JP2007192322A - 自動変速機の制御装置および制御方法 - Google Patents

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健太郎 宍戸
Hitoshi Konno
仁志 今野
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義幸 吉田
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Abstract

【課題】運転者の意図しない車両の動き出しを防止するとともに、運転者のエンジン始動要求時、エンジン始動が保留される状況にある機会を低減することで、運転者が違和感を持つ機会を低減できる自動変速機の制御装置および制御方法を提供することにある。
【解決手段】パワートレーン制御ユニット100は、自動変速機2の歯車対と噛合い伝達機構との連結を第1の連結から第2の連結へと切り替える際に、伝達トルク可変機構の少なくとも一つのトルク伝達状態を変更するように制御する。パワートレーン制御ユニットは、動力源の始動要求に先立って発生する始動要求を予測する始動要求予測信号,例えば、キーイン状態の信号を検出すると、伝達トルク可変機構を解放状態にし、若しくは、伝達機構の噛合いを解放してニュートラル状態となるように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動変速機の制御装置および制御方法に係り、特に、アクチュエータによって制御される自動化マニュアルトランスミッションを備えた車両に用いるに好適な自動変速機の制御装置および制御方法に関する。
昨今の地球温暖化に対する危機意識の高まりに伴って、自動車の変速機には、高い効率が求められており、トルクコンバータを用いた変速機(いわゆるAT)におけるトルクコンバータのロックアップ領域拡大や、無段変速機の大排気量車対応等の技術開発が活性化している。
このような流れの中で、高い伝達効率を持つ手動変速機の機構を用いてクラッチとギアチェンジを自動化したシステムである、自動化マニュアルトランスミッション(自動MT)が開発されている。
従来の自動MTにおける変速時の制御では、クラッチの開放・締結操作により駆動トルクの中断が発生し、乗員に違和感を与えるという問題を有している。
そこで、原動機の出力軸から、変速機出力軸に至る動力伝達系を2系統と、それぞれの動力伝達系に対し入力トルクの断接を切り替えるクラッチを2組持つ変速機であり、変速の際には、一方の動力伝達系から、他方の動力伝達系へと出力トルクの架け替えを行なうことで、変速中のトルク中断を回避する変速機(いわゆる、ツインクラッチ型自動MT)が実用化されている。
また、従来の自動MTに対し、例えば、特許2703169号公報に記載のように、変速機の入力軸から出力軸へと動力伝達する動力伝達機構(以下、アシストクラッチ)を設け、変速を行う際に、アシストクラッチを制御することで、変速のための回転数同期とトルク伝達を行う自動変速機(以下、トルクアシスト型自動MT)を備えた自動車が知られている。トルクアシスト型自動MTは、ツインクラッチ型自動MTに対し、変速機が小型軽量であるとともに、既存の手動変速機からの構造変更が少ないことが特徴となっている。
特許2703169号公報
ところで、これら自動MTを搭載した車両における、エンジン始動の際に、運転者が意図しない車両の動き出しを防止するために、エンジン始動前の発進クラッチが締結状態ならば、発進クラッチを解放した後、エンジン始動するか、エンジン始動前のギアがギアイン状態であれば、一旦ギアをニュートラルにした後、エンジン始動する必要がある。
しかしながら、発進クラッチ解放するのと、ギアをニュートラルにするには所定時間を要するため、運転者がエンジン始動要求した直後から、発進クラッチが解放完了するまで、もしくはギアがニュートラルになるまでの間はエンジン始動が保留されることになる。このエンジン始動を保留している間は、運転者がエンジン始動要求を出しているにも関わらず、エンジン始動が開始されないことになるので、運転者に大きな違和感をもたらすという問題があることが判明した。
本発明の目的は、運転者の意図しない車両の動き出しを防止するとともに、運転者のエンジン始動要求時、エンジン始動が保留される状況にある機会を低減することで、運転者が違和感を持つ機会を低減できる自動変速機の制御装置および制御方法を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、入力軸から出力軸へトルクの伝達が可能な複数の歯車対と複数の噛合い伝達機構とを有する歯車式変速機であり、動力源の出力軸と、前記変速機の出力軸の間に、少なくとも1つの伝達トルク可変機構を備える変速機の制御に用いられ、前記歯車対と前記噛合い伝達機構との連結を第1の連結から第2の連結へと切り替える際に、前記伝達トルク可変機構の少なくとも一つのトルク伝達状態を変更するように制御する制御手段を有する自動変速機の制御装置であって、前記制御手段は、前記動力源の始動要求に先立って発生する始動要求を予測する始動要求予測信号を検出すると、前記伝達トルク可変機構を解放状態にし、若しくは、前記伝達機構の噛合いを解放してニュートラル状態となるように制御するようにしたものである。
