JP2007205127A - アスベスト層の除去方法 - Google Patents

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俊郎 板谷
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秀幸 袴谷
Kiyohiko Kotajima
清彦 古田島
Hiroshi Takeuchi
洋 竹内
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Abstract

【課題】経済的で簡単かつ確実に除去することができるアスベスト層の除去方法を提供する。
【解決手段】アスベスト層3,13、19の除去方法は、吹付け施工されたアスベスト層に水7を散布して湿潤化させた後、この湿潤化されたアスベスト層に冷媒15を吹付けて凍結させ、該凍結させたアスベスト層を剥離して除去することである。
【選択図】図1

Description

本願発明はアスベスト層の除去方法に関するものである。
近年、アスベスト含有建材が経年劣化や脆弱化に伴う剥離、落下、あるいは解体時の飛散などによって人体への健康被害が及んで社会問題になっている。また、このアスベスト含有建材の除去処理工事においては、飛散するアスベスト繊維の低減と作業所以外に飛散するのを防ぐために負圧・除塵装置(高価で専門的な維持管理が必要)を設置して行っている。これは作業箇所を養生シートで厳密に囲み、その中に特別な保護衣と呼吸保護具を装備した作業者が入ってケレン棒やスクレーパなどを用いて除去作業を行っている。この除去したアスベストはプラスチック袋の中に入れて飛散防止剤で湿潤化させるか、セメントで固化させている。また除去作業の終了後、高価な高性能真空掃除機で床などの清掃を行っている。またその他のアスベスト層の除去方法として、例えば特開平8−199832号公報の発明がある。
特開平8−199832号公報
しかし上記のアスベスト層の除去方法は、負圧・除塵装置や高性能真空掃除機などを使用する他、作業者が特別な保護衣と呼吸保護具を装備するためにコストがかかるという問題があった。また作業者がケレン棒やスクレーパなどを用いてアスベスト層を除去しているため多大な時間と労力を必要としていた。
本願発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は経済的で簡単かつ確実に除去することができるアスベスト層の除去方法を提供することである。
上記の課題を解決するための本願発明のアスベスト層の除去方法は、吹付け施工された既存のアスベスト層に水を散布して湿潤化させた後、この湿潤化されたアスベスト層に冷媒を吹付けて凍結させ、該凍結させたアスベスト層を剥離して除去することを特徴とする。また冷媒は液体窒素または液体炭酸であることを含むものである。
アスベスト層を凍結させるので飛散防止と除去とが同時にできる。また特別な負圧・除塵装置(HEPAフィルタ)、高性能真空掃除機、保護衣および呼吸保護具などを使用しないため工期の短縮やコストの削減ができる。またアスベストの除去後の処理が迅速かつ簡便で確実にできる。また環境改善への社会的な貢献をすることができる。
以下、本願発明のアスベスト層の除去方法(以下除去方法という)の実施の形態を図面に基づいて説明する。また各実施の形態において同じ構成は同じ符号を付して説明し、異なった構成にのみ異なった符号を付して説明する。この除去方法は、建物の天井、壁面および耐熱の必要な箇所に吹付け施工されたアスベスト層を簡単かつ確実に除去しようとするものであり、本実施の形態においては天井に吹付け施工されたアスベスト層を対象に説明する。
図1および図2は第1の実施の形態の除去方法であり、アスベスト層の凍結および除去を全てリモートコントロール、すなわち凍結装置1および除去装置2を使用して行うものである。はじめにアスベスト層3の除去処理範囲を決定し、その範囲内に凍結装置1を設置する。次に、コントローラー4の遠隔操作によって凍結装置1を走行させながら散水ノズル5で水7を天井6のアスベスト層3に散布する。このアスベスト層3は多孔質であるため散布された水7が全て吸い込まれて湿潤化される。この散水ノズル5は貯水タンク8に接続され、散水圧と散水量とが圧力調整器9および圧縮ポンプ10によってアスベストが飛散せず、かつアスベスト層3の水7が滴り落ちない程度に調整される。また散水ノズル5は天井6の高さ、およびアスベスト層3の厚さに応じて伸び縮みして、散水ヘッド11とアスベスト層3との間隔12、すなわち散水距離を常時一定に保持している。
