JP4836142B2 - アンテナ - Google Patents

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Description

本発明はアンテナに関し、特に、垂直偏波無指向性アンテナに関する。
ダイポールアンテナは、最も基本的な構造を有するアンテナであって、導体棒(線状導体)の中央部に給電点を設け、その給電点に高周波信号を供給するように構成したものである。
また、小型軽量化および低価格化を目的として、放射導体をプリント基板(誘電体基板)上に形成したプリントダイポールアンテナが提案されている。たとえば、特開2006−352293号公報(特許文献1)には、誘電体基板の主表面に各々形成された第1および第2のプリントダイポールアンテナ部を備え、かつ、各誘電体基板に形成された切込み部を利用して互いに90°の角度をなすように第1および第2のプリントダイポールアンテナ部を交差結合させた偏波ダイバーシチアンテナが開示される。
特開2006−352293号公報
同軸線路の外部導体に周方向のスロットを切り、その周囲に筒型のダイポールアンテナを取り付けたアンテナ系が知られている。このようなアンテナは、同軸ダイポールアンテナと呼ばれ、水平面内で一様な指向性を有している。同軸ダイポールアンテナを多段構成し、かつ直列給電を行なうことによって垂直面内の指向性を鋭くすることが可能となる。
しかしながら、従来の同軸ダイポールアンテナは、一般的に金属パイプあるいは金属棒を用いて作成されている。このため、特に多段構成の同軸ダイポールアンテナでは構造が複雑化するという問題がある。
なお、特開2006−352293号公報(特許文献1)には、上述の偏波ダイバーシチアンテナを複数個配列した構成が開示されている。しかし、複数個のアンテナは同一平面上に所定の間隔を設けて配置されているため、部品(素子)の数が多くなるだけでなく、アンテナ全体の設置面積が大きくなる。
それゆえに、本発明の主たる目的は、素子の数を少なくしても所望の性能を得ることが可能なアンテナを提供することである。
本発明は要約すれば、アンテナであって、第1および第2の主表面をそれぞれ有し、かつ、第1および第2の主表面が互いに直交するように組み合わされた第1および第2の誘電体基板と、第1および第2の主表面の各々において、第1および第2の主表面の交線を挟むように形成される第1および第2のダイポールアンテナとを備える。第1のダイポールアンテナは、第1および第2の主表面の各々において、交線の方向に沿って延びるように形成される第1および第2の線状導体を含む。第2のダイポールアンテナは、第1および第2の主表面の各々において、交線の方向に沿って延びるよう形成され、かつ、交線に対して第1および第2の線状導体にそれぞれ対称である第3および第4の線状導体を含む。第1の誘電体基板は、第1の主表面と反対側に位置する第3の主表面をさらに有する。第2の誘電体基板は、第2の主表面と反対側に位置する第4の主表面をさらに有する。アンテナは、第3および第4の主表面の各々に形成され、かつ、第3および第4の主表面の各々における第1のダイポールアンテナの投影像に重なる第3のダイポールアンテナと、第3および第4の主表面の各々に形成され、かつ、第3および第4の主表面の各々における第2のダイポールアンテナの投影像に重なる第4のダイポールアンテナとをさらに備える。
好ましくは、アンテナは、第1および第2の主表面の各々に形成され、第1の線状導体と第3の線状導体とを電気的に接続する第1の給電線路と、第1および第2の主表面の各々に形成され、第2の線状導体と第4の線状導体とを電気的に接続する第2の給電線路と、同軸線路とをさらに備える。同軸線路は、第1の給電線路に電気的に接続される内部導体と、内部導体を囲むように設けられ、かつ、第2の給電線路に電気的に接続される外部導体と、絶縁物により形成され、かつ、外部導体を覆う被覆とを含む。
より好ましくは、アンテナは、第1および第2の主表面に対向するように配置される第1の導波器と、第2および第3の主表面に対向するように配置される第2の導波器と、第3および第4の主表面に対向するように配置される第3の導波器と、第4および第1の主表面に対向するように配置される第4の導波器とをさらに備える。
