ヘッド110Y、110M、110Cおよび110BKからなる4個の記録ヘッドを搭載しているが、各々の動作原理は基本的に同一であるため、ここでは記録ヘッド110BKの場合で説明する。
まず、図7に示すように1回の記録走査で第1のチェックパターンを記録し、記録ヘッド110BKの第1吐出口列51から吐出されるインク滴と第2吐出口列52から吐出されるインク滴との記録位置が合わせるための吐出口間レジストレーション調整を行う。このパターンは記録用紙P上の主走査方向に関して略中央部に記録する。すなわち、まず、記録用紙Pを給紙、搬送してから記録用紙P上の略中央部(第1のチェックパターンが記録可能な範囲)にキャリッジ100を1回走査させながら第1、第2吐出口列51、52の複数の吐出口から所定のタイミングでインク吐出を行う。
このとき、第1吐出口列51の吐出口から吐出されるインク滴は、所定の等しい時間間隔で吐出されることで、図7における黒塗りのドットで示すような複数のパターンからなる第1のチェックパターンを形成する。一方、第2吐出口列52の吐出口から吐出されるインク滴は、第2のパターンを形成する複数のパターンそれぞれのタイミングで吐出されることで、図7における白塗りのドットで示すような複数のパターンからなる第1のチェックパターンを形成する。主走査方向に並ぶ複数のパターンの中心にあるパターンは、第1吐出口列51、および第2吐出口列52のそれぞれの吐出口から吐出されるインク滴とにより形成されるパターンの記録位置が一致するようなタイミングで第2吐出口からインク滴が吐出される。
なお、記録位置(着弾位置とも称する)が一致するようなタイミングとは、この第1のチェックパターンを記録するその時点で記録装置に設定されている記録位置が一致するようなタイミングであり、「0」位置のタイミングとも称する。記録装置に機構に誤差などがない場合には、「0」位置のタイミングで記録された第1のチェックパターンは、第1吐出口列51により形成される線と、第2吐出口列52により形成される線とが重なる。図7の左側二つのパターンは、それぞれ「−2」、「−1」位置のタイミングで記録されたチェックパターンである。このとき、第2吐出口列52から吐出されるインク滴の着弾位置が、第1吐出口列51から吐出されるインク滴の着弾位置に対して右方向に2または1ドット分ずれるようなタイミングで、第2吐出口列52の吐出口からインク滴が吐出される。同様に、図7の右側二つのパターンはそれぞれ「+1」、「+2」位置のタイミングで記録されたチェックパターンであり、第2吐出口列52から吐出されるインク滴は、第1吐出口列51から吐出されるインク滴に対して左方向に1または2ドット分ずれている。
なお、上記1ドット分は1200dpiの場合、約21μmの間隔に相当する。また、この第1のチェックパターンは記録位置が合っているかが分かれば、第1、2吐出口列51、52の全ての吐出口からインク滴を吐出しても、第1、2吐出口列51、52の吐出口のうち所定の吐出口のみを用いてパターンを形成してもどちらでも良い。
図7に示す例では、位置「0」のタイミングにおいて第1吐出口列51と第2吐出口列52が重なることが観察できる。そのため、この位置のタイミングを、例えばホストコンピュータ300に設けられた操作キーを介して入力して吐出口間レジストレーション値として設定する。
次に、第2のチェックパターンとして、第1のチェックパターンと同様のパターンを、2回の記録走査(往復印字)で記録する。この際、往路走査の印字では第1吐出口列51のみ、復路走査の印字では第2吐出口列52のみ吐出するよう制御する。具体的には、各記録走査における各吐出口列51、52の吐出制御を、マスクパターンによる記録データの間引き処理などによりインク滴を吐出する記録データを生成する。
図8の(A)および図8の(B)のマスクパターン8Aおよび8Bは、RAM304に格納された互いに相補的な2種類の間引きマスクパターンである。この間引きパターンは、それぞれ記録密度が1200dpiで、ラスタの配列方向(Y方向)に1280画素、カラムの配列方向(X方向)に512画素の合計655360画素分の記録領域に対応したマスクパターンとなっている。このうち、間引きパターン8A(図8の(A))は、1ラスタおきに記録画素が配設された縞状をなすパターンであり、間引きパターン8B(図8の(B))は、前記間引きパターン8Aと相補的な逆縞状をなすパターンである。従って、間引きパターン8Aおよび間引きパターン8Bのいずれも、記録領域内の全画素(記録許容画素と非記録許容画素の合計)に対する、記録許容画素の割合は、50%となっている。
