JP2007198295A - 車両及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関を自動始動する際に振動の抑制と良好な始動性とを両立させる。
【解決手段】ハイブリッド用電子制御ユニットからエンジン始動指令を受信したときには、エンジンECUは、触媒劣化指数を算出し(S300)、始動形態フラグFsの値を調べる(S310)。この始動形態フラグFsは、値0のときにはエンジンの始動目的が負荷運転であることを示し、値1のときには無負荷運転であることを示す。そして、始動形態フラグFsと触媒劣化指数とに対応する増量補正係数keを補正係数設定用マップから読み出し(S320及びS330)、読み出した増量補正係数keに基づいて始動時燃料噴射量を算出し(S340)、その噴射量の燃料を用いて燃料噴射制御及び点火制御を行なう(S350)。これにより、始動形態に適した量の燃料が噴射されるため、エンジンの始動時における振動の抑制と良好な始動性との両立を図ることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両及びその制御方法に関し、詳しくは、駆動軸に動力を出力可能な内燃機関を備え、該内燃機関が停止しているときに該内燃機関を自動始動可能な車両及びその制御方法に関する。
従来より、内燃機関の自動停止と自動再始動とを繰り返しながら走行する(以下、間欠運転という)車両が知られている。例えば、特許文献1に記載された車両では、内燃機関の始動性を向上させるために、内燃機関を始動する際には吸気ポートに噴射すべき燃料を一時的に増量する。ここで、間欠運転において、内燃機関の前回の始動から今回の始動までの経過時間が短い場合には、吸気ポート周辺に燃料の一部が付着することによって形成された燃料液膜が残留したままの状態になりやすい。このため、始動時の燃料増量を一定とすると、燃料液膜の燃料が燃焼室内に持ち込まれることによって過剰の燃料が燃焼室内に入り込んでしまう。そこで、この特許文献1では、内燃機関の始動時の燃料増量を設定する際、燃料液膜の燃料が燃焼室内に持ち込まれるのを考慮してその値を設定する。これにより、適切な量の燃料が燃焼に用いられるため、間欠運転により頻繁に行なわれる内燃機関の始動の度に一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)などの燃料未燃成分が過剰に大気中に放出されるのを防ぐと共に、内燃機関の良好な始動性を確保することができる。
特開2002−327640号公報
ところで、間欠運転を行なう車両の始動目的としては、例えば運転者によってアクセルペダルが踏み込まれたときなどに行なう内燃機関に負荷を求める負荷運転や、内燃機関の温度が低下したときにその温度を上げるためなどに行なう内燃機関に負荷を求めない無負荷運転がある。このうち、負荷運転では、内燃機関に要求される動力が比較的大きいため、多くの空気が燃焼室に導入される。一方、無負荷運転では、通常、アイドル回転数を維持するだけの空気しか燃焼室に導入されない。このように、負荷運転と無負荷運転とでは、燃焼に用いられる空気量が異なる。しかしながら、上述の特許文献1では、始動時の燃料増量を設定する際、内燃機関の始動目的が負荷運転か無負荷運転かを考慮していないため、例えば負荷運転を基準にして燃料増量を設定した場合には、無負荷運転の始動時にリッチ雰囲気下で燃焼が行なわれることが考えられる。このため、無負荷運転の始動時に振動が生じることにより車両の乗り心地が悪くなってしまうおそれがある。
本発明の車両及びその制御方法は、内燃機関を停止状態から自動始動する際に振動の抑制と良好な始動性とを両立させることを目的とする。
本発明の車両及びその制御方法は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両は、
駆動軸に動力を出力可能な内燃機関を備え、該内燃機関が停止しているときに該内燃機関を自動始動可能な車両であって、
前記内燃機関へ燃料を噴射する燃料噴射手段と、
前記内燃機関の始動形態が前記内燃機関を負荷運転にする第1の始動形態か無負荷運転にする第2の始動形態かを判定する始動形態判定手段と、
前記内燃機関が停止しているときに該内燃機関を自動始動させる場合、前記始動形態判定手段によって判定された始動形態に基づいて始動時燃料噴射量を設定し該設定した始動時燃料噴射量の燃料が前記内燃機関へ噴射されるよう前記燃料噴射手段を制御する始動制御手段と、
を備えることを要旨とする。
本発明の車両では、内燃機関が停止しているときに内燃機関を自動始動する場合、内燃機関の始動形態が内燃機関を負荷運転にする第1の始動形態か内燃機関を無負荷運転にする第2の始動形態かに基づいて始動時燃料噴射量を設定し、その始動時燃料噴射量の燃料を内燃機関へ噴射する。つまり、始動時燃料噴射量を設定する際に、内燃機関を負荷運転にするための始動か無負荷運転にするための始動かという始動目的を考慮する。これにより、各始動形態に応じた量の燃料が内燃機関に噴射されるため、内燃機関を停止状態から自動始動する際に振動の抑制と良好な始動性とを両立させることができる。
こうした本発明の車両において、前記第2の始動形態では前記第1の始動形態よりも所定の通常時燃料噴射量に対して燃料を増加する割合が少なくなるように前記始動時燃料噴射量を設定する手段であるものとすることもできる。無負荷運転では、負荷運転に比べて内燃機関へ導入される空気量が少ない。したがって、始動時燃料噴射量を設定する際には、内燃機関を無負荷運転にする第2の始動形態での増量分を内燃機関を負荷運転にする第1の始動形態での増量分よりも少なくすることにより、無負荷運転における始動時の振動を抑制することができる。また、負荷運転の場合には、始動時燃料噴射量の増量分が無負荷運転の場合に比べて多くなるため、負荷運転における始動性を良好にすることができる。ここで、所定の通常時燃料噴射量は、例えば、アクセル開度と内燃機関の回転数とに基づいて設定される燃料噴射量としてもよい。
