JP2007212619A - 投射型画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリーカードスロットの画像を表示する際や、RGB入力端子にコンピュータ信号を接続して画像を表示する際に、迅速で且つ少ない手間で画像を表示することができる投射型画像表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】SDカード挿入の検出、もしくはSDカード内の画像ファイル有無の検出機能を有するマイコン5を具備し、SDカードの挿入、もしくはSDカード内の画像ファイルの存在を検出した際に、電源をオンしてランプ6を点灯させるとともに、前回使用の電源オフ時にどの入力端子を選択していたかにかかわらず、自動的にSDカードスロット1を入力端子として選択して表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像ファイルを保存したメモリーカードが挿入されるメモリーカードスロットと、Video端子やDsub15ピン端子(以下、単にRGB入力端子と記す)など複数の画像入力端子をもつプロジェクター等の投射型画像表示装置に関する。
近年、投射型画像表示装置である、液晶やDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)を用いたプロジェクターは、小型軽量ながら大画面画像を表示できるため各社から数多く商品が市場に投入されている。
最近では、SDカード(Secure Digital memory card)などのメモリーカードに対応したメモリーカードスロットを装備し、メモリーカードスロットに挿入したメモリーカード内に保存された画像を投写表示するプロジェクターも商品化されており、セールス用のプレゼンテーション資料をSDカードに保存しておきプロジェクターとともに相手先を訪問、その場でプレゼンテーションを実施する、もしくはセールス用のプレゼンテーション資料をノートPCに保存してプロジェクターと共に相手先を訪問、その場でプレゼンテーションを実施する、といった使い方が多くされる。
このような用途に用いられるため、迅速なセットアップでスマートなプレゼンテーションができるプロジェクターへの要望が高まっている。
これらに対応する方法として例えば特許文献1ではメモリーカードスロットにメモリーカードが挿入されたことを検知してメモリーカード内の画像を自動的に表示する方法が紹介されている。
また、特許文献2ではコンピュータからの入力信号をプロジェクターに装備されたメモリーカードスロット内のメモリーカードに順次記録させ、次回同じデータを表示する際にメモリーカードのデータを選択することによって迅速に画像を表示する方法が紹介されている。
特開2004−326253号公報 特開2000−66646号公報
しかしながら、通常プロジェクターは、メモリーカードスロット以外にも、Video端子やRGB入力端子、BNC端子など複数の画像入力端子を装備するとともに、画像を装置本体の外部のスクリーン等に投写するためのランプを備えており、上記従来の技術における特許文献1の方法や特許文献2の方法については、ランプが点灯している状態で、且つメモリーカードスロットが表示すべき入力端子であると選択されているときは有効であるが、セールスとしてのプレゼンテーションを実施する場合には、相手先のところへプロジェクターを持参して、電源を投入することによってランプを点灯させるという第1のステップと、前回使用時にどの入力端子が選択されていたかを覚えているとは限らないため、ランプ点灯後にオンスクリーンの表示等で現在選択している入力端子を確かめ、メモリーカードスロット以外が選択されている場合にはリモコンやコントロールパネルを操作するなどしてメモリーカードスロットを選択するという第2のステップを実行した後に、メモリーカードを挿入して画像を表示することとなる。
以上のように、現状の方法ではプロジェクターにおいては、上記第1および第2のステップのため、ある程度の手間と時間が必要である。
以下、この課題について、図を用いてより詳しく説明する。
まず、ユーザーがメモリーカードの画像を投写表示する場合の一般的な動作について考える。
図6は、従来のプロジェクターにおけるユーザーがメモリーカードの画像を投写表示するまでの動作について示したフローチャートである。
図6に示すように、まずプロジェクターにAC電源を投入してスタンバイ状態にする第1のステップと、ランプを点灯させる第2のステップと、オンスクリーンなどで現在選択されている入力端子を確認し、メモリーカードスロット以外の入力端子が選択されている場合には、リモコンやコントロールパネルなどを操作して、メモリーカードスロットを入力端子として選択するように切り替える第3のステップと、メモリーカードをメモリーカードスロットに挿入する第4のステップの4つのステップが必要となり、操作の手間と、ある程度の時間を要していた。