第2のチェックパターンの記録に際しては、まず第1回目の往路走査にて図7におけるチェックパターンと間引きパターン8Aとのそれぞれの記録許容画素が重なった部分のみを記録許容画素とする。そして、その後の第2回目の記録走査である復路走査に際しては、チェックパターンと間引きパターン8Bのそれぞれの記録許容画素が重なった部分のみを記録許容画素とする。つまり、往路走査においては第1吐出口列51のみ記録許容となっており、復路走査においては第2吐出口列52のみが記録許容となるように制御されている。なお、復路走査において第1吐出口列51からインク滴を吐出し、往路走査において第2吐出口列52からインク滴を吐出して、第2のチェックパターンを記録しても良い。
第2のチェックパターンを記録した結果、例えば図10(図7)に示す例では、位置「0」のタイミングで往路走査記録と復路走査記録の吐出位置が合致するので、この位置に対応するタイミングを新たな往復記録タイミング設定値として設定する。
以上の制御により得られた第2のチェックパターンによる往復記録タイミング設定値は、往路走査の第1吐出口列51と復路走査の第2吐出口列52とのタイミング設定値である。しかし、通常、往復記録走査における記録位置を合わせるレジストレーション調整を行うためには、第1吐出口列51の吐出口を用いて往復記録したときの記録位置が合うように、往復走査におけるタイミング設定値が必要である。通常、第1吐出口列51と第2吐出口列52との相互の位置関係は、記録ヘッド110の組み付け構成により決定してしまうために、外乱による影響を受けにくく、そのタイミング設定値は狂いにくい。一方、往路走査および復路走査記録におけるタイミング設定値は機構上のバラツキや耐久性能、環境変化等によりそのタイミング設定値がブレやすく、高精度なレジストレーション調整が要求されている。
そこで、本実施形態では第2チェックパターンにより導かれる往復記録タイミング設定値と、第1チェックパターンにより導かれる吐出口間レジストレーション値とを用いて、往復レジストレーション調整を行う構成とした。具体的には、2回の記録走査で記録する第2チェックパターンにより導かれる往復記録タイミング設定値と、1回の記録走査で記録する第1チェックパターンにより導かれる吐出口間タイミング設定値を加算する。そして第1吐出口列51による往路走査記録と、第1吐出口列51による復路走査記録とのタイミング設定値を算出し、往復レジストレーション調整を行う構成とした。
なお、以上説明したチェックパターン記録の間引き制御およびそのチェックパターンに基づくタイミングデータの設定は、図1におけるCPU302およびRAM304、ROM303等のメモリに記録された制御プログラムによって実行することができる。
図9は上述した第1チェックパターンおよび第2チェックパターンの記録に関する処理手順を示すフローチャートである。記録用紙Pが給紙位置にセットされて所定のチェックパターン記録指示入力があると本処理が起動される。先ずステップS1001で、記録用紙Pの略中央部においてチェックパターンである吐出口列レジストレーション調整パターン(第1チェックパターン)を記録する。
ここで、ユーザは、上述したように記録用紙P上のチェックパターンを観察して、吐出口列間のタイミング設定値(吐出口間レジストレーション設定値)を入力するが、ステップS1002では、この設定値入力を待機する。この設定値入力があると、ステップS1003で、その入力に基づき吐出口列レジストレーション調整値P1をRAM304に記憶する。この記憶されたパラメータP1は、以下に示すステップS1004での記録も含め記録ヘッド110BKの2列の吐出口列を用いた各記録走査においてそのタイミング設定に用いられる。
パラメータP1の入力を終了すると、ステップS1004では、ROM303に格納されている間引きパターン8Aおよび間引きパターン8Bを読み出し、チェックパターンに基づいて往復レジ調整パターン(第2チェックパターン)を記録する。
次のステップS1005では、ステップS1002と同様ユーザによる往復記録タイミング設定値の入力を待機する。そして、この入力があるとステップS1006でその値と、RAM304に記録されている吐出口列レジストレーション調整値P1に基づいて往復レジストレーション設定値P2を算出し、算出された値をRAM304に記憶する。そして、この値は、双方向記録においてそのタイミング設定に用いられる。
