JP2007209074A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータ及びモータドライバを冷却する特別な機構を追加することなく、画像形成のスループットを最大限確保し、ステッピングモータ及びモータドライバの昇温を適正範囲内に収める。
【解決手段】ステッピングモータ95が駆動された時間と、励磁停止された時間と、非通電時間とを取得する機能を有し、それらの関係から、ステッピングモータ95及び、ステッピングモータドライバ93の温度を算出する機能を用いて、ステッピングモータ95及び、ステッピングモータドライバ93の温度を算出し、ステッピングモータ95への励磁電流を保持する所定時間は、温度の算出結果から、ステッピングモータ95及び、ステッピングモータドライバ93の温度が動作保証された範囲として決定される。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置及びその制御方法に関し、より詳細には、ステッピングモータを用いた静電記録方式や電子写真記録方式の複写機、プリンタなどの画像形成装置の制御装置及び制御方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、記録紙など転写材の搬送の駆動源にステッピングモータを用いて記録紙の搬送動作を正確に制御し、転写材搬送の安定性を向上させる構成が一般的になってきている。
このような構成においては、ステッピングモータを起動する際に、ステッピングモータを回転駆動する制御に先駆けて、ステッピングモータを停止した状態で励磁し、安定した駆動が可能となるような初期化動作を行うことが一般的になってきている。
このような構成においては、図15に示すように、画像形成装置の動作中に停止させたステッピングモータの連続停止時間が所定の値より長くなる場合にはそのステッピングモータへの励磁を切る。そして、再びそのステッピングモータを動作させる際に再度励磁を実行し、初期化動作を行うように制御している。
いくつかの文献に上述のような従来の技術に関連した技術内容が開示されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2005−102393号公報 特開2005−350245号公報
しかしながら、上記のようにステッピングモータを励磁したまま停止する、“最大時間を固定”とする制御を単純に適応した場合には、モータもしくはモータドライバの昇温が問題となる可能性が高い。それを避けるために、平均的な実使用条件以上の最悪条件を考慮した励磁時間の設定が必要となっている。
そのために、最悪条件の見積もりを行う必要が発生し、開発工数の増加と、モータもしくはモータドライバの昇温マージンを確保するために画像形成のパフォーマンスが低下してしまう状況が発生していている。その状況を避けるためには、別途モータ及びモータドライバを冷却する機構を持たせる等のコストアップを許容した対策を選択せざるを得ない状況となっている。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、簡易な構成で、画像形成のスループットを最大限確保し、ステッピングモータ及びモータドライバの昇温を適正範囲内に収める画像形成装置及びその制御方法を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、駆動源の少なくとも一つにステッピングモータと、前記ステッピングモータの励磁電流を複数段階に切換える励磁電流切換手段と、画像形成の動作に伴って、前記ステッピングモータを一次的に停止する際には、次回の起動に備えて前記ステッピングモータへの励磁電流を予め定められた時間の範囲で保持し、次回の起動時に短時間で起動する手段とを有する画像形成装置であって、前記ステッピングモータが駆動された第1の時間と、励磁停止された第2の時間と、非通電の第3の時間とを取得する時間取得手段と、前記第1の時間及び前記第2の時間並びに前記第3の時間の関係から、前記ステッピングモータの温度及びステッピングモータ制御ドライバの温度を算出する算出手段と前記ステッピングモータへの励磁電流を保持する予め定められた時間を、算出された前記ステッピングモータの温度及びス前記テッピングモータ制御ドライバの温度から、前記ステッピングモータ及び前記ステッピングモータ制御ドライバの温度が動作保証された範囲として決定する決定手段とを備えたことを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置の制御方法は、駆動源の少なくとも一つにステッピングモータと、前記ステッピングモータの励磁電流を複数段階に切換える励磁電流切換手段と、画像形成の動作に伴って、前記ステッピングモータを一次的に停止する際には、次回の起動に備えて前記ステッピングモータへの励磁電流を予め定められた時間の範囲で保持し、次回の起動時に短時間で起動する手段とを有する画像形成装置の制御方法であって、時間取得手段が、前記ステッピングモータが駆動された第1の時間と、励磁停止された第2の時間と、非通電の第3の時間とを取得し、前記第1の時間及び前記第2の時間並びに前記第3の時間の関係から、算出手段が、前記ステッピングモータの温度及びステッピングモータ制御ドライバの温度を算出し、決定手段が、前記ステッピングモータへの励磁電流を保持する予め定められた時間を、算出された前記ステッピングモータの温度及び前記ステッピングモータ制御ドライバの温度から、前記ステッピングモータ及び前記ステッピングモータ制御ドライバの温度が動作保証された範囲として決定することを特徴とする。
以上の構成により、プリンタの使用履歴、プリンタの使用されている環境を考慮して、ステッピングモータの昇温による不具合を抑え、安価に、かつ最適なパフォーマンスを保持してステッピングモータの駆動制御をすることが可能となる。
本発明によれば、モータ及びモータドライバを冷却する特別な機構を追加することなく、画像形成のスループットを最大限確保し、ステッピングモータ及びモータドライバの昇温を適正範囲内に収めることができる効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明を適用できる実施形態を詳細に説明する。尚、本明細書で参照される各図面において同様の機能を有する箇所には同一の符号を付している。
(実施形態1)
[画像形成装置の全体の説明]
図1は本実施形態のモータ励磁制御手段を持つ画像形成装置であるカラーレーザプリンタ100の断面図である。
カラーレーザプリンタエンジンは図1に示すように、Y,M,C,Bk各色毎に一定速度で回転する像担持体1a〜1dとカラー現像器4a〜4dをもつ画像形成部を有する。また、プリンタエンジンは画像形成部で現像されたトナー像を順次転写材Sに多重転写するため給送部から給送された転写材Sを画像形成部へ順次搬送するための搬送ベルト11を有する。トナー画像を転写された転写材Sは定着部20へ搬送されカラー画像が転写材Sに定着され、排出ローラによって装置上面の排出部24へ排出される。、尚上記4色のカラー現像器を含むプロセスカートリッジ7a〜7dはプリンタエンジンに対して個別に着脱可能に構成されている。
また、本実施形態のプリンタの構成を図2を用いて説明する。プリンタ100はプリンタコントローラ202とプリンタエンジン203から構成されていており、プリンタコントローラ202は外部機器であるホストコンピュータ204から所定の言語による画像情報を受信し、画像展開を行う。図中に記載の反転TOP信号/TOPは垂直同期信号であり、印字転写材の先端で立ち下がる信号である。また反転LSYNC信号/LSYNC1〜/LSYNC4は水平同期信号と同じ周期の信号であり、High区間で1ライン分の画像データを転送することをコントローラ202に要求する信号である。
印字動作時、上記コントローラ202は、プリンタエンジン203へ給紙開始コマンドを送信し、プリンタエンジン203は、給紙開始コマンドを受信した後の、給紙準備が出来たタイミングで、転写材の搬送を開始する。
コントローラ202は、プリンタとしてのパフォーマンスを向上するために、ホストコンピュータ204から画像情報を受信し、画像展開を実行する処理に平行して、プリンタエンジン203に対して、給紙開始コマンドを送信する。その後コントローラ202は、画像展開が終了し、画像データが送信可能となった時点で、プリンタエンジン203に対して、印字コマンドを送信する。
プリンタエンジン203のエンジン制御部206は、コントローラ202から印字コマンドを受信した後に、TOP信号を出力する。コントローラ202は、TOP信号を検出した後、LSYNC信号の期間に画像データVDO1〜VDO4(0..7)を規定ライン分プリンタエンジン203のレーザ駆動回路205に送出し、レーザを駆動して電子写真プロセスで印字する。
次に本実施形態に関係する部分を順次詳細に説明する。
[レジストローラ部]
