JP2007190886A - プリンタ - Google Patents

プリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP2007190886A
JP2007190886A JP2006013612A JP2006013612A JP2007190886A JP 2007190886 A JP2007190886 A JP 2007190886A JP 2006013612 A JP2006013612 A JP 2006013612A JP 2006013612 A JP2006013612 A JP 2006013612A JP 2007190886 A JP2007190886 A JP 2007190886A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lens sheet
print head
printer
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006013612A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhito Suzuki
勝仁 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2006013612A priority Critical patent/JP2007190886A/ja
Publication of JP2007190886A publication Critical patent/JP2007190886A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Common Mechanisms (AREA)

Abstract

【課題】視差画像を視認する際の回転軸方向が、一方向に対して傾斜しているレンズシートに対して、印刷を適切かつ精度良く実行することができるプリンタを提供すること。
【解決手段】一方向を長手とする複数のレンズ12A1が配置されると共に、一方の面に対して複数の視差に対応する視差画像を形成するためのレンズシート12であって、視差画像を視認する際の回転軸方向が、一方向に対して傾斜しているレンズシート12に対して印刷を実行するためのプリンタ10であり、レンズシート12に対してインク滴を吐出させる印刷ヘッド32と、印刷ヘッド32をレンズ12A1の長手方向に沿う方向に回動させる回動機構26,27と、回動機構26,27によって印刷ヘッド32をレンズ12A1の長手方向に沿わせた状態で、印刷ヘッド32からのインク滴の吐出タイミングを制御する吐出制御手段100と、を具備している。
【選択図】図4

Description

本発明は、プリンタに関する。
各種の印刷技術の中には、多数のシリンドリカル凸レンズ(以下、凸レンズとする。)が並列配置されたレンチキュラーレンズを具備するレンズシートの記録層に、印刷画像を印刷するものがある。かかる印刷技術では、レンズシートの記録層に、凸レンズのピッチに対応させたストライプ状の細分化画像を多数並べて記録する。そして、細分化画像の種類に応じて、視認される画像が立体視されたり、見る角度を変えて動く写真(アニメーション)とすることが可能となる。
ところで、レンズシートは、通常、視認する際の回転軸方向が、凸レンズの長手方向に対して垂直または水平となっている配置が一般的である(特許文献1参照)。
特許第3471930号公報(段落番号0066〜0076、図1、図5、図8、図9等参照)
ところで、上述の特許文献1においては、凸レンズの長手方向が、紙送り方向に対して平行となるか、または垂直になる状態で、印刷を実行している。この場合、キャリッジの走査方向、または紙送り方向と、レンズ配列の向きとが平行となるため、印刷を実行し易い。
ここで、特許文献1等のように、視認する際の回転軸方向を、凸レンズの長手方向に対して垂直または水平となる状態で印刷を実行する場合、凸レンズ内での印刷可能な幅(印字幅)の関係上、扱える視差数は限られている。逆に、視差数が増加すると印字幅が減少してしまう。ところで、視差数は、印刷画像の滑らかさに影響を与える。また、1視差当たりの印字幅は、画質に影響を与える。
以上のような印字幅と視差数とを、共に良好に両立させるためには、例えばレンズシートを、その四辺が紙送り方向等に対して斜めとなるように配置し、その状態でレンズシートに対して印刷画像を形成する、という手法を採用することが考えられる。ここで、一般的な手法(回転軸方向に対して凸レンズの長手が水平または垂直となる配置)では、例えば、60LPIのレンズシートに印刷を実行する場合、印字解像度が2880dpiであるとすると、48ドット(=2880/60)の印字幅となる。しかしながら、印刷画像を45度傾斜させた場合、同じ印字解像度であるならば、約67ドット(≒48/cos(45×π/180))の印字幅となる。
しかしながら、現状のプリンタは、レンズシートを傾斜させて印刷することに対応していない。また、レンズシートを傾斜させた状態で印刷を実行する場合、見かけ上、その傾斜の分だけ幅寸法が大きくなったレンズシートへの印刷と同等となる。そのため、プリンタの紙送り機構の幅寸法を大型化等する必要が生じる場合がある。ここで、プリンタにサイズ的な制約がある場合には、レンズシートを傾斜させた状態での印刷が困難となる。
以上のことから、新たに、レンズシートの回転軸方向に対して凸レンズの長手が傾斜しているレンズシート(斜めレンズシート)を製作することが考えられるが、その際、当該斜めレンズシートへの印刷に、プリンタのメカニズムを対応させることが望まれている。
