JP2007213947A - 固体高分子形燃料電池用触媒担持粉末の製造方法およびその製造方法で得られた触媒担持粉末を備えた固体高分子形燃料電池 - Google Patents

固体高分子形燃料電池用触媒担持粉末の製造方法およびその製造方法で得られた触媒担持粉末を備えた固体高分子形燃料電池 Download PDF

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Abstract

【課題】固体高分子形燃料電池(PEFC)の耐久試験における作動電圧低下を抑制できる触媒担持粉末の製造方法およびその触媒担持粉末を用いたPEFCを提供する。
【解決手段】陽イオン交換樹脂と炭素質材料とフッ素樹脂と溶媒との混合物を作製する第1の工程と、前記混合物を乾燥して陽イオン交換樹脂と炭素質材料とフッ素樹脂との混合粉末を得る第2の工程と、前記混合粉末中の陽イオン交換樹脂の固定イオンに触媒金属の陽イオンを吸着させる第3の工程と、前記陽イオンを化学的に還元する第4の工程を経る固体高分子形燃料電池用触媒担持粉末の製造方法において、前記第1の工程の混合物の溶媒中に、メタノール、アセトンまたは(メタノール+アセトン)のいずれかが30質量%以上含まれることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、固体高分子形燃料電池電池用触媒担持粉末の製造方法およびその製造方法で得られた触媒担持粉末を備えた固体高分子形燃料電池に関するものである。
固体高分子形燃料電池(PEFC)の単セルは、膜/電極接合体を一対のガスフロープレートで挟持した構造である。その膜/電極接合体は、陽イオン交換膜の一方の面にアノ−ドを、もう一方の面にカソ−ドを接合したものでる。そのガスフロープレートにはガス流路が加工されており、たとえば、アノ−ドに燃料として水素、カソ−ドに酸化剤として酸素を供給することによって、電力が得られる。そのアノ−ドおよびカソ−ドでは、つぎのような電気化学反応が進行する。
アノ−ド:2H→4H+4e・・・・・・・・(1)
カソ−ド:O+4H+4e→HO・・・・・(2)
上述の電気化学反応は、水素あるいは酸素とプロトン(H)とが伝達される領域と、触媒との界面(以下、この界面を反応界面と呼ぶことにする)で進行する。その触媒は、電子伝導性の部材に接触しているので、電子(e)はその部材を通って集電される。
従来のPEFCの触媒担持粉末としては、電極触媒(カーボンブラック等の触媒担体に活性触媒金属粒子を担持させたもの)とPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)とイオン交換体との混合物からなるものが特許文献1に開示され、また、触媒金属が担持されたカーボンや、固体高分子電解質のコロイド状分散液に、PTFEを添加して撥水処理した炭素粉末と白金触媒を担持させた炭素粉末とを添加する製造方法が特許文献2に開示されている。
最近では、触媒金属が陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路と炭素質材料の表面との接面に主として担持されているものが特許文献3や特許文献4で開示されている。この触媒金属が陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路と炭素質材料の表面との接面に主として担持されている触媒担持粉末(Ultra−Low Platinum Loading Carbon、以下ULPLCとよぶ)は触媒金属の利用率が優れているので、触媒金属の使用量削減によるコスト低減に効果がある。
また、ULPLCの製造方法において、カーボン粒子表面の濡れ性を改善するため、まずメタノールなどのアルコールを含むカーボン粒子を作製し、これと陽イオン交換樹脂溶液を混合する工程を経る技術が特許文献5で開示されている。しかし、特許文献5で得られた電極は、陽イオン交換樹脂以外のフッ素樹脂を含むものではなかった。
特開平06−068880号公報 特開平08−088007号公報 特開2000−012041号公報 特開2003−257439号公報 特開2005−222812号公報
しかしながら、このULPLCを備えたPEFCは、その耐久試験における作動電圧低下が大きく、実用性に乏しいという欠点があった。その原因は定かでなく、その改良が強く求められていた。発明者は、このULPLCを備えたPEFCの作動電圧低下の原因を鋭意実験によって検討した結果、その低下の主原因はフラッディング現象に起因するものであることを見出した。
PEFCにおける「フラッディング現象」とは、反応で生成した水が排出されず、触媒表面を覆うことにより、触媒が反応に関与しなくなり、また、水がガスの拡散経路を塞ぎ、活物質である水素ガスあるいは酸素ガスが系外から反応界面へ到達するのを阻害することを意味する。
すなわち、このULPLCを備えた触媒層は、反応で生じた水が系外へ排出されにくく、その水は水滴となってガスの拡散経路を塞ぐので、活物質である水素ガスあるいは酸素ガスが系外から反応界面へ到達するのを阻害する。その結果、これらのガスが到達しない反応界面では反応が生じなくなり、電流密度に偏りが生じるので、このPEFCの作動電圧が低下すると考えられる。そのため、このULPLCを実用化するためには、このフラッディング現象を抑制することが必要不可欠である。
本発明者は、PEFCの作動電圧低下の主原因はULPLC中のフッ素樹脂の凝集に起因するものであることを見出した。すなわち、ULPLC中のフッ素樹脂の凝集によって、撥水性に偏りが生じるので、反応で生じた水の排出が不十分になる。したがって、その水は水滴となって電極内部に滞留し、ガスの拡散経路を塞ぐので、活物質である水素ガスあるいは酸素ガスが系外から反応界面へ到達するのを阻害する。
その結果、これらのガスが到達しない反応界面では反応が生じなくなり、電流密度に偏りが生じるので、このPEFCの作動電圧が低下するものと考えられる。そのため、このULPLC中のフッ素樹脂を均一に分散させることが必要である。
本発明は、触媒金属を陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路と炭素質材料の表面との接面に主として備えた触媒担持粉末と撥水性材料とを含む触媒担持粉末を使用したPEFCの作動電圧の低下率が従来のものに比べて著しく向上することを見出し、そのことに着目してなされたものである。
本発明の目的は、PEFCの耐久試験における作動電圧低下を抑制できる触媒担持粉末の製造方法およびその製造方法で得られた触媒担持粉末を備えた固体高分子形燃料電池を提供することである。
請求項1の発明は、陽イオン交換樹脂と炭素質材料とフッ素樹脂と溶媒との混合物を作製する第1の工程と、前記混合物を乾燥して陽イオン交換樹脂と炭素質材料とフッ素樹脂との混合粉末を得る第2の工程と、前記混合物粉末中の陽イオン交換樹脂の固定イオンに触媒金属の陽イオンを吸着させる第3の工程と、前記陽イオンを化学的に還元する第4の工程を経る固体高分子形燃料電池用触媒担持粉末の製造方法において、前記第1の工程の混合物の溶媒中に、メタノール、アセトンまたは(メタノール+アセトン)のいずれかが30質量%以上含まれることを特徴とする。
請求項2の発明は、固体高分子形燃料電池において、請求項1に記載の製造方法で得られた触媒担持粉末を備えたことを特徴とする。
本発明の固体高分子形燃料電池用触媒担持粉末は、十分な撥水性をもっているので、これを用いた固体高分子形燃料電池の触媒層においては、電子伝導性と撥水性とが最適となる。その結果、固体高分子形燃料電池を運転中のフラッディング現象を抑制することができ、セル電圧の低下を抑制することができる。
また、本発明の固体高分子形燃料電池用触媒担持粉末の製造方法の第1の工程において、混合物の溶媒中に、メタノール、アセトンおよび(メタノール+アセトン)のいずれかが30質量%以上含まれることで、混合物においてフッ素樹脂が均一に分散するため、得られた触媒担持粉末を用いた固体高分子形燃料電池では、フラッディング現象を抑制することができ、セル電圧の低下を抑制することができる。