好ましくは、アンテナは、第5の線状導体と、第6の線状導体と、第7の線状導体と、第8の線状導体と、第1の切換回路と、第2の切換回路とをさらに備える。第5の線状導体は、第1および第2の主表面の各々において、第1の線状導体の給電部位である第1の線状導体の一方端に接触し、かつ、第3の線状導体の給電部位である第3の線状導体の一方端に非接触となるように形成される。第7の線状導体は、第1および第2の主表面の各々において、第2の線状導体の給電部位である第2の線状導体の一方端に接触し、かつ、第4の線状導体の給電部位である第4の線状導体の一方端に非接触となるように形成される。第7の線状導体は、第1および第2の主表面の各々において、第1から第6の線状導体のいずれとも非接触となるように形成される。第8の線状導体は、第1および第2の主表面の各々において、第1から第7の線状導体のいずれとも非接触となるように形成される。第1の切換回路は、第3の線状導体の一方端を第5の線状導体に電気的に接続するとともに、第4の線状導体の一方端を第6の線状導体に電気的に接続する第1の状態と、第3の線状導体の一方端および第4の線状導体の一方端を電気的に開放する第2の状態とを切換える。第2の切換回路は、第1の切換回路が第1の状態であるときに、第7の線状導体の2つの端部および第8の線状導体の2つの端部を電気的に開放し、第1の切換回路が第2の状態であるときに、第7の線状導体の2つの端部を第1の線状導体の他方端および第3の線状導体の他方端にそれぞれ接続するとともに、第8の線状導体の2つの端部を第2の線状導体の他方端および第4の線状導体の他方端にそれぞれ接続する。
本発明によれば、素子の数を少なくしても所望の性能を得ることが可能になる。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1のアンテナ100を示す斜視図である。図1を参照して、アンテナ100は、誘電体基板1,2を備える。誘電体基板1,2は主表面1A,2Aをそれぞれ有する。誘電体基板1,2は主表面1A,2Aのなす角度が90度となるように組合される。
アンテナ100は、さらに、主表面1Aに形成されるダイポールアンテナ11,12と、主表面2Aに形成されるダイポールアンテナ21,22とを備える。
ダイポールアンテナ11は、主表面1A,2Aの交線Lの方向に沿って延びるよう形成される直線状の導体(線状導体)11A,11Bを含む。ダイポールアンテナ12は、交線Lの方向に沿って延びるよう形成される線状導体12A,12Bを含む。線状導体12A,12Bは、交線Lに対して線状導体11A,11Bとそれぞれ対称である。
ダイポールアンテナ21は、交線Lの方向に沿って延びるよう形成される線状導体21A,21Bを含む。ダイポールアンテナ22は、交線Lの方向に沿って延びるよう形成される線状導体22A,22Bを含む。線状導体22A,22Bは、交線Lに対して線状導体21A,21Bとそれぞれ対称である。
ダイポールアンテナ11,12,21,22の各々は半波長ダイポールアンテナであり、各ダイポールアンテナに含まれる線状導体の長さは約λ/4に設定される。ここでλはアンテナ100の使用周波数帯の中心波長を表わす。ただし、一般的には、誘電体基板1,2の誘電率に応じて線状導体の長さはλ/4よりも短い長さに設定される。
本実施の形態では、アンテナ100の使用周波数帯はUHF帯である。なお、この周波数範囲には、日本における地上デジタル放送の周波数帯域(一般的に470MHz〜710MHzの範囲)が含まれる。
アンテナ100は、さらに、主表面1A上に導体によって形成される給電線路10A,10Bと、主表面2A上に導体によって形成される給電線路20A,20Bとを備える。
給電線路10Aは、線状導体11Aの一方端(給電部位)と線状導体12Aの一方端(給電部位)とに接続される。給電線路10Bは、線状導体11Bの一方端(給電部位)と線状導体12Bの一方端(給電部位)とに接続される。給電線路20Aは、線状導体21Aの一方端(給電部位)と線状導体22Aの一方端(給電部位)とに接続される。給電線路20Bは、線状導体21Bの一方端(給電部位)と線状導体22Bの一方端(給電部位)とに接続される。
図1には示していないが、給電線路10A,20Aの電気的接続、および給電線路10B,20Bの電気的接続は、たとえば、2つの給電線路をはんだによって接続することにより実現される。
アンテナ100は、さらに、同軸ケーブル30を備える。同軸ケーブル30の内部導体(心線)は、たとえばはんだにより給電線路10Aに接続され、同軸ケーブル30の外部導体(一般的には、編組線(へんそせん)と呼ばれる細い銅線を編んだもの)は、たとえばはんだにより給電線路10Bに接続される。
さらに同軸ケーブル30の内部導体は、たとえばはんだにより主表面1Aに導体により形成された領域19に接続され、同軸ケーブル30の外部導体は、たとえばはんだにより、主表面1Aに導体により形成された接地パターン18Aに接続される。さらに、同軸ケーブル35の内部導体および外部導体は、たとえばはんだにより、領域19および接地パターン18Aにそれぞれ接続される。
接地パターン18Aは、たとえばはんだによって、誘電体基板2の主表面2Aに導体により形成された接地パターン28Aと電気的に接続される。また、同軸ケーブル35において、領域19(および接地パターン18A)側に位置する端部と反対側の端部は出力端子40に接続される。
誘電体基板1,2を互いに直交した状態に保つため、導体の領域16A〜16Cが主表面1Aに形成されるとともに導体の領域26A〜26Cが主表面2Aに形成される。領域16A〜16Cははんだによって領域26A〜26Cとそれぞれ接続される。これにより、誘電体基板1,2が互いに固定される。