また、通常プロジェクターは前回使用した際の電源オフ時に、どの入力端子を選択していたかを記憶しており、電源オン時には同じ入力端子が選択されるように設計されているが、ユーザーが前回どの入力端子を使用したかを必ずしも記憶しているわけではなく、また、1台のプロジェクターを複数のユーザーで使用している場合には、前ユーザーがどの入力端子を選択していたかは不明なため、電源をオンして現在の入力端子をオンスクリーンなどで確認して、その後、リモコンやコントロールパネルなどを操作して、メモリーカードスロットを入力端子として選択するように切り替えなければならないという煩わしさがあった。
次に、ユーザーがノートPCの画像をプロジェクターのRGB入力端子に接続して投写表示する場合の一般的な動作について考える。
図7は、ユーザーがノートPCの画像をRGB入力端子に接続して画像を投写表示するまでの動作について示したフローチャートである。
図7に示すように、まず、AC電源を投入してスタンバイ状態とする第1のステップと、ランプを点灯させる第2のステップと、オンスクリーンなどで現在選択されている入力端子を確認し、RGB入力端子以外の入力端子が選択されている場合には、リモコンやコントロールパネルなどを操作して、RGB入力端子を選択するように切り替える第3のステップと、ノートPCの画像信号を、外部出力モードもしくは内部および外部の両方に出力するモード(以下、併せて単に外部モニターモードと記す)に設定する第4のステップの4つのステップが必要となり、操作の手間と、ある程度の時間を要していた。
また、この場合も、ユーザーが前回どの入力端子を使用したかを必ずしも記憶しているわけではなく、また、1台のプロジェクターを複数のユーザーで使用している場合には、前ユーザーがどの入力端子を選択していたかは不明なため、電源をオンして現在の入力端子をオンスクリーンなどで確認して、その後、リモコンやコントロールパネルなどを操作してRGB入力端子を入力端子として選択するように切り替えなければならないという煩わしさがあった。
本発明は、上記のような課題を考慮し、メモリーカードスロットの画像を表示する際や、RGB入力端子にコンピュータ信号を接続して画像を表示する際に、迅速で且つ少ない手間で画像を表示することができる投射型画像表示装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、第1の本発明は、画像ファイルを保存したメモリーカードが挿入されるメモリーカードスロットと、1つ以上の画像入力端子と、前記メモリーカードスロットおよび前記画像入力端子からの画像信号を画像として表示する画像表示デバイスと、前記画像表示デバイスに表示された画像を装置本体の外部に投写するためのランプと、前記メモリーカードスロットおよび前記画像入力端子からの画像信号を選択的に切り替えて前記画像表示デバイスに供給する選択回路と、前記選択回路の切り替えおよび前記ランプの点灯を制御する制御回路と、前記メモリーカードスロットにメモリーカードが挿入されたことを検出し、前記制御回路に検出信号を送出するカード検出部とを有し、前記制御回路は、前記装置本体のスタンバイ状態において、前記メモリーカードスロットにメモリーカードが挿入されたことを検出する検出信号の入力結果に基づいて、前記ランプを点灯させるとともに、前記メモリーカードスロットからの画像信号を画像表示デバイスに供給するように前記選択回路の切り替え先を制御する投射型画像表示装置であり、
第2の本発明は、画像ファイルを保存したメモリーカードが挿入されるメモリーカードスロットと、1つ以上の画像入力端子と、前記メモリーカードスロットおよび前記画像入力端子からの画像信号を画像として表示する画像表示デバイスと、前記画像表示デバイスに表示された画像を装置本体の外部に投写するためのランプと、前記メモリーカードスロットおよび前記画像入力端子からの画像信号を選択的に切り替えて前記画像表示デバイスに供給する選択回路と、前記選択回路の切り替えおよび前記ランプの点灯を制御する制御回路と、前記メモリーカードスロットにメモリーカードが挿入されたことを検出し、前記制御回路に検出信号を送出するカード検出部とを有し、前記制御回路は、前記ランプの投射状態において、前記メモリーカードスロットにメモリーカードが挿入されたことを示す検出信号が入力された場合、その時点で選択回路が前記メモリーカードスロットもしくは画像入力端子のいずれを選択している状態であるかにかかわらず、前記メモリーカードスロットからの画像信号を画像表示デバイスに供給するように前記選択回路を制御する投射型画像表示装置であり、