本発明の固体高分子形燃料電池用触媒担持粉末の製造方法は、つぎのとおりである。
まず、第1の工程では、陽イオン交換樹脂と炭素質材料とフッ素樹脂と溶媒との混合物を作製する。第1の工程において、陽イオン交換樹脂と炭素質材料とフッ素樹脂との混合を均一におこなうために、陽イオン交換樹脂およびフッ素樹脂は、粉末状または溶媒に分散あるいは溶解された状態のものであることが好ましい。
つぎに、第2の工程では、第1の工程で得られた混合物を乾燥して、溶媒を取り除き、陽イオン交換樹脂と炭素質材料とフッ素樹脂との混合粉末を得る。この乾燥をおこなうための方法として、例えば、第1の工程で得られた陽イオン交換樹脂と炭素質材料とフッ素樹脂と溶媒との混合物を噴霧乾燥する方法がある。
つぎに、第3の工程では、第2の工程で得られた陽イオン交換樹脂と炭素質材料とフッ素樹脂との混合粉末中の、陽イオン交換樹脂の固定イオンに触媒金属の陽イオンを吸着させる。
この第3の工程では、例えば、陽イオン交換樹脂と炭素質材料とフッ素樹脂とを含む混合粉末を、触媒金属元素の陽イオンを含む水溶液に浸漬し、触媒金属の陽イオンと陽イオン交換樹脂の固定イオンとのイオン交換反応により、陽イオン交換樹脂に触媒金属の陽イオンを優先的に吸着させる。
そのような吸着特性を持つ白金族金属を含む陽イオンとして、白金族金属の錯イオン、たとえば[Pt(NH2+および[Pt(NH4+などの白金のアンミン錯体陽イオン、または[Ru(NH2+および[Ru(NH3+などのルテニウムのアンミン錯体陽イオンがある。
さらに第4の工程では、陽イオン交換樹脂に吸着した触媒金属の陽イオンを、還元剤を用いて化学的に還元することにより、本発明の触媒担時粉末を得る。この工程で使用できる還元剤として、たとえば、水素ガスが使用できる。この水素ガスは、窒素、ヘリウムまたはアルゴンなどの不活性ガスとの混合ガス(水素混合ガス)として用いられることが好ましい。また、この還元における還元温度は100℃以上200℃以下の範囲であって、150℃以上180℃以下が特に好ましい。
本発明の固体高分子形燃料電池用触媒担持粉末の製造方法は、第1の工程の混合物において、この混合物の溶媒中に、メタノール、アセトンまたは(メタノール+アセトン)のいずれかが30質量%以上含まれることを特徴とする。
本発明における陽イオン交換樹脂と炭素質材料とフッ素樹脂とを含む分散液は、アルコールにあらかじめ陽イオン交換樹脂を溶解した陽イオン交換樹脂溶液、炭素質材料、および界面活性剤を含む水溶液にフッ素樹脂の粉末を分散させた溶液を、メタノール、アセトンまたはメタノールとアセトンを含む溶液を用いて混合することによって得ることができる。または、陽イオン交換樹脂粉末、炭素質材料、およびフッ素樹脂の微粉末を、メタノール、アセトンまたはメタノールとアセトンを含む溶液とを混合することによって得ることができる。
ここで、陽イオン交換樹脂と炭素質材料とフッ素樹脂とを含む分散液の溶媒中に、メタノール、アセトンまたは(メタノール+アセトン)のいずれかが30質量%以上含まれるように、溶液中のメタノールおよびアセトンの配合比を調整する必要がある。その理由はつぎのとおりである。
溶液中に含まれるメタノール、アセトンまたは(メタノール+アセトン)の割合が30質量%未満の場合、フッ素樹脂の凝集が起こり、得られた陽イオン交換樹脂、炭素質材料、およびフッ素樹脂とを含む混合粉末中において、フッ素樹脂に偏りが生じる。一方、30質量%以上の場合、フッ素樹脂は均一に存在するので、電極の撥水性が向上する。したがって、燃料電池反応で生じた水の排出が促進されるので、活物質である水素ガスあるいは酸素ガスが系外から反応界面へ容易に到達できる。その結果、電流密度が均一になり、PEFCの作動電圧の低下が抑制される。