また、本発明の車両において、前記内燃機関からの排気を浄化する排気浄化触媒と、前記排気浄化触媒の劣化の度合いを検出する劣化検出手段と、を備え、前記始動制御手段は、前記始動形態判定手段によって判定された始動形態と前記劣化検出手段によって検出される前記排気浄化触媒の劣化の度合いとに基づいて前記始動時燃料噴射量を設定する手段であるものとすることもできる。内燃機関を停止状態にすると排気浄化触媒に酸素が捕捉されるため、次回の内燃機関の始動時に排気中の窒素酸化物(NOx)を十分に還元することができないおそれがある。そこで、排気浄化触媒のNOxの還元能が十分に発揮されるようにするには、内燃機関の始動時に燃料を増量して排気浄化触媒に捕捉されている酸素を消費する必要がある。ここで、排気浄化触媒が捕捉する酸素量は、排気浄化触媒の劣化の度合いに応じて異なる。したがって、始動時燃料噴射量を設定する際には排気浄化触媒の劣化の度合いを考慮することにより、排気浄化触媒に捕捉された酸素を消費するのに過不足のない始動時燃料噴射量を設定することができる。この場合、前記始動制御手段は、前記排気浄化触媒の劣化の度合いが大きいほど噴射量が少なくなる傾向を示すように前記始動時燃料噴射量を設定する手段であるものとすることもできる。排気浄化触媒の劣化の度合いが大きいほど排気浄化触媒に捕捉される酸素量は少なくなる傾向にあるため、排気浄化触媒の劣化の度合いが大きいほど始動時燃料噴射量を少なくするのが好ましい。
さらに、本発明の車両において、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、前記内燃機関からの動力を電力変換することにより得られた電力を充電し前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、前記内燃機関を熱源として車室の暖房を行なう暖房手段と、を備え、前記始動形態判定手段は、前記内燃機関が停止し前記電動機が前記蓄電手段より電力の供給を受けて前記駆動軸に動力を出力している最中に車両に対する要求駆動力が所定の要求駆動力を上回ったとき及び蓄電手段の残容量が所定残容量を下回ったときに前記内燃機関を始動する場合には前記第1の始動形態と判定し、前記暖房手段に対する暖房要求により前記内燃機関を始動する場合には前記第2の始動形態と判定する手段であるものとすることもできる。内燃機関からの動力と電動機からの動力とを用いて走行可能な車両では、例えば電動機からの動力のみで走行しているときに加速要求があった場合や内燃機関の停止中に蓄電手段の残容量が少なくなった場合、暖房要求があったときに内燃機関の温度が低い場合など、内燃機関を停止状態から再始動させる動作が頻繁に行なわれるため、本発明を適用する意義が高い。ここで、所定の要求駆動力及び所定残容量は適宜設定すればよい。
本発明の車両において、前記始動制御手段は、アイドルストップ制御により前記内燃機関の自動停止及び自動始動を行なう手段であるものとすることもできる。アイドルストップ制御が行なわれると、走行中に何度も内燃機関の自動停止と自動始動とを繰り返すため、本発明を適用する意義が高い。
本発明の車両の制御方法は、
駆動軸に動力を出力可能な内燃機関と、該内燃機関へ燃料を噴射する燃料噴射手段と、を備え、前記内燃機関が停止しているときに該内燃機関を自動始動可能な車両の制御方法であって、
(a)前記内燃機関の始動形態が前記内燃機関を負荷運転にする第1の始動形態か無負荷運転にする第2の始動形態かを判定し、
(b)前記内燃機関が停止しているときに該内燃機関を自動始動させる場合、前記始動形態判定手段によって判定された始動形態に基づいて始動時燃料噴射量を設定し該設定した始動時燃料噴射量の燃料が前記内燃機関へ噴射されるよう前記燃料噴射手段を制御する、
ことを要旨とする。
本発明の車両の制御方法では、内燃機関が停止しているときに内燃機関を自動始動する場合、内燃機関の始動形態が内燃機関を負荷運転にする第1の始動形態か内燃機関を無負荷運転にする第2の始動形態かに基づいて始動時燃料噴射量を設定し、その始動時燃料噴射量の燃料を内燃機関へ噴射する。つまり、始動時燃料噴射量を設定する際に、内燃機関を負荷運転にするための始動か無負荷運転にするための始動かという始動目的を考慮する。これにより、各始動形態に応じた量の燃料が内燃機関に噴射されるため、内燃機関を停止状態から自動始動する際に振動の抑制と良好な始動性とを両立させることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介してピニオンギヤ33を回転させるキャリア34が接続された動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30のサンギヤ31に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30のリングギヤ32に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに減速ギヤ35を介して接続されたモータMG2と、ハイブリッド自動車20全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。なお、駆動軸としてのリングギヤ軸32aは、ギヤ機構60とデファレンシャルギヤ62とを介して駆動輪63a,63bが取り付けられた車軸64に接続されており、リングギヤ軸32aに出力された動力は走行用の動力として用いられる。
エンジン22は、例えばガソリン又は軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な内燃機関として構成されており、図2に示すように、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸気管160へ吸入すると共に燃料噴射弁126から吸気ポート125に燃料を噴射して吸入された空気と燃料とを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃焼室143に吸入し、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化装置(三元触媒)134を介して外気へ排出される。
エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により制御されている。エンジンECU24は、CPU24aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU24aの他に処理プログラムを記憶するROM24bと、データを一時的に記憶するRAM24cと、図示しない入出力ポート及び通信ポートとを備える。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号、例えば、クランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ140からのクランクポジションやエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142からのエンジン水温Tw,燃焼室143へ吸排気を行なう吸気バルブ128や排気バルブ129を開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ144からのカムポジション,スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットルポジション,吸気管160に取り付けられたエアフローメータ148からのエアフローメータ信号AF,同じく吸気管160に取り付けられた温度センサ149からの吸気温などが入力ポートを介して入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号、例えば、燃料噴射弁126への駆動信号や、スロットルバルブ124のポジションを調節するスロットルモータ136への駆動信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイル138への制御信号、吸気バルブ128の開閉タイミングを変更可能な可変バルブタイミング機構150への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。
ヒータ90は、図1に示すように、エンジン22の冷却系に取り付けられ冷却水との熱交換を行なう熱交換器91と、外気や車室21内の空気を熱交換器91側に吸引すると共にこの熱交換器91による熱交換によって暖められた空気を車室21に吹き出させるブロワ93と、ブロワ93により吸引される空気を外気にするか車室21内の空気にするかを切り替える切替機構92と、乗員室21に取り付けられた操作パネル94と、装置全体をコントロールするヒータ用電子制御ユニット(以下、ヒータECUという)98とを備える。このうち、操作パネル94には、ヒータのオンオフを操作するヒータスイッチ94aやユーザが好みの車室温度を設定する室温設定ボタン94b、車室21内の温度を検出する温度センサ94cなどが設けられている。また、ヒータECU98には、ヒータスイッチ94aからのヒータスイッチ信号や室温設定ボタン94bからの設定温度、温度センサ94cからの車室温度などが図示しない入力ポートを介して入力されており、これらの入力信号に基づいて車室温度が設定温度になるようブロワ93を駆動制御する。また、ヒータECU98は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、必要に応じてヒータ90の状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60及びデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1及びモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、バッテリ50を管理するための残容量(SOC)を計算すると共に計算した残容量(SOC)と電池温度Tbやその入出力制限Win,Wout,バッテリ50を充放電するための要求値である充放電要求パワーPb*などを計算し、必要に応じてデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポート及び通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52,ヒータECU98と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52,ヒータECU98と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1及びモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部又はその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1及びモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、実施例のハイブリッド自動車20の動作、特にエンジン22の運転停止中にエンジン22の始動要求があったときの動作について説明する。図3はハイブリッド用電子制御ユニット70により所定時間(例えば、数msec)毎に実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートであり、図4はエンジン22の始動要求があったときにエンジンECU24により実行される始動時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