第3の本発明は、画像ファイルを保存したメモリーカードが挿入されるメモリーカードスロットと、1つ以上の画像入力端子と、前記メモリーカードスロットおよび前記画像入力端子からの画像信号を画像として表示する画像表示デバイスと、前記画像表示デバイスに表示された画像を装置本体の外部に投写するためのランプと、前記メモリーカードスロットおよび前記画像入力端子からの画像信号を選択的に切り替えて前記画像表示デバイスに供給する選択回路と、前記選択回路の切り替えおよび前記ランプの点灯を制御する制御回路とを有し、前記制御回路は、前記装置本体のスタンバイ状態において、前記メモリーカードスロットに挿入されたメモリーカード内に画像ファイルが存在した場合、もしくは表示対応可能な画像ファイルが存在していると判断した場合の少なくとも一方の場合に、前記ランプを点灯させるとともに、前記メモリーカードスロットからの画像信号を画像表示デバイスに供給するように前記選択回路を制御する投射型画像表示装置であり、
第4の本発明は、画像ファイルを保存したメモリーカードが挿入されるメモリーカードスロットと、1つ以上の画像入力端子と、前記メモリーカードスロットおよび前記画像入力端子からの画像信号を画像として表示する画像表示デバイスと、前記画像表示デバイスに表示された画像を装置本体の外部に投写するためのランプと、前記メモリーカードスロットおよび前記画像入力端子からの画像信号を選択的に切り替えて前記画像表示デバイスに供給する選択回路と、前記選択回路の切り替えおよび前記ランプの点灯を制御する制御回路とを有し、前記制御回路は、前記ランプの投射状態において、前記メモリーカードスロットに挿入されたメモリーカード内に画像ファイルが存在した場合、もしくは表示対応可能な画像ファイルが存在していると判断した場合の少なくとも一方の場合に、前記メモリーカードスロットからの画像信号を画像表示デバイスに供給するように前記選択回路の切り替え先を制御する投射型画像表示装置であり、
第5の本発明は、画像信号が入力されるRGB入力端子と、前記RGB入力端子以外の少なくとも1つ以上の画像入力端子と、前記RGB入力端子および前記RGB入力端子以外の画像入力端子からの画像信号を画像として表示する画像表示デバイスと、前記画像表示デバイスに表示された画像を装置本体の外部に投写するためのランプと、前記RGB入力端子と前記RGB入力端子以外の画像入力端子からの画像信号を選択的に切り替えて前記画像表示デバイスに供給する選択回路と、前記選択回路の切り替えおよび前記ランプの点灯を制御する制御回路と、前記RGB入力端子および前記制御回路に接続されたプラグアンドプレイメモリと、前記RGB入力端子から前記プラグアンドプレイメモリへの通信信号を検出するプラグアンドプレイ検出部とを有し、前記制御回路は、前記装置本体のスタンバイ状態において、前記RGB入力端子から前記プラグアンドプレイメモリへの通信信号の検出結果に基づいて、前記ランプを点灯させるとともに、前記RGB入力端子からの画像信号を画像表示デバイスに供給するように制御する投射型画像表示装置であり、
第6の本発明は、画像信号が入力されるRGB入力端子と、前記RGB入力端子以外の少なくとも1つ以上の画像入力端子と、前記RGB入力端子および前記RGB入力端子以外の画像入力端子からの画像信号を画像として表示する画像表示デバイスと、前記画像表示デバイスに表示された画像を装置本体の外部に投写するためのランプと、前記RGB入力端子と前記RGB入力端子以外の画像入力端子からの画像信号を選択的に切り替えて前記画像表示デバイスに供給する選択回路と、前記選択回路の切り替えおよび前記ランプの点灯を制御する制御回路と、前記RGB入力端子および前記制御回路に接続されたプラグアンドプレイメモリと、前記RGB入力端子から前記プラグアンドプレイメモリへの通信信号を検出するプラグアンドプレイ検出部とを有し、前記制御回路は、前記ランプの投射状態において、前記RGB入力端子から前記プラグアンドプレイメモリへの通信信号の検出結果に基づいて、前記RGB入力端子からの画像信号を画像表示デバイスに供給するように制御する投射型画像表示装置を提供するものである。
以上のように本発明によると、画像ファイルを保存したメモリーカードが挿入されるメモリーカードスロットと、1つ以上の画像入力端子と、画像を投写するためのランプとを装備している画像表示装置において、メモリーカードの画像を投写表示する際に、迅速で且つ少ない手間で画像を表示することができる、