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、視差画像を視認する際の回転軸方向が、一方向に対して傾斜しているレンズシートに対して、印刷を適切かつ精度良く実行することができるプリンタを提供しよう、とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、一方向を長手とする複数のレンズが配置されると共に、一方の面に対して複数の視差に対応する視差画像を形成するためのレンズシートであって、視差画像を視認する際の回転軸方向が、一方向に対して傾斜しているレンズシートに対して印刷を実行するためのプリンタであり、レンズシートに対してインク滴を吐出させる印刷ヘッドと、印刷ヘッドを上記レンズの長手方向に沿う方向に回動させる回動機構と、回動機構によって印刷ヘッドをレンズの長手方向に沿わせた状態で、印刷ヘッドからのインク滴の吐出タイミングを制御する吐出制御手段と、を具備するものである。
このように構成した場合には、回動機構を具備するため、この回動機構によって、レンズの長手に沿わせるように印刷ヘッドを回転させることができる。それにより、レンズの長手が傾斜しているレンズシートにおいても、インク滴の吐出により形成されるドットは、レンズの長手方向に沿わせることができる。また、インク滴の吐出により形成されるドットを、レンズとレンズの間に存在しないようにすることもできる。そのため、レンズシートに対する印刷品質を良好にすることが可能となる。
また、レンズ当たりの印字幅が増えることにより、視差数も増やすことができる。加えて、従来のように印刷画像を切り抜く作業も必要なく、紙やレンズシート等に無駄な部分が生じるのを防ぐことが可能となる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、回動機構は、印刷ヘッドのスライドを支持する支持軸の一端側を支持すると共に、スライド可能に設けられるスライド部材と、スライド部材をスライドする駆動力を与える駆動手段と、を具備するものである。
このように構成した場合には、支持軸の一端側は、スライド部材によりスライド可能に設けられていると共に、このスライド部材は、駆動手段からの駆動力でスライド可能となっている。それにより、支持軸の一端側のみをスライドさせて、この支持軸に沿ってスライドする印刷ヘッドを、レンズの傾斜具合に合わせて傾斜させることができる。加えて、この回動機構では、印刷ヘッドの傾斜角度のみならず、印刷ヘッドのスライド方向も傾斜するので、インク吐出によりレンズシートに形成されるドットは、レンズが傾斜していないレンズシートに対する印刷と同様となる。それにより、レンズシートに対する印刷品質を一層良好にすることが可能となる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、回動機構は、印刷ヘッドのスライドを支持する支持軸に取り付けられている取付部位と、取付部位と印刷ヘッドが設けられるキャリッジとの間に回動可能に設けられる回動機構と、回動機構に対して回動のための駆動力を与える駆動手段と、を具備するものである。
このように構成した場合には、取付部位とキャリッジとの間に、回動機構が設けられ、駆動手段によって回動のための駆動力が与えられることにより、キャリッジおよび印刷ヘッドは、レンズの傾斜角度に対応させて回動させることができる。それにより、インク滴の吐出により形成されるドットは、レンズの長手方向に沿わせることができる。また、インク滴の吐出により形成されるドットを、レンズとレンズの間に存在しないようにすることもできる。そのため、レンズシートに対する印刷品質を良好にすることが可能となる。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、レンズシートの一方向が、回転軸方向に対して傾斜しているか否かを判断するための判断手段と、判断手段によって一方向が回転軸方向に対して傾斜していると判断された場合に、その傾斜の状態に応じて駆動手段を制御駆動させる駆動制御手段と、を具備するものである。
このように構成した場合には、判断手段において、レンズシートの回転軸方向が、一方向(レンズの長手方向)に対して傾斜しているか否かが判断され、駆動制御手段では、この判断において、回転軸方向が傾斜していると判断された場合に、傾斜状態に応じて駆動手段の駆動を制御する。このようにすれば、回転軸方向がレンズの一方向に対して傾斜しているレンズシートにおいても、通常のレンズシートと区別して、良好に印刷を行わせることができる。すなわち、レンズが傾斜していて、このレンズピッチごとに視認画像データに対応するインク滴を吐出させ、かつ斜め印刷に対応させることができる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、レンズシートを走査することにより、該レンズシートにおけるレンズのレンズピッチに応じたレンズ信号を出力するレンズ検出手段を具備すると共に、判断手段は、レンズ検出手段によって出力された副走査方向の異なる部位のレンズ信号を比較し、その比較によって一方向に対するレンズの傾斜角度を算出するものである。
このように構成した場合には、レンズ検出手段では、副走査方向のうち異なる部位で、レンズシートを走査して、レンズ信号を出力する。また、判断手段では、かかる異なる部位(2つ以上)のレンズ信号を比較し、その比較によりレンズの傾斜角度を算出する。