まず、図3の駆動制御ルーチンについて説明する。このルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V,水温センサ142からのエンジン水温Tw,エンジン22の回転数Ne,モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2,バッテリ50の入出力制限Win,Wout,バッテリ50の充放電要求Pb*など制御に必要なデータを入力する(ステップS100)。ここで、エンジン22の回転数Neはクランクシャフト26に取り付けられたクランクポジションセンサ140からの信号に基づいて計算されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、回転位置検出センサ43,44により検出されるモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて計算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。また、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、温度センサ51により検出されたバッテリ50の電池温度Tbとバッテリ50の残容量(SOC)とに基づいて設定されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。さらに、バッテリ50の充放電要求Pb*は、バッテリ50の残容量(SOC)とその目標値である目標SOC*とに基づいて設定されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて車両に要求されるトルクとして駆動輪63a,63bに連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*とエンジン22に要求される要求パワーPe*とを設定する(ステップS110)。要求トルクTr*は、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTr*との関係を予め定めて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると記憶したマップから対応する要求トルクTr*を導出して設定するものとした。図5に要求トルク設定用マップの一例を示す。要求パワーPe*は、設定した要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nrを乗じたものとバッテリ50が要求する充放電要求Pb*とロスLossとの和として計算することができる。なお、リングギヤ軸32aの回転数Nrは、車速Vに換算係数kを乗じることによって求めたり、モータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで割ることによって求めることができる。
次に、設定した要求パワーPe*を閾値Prefと比較する(ステップS120)。ここで、閾値Prefは、要求パワーPe*に基づいてエンジン22を運転するか否かを判定する閾値であり、実施例ではエンジン22を比較的効率よく運転することができる下限値近傍の値を用いた。要求パワーPe*が閾値Pref以上のときには、要求パワーPe*によりエンジン22の運転が必要と判断し、エンジン22から要求パワーPe*を出力するためのエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する(ステップS130)。この設定は、実施例では、エンジン22を効率よく動作させる動作ラインと要求パワーPe*とに基づいて目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する。エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を図6に示す。図示するように、目標回転数Ne*と目標トルクTe*は、動作ラインと要求パワーPe*(Ne*×Te*)が一定の曲線との交点により求めることができる。
エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定すると、エンジン22が稼働中か否かを判定し(ステップS140)、エンジン22が未だ停止状態のときには、始動時制御ルーチンを実行することによりエンジン22を始動するようエンジンECU24に指令する(ステップS150)。一方、ステップS130で既にエンジン22が稼働しているときには、そのままステップS160に進む。
ここで、始動時制御ルーチンについて説明する。まず、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、モータMG1がエンジン22のクランクシャフト26をモータリングするようエンジン22の回転数Neに基づいてモータMG1のトルク指令Tm1*を設定し、モータMG1をトルク指令Tm1*で駆動させるようモータECU40に指令する。すると、モータECU40は、バッテリ50から電力の供給を受けたモータMG1がクランクシャフト26をモータリングするよう制御する。そして、このモータリングによりエンジン22の回転数Neが次第に上昇して点火開始回転数Nstart(例えば800rpmや1000rpm)に到達すると、エンジン22を始動するようエンジンECU24に指令する。これにより、エンジンECU24は、エンジン22の燃料噴射制御や点火制御といった始動時燃焼制御を開始する。その後、エンジン22が完爆したときに初めて超える完爆回転数Ncomb(>点火開始回転数Nstart)を超えるまでこの始動時燃焼制御を継続し、完爆したあと始動時制御ルーチンを終了する。
図3の駆動制御ルーチンに戻り、ステップS140でエンジン22が稼働中であるとき、又はステップS150で始動時制御ルーチンを実行したあとは、ステップS130で設定した目標回転数Ne*とリングギヤ軸32aの回転数Nr(Nm2/Gr)と動力分配統合機構30のギヤ比ρとを用いて次式(1)によりモータMG1の目標回転数Nm1*を計算すると共に計算した目標回転数Nm1*と現在の回転数Nm1とに基づいて式(2)によりモータMG1のトルク指令Tm1*を計算する(ステップS160)。ここで、式(1)は、動力分配統合機構30の回転要素に対する力学的な関係式である。動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図を図7に示す。図中、左のS軸はモータMG1の回転数Nm1であるサンギヤ31の回転数を示し、C軸はエンジン22の回転数Neであるキャリア34の回転数を示し、R軸はモータMG2の回転数Nm2に減速ギヤ35のギヤ比Grを乗じたリングギヤ32の回転数Nrを示す。式(1)は、この共線図を用いれば容易に導くことができる。なお、R軸上の2つの太線矢印は、エンジン22を目標回転数Ne*及び目標トルクTe*の運転ポイントで定常運転したときにエンジン22から出力されるトルクTe*がリングギヤ軸32aに伝達されるトルクと、モータMG2から出力されるトルクTm2*が減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクとを示す。また、式(2)は、モータMG1を目標回転数Nm1*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(2)中、右辺第2項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「k2」は積分項のゲインである。