本発明の固体高分子形燃料電池用触媒担持粉末の製造方法の第1の工程において、陽イオン交換樹脂およびフッ素樹脂には、それぞれ、陽イオン交換樹脂を溶解した陽イオン交換樹脂溶液およびフッ素樹脂を界面活性剤を含む水に分散したディスパージョン溶液を使用する。この陽イオン交換樹脂溶液に含まれる溶媒の種類は公開されていないため、現在は不明であり、また、このディスパージョン溶液中には約40%の水を含む。したがって、市販されている陽イオン交換樹脂溶液およびフッ素樹脂のディスパージョン溶液を使用した場合には、第1の工程の混合物の溶媒中に含まれるメタノール、アセトンまたは(メタノール+アセトン)の割合は100%にはならない。
しかし、今後、溶媒および分散媒にメタノールやアセトンのみを用いた陽イオン交換樹脂溶液およびフッ素樹脂のディスパージョン溶液が開発された場合には、本発明の第1の工程において、混合物の溶媒として、100%メタノールやアセトンを用いることができるものと推定される。したがって、本発明においては、第1の工程の混合物の溶媒中に含まれるメタノール、アセトンまたは(メタノール+アセトン)の割合の上限については、特に限定していない。
本発明の固体高分子形燃料電池用触媒担持粉末は、触媒金属と陽イオン交換樹脂と炭素質材料とフッ素樹脂とを含み、前記触媒金属が陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路と炭素質材料との接面に主として備えたものである。その理由はつぎの通りである。
本発明の固体高分子形燃料電池用触媒担持粉末を用いた固体高分子形燃料電池用電極では、触媒金属は、反応に関与するプロトン、水、水素および酸素が主に移動できるプロトン伝導経路と炭素材料の表面との接面に主として担持されている。この場所は、電子とプロトンとの授受を同時におこなうことのできる場所であるので、この接面に担持された触媒金属は電極反応に効率的に関与する。したがって、プロトン伝導経路と炭素材料の表面との接面に担持された触媒金属の割合を高めることによって、触媒金属の利用率は著しく高くなり、触媒金属の使用量を低減することができる。
本発明の固体高分子形燃料電池用電極の触媒層において、「触媒金属が陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路と炭素材料との接面に主として備えられている」とは、陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路に接するカーボン粒子表面に担持された触媒金属量が全触媒金属担持量の50質量%以上であることを意味する。すなわち、全触媒金属担持量の50質量%以上が、電極反応に対して活性な触媒金属であるため、触媒金属の利用率が著しく高くなる。
なお、本発明においては、陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路に接するカーボン粒子表面に担持された触媒金属量の全触媒金属担持量に対する割合は高いほど好ましく、特に80質量%を超えていることが好ましい。このようにして、プロトン伝導経路とカーボン粒子との接触面に触媒金属を高率で担持させることによって、電極の高活性化がはかられる。
本発明の触媒担持粉末では、触媒金属が陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路と炭素材料との接面に主として備えられているが、このことは、文献(M.Kohmoto et.al.,GS Yuasa Technical Report,1,48(2004))に記載のように、固体高分子形燃料電池用電極における、触媒である白金の電気化学的活性表面積の経時変化や質量活性の比較から明らかになる。
白金の電気化学的活性表面積の経時変化については、従来の電極では、白金の溶解・析出反応による凝集によって、白金の電気化学的活性表面積は減少するが、本発明の触媒担持粉末を用いた電極では凝集がほとんど起こらない。
固体高分子形燃料電池を低電流密度で運転させる場合には、全ての白金が電気化学反応に使われるが、高電流密度で運転させる場合には、陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路に存在する白金のみが電気化学反応に使われ、疎水性骨格部分に存在する白金は電気化学反応には関与しなくなる。