このようにすれば、レンズの長手方向の一方向に対する傾斜角度を適切に算出することが可能となる。そのため、レンズの傾斜角度を考慮して、適切な位置にインク滴を吐出させることが可能となる。それにより、レンズの傾斜角度を考慮せずにインク滴を吐出させる場合のように、印刷画像がずれたり、曲がったりするのを防止することができる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、判断手段は、レンズシートに光を照射し、このレンズシートから反射される光を読み取って、該レンズシートに対応する読み取りデータを出力するスキャナ手段と、読み取りデータから、レンズのレンズピッチまたはレンズ解像度に対応するパターン情報を算出すると共に、このパターン情報の計測に基づいてレンズピッチまたはレンズ解像度を算出する算出手段と、を具備するものである。
このように構成した場合には、スキャナ手段は、レンズシートに対して光を照射しつつ、レンズシートの読み取りデータを出力する。この場合、レンズシートには、複数のレンズが配置されているため、該レンズのレンズピッチまたはレンズ解像度に対応する情報も、読み取りデータに含まれる。また、算出手段は、読み取りデータから、レンズピッチまたはレンズ解像度に対応するパターン情報を算出し、さらに、このパターン情報の計測に基づいて、レンズピッチまたはレンズ解像度を算出する。
このようにすれば、スキャナ手段を用いてレンズシートを読み取らせれば、レンズピッチまたはレンズ解像度を簡易かつ自動的に算出することが可能となる。加えて、レンズの長手方向の一方向に対する傾斜角度も適切に算出することが可能となる。そのため、レンズの傾斜角度を考慮して、適切な位置にインク滴を吐出させることが可能となる。それにより、レンズの傾斜角度を考慮せずにインク滴を吐出させる場合のように、印刷画像がずれたり、曲がったりするのを防止することができる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、レンズシートは、四方の外縁により、その外観が矩形状を呈すると共に、外縁は回転軸方向に平行に設けられているものである。このように構成した場合には、回転軸方向が外縁に平行となるため、ユーザにとって、視認時の回転軸方向が分かり易い。また、プリンタにおける紙送り等の動作を行い易くなる。
以下、本発明のプリンタの一実施の形態について、図1から図21に基づいて説明する。なお、本実施の形態のプリンタ10は、インクジェット式のプリンタであるが、かかるインクジェット式プリンタは、インクを吐出して印刷可能な装置であれば、いかなる吐出方法を採用した装置でも良い。また、例えばレーザ方式、昇華型熱転写方式、ドットインパクト方式等のインクジェット式以外のプリンタについても、本発明は適用可能である。
なお、以下の説明においては、下方側とは、プリンタ10が設置される側を指し、上方側とは、設置される側から離間する側を指す。また、後述するキャリッジ30が移動する方向を主走査方向、主走査方向に直交する方向であってレンズシート12が搬送される方向を副走査方向とする。また、レンズシート12が供給される側を給紙側(後端側)、レンズシート12が排出される側を排紙側(手前側)として説明する。
また、以下の説明においては、括弧書きで表される各要素を順次説明する。なお、以下の説明においては、回動機構を備える構成(1)と、他の回動機構を備える構成(2)とは、選択的な要素であり、(1)および(2)のうち、いずれかのみを備えるのが原則であるが、回動機構を備える構成(1)および他の回動機構を備える構成(2)を、共に備える構成を採用しても良い。
<レンズシートについて>
最初に、印刷対象物であるレンズシート12について説明する。図1に示すように、レンズシート12は、表面に位置するレンチキュラーレンズ12Aと、このレンチキュラーレンズ12Aの裏面と接するインク吸収層12Bと、該レンズシート12の裏面に位置するインク透過層12Cとを具備している。これらのうち、レンチキュラーレンズ12Aは、一方向を長手とする複数のシリンドリカル凸レンズ(凸レンズ12A1)が、一定のピッチで並列配置された構成となっている。レンチキュラーレンズ12Aにおいては、それぞれの凸レンズ12A1を進行する光の焦点が、レンチキュラーレンズ12Aの裏面(インク吸収層12Bとの境界面Q)に位置するように、凸レンズ12A1の曲率が形成されている。
なお、本実施の形態では、レンチキュラーレンズ12Aにおける凸レンズ12A1の並びのピッチとしては、後述するスケール81のラインパターンの並びのピッチの整数倍とするものがある。例えば、スケール81のラインパターンが1/180インチである場合、凸レンズ12A1のピッチは、10lpi(lens per inch;1インチ当たりの凸レンズ12A1の本数)、20lpi、30lpi、45lpi、60lpi、90lpi、100lpi、130lpi、180lpiとするものがある。しかしながら、凸レンズ12A1のピッチは、該例示には限られず、これらのレンズピッチ以外に種々変更するようにしても良い。また、レンズシート12においては、通常は、製造誤差等によって、上述の凸レンズ12A1のピッチから、若干ずれが生じている。
