JP2007198091A - 床材剥離機 - Google Patents
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Abstract
【課題】剥離された床材の回収、運搬等の取扱いが容易となる上、再生あるいは再利用する場合は剥離された床材の商品価値を高める形態に床材を纏めることができる床材剥離機を提供する。
【解決手段】自走式作業機本体の前部に刃体取付け体24を取付ける。刃体取付け体24の上部に、弧状の摺動面27aを有するアタッチメント27を取付けるる。自走式作業機本体の走行により刃体25で剥離した床材を摺動面27aに当接摺動させて床材を巻く。
【選択図】図3
【解決手段】自走式作業機本体の前部に刃体取付け体24を取付ける。刃体取付け体24の上部に、弧状の摺動面27aを有するアタッチメント27を取付けるる。自走式作業機本体の走行により刃体25で剥離した床材を摺動面27aに当接摺動させて床材を巻く。
【選択図】図3
Description
本発明は、床面に貼られた床材を剥離する床材剥離機に関する。
従来、建物の床材の剥離作業は人手に任されていたが、近年、効率向上のため、機械化が行なわれるようになってきている。このような床材を剥離する作業機として、特許文献1に開示された床材剥離機は、走行体のフレームに上下位置および姿勢調整自在に床材剥離装置を取付け、作業機を走行させながら刃体により床材を剥離するものである。剥離した床材は人手により所定の場所に回収した後、再生、再利用あるいは廃棄する場所に運搬する。
従来は、刃体により剥離、分離されてバラバラの状態になった床材を人手により回収していたため、回収、運搬等における取扱いが容易ではない上、剥離した床材を再生あるいは再利用する場合には商品価値を損なうという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、剥離された床材の回収、運搬等の取扱いが容易となる上、再生あるいは再利用する場合は剥離された床材の商品価値が高められる形態に床材を纏めることができる床材剥離機を提供することを目的とする。
請求項1の床材剥離機は、自走式作業機本体の前部に刃体取付け体を取付け、この刃体取付け体の下部に床材を剥離する刃体を設けると共に、前記刃体取付け体の上部に、前記刃体で剥離した床材を当接摺動させて巻くための弧状の摺動面を有するアタッチメントを着脱可能に取付けたことを特徴とする。
請求項2の床材剥離機は、請求項1に記載の床材剥離機において、
前記アタッチメントとして摺動面の曲率が異なる複数種類のものを備え、床材の性状により複数種類のアタッチメントから選択されたものを前記刃体取付け体に取付け可能としたことを特徴とする。
前記アタッチメントとして摺動面の曲率が異なる複数種類のものを備え、床材の性状により複数種類のアタッチメントから選択されたものを前記刃体取付け体に取付け可能としたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、刃体取付け体の上部に、弧状の摺動面を有するアタッチメントを取付け、自走式作業機本体の走行により剥離された床材がこのアタッチメントの弧状摺動面を摺動することにより、強制的に渦巻き状に巻かれるようにしたので、剥離と巻取りが自動的に行なわれ、剥離された床材がコンパクトに纏められ、回収、運搬等の取扱いが容易となる。また、剥離された床材が整然と纏められるので、床材を再生あるいは再利用する場合には商品価値が上がる。
請求項2の発明によれば、アタッチメントとして弧状摺動面の曲率が異なる複数種類のものを用意しておき、剥離作業現場における床材の性状に応じてアタッチメントを選択し使用するようにしたので、床材の硬軟や厚みが種々に変化しても床材を巻くことができる。
図1は本発明による床材剥離機の一実施の形態を示す側面図である。1は自走式作業機本体である。この自走式作業機本体1は、無限軌道式走行体2のフレーム2a上に上部フレーム3を設置し、上部フレーム3上にパワーユニット4、操作装置5および運転席6等を搭載して構成する。
前記走行体フレーム2aの前部には、床材剥離手段である剥離装置本体7を取付けるためのブラケット8を設ける。このブラケット8にピン9により上下揺動可能に剥離装置本体7の取付けアーム10を取付ける。この取付けアーム10の先端と剥離装置本体7のハウジング11に設けたブラケット12とをピン13により連結する。また、取付けアーム10の中間部と、上部フレーム3に設けたブラケット14との間に、取付けアーム10を上下動させる第1の油圧シリンダ15を、ピン16,17により連結して取付ける。また、ブラケット14の上部とハウジング11の上面に設けたブラケット19との間に、第2の油圧シリンダ20を、ピン21,22により連結して取付ける。
剥離装置本体7のハウジング11はボックス状をなし、その前端には、軸23を中心に前後揺動自在に刃体取付け体24を取付け、その下端に刃体25を交換可能に取付ける。刃体取付け体24の上部には、図2の平面図および図3の側面断面図に示すように、剥離する床材26を巻くアタッチメント27を、ボルト29おちびナット30により着脱可能に取付ける。このアタッチメント27は、剥離されて刃体取付け体24の前面をせり上がる床材26を巻くため、床材26を摺動させる摺動面27aが弧状をなす。
この剥離装置本体7には刃体取付け体24を前後に揺動させて剥離を円滑化する揺動装置を備える。この揺動装置は、ハウジング11内に収容して取付けた油圧モータ32と、ハウジング11の側板部から突出した油圧モータ32の出力軸32aに取付けた駆動プーリ33と、ハウジング11の両側板部に両端部を支持させて取付けた偏心軸34と、その偏心軸34の一端部に取付けた従動プーリ35と、この従動プーリ35および駆動プーリ33に掛け回したベルト37と、偏心軸34の偏心部(図3において、Oは回転中心である。)と刃体取付け体24の背面に取付けられた軸38とを連結する連結アーム39とからなる。連結アーム39は両端に円筒部40,41を有し、それぞれの円筒部40,41が偏心軸34と軸38に回動可能に嵌合される。