図10は、本実施形態に適用の往復レジストレーション調整用パターン記録結果の一例図であり、図11は本発明を適用しない場合の往復レジストレーション調整用パターン記録結果の一例図である。図10の901は往路走査による吐出記録画素、902は復路走査による吐出記録画素であり、図10においては往路走査の場合に第1吐出口列51のみを、復路走査の場合に第2吐出口列52のみを吐出するようになっている。本発明の実施により、往復レジストレーション調整用パターンを記録する場合にメニスカスの安定した吐出口のみを使用することができ、スプラッシュやミストの発生を抑制する。その結果、図10においてはサテライトの出現がほとんどなく、ユーザの観察におけるタイミング選択は、「0」を選択しやすい。
一方、図11においては、往路走査、復路走査の区別なく全ての吐出口列51および52より記録が行われる。そのため、メニスカスの安定していない吐出口列(往路走査における第2吐出口列52、復路走査における第1吐出口列51)よりの吐出にサテライトの出現が多い。さらに、主インク滴のドットの関係に依存して、ユーザの観察におけるタイミング選択において「+1」を選択される場合もある。この場合、主インク滴同士の関係が微妙にずれているために、レジストレーション調整の精度が低下しており、記録画像の解像度を悪化させるという問題が発生しやすい。
図10におけるタイミング選択においては、「0」を選択した場合が、主インク滴同士の着弾位置が一番一致した状態であり、このような状態でのレジストレーション調整が行われることにより、記録画像の解像度が良好で高画質記録を行うことが可能となる。以上のように、一連の処理によって往復のレジストレーション調整を行う場合には、各記録走査において先頭側に位置する吐出口列のみを吐出するように制御するため、メニスカスの安定した吐出口のみを使用することができる。したがって、スプラッシュやミストの発生を抑制して高品質なチェックパターンの記録を行うことができる。従ってユーザの観察による設定値の選択が容易となり、レジストレーション自体の精度を向上させるのみならず、実際の記録画像において高画質化を達成することができるというメリットがある。
なお、本実施形態において、第1吐出口列51と第2吐出口列52とのタイミング選択をユーザ観察による方法としたが、光学式のセンサ等を用いて記録画像を読み込むことで自動でタイミング選択を行うような構成であってもよい。すなわち、走査方向における先頭側の吐出口列を用いるような構成であれば、そのタイミング選択方法によって効果は限定されるものではない。
また、往復記録のタイミング選択に吐出口列レジストレーション調整を行うパターンと同様のチェックパターンを用い、そのパターンを間引きパターンによって間引くことによって走査方向における先頭側の吐出口列のみを吐出するように制御する構成とした。しかしながら、各々のタイミング選択において別のチェックパターンを用い、そのチェックパターン自体が走査方向における先頭側の吐出口列のみを吐出するような構成であってもよい。すなわち、走査方向における先頭側の吐出口列を用いるような構成であればその制御方法によって効果が限定されるものではない。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。なお、この第2の実施形態においても記録装置は、往復レジストレーション調整を行う場合ではなく複数の記録ヘッド間のレジストレーション調整を行うこと以外は上記第1の実施形態と略同様に図3、及び図4ないし図6に示す構成を有するものである。
図12は、本実施形態において用いられる記録ヘッド間レジストレーション調整用のチェックパターンである。本実施形態においては、BK、C、M、Yの4色による記録を行うため、4記録ヘッド間のレジストレーション調整が可能なパターンとなっている。このパターンは記録用紙P上の主走査方向に関して略中央部に記録する。すなわち、キャリッジ100を1回走査させながら、記録ヘッド110Bkの第1吐出口列から所定の等しい時間間隔でインクを吐出し、記録ヘッド110Cの第1吐出口列から所定のタイミングでインクを吐出する。このとき、記録ヘッド110Cは、実施形態1において説明したように、「−2」〜「+2」のタイミングでそれぞれのパターンを形成する。
次に、駆動部111における駆動モータにより記録用紙Pを搬送した後、記録ヘッド110Bkと記録ヘッド110Mにより形成されるチェックパターン、および記録ヘッド110Bkと記録ヘッド110Yにより形成されるチェックパターンを同様に記録する。つまり、記録ヘッド110BKから吐出されたインク滴の着弾位置に対して重なるとされるタイミングおよび2ドット分および1ドット分それぞれ左右にずれる位置である「−2」、「−1」、「+1」、「+2」の一のタイミングで第1の吐出口から吐出を行う。
