JP2007205162A - 鉄骨梁の開口補強工法 - Google Patents
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Abstract
【課題】設計や施工の自由度が向上し、構造耐力上安全且つ簡単でより大きな補強効果が得られる鉄骨梁の開口補強工法を提供すること。
【解決手段】鉄骨梁1を立てたまま、中央管3を梁ウェブ1Aの開口1B内に挿入する。そして、その開口縁部に形成されたネジ溝2Aを中央管3のネジ溝3Aに螺合させて、梁ウェブ1Aを挟むように一対の補強鋼板2、2を中央管3に取り付ける。その後、補強鋼板2、2の軸力導入孔5、5に治具等の加力補助材を挿入して一方の補強鋼板2を固定した状態で他方の補強鋼板2を回転軸力方向に荷重を加え、回転させながらより大きな力を導入して前記梁ウェブ1Aと前記一対の補強鋼板2、2とを摩擦接合させる。その後、前記加力補助材を軸力導入孔5から抜き、軸力導入孔5を栓溶接で充填して補強鋼板2、2と梁ウェブ1Aとを更に固定する。
【選択図】 図1
【解決手段】鉄骨梁1を立てたまま、中央管3を梁ウェブ1Aの開口1B内に挿入する。そして、その開口縁部に形成されたネジ溝2Aを中央管3のネジ溝3Aに螺合させて、梁ウェブ1Aを挟むように一対の補強鋼板2、2を中央管3に取り付ける。その後、補強鋼板2、2の軸力導入孔5、5に治具等の加力補助材を挿入して一方の補強鋼板2を固定した状態で他方の補強鋼板2を回転軸力方向に荷重を加え、回転させながらより大きな力を導入して前記梁ウェブ1Aと前記一対の補強鋼板2、2とを摩擦接合させる。その後、前記加力補助材を軸力導入孔5から抜き、軸力導入孔5を栓溶接で充填して補強鋼板2、2と梁ウェブ1Aとを更に固定する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、鉄骨梁の開口補強工法に関するものである。
一般に、鉄骨梁の梁ウェブには、各種の配管や配線のため貫通孔を設ける場合が多く、この梁ウェブの開口部にはその断面欠損を補う補強手段が施されている。この梁ウェブの開口補強手段として、リング状の補強プレート(例えば、特許文献1参照)などがある。即ち、特許文献1には、図13に示すようなリング状の補強プレート52の中心孔部に突設したオネジ付き筒部52aを鉄骨梁50のウェブ開口51に挿入すると共に、他のリング状補強プレート53の中心孔部に突設したメネジ付き筒部53aをウェブ開口51に他側から挿入して前記オネジ付き筒部52aに螺合し、両補強プレート52、53を鉄骨梁50のウェブ開口部51の両面に締め付け挟着して補強する技術が開示されている。
特開平7−238635号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている補強プレート52、53は形状が複雑である。また、補強プレート52、53とワッシャー54の同時装着は作業者が1人では困難で、梁の手前側と裏側で2人以上で行わなければ装着することが出来ない。更に、梁ウェブの厚みによっては、定まった長さのメネジ付き筒部53aやオネジ付き筒部52aとワッシャー54では補強範囲に限度があり、全ての梁ウェブを補強しようとすれば数種類の長さのメネジ付き筒部53aやオネジ付き筒部52aを有する補強プレート52、53を用意しなければならない。
そこで本発明は、設計や施工の自由度が向上し、構造耐力上安全且つ簡単でより大きな補強効果が得られる鉄骨梁の開口補強工法を提供することを目的とする。
このため第1の鉄骨梁の開口補強工法に係る発明は、鉄骨梁の梁ウェブに開設された開口にその外面にネジ溝が形成された中央管を挿入して、前記梁ウェブを挟んでそれぞれ外方から一対の補強体の開口縁部に形成されたネジ溝を前記中央管のネジ溝に螺合させて、前記梁ウェブと前記一対の補強体とを摩擦接合して固定したことを特徴とする。
また第2の鉄骨梁の開口補強工法に係る発明は、第1の発明において、前記一対の補強体に軸力導入孔を開設して、この軸力導入孔に加力補助材を挿入してこの一対の補強体に回転する力を与えることにより前記梁ウェブと前記一対の補強体とを摩擦接合して固定した後に、前記軸力導入孔を溶接で充填して前記一対の補強体と梁ウェブとを溶着固定したことを特徴とする。