また、インク透過層12Cは、ノズル33aから吐出されたインク滴が最初に付着する部分であり、該付着したインクが透過していく部分である。このインク透過層12Cは、例えば酸化チタン、シリカゲル、PMMA(メタクリル樹脂)等の微粒子、硫酸バリウム、ガラスファイバ、プラスチックファイバ等を材質として形成されている。また、インク吸収層12Bは、インク透過層12Cを透過したインクを吸収および/または固着させる部位である。このインク吸収層12Bは、例えばPVA(ポリビニルアルコール)等の親水性ポリマー樹脂、カチオン化合物、シリカ等の微粒子等を材質として形成されている。また、レンチキュラーレンズ12Aは、PET、PETG、APET、PP、PS、PVC、アクリル、UV樹脂等を材質として形成されている。
なお、インク吸収層12Bは透明であると共に、インク透過層12Cは、白色である。しかしながら、インク吸収層12Bが白色であっても良く、またインク透過層12Cが透明であっても良く、さらにインク透過層12Cとインク吸収層12Bの両方が透明であっても良い。また、本実施の形態では、インク透過層12Cが存在することにより、印刷後であっても、レンズシート12を直ぐに触ることが可能となっている。しかしながら、レンズシート12は、インク透過層12Cを具備しない構成を採用しても良い。
また、図2に示すように、本実施の形態におけるレンズシート12は、その外観が矩形状を為していると共に、該矩形状の外観を構成するレンズシート12の縁部12Eが、凸レンズ12A1の長手方向(一方向に対応)に対して傾斜する状態に設けられている。すなわち、凸レンズ12A1の長手方向は、矩形状のレンズシート12の外枠(縁部12E)に対して、傾斜する状態に設けられている。なお、凸レンズ12A1の縁部12Eに対する傾斜角度θは、本実施の形態では、10度程度に設けられている。しかしながら、傾斜角度は10度に限られるものではなく、例えば0.1度〜45度の範囲内で、種々の傾斜角度を採用することが可能となっている。
<プリンタの回動機構に係る構成(1)について>
図3他に示すように、プリンタ10は、キャリッジモータ(CRモータ22)によってキャリッジ30を主走査方向に往復動させるキャリッジ機構20、PFモータ41(紙送りモータに対応)によってレンズシート12を搬送する用紙搬送機構40等があり、その他、図3に示す制御部100が存在する。
ここで、キャリッジ機構20について説明する。キャリッジ機構20は、図3および図8他に示すように、キャリッジ30を具備している。また、キャリッジ機構20は、キャリッジ30を摺動可能に保持するキャリッジ軸21と、キャリッジモータ(CRモータ22)と、このCRモータ22に取り付けられている歯車プーリ23と、無端のベルト24と、歯車プーリ23との間にこの無端のベルト24を張設する従動プーリ25と、回動機構(斜め走査機構26)と、リニアエンコーダ80と、を備えている。
ここで、図4および図5に示すように、本実施の形態においては、キャリッジ機構20には、支持軸に対応するキャリッジ軸21を回動させるための回動機構(斜めに走査する機構;以下斜め走査機構26とする。)が設けられている。この斜め走査機構26は、スライド板261と、ガイドピン265と、ラックギヤ266と、ピニオンギヤ267と、回転軸268と、ギヤ輪列269と、を主要な構成としている。
キャリッジ軸21の一端側21a(図2参照)は、スライド部材に対応するスライド板261に支持されて、紙送り方向にスライド可能に設けられている。これに対して、キャリッジ軸21の他端側21b(図3参照)は、紙送り方向へのスライドを行わないように設けられている。すなわち、他端側21bは、不図示のシャーシに対して固定的に設けられる支持フレーム28の側板28aに対して、スライドしない状態で設けられている。それにより、キャリッジ軸21は、その他端側21bを支点として回動可能に設けられている。
なお、キャリッジ軸21の回動角度は、上述した凸レンズ12A1の傾斜角度θに対応している。すなわち、紙送り方向に垂直かつプラテン50に平行を為す状態であって、紙送りの下流側にスライドする向きに、10度を中心として、例えば0.2度〜45度の範囲内で回動可能に設けられている。しかしながら、キャリッジ軸21の回動角度は、紙送りの上流側にスライドする向きに、上述のような0.2度〜45度の範囲内で回動するように設けてもよい。また、上述の場合、例えば0.2度〜45度には限られず、0度より大きくければ、最大で何度回動する構成であっても良い。
なお、キャリッジ軸21の一端側21aを平面視すると、当該一端側21aは、円弧を描くように回動する。そのため、一端側21aは、他端側21bに対して、主走査方向における距離が若干近接する向きに移動する。しかしながら、回動する角度が10度程度と小さい場合には、主走査方向において移動する距離(近接する距離)は大きくない。そのため、スライド板261側に、主走査方向に若干近接する向きへの移動を許容する遊びを与えておけば、その移動量を吸収可能となる。なお、近接する向きへの移動量が大きい場合には、別途の構成が必要となる。
また、スライド板261の上端には、最も大面積のプレート部261aから、プリンタ10の長手方向の他端側(図示省略)に向かって折り曲げられる立設部262が設けられている。この立設部262のうち、折り曲げの先端側には、係止フック263が設けられている。係止フック263は、その先端が、該係止フック263の付け根よりもプレート部261aに向かうように折れ曲がっている。この係止フック263には、リニアスケール81の係止孔81aを介して、リニアスケール81が係止される。かかる係止により、リニアスケール81は、張設状態で支持可能となる。すなわち、図4および図5に示す斜め走査機構26では、キャリッジ軸21と共に、リニアスケール81もスライド可能に設けられているため、キャリッジ軸21の回動が為された後でも、キャリッジ30(印刷ヘッド32)の位置検出を精度良く行うことが可能となっている。