これら複数の記録ヘッドによりチェックパターンを記録した結果、例えば図13に示す例では位置「0」のタイミングで記録ヘッド110BKとその他の記録ヘッド110(C、M、Y)の吐出位置が重なる。したがって、この位置に対応するタイミングを新たなタイミングとして設定する。
図13は、上述したチェックパターンによるヘッド間レジストレーション調整の処理手順を示すフローチャートである。記録用紙Pが給紙位置にセットされて所定のチェックパターン記録指示入力があると本処理が起動され、ステップS1401で、記録用紙Pの略中央部においてチェックパターンである記録ヘッド間レジ調整パターンを記録する。
ここで、ユーザは、上述したように記録用紙P上のチェックパターンを観察して、各記録ヘッド間のタイミング設定値を入力するが、ステップS2402では、記録ヘッド110BKと記録ヘッド110C間の設定値入力を待機する。この設定値入力があると、同様にステップS1403にて記録ヘッド110BKと記録ヘッド110M間の設定値入力を待機し、更にステップS1404にて記録ヘッド110BKと記録ヘッド110Y間の設定値入力を待機する。それらの設定値入力が終了すると、その設定に基づき記録ヘッド間レジストレーション調整値をRAM304に記憶する(ステップS1405)。この記憶されたパラメータは、各記録ヘッド間のタイミング設定に用いられる。
図14は本発明の適用がされていない場合の記録ヘッド間レジ調整用パターン記録結果の一例図である。図中903は記録ヘッド110BKによる吐出記録画素、904は記録ヘッド110C、905は記録ヘッド110M、906は記録ヘッド110Yによる吐出記録画素である。本発明の実施により、記録ヘッド間レジ調整用パターンを記録する場合にメニスカスの安定した第1の吐出口のみを使用することができ、スプラッシュやミストの発生を抑制するために、図12においてはサテライトの出現がほとんどない。したがってユーザの観察におけるタイミング選択の際に、記録位置が一番一致している「0」が選択されやすい。
一方、図14においては、吐出口列の区別なく記録が行われるため、メニスカスの安定していない吐出口列(往路走査における第2吐出口列)よりの吐出にサテライトの出現が多い。そのため、主インク滴とミストにより形成されるパターンにより、ユーザの観察におけるタイミング選択の際に、「0」ではなく「+1」が選択されるおそれがあり。誤って「+1」が選択された場合、主インク滴同士の関係が微妙にずれているために、レジストレーション調整の精度が低下しており、記録画像の画質を悪化させるという問題が発生してしまう。図13におけるタイミング選択において「0」を選択した場合には、主インク滴同士の関係が一番一致した状態でのレジストレーション調整が行われるために、記録画像の画像品位が良好で高画質記録を行うことが可能である。
以上のように、一連の処理によって、記録ヘッド間のレジ調整を行う場合には、片方向記録の往路走査において先頭側に位置する第1吐出口列のみを吐出するように制御する。それにより、メニスカスの安定した吐出口のみを使用することができ、スプラッシュやミストの発生を抑制して高品位なチェックパターンの記録を行うことができる。従ってユーザの観察による設定値の選択が容易となり、レジストレーション自体の精度を向上させるばかりか、実際の記録画像において高画質化を達成することができるというメリットがある。なお、本実施形態においては片方向記録における往路走査記録によるチェックパターン記録制御としたが、走査方向によってその効果が限定されるものではなく、復路走査記録であっても、走査方向先頭側に位置する吐出口列のみを駆動するように制御すればよい。
また、本実施形態においてはBK用の記録ヘッドとその他のカラーの記録ヘッドとのレジストレーション調整によって複数記録ヘッド間のタイミング設定を行う構成とした。しかしながら、C用の記録ヘッドとその他の記録ヘッドとのレジストレーション調整を行う構成としてもよく、その選択される記録ヘッドに制限はない。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給しても達成可能である。すなわち、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性の半導体メモリカード、ROMなどを用いることができる。また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現される場合もある。