あるいは、複数の入力端子と、画像を投写するためのランプを装備したプロジェクターで、RGB入力端子にコンピュータ信号を接続して画像を表示する際に、迅速で且つ少ない手間で画像を表示することができる。
以下、本発明にかかる実施の形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
(実施の形態1)
はじめに、本発明の実施の形態1の画像表示装置について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1の画像表示装置であるプロジェクターの概略構成を示す図面であり、1は画像ファイルを保存したSDカードが挿入されるSDカードスロット、2はVideo入力端子、3はRGB入力端子、4は、SDカードスロット1、Video入力端子2、RGB入力端子3の信号から1つの信号を選択的に切り替えて、液晶パネル7に供給する選択回路、5は、選択回路4の選択先を制御するマイコン、6は、画像を装置本体の外部のスクリーン等に投写するためのランプ、8は、ランプ6からの放射光が液晶パネル7を透過することによって形成される画像を投写する投写レンズである。SDカードスロット1のカード検出部11からのSDカード挿入検出信号(以下、単に検出信号と記す)はマイコン5に接続されている。
以上のように構成された本実施形態のプロジェクターについて、図2のフローチャートを用いてその動作を説明する。
通常、ユーザーがプロジェクターを使用する場合、まず、AC電源を投入してスタンバイ状態とする。このとき、プロジェクターのマイコン5は前回電源オフ時に選択回路4がSDカードスロット1、Video入力端子2、RGB入力端子3のどの入力端子を選択していたか、すなわちどの入力端子の画像を表示していたかをメモリ(図示せず)から読み出す。
本例では前回電源オフ時にVideo入力端子2が選択されていたとする。
ここで、SDカードの画像を表示しようとするユーザーは、SDカードスロット1にSDカードを挿入する。
SDカードスロット1のカード検出部11からはSDカードが挿入されたことを検出する検出信号がマイコン5に供給される。
マイコン5は検出信号によってSDカードスロット1にSDカードが挿入されたことを検知してランプ6を点灯させるとともに、Video入力端子2の画像信号を液晶パネル7に供給するように選択されていた選択回路4を制御して、SDカードスロット1の画像信号を液晶パネル7に供給する。
ランプ6の放射光は液晶パネル7を透過して画像を形成し、投写レンズ8でスクリーン(図示せず)に拡大投写される。
SDカードの画像を投写しようとするユーザーは、スタンバイ状態に設置されたプロジェクターのSDカードスロット1にSDカードを挿入するのみで、画像を表示することが可能で、リモコンやコントロールパネルを操作してランプを点灯させる操作や、現在選択されている入力端子をオンスクリーンなどで確認して、その後、リモコンやコントロールパネルを操作して入力端子を切り替える必要もなく、迅速で且つ少ない操作で画像を表示することができる。
なお、本実施の形態においては、スタンバイ状態にあるプロジェクターにSDカードを挿入した場合について述べたが、ランプ点灯状態にあるプロジェクターで、たとえば、Video入力端子2からの画像信号を投射表示しているプロジェクターのSDカードスロット1にSDカードを挿入した場合に、SDカードスロット1からの検出信号がマイコン5に供給され、マイコン5がVideo入力端子2の画像信号を液晶パネル7に供給するように選択されていた選択回路4を制御して、SDカードスロット1の画像信号を液晶パネル7に供給するという動作も可能である。
これによって、SDカードの画像を投写しようとするユーザーは、投射状態にあるプロジェクターのSDカードスロット1にSDカードを挿入するのみでSDカードの画像を表示することが可能で、現在選択されている入力端子をオンスクリーンなどで確認して、その後、リモコンやコントロールパネルを操作して入力端子を切り替える必要もなく、迅速で且つ少ない操作で画像を表示することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2の画像表示装置を、図3を参照しながら説明する。
図3は本発明の実施形態2の画像表示装置であるプロジェクターの概略構成を示す図面であり、9はSDカードスロット1に挿入されたSDカード内の画像ファイルを展開するプロセッサであり、画像信号を選択回路4に供給するとともに、画像ファイルの形式やファイル名、拡張子などの情報をマイコン5に供給する機能を有している。その他の構成要素は図1の同番号と同じである。
プロセッサ9はマイコン5に接続されており、SDカードスロット1に挿入されたSDカード内の画像ファイルのデータ画像ファイルの形式やファイル名、拡張子などの画像ファイル情報をマイコン5に送信する機能を有している。