図1のレジストローラ部19は、図3に示すように、レジストローラ97と、レジストローラと回転中心を同じくしたレジストセンサフラグ98と、レジストセンサフラグにより遮光/透過されることで、転写材先端を検知するフォトインタラプタ99を有する。またレジストローラ部19は、転写材一時停止位置96と、レジストローラを駆動するステッピングモータ95と、ステッピングモータ95の駆動をレジストローラに伝達するギア列94を有する。図4に、転写材先端部がレジストセンサフラグに到達したタイミングを図示する。なお、以降では、上記フォトインタラプタ99をレジストセンサと記述する。
[中間搬送ベルト]
図1中の中間搬送ベルト11はカラー画像形成動作時には各現像器4a〜4dにより可視化された像担持体1a〜1d上のトナー画像を転写材S上に多重転写するため像担持体1の外周速度と同期して図示時計回りに回転する。給紙部から搬送された転写材Sは中間搬送ベルト11上に静電的に保持され順次各転写部に搬送される。像担持体1a〜1d上に形成されたトナー画像は像担持体1a〜1dに中間搬送ベルト11を挟んで対向位置に配置され、電圧を印加された転写ローラ12a〜12dとの接点である転写部で中間搬送ベルト11上の転写材S上に多重転写される。
中間搬送ベルト11は本体に駆動ローラ13を支点とし4軸(13,14a,14b,15)で支持される。駆動ローラ13の図示後方の一方端に図示しない駆動モータの駆動力を伝達することにより、中間搬送ベルト11は画像形成動作に応じて図示時計回りに回転する。
[画像形成動作]
次に上記のように構成された装置によって画像形成を行う場合の動作について説明する。
プリンタ100は、先ず図1に示す給紙ローラ18を回転して給紙カセット17内の転写材Sを一枚分離し、レジストローラ部19へと搬送する。
一方像担持体1a〜1dと中間搬送ベルト11とが各々所定の外周速度V (以下プロセス速度と呼ぶ)で図示矢印方向へ回転する。
帯電手段49a〜49dによって表面を均一に帯電された像担持体1a〜1dはレーザ露光を受け画像形成を行う。スキャナー部3a〜3dが画像のレーザ照射を行い、像担持体1a〜1d上に潜像を形成する。プリンタ100は、この潜像形成と同時に現像ローラ60a〜60dを駆動し像担持体1a〜1d上の潜像にトナーが付着するように像担持体1a〜1dの帯電極性と同極性で略同電位の電圧を印加して現像を行う。同時に現像部の下流の転写位置で像担持体1a〜1d上のトナー像を中間搬送ベルト11上の転写材Sに転写する。この時転写部には上記トナー像と逆特性の電圧を印加して転写を行う。
以上の工程をそれぞれ4色のトナー像に対して別々に、かつ、転写材S上のトナー画像の先端が一致するようなタイミングで行う。以上4色のトナー像を転写材S上に多重転写することでフルカラーの画像を形成することになる。
前述の図3のレジストセンサ99において、転写材先端が検知されたタイミングで、コントローラから印字コマンドを受信していない場合に、プリンタ100は転写材一時停止位置96で転写材Sを一時停止する。そして、転写材Sは作像が開始された後に、1色目のトナー像が転写部に到達するタイミングに合わせて、転写材一時停止位置96から搬送が再スタートされる。フルカラー画像を転写された転写材Sは図1の中間搬送ベルト11から剥離され定着部20へ搬送されトナー定着を行った後に排出ローラ対23を介して本体上部の排出トレイ24上へ画像面を下向きにして排出され、画像形成動作を終了する。
次に図2〜図7を用いて本実施形態を詳述する。
上述したように、図2のプリンタエンジン203は、コントローラ202から印字コマンドを受信していない場合に、転写材Sを図3の転写材一時停止位置96で一時停止し、印字コマンド受信を待つ。コントローラ202は、前述のようにホストコンピュータ204から画像情報を受信して、画像展開を実行する処理が終了した後にプリンタエンジン203に印字コマンドを送信するものである。しかし、ホストコンピュータ204との通信状況や、印字される画像のデータ量によって、印字コマンドをプリンタエンジン203に送信するタイミングが大きく左右される。
エンジンは、図3の転写材一時停止位置96で転写材を一次停止している間、レジストローラを駆動するステッピングモータ95及び、ステッピングモータドライバ93の温度が励磁してモータを停止することが可能である限界温度Tl以下である場合を考える。この場合、エンジンは、ステッピングモータ95の励磁電流を保持し、印字コマンドを受信した場合に最適なパフォーマンスが出せるように制御する。なお、励磁してモータを停止することが可能である限界温度Tlはモータ及びモータドライバ及び、それらを含む全体構成によってそれぞれ異なるため、ここでは特に具体的な数値は示さない。