図1に示すアンテナ100の構成を包括的に説明すると以下のとおりである。アンテナ100は直交する2つの誘電体基板の各々の主表面に形成された第1および第2のダイポールアンテナを含む。各主表面では第1および第2のダイポールアンテナは主表面1A,2Aの交線Lを挟むように形成される。第1のダイポールアンテナは、交線Lの方向に沿って延びるよう形成される第1および第2の線状導体を含む。第2のダイポールアンテナは、交線Lの方向に沿って延びるよう形成され、かつ、交線Lに対して第1および第2の線状導体にそれぞれ対称である第3および第4の線状導体を含む。
これによりアンテナ100は、従来の同軸ダイポールアンテナと同様に機能する。交線Lの方向が鉛直方向となるようにアンテナ100が設置された場合、アンテナ100は、水平面内において一様な指向性を得ることができる。
従来の同軸ダイポールアンテナは、一般的に同軸ケーブルの外部導体に金属パイプ等を接続した構成を有する。従来の同軸ダイポールアンテナの構造を用いて多段構成を有する同軸ダイポールアンテナを実現しようとすれば、たとえば複数の金属パイプを同軸ケーブルの延在方向に沿って配置し、かつ、複数の金属パイプの間を絶縁する(たとえば複数の金属パイプを互いに離す)ことが必要になる。このため構成が複雑化するとともに部品の点数が多くなる。
アンテナ100は、基本的に誘電体基板の主表面にプリント形成された導体により構成されている。誘電体基板1,2の各々において交線Lの方向の長さを長くすれば、主表面1A,2Aの各々において、交線Lの方向に沿った線状導体を各々含むダイポールアンテナの対(ダイポールアンテナ11,12あるいはダイポールアンテナ21,22と同様のダイポールアンテナ)をさらに追加することができる。このため、本実施の形態によれば、多段構成の同軸ダイポールアンテナをより簡単な構造によって実現できる。また、本実施の形態によれば、同軸ダイポールアンテナの部品点数を減らすことが可能になる。
また、一般的にダイポールアンテナにおいては、線状導体の線幅を広くすることにより帯域を広くすることができることが知られている。しかし線状導体の線幅を広くした場合には、アンテナのサイズが大きくなる可能性が考えられる。本実施の形態では、直交する主表面1A,2Aの各々にダイポールアンテナを構成することにより、各ダイポールアンテナの線状導体の幅を広くしなくても帯域を広げることが可能になる。よって、アンテナのサイズが大型化するのを防ぐことができる。
図2は、図1に示すアンテナ100の反対側を示す斜視図である。図2には誘電体基板1において主表面1Aの反対側の面である主表面1Bと、誘電体基板2において主表面2Aの反対側の面である主表面2Bとが示される。
図2および図1を参照して、アンテナ100は、誘電体基板1の主表面1Bに形成されるダイポールアンテナ13,14と、誘電体基板2の主表面2Bに形成されるダイポールアンテナ23,24とをさらに備える。
ダイポールアンテナ13は、交線Lの方向に沿って延びるよう形成される線状導体13A,13Bを含む。ダイポールアンテナ14は、交線Lの方向に沿って延びるよう形成され、かつ、交線Lに対して線状導体13A,13Bとそれぞれ対称である線状導体14A,14Bを含む。ダイポールアンテナ23は、交線Lの方向に沿って延びるよう形成される線状導体23A,23Bを含む。ダイポールアンテナ24は、交線Lの方向に沿って延びるよう形成され、かつ、交線Lに対して線状導体23A,23Bとそれぞれ対称である線状導体24A,24Bを含む。
ダイポールアンテナ13,14は、ダイポールアンテナ11,12を主表面1Bに投影させたときの投影像にそれぞれ重なる。すなわち線状導体13A,13Bは、線状導体11A,11Bを主表面1Bに投影させたときの投影像にそれぞれ重なり、線状導体14A,14Bは、線状導体12A,12Bを主表面1Bに投影させたときの投影像にそれぞれ重なる。
同様に、ダイポールアンテナ23,24は、ダイポールアンテナ21,22を主表面2Bに投影させたときの投影像とそれぞれ重なる。すなわち線状導体23A,23Bは、線状導体21A,21Bを主表面2Bに投影させたときの投影像にそれぞれ重なる。線状導体24A,24Bは、線状導体22A,22Bを主表面2Bに投影させたときの投影像にそれぞれ重なる。
このように本実施の形態では、各誘電体基板1,2の両面にダイポールアンテナ部を形成する。各誘電体基板の一方側の主表面に形成されるダイポールアンテナは、他方側の主表面に形成されたダイポールアンテナをその一方側の主表面に投影させたときの投影像と重なる。これにより、各誘電体基板の片方の主表面のみに2つのダイポールアンテナを形成する場合に比較して、アンテナ100の帯域をより広くすることができる。
アンテナ100は、さらに、主表面1B上に導体によって形成される給電線路10C,10Dと、主表面2B上に導体によって形成される給電線路20C,20Dとを備える。