以上のように構成された本実施の形態のプロジェクターについて、その動作を説明する。動作を示すフローチャートは、実施の形態1の図2と同じである。
本発明の実施形態1と同様に、通常、ユーザーがプロジェクターを使用する場合、まず、AC電源を投入してスタンバイ状態とし、マイコン5が前回電源オフ時にどの入力端子の画像を表示していたかをメモリから読み出す。
本実施形態においても、前回電源オフ時にVideo入力端子2が選択されていたとする。
ここで、SDカードの画像を表示しようとするユーザーは、SDカードスロット1にSDカードを挿入する。
プロセッサ9は挿入されたSDカードの画像ファイルを処理するとともに、画像ファイルの形式やファイル名、拡張子などの画像ファイル情報をマイコン5に供給する。
マイコン5は画像ファイル情報を解析して、対応すべき画像ファイル情報が、挿入されたSDカード内に存在すれば、ランプ6を点灯させるとともに、Video入力端子2の画像信号を液晶パネル7に供給するように選択されていた選択回路4を制御して、プロセッサ9の画像信号を液晶パネル7に供給する。
ランプ6の放射光は液晶パネル7を透過して画像を形成し、投写レンズ8でスクリーン(図示せず)に拡大投写される。
以上のような動作によって、SDカードの画像を投写しようとするユーザーは、SDカードスロット1にSDカードを挿入するのみで画像を表することが可能で、リモコンやコントロールパネルを操作して電源をオンする操作や、現在の入力端子をオンスクリーンなどで確認して、その後リモコンやコントロールパネルを操作して入力端子を切り替える必要もなく、迅速で且つ少ない操作で画像を表示することができる。
なお、本実施の形態において、対応すべき画像ファイル情報がSDカード内に存在すれば電源をオンしてランプ6を点灯させるとともに、選択回路4を制御して、プロセッサ9の画像信号を液晶パネル7に供給するようにしたが、SDカード内に対応すべき画像ファイル情報がない場合でも、電源をオンしてランプ6を点灯させ、対応すべき画像ファイルがないという表示をオンスクリーンで表示するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、スタンバイ状態にあるプロジェクターにSDカードを挿入した場合について述べたが、ランプ点灯状態にあるプロジェクターで、たとえば、Video入力端子2からの画像信号を投射表示しているプロジェクターのSDカードスロット1にSDカードを挿入した場合に、マイコン5は画像ファイル情報を解析して、対応すべき画像ファイル情報が挿入されたSDカード内に存在すれば、Video入力端子2の画像信号を液晶パネル7に供給するように選択されていた選択回路4を制御して、プロセッサ9の画像信号を液晶パネル7に供給するという動作も可能である。
これによって、SDカードの画像を投写しようとするユーザーは、投射状態にあるプロジェクターのSDカードスロット1にSDカードを挿入するのみで、SDカードの画像を表示することが可能で、現在現在選択されている入力端子をオンスクリーンなどで確認して、その後、リモコンやコントロールパネルを操作して入力端子を切り替える必要もなく、迅速で且つ少ない操作で画像を表示することができる。
また、本発明の実施の形態1および実施の形態2においては、SDカードスロットとVideo入力端子、RGB入力端子を入力端子として装備するプロジェクターについて述べたが、これに限定されるものではなく、たとえば、SDカードスロットのみを装備するプロジェクターにおいても、SDカード挿入の検出、もしくは画像ファイルの情報によってランプを点灯させ、画像を表示するなどの動作は本発明から容易に類推されるものである。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3の投射型画像表示装置について説明する。
図4は本発明の実施の形態3の投射型画像表示装置であるプロジェクターの概略構成を示す図面であり、10はプラグアンドプレイメモリであり、その他の構成要素は図1および図3の同番号と同じである。
また、RGB入力端子3からのプラグアンドプレイデータ信号は、プラグアンドプレイメモリ10に接続されているとともにマイコン5に接続されている。
以上のように構成された本実施の形態のプロジェクターについて、図5のフローチャートを用いてその動作を説明する。
ユーザーがプロジェクターを使用する場合、プロジェクターの電源をオンしてランプを点灯させ、選択されている入力端子の画像を表示する。通常、プロジェクターは前回電源オフ時に選択回路4がいずれの入力端子を選択していたかをメモリ(図示せず)に記憶させているため、電源オン時にはこのデータを読み出し、前回使用の電源オフ時に選択されていた入力端子が選択される。