また、プレート部261aには、スライドガイド手段の一部として機能するガイド長孔264が設けられている。本実施の形態では、ガイド長孔264は例えば一対設けられていて、2つのガイド長孔264は、互いに一定の距離だけ離間している。このガイド長孔264には、ガイドピン265が差し込まれる。ガイドピン265は、側板28aから、プリンタ10の長手方向の他端側に向かって突出する部材である。かかるガイドピン265のガイド長孔264への差し込みにより、スライド板261は、紙送り方向に沿ってスライド可能となっている。なお、スライド板261のスライドを安定的とするためには、いずれかのガイド長孔264には、例えば2つのガイドピン265が差し込まれる構成とするのが好ましい。
また、プレート部261aのうち、下方側の縁部には、ラックギヤ266が設けられている。このラックギヤ266は、ピニオンギヤ267と噛み合っている。このピニオンギヤ267は、回転軸268を介して側板の外側のギヤ輪列269の最終段のギヤと同期回転するように設けられている。それにより、ピニオンギヤ267には、ギヤ輪列269を介して、不図示のモータ(駆動手段に対応)の駆動力が与えられる。
なお、スライド板261をスライドさせる(キャリッジ軸21を回動させる)ためのモータは、PFモータ41等の他のモータとは独立して設けられる構成としても良く、また、PFモータ41からの駆動力を分配する構成を採用しても良い。また、斜め走査機構26は、スライド板261のスライドと共に、ラックギヤ266とピニオンギヤ267の噛み合いによって実現しているが、ラックギヤ266とピニオンギヤ267の代わりにカム機構を設ける等によって、斜め走査機構26を実現する等、その他の構成を用いるようにしても良い。
なお、図4および図5に示す構成では、キャリッジ軸21の他端側21b(図2参照)は、紙送り方向へのスライドを行わないように設けられている。しかしながら、他端側21bは、一端側21aと同様に、スライドするように構成しても良い。この場合、他端側21bにも、スライド板261等が配置され、一端側21aと同様の構成となる。
<プリンタの他の回動機構に係る構成(2)について>
上述のような、キャリッジ軸21の一端側を回動させる回動機構(斜め走査機構26)以外の他の回動機構を採用しても良い。この例として、図6および図7に示すような、キャリッジ軸21に対して、印刷ヘッド32を回動させる構成がある。この場合も、印刷ヘッド32が回動する角度は、上述した凸レンズ12A1の傾斜角度θに対応していて、紙送り方向に垂直かつプラテン50に平行を為す方向に対して、10度を中心として、例えば0.2度〜45度の範囲内で回動可能に設けられている。なお、かかる回動機構は、印刷ヘッド32がキャリッジ軸21に対して傾斜する(斜めになる)状態で、インク滴を吐出する。そのため、以下の説明では、このタイプの回動機構を、斜め吐出機構27a,27bとして、以下に説明する。
図6に示す回動機構27aは、印刷ヘッド32がキャリッジ30に対して回動する構成となっている。かかる構成を採用する場合、例えば、キャリッジ30の下方に回転台271を設け、この回転台271に印刷ヘッド32が取り付けられる構成がある。この場合、不図示のモータ(駆動手段に対応)およびギヤをキャリッジ30に搭載することにより、キャリッジ30に対する印刷ヘッド32の回動が実現される。
なお、キャリッジ30に対して印刷ヘッド32が回転する場合、カートリッジ31と印刷ヘッド32との間を例えば柔軟性を有する材質により形成されるチューブで連結し、印刷ヘッド32の回動に対応させつつインクを供給する等、回転に配慮する構成が採用されている。また、例えばカートリッジ31から印刷ヘッド32に供給されるインク滴の流路を円弧状に形成する等により、回転に対応させるように構成しても良い。
また、図7に示す斜め吐出機構27bは、キャリッジ軸21に対する取付部位272に対して、キャリッジ30ごと回動する構成となっている。斜め吐出機構27bは、キャリッジ軸21に対してスライドさせることが可能な取付部位272を有している。この取付部位272の背面には、ベルト24の一部が固定されている。また、取付部位272は、軸孔273を有していて、この軸孔273にキャリッジ軸21が挿通されている。また、取付部位272には、上下方向に向かう軸挿通孔275を有する軸受274が設けられている。また、キャリッジ30には、軸受274に対応して、上下方向に沿う回動軸276が設けられる。この回動軸276は、キャリッジ30に対して固定的に設けられる。それにより、キャリッジ30が取付部位272に対して回動する構成が実現される。また、例えば取付部位272には、モータ277(駆動手段に対応)が配置されると共に、これら取付部位272および回動軸276には、ギヤ機構278が設けられる。それにより、モータ277を駆動させると、キャリッジ30の回動が実現される。
以上のようにすれば、印刷ヘッド32が、キャリッジ軸21に対して、相対的に傾斜する状態となり、その傾斜角度は、凸レンズ12A1の傾斜角度θに対応する状態とすることができる。なお、図4および図5に示される構成では、キャリッジ軸21の回動によって、主走査方向自体が回動している。これに対して、図6および図7に示される構成では、印刷ヘッド32が回動するものの、主走査方向自体は、従来のプリンタ10と同様に、回動しない状態となっている。このため、後述するように、印刷ヘッド32を駆動してインク滴を吐出させるための、印刷データは、図4および図5に示す斜め走査機構26を採用する場合と、図6および図7に示す斜め吐出機構27a,27bを採用する場合とでは、異なっている。