Nm1*=Ne*・(1+ρ)/ρ−Nm2/(Gr・ρ) (1)
Tm1*=前回Tm1*+k1(Nm1*−Nm1)+k2∫(Nm1*−Nm1)dt (2)
こうしてモータMG1の目標回転数Nm1*とトルク指令Tm1*とを計算すると、バッテリ50の入出力制限Win,Woutと計算したモータMG1のトルク指令Tm1*に現在のモータMG1の回転数Nm1を乗じて得られるモータMG1の消費電力(発電電力)との偏差をモータMG2の回転数Nm2で割ることによりモータMG2から出力してもよいトルクの上下限としてのトルク制限Tmax,Tminを次式(3)及び式(4)により計算すると共に(ステップS250)、要求トルクTr*とトルク指令Tm1*と動力分配統合機構30のギヤ比ρを用いてモータMG2から出力すべきトルクとしての仮モータトルクTm2tmpを式(5)により計算し(ステップS260)、計算したトルク制限Tmax,Tminで仮モータトルクTm2tmpを制限してモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する(ステップS270)。このようにモータMG2のトルク指令Tm2*を設定することにより、駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力する要求トルクTr*を、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で制限したトルクとして設定することができる。なお、式(5)は、前述した図7の共線図から容易に導き出すことができる。
Tmax=(Wout−Tm1*・Nm1)/Nm2 (3)
Tmin=(Win−Tm1*・Nm1)/Nm2 (4)
Tm2tmp=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr (5)
エンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定すると、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40にそれぞれ送信して(ステップS280)、駆動制御ルーチンを終了する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、エンジン22が運転されているときにはエンジン22が目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントで運転されるようにエンジン22における燃料噴射制御や点火制御などの制御を行ない、エンジン22が運転停止中のときにはエンジン22を始動してエンジン22が目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントで運転されるようにエンジン22における燃料噴射制御や点火制御などの制御を行なう。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
ステップS120で要求パワーPe*が閾値Pref未満であると判定されると、ヒータ90に対して暖房要求があるか否かを判定する(ステップS170)。この暖房要求は、実施例では、ヒータスイッチ94aがオンされているときに車室温度センサ94cによって検出された車室21の温度が室温設定ボタン94bで設定された設定温度よりも低い場合に行なわれるものとした。暖房要求があるときには、エンジン水温Twが閾値Trefよりも低いか否かを判定する(ステップS180)。この閾値Trefは、外気や車室21内の空気を十分に暖めることが可能な冷却水の温度の下限値として実験などにより求めたものである。そして、エンジン水温Twが閾値Trefより低いときには、要求パワーPe*によってはエンジン22の運転は必要ないが車室21を暖房するためにエンジン22の運転が必要と判断し、エンジン22の目標回転数Ne*に所定のアイドル回転数Nidl(例えば、800rpmや1000rpm)を設定すると共に目標トルクTe*に値ゼロを設定する(ステップS190)。
エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定すると、エンジン22が稼働中か否かを判定し(ステップS200)、エンジン22が稼働中でないときには始動形態フラグFsに値1をセットし(ステップS210)、ステップS150と同様の始動時制御ルーチンを実行することによりエンジン22を始動するようエンジンECU24に指令する(ステップS220)。ここで、始動形態フラグFsとは、エンジン22を始動するにあたり、その始動目的がエンジン22を負荷運転にするためであるか無負荷運転にするためであるかを表すフラグであり、値0のときには始動目的が負荷運転であることを表し、値1のときには始動目的が無負荷運転であることを表す。なお、始動形態フラグFsは、エンジン22を停止したときに値0にリセットされる。
ステップS200でエンジン22が稼働中であるとき、又はステップS220で始動時制御ルーチンを実行したあとは、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定し(ステップS230)、モータMG2のトルク指令Tm2*を設定し(ステップS250〜270)、設定したエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をエンジンECU24やモータECU40にそれぞれ送信し(ステップS280)、駆動制御ルーチンを終了する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、エンジン22が運転されているときにはエンジン22がアイドル回転数Nidlで運転されるようにエンジン22における燃料噴射制御や点火制御などの制御を行ない、エンジン22が運転停止中のときにはエンジン22を始動してエンジン22がアイドル回転数Nidlで運転されるようにエンジン22における燃料噴射制御や点火制御などの制御を行なう。