かかる構成により、運転者の意図しない車両の動き出しを防止するとともに、運転者のエンジン始動要求時、エンジン始動が保留される状況にある機会を低減することで、運転者が違和感を持つ機会を低減できるものとなる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記制御手段は、前記始動要求予測信号として、キーイン状態の信号を用いるものである。
(3)上記(1)において、好ましくは、前記制御手段は、前記始動要求予測信号として、ドア開放信号を用いるものである。
(4)上記(1)において、好ましくは、前記制御手段は、前記始動要求予測信号として、キーレスエントリー信号を用いるものである。
(5)上記(1)において、好ましくは、前記制御手段は、前記始動要求予測信号として、着座状態の信号を用いるものである。
(6)上記(1)において、好ましくは、前記制御手段は、前記始動要求予測信号として、キーオフ信号を用いるものである。
(7)上記目的を達成するために、本発明は、入入力軸から出力軸へトルクの伝達が可能な複数の歯車対と複数の噛合い伝達機構とを有する歯車式変速機であり、動力源の出力軸と、前記変速機の出力軸の間に、少なくとも1つの伝達トルク可変機構を備える変速機を制御するものであり、前記歯車対と前記噛合い伝達機構との連結を第1の連結から第2の連結へと切り替える際に、前記伝達トルク可変機構の少なくとも一つのトルク伝達状態を変更するように制御する自動変速機の制御方法であって、前記動力源の始動要求に先立って発生する始動要求を予測する始動要求予測信号を検出すると、前記伝達トルク可変機構を解放状態にし、若しくは、前記伝達機構の噛合いを解放してニュートラル状態となるように制御するようにしたものである。
かかる方法により、運転者の意図しない車両の動き出しを防止するとともに、運転者のエンジン始動要求時、エンジン始動が保留される状況にある機会を低減することで、運転者が違和感を持つ機会を低減できるものとなる。
本発明によれば、運転者の意図しない車両の動き出しを防止するとともに、運転者のエンジン始動要求時、エンジン始動が保留される状況にある機会を低減することで、運転者が違和感を持つ機会を低減できるものとなる。
以下、図1〜図5を用いて、本発明の一実施形態による自動変速機の制御装置および制御方法について説明する。
最初に、図1を用いて、本実施形態による自動変速機の制御装置を搭載した車両システムの構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による自動変速機の制御装置を搭載した車両システムの構成を示すスケルトン図である。
駆動力源であるエンジン1には、エンジン1の回転数を計測するエンジン回転数センサ(図示せず)や、エンジントルクを調節する装置(図示せずが、例えば電子制御スロットル)や、吸入空気量に見合う燃料量を噴射するための燃料噴射装置(図示せず)が設けられている。エンジン制御ユニット101は、吸入空気量,燃料量,点火時期等を操作することで、エンジン1のトルクを高精度に制御することができる。駆動力源としては、ガソリンエンジンのみならず、ディーゼルエンジン、天然ガスエンジンや、電動機などでもよいものである。
エンジン1には、入力軸クラッチC1が連結されており、入力軸クラッチC1を係合・開放することで、エンジン1のトルクを変速機入力軸SIに伝達・遮断することが可能である。入力軸クラッチC1には、一般に乾式単板方式が用いられるが、湿式多板クラッチや電磁クラッチなどすべての摩擦伝達機構を用いることも可能である。
入力軸クラッチC1の押付け力(入力軸クラッチトルク)の制御には、電動アクチュエータ22が用いられている。電動アクチュエータ22の押付け力(入力軸クラッチトルク)を調節することで、エンジン1の出力を入力軸SIに伝達・遮断できる。
また、変速機入力軸SIには、第1ドライブギアD1,第2ドライブギアD2,第3ドライブギアD3,第4ドライブギアD4,第5ドライブギアD5,後進ドライブギア(図示せず)が設けられている。入力軸回転数の検出機構として、変速機入力軸SIの回転数を検出するためのセンサNSIが設けられている。
一方、変速機出力軸SOには、第1ドリブンギアG1,第2ドリブンギアG2,第3ドリブンギアG3,第4ドリブンギアG4,第5ドリブンギアG5,後進ドリブンギア(図示せず)が設けられている。第1ドリブンギアG1は、第1ドライブギアD1と噛合しており、第2ドリブンギアG2は、第2ドライブギアD2と噛合しており、第3ドリブンギアG3は、第3ドライブギアD3と噛合しており、第4ドリブンギアG4は、第4ドライブギアD4と噛合しており、第5ドリブンギアG5は、第5ドライブギアD5と噛合しており、後進ドリブンギア(図示せず)は、逆転ギア(図示せず)を介して後進ドライブギアと噛合している。
第1ドライブギアD1と第2ドライブギアD2の間には、第1ドライブギアD1を変速機入力軸SIに係合させたり、第2ドライブギアD2を変速機入力軸SIに係合させる、噛合い伝達機構である第1噛合い伝達機構SC1が設けられている。したがって、変速機入力軸SIから第1噛合い伝達機構SC1を介して、第1ドライブギアD1、または第2ドライブギアD2に伝達された回転トルクは、第1ドリブンギアG1または第2ドリブンギアG2から、変速機出力軸SOに伝達される。
