JP2007201601A - 給電合成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 折り返しダイポールエレメントとされる第1アンテナ10と第2アンテナ11は、約200Ωの給電ケーブル15a、15bを介して給電合成部13に接続されている。給電合成部13は、給電ケーブル15aおよび給電ケーブル15bの一方に第1整合アンテナ13aが接続されていると共に、他方に第2整合アンテナ13bが接続されている。そして、並列に接続された給電ケーブル15aおよび給電ケーブル15bは1対1のバラン13cにより約75Ωの不平衡のインピーダンスに変換される。給電合成部13において合成された第1アンテナ10および第2アンテナ11の受信信号は、バラン13cに接続された同軸ケーブル15cを介して同軸端子14から出力される。
【選択図】 図2
Description
また、アンテナの利得を向上させる他の手段として、小型アンテナを複数設置して混合器(分配器)により複数の小型アンテナで受信された受信信号を合成することにより、アンテナ利得を向上させることが行われている。
図19に示すように、第1アンテナ110の受信信号は給電ケーブル115aを介して分配器113に供給され、第2アンテナ111の受信信号は給電ケーブル115bを介して分配器113に供給される。分配器113では、第1アンテナ110の受信信号と第2アンテナ111の受信信号とが合成されて出力され、同軸端子114から出力されるようになる。
図1に示すアンテナシステム1は、例えば地上デジタル放送を受信可能なUHF帯で動作するアンテナシステムとされている。アンテナシステム1において、第1アンテナ10の受信信号は給電ケーブル15aを介して本発明にかかる給電合成装置である給電合成部13に供給され、第2アンテナ11の受信信号は給電ケーブル15bを介して給電合成部13に供給される。給電合成部13は、第1整合アンテナ13aおよび第2整合アンテナ13bを備えており、第1整合アンテナ13aおよび第2整合アンテナ13bにより給電ケーブル15aが接続された第1アンテナ10および給電ケーブル15bが接続された第2アンテナ11に給電合成部13を整合させている。これにより、第1アンテナ10と第2アンテナ11が給電合成部13に整合されることから、第1アンテナ10の受信信号と第2アンテナ11の受信信号とは、給電合成部13において効率よく合成されるようになる。合成された受信信号は、同軸端子14から出力されるようになる。
図4は、八木アンテナ20(21)の構成を示す平面図であり、図5は八木アンテナ20(21)の構成を示す側面図である。これらの図に示すように、八木アンテナ20(21)は3素子の導波器25と、放射器26と、反射器27とからなる5素子の八木アンテナとされている。3素子の導波器25と、放射器26と、反射器27とは、各素子とほぼ直交して配置されたブーム28に所定間隔を置いて固着されており、ブーム28の後部には八木アンテナ20(21)を支柱16に取り付けるための取付具29が設けられている。放射器26は折り返しダイポールとされており、そのインピーダンスは約200Ωとなっている。
図8は、ループアンテナ30(31)の構成を示す上面図であり、図9はループアンテナ30(31)の構成を示す正面図である。これらの図に示すように、ループアンテナ30(31)は矩形のループの中央部をV字状に内側に折曲することにより近接した給電部37が形成されていると共に、上下のエレメント幅が広くされているループ素子35と、ループ素子35に離隔されて配置され両側の縁部がループ素子35に近接するようコ字状に折曲された反射板36から構成されている。ループ素子35のインピーダンスは約300Ωとなっている。
図11に示すように、給電合成部13はプリント基板により構成されており、プリント基板の一面において中央部から両側にわたって第1整合アンテナ13aと第2整合アンテナ13bとがほぼ全面に形成されている。第1整合アンテナ13aと第2整合アンテナ13bとは、線対称の形状とされておりそれぞれコ字状のエレメントとされている。第1整合アンテナ13aと第2整合アンテナ13bとが対向するプリント基板の中央部において3組の端子が形成されている。3組の端子は、第1入力端子13d、第2入力端子13eおよび出力端子13fとされている。第1入力端子13dには給電ケーブル15aが接続され、第2入力端子13eには給電ケーブル15bが接続される。また、出力端子13fにはバラン13cが接続される。第1整合アンテナ13aと第2整合アンテナ13bの共振周波数に関連するエレメント長は破線で図示する長さLとされ、エレメント長のパラメータを一辺の長さxで示すものとする。
図13は第1アンテナおよび第2アンテナとして図4,5に示す八木アンテナを用いた場合の動作利得の周波数特性を示している。図13において、●で示すデータ1−1は八木アンテナ単体の動作利得特性を示しており、◆で示すデータ1−2は従来のアンテナシステムの動作利得性を示しており、■で示すデータ1−3は本発明にかかるアンテナシステムの動作利得特性を示している。図13を参照すると、本発明のアンテナシステムでは合成したことにより動作利得特性が大幅に向上しており、特に低域の動作利得特性が従来のアンテナシステムより改善されていることがわかる。なお、第1整合アンテナおよび第2整合アンテナの形状は図11に示す形状とされており、アンテナシステムの使用周波数帯域は地上デジタル放送の周波数帯域(470MHz〜770MHz)とされている。