また、本発明の触媒担持粉末を用いた電極の従来の電極に対する質量活性比は、燃料電池の運転時においては、0.70Vよりも高電圧領域ではほぼ1であり、0.60Vでは2.7となる。一方、陽イオン交換樹脂においては、ポリマー部分に占めるプロトン伝導経路の体積比は約2.5である。このことから、従来の電極では、0.70Vよりも高電圧領域では、陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路の白金も疎水性骨格部分の白金も活性であるが、0.60Vでは陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路の白金のみが活性であることが明らかになる。
なお、質量活性とは、ある電圧における電流密度を、単位面積あたりの触媒金属担持量で除したものである。
本発明の触媒担持粉末に使用できるフッ素樹脂には、陽イオン交換樹脂などのイオン交換基をもつポリマーは含まれないものとする。その具体例としては、FEP(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、Tetrafluoroethylene hexafluoropropylene copolymer)、PVdF(ポリフッ化ビニリデン、Poly vinylidene fluoride)およびPTFE(ポリテトラフルオロエチレン、Poly tetrafluoroethylene)などがある。これらの中では、を第1の工程における混合物中のフッ素樹脂の分散性をより均一にするためには、FEPまたはPTFEを用いることが好ましい。
本発明の触媒担持粉末に使用できる陽イオン交換樹脂としては、パーフルオロカーボンスルホン酸形、スチレン−ジビニルベンゼン系のスルホン酸形陽イオン交換樹脂またはイオン交換基としてカルボキシル基を備えた陽イオン交換樹脂などが好ましい。
本発明に使用する炭素質材料としては、カーボンブラック、活性炭、グラファイト、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバーなどを使用することができるが、特に比表面積が大きいことから、カーボンブラックが好ましい。そのカーボンブラックは、ファーネスブラック、アセチレンブラックなどを使用することができる。
本発明の触媒担持粉末に用いる触媒金属としては、電気化学的な酸素の還元反応、水素の酸化反応に対する触媒活性が高いので、白金、ロジウム、ルテニウム、イリジウム、パラジウム、オスニウムなどの白金族金属が好ましい。特に白金とルテニウムとを含む合金は、高い耐CO被毒性が期待できるのでアノードの触媒として好ましい。さらに、マグネシウム、アルミニウム、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、銀またはタングステンとからなる群より選ばれた少なくとも一つの元素と白金族金属とを含む合金を触媒金属に用いることによって、白金族金属使用量の低減、耐CO被毒性の向上および酸素の還元反応に対する高い活性が期待できる。
本発明の製造方法によって、触媒金属が、炭素質材料と陽イオン交換樹脂のプロトン伝導経路との接面に主に担持されている触媒担持カーボン粉末を得ることができる。この接面に担持された触媒金属は、電極反応に対する活性が高い。したがって、その接面に担持された触媒金属の割合を高めることによって、触媒金属の使用量を低減できる。さらに、この粉末中に含まれる撥水剤として機能するフッ素樹脂の凝集が抑制されるので、ガスの拡散性が向上し、電流密度分布が均一になる結果、PEFCの出力および耐久性能とが向上する。
以下、本発明を好適な実施例を用いて説明する。
[実施例1〜3および比較例1〜3]
[実施例1]