この床材剥離機により床材剥離作業を行なう場合は、第1の油圧シリンダ15および第2の油圧シリンダ20の伸縮量調整により剥離装置本体7、すなわち刃体25の角度および高さを調整し、かつ刃体25を床材26と床面42との間に食い込ませ、油圧モータ32の作動により偏心軸34を回動させ、これにより連結アーム39を介して刃体取付け体24を軸23を中心に前後に揺動させると同時に、走行体2の作動によりこの床材剥離機を走行させながら床材の剥離作業を行なう。
ここで、本発明においては、刃体取付け体24の上部に、床材26の摺動面27aが弧状をなすアタッチメント27を取付けているので、床材剥離機の走行に伴って剥離される床材26はアタッチメント27の弧状の摺動面27aを摺動することによりガイドされて強制的に巻かれる。このような回収処理は床面42に貼られた床材26の1枚ごとに行なう。所定の長さごとに切断して回収するようにしてもよい。
このように、本発明においては、自走式作業機の走行により剥離された床材26がアタッチメント27の弧状をなす摺動面27aを摺動することにより、強制的に渦巻き状に巻かれるようにしたので、剥離と巻取りが自動的に行なわれ、剥離された床材26がコンパクトに纏められ、回収、運搬等の取扱いが容易となる。また、剥離された床材26が整然と纏められるので、床材26を再生あるいは再利用する場合には商品価値が上がる。
本発明を実施する場合、図4(A)、(B)に示すように、摺動面27aの曲率が異なる複数種類のアタッチメント27を用意しておき、剥離作業現場における床材の性状に応じてアタッチメントを選択して刃体取付け体24に取付けて使用するようにすれば、床材26の硬軟や厚みが種々に変化しても床材26を巻くことができる。
本発明において、アタッチメント27の構造は上記実施の形態のような板状のものに種々に変更可能である。例えばアタッチメント27を複数本の棒状体により構成したものやホーク状に形成したものの採用も可能である。また、摺動面27aの弧状をなす形状も、真円状ではなく、楕円状あるいは長円状等の形状も採用可能である。
1:自走式作業機本体、2:走行体、2a:走行体フレーム、3:上部フレーム、4:パワーユニット、5:操作装置、6:運転席、7:剥離装置本体、8:ブラケット、10:アーム、11:ハウジング、12,14:ブラケット、15:第1の油圧シリンダ、19:ブラケット、20:第2の油圧シリンダ、23:軸、24:刃体取付け体、25:刃体、26:床材、27:アタッチメント、27a:摺動面、29:ボルト、30:ナット、32:油圧モータ、33:駆動プーリ、34:偏心軸、35:従動プーリ、37:ベルト、38:軸、39:連結アーム、40,41:円筒部、42:床面
Claims (2)
- 自走式作業機本体の前部に刃体取付け体を取付け、この刃体取付け体の下部に床材を剥離する刃体を設けると共に、前記刃体取付け体の上部に、前記刃体で剥離した床材を当接摺動させて巻くための弧状の摺動面を有するアタッチメントを着脱可能に取付けたことを特徴とする床材剥離機。
- 請求項1に記載の床材剥離機において、
前記アタッチメントとして摺動面の曲率が異なる複数種類のものを備え、床材の性状により複数種類のアタッチメントから選択されたものを前記刃体取付け体に取付け可能としたことを特徴とする床材剥離機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006020996A JP2007198091A (ja) | 2006-01-30 | 2006-01-30 | 床材剥離機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006020996A JP2007198091A (ja) | 2006-01-30 | 2006-01-30 | 床材剥離機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007198091A true JP2007198091A (ja) | 2007-08-09 |
Family
ID=38452957
Family Applications (1)
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JP2006020996A Pending JP2007198091A (ja) | 2006-01-30 | 2006-01-30 | 床材剥離機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007198091A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7427184B1 (ja) | 2023-05-27 | 2024-02-05 | 株式会社インテリア河野 | スクレーパー用刃 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1181698A (ja) * | 1997-09-05 | 1999-03-26 | Konishi Juki Kogyo:Kk | 床材剥離機 |
-
2006
- 2006-01-30 JP JP2006020996A patent/JP2007198091A/ja active Pending
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