また、第3ドライブギアD3と第4ドライブギアD4の間には、第3ドライブギアD3を変速機入力軸SIに係合させたり、第4ドライブギアD4を変速機入力軸SIに係合させる、噛合い伝達機構である第2噛合い伝達機構SC2が設けられている。したがって、変速機入力軸SIから第1噛合い伝達機構SC2を介して、第3ドライブギアD3、または第4ドライブギアD4に伝達された回転トルクは、第3ドリブンギアG3または第4ドリブンギアG4から、変速機出力軸SOに伝達される。
また、第5ドライブギアD5には、第5ドライブギアD5を変速機入力軸SIに係合させる噛合い伝達機構である第3噛合い伝達機構SC3が設けられている。したがって、変速機入力軸SIから第3噛合い伝達機構SC3を介して、第5ドライブギアD5に伝達された回転トルクは、第5ドリブンギアG5から、変速機出力軸SOに伝達される。
また、後進ドライブギア(図示せず)には、後進ドライブギアを、変速機入力軸SIに係合させる、噛合い伝達機構である第4噛合い伝達機構(図示せず)が設けられている。したがって、変速機入力軸SIから第4噛合い伝達機構を介して、後進ドライブギアに伝達された回転トルクは、後進ドリブンギアから、変速機出力軸SOに伝達される。
なお、ここでは、第3噛合い伝達機構と第4噛合い伝達機構を別構成としたが、同一でも良く、第5ドライブギアD5と後進ドライブギアの間に第3噛合い伝達機構が設けられる構成でもよいものである。
また、第1噛合い伝達機構SC1、第2噛合い伝達機構SC2、第3噛合い伝達機構SC3、第4噛合い伝達機構は、常時噛合い機構でもよいものである。
また、摩擦伝達機構を備え、摩擦伝達機構によって回転同期させて噛合わせるクラッチ(いわゆる同期噛合い機構)でもよいものである。
このように、変速機入力軸SIの回転トルクを第1噛合い伝達機構SC1、または第2噛合い伝達機構SC2、または第3噛合い伝達機構SC3、第4噛合い伝達機構に伝達するためには、第1噛合い伝達機構SC1、または第2噛合い伝達機構SC2、または第3噛合い伝達機構SC3、第4噛合い伝達機構のうちいずれか一つを変速機入力軸SIの軸方向に移動させ、第1ドライブギアD1、第2ドライブギアD2、第3ドライブギアD3、第4ドライブギアD4、第5ドライブギアD5、後進ドライブギアのいずれか一つと締結する必要がある。第1ドライブギアD1、第2ドライブギアD2、第3ドライブギアD3、第4ドライブギアD4、第5ドライブギアD5または、後進ドライブギアのいずれか一つと変速機入力軸SIとを締結するには、第1噛合い伝達機構SC1、または第2噛合い伝達機構SC2、または第3噛合い伝達機構のいずれか一つを移動する訳であるが、第1噛合い伝達機構SC1、または第2噛合い伝達機構SC2、または第3噛合い伝達機構のいずれか一つを移動するには、シフトアクチュエータ23、セレクト第1アクチュエータ26、シフト機構/セレクト機構27を動作させることによって行う。
第1噛合い伝達機構SC1、または第2噛合い伝達機構SC2、または第3噛合い伝達機構SC3、または第4噛合い伝達機構のいずれか一つを第1ドライブギアD1、第2ドライブギアD2、第3ドライブギアD3、第4ドライブギアD4、第5ドライブギアD5、後進ドリブンギアのいずれか一つに締結させることで、変速機入力軸SIの回転トルクを、第1噛合い伝達機構SC1、または第2噛合いクラッチSC2、または第3噛合いクラッチSC3、または第4噛合い伝達機構のいずれか一つを介して駆動輪出力軸SOへと伝達することができる。また、出力軸回転数の検出機構として、変速機出力軸SOの回転数を検出するためのセンサNSOが設けられている。また、変速機内の潤滑油温度の検出機構として、潤滑油温度を検出するためのセンサTPLが設けられている。
シフトアクチュエータ22、およびセレクトアクチュエータ26は、電動機を用いて構成するか、電磁弁によって構成してもよいものである。また、シフト/セレクト機構27は、シフターレール、シフターフォークなどによって構成するか、またはドラム式としてもよいものである。また、シフト/セレクト機構27には、走行時のギア抜け防止のためにギア位置を保持する位置保持機構(図示せず)が設けられている。
このように、第1ドライブギアD1、第2ドライブギアD2、第3ドライブギアD3、第4ドライブギアD4、第5ドライブギアD5、後進ドライブギア、第1ドリブンギアG1、第2ドリブンギアG2、第3ドリブンギアG3、第4ドリブンギアG4、第5ドリブンギアG5、後進ドリブンギアを介して変速機出力軸SOに伝達された変速機入力軸SIの回転トルクは、変速機出力軸SOに連結されたディファレンシャルギア(図示せず)を介して車軸(図示せず)に伝えられる。
第一クラッチC1の押付け力(入力軸クラッチトルク)を発生させる入力軸クラッチアクチュエータ22は、電動機制御ユニット103によって、電動アクチュエータの電流を制御することで各クラッチの伝達トルクの制御を行っている。
代わりに油圧制御ユニットによって、アクチュエータに設けられた電磁弁の電流を制御することで、アクチュエータに設けられた油圧シリンダのストローク量を調節し、アクチュエータの油圧を制御することによって、クラッチの伝達トルクの制御を行ってもよいものである。