炭素質材料に対してフッ素樹脂を100質量%、陽イオン交換樹脂を67質量%含む触媒担持粉末を調整した。まず、第1の工程では、カーボン粉末(Vulcan XC−72、Cabot製)15g、陽イオン交換樹脂溶液(Nafion 5質量%溶液、Aldrich製)200g、FEP分散液(54質量%、三井・デュポンフロロケミカル製、FEP120−J)28g、メタノール600gとを含む混合物を調製した。
なお、この混合物において、陽イオン交換樹脂溶液に含まれる溶媒は190g、FEP分散液に含まれる溶媒は12.9gであり、溶媒の合計は802.9gとなる。陽イオン交換樹脂溶液に含まれる溶媒は不明であるため、メタノールは含まれていないものとした場合、この混合物中の溶媒に含まれるメタノールの割合は74.7質量%であった。
つぎに、第2の工程では、この混合物を噴霧乾燥により乾燥し、造粒することで、陽イオン交換樹脂とカーボン粉末とFEPを含む混合粉末を作製した。この混合粉末においては、カーボン粉末は陽イオン交換樹脂とFEPで被覆されているものと推定される。
つづいて、第3の工程では、この混合粉末を、[Pt(NH]Cl水溶液(50mmol/l溶液)に含浸して[Pt(NH2+を陽イオン交換樹脂のクラスター部分に吸着させた。
さらに、第4の工程では、この混合粉末を洗浄、乾燥し、水素雰囲気下180℃で還元することによって、実施例1の触媒担持粉末Aを製作した。この触媒粉末に含まれる白金量は、触媒担持粉末に対して2.15質量%であった。この白金量は、触媒粉末の白金を王水で抽出したのちに、その王水中の白金量をICP発光分析で定量することによって求めた値である。この触媒担持粉末Aに含まれるFEPの量はカーボン粉末に対して100質量%であった。
この触媒担持粉末Aを含む触媒層をつぎの方法で製作した。まず、触媒担持粉末Aを6.0g、N−メチル−2−ピロリドン(NMP、三菱化学製)15gとを含む混合物を調製し、この混合物をチタンシート上に塗布したのちに乾燥して、触媒層をチタンシート上に形成した。つづいて、この触媒層を一辺5cmの正方形に裁断して触媒層とした。なお、混合物を塗布する際に、塗布の厚さを調整して、この触媒層に含まれる白金量を0.060mg/cmとした。
さらに、固体高分子形燃料電池用膜/電極接合体および固体高分子形燃料電池をつぎの方法で製作した。まず、得られた触媒層と陽イオン交換膜(Nafion 112、デュポン製、膜厚約50μm)とを17.1MPa、160℃でホットプレスすることによって、陽イオン交換膜の両面に転写し、チタンシートを剥がし取り、膜/電極接合体を製造した。
つぎに、この膜/電極接合体を硫酸水溶液(0.5mol/l)および水で洗浄した。さらに、この接合体の両面に撥水性を付与した導電性多孔質体のカーボンペーパー(TGP−H−060、東レ製)を配したのちに一対のガスフロープレートで挟持し、最後に、一対の集電板で挟持することによって、実施例1の固体高分子形燃料電池(セルA)を作製した。
[実施例2]
メタノールの代わりにアセトンを用いたこと以外は実施例1と同様にして、触媒担持粉末Bを作製した。そして、実施例1と同様にして、触媒担持粉末Bを用いて、実施例2の固体高分子形燃料電池(セルB)を作製した。
[実施例3]
メタノール600gの代わりに、メタノール300gとアセトン300gの混合溶液を用いたこと以外は実施例1と同様にして、触媒担持粉末Cを作製した。そして、実施例1と同様にして、触媒担持粉末Cを用いて、実施例3の固体高分子形燃料電池(セルC)を作製した。
[比較例1]
メタノールの代わりに2−プロパノールを用いたこと以外は実施例1と同様にして、触媒担持粉末Dを作製した。そして、実施例1と同様にして、触媒担持粉末Dを用いて、比較例1の固体高分子形燃料電池(セルD)を作製した。
[比較例2]
メタノールの代わりにエタノールを用いたこと以外は実施例1と同様にして、触媒担持粉末Eを作製した。そして、実施例1と同様にして、触媒担持粉末Eを用いて、比較例2の固体高分子形燃料電池(セルE)を作製した。
[比較例3]
メタノールの代わりにN−メチル−2−ピロリドン(NMP)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、触媒担持粉末Fを作製した。そして、実施例1と同様にして、触媒担持粉末Fを用いて、比較例3の固体高分子形燃料電池(セルF)を作製した。