主表面1A側と同様に、給電線路10Cは、線状導体13Aの一方端(給電部位)と線状導体14Aの一方端(給電部位)とに接続される。給電線路10Dは、線状導体13Bの一方端(給電部位)と線状導体14Bの一方端(給電部位)とに接続される。主表面2A側と同様に、給電線路20Cは、線状導体23Aの一方端(給電部位)と線状導体24Aの一方端(給電部位)とに接続される。給電線路20Dは、線状導体23Bの一方端(給電部位)と線状導体24Bの一方端(給電部位)とに接続される。
たとえば給電線路10C,20Cは、はんだにより電気的に接続され、給電線路10D,20Dは、はんだにより電気的に接続される。
主表面1A側と同様に主表面1Bにも、誘電体基板1,2を固定するための領域17A〜17Cが導体により形成される。同様に、主表面2Bにおいて領域27A〜27Cが導体により形成される。領域17A〜17Cは、領域27A〜27Cとそれぞれはんだにより接続される。
さらに、主表面1B,2Bには導体により接地パターン18B,28Bがそれぞれ形成される。接地パターン18B,28Bははんだにより電気的に接続される。
図3は、図1および2に示すアンテナ100を分解して示す図である。図3(A)に示すように、誘電体基板1の主表面1Aには導体のパターンとして、ダイポールアンテナ11(線状導体11A,11B)、ダイポールアンテナ12(線状導体12A,12B)、給電線路10A,10B、領域16A〜16C、接地パターン18Aおよび領域19が形成される。さらに、誘電体基板1には領域16A,16Bを分断し、かつ、誘電体基板1の長辺に沿って誘電体基板1の端部から中央に向かうスリット41が形成される。
図3(A)において、主表面1A上の各導体パターンに対応する主表面1B上の導体パターンを括弧つきの符号で示す。主表面1Bにはダイポールアンテナ13(線状導体13A,13B)、ダイポールアンテナ14(線状導体14A,14B)、給電線路10C,10D、および領域17A〜17Cが形成される。これらの導体パターンは、主表面1A上の対応する導体パターンと同じ形状を有する。なお、主表面1Bにはさらに接地パターン18Bが形成されるが、図が煩雑になるのを防ぐため図3(A)には接地パターン18Bを示していない。
同軸ケーブル30の内部導体31は給電線路10Aおよび領域19に接続され、同軸ケーブル30の外部導体32は給電線路10Bおよび接地パターン18Aに接続される。同軸ケーブル35の内部導体36は領域19を介して同軸ケーブル30の内部導体31と電気的に接続される。同軸ケーブル35の外部導体37は、接地パターン18Aを介して同軸ケーブル30の外部導体32と電気的に接続される。
ここで、同軸ケーブル30に代えて主表面1A上に形成された導体パターン(給電線路)を用いてもダイポールアンテナ11,12への給電は可能である。しかしながら、線状導体の長さが長くなるほど誘電体基板1の長辺方向の長さが長くなるので、給電線路も長くなる。給電線路が長くなると、その給電線路において生じる空間への輻射が無視できなくなる。すなわち損失が大きくなることが起こり得る。しかしながら、同軸ケーブル30では外部導体32は絶縁物により形成された被覆33により覆われているので、このような輻射を防ぐことが可能になる。これにより損失を低減することができる。
図3(B)に示すように、誘電体基板2の主表面2Aには導体のパターンとして、ダイポールアンテナ21(線状導体21A,21B)、ダイポールアンテナ22(線状導体22A,22B)、給電線路20A,20B、領域26A〜26C、接地パターン28Aが形成される。さらに、誘電体基板2には、接地パターン28A、領域26Cおよび給電線路20Bを分断し、かつ、誘電体基板1の長辺に沿って誘電体基板1の端部から中央に向かうスリット42が形成される。
図3(A)と同様に、図3(B)においても主表面2A上の各導体パターンに対応する主表面2B上の導体パターンを括弧つきの符号で示す。主表面2Bには、ダイポールアンテナ23(線状導体23A,23B)、ダイポールアンテナ24(線状導体24A,24B)、給電線路20C,20D、および領域27A〜27Cが形成される。これらの導体パターンは、主表面2A上の対応する導体パターンと同じ形状を有する。なお主表面2Bにはさらに接地パターン28Bが形成されるが、図3(A)と同様に図が煩雑になるのを防ぐため図3(B)には接地パターン28Bを示していない。
誘電体基板1,2のそれぞれに形成されたスリット41,42を利用して互いを組合せることにより主表面1A,2Aを直交させることが可能となる。よって、図1および図2に示すアンテナ100が構成される。
次に、本実施の形態のアンテナ100の特性として利得およびVSWR(Voltage Standing Wave Ratio:電圧定在波比)を示す。
図4は、本実施の形態のアンテナ100の利得の周波数特性を示す図である。図4において、周波数の範囲は470MHz〜770MHzである。この周波数範囲において利得の変化が小さいことが分かる。このことはアンテナ100の帯域が広いことを示す。