ここで一例として、前回使用時の電源オフ時に選択されていた入力端子がVideo入力端子2であったとする。
ノートPC(図示せず)の画像を表示させたいユーザーは、ノートPCの出力信号をRGB入力端子3に接続し、ノートPCの画像出力モードの設定を外部モニターモードに設定する。
このとき、ノートPCはプロジェクター内部のプラグアンドプレイメモリ10にアクセスし、ノートPCの種々の設定を行うが、本実施の形態ではノートPCからプラグアンドプレイメモリ10へのアクセス信号がマイコン5に接続されているため、ユーザーがノートPCを外部モニターモードに設定し、プロジェクターに画像信号が入力されたことを検知できる。
ここで、マイコン5はランプ6を点灯させることによってプロジェクターの電源をオンするとともに、Video入力端子2からの入力信号を液晶パネル7に供給するように選択していた選択回路4を、RGB入力端子3に接続されたノートPCの画像を液晶パネル7に供給するように切り替えて、ノートPCの画像が表示される。
ノートPCの画像を表示させたいユーザーは、ノートPCの出力信号をRGB入力端子3に接続し、ノートPCの画像出力モードの設定を外部モニターモードに設定するのみで画像を表することが可能で、リモコンやコントロールパネルを操作して電源をオンする操作や、現在の入力端子をオンスクリーンなどで確認して、その後、リモコンやコントロールパネルを操作して入力端子を切り替える必要もなく、迅速で且つ少ない操作で画像を表示することができる。
本実施の形態では、ユーザーがランプを点灯させた際に、どの入力端子が選択されているかを確認することなく、ノートPCを外部モニターモードに設定するのみでプロジェクターの電源がオンするとともに、入力端子をRGB入力端子3に切り替える機能を有することによって、迅速で且つ少ない手間で画像を表示することができる。
なお、本実施の形態3においては、スタンバイ状態にあるプロジェクターにノートPCの出力信号をRGB入力端子3に接続し、ノートPCの画像出力モードの設定を外部モニターモードに設定するとしたが、ランプ点灯状態にあるプロジェクターで、たとえば、Video入力端子2からの画像信号を投射表示しているプロジェクターで、ノートPCの出力信号をRGB入力端子3に接続し、ノートPCの画像出力モードの設定を外部モニターモードに設定することで、マイコン5がプラグアンドプレイデータを検出し、Video入力端子2の画像信号を液晶パネル7に供給するように選択されていた選択回路4を制御して、RGB入力端子3の画像信号を液晶パネル7に供給するという動作も可能である。
また、本実施の形態においては、RGB入力端子3に接続する信号をノートPCとしたが、これに限定されるものではなく、デスクトップパソコン等プラグアンドプレイデータを通信するコンピュータにおいて有効である。
さらに、本発明の実施の形態1〜実施の形態3においては、液晶プロジェクターについて述べたが、表示デバイスは液晶に限定されるものではなく、DMDを用いたプロジェクターなどにおいても有効である。
本発明にかかる投射型画像表示装置は、メモリーカードの画像をプロジェクターで表示する場合に、メモリーカードをメモリーカードスロットに挿入するという動作のみで、ランプを点灯させ投射表示をすることが可能となり、迅速且つ少ない手間で画像を表示することができる、あるいはノートPCをはじめとするコンピュータ信号の画像をプロジェクターで投射表示する場合に、コンピュータの画像出力モードの設定を外部モニターモードに設定するのみで画像を表示することが可能となり、迅速且つ少ない手間で画像を表示することができる。
本発明の実施の形態1の投射型画像表示装置であるプロジェクターの概略構成図 本発明の実施の形態1のプロジェクターの動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2の投射型画像表示装置であるプロジェクターの概略構成図 本発明の実施の形態3の投射型画像表示装置であるプロジェクターの概略構成図 本発明の実施の形態3のプロジェクターの動作を示すフローチャート 従来のプロジェクターにおけるメモリーカードの画像を投写表示する動作を示すフローチャート 従来のプロジェクターにおけるノートPCの画像を投写表示する動作を示すフローチャート
符号の説明
1 SDカードスロット
2 Video入力端子
3 RGB入力端子
4 選択回路
5 マイコン
6 ランプ
7 液晶パネル
8 投写レンズ
9 プロセッサ
10 プラグアンドプレイメモリ
11 カード検出部