実施例1〜3および比較例1〜3の固体高分子形燃料電池セルA〜Fについて、セル温度が70℃、アノードガスが純水素、アノード利用率が80%、アノード加湿温度が70℃、カソードガスが空気、カソード利用率が40%、カソード加湿温度が70℃の条件で、電圧−電流特性を測定した。
実施例1のPEFC(セルA)および比較例1のPEFC(セルD)の電圧−電流曲線を図1に示す。なお、図1において、記号○は実施例1の、記号△は比較例1の特性を示す。
図1から、実施例1のPEFCの電圧−電流特性は、比較例1と比べて優れていることがわかる。なお、実施例2および実施例3のPEFCの電圧−電流曲線は、実施例1のPEFCの電圧−電流曲線とほぼ同じであり、比較例3および比較例4のPEFCの電圧−電流曲線は、比較例1のPEFCの電圧−電流曲線とほぼ同じであった。
このことは、第1の工程の混合物において、溶媒にメタノールやアセトンを用いた場合、FEPが触媒層内に均一に分散するので、水の排出性が向上し、その結果、電流分布が均一になったことに起因するものと考えられる。
つぎに、実施例1〜3および比較例1〜3の固体高分子形燃料電池について、電圧−電流特性を測定したのと同じ条件で、300mA/cmの電流密度で運転した際のセル電圧の経時変化を測定した。その結果を表1に示す。
Figure 2007213947
表1の結果から、セル電圧の低下率は、メタノールまたはアセトンを使用した場合は、NMP、エタノールまたは2−プロパノールを単独で用いた比較例1〜3よりもかなり優れていることがわかった。
このことは、メタノールまたはアセトンを使用した場合、FEPが触媒層中に均一に分散するので、十分な撥水性が得られた結果、フラッディングによるセル電圧の低下を抑制できたことに起因するものと考えられる。特に、メタノールの場合、セル電圧の低下を著しく抑制することができる。以上のことから、本発明の触媒担持粉末の製造方法の、第1の工程の混合物において、メタノールまたはアセトンを用いることによって、燃料電池特性を著しく向上させることができることがわかった。
[実施例4〜10]
実施例4〜10では、陽イオン交換樹脂溶液に含まれる溶媒は不明であるため、メタノールは含まれていないものとして混合物の溶媒中に含まれるメタノールの割合を求めた。
[実施例4]
第1の工程で調整した混合物において、溶媒に水とメタノールとの混合溶液を用い、混合物中の溶媒に含まれるメタノールの割合を10質量%としたこと以外は実施例1と同様にして、触媒担持粉末Gを作製した。そして、実施例1と同様にして、触媒担持粉末Gを用いて、実施例4の固体高分子形燃料電池(セルG)を作製した。
[実施例5]
第1の工程で調整した混合物において、溶媒に水とメタノールとの混合溶液を用い、混合物中の溶媒に含まれるメタノールの割合を20質量%としたこと以外は実施例1と同様にして、触媒担持粉末Hを作製した。そして、実施例1と同様にして、触媒担持粉末Hを用いて、実施例5の固体高分子形燃料電池(セルH)を作製した。
[実施例6]
第1の工程で調整した混合物において、溶媒に水とメタノールとの混合溶液を用い、混合物中の溶媒に含まれるメタノールの割合を30質量%としたこと以外は実施例1と同様にして、触媒担持粉末Iを作製した。そして、実施例1と同様にして、触媒担持粉末Iを用いて、実施例6の固体高分子形燃料電池(セルI)を作製した。
[実施例7]
第1の工程で調整した混合物において、溶媒に水とメタノールとの混合溶液を用い、混合物中の溶媒に含まれるメタノールの割合を40質量%としたこと以外は実施例1と同様にして、触媒担持粉末Jを作製した。そして、実施例1と同様にして、触媒担持粉末Jを用いて、実施例7の固体高分子形燃料電池(セルJ)を作製した。
[実施例8]