図5は、アンテナ100のVSWRの周波数特性を示す図である。図5に示すように、470〜770MHzの周波数範囲においてVSWRはほぼ2(dB)以下である。VSWRは低いほど好ましいが、図5に示す値であれば実用的なレベルであるといえる。
図6は、アンテナ100のH面(磁界面)での指向性を示す図である。なお、この指向性は、周波数が520MHzである垂直偏波に対する指向性である。H面は、交線Lに垂直な面である。よって、交線Lの方向が鉛直方向となるようにアンテナ100を設置した場合、H面は水平面となる。図6に示されるように、アンテナ100のH面での指向性はほぼ無指向性である。
図7は、アンテナ100のE面(電界面)での指向性を示す図である。E面とは、H面と直交する平面である。なお図6と同様に、図7は、周波数が520MHzの垂直偏波に対するアンテナ100の指向性を示す。図7に示されるように、アンテナ100のE面の指向性は、ほぼ8字特性である。
本実施の形態のアンテナ100は、たとえば地上デジタル放送用電波を再送信するアンテナとして用いることが可能である。アンテナ100を屋外に設置する場合には、アンテナ100への積雪、雨雪や埃の付着等からアンテナ100を保護する必要がある。
図8は、アンテナ100を屋外に設置する場合の形態を模式的に説明する図である。図8に示すように、アンテナ100はたとえばFRP(繊維強化プラスチック)のパイプにより形成されたレードーム46に収納される。レードーム46は、FRPのパイプにより形成され、かつ、レードーム46より直径の大きいレードーム45に収納される。
図8に示すアンテナ100は交線Lの方向が鉛直方向となった状態で、たとえば電柱の先端に設置される。レードーム45の直径を電柱の直径とほぼ同じ大きさに設定することにより、レードーム45を電柱の先端に設置しても、景観に与える影響を少なくすることができる。
[実施の形態2]
実施の形態2のアンテナの基本的な構成は実施の形態1のアンテナ100と同様であるが、導波器をさらに備える点で実施の形態1のアンテナ100と異なる。よって以後は、実施の形態2のアンテナに関しては実施の形態1のアンテナ100と同様な部分の説明を繰返さず、実施の形態2のアンテナにおける導波器の配置を主に説明する。
図9は、誘電体基板1の主表面1Aに垂直な方向から実施の形態2のアンテナ100Aを見た状態を示す図である。図9を参照して、アンテナ100Aは導波器51,52をさらに備える点で図1に示すアンテナ100と異なる。誘電体基板1の主表面1Aに垂直な方向から見た場合、導波器51は線状導体11A,11Bに跨るように配置され、導波器52は線状導体12A,12Bに跨るように配置される。
直線LAは図1に示す交線Lを延長した直線である。図10は、図9に示す直線LAの方向に沿ってアンテナ100Aの上方からアンテナ100Aを見た状態を示す図である。図10(A),(B)では、ダイポールアンテナ11〜14,21〜24のそれぞれの一部である線状導体11A,12A,13A,14A,21A,22A,23A,24Aが示される。
導波器51は、主表面1A,2Bに対向するように配置される。導波器52は、主表面1A,2Aに対向するように配置される。導波器53は、主表面1B,2Bに対向するように配置される。導波器54は、主表面1B,2Aに対向するように配置される。なお、本実施の形態では導波器51〜54の各々は導電板により形成される。導電板の向き(導電板の表面の垂線の方向)は特に限定されるものではない。たとえば図10(A)に示すように導電板の表面をレードーム46の中心に向けることにより導電板を2つの誘電体基板の各主表面に対向させても良いし、図10(B)に示すように、導電板の2つの表面を2つの誘電体基板の各主表面に対向させてもよい。また、導波器51〜54の形状は板状に限定されるものではなく、たとえば導波器51〜54として線状の導体を用いることもできる。
導波器51はダイポールアンテナ11,22の各々から送信される電波を所望の方向に導くための素子である。同様に、導波器52はダイポールアンテナ12,24の各々から送信される電波を所望の方向に導くための素子である。導波器53はダイポールアンテナ13,21の各々から送信される電波を所望の方向へ導くための素子である。導波器54はダイポールアンテナ14,23の各々から送信される電波を所望の方向へ導くための素子である。
導波器51〜54はたとえば図8に示すレードーム46の内壁に接着された固定部材55〜58によってそれぞれ固定される。図10ではこのような固定方法を概略的に示す。固定部材55〜58は、たとえばABS樹脂や発泡スチロール等により形成される。たとえば導波器は接着剤によって固定部材に固定されてもよいし、固定部材に形成された溝に挿入されてもよい。導波器の固定方法には様々な方法を用いることができる。
さらに導波器51〜54を固定するための方法はこのように限定されるものではなく、誘電体基板の主表面から距離を隔てて設けることが可能であれば他の方法を用いてもよい。このような方法の一例として、たとえば誘電体基板の主表面上に誘電体からなる部材を設置するとともに、その部材により導波器を支持する方法が挙げられる。