<プリンタのその他各種構成について>
図3等に示すように、プラテン50に対向する状態で、キャリッジ30が設けられている。キャリッジ30には、図3等に示すように、各色のインクカートリッジ31が着脱可能に搭載されている。また、キャリッジ30の下部には、印刷ヘッド32が設けられている。図9に示すように、印刷ヘッド32には、ノズル33aが列状に配置され、それぞれの色のインクに対応したノズル列33を形成している。なお、本実施の形態では、ノズル列33は、例えば180個のノズル33aから構成されており、このうち、180番目のノズル33aが給紙側、1番目のノズル33aが排紙側に位置している。
また、キャリッジ30の下部に設けられ、各インクに対応づけられたノズル列33には、ノズル33a毎に、ピエゾ素子(不図示)が配置されている。このピエゾ素子の作動により、インク通路の端部にあるノズル33aからインク滴を吐出することが可能となっている。なお、印刷ヘッド32は、ピエゾ素子を用いたピエゾ駆動方式に限られず、例えば、インクをヒータで加熱し、発生する泡の力を利用するヒータ方式、磁歪素子を用いる磁歪方式、静電気力を利用した静電方式、ミストを電界で制御するミスト方式等、その他の方式を用いるようにしても良い。
また、図8等に示すように、プリンタ10は、用紙搬送機構40を具備している。用紙搬送機構40は、レンズシート12等を搬送するためのPFモータ41(図3参照)、および普通紙等の給紙に対応する給紙ローラ42を具備している。また、給紙ローラ42よりも排紙側には、レンズシート12を搬送/挟持するためのPFローラ対43が設けられている。なお、PFローラ対43のうち、PF駆動ローラ43aは、PFモータ41からの駆動力が伝達され、レンズシート12の1ステップずつの搬送を可能としている。
また、図10に示すように、PFローラ対43の排紙側には、プラテン50および上述の印刷ヘッド32が上下に対向する様に配設されている。プラテン50は、PFローラ対43によって印刷ヘッド32の下へ搬送されてくるレンズシート12を、下方側から支持する。また、プラテン50よりも排紙側には、上述のPFローラ対43と同様の、排紙ローラ対44が設けられている。この排紙ローラ対44のうち、排紙駆動ローラ44aには、PF駆動ローラ43aと共に、PFモータ41からの駆動力が伝達される。
また、プリンタ10のうち、排紙側とは逆の後端側かつ給紙ローラ42の下方側には、開口部45が設けられている。開口部45は、レンズシート12等の折り曲げ困難な印刷対象物を、プリンタ10の後端側で通過させるための開口部分である。なお、レンズシート12は、単体で開口部45を通過する以外に、トレイ等に載置された状態で通過するようにしても良い。
また、図1および図11等に示すように、キャリッジ30の下面とプラテン50の間の部位には、レンズシート12における凸レンズ12A1のレンズピッチを検出する、レンズ検出手段に対応するレンズ検出センサ60が配置されている。レンズ検出センサ60は、レンズ検出手段に対応し、光の投受光方式(透過方式)のセンサであって、図1および図11等に示すように、発光部61と、受光部62とを有している。発光部61は、プラテン50側(下方側)に設けられ、受光部62は、キャリッジ30側(上方側)に設けられている。
これらのうち、発光部61は、多数の発光ダイオード(LED;light emitting diode)から構成されている。なお、LEDとしては、可視光または赤外光等の種々の波長の光を発するものがあるが、眩しさを抑える場合、赤外光を発する赤外LEDを用いるのが好ましい。また、発光部61は、プラテン50の後端側に存在する凹陥部51に設けられている。凹陥部51は、プラテン50の他の部分よりも窪んでいる部分である。この凹陥部51は、光源群611(光源612)が拡散板613に対して一定の距離だけ離間可能となるように、一定以上の深さ寸法を有する状態に設けられている。
また、受光部62は、例えば図9示すように、キャリッジ30の下面に取り付けられていて、しかも、主走査方向において、例えばホームポジションから離間する部位、かつ副走査方向において給紙側に取り付けられている。この受光部62は、例えばフォトトランジスタ、フォトダイオード等のような多数の受光素子から構成されている。また、受光部62は、光の出射部位にスリットを有していて、光の拡散を抑える構成を採用するのが好ましい。しかしながら、このような構成を採用せずに、光が拡散する構成を採用しても良い。
なお、発光部61が直下方式を採用する場合、その構成は、発光ダイオードを多数並べるものには限られず、主走査方向を長手とするライン状光源を用いるようにしても良い。ライン状光源としては、具体的には、陰極蛍光ランプ(CFL;Cathode Fluorescent Lamp)、冷陰極蛍光ランプ(CCFL;Cold Cathode Fluorescent Lamp)またはエレクトロルミネセンス(EL;Electro Luminescence)を用いることが可能である。また、発光部61は、その他、可視光または赤外光のようなレーザ光を生じさせることが可能なレーザ発振器、ランプ等を用いるようにしても良い。
また、発光部としては、直下方式を採用せずに、エッジライト方式の構成を採用するようにしても良い。この場合、発光部は、主走査方向の端部に配置される光源と、光源の光を主走査方向側に向けて反射するリフレクタと、光が内部を進行すると共に主走査方向を長手とする導光板と、導光板の下面側、側面側および導光板の長手方向の他端側に取り付けられ光を反射する反射部材と、上面側に向かって出射される光を拡散させる拡散フィルムと、導光板の下面に配置され光を拡散させる反射ドットと、を有する状態となる。