Claims (13)

  1. 画像ファイルを保存したメモリーカードが挿入されるメモリーカードスロットと、1つ以上の画像入力端子と、前記メモリーカードスロットおよび前記画像入力端子からの画像信号を画像として表示する画像表示デバイスと、投射光により前記画像表示デバイスに表示された画像を装置本体の外部に投写するためのランプと、前記メモリーカードスロットおよび前記画像入力端子からの画像信号を選択的に切り替えて前記画像表示デバイスに供給する選択回路と、前記選択回路の切り替えおよび前記ランプの点灯を制御する制御回路と、前記メモリーカードスロットにメモリーカードが挿入されたことを検出し、前記制御回路に検出信号を送出するカード検出部とを有し、
    前記制御回路は、前記装置本体のスタンバイ状態において、前記メモリーカードスロットにメモリーカードが挿入されたことを検出する検出信号の入力結果に基づいて、前記ランプを点灯させるとともに、前記選択回路の切り替え先を制御して画像を表示することを特徴とする投射型画像表示装置。
  2. 制御回路は、メモリーカードスロットにメモリーカードが挿入されたことを示す検出信号が入力された場合、ランプを点灯させるとともに、その時点で選択回路が前記メモリーカードスロットもしくは画像入力端子のいずれを選択している状態であるかにかかわらず、前記メモリーカードスロットからの画像信号を画像表示デバイスに供給するように前記選択回路を制御することを特徴とする請求項1記載の投射型画像表示装置。
  3. 画像ファイルを保存したメモリーカードが挿入されるメモリーカードスロットと、1つ以上の画像入力端子と、前記メモリーカードスロットおよび前記画像入力端子からの画像信号を画像として表示する画像表示デバイスと、投射光により前記画像表示デバイスに表示された画像を装置本体の外部に投写するためのランプと、前記メモリーカードスロットおよび前記画像入力端子からの画像信号を選択的に切り替えて前記画像表示デバイスに供給する選択回路と、前記選択回路の切り替えおよび前記ランプの点灯を制御する制御回路と、前記メモリーカードスロットにメモリーカードが挿入されたことを検出し、前記制御回路に検出信号を送出するカード検出部とを有し、
    前記制御回路は、前記ランプの投射状態において、前記メモリーカードスロットにメモリーカードが挿入されたことを検出する検出信号の入力結果に基づいて、前記選択回路の切り替え先を制御して画像を表示することを特徴とする投射型画像表示装置。
  4. 制御回路は、メモリーカードスロットにメモリーカードが挿入されたことを示す検出信号が入力された場合、その時点で選択回路が前記メモリーカードスロットもしくは画像入力端子のいずれを選択している状態であるかにかかわらず、前記メモリーカードスロットからの画像信号を画像表示デバイスに供給するように前記選択回路を制御することを特徴とする請求項3記載の投射型画像表示装置。
  5. 画像ファイルを保存したメモリーカードが挿入されるメモリーカードスロットと、1つ以上の画像入力端子と、前記メモリーカードスロットおよび前記画像入力端子からの画像信号を画像として表示する画像表示デバイスと、投射光により前記画像表示デバイスに表示された画像を装置本体の外部に投写するためのランプと、前記メモリーカードスロットおよび前記画像入力端子からの画像信号を選択的に切り替えて前記画像表示デバイスに供給する選択回路と、前記選択回路の切り替えおよび前記ランプの点灯を制御する制御回路とを有し、
    前記制御回路は、前記装置本体のスタンバイ状態において、前記メモリーカードスロットに挿入されたメモリーカード内に画像ファイルが存在した場合、もしくは表示対応可能な画像ファイルが存在していると判断した場合の少なくとも一方の場合に、前記ランプを点灯させるとともに、前記選択回路の切り替え先を制御して画像を表示することを特徴とする投射型画像表示装置。
  6. 制御回路は、メモリーカードスロットに挿入されたメモリーカード内の画像ファイルが存在した場合、もしくは表示対応可能な画像ファイルであると判断した場合の少なくとも一方の場合に、ランプを点灯させるとともに、その時点で選択回路が前記メモリーカードスロットもしくは画像入力端子のいずれを選択している状態であるかにかかかわらず、前記メモリーカードスロットからの画像信号を画像表示デバイスに供給するように前記選択回路を制御することを特徴とする請求項5記載の投射型画像表示装置。