また、電動機制御ユニット103によって、セレクトアクチュエータ26の電流を制御することで、第1噛合い伝達機構SC1、第2噛合い伝達機構SC2、第3噛合い伝達機構SC3、第4噛合い伝達機構のいずれを移動するか選択している。
また、電動機制御ユニット103によって、シフトアクチュエータ23の電流を制御することで、第1噛合い伝達機構SC1、第2噛合い伝達機構SC2、第3噛合い伝達機構SC3、第4噛合い伝達機構を動作させる荷重を制御できるようになっている。
本実施例においては、シフト/セレクト機構27を駆動するアクチュエータであるシフトアクチュエータ23、およびセレクトアクチュエータ26には、電動アクチュエータを用いているが、油圧アクチュエータを用いるのでもよいものである。また、シフト第1アクチュエータ23の代わりに複数のアクチュエータ、セレクトアクチュエータ26の代わりに複数のアクチュエータを用いる構成としてもよい。
また、第1噛合い伝達機構SC1、第2噛合い伝達機構SC2、第3噛合い伝達機構SC3、第4噛合い伝達機構を動作させる機構としては、シフターレール、シフターフォークなどによって構成するか、またはドラム式など、第1噛合い伝達機構SC1、第2噛合い伝達機構SC2、第3噛合い伝達機構SC3、第4噛合い伝達機構を移動させるための他の機構を用いても構成可能である。
また、本実施例においては、入力軸クラッチアクチュエータ22として、電動アクチュエータを用いているが、油圧アクチュエータによって構成してもよいものである。
そして、電動機制御ユニット103は、変速機制御ユニット102によってコントロールされている。電動機制御ユニット103、変速機制御ユニット102は、通信手段によって相互に情報を送受信する。
また、エンジン1は、エンジン制御ユニット101により、吸入空気量、燃料量、点火時期等を操作することで、エンジン1のトルクを高精度に制御するようになっている。
そして、変速機制御ユニット102とエンジン制御ユニット101は、パワートレイン制御ユニット100によってコントロールされている。パワートレーン制御ユニット101、エンジン制御ユニット101、変速機制御ユニット102は、通信手段によって相互に情報を送受信する。
また、電動機制御ユニット103は、変速機制御ユニット102、エンジン制御ユニット101、パワートレイン制御ユニット100を別構成としているが、そのいずれかが一体構成、もしくは全てが一体構成であってもよいものである。
本実施例においては、電動アクチュエータを用いているため、電動アクチュエータを制御する電動機制御ユニット102を用いているが、油圧アクチュエータの場合は、電動機制御ユニット102のかわりに油圧制御ユニットとなる。
本実施形態では、パワートレイン制御ユニット100は、動力源の始動要求に先立って発生する始動要求を予測する始動要求予測信号を検出すると、伝達トルク可変機構を解放状態に至らしめ、若しくは、伝達機構の噛合いを解放してニュートラル状態となるように制御する。以下、始動要求予測信号の具体例及び、その始動要求予測信号に基づく伝達トルク可変機構を解放状態に至らしめ、若しくは、伝達機構の噛合いを解放してニュートラル状態となるように制御の具体例について、図2〜図5を用いて説明する。
また、本実施形態では、パワートレイン制御ユニット100には、各センサS1,S2,S3,S4,S5から、始動要求予測信号が入力する。センサS1は、キーイン検出センサであり、エンジンキーの挿入口にエンジンキーを挿入したことを検出する。センサS2は、ドア開放検出センサであり、ドアが解放されたことを検出する。センサS3は、キーレスエントリー操作検出信号であり、キーレスエントリーのキーが操作されたことを検出する。センサS4は、着座検出センサであり、運転席に着座したことを検出する。センサS5は、キーオフ検出センサであり、エンジンキーがオフ状態になったことを検出する。なお、これらのセンサS1,…,S5は、全て備える必要はなく、図2〜図5にて説明する制御の具体例との関係において、必要とされるものを備えればよいものである。また、各センサS1,…,S5の入力信号は、パワートレイン制御ユニット100に直接入力される場合でもよいし、例えば、エンジン制御ユニット101や変速機制御ユニット102に入力したものが、通信手段によってパワートレイン制御ユニット100に転送されるものでもよいものである。
次に、図2を用いて、本実施形態による自動変速機の制御装置の第1の制御例について説明する。
図2は、本発明の一実施形態による自動変速機の制御装置の第1の制御例の制御内容を示すフローチャートである。図2は、図1で示したパワートレイン制御ユニット100で実行されるプログラムのフローチャートである。
第1の制御例は、始動要求予測信号として、キーイン信号を用いるものである。パワートレイン制御ユニット100は、ステップS10において、キーイン信号の検出処理を実行する。そして、ステップS20において、センサS1からのキーイン信号が検出されたか否かを判定し、検出有りの場合は、ステップS30に進む。検出なしの場合はプログラムを終了する。
次に、ステップS30において、パワートレイン制御ユニット100は、発進クラッチ解放完了か否か判定を行い、発進クラッチ解放完了であれば、プログラムを終了する。発進クラッチ解放完了で無い場合は、ステップS40に進む。