導波器51,53は誘電体基板1を厚み方向に2等分する平面(ただし図10ではその平面を直線L1として示す)に対して対称に配置され、導波器52,54もその平面に対して対称に配置される。なお、図10に示すように、導波器51,52は、誘電体基板2を厚み方向に2等分する平面(図10ではその平面を直線L2として示す)に対して対称に配置され、導波器53,54は、その平面に対して対称に配置される。
このように導波器51〜54を配置することにより、実施の形態1と同様にアンテナ100Aの指向性を無指向性としながら、その特性(利得等)を実施の形態1のアンテナ100よりもさらに向上させることが可能になる。
さらに、導波器51〜54を交線Lの方向に沿って移動可能となるようにアンテナ100Aが構成されてもよい。このような構成を実現するための手段として、たとえば主表面1A,1B,2A,2B上に導波器を交線Lの方向に沿って移動させることが可能な支持部材を用いてもよい。このようにアンテナ100Aを構成することによって、アンテナ100Aの主ビームの方向を変化させることが可能になる。
[実施の形態3]
実施の形態3のアンテナは垂直偏波だけでなく水平偏波も送信(または受信)することを可能にする。
図11は、実施の形態3のアンテナ100Bの主要部分の構成を示す概略図である。図11を参照して、アンテナ100Bは、主表面1Aに形成される線状導体15A,15Bと、主表面2Aに形成される線状導体25A,25Bをさらに備える点において図1に示すアンテナ100と異なる。線状導体15A,15Bは、主表面1A上において、自身以外の導体パターン(線状導体11A,11B,12A,12B,15A,15B、給電線路10A,10B)のいずれとも接触しないように形成される。同様に、線状導体25A,25Bは、主表面2A上において、自身以外の導体パターン(線状導体21A,21B,22A,22B,25A,25B、給電線路20A,20B)のいずれとも接触しないように形成される。
さらに、アンテナ100Bにおいて、給電線路10Aの一方端は線状導体11Aの給電部位である一方端に接触しているが、給電線路10Aの他方端は線状導体12Aと非接触である。
同様に、給電線路10Bの一方端は線状導体11Bの給電部位である一方端と接触し、給電線路10Bの他方端は線状導体12Bと非接触である。給電線路20Aの一方端は線状導体21Aの給電部位である一方端と接触し、給電線路20Aの他方端は線状導体22Aと非接触である。給電線路20Bの一方端は線状導体21Bの給電部位である一方端と接触し、給電線路20Bの他方端は線状導体22Bと非接触である。これらの点でもアンテナ100Bは実施の形態1のアンテナ100と異なる。
直線LBは、交線Lを延長した直線である。直線LBの方向が鉛直方向となるようにアンテナ100Bが設置される。
実施の形態3において、主表面1Aに形成されるアンテナ素子と主表面2Aに形成されるアンテナ素子とは互いに同一の構成を有する。よって以下では代表的に主表面1Aに形成されるアンテナ素子について説明する。
図12は、誘電体基板1の主表面1Aに形成されるアンテナ素子の構成をより詳細に説明する図である。図12を参照して、主表面1Aには、図11にも示した線状導体11A,11B,12A,12B,15A,15Bおよび給電線路10A,10Bが形成されるだけでなく、スイッチSW1〜SW6も設けられる。なお、実施の形態3の説明を分かりやすくするため、図12には誘電体基板1に形成されるスリットは示されていない。
スイッチSW1は、線状導体11Aの他方端と線状導体15Aの一方端との間に直列に接続され、スイッチSW2は、線状導体15Aの他方端と線状導体12Aの他方端との間に直列に接続される。スイッチSW1,SW2の両方がオンしている場合、線状導体11Aの他方端から線状導体15Aを介して線状導体12Aの他方端に高周波電力を伝送することができる。
同様に、スイッチSW3は、線状導体11Bの他方端と線状導体15Bの一方端との間に直列に接続され、スイッチSW4は、線状導体15Bの他方端と線状導体12Bの他方端との間に直列に接続される。スイッチSW3,SW4の両方がオンしている場合、線状導体11Bの他方端から線状導体15Bを介して線状導体12Bの他方端に高周波電力を伝送することができる。
スイッチSW5は、線状導体12Aの給電部位となる一方端と線状導体10Aの他方端との間に直列に接続される。スイッチSW5がオンしている場合、線状導体12Aの一方端から線状導体10Aの他方端に高周波電力を伝送することができる。
スイッチSW6は、線状導体12Bの給電部位となる一方端と線状導体10Bの他方端との間に直列に接続される。スイッチSW6がオンしている場合、線状導体12Bの一方端から線状導体10Bの他方端に高周波電力を伝送することができる。
スイッチSW1〜SW6のオン/オフは制御回路60により制御される。制御回路60はたとえば主表面1A上に設けられてもよいし、アンテナ100Bの外部に設けられてもよい。