本発明は、設計や施工の自由度が向上し、構造耐力上安全且つ簡単でより大きな補強効果が得られる鉄骨梁の開口補強工法を提供することができる。また、一方の補強体を装着した状態の中央管を鉄骨梁の梁ウェブに開設した開口内に挿入してこの梁ウェブを挟むように他側から他方の補強体を装着する場合には、作業者は一人で取付け作業を行なうことができる。更には、中央管の外面にネジ溝を所定範囲に亘って形成することにより、厚みが異なる梁ウェブに対しても、補強体の種類を多く設ける必要が無く対応できる。
本発明の実施の形態について、図1乃至図6に基づき以下説明する。先ず、断面形状がH形状の補強される母材である鉄骨梁1の梁ウェブ1Aの中間部には円形状の開口1Bが開設されている。そして、補強作業は鉄骨梁1を横にすることなく立てたままとし、外面全域(全長に亘って)にネジ溝3Aが形成された中空円筒形状の中央管3(図5参照)を梁ウェブ1Aの開口1B内に挿入する。
次いで、中央部に円形状の開口が形成された一対の補強鋼板2、2(図4参照)をそれぞれ外方からその開口縁部に形成されたネジ溝2Aを前記中央管3のネジ溝3Aに螺合させて、前記梁ウェブ1Aを挟むように取り付ける。
その後、前記補強鋼板2、2に開設された複数(例えば、180度毎の2個)の軸力導入孔5、5に治具等の加力補助材を挿入して、一方の補強鋼板2を固定した状態で他方の補強鋼板2を回転軸力方向に荷重を加えて回転させながらより大きな力を与える。この場合、前記梁ウェブ1Aと前記一対の補強鋼板2、2の間に発生する摩擦力で応力を伝達させて摩擦接合するまで、大きな力を与える。この場合の摩擦接合は、前記一対の補強鋼板2、2を前記梁ウェブ1Aに手締め程度で締めた状態では足らず、前述したように、治具等を利用して更に締め込んだ状態である。
そして、以上のような大きな力を与え終えたら、前記治具等の加力補助材を前記軸力導入孔5から抜き、前記軸力導入孔5を栓溶接で充填して、この栓溶接により前記補強鋼板2、2と梁ウェブ1Aとを強固に固定し、更に補強鋼板2、2のゆるみ、すべり、又は剥離を防止する。即ち、前述の摩擦接合によって、前記梁ウェブ1Aと補強鋼板2、2外端部との間にすべりが生じにくく、前記梁ウェブ1Aと補強鋼板2、2中間部との剥離も生じにくくなり、前記栓溶接によって前記補強鋼板2、2と梁ウェブ1Aとを強固に固定して更に補強鋼板2、2のゆるみ、すべり、又は剥離を防止でき、この摩擦接合や更なる栓溶接によって梁ウェブ1Aに変形しようとする力(曲げモーメント)が働いても補強鋼板2、2の梁ウェブ1Aとの接地面全体でこの力に抵抗するため変形量を小さくできる。
なお、前記補強鋼板2、2はあらかじめ、より強い摩擦が発生するように鉄骨梁1の梁ウェブ1Aと密着する側を、ブラスト又は赤錆の発生等で前処理をしておけば、その効果はより大きい。
次に、図3に基づき、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)の梁の場合について、説明する。図1及び図2において、補強鋼板2、2を装着したときに使用した中央管3の外面に加工したネジ溝3Aを利用して、図6で示すような中空円筒形状のスリーブ管4、4の各端部内面に形成されたネジ溝4Aを前記中央管3のネジ溝3Aに螺合させることにより、前記中央管3の両端部にスリーブ管4、4をそれぞれ取り付ける。
前記スリーブ管4、4は内側にネジ溝4Aの加工がしてあるので、装着後所定の長さの確保がしやすい。また、製作工場で必ずしも組み付ける必要もなく、輸送上の配慮から建設現場で組み付けても良い。
なお、以上の実施形態の摩擦接合の場合には、補強効果を高めるために、必ずしも栓溶接する必要も無く、前記補強鋼板2、2と梁ウェブ1Aとを強固に固定できる。
次に、他の実施形態について、図7乃至図9に基づき説明する。先ず、断面形状がH形状の補強される母材である鉄骨梁11の梁ウェブ11Aの中間部には円形状の開口11Bが開設されている。そして、補強作業は鉄骨梁11を横にすることなく立てたままとし、外面全域(全長に亘って)にネジ溝13Aが形成された中空円筒形状の中央管13を梁ウェブ11Aの開口11B内に挿入する。次いで、中央部に円形状の開口が形成された一対の補強鋼板12、12をその開口縁部に形成されたネジ溝12Aを前記中央管13のネジ溝13Aに螺合させて、前記梁ウェブ11Aを挟むように取り付ける。
その後、前記補強鋼板12、12に開設された複数(例えば、90度毎の4個)の軸力導入孔15、15に治具等の加力補助材を挿入して一方の補強鋼板12を固定した状態で他方の補強鋼板12を回転軸力方向に荷重を加え、作業者が手締め程度で回転させながら、力を与える。