しかし、さらにそのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれる場合もあり得る。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
記録ヘッドでインク吐出動作を行ったときの吐出パルスに対するインク流路内の圧力振動波形を示した波形図である。 図1中のA区間(吐出開始前)、B区間(吐出動作中)、C区間(吐出停止直後)におけるメニスカスの様子をそれぞれ示すノズルの拡大断面図である。 本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置の概略構成を説明するための一部切欠斜視図である。 本発明の実施形態における記録ヘッドの一部の構成を模式的に示す拡大平面図である。 図4のV-V線断面図である。 本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に用いられる第1のチェックパターンを示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に用いられる間引きパターンを示す模式図であり、図中(A)は間引きパターン1を、(B)は間引きパターン2を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態にて実行される往復記録レジ調整処理を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を適用した第2のチェックパターン印字結果を示す一例図である。 本発明の第1の実施形態を適用しない場合の第2のチェックパターン印字結果を示す一例図である。 本発明の第2の実施形態に用いられるチェックパターンを示す模式図である。 本発明の第2の実施形態にて実行されるヘッド間レジ調整処理を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を適用しない場合のチェックパターン印字結果を示す一例図である。

Claims (14)

  1. それぞれが複数の吐出口からなる第1吐出口列及び第2吐出口列と、
    前記第1及び第2吐出口列の各吐出口に対応して設けられた吐出エネルギー発生手段と、
    前記第1吐出口列と第2吐出口列との間に形成され、前記第1及び第2吐出口列の各吐出口へインクを供給するための共通液室とを備えた記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドを前記第1吐出口列及び第2吐出口列の配列方向と交差する走査方向に沿って往路走査及び復路走査させると共に、前記記録ヘッドの往路走査及び復路走査のそれぞれにおいて前記吐出エネルギー発生手段を駆動することにより、前記共通液室から供給されるインクを前記各吐出口から吐出させて記録を行うインクジェット記録装置であって、
    前記記録ヘッドのレジストレーション調整を行うレジストレーション調整手段と、
    前記記録ヘッドの前記走査方向によって前記第1吐出口列と第2吐出口列のいずれか一方のみを吐出するように制御する吐出制御手段と、を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記記録ヘッドの往路走査において、前記走査方向の前方に位置する吐出口列を前記第1吐出口列とし、前記走査方向の後方に位置する吐出口列を前記第2吐出口列とし、さらに前記記録ヘッドの復路走査において、前記走査方向の前方に位置する吐出口列を前記第2吐出口列とし、前記走査方向の後方に位置する吐出口列を前記第1吐出口列とする場合、
    前記吐出制御手段は、前記記録ヘッドの前記往路走査において前記第1吐出口列のみ吐出するように制御し、さらに前記復路走査において前記第2吐出口列のみ吐出するように制御する、ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記記録ヘッドのレジストレーション調整手段は、前記インクジェット記録装置の機能を検査するためのチェックパターンを記録媒体に記録するパターン記録手段と、
    前記機能の設定に関する設定情報に基づいて前記機能を設定する設定手段と、