そして、ステップS40において、パワートレイン制御ユニット100は、発進クラッチ解放制御を実行し、プログラムを終了する。
なお、ここでは、パワートレイン制御ユニット100が発進クラッチの解放を実行することとしたが、別の制御ユニットで実行しても良いし、複数の制御ユニットで分担処理してもよいものである。
また、発進クラッチを解放する代わりに、ギアがニュートラル状態となるように制御してもよいものである。
以上のように、第1の制御例では、キーインが検出された時に、発進クラッチを解放するように制御する。キーインが検出されるということは、その後に、始動要求がなされるのが予測できるため、始動要求に先駆けて、発進クラッチを解放することで、始動時には発進クラッチは既に解放されているため、運転者の意図しない車両の動き出しを防止できるとともに、運転者がエンジン始動要求した直後に、速やかにエンジン始動を実行でき、エンジン始動が保留される状況にある機会を低減して、運転者が違和感を持つ機会を低減できるものとなる。
次に、図3を用いて、本実施形態による自動変速機の制御装置の第2の制御例について説明する。
図3は、本発明の一実施形態による自動変速機の制御装置の第2の制御例の制御内容を示すフローチャートである。図3は、図1で示したパワートレイン制御ユニット100で実行されるプログラムのフローチャートである。
第2の制御例は、始動要求予測信号として、ドア開放信号を用いるものである。パワートレイン制御ユニット100は、ステップS10Aにおいて、ドア開放信号の検出処理を実行する。そして、ステップS20Aにおいて、センサS2からのドア開放信号が検出されたか否かを判定し、検出有りの場合は、ステップS30に進む。検出なしの場合はプログラムを終了する。
次に、ステップS30において、パワートレイン制御ユニット100は、発進クラッチ解放完了か否か判定を行い、発進クラッチ解放完了であれば、プログラムを終了する。発進クラッチ解放完了で無い場合は、ステップS40に進む。
そして、ステップS40において、パワートレイン制御ユニット100は、発進クラッチ解放制御を実行し、プログラムを終了する。
なお、ここでは、パワートレイン制御ユニット100が発進クラッチの解放を実行することとしたが、別の制御ユニットで実行しても良いし、複数の制御ユニットで分担処理してもよいものである。
また、発進クラッチを解放する代わりに、ギアがニュートラル状態となるように制御してもよいものである。
以上のように、第2の制御例では、ドア開放が検出された時に、発進クラッチを解放するように制御する。ドア開放が検出されるということは、その後に、始動要求がなされるのが予測できるため、始動要求に先駆けて、発進クラッチを解放することで、始動時には発進クラッチは既に解放されているため、運転者の意図しない車両の動き出しを防止できるとともに、運転者がエンジン始動要求した直後に、速やかにエンジン始動を実行でき、エンジン始動が保留される状況にある機会を低減して、運転者が違和感を持つ機会を低減できるものとなる。
次に、図4を用いて、本実施形態による自動変速機の制御装置の第3の制御例について説明する。
図4は、本発明の一実施形態による自動変速機の制御装置の第3の制御例の制御内容を示すフローチャートである。図4は、図1で示したパワートレイン制御ユニット100で実行されるプログラムのフローチャートである。
第3の制御例は、始動要求予測信号として、キーレスエントリー信号を用いるものである。パワートレイン制御ユニット100は、ステップS10Bにおいて、キーレスエントリー信号の検出処理を実行する。そして、ステップS20Bにおいて、センサS4からのキーレスエントリー信号が検出されたか否かを判定し、検出有りの場合は、ステップS30に進む。検出なしの場合はプログラムを終了する。
次に、ステップS30において、パワートレイン制御ユニット100は、発進クラッチ解放完了か否か判定を行い、発進クラッチ解放完了であれば、プログラムを終了する。発進クラッチ解放完了で無い場合は、ステップS40に進む。
そして、ステップS40において、パワートレイン制御ユニット100は、発進クラッチ解放制御を実行し、プログラムを終了する。
なお、ここでは、パワートレイン制御ユニット100が発進クラッチの解放を実行することとしたが、別の制御ユニットで実行しても良いし、複数の制御ユニットで分担処理してもよいものである。
また、発進クラッチを解放する代わりに、ギアがニュートラル状態となるように制御してもよいものである。
以上のように、第3の制御例では、キーレスエントリーが検出された時に、発進クラッチを解放するように制御する。キーレスエントリーが検出されるということは、その後に、始動要求がなされるのが予測できるため、始動要求に先駆けて、発進クラッチを解放することで、始動時には発進クラッチは既に解放されているため、運転者の意図しない車両の動き出しを防止できるとともに、運転者がエンジン始動要求した直後に、速やかにエンジン始動を実行でき、エンジン始動が保留される状況にある機会を低減して、運転者が違和感を持つ機会を低減できるものとなる。
次に、図5を用いて、本実施形態による自動変速機の制御装置の第4の制御例について説明する。