この場合、治具等を利用せずに、作業者の手で直接行なう手締めで一対の補強鋼板12、12を前記梁ウェブ11Aにこの梁ウェブ11Aを挟むように固定してもよい。いずれの場合でも、一対の補強鋼板12、12と梁ウェブ11Aとは隙間が無い状態で、固定される。
また、治具や締め付け機械を用いたとしても、前記梁ウェブ11Aと前記一対の補強鋼板12、12とが摩擦接合する前に、回転させる力の導入を止める。そして、この回転させる力の導入を停止した後、補強効果を高めるために、前記軸力導入孔15が栓溶接20、21となり、この溶接により前記補強鋼板12、12と梁ウェブ11Aとを強固に固定する。
図9は本実施形態の動作原理を説明する側面図であり、鉄骨梁11Aに外力が加わった場合の作用について説明するが、先ず前記補強鋼板12、12のネジ溝12Aと中央管13のネジ溝13Aとのネジ接合部のA部では、補強鋼板12、12が梁ウェブ11Aの手前側と奥側とで挟み込んで、中央管13と一緒に梁ウェブ11Aを固定している。
そして、外力の増大と共に梁ウェブ11Aの面外変形量が大きくなっていくが、一対の補強鋼板12、12が梁ウェブ11Aに固定しているので、梁ウェブ11Aの変形を抑制している。
更に、栓溶接20(一方の補強鋼板12側の)及び栓溶接21(他方の補強鋼板12側の)で梁ウェブ11Aも補強鋼板12、12に部分的に溶接されているので、B部及びC部において、補強鋼板12、12と梁ウェブ11Aが一体化されているので、梁ウェブ11Aの変形は抑制され、補強効果が大きい。
更には、補強鋼板12、12のネジ溝12Aと中央管13のネジ溝13Aとのネジ接合部のA部では、補強鋼板12、12以外でも前記開口11B中心にある中央管13が梁ウェブ11Aの三次元的なねじれ変形を抑制しているので、塑性変形能力が飛躍的に向上する。
図10のような加力実験装置を用いて耐力試験を行ったところ、図11のM−R骨格曲線図を求めることができた。なお、この図11のFとGが本実施形態の補強方法を実施した鉄骨梁であり、本実施形態の比較のため実施したDは開口を有しない鉄骨梁で、Eは開口を有する無補強の鉄骨梁である。
この場合、加力は梁頂部に繰り返し水平加重を与え、無開口梁Dと有開口無補強梁Eは+側終局耐力まで、また9mmの補強鋼板Fと12mmの補強鋼板Gは部材角1/10まで行った。
本実施形態による補強方法による工法で、耐力は回復していた。特に、最大耐力の効果は大きく、また最大耐力を示した後の耐力低下は緩やかで、結果終局耐力を飛躍的に伸ばしていることが確認できた。
詳述すると、この耐力試験結果から見られるように、本補強方法を実施した場合、無開口梁Dより本実施形態の鉄骨梁F及びGの変形能力が飛躍的に伸びていることがわかる。現状の基準では建築物の靭性に依存した耐震設計が行なわれており、大地震時において梁曲げ降伏先行型の全体降伏機構を形成するような構造設計が望ましいとされている。そのため、梁端部のヒンジ形成が予想される部分には十分な靭性が要求されるが、本補強方法は耐力試験結果からわかるように、無開口梁(通常の梁の使用状態)Dを上回る塑性変形能力を有しており、更には開口無補強梁Eの変形能力から比べると大幅な改善が行なわれている。
以上の事由から、設計法においても、積極的に本補強方法を梁端部の塑性ヒンジ形成部に用いることにより建物の耐震性能が向上するため、鉄骨梁のサイズを小さくできたり、又は柱間隔を広げることができるなどの自由度が高まり、従来の設計とは全く別の発想による鋼構造設計法も期待することができる。
なお、この他の実施形態においても、前記中央管13のネジ溝13Aにその端部内面に形成したネジ溝を螺合させることにより鉄骨鉄筋コンクリート造用のスリーブ管(図示せず)を装着してもよい。このように、以上の両実施形態ともに、中央管の余長分のネジ溝を利用して前記スリーブ管を取り付けることができるので、建方精度に依存しなくても取り付けたときのスリーブ管端部までの長さ(梁ウェブからの)を調整できて、コンクリートの型枠よりはみ出たり又は短いなどの不都合は解消でき、また製作工場で鉄骨梁にスリーブ管を必ず取り付けて運搬する必要もなくなるので、運搬車への積載率が改善できる。