本実施の形態では制御回路60は以下の2通りのスイッチ制御を行なう。第1の制御の場合、制御回路60はスイッチSW5,SW6をオンさせるとともにスイッチSW1〜SW4をオフさせる。この場合、線状導体12Aの一方端がスイッチSW5を介して給電線路10Aの他方端に電気的に接続されるとともに、線状導体12Bの一方端がスイッチSW6を介して給電線路10Bの他方端に電気的に接続される。これにより実施の形態3のアンテナ100Bは垂直偏波を送信(または受信)するアンテナとなる。
一方、第2の制御の場合、制御回路60はスイッチSW5,SW6をオフさせるとともにスイッチSW1〜SW4をオンさせる。スイッチSW5がオフすることにより給電線路10Aの他方端および線状導体12Aの一方端が電気的に開放される。さらにスイッチSW1,SW2がオンすることにより線状導体15Aが線状導体11A,12Aに電気的に接続される。すなわち第2の制御の場合には、給電線路10A、線状導体11A,15A,12Aにより構成されるアンテナはループアンテナと等価である。同様に、給電線路10B、線状導体11B,15B,12Bにより構成されるアンテナもループアンテナと等価である。すなわち、第2の制御の場合には、主表面1A上に双ループアンテナが形成される。各ループアンテナは水平偏波を送信または受信可能である。
すなわち、スイッチSW5,SW6は本発明のアンテナにおける第1の切換回路を構成し、スイッチSW1〜SW4は本発明のアンテナにおける第2の切換回路を構成する。
なお、本実施の形態において、第1の切換回路は、線状導体12Aの一方端と給電線路10Aの他方端とを電気的に接続するとともに線状導体12Bの一方端と給電線路10Bの他方端とを電気的に接続する第1の状態と、給電線路10Aの他方端および線状導体12Aの一方端が電気的に開放されるとともに線状導体12Bの一方端と給電線路10Bの他方端とが電気的に開放される第2の状態とを切換えることが可能であればよい。また、本実施の形態において、第2の切換回路は、第1の切換回路が第1の状態にあるときに線状導体15Aの両端および線状導体15Bの両端を電気的に開放し、第1の切換回路が第2の状態にあるときに線状導体15Aの両端を線状導体11A,12Aにそれぞれ電気的に接続させるとともに線状導体15Bの両端を線状導体11B,12Bにそれぞれ電気的に接続させることが可能であればよい。
よって、切換回路はスイッチにより構成されるものと限定されるものではなく、たとえばスイッチSW1〜SW6の各々に代えてPINダイオードを用いることもできる。また、切換回路をスイッチで構成する場合にもスイッチの種類は特に限定されず、たとえば半導体スイッチを用いることもできる。この場合、半導体スイッチとしては、たとえばバイポーラトランジスタを用いてもよいし電界効果トランジスタ(FET)を用いてもよい。
このように実施の形態3によれば送信(または受信)の対象となる電波を垂直偏波と水平偏波とのいずれか一方に選択することができたり、両者を切換えたりすることができる。これによりアンテナの用途を広げることが可能になる。
なお、主表面1A,2Aのみならず主表面1B,2Bにも主表面1A,2Aにそれぞれ図12に示すアンテナ素子が形成されていてもよい。
また、本実施の形態ではアンテナの使用周波数帯をUHF帯であるとした。しかし本発明のアンテナの使用周波数帯に応じてダイポールアンテナに含まれる線状素子の長さは設定される。すなわち、本発明のアンテナはUHF帯の電波を送信(または受信)するものと限定されるものではなく、UHF帯以外の周波数帯の電波を送信(または受信)するアンテナにも適用可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
実施の形態1のアンテナ100を示す斜視図である。 図1に示すアンテナ100の反対側を示す斜視図である。 図1および2に示すアンテナ100を分解して示す図である。 本実施の形態のアンテナ100の利得の周波数特性を示す図である。 アンテナ100のVSWRの周波数特性を示す図である。 アンテナ100のH面(磁界面)での指向性を示す図である。 アンテナ100のE面(電界面)での指向性を示す図である。 アンテナ100を屋外に設置する場合の形態を模式的に説明する図である。 誘電体基板1の主表面1Aに垂直な方向から実施の形態2のアンテナ100Aを見た状態を示す図である。 図9に示す直線LAの方向に沿ってアンテナ100Aの上方からアンテナ100Aを見た状態を示す図である。 実施の形態3のアンテナ100Bの主要部分の構成を示す概略図である。 誘電体基板1の主表面1Aに形成されるアンテナ素子の構成をより詳細に説明する図である。
符号の説明