    前記パターン記録手段により前記第1吐出口列と第2吐出口列のレジストレーション調整を行う第1のチェックパターンを印字させ、前記設定手段に、前記第1のチェックパターンに基づいて入力される吐出口レジストレーション情報を設定させ、前記パターン記録手段により往復のレジストレーション調整を行う第2のチェックパターンを印字させ、前記設定手段に、前記第2のチェックパターンに基づいて入力される設定情報と前記吐出口レジストレーション情報に基づいて往復レジストレーション情報を設定させる設定制御手段と、を備える、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記記録ヘッドのレジストレーション調整手段は、
    前記インクジェット記録装置の機能を検査するためのチェックパターンを記録媒体に記録するパターン記録手段と、
    前記機能の設定に関する設定情報に基づいて前記機能を設定する設定手段と、
    前記パターン記録手段により複数の前記記録ヘッド間のレジストレーション調整を行うチェックパターンを印字させ、前記設定手段に、前記チェックパターンに基づいて入力されるヘッド間レジストレーション情報を設定させる設定制御手段と、を備える、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記吐出制御手段は、前記記録媒体上にインクを吐出すべきか否かを表す記録データを間引くためのデータ間引き手段を備え、
    前記データ間引き手段は、前記記録ヘッドの前記走査方向の前方のみを駆動するように前記記録データの間引き処理を行う、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  6. それぞれ複数の吐出口からなる第1吐出口列及び第2吐出口列と、
    前記第1及び第2吐出口列の各吐出口に対応して設けられた吐出エネルギー発生手段と、
    前記第1吐出口列と第2吐出口列との間に形成され、前記第1及び第2吐出口列の各吐出口へインクを供給するための共通液室とを備えた記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドを前記第1吐出口列及び第2吐出口列の配列方向と交差する走査方向に沿って往路走査及び復路走査させると共に、前記記録ヘッドの往路走査及び復路走査のそれぞれにおいて前記吐出エネルギー発生手段を駆動することにより、前記共通液室から供給されるインクを前記各吐出口から吐出させて記録を行うインクジェット記録装置のインクジェット記録方法であって、
    前記記録ヘッドのレジストレーション調整を行うレジストレーション調整工程と、
    前記記録ヘッドの前記走査方向によって前記第1吐出口列と第2吐出口列のいずれか一方のみを吐出するように制御する吐出制御工程と、を備えることを特徴とするインクジェット記録方法。
  7. 前記記録ヘッドの往路走査において、前記走査方向の前方に位置する吐出口列を前記第1吐出口列とし、前記走査方向の後方に位置する吐出口列を前記第2吐出口列とし、さらに前記記録ヘッドの復路走査において、前記走査方向の前方に位置する吐出口列を前記第2吐出口列とし、前記走査方向の後方に位置する吐出口列を前記第1吐出口列とする場合、
    前記吐出制御工程は、前記往路走査において前記第1吐出口列のみ吐出するように制御し、さらに前記復路走査において前記第2吐出口列のみ吐出するように制御する、ことを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録方法。
  8. 前記記録ヘッドのレジストレーション調整工程は、前記インクジェット記録装置の機能を検査するためのチェックパターンを記録媒体に記録するパターン記録工程と、
    前記機能の設定に関する設定情報に基づいて前記機能を設定する設定工程と、
    前記パターン記録工程により前記第1吐出口列と第2吐出口列のレジストレーション調整を行う第1のチェックパターンを印字させ、前記設定工程で、前記第1のチェックパターンに基づいて入力される吐出口レジストレーション情報を設定させ、前記パターン記録工程により往復のレジストレーション調整を行う第2のチェックパターンを印字させ、前記設定工程で、前記第2のチェックパターンに基づいて入力される設定情報と前記吐出口レジストレーション情報に基づいて往復レジストレーション情報を設定させる設定制御工程と、を備える、ことを特徴とする請求項6または7に記載のインクジェット記録方法。
  9. 前記記録ヘッドのレジストレーション調整工程は、
    前記インクジェット記録装置の機能を検査するためのチェックパターンを記録媒体に記録するパターン記録工程と、
    前記機能の設定に関する設定情報に基づいて前記機能を設定する設定工程と、