ステップS170で暖房要求がなされているとき又はステップS180でエンジン水温Twが閾値Tref以上のときには、エンジン22の運転の必要はないと判断し、エンジン22を停止状態にしておくために目標回転数Ne*と目標トルクTe*とに値0を設定すると共に(ステップ240)、モータMG2のトルク指令Tm2*を設定し(ステップS250〜270)、設定したエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をエンジンECU24やモータECU40にそれぞれ送信し(ステップS280)、駆動制御ルーチンを終了する。値0の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、エンジン22が運転されているときにはエンジン22を停止するようエンジン22における燃料噴射制御や点火制御などの制御を中止し、エンジン22が運転停止中のときにはその状態を保持する。なお、モータMG2のトルク指令Tm2*は、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0が設定されているから、基本的には要求トルクTr*が設定されることになる。
次に、図4のエンジン始動制御ルーチンについて説明する。このルーチンは、エンジン22の停止中にエンジンECU24がハイブリッド用電子制御ユニット70からエンジン始動指令を受信したときにエンジンECU24によって実行される。ここで、エンジン始動指令を受信したときとしては、例えばモータ運転モードでの走行中に大きな加速要求があったときやバッテリ50の充電を行なう必要があるときなどエンジン22に要求される要求パワーPe*が閾値Prefを超えた場合や、車室21の暖房を行なうためにエンジン水温Twを上昇させる必要がある場合などが挙げられる。
図4のエンジン始動制御ルーチンが実行されると、エンジンECU24は、まず、触媒劣化指数を算出する(ステップS300)。触媒劣化指数とは、浄化装置134内の触媒の劣化の度合いを表す指標であり、本実施例では、浄化装置(三元触媒)134が貯蔵し得る酸素量の最大値である最大酸素吸蔵量Cmaxを触媒劣化指数として用いることとした。触媒は、燃料中に含まれる鉛や硫黄によって被毒されたり高熱に晒されることにより劣化しやすく、この触媒の劣化が進行するほど触媒が酸素を吸蔵する能力が低下する。したがって、最大酸素吸蔵量Cmaxは、触媒が劣化するほど小さな値をとることになる。この最大酸素吸蔵量Cmaxは、エンジンECU24によって実行される図示しない酸素吸蔵量設定ルーチンにより求められ、具体的には、空燃比の変化に応じて生じる触媒下流に設けられた図示しない空燃比センサからの出力変化を利用することにより求めることができる。
続いて、始動形態フラグFsの値を調べ(ステップS310)、補正係数設定用マップから始動形態フラグFsに対応する増量補正係数keを読み出す(ステップS320及びS330)。ここで、増量補正係数keとは、アクセル開度Accと現在のエンジン回転数Neとに基づいて設定される基本燃料噴射量に対し、エンジン22の始動時にどれだけ燃料を増量するかを示すものであり、補正係数設定用マップによりその値が設定される。この補正係数設定用マップとは、始動形態フラグFsと最大酸素吸蔵量Cmaxと増量補正係数keとの関係を定めたものであり、予めROM74に記憶されている。つまり、増量補正係数keは、始動形態フラグFsと最大酸素吸蔵量Cmaxとが与えられると、補正係数設定用マップからこれらに対応する値を導出することにより設定される。なお、始動形態フラグFsの値は、ハイブリッド用電子制御ユニット70から通信により入力するものとした。
図8は、補正係数設定用マップの一例である。図8に示すように、エンジン22の始動目的が無負荷運転のとき(始動形態フラグFs=値1)の増量補正係数keは、負荷運転のとき(始動形態フラグFs=値0)に比べて小さくなるように設定される。無負荷運転ではアイドル運転が可能な吸入空気量しか燃焼室143内に導入されないため、仮に無負荷運転での増量補正係数keを負荷運転で必要とされる増量補正係数keに適合させるとすると、無負荷運転の始動時には燃料の増量が過剰になりすぎてしまう。そのため、エンジン22の燃焼によりトルクショックが発生したりエンジン回転数Neが急激に上がったりしてしまい、エンジン始動時に振動が生じるおそれがある。逆に、負荷運転での増量補正係数keを無負荷運転で必要とされる増量補正係数keに適合させるとすると、負荷運転での始動時には吸入空気量に対する燃料増量が不足してしまう。そのため、エンジン22から十分なトルクが出力されないおそれがある。したがって、図8のマップでは、無負荷運転と負荷運転とに応じた増量補正係数keが設定される。また、図8では、負荷運転か無負荷運転かにかかわらず、増量補正係数keは、最大酸素吸蔵量Cmaxが多いほど増量補正係数keが大きくなるように設定される。ここで、エンジン22が停止状態にあるときには浄化装置134内の触媒に酸素が捕捉されるため、エンジン22を停止状態から始動する際は触媒に多くの酸素が貯蔵される傾向にある。このように触媒に多くの酸素が貯蔵されたままエンジン22の燃料噴射制御や点火制御といった燃焼制御を行なうとすると、窒素酸化物(NOx)が触媒で十分に酸化されないことから、エミッションが悪化してしまう。このため、エンジン22の始動時には燃料を増量して触媒内の酸素を消費してやる必要がある。このとき、触媒に捕捉される酸素量は、触媒の劣化の度合いが小さいほど多くなりやすい。そこで、触媒の劣化の度合いが小さい、つまり最大酸素吸蔵量Cmaxが多いほどこの酸素を消費すべく多くの燃料が噴射されるよう増量補正係数keを設定する。