図5は、本発明の一実施形態による自動変速機の制御装置の第4の制御例の制御内容を示すフローチャートである。図5は、図1で示したパワートレイン制御ユニット100で実行されるプログラムのフローチャートである。
第4の制御例は、始動要求予測信号として、着座信号を用いるものである。パワートレイン制御ユニット100は、ステップS10Cにおいて、着座信号の検出処理を実行する。そして、ステップS20Cにおいて、センサS4からのドア着座信号が検出されたか否かを判定し、検出有りの場合は、ステップS30に進む。検出なしの場合はプログラムを終了する。
次に、ステップS30において、パワートレイン制御ユニット100は、発進クラッチ解放完了か否か判定を行い、発進クラッチ解放完了であれば、プログラムを終了する。発進クラッチ解放完了で無い場合は、ステップS40に進む。
そして、ステップS40において、パワートレイン制御ユニット100は、発進クラッチ解放制御を実行し、プログラムを終了する。
なお、ここでは、パワートレイン制御ユニット100が発進クラッチの解放を実行することとしたが、別の制御ユニットで実行しても良いし、複数の制御ユニットで分担処理してもよいものである。
また、発進クラッチを解放する代わりに、ギアがニュートラル状態となるように制御してもよいものである。
以上のように、第4の制御例では、着座が検出された時に、発進クラッチを解放するように制御する。着座が検出されるということは、その後に、始動要求がなされるのが予測できるため、始動要求に先駆けて、発進クラッチを解放することで、始動時には発進クラッチは既に解放されているため、運転者の意図しない車両の動き出しを防止できるとともに、運転者がエンジン始動要求した直後に、速やかにエンジン始動を実行でき、エンジン始動が保留される状況にある機会を低減して、運転者が違和感を持つ機会を低減できるものとなる。
次に、図6を用いて、本発明の他の実施形態による自動変速機の制御装置および制御方法について説明する。なお、本実施形態による自動変速機の制御装置を搭載した車両システムの構成は、図1に示したものと同様である。
図6は、本発明の他の実施形態による自動変速機の制御装置の制御内容を示すフローチャートである。図6は、図1で示したパワートレイン制御ユニット100で実行されるプログラムのフローチャートである。
パワートレイン制御ユニット100は、ステップS10Dにおいて、キーオフ信号の検出処理を実行する。そして、ステップS20Dにおいて、センサS5からのキーオフ信号が検出されたか否かを判定し、検出有りの場合は、ステップS50に進む。検出なしの場合はプログラムを終了する。
次に、ステップS50において、パワートレイン制御ユニット100は、ギアニュートラルであるか判定を行い、ギアニュートラルでなければステップS60に進む。ギアニュートラルであればステップS70に進む。
ギアニュートラルでなければ、ステップs60において、パワートレイン制御ユニット100は、ギアニュートラル制御を実行し、プログラムを終了する。
一方、ステップS50の判定でギアニュートラルと判定された場合には、ステップS70において、パワートレイン制御ユニット100は、電動機電源遮断許可し、プログラムを終了する。
なお、ここでは、パワートレイン制御ユニット100がギアニュートラル制御を実行することとしたが、別の制御ユニットで実行しても良いし、複数の制御ユニットで分担処理してもよいものである。
また、ギアがニュートラル状態となるように制御する代わりに、発進クラッチを解放してもよいものである。
以上のように、本実施形態では、キーオフが検出された時に、ギアがニュートラルとなるように制御する。キーオフが検出されるということは、エンジンが停止して、しばらくは車両が動かないこととなるため、始動要求がなされる前に予め、ギアをニュートラルとすることで、始動時にはギアはニュートラルとなっているため、運転者の意図しない車両の動き出しを防止できるとともに、運転者がエンジン始動要求した直後に、速やかにエンジン始動を実行でき、エンジン始動が保留される状況にある機会を低減して、運転者が違和感を持つ機会を低減できるものとなる。
次に、図7を用いて、図2〜図6の各例を実行する自動変速機の制御装置を搭載した車両システムの他の構成について説明する。
図7は、本発明の各例の制御を実行する自動変速機の制御装置を搭載した車両システムの他の構成を示すスケルトン図である。なお、図1と同一符号は同一部分を示している。
本構成例が、図1の構成例と異なる点は、図1に示した構成例が第5ドライブギアD5には、第5ドライブギアD5を変速機入力軸SIに係合させる噛合い伝達機構である第3噛合い伝達機構SC3が設けられていることに対して、本構成例は、動力伝達機構ASが備えられており、変速機入力軸SIのトルクを、変速機出力軸SOに伝達することが可能である。本構成例は、いわゆるアシストクラッチを搭載した自動MTを用いたものである。
ここでは、動力伝達機構ASとして、伝達トルク可変機構の一方式である第二クラッチC2が備えられており、第二クラッチC2を係合することで、第5ドライブギアD5と、入力軸SIが連結され、第5ドライブギアD5と嵌合する第5ドリブンギアG5を経て、変速機入力軸SIの回転トルクを、変速機出力軸SOに伝達することが可能である。