    前記パターン記録工程により複数の前記記録ヘッド間のレジストレーション調整を行うチェックパターンを印字させ、前記設定工程で、前記チェックパターンに基づいて入力されるヘッド間レジストレーション情報を設定させる設定制御工程と、を備える、ことを特徴とする請求項6または7に記載のインクジェット記録方法。
  10. 前記吐出制御工程は、前記記録媒体上にインクを吐出すべきか否かを表す記録データを間引くためのデータ間引き工程を備え、
    前記データ間引き工程は、前記記録ヘッドの前記走査方向の前方のみを駆動するように前記記録データの間引き処理を行う、ことを特徴とする請求項6または7に記載のインクジェット記録方法。
  11. 配列された複数の吐出口からなる第1及び第2吐出口列と、
    前記第1及び第2吐出口列の各吐出口に対応して設けられた吐出エネルギー発生手段と、
    前記第1吐出口列と第2吐出口列との間に形成され、前記第1及び第2吐出口列の各吐出口へインクを供給するための共通液室とを備えた記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドを前記複数の吐出口の配列方向と交差する走査方向に沿って往路走査及び復路走査させると共に、前記記録ヘッドの往路走査及び復路走査のそれぞれにおいて前記吐出エネルギー発生手段を駆動することにより、前記共通液室から供給されるインクを前記吐出口から吐出させて記録を行うインクジェット記録装置のインクジェット記録方法であって、
    前記記録媒体上の同一の記録領域に対し前記記録ヘッドを往復路走査させる走査工程と、
    前記同一の記録領域に対する記録を前記往復の走査で完成させるよう、前記同一の記録領域に対応した記録データを前記往復路走査それぞれに分配するに際し、記録許容画素と非記録許容画素が配列されたマスクパターンを用いて前記記録データの分配を行う分配工程と、
    前記往復路走査のそれぞれにおいて、前記分配工程にて分配された記録データに基づき前記同一の記録領域に対する記録を行う記録工程とを備え、
    前記記録ヘッドの往路走査において前記走査方向の前方に位置する前記第1吐出口列のみ記録を行い、且つ前記記録ヘッドの復路走査において前記走査方向の前方に位置する前記第2吐出口列のみ記録を行うように、前記マスクパターンの記録データを定める、ことを特徴とするインクジェット記録方法。
  12. 請求項6乃至11のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. 請求項6乃至11のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法の手順をコンピュータに実行させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体。
  14. それぞれ複数の吐出口を配列した吐出口列を複数有し、当該複数の吐出口列にインクを供給する共通液室を備える記録ヘッドと、前記記録ヘッドを主走査方向に往復走査する走査手段と、を有し、前記記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置における記録位置合わせ方法であって、
    前記走査手段による1回に記録走査において前記複数の吐出口列からインクを吐出することで第1のチェックパターンを記録し、当該第1のチェックパターンに基づいて前記複数の吐出口列から吐出されるインク滴の記録位置を合わせるための調整値を取得する第1取得工程と、
    前記走査手段による複数の記録走査において前記複数の吐出口列からインクを吐出することで第2のチェックパターンを記録し、当該第2のチェックパターンに基づいて異なる記録走査において前記複数の吐出口列から吐出されるインク滴の記録位置を合わせるための調整値を取得する第2取得工程と、
    前記第1及び2取得工程において取得した記録位置合わせのためのそれぞれの前記調整値に基づいて、前記複数の吐出口列のうち、予め定めた吐出口列から異なる記録走査において吐出されるインク滴の記録位置を合わせるための設定値を算出する算出工程とを備え、
    前記第2取得工程は、前記複数の記録走査それぞれの記録走査において、前記複数の吐出口列のうち、前記記録ヘッドの走査方向前方に位置する吐出口列を用いて前記第2のパターンを記録することを特徴とする記録位置合わせ方法。
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