なお、本実施形態では、以下に、ステッピングモータ95及び、ステッピングモータドライバ93の昇温が同じレベルである場合について考察し、以降では、ステッピングモータの昇温として説明する。しかしながら、ステッピングモータとステッピングモータドライバがそれぞれ異なる昇温のプロファイルを持つ場合には、本実施形態で説明する内容をそれぞれについて適用することで、同様の制御が可能となる。
以下に、ステッピングモータ95の温度について推測する方法を、図5〜図7を用いて説明する。図5(a)、(b)に示すように、ステッピングモータ95の温度推測値をTsとし、雰囲気温度をプリンタエンジンの使用限界であるTm、ステッピングモータ95を連続回転駆動した場合のモータの昇温上限値をTuとする。また、Tsがモータの昇温上限値Tu以下である場合の温度上昇率をX1、連続回転累積時間をS1、Tsがモータの昇温上限値Tuより高い場合の温度上昇率をX2、連続回転累積時間をS2とする。図6に示すようにステッピングモータ95を完全停止した場合のモータの温度上昇率をX3、連続停止時間をS3とする。図7に示すようにステッピングモータ95を励磁したまま停止した場合のモータの温度上昇率をX4、連続励磁停止時間をS4とする。X1〜X4にそれぞれの累積時間S1〜S4を乗じることで温度変化を計算するものとする。Tsの初期値は、プリンタエンジンの使用限界雰囲気温度であるTmとすると、Tsは次の式で推測される。
Ts = X1*S1 + X2*S2 + X3*S3 + X4*S4
なお、本実施形態の説明上Tsoを前回計算した結果のTsとした場合、それぞれの累積時間S1〜S4は次の条件でクリアされ、その結果を元に最新のTsが求められる。
(1)TsoがTmと等しい場合には、S1〜S4のすべての累積時間が0クリア
(2)TsoがTm より高く、Tu未満の場合には、S2の累積時間が0クリア
(3)TsoがTuと等しい場合には、S1、S2の累積時間が0クリア
(4)TsoがTu より高く、Tl未満の場合には、S1の累積時間が0クリア
プリンタエンジンは、上記のパラメータTs、Tm、Tu、Tl、S1〜S4、X1〜X4を演算回路の内部で管理し、上記のようにTsを求め、Ts<=Tlをみたしている間は、ステッピングモータを一次停止する際にも励磁電流を保持する。これにより、ステッピングモータの昇温による不具合を抑え、かつ最適なパフォーマンスを保持して駆動制御することが可能となる。
(実施形態2)
以下、図8を用いて実施形態2を説明する。
図8に示すように、本実施形態のプリンタは、エンジンの雰囲気温度もしくはエンジン内部の温度を検知可能な任意の位置に、温度センサ400を持つ。その他の構成は、前述の実施形態1と同様であるため、解説を省く。
次に図9〜図11を用いて本実施形態を詳述する。
図9に示すように、ステッピングモータ95の温度推測値をTsとし、温度センサ400で検知した雰囲気温度をTe、ステッピングモータ95を連続回転駆動した場合のモータの昇温上限値をTuとする。Tsがモータの昇温上限値Tu以下である場合の温度上昇率をX1、連続回転累積時間をS1、Tsがモータの昇温上限値Tuより高い場合の温度上昇率をX2、連続回転累積時間をS2とする。図10に示すようにステッピングモータ95を完全停止した場合のモータの温度上昇率をX3、連続停止時間をS1、図11に示すようにステッピングモータ95を励磁したまま停止した場合のモータの温度上昇率をX4、連続励磁停止時間をS4とする。X1〜X4にそれぞれの累積時間S1〜S4を乗じることで温度変化を計算するものとする。Tsの初期値は雰囲気温度をプリンタエンジンの使用限界であるTeとすると、Tsは次の式で推測される。
Ts = X1*S1 + X2*S2 + X3*S3 + X4*S4
なお、本実施形態の説明上Tsoを前回計算した結果のTsとした場合、それぞれの累積時間S1〜S4は次の条件でクリアされ、その結果を元に最新のTsが求められる。
(1)TsoがTeと等しい場合には、S1〜S4のすべての累積時間が0クリア
(2)TsoがTe より高く、Tu未満の場合には、S2の累積時間が0クリア
(3)TsoがTuと等しい場合には、S1、S2の累積時間が0クリア
(4)TsoがTu より高く、Tl未満の場合には、S1の累積時間が0クリア
プリンタエンジンは、上記のパラメータTs、Tm、Tu、Tl、S1〜S4、X1〜X4を演算回路の内部で管理し、上記のようにTsを求め、Ts<=Tlをみたしている間は、ステッピングモータを一次停止する際にも励磁電流を保持する。これにより、プリンタの使用されている環境を考慮して、ステッピングモータの昇温による不具合を抑え、かつ最適なパフォーマンスを保持して駆動制御することが可能となるものである。
(実施形態3)
以下、図12を用いて実施形態3を説明する。プリンタの構成は、前述の実施形態2と同様であるため、解説を省く。