また、レンズシート12とノズル33aとの間の距離PGを測定すべく、キャリッジ30の下面には、レンズ検出センサ60以外に、ギャップ検出センサ70が存在するのが好ましい。図12は、距離PGを検出するギャップ検出センサ70の説明図である。図12に示すように、ギャップ検出センサ70は、発光部71と、2つの受光部(第1受光部72a及び第2受光部72b)とを有する。発光部71は、発光ダイオードを有し、レンズシート12に光を照射する。第1受光部72aおよび第2受光部72bは、受光した光量に応じた電気信号を出力する受光素子をそれぞれ有する。なお、第2受光部72bは、第1受光部72aと比較して、発光部71から遠い位置に設けられている。
発光部71から発せられた光は、レンズシート12に照射されると共に、反射される。反射された光は、上述の受光素子に入射され、この受光素子において入射した光量に応じた電気信号に変換される。ここで、距離PGが小さい場合、レンズシート12によって反射された光は、主に第1受光部72aに入射されるが、第2受光部72bには拡散光しか入射されない。したがって、第1受光部72aの出力信号は、第2受光部72bの出力信号よりも大きくなる。
一方、距離PGが大きい場合、反射された光は、主に第2受光部72bに入射され、第1受光部72bには拡散光しか入射されない。したがって、第2受光部72bの出力信号は、第1受光部72aの出力信号よりも大きくなる。このため、第1受光部72aと第2受光部72bの出力信号の比と距離PGとの関係を予め求めておけば、該出力信号の比に基づいて、レンズシート12等に対応する距離PGを検出することが可能である。この場合、受光部72a,72bの出力信号の比と距離PGとの関係に関する情報をテーブルとしてROM102や不揮発性メモリ104に記憶しておくのが良い。
このような出力信号の検出を、キャリッジ30を主走査方向へ駆動させつつ行う。この駆動に際して、後述するリニアエンコーダ80の位置検出と対応させることにより、レンズシート12の主走査方向における距離PGを検出することが可能となる。
なお、ギャップ検出センサ70は、上述のレンズ検出センサ60と兼用可能である。この場合、発光部61の光軸が傾斜するように配置し、距離PGに応じて第1受光部72aと第2受光部72bとの間における出力信号の比が変化するようにすれば、ギャップ検出センサ70とレンズ検出センサ60とを兼用させることが可能となる。
また、図3等に示すように、キャリッジ機構20には、位置検出手段に対応するリニアエンコーダ80が設けられている。リニアエンコーダ80は、黒色の印刷部分と光を透過する透明部分とからなるラインパターンが繰り返されるスケール81と、スケール81に向けて光を出力すると共に、該スケール81から反射される光を、電気的な信号(エンコーダ信号;以下、ENC信号とする。)に変換して制御部100に送信するリニアセンサ82とを有している。
次に、信号形成部90の構成について説明する。図13に示すように、信号形成部90は、フィルタ91と、アンプ(AMP)92と、2値化処理部93とを具備している。これらのうち、フィルタ91は、信号線94の一端側と接続されている。信号線94の他端側は、上述した受光部62(受光素子623)に接続されている。このため、受光部62で発生したアナログ信号は、この信号線94を介してフィルタ91に伝達されるが、フィルタ91では、アナログ信号(図14参照)のうち所定の帯域以外の周波数成分が除去される。それにより、図14に示すようなデジタル信号(レンズ信号)が生成される。
また、フィルタ91を通過した信号は、AMP92に入力され、所定の電圧等(一例として、40倍等)に増幅される。かかる増幅が為された信号は、続いて2値化処理部93に入力され、該入力された信号をしきい値を超えたか否かで、HレベルまたはLレベルの、2値の信号(2値化信号)とする。この状態で、後述する制御部100に2値化信号を入力し、H/Lの信号の切り替わりタイミングを検出することにより、レンズシート12のレンズピッチが計測可能となる。
次に、制御部100について説明する。制御部100は、各種の制御を行う部分であって、後述する変形例等で述べる吐出制御手段、駆動制御手段、判断手段、および算出手段に対応する部分であり、不図示の紙幅検出のためのPWセンサ、レンズ検出センサ60、ギャップ検出センサ70、リニアセンサ82、後述するロータリエンコーダ132、プリンタ10の電源をオン/オフする電源SW等)の各出力信号が入力される。図3に示すように、制御部100は、CPU101、各種のプログラムを記憶するROM102、データを一時的に蓄えるRAM103、不揮発性メモリ(PROM)104、ASIC105、ヘッドドライバ106等を具備していて、これらがバス107を介して接続されている。そして、これらの協働、または特有の処理を行う回路を追加する等によって、以下に述べる処理フローが実現される。
なお、以下の図15および図16における処理フローを実行する構成は、ハードウエア的に実現されても良く、またソフトウエア的に実現されても良い。
また、図3に示すように、プリンタ10は、インターフェース131を具備している。このインターフェース131を介して、コンピュータ130に接続されている。また、プリンタ10は、ロータリエンコーダ132を具備している。ロータリエンコーダ132は、上述のリニアエンコーダ80とは異なり、スケール132aが円盤状に設けられている。しかしながら、それ以外の構成は、リニアエンコーダ80と同様となっている。