第1の工程で調整した混合物において、溶媒に水とメタノールとの混合溶液を用い、混合物中の溶媒に含まれるメタノールの割合を50質量%としたこと以外は実施例1と同様にして、触媒担持粉末Kを作製した。そして、実施例1と同様にして、触媒担持粉末Kを用いて、実施例8の固体高分子形燃料電池(セルK)を作製した。
[実施例9]
第1の工程で調整した混合物において、溶媒に水とメタノールとの混合溶液を用い、混合物中の溶媒に含まれるメタノールの割合を60質量%としたこと以外は実施例1と同様にして、触媒担持粉末Lを作製した。そして、実施例1と同様にして、触媒担持粉末Lを用いて、実施例9の固体高分子形燃料電池(セルL)を作製した。
[実施例10]
第1の工程で調整した混合物において、溶媒に水とメタノールとの混合溶液を用い、混合物中の溶媒に含まれるメタノールの割合を70質量%としたこと以外は実施例1と同様にして、触媒担持粉末Mを作製した。そして、実施例1と同様にして、触媒担持粉末Mを用いて、実施例10の固体高分子形燃料電池(セルM)を作製した。
実施例4〜10の固体高分子形燃料電池について、実施例1において電圧−電流特性を測定したのと同じ条件で、300mA/cmの電流密度におけるセル電圧を測定した。第1の工程の混合物中の溶媒に含まれるメタノールの割合とセル電圧との関係を図2に示した。
図2から、メタノールの割合が30質量%以上の場合、セル電圧が著しく向上することがわかる。このことは、30質量%未満においては、分散液中のメタノールの割合が小さいので、FEPが凝集し、得られた触媒担持カーボン粉末中でFEPが局在化するため、十分な撥水性が得られず、その結果、フラッディング起こり、十分な出力電圧が得られないものと考えられる。
一方、メタノールの割合が30質量%以上では、FEPはその粉末中に均一に分散するので、十分な撥水性が得られた結果、燃料電池反応で生じた水の排出が促進される。したがって、活物質である水素ガスあるいは酸素ガスが系外から反応界面に容易に到達するので、電流分布が均一になり、高い電圧を示すものと考えられる。したがって、第1の工程で調整した混合物において、混合物中の溶媒に占めるメタノールの割合が30質量%以上の場合に、固体高分子形燃料電池の性能は著しく向上することが明らかとなった。
さらに、FEPの代わりにPTFEを用いて、同様の実験をおこなったところ、第1の工程の混合物の溶媒中に、メタノール、アセトンまたは(メタノール+アセトン)を含むものは、FEPと同様の結果が得られた。すなわち、2−プロパノール、エタノール、あるいはNMPの場合よりも、分極特性および耐久性能が優れ、その効果は、メタノール、アセトンまたは(メタノール+アセトン)の割合が、溶媒中に30質量%以上含まれている時に著しいことが確かめられた。
実施例1および比較例1の固体高分子形燃料電池の電圧−電流曲線示す図。 第1の工程の混合物の溶媒中に含まれるメタノールの割合とセル電圧との関係を示す図。

Claims (2)

  1. 陽イオン交換樹脂と炭素質材料とフッ素樹脂と溶媒との混合物を作製する第1の工程と、前記混合物を乾燥して陽イオン交換樹脂と炭素質材料とフッ素樹脂との混合粉末を得る第2の工程と、前記混合粉末中の陽イオン交換樹脂の固定イオンに触媒金属の陽イオンを吸着させる第3の工程と、前記陽イオンを化学的に還元する第4の工程を経る固体高分子形燃料電池用触媒担持粉末の製造方法において、前記第1の工程の混合物の溶媒中に、メタノール、アセトンまたは(メタノール+アセトン)のいずれかが30質量%以上含まれることを特徴とする固体高分子形燃料電池用触媒担持粉末の製造方法。
  2. 請求項1に記載の製造方法で得られた触媒担持粉末を備えたことを特徴とする固体高分子形燃料電池。
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JP2011249226A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Gs Yuasa Corp 燃料電池用触媒の製造方法

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