1,2 誘電体基板、1A,1B,2A,2B 主表面、10A〜10D,20A〜20D 給電線路、11〜14,21〜24 ダイポールアンテナ、11A,11B,12A,12B,13A,13B,14A,14B,15A,15B,21A,21B,22A,22B,23A,23B,24A,24B,25A,25B 線状導体、16A〜16C,17A〜17C,26A〜26C,27A〜27C 領域、18A,18B,28A,28B 接地パターン、19 領域、30,35 同軸ケーブル、31,36 内部導体、32,37 外部導体、33 被覆、40 出力端子、41,42 スリット、45,46 レードーム、51〜54 導波器、55〜58 固定部材、60 制御回路、100,100A,100B アンテナ、L 交線、L1,L2,LA,LB 直線、SW1〜SW6 スイッチ。

Claims (4)

  1. 第1および第2の主表面をそれぞれ有し、かつ、前記第1および第2の主表面が互いに直交するように組み合わされた第1および第2の誘電体基板と、
    前記第1および第2の主表面の各々において、前記第1および第2の主表面の交線を挟むように形成される第1および第2のダイポールアンテナとを備え、
    前記第1のダイポールアンテナは、
    前記第1および第2の主表面の各々において、前記交線の方向に沿って延びるように形成される第1および第2の線状導体を含み、
    前記第2のダイポールアンテナは、
    前記第1および第2の主表面の各々において、前記交線の方向に沿って延びるよう形成され、かつ、前記交線に対して前記第1および第2の線状導体にそれぞれ対称である第3および第4の線状導体を含み、
    前記第1の誘電体基板は、前記第1の主表面と反対側に位置する第3の主表面をさらに有し、
    前記第2の誘電体基板は、前記第2の主表面と反対側に位置する第4の主表面をさらに有し、
    前記アンテナは、
    前記第3および第4の主表面の各々に形成され、かつ、前記第3および第4の主表面の各々における前記第1のダイポールアンテナの投影像に重なる第3のダイポールアンテナと、
    前記第3および第4の主表面の各々に形成され、かつ、前記第3および第4の主表面の各々における前記第2のダイポールアンテナの投影像に重なる第4のダイポールアンテナとをさらに備える、アンテナ。
  2. 前記アンテナは、
    前記第1および第2の主表面の各々に形成され、前記第1の線状導体と前記第3の線状導体とを電気的に接続する第1の給電線路と、
    前記第1および第2の主表面の各々に形成され、前記第2の線状導体と前記第4の線状導体とを電気的に接続する第2の給電線路と、
    前記第1の給電線路に電気的に接続される内部導体と、前記内部導体を囲むように設けられ、かつ、第2の給電線路に電気的に接続される外部導体と、絶縁物により形成され、かつ、前記外部導体を覆う被覆とを含む同軸線路とをさらに備える、請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記アンテナは、
    前記第1および第2の主表面に対向するように配置される第1の導波器と、
    前記第2および第3の主表面に対向するように配置される第2の導波器と、
    前記第3および第4の主表面に対向するように配置される第3の導波器と、
    前記第4および第1の主表面に対向するように配置される第4の導波器とをさらに備える、請求項に記載のアンテナ。
  4. 前記アンテナは、
    前記第1および第2の主表面の各々において、前記第1の線状導体の給電部位である前記第1の線状導体の一方端に接触し、かつ、前記第3の線状導体の給電部位である前記第3の線状導体の一方端に非接触となるように形成される第5の線状導体と、
    前記第1および第2の主表面の各々において、前記第2の線状導体の給電部位である前記第2の線状導体の一方端に接触し、かつ、前記第4の線状導体の給電部位である前記第4の線状導体の一方端に非接触となるように形成される第6の線状導体と、
    前記第1および第2の主表面の各々において、前記第1から第6の線状導体のいずれとも非接触となるように形成される第7の線状導体と、
    前記第1および第2の主表面の各々において、前記第1から第7の線状導体のいずれとも非接触となるように形成される第8の線状導体と、
    前記第3の線状導体の一方端を前記第5の線状導体に電気的に接続するとともに、前記第4の線状導体の一方端を第6の線状導体に電気的に接続する第1の状態と、前記第3の線状導体の一方端および前記第4の線状導体の一方端を電気的に開放する第2の状態とを切換える第1の切換回路と、
    前記第1の切換回路が前記第1の状態であるときに、前記第7の線状導体の2つの端部および前記第8の線状導体の2つの端部を電気的に開放し、前記第1の切換回路が前記第2の状態であるときに、前記第7の線状導体の2つの端部を前記第1の線状導体の他方端および前記第3の線状導体の他方端にそれぞれ接続するとともに、前記第8の線状導体の2つの端部を前記第2の線状導体の他方端および前記第4の線状導体の他方端にそれぞれ接続する第2の切換回路とをさらに備える、請求項1に記載のアンテナ。
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