第二クラッチC2の押付け力の制御には、電動アクチュエータ30が用いられており、この押付け力を調節することで、エンジン1の出力を伝達、遮断することができるようになっている。ここでは電動アクチュエータ30を用いているが、油圧アクチュエータでもよいものである。
動力伝達機構ASは、摩擦伝達機構を用いて構成するか、または電動発電機などによって構成してもよい。ここで、摩擦伝達機構は、摩擦面の押し付け力によって摩擦力を発生させてトルクを伝達する機構であり、代表的なものとして、摩擦クラッチがある。摩擦クラッチには、乾式単板クラッチ、乾式多板クラッチ、湿式多板クラッチ、電磁クラッチ等がある。本構成例では、動力伝達機構ASには、摩擦伝達機構である湿式多板クラッチを用いているが、他の全ての伝達トルク可変機構を用いることが可能である。
このように第1ドライブギアD1、第2ドライブギアD2、第3ドライブギアD3、第4ドライブギアD4、後進ドライブギア、第1ドリブンギアG1、第2ドリブンギアG2、第3ドリブンギアG3、第4ドリブンギアG4、後進ドリブンギアを介して変速機出力軸SOに伝達された変速機入力軸SIの回転トルクは、変速機出力軸SOに連結されたディファレンシャルギア(図示せず)を介して車軸(図示せず)に伝えられる。
第一クラッチC1の押付け力(入力軸クラッチトルク)を発生させる入力軸クラッチアクチュエータ22、第二クラッチC2の押付け力(アシストクラッチトルク)を発生させるアシストクラッチアクチュエータ25は、電動機制御ユニット103によって、各電動アクチュエータの電流を制御することで、各クラッチの伝達トルクの制御を行っている。
次に、図8を用いて、図2〜図6の各例を実行する自動変速機の制御装置を搭載した車両システムのその他の構成について説明する。
図8は、本発明の各例の制御を実行する自動変速機の制御装置を搭載した車両システムのその他の構成を示すスケルトン図である。なお、図1と同一符号は同一部分を示している。
本構成例が、図1に示した構成例と異なる点は、図1に示した構成例が入力軸クラッチC1の係合によってエンジン1のトルクを変速機入力軸SIに伝達するように構成されているのに対し、本構成例がツインクラッチで構成している点である。
すなわち、入力軸第1クラッチC1Aの係合によってエンジン1のトルクを変速機第1入力軸SIAに伝達され、入力軸第2クラッチC1Bの係合によってエンジン1のトルクを変速機第2入力軸SIBに伝達するように構成されている。変速機第2入力軸SIBは中空になっており、変速機第1入力軸SIAは、該変速機第2入力軸SIBの中空部分を貫通し、変速機第2入力軸SIBに対し回転方向への相対運動が可能な構成となっている。
変速機第2入力軸SIBには、第1ドライブギアD1と第3ドライブギアD3と第5ドライブギアD5が固定されており、変速機第1入力軸SIAに対しては、回転自在となっている。また、該変速機第1入力軸SIAには、第2ドライブギアD2と第4ドライブギアD4が固定されており、変速機第2入力軸SIBに対しては、回転自在となっている。該入力軸第1クラッチC1Aの係合、解放は入力軸クラッチ第1アクチュエータ305によって行われ、入力軸第2クラッチC1Bの係合、解放は入力軸クラッチ第2アクチュエータ306によって行われる。
そして、第1ドリブンギアG1と第3ドリブンギアG3の間には、第1ドリブンギアG1を変速機出力軸SOに係合させたり、第3ドリブンギアG3を変速機出力軸SOに係合させる、第1変速クラッチSC13が設けられている。したがって、第1ドライブギアD1、または第3ドライブギアD3から第1ドリブンギアG1または第3ドリブンギアG3に伝達された回転トルクは、第1変速クラッチSC13に伝達され、第1変速クラッチSC13を介して変速機出力軸SOに伝達される。
また、第2ドリブンギアG2と第4ドリブンギアG4の間には、第2ドリブンギアG2を変速機出力軸SOに係合させたり、第4ドリブンギアG4を変速機出力軸SOに係合させる、第3噛合いクラッチSC24が設けられている。したがって、第2ドライブギアD2、または第4ドライブギアD4から第2ドリブンギアG2または第4ドリブンギアG4に伝達された回転トルクは、第3噛合いクラッチSC24に伝達され、第3噛合いクラッチSC24を介して変速機出力軸SOに伝達される。
また、第5ドリブンギアG5には、第5ドリブンギアG5を変速機出力軸SOに係合させる、第2噛合いクラッチSC5が設けられている。したがって、第5ドライブギアD5から第5ドリブンギアG5に伝達された回転トルクは、第2噛合いクラッチSC5に伝達され、第2噛合いクラッチSC5を介して変速機出力軸SOに伝達される。
このように、変速機第1入力軸SIA、および変速機第2入力軸SIBの回転トルクを第1噛合いクラッチSC13、または第2噛合いクラッチSC5、または第3噛合いクラッチSC24に伝達するためには、第1噛合いクラッチSC13、または第2噛合いクラッチSC5、または第3噛合いクラッチSC24のうちいずれか一つを変速機出力軸SOの軸方向に移動させ、第1ドリブンギアG1、第2ドリブンギアG2、第3ドリブンギアG3、第4ドリブンギアG4、第5ドリブンギアG5のいずれか一つと締結する必要があり、第1ドリブンギアG1、第2ドリブンギアG2、第3ドリブンギアG3、第4ドリブンギアG4、第5ドリブンギアG5のいずれか一つと変速機出力軸SOとを締結するには、第1噛合いクラッチSC13、または第2噛合いクラッチSC5、または第3噛合いクラッチSC24のいずれか一つを移動する訳であるが、第1噛合いクラッチSC13、または第2噛合いクラッチSC5、または第3噛合いクラッチSC24のいずれか一つを移動するには、シフト第1アクチュエータ23、シフト第2アクチュエータ24、シフト第3アクチュエータ25、シフト/セレクト機構27を動作させることによって行われる。