本実施形態のプリンタは、印字毎に図12で表すDelay時間について、転写材サイズ、紙種毎に過去の印字履歴として平均化もしくは、特定の重み付け演算を実施する。その結果を、図示しない不揮発メモリに図13の形式で更新保持し、次回、該当モードにて印字の指示がなされた場合には、次の2つの数値を比較し、待ち条件式を満たす場合のみ励磁して待機する。
(1)図13の該当delay数値履歴(仮にSrとする)
(2)現在のモータの予想温度Tsから、励磁電流保持した場合に限界温度Tlに達するまでの時間S5を次の式で予測したもの
式:S5 = ( Tl - Ts ) / X4
待ち条件式: S5 >= Sr
これにより、不要な昇温を低減し、次ジョブ以降にも最適なパフォーマンスを確保することが可能となる。このため、プリンタの使用状況、プリンタの使用されている環境を考慮して、ステッピングモータの昇温による不具合を抑え、かつ最適なパフォーマンスを保持して駆動制御することが可能となる。
(他の実施形態)
1)実施形態1では、カラー画像形成装置のカラー作像でかつ、レジストローラ部におけるステッピングモータ制御を例に述べたものの、特にこの形態に限定するものではない。また、実施形態1で示したステッピングモータ及び、ステッピングモータドライバの昇温レベルの計算式は一例であり、他の形態の計算式を実施形態1から除外するものではない。
2)実施形態2では、カラー画像形成装置のカラー作像でかつ、レジストローラ部におけるステッピングモータ制御を例に述べたものの、特にこの形態に限定するものではない。また、実施形態2で示したステッピングモータ及び、ステッピングモータドライバの昇温レベルの計算式は一例であり、他の形態の計算式を実施形態2から除外するものではない。
3)実施形態3では、カラー画像形成装置のカラー作像でかつ、レジストローラ部におけるステッピングモータ制御を例に述べたものの、特にこの形態に限定するものではない。また、実施形態3で示した、Delay時間及び該当delay数値履歴情報の内容は、実施形態3における一例であり、他の形態を実施形態3の範囲から排除するものではない。
4)尚、上述した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明を適用できる実施形態1のプリンタを示す断面図である。 本発明を適用できる実施形態1のプリンタを示す構成図である。 本発明を適用できる実施形態1のレジストローラ部構成を示す図である。 本発明を適用できる実施形態1のレジストローラ部に転写材が搬送されたタイミングを示す図である。 本発明を適用できる実施形態1の温度上昇率X1、X2、累積時間S1、S2を示す図である。 本発明を適用できる実施形態1の温度上昇率X3、累積時間S3を示す図である。 本発明を適用できる実施形態1の温度上昇率X4、累積時間S4を示す図である。 本発明を適用できる実施形態2のプリンタエンジン構成を示す図である。 本発明を適用できる実施形態2の温度上昇率X1、X2、累積時間S1、S2を示す図である。 本発明を適用できる実施形態2の温度上昇率X3、累積時間S3を示す図である。 本発明を適用できる実施形態2の温度上昇率X4、累積時間S4を示す図である。 本発明を適用できる実施形態3のdelay時間を示す図である。 本発明を適用できる実施形態3のdelay数値履歴情報を示す図である。 本発明を適用できる実施形態3の温度上昇率X4、累積時間S5を示す図である。 従来のモータ起動時初期化、励磁電流保持制御を示す図である。
符号の説明
100 プリンタ
202 プリンタコントローラ
203 プリンタエンジン
204 ホストコンピュータ
205 レーザ駆動回路
206 エンジン制御部
93 ステッピングモータドライバ
94 ギア列
95 ステッピングモータ
96 転写材一時停止位置
97 レジストローラ
98 レジストセンサフラグ
99 レジストセンサ(フォトインタラプタ)

Claims (6)

  1. 駆動源の少なくとも一つにステッピングモータと、前記ステッピングモータの励磁電流を複数段階に切換える励磁電流切換手段と、画像形成の動作に伴って、前記ステッピングモータを一次的に停止する際には、次回の起動に備えて前記ステッピングモータへの励磁電流を予め定められた時間の範囲で保持し、次回の起動時に短時間で起動する手段とを有する画像形成装置において、
    前記ステッピングモータが駆動された第1の時間と、励磁停止された第2の時間と、非通電の第3の時間とを取得する時間取得手段と、