さて、増量補正係数keを設定すると、アクセル開度Accと現在のエンジン回転数Neとに基づいて設定される基本燃料噴射量に増量補正係数keを乗算することにより始動時燃料噴射量を算出し(ステップS340)、該算出した始動時燃料噴射量の燃料が燃料噴射弁126から噴射されるよう燃料噴射弁126を制御すると共に、所定の点火時期に至ったときにイグニッションコイル138に通電して点火プラグ130から電気火花を飛ばして混合気に点火する(ステップS350)。その後、燃料の始動時増量を行なう所定期間が経過したか否かを判定し(ステップS360)、所定期間が経過していないときにはステップS350に戻り、所定期間が経過したときには本ルーチンを終了する。
ここで、実施例のハイブリッド自動車20の燃料噴射弁126が本発明の燃料噴射手段に相当し、ハイブリッド用電子制御ユニット70が始動形態判定手段に相当し、エンジンECU24が始動制御手段や劣化検出手段に相当する。また、浄化装置134が排気浄化触媒に相当し、モータMG2が電動機に相当し、バッテリ50が蓄電手段に相当し、ヒータ90が暖房手段に相当する。なお、本実施例ではハイブリッド自動車20の構成、作用及び効果の説明をすることにより、本発明の車両を説明すると同時に車両の制御方法についても併せて説明した。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、エンジン22の始動要求があったとき、その始動要求がエンジン22を負荷運転にするものか無負荷運転にするものかに基づいて始動時燃料噴射量を設定し、設定した始動時燃料噴射量の燃料を吸気ポート125へ噴射する。したがって、始動形態に適した量の燃料が吸気ポート125に噴射されるため、エンジン22の始動時における振動の抑制と良好な始動性との両立を図ることができる。
また、増量補正係数keは無負荷運転では負荷運転に比べて小さく設定されるため、始動時燃料噴射量のうち基本燃料噴射量に対する増量分は、無負荷運転でより小さく設定される。したがって、無負荷運転の場合には始動時の振動を効果的に抑制することができる。一方、負荷運転の場合には、始動時燃料噴射量のうち基本燃料噴射量に対する増量分が無負荷運転よりも大きく設定されるため、負荷運転での良好な始動性を確保することができる。
さらに、増量補正係数keは触媒の最大酸素吸蔵量Cmaxが少なく排気浄化触媒の劣化の度合いが大きいほど小さい値に設定されるため、エンジン22の停止中に触媒に貯蔵された酸素を消費するのに過不足のない始動時燃料噴射量を設定することができる。
そして、ハイブリッド自動車20では、エンジン22を停止状態から再始動させる動作が頻繁に行なわれるため、本発明を適用する意義が高い。ここで、エンジン22を停止状態から再始動させる場合としては、例えば、モータ運転モードで走行している際に大きな加速が要求されたときやバッテリ50の充電を行なう必要があるとき、車室21の暖房を行なうためにエンジン水温Twを上昇させる必要があるときなどが挙げられる。
なお、本発明は上述した実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施例では図4のエンジン始動制御ルーチンを採用したが、触媒劣化指数にかかわらず増量補正係数keを設定するとしてもよい。具体的には、図9のエンジン始動制御ルーチンを採用するとしてもよい。図9において、図4と同じ処理については図4と同じステップ番号を付してその説明を省略する。図9のルーチンが開始されると、エンジンECU24は、始動形態フラグFsの値を調べ(S310)、始動形態フラグFsが値0のときには増量補正係数keに第1の増量補正係数k1を設定し(ステップS420)、始動形態フラグFsが値1のときには増量補正係数keに第2の増量補正係数k2を設定する(ステップS430)。この第2の増量補正係数k2は、第1の増量補正係数k1よりも小さい値に設定されている。その後、ステップS340〜S360の処理を実行し、このルーチンを終了する。この場合にもエンジン22の始動目的を考慮して増量補正係数keが設定されるため、エンジン22の始動時における振動の抑制と良好な始動性との両立を図ることができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、補正係数設定用マップを作成する際、最大酸素吸蔵量Cmaxが多いほど増量補正係数keが大きくなるようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、最大酸素吸蔵量Cmaxが多くなるにつれて増量補正係数keがステップ関数的に大きくなるようにしてもよい。また、始動形態フラグFsの値によって最大酸素吸蔵量Cmaxに応じた増量補正係数keの増減の度合いを変化させるとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、触媒劣化指数として最大酸素吸蔵量Cmaxを用いたが、これに限定されるものではなく、例えば、触媒を使用し始めてからの累積時間を用い、この累積時間が多いほど触媒の劣化の度合いが大きくなるとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、ハイブリッド用電子制御ユニット70からエンジンECU24にエンジン始動指令が送信されたのちにエンジンECU24で増量補正係数keや始動時燃料噴射量を設定したが、ハイブリッド用電子制御ユニット70で増量補正係数keや始動時燃料噴射量を設定し、これらをエンジン始動指令と共にエンジンECU24に送信するとしてもよい。この場合にも上述の実施例と同様の効果が得られる。
実施例のハイブリッド自動車20では、アクセル開度Accと現在のエンジン回転数Neとに基づいて設定される基本燃料噴射量に増量補正係数keを乗算することにより始動時燃料噴射量を算出したが、始動形態以外のその他の補正要因(例えば、吸気温度やエンジン水温など)に由来する増量補正係数を基本燃料噴射量に乗算したあとの燃料噴射量に増量補正係数keを乗算するとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を減速ギヤ35により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図10の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図10における車輪64a,64bに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪63a,63bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図11の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪63a,63bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。