以上のように、摩擦結合や摩擦接合までには至らない固定により鉄骨梁の梁ウェブと補強鋼板とを固定し、更に補強鋼板の軸力導入孔を栓溶接で充填して前記補強鋼板と梁ウェブとを固定したが、この栓溶接に代えて、両補強鋼板及び梁ウェブに挿通孔を開設し、この挿通孔に挿通したボルト及びナットにより両補強鋼板と梁ウェブとを固定してもよく、作業環境に応じて固定方法を選択することができる。
この場合、前記梁ウェブ及び一方の補強鋼板の軸力導入孔(これに限らず、改めて形成した挿通孔でもよい)に対応する他方の補強鋼板の位置に挿通孔を開設して、一方の補強鋼板の軸力導入孔と前記梁ウェブ及び他方の補強鋼板の挿通孔に前記ボルトを挿通させてナットにより締め付け固定するが、この固定は少なくとも各補強鋼板の中心を挟んだ対称位置の2ケ所で行なう。従って、前記補強鋼板と梁ウェブとの固定は、栓溶接しないか、したとしても極少量であるため、梁ウェブに熱影響を与えることが少なく、溶接熱による鉄骨梁の変形や歪みが発生しないか発生しにくい。
なお、一対の補強鋼板の軸力導入孔を栓溶接で充填して前記補強鋼板と梁ウェブとを固定するに限らず、一対の補強鋼板外縁部と梁ウェブとを隅肉溶接してもよい。
また、中央管の外面にネジ溝を所定範囲に亘って、例えば広ければ広い範囲に亘って、更には全域に亘って形成することにより、厚みが異なる梁ウェブに対しても、補強することができて、補強鋼板の種類を多く設ける必要が無く、1種類でも対応できる。
更には、前記中央管を梁ウェブの開口内に挿入した状態で、梁ウェブを挟むように両側から前記補強鋼板を装着してもよいし、前記一方の補強鋼板を装着した状態の中央管を前記開口内に挿入して梁ウェブを挟むように他側から他方の補強鋼板を装着して、梁ウェブと一対の補強体とを固定してもよい。この後者の場合には、作業者は一人でも取付け作業を行なうことができることとなる。
次に、他の実施形態について、図12に基づき説明する。先ず、断面形状がH形状の補強される母材である鉄骨梁31の梁ウェブ31Aの中間部には円形状の開口31Bが開設されている。そして、補強作業は鉄骨梁31を横にすることなく立てたままとし、中空円筒形状の中央管33を梁ウェブ31Aの開口31B内に挿入する。次いで、中央部に円形状の開口が形成された一対の補強鋼板32、32を前記梁ウェブ31Aをそれぞれ外方から挟むように配設する。
この場合、梁ウェブ31Aの開口31B内に挿入された中央管33が一対の補強鋼板32、32の開口内に嵌合するように、補強鋼板32、32を梁ウェブ31Aを挟むように配設する。
その後、中央管33外縁部と補強鋼板32、32の開口縁部とを部分的に(数ヶ所)溶接35することで、前記中央管33と補強鋼板32、32とを部分的に溶着固定する。これにより、前記梁ウェブ31Aと前記一対の補強鋼板32、32とを強固に固定することができる。従って、この実施形態によっても、前述したような種々の効果が得られる。なお、この溶接35に代えて、接着剤その他で固定してもよい。
なお、全ての実施形態における前記補強鋼板は、鋳鉄製、鍛造製でもよいが、コストが高いなど製造課程に問題があるため、圧延鋼板で作製してもよい。また、この補強鋼板の形状は円形状に限らず、多角形状その他の形状でもよく、更には板材である必要もない。
1、11 鉄骨梁
1A、11A 梁ウェブ
1B、11B 開口
2、12 補強鋼板
2A、12A ネジ溝
3、13 中央管
3A、13A ネジ溝
4 スリーブ管
5、15 軸力導入孔
8 摩擦接合面
20、21 栓溶接
1A、11A 梁ウェブ
1B、11B 開口
2、12 補強鋼板
2A、12A ネジ溝
3、13 中央管
3A、13A ネジ溝
4 スリーブ管
5、15 軸力導入孔
8 摩擦接合面
20、21 栓溶接
Claims (2)
- 鉄骨梁の梁ウェブに開設された開口にその外面にネジ溝が形成された中央管を挿入して、前記梁ウェブを挟んでそれぞれ外方から一対の補強体の開口縁部に形成されたネジ溝を前記中央管のネジ溝に螺合させて、前記梁ウェブと前記一対の補強体とを摩擦接合して固定したことを特徴とする鉄骨梁の開口補強工法。
- 前記一対の補強体に軸力導入孔を開設して、この軸力導入孔に加力補助材を挿入してこの一対の補強体に回転する力を与えることにより前記梁ウェブと前記一対の補強体とを摩擦接合して固定した後に、前記軸力導入孔を溶接で充填して前記一対の補強体と梁ウェブとを溶着固定したことを特徴とする請求項1に記載の鉄骨梁の開口補強工法。
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