    前記第1の時間及び前記第2の時間並びに前記第3の時間の関係から、前記ステッピングモータの温度及びステッピングモータ制御ドライバの温度を算出する算出手段と
    前記ステッピングモータへの励磁電流を保持する予め定められた時間を、算出された前記ステッピングモータの温度及び前記ステッピングモータ制御ドライバの温度から、前記ステッピングモータ及び前記ステッピングモータ制御ドライバの温度が動作保証された範囲として決定する決定手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置の雰囲気温度を取得する温度取得手段をさらに備え、
    前記算出手段は、前記第1の時間及び前記第2の時間並びに前記第3の時間と、前記雰囲気温度との関係から、前記ステッピングモータ及び前記ステッピングモータ制御ドライバの温度を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 過去に画像形成を行った際の前記ステッピングモータの駆動情報を取得し、当該取得した駆動情報を蓄積する蓄積手段と、
    蓄積された前記駆動情報と、算出された前記ステッピングモータの温度及び前記ステッピングモータ制御ドライバの温度との関係を用いて、前記ステッピングモータへの励磁電流を保持する予め定められた時間を変更する変更手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 駆動源の少なくとも一つにステッピングモータと、前記ステッピングモータの励磁電流を複数段階に切換える励磁電流切換手段と、画像形成の動作に伴って、前記ステッピングモータを一次的に停止する際には、次回の起動に備えて前記ステッピングモータへの励磁電流を予め定められた時間の範囲で保持し、次回の起動時に短時間で起動する手段とを有する画像形成装置の制御方法において、
    時間取得手段が、前記ステッピングモータが駆動された第1の時間と、励磁停止された第2の時間と、非通電の第3の時間とを取得し、
    前記第1の時間及び前記第2の時間並びに前記第3の時間の関係から、算出手段が、前記ステッピングモータの温度及びステッピングモータ制御ドライバの温度を算出し、
    決定手段が、前記ステッピングモータへの励磁電流を保持する予め定められた時間を、算出された前記ステッピングモータの温度及び前記ステッピングモータ制御ドライバの温度から、前記ステッピングモータ及び前記ステッピングモータ制御ドライバの温度が動作保証された範囲として決定する
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  5. 温度取得手段が、前記画像形成装置の雰囲気温度を取得し、
    前記第1の時間及び前記第2の時間並びに前記第3の時間と、前記雰囲気温度との関係から、前記算出手段が、前記ステッピングモータ及び前記ステッピングモータ制御ドライバの温度を算出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置の制御方法。
  6. 蓄積手段が、過去に画像形成を行った際の前記ステッピングモータの駆動情報を取得し、当該取得した駆動情報を蓄積し、
    蓄積された前記駆動情報と、算出された前記ステッピングモータの温度及び前記ステッピングモータ制御ドライバの温度との関係を用いて、変更手段が、前記ステッピングモータへの励磁電流を保持する予め定められた時間を変更する
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置の制御方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010134407A (ja) * 2008-10-30 2010-06-17 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
WO2012083891A1 (zh) * 2010-12-24 2012-06-28 北大方正集团有限公司 直线往复移动设备及其定位控制方法
JP2016103928A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 ブラザー工業株式会社 モータの温度制御装置、及びシート搬送装置
JP2020150771A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 コニカミノルタ株式会社 シート搬送装置およびこれを備える画像読取装置

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