実施例では、ハイブリッド自動車20として説明したが、こうしたハイブリッド自動車20に限定されるものではなく、アイドルストップ機能を備えエンジン22によって駆動されるアイドルストップ機能付きエンジン自動車に適用することもできる。また、自動車以外の車両、例えば列車や船舶などに適用することもできる。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 エンジン始動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*及び目標トルクTe*を設定する様子を示す説明図である。 動力分配統合機構30の回転要素を力学的に説明するための共線図の一例を示すための説明図である。 補正係数設定用マップの一例を示す説明図である。 変形例のエンジン始動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、24a CPU、24b ROM、24c RAM、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64 車軸、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、125 吸気ポート、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、129 排気バルブ、130 点火プラグ、132 ピストン、134 浄化装置、136 スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、142 水温センサ、143 燃焼室、144 カムポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 エアフローメータ、149 温度センサ、150 可変バルブタイミング機構、160 吸気管、232 インナーロータ、234 アウターロータ、230 対ロータ電動機、MG1,MG2 モータ。

Claims (7)

  1. 駆動軸に動力を出力可能な内燃機関を備え、該内燃機関が停止しているときに該内燃機関を自動始動可能な車両であって、
    前記内燃機関へ燃料を噴射する燃料噴射手段と、
    前記内燃機関の始動形態が前記内燃機関を負荷運転にする第1の始動形態か無負荷運転にする第2の始動形態かを判定する始動形態判定手段と、
    前記内燃機関が停止しているときに該内燃機関を自動始動させる場合、前記始動形態判定手段によって判定された始動形態に基づいて始動時燃料噴射量を設定し該設定した始動時燃料噴射量の燃料が前記内燃機関へ噴射されるよう前記燃料噴射手段を制御する始動制御手段と、
    を備える車両。
  2. 前記始動制御手段は、前記第2の始動形態では前記第1の始動形態よりも所定の通常時燃料噴射量に対して燃料を増加する割合が少なくなるように前記始動時燃料噴射量を設定する、
    請求項1に記載の車両。
  3. 請求項1又は2に記載の車両であって、
    前記内燃機関からの排気を浄化する排気浄化触媒と、
    前記排気浄化触媒の劣化の度合いを検出する劣化検出手段と、
    を備え、
    前記始動制御手段は、前記始動形態判定手段によって判定された始動形態と前記劣化検出手段によって検出される前記排気浄化触媒の劣化の度合いとに基づいて前記始動時燃料噴射量を設定する、
    車両。
  4. 前記始動制御手段は、前記排気浄化触媒の劣化の度合いが大きいほど噴射量が少なくなる傾向を示すように前記始動時燃料噴射量を設定する、
    請求項3に記載の車両。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の車両であって、
    前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、
    前記内燃機関からの動力を電力変換することにより得られた電力を充電し前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、
    前記内燃機関を熱源として車室の暖房を行なう暖房手段と、
    を備え、
    前記始動形態判定手段は、前記内燃機関が停止し前記電動機が前記蓄電手段より電力の供給を受けて前記駆動軸に動力を出力している最中に車両に対する要求駆動力が所定の要求駆動力を上回ったとき及び蓄電手段の残容量が所定残容量を下回ったときに前記内燃機関を始動する場合には前記第1の始動形態と判定し、前記暖房手段に対する暖房要求により前記内燃機関を始動する場合には前記第2の始動形態と判定する、
    車両。
  6. 前記始動制御手段は、アイドルストップ制御により前記内燃機関の自動停止及び自動始動を行なう、
    請求項1〜4のいずれかに記載の車両。
  7. 駆動軸に動力を出力可能な内燃機関と、該内燃機関へ燃料を噴射する燃料噴射手段と、を備え、前記内燃機関が停止しているときに該内燃機関を自動始動可能な車両の制御方法であって、
    (a)前記内燃機関の始動形態が前記内燃機関を負荷運転にする第1の始動形態か無負荷運転にする第2の始動形態かを判定し、
    (b)前記内燃機関が停止しているときに該内燃機関を自動始動させる場合、前記始動形態判定手段によって判定された始動形態に基づいて始動時燃料噴射量を設定し該設定した始動時燃料噴射量の燃料が前記内燃機関へ噴射されるよう前記燃料噴射手段を制御する、
    車両の制御方法。
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