次に、湿潤化されたアスベスト層13に冷媒用噴射ノズル14で液体窒素または液体炭酸などの冷媒15を噴射する。この冷媒噴射によって湿潤化されたアスベスト層13が瞬時に凍るためアスベストの飛散や落下を防ぐことができる。また冷媒用噴射ノズル14は冷媒貯留タンク16に接続され、噴射圧と噴射量とが圧力調整器9および圧縮ポンプ10によってアスベストが飛散せず、かつアスベスト層3の水7が瞬時に凍る程度に調整される。また冷媒用噴射ノズル14も上記と同様に天井6の高さおよびアスベスト層3の厚さに応じて伸び縮みして、噴射ヘッド17とアスベスト層3との間隔12、すなわち噴射距離を常時一定に保持している。
このように凍結装置1を走行させながら散水ノズル5および冷媒用噴射ノズル14でアスベスト層3に散水および冷媒噴射を行うと除去処理範囲におけるアスベスト層が凍結するため、アスベストが飛散せず、かつ氷の重さによって剥離しやすくなる。
次に、図2に示すように、凍結装置1を撤去して除去装置2を設置する。そしてコントローラー4の遠隔操作によって除去装置2を走行させて吸着バケット18を凍結したアスベスト層19に密着させる。この吸着バケット18は油圧装置20で伸縮する油圧ジャッキ21により上下動できるようになっている。そして吸着バケット18の真空吸着盤22で凍結したアスベスト層19を剥がして排出口23から回収ボックス24に収納する。この真空吸着盤22の吸着力が真空ポンプ25によってアスベスト層3の厚さに応じて調整できるようになっている。この方法により凍結したアスベスト層19を順次剥がして回収ボックス24に収納し、この回収ボックス24をそのまま撤去すると、無人でかつアスベストを飛散させずに除去することができる。
また図3および図4は第2の実施の形態の除去方法であり、アスベスト層3の凍結および除去を全て手動で行うものである。はじめにアスベスト層3の除去処理範囲を決定し、その範囲内に手動式の凍結装置26を設置する。この凍結装置26は散水ノズル27、冷媒用噴射ノズル28および走行が手動である以外は、上記のものと同じ構成である。次に、作業者29が凍結装置26の散水ノズル27を持って、水7を散水ヘッド11から天井6のアスベスト層3に散布する。この散水ノズル27は貯水タンク8に接続され、散水圧と散水量とが圧力調整器9および圧縮ポンプ10によってアスベストが飛散せず、かつアスベスト層3の水が滴り落ちない程度に手動で調整できるようになっている。
次に、アスベスト層3を全て湿潤化した後、散水ノズル27を凍結装置26に戻すとともに、作業者29が冷媒用噴射ノズル28を持って、液体窒素または液体炭酸などの冷媒15を噴射ヘッド17から湿潤化したアスベスト層13に噴射する。この冷媒噴射により湿潤化されたアスベスト層13が瞬時に凍るためアスベストの飛散や落下を防止することができる。この冷媒用噴射ノズル28は冷媒貯留タンク18に接続され、噴射圧と噴射量とが圧力調整器9および圧縮ポンプ10によってアスベストが飛散せず、かつアスベスト層3の水が瞬時に凍る程度に手動で調整できるようになっている。
このようにアスベスト層3への手動による散水および冷媒噴射により、除去処理範囲におけるアスベスト層が凍結するためアスベストが飛散せず、かつ氷の重さによって剥離しやすくなる。
次に、図4に示すように、凍結装置26を撤去するとともに、作業者29が吸着ノズル30を持って、先端の真空吸着盤31で凍結したアスベスト層19を吸引する。この真空吸着盤31は吸引ホース32で真空ポンプ25に接続され、その吸着力を手動で調整することにより異なった厚さのアスベスト層3にも容易に対応することができるようになっている。このような方法により凍結したアスベスト層19を順次剥がして回収・撤去すると、上記と同様にアスベストを飛散させずに除去することができる。
第1の実施の形態の除去方法であり、凍結装置でアスベスト層を凍結させている正面図である。 第2の実施の形態の除去方法であり、除去装置でアスベスト層を除去している正面図である。 第2の実施の形態の除去方法であり、手動でアスベスト層を凍結させている正面図である。 第2の実施の形態の除去方法であり、手動でアスベスト層を除去している正面図である。
符号の説明
1、26 凍結装置
2 除去装置
3、13、19 アスベスト層
4 コントローラー
5、27 散水ノズル
6 天井
7 水
8 貯水タンク
9 圧力調整器
10 圧縮ポンプ
11 散水ヘッド
12 間隔
14、28 冷媒用噴射ノズル
15 冷媒
16 冷媒用貯留タンク
17 噴射ヘッド
18 吸着ヘッド
20 油圧装置
21 油圧ジャッキ
22、31 真空吸着盤
23 排出口
24 回収ボックス
25 真空ポンプ
29 作業者
30 吸着ノズル
32 吸引ホース

Claims (2)

  1. 吹付け施工された既存のアスベスト層に水を散布して湿潤化させた後、この湿潤化されたアスベスト層に冷媒を吹付けて凍結させ、該凍結させたアスベスト層を剥離して除去することを特徴とするアスベスト層の除去方法。
  2. 冷媒は液体窒素または液体炭酸であることを特徴とする請求項1に記載のアスベスト層の除去方法。
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