シフト第1アクチュエータ23の代わりに複数のアクチュエータ、シフト第2アクチュエータ24の代わりに複数のアクチュエータ、シフト第3アクチュエータの代りに複数のアクチュエータを用いる構成としてもよい。
また、第1噛合い伝達機構SC13、第2噛合い伝達機構SC5、第3噛合い伝達機構SC24、を動作させる機構としては、シフターレール、シフターフォークなどによって構成するか、またはドラム式など、第1噛合い伝達機構SC13、第2噛合い伝達機構SC5、第3噛合い伝達機構SC24、を移動させるための他の機構を用いても構成可能である。
本発明の一実施形態による自動変速機の制御装置を搭載した車両システムの構成を示すスケルトン図である。 本発明の一実施形態による自動変速機の制御装置の第1の制御例の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による自動変速機の制御装置の第2の制御例の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による自動変速機の制御装置の第3の制御例の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による自動変速機の制御装置の第4の制御例の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態による自動変速機の制御装置の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の各例の制御を実行する自動変速機の制御装置を搭載した車両システムの他の構成を示すスケルトン図である。 本発明の各例の制御を実行する自動変速機の制御装置を搭載した車両システムのその他の構成を示すスケルトン図である。
符号の説明
1…原動機
2…変速機
100…パワートレーン制御ユニット
101…エンジン制御ユニット
102…電動機制御ユニット
S1,S2,S3,S4,S5…センサ

Claims (7)

  1. 入力軸から出力軸へトルクの伝達が可能な複数の歯車対と複数の噛合い伝達機構とを有する歯車式変速機であり、動力源の出力軸と、前記変速機の出力軸の間に、少なくとも1つの伝達トルク可変機構を備える変速機の制御に用いられ、
    前記歯車対と前記噛合い伝達機構との連結を第1の連結から第2の連結へと切り替える際に、前記伝達トルク可変機構の少なくとも一つのトルク伝達状態を変更するように制御する制御手段を有する自動変速機の制御装置であって、
    前記制御手段は、前記動力源の始動要求に先立って発生する始動要求を予測する始動要求予測信号を検出すると、前記伝達トルク可変機構を解放状態にし、若しくは、前記伝達機構の噛合いを解放してニュートラル状態となるように制御することを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 請求項1記載の自動変速機の制御装置において、
    前記制御手段は、前記始動要求予測信号として、キーイン状態の信号を用いることを特徴とする自動変速機の制御装置。
  3. 請求項1記載の自動変速機の制御装置において、
    前記制御手段は、前記始動要求予測信号として、ドア開放信号を用いることを特徴とする自動変速機の制御装置。
  4. 請求項1記載の自動変速機の制御装置において、
    前記制御手段は、前記始動要求予測信号として、キーレスエントリー信号を用いることを特徴とする自動変速機の制御装置。
  5. 請求項1記載の自動変速機の制御装置において、
    前記制御手段は、前記始動要求予測信号として、着座状態の信号を用いることを特徴とする自動変速機の制御装置。
  6. 請求項1記載の自動変速機の制御装置において、
    前記制御手段は、前記始動要求予測信号として、キーオフ信号を用いることを特徴とする自動変速機の制御装置。
  7. 入力軸から出力軸へトルクの伝達が可能な複数の歯車対と複数の噛合い伝達機構とを有する歯車式変速機であり、動力源の出力軸と、前記変速機の出力軸の間に、少なくとも1つの伝達トルク可変機構を備える変速機を制御するものであり、
    前記歯車対と前記噛合い伝達機構との連結を第1の連結から第2の連結へと切り替える際に、前記伝達トルク可変機構の少なくとも一つのトルク伝達状態を変更するように制御する自動変速機の制御方法であって、
    前記動力源の始動要求に先立って発生する始動要求を予測する始動要求予測信号を検出すると、前記伝達トルク可変機構を解放状態にし、若しくは、前記伝達機構の噛合いを解放してニュートラル状態となるように制御することを特徴とする自動変速機の制御方法。
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