図15において、●で示すデータ3−1は図11に示す第1整合アンテナおよび第2整合アンテナの長さxを80mmとした際の本発明にかかるアンテナシステムの動作利得特性を示しており、◆で示すデータ3−2は長さxを70mmとした際の本発明にかかるアンテナシステムの動作利得特性を示しており、■で示すデータ3−3は長さxを60mmとした際の本発明にかかるアンテナシステムの動作利得特性を示しており、▲で示すデータ3−4は長さxを50mmとした際の本発明にかかるアンテナシステムの動作利得特性を示しており、データ3−5は長さxを40mmとした際の本発明にかかるアンテナシステムの動作利得特性を示しており、データ3−6は長さxを30mmとした際の本発明にかかるアンテナシステムの動作利得特性を示している。第1整合アンテナおよび第2整合アンテナの長さxを短くするにつれて高域の動作利得特性が改善されるようになり、長さxが50mm以下とされた際に使用周波数帯域において良好な動作利得特性を示すようになることがわかる。これは、アンテナシステムのアンテナとして機能している第1整合アンテナと第2整合アンテナのエレメント長Lが、長さxが短くされて短くなることにより、その共振周波数が高域に移動するからと考えられる。
図16において、●で示すデータ4−1は第1整合アンテナおよび第2整合アンテナの形状を図11に示す形状とした際の本発明にかかるアンテナシステムの動作利得特性を示しており、◆で示すデータ4−2は図12(a)に示す形状とした際の本発明にかかるアンテナシステムの動作利得特性を示しており、■で示すデータ4−3は図12(b)に示す形状とした際の本発明にかかるアンテナシステムの動作利得特性を示しており、▲で示すデータ4−4は図12(c)に示す形状とした際の本発明にかかるアンテナシステムの動作利得特性を示しており、データ4−5は図12(d)に示す形状とした際の本発明にかかるアンテナシステムの動作利得特性を示している。図16を参照すると、第1整合アンテナおよび第2整合アンテナの形状を変えても動作利得特性はほぼ同じとなることがわかる。
図17において、●で示すデータ5−1は第1アンテナおよび第2アンテナに接続されている給電ケーブルのインピーダンスを約300Ωとした際の本発明にかかるアンテナシステムの動作利得特性を示しており、◆で示すデータ5−2は給電ケーブルのインピーダンスを約200Ωとした際の本発明にかかるアンテナシステムの動作利得特性を示しており、■で示すデータ5−3は給電ケーブルのインピーダンスを約75Ωとしてアースが浮いている際の本発明にかかるアンテナシステムの動作利得特性を示しており、▲で示すデータ5−4は給電ケーブルのインピーダンスを約75Ωとしてアースした際の本発明にかかるアンテナシステムの動作利得特性を示している。図17を参照すると、給電ケーブルのインピーダンスを約200Ωとした際に、使用周波数帯域の全体にわたって動作利得特性は良好になることがわかる。また、給電ケーブルのインピーダンスを約75Ωとした際には、高域における動作利得特性が低減するようになり、特にアースを浮かせると動作利得特性が不安定になることがわかる。
図18は、本発明にかかる給電合成装置を適用したアンテナシステムの代表的な動作利得の周波数特性を示す図であり、図14におけるデータ2−3に相当している。なお、第1整合アンテナおよび第2整合アンテナの形状は図11に示す形状とされ、第1整合アンテナと第2整合アンテナの長さxは約45mmとされている。
Claims (4)
- 第1のアンテナで受信された受信信号と、第2のアンテナで受信された受信信号とを合成して出力する給電合成装置であって、
所定間隔を置いて対向するよう配置された第1整合アンテナ手段と、第2整合アンテナ手段とを備え、
前記第1整合アンテナ手段と前記第2整合アンテナ手段とが対向している縁部間に、第1の入力端子と出力端子と第2の入力端子とが設けられており、前記第1の入力端子に前記第1のアンテナで受信された受信信号が入力されると共に、前記第2の入力端子に前記第2のアンテナで受信された受信信号が入力され、これらの2つの受信信号を合成した合成出力が前記出力端子から出力されるようにしたことを特徴とする給電合成装置。 - 前記第1のアンテナと前記第1の入力端子とを接続している第1ケーブルのインピーダンスが、前記第1のアンテナのインピーダンスより低いインピーダンスとされていると共に、前記第2のアンテナと前記第2の入力端子とを接続している第2ケーブルのインピーダンスが、前記第2のアンテナのインピーダンスより低いインピーダンスとされていることを特徴とする請求項1記載の給電合成装置。
- 前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの指向方向に、前記第1整合アンテナと前記第2のアンテナの指向方向が向けられていることを特徴とする請求項1記載の給電合成装置。
- 前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとが、使用周波数帯域における中心周波数の波長のほぼ1/4波長の間隔で配置されていることを特徴とする請求項1記載の給電合成装置。
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CN111478011A (zh) * | 2020-04-15 | 2020-07-31 | 西安电子工程研究所 | 一种折叠可变频偶极子天线 |
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