  7. 画像ファイルを保存したメモリーカードが挿入されるメモリーカードスロットと、1つ以上の画像入力端子と、前記メモリーカードスロットおよび前記画像入力端子からの画像信号を画像として表示する画像表示デバイスと、投射光により前記画像表示デバイスに表示された画像を装置本体の外部に投写するためのランプと、前記メモリーカードスロットおよび前記画像入力端子からの画像信号を選択的に切り替えて前記画像表示デバイスに供給する選択回路と、前記選択回路の切り替えおよび前記ランプの点灯を制御する制御回路とを有し、
    前記制御回路は、前記ランプの投射状態において、前記メモリーカードスロットに挿入されたメモリーカード内に画像ファイルが存在した場合、もしくは表示対応可能な画像ファイルが存在していると判断した場合の少なくとも一方の場合に、前記選択回路の切り替え先を制御して画像を表示することを特徴とする投射型画像表示装置。
  8. 制御回路は、メモリーカードスロットに挿入されたメモリーカード内に画像ファイルが存在した場合、もしくは表示対応可能な画像ファイルであると判断した場合の少なくとも一方の場合に、その時点で選択回路が前記メモリーカードスロットもしくは画像入力端子のいずれを選択している状態であるかにかかかわらず、前記メモリーカードスロットからの画像信号を画像表示デバイスに供給するように前記選択回路を制御することを特徴とする請求項7記載の投射型画像表示装置。
  9. RGB入力端子と、前記RGB入力端子以外の少なくとも1つ以上の画像入力端子と、前記RGB入力端子および前記RGB入力端子以外の画像入力端子からの画像信号を画像として表示する画像表示デバイスと、投射光により前記画像表示デバイスに表示された画像を装置本体の外部に投写するためのランプと、前記RGB入力端子と前記RGB入力端子以外の画像入力端子からの画像信号を選択的に切り替えて前記画像表示デバイスに供給する選択回路と、前記選択回路の切り替えおよび前記ランプの点灯を制御する制御回路と、前記RGB入力端子および前記制御回路に接続されたプラグアンドプレイメモリと、前記RGB入力端子から前記プラグアンドプレイメモリへの通信信号を検出するプラグアンドプレイ検出部とを有し、
    前記制御回路は、前記装置本体のスタンバイ状態において、前記RGB入力端子から前記プラグアンドプレイメモリへの通信信号の検出結果に基づいて、前記ランプを点灯させるとともに、前記選択回路の切り替え先を制御することを特徴とする投射型画像表示装置。
  10. 制御回路は、RGB入力端子からプラグアンドプレイメモリの通信信号を検出することによって、前記RGB入力端子から画像信号が入力されたと判断した場合に、ランプを点灯させるとともに、その時点で選択回路が前記RGB入力端子もしくは前記RGB入力端子以外の画像入力端子のいずれの入力端子を選択している状態であるかにかかわらず、
    前記RGB入力端子からの画像信号を画像表示デバイスに供給するように前記選択回路を制御することを特徴とする請求項10記載の投射型画像表示装置。
  11. 画像信号が入力されるRGB入力端子と、前記RGB入力端子以外の少なくとも1つ以上の画像入力端子と、前記RGB入力端子および前記RGB入力端子以外の画像入力端子からの画像信号を画像として表示する画像表示デバイスと、投射光により前記画像表示デバイスに表示された画像を装置本体の外部に投写するためのランプと、前記RGB入力端子と前記RGB入力端子以外の画像入力端子からの画像信号を選択的に切り替えて前記画像表示デバイスに供給する選択回路と、前記選択回路の切り替えおよび前記ランプの点灯を制御する制御回路と、前記RGB入力端子および前記制御回路に接続されたプラグアンドプレイメモリと、前記RGB入力端子から前記プラグアンドプレイメモリへの通信信号を検出するプラグアンドプレイ検出部とを有し、
    前記制御回路は、前記ランプの投射状態において、前記RGB入力端子から前記プラグアンドプレイメモリへの通信信号の検出結果に基づいて、前記選択回路の切り替え先を制御することを特徴とする投射型画像表示装置。
  12. 制御回路は、RGB入力端子からプラグアンドプレイメモリの通信信号を検出することによって、前記RGB入力端子から画像信号が入力されたと判断した場合に、その時点で選択回路が前記RGB入力端子もしくは前記RGB入力端子以外の画像入力端子のいずれの入力端子を選択している状態であるかにかかわらず、
    前記RGB入力端子からの画像信号を画像表示デバイスに供給するように前記選択回路を制御することを特徴とする請求項11記載の投射型画像表示装置。
  13. 画像表示デバイスは、液晶パネルもしくはDMDを用いたプロジェクターであることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の投射型画像表示装置。
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