<印刷を行うための基本的な処理フローについて>
以上のような構成を用いて、プリンタ10を作動させる場合のうち、印刷を行うための、基本的な処理フローについて、図15に基づいて説明する。なお、以下の説明では、図2に示すレンズシート12の傾斜角度θが、予めプリンタ10側で認識されており、当該傾斜角度θを反映させて、以後の処理を行うものとする。
図15は、図2に示すレンズシート12へ、印刷を実行する際の処理の概略を示す図である。この図15に示すように、まず、画像データを作成する処理を行う(S10)。画像データの作成は、プリンタ10にコンピュータ130が接続されている場合には、コンピュータ130側のハードディスク等に別途記憶されているプログラムで行われる。また、プリンタ10にコンピュータ130が接続されていない場合には、プリンタ10側の記憶部位に別途記憶されているプログラムで行われる。
次に、S10で作成された画像データに基づいて、印刷を実行する(S20)。印刷の実行に際しては、上述の回動機構(図4および図5に示す斜め走査機構26であるか、または図6および図7に示す斜め吐出機構27a,27bであるか)のいずれかが作動して、印刷が実行される。
<画像データを作成する処理フローについて>
図16は、画像データを作成するための処理の概略を示す図である。この図16に示すように、最初に画像データの変形処理を行う(S101)。このイメージを、図17〜図20に基づいて説明する。図17(A)は、通常のプリンタ10に対応する画像データのイメージである。この場合、斜め走査機構26を備えない、通常のプリンタ10で印刷を行うのであれば、図17(A)に示す、4つの画像データが合成されて、長方形状の印刷画像がレンズシート12に形成される。
しかしながら、図17(A)の画像データを、何等加工せずに、そのまま斜め走査機構26を作動させて、所定の傾斜角度θだけ傾斜させた状態で印刷を行うと、印刷後に作成される印刷画像は、見かけ上、図17(B)に示す画像データに基づいて印刷が為されるのと等しい状態となる。つまり、所定の傾斜角度θに何等対応させないでは、印刷後の印刷画像は、右上がりの状態となってしまう。
そこで、斜め走査機構26を作動させた後に画像データを作成する場合、まず図18(A)に示される元の画像データのそれぞれに基づいて、斜め走査機構26の作動により右上がりとなる傾斜角度θの分が相殺されるように、傾斜角度θの分だけ右下がりとなるように変形させる。このとき、図18(B)に示す状態となる。その後、それぞれの元の画像データに対して、解像度変換処理および画像合成処理を行う。
また、斜め吐出機構27a,27bを作動させる場合、図19(A)の画像データを、何等加工せずに、そのまま斜め吐出機構27a,27bを作動させて、所定の傾斜角度θだけ傾斜させた状態で印刷を行うと、印刷後に作成される印刷画像は、見かけ上、図19(B)に示す画像データに基づいて印刷が為されるのと等しい状態となる。つまり、所定の傾斜角度θに何等対応させないでは、印刷後の印刷画像は、図19(B)に示す状態(上部が左寄り)となる。
そこで、斜め吐出機構27a,27bを作動させた後に画像データを作成する場合、まず図20(A)に示される元の画像データのそれぞれに基づいて、斜め吐出機構27a,27bの作動により、上部が左寄りとなる傾斜角度θの分が相殺されるように、傾斜角度θの分だけ上部が右寄りとなるように変形させる処理を行う。このとき、図20(B)に示す状態となる。
以上のような、S101の処理の後、短冊画像を作成・結合する処理を行う(S102)。この短冊画像を作成する処理では、それぞれの元の画像データに対して、解像度変換処理および画像合成処理が行われる。
ここで、解像度変換処理では、例えば印刷サイズが100mm(横;主走査方向)×148mm(縦;副走査方向)、レンズ解像度が60LPI、印刷解像度が1440dpiである場合、主走査方向の画素数は、236画素(≒148/25.4/1440))となる。なお、このときの236画素は、主走査方向における凸レンズ12A1のレンズ本数となっている。
かかる解像度変換後、画像合成処理を行うが、このとき、1つの凸レンズ12A1の中に配置できる各視差の画素数を考慮しつつ、短冊状の画像データを結合していく。例えば、視差数が4である場合、1つの凸レンズ12A1の中における、1つの視差当たりの画素数は、6画素(=(1440/60)/4)となる。ここで、短冊画像を合成する場合、それぞれの元の画像データから順に、1つの凸レンズ12A1の分の画像データ(=1×8390)を取り出し、それを画素数分だけ乗算し(=6×8390)、その後に、視差順に、画素数分だけ乗算された画像データを結合していく。それにより、1つの凸レンズ12A1の分の短冊状の画像データ(=24×8390)が完成する。この処理を、凸レンズ12A1の本数分だけ、繰り返し行う。そして、各短冊状の画像データを結合して、短冊画像を作成・結合する処理が終了する(図18(C)および図20(C)の状態)。
この後に、画像合成処理により作成された画像データに対して、ハーフトーン処理等を行う(S103)。なお、ハーフトーン処理に併せて、RGB系からプリンタ10で表現可能なCMYK系へと色変換処理を行うようにするのが好ましく、さらに印刷データの作成まで行わせるのが好ましい。印刷データとは、主走査方向への走査時のドットの記録状態を示すラスタデータと、副走査方向の送り量を示すデータ等である。
<印刷時の処理フローについて>
続いて、印刷時の処理フローに関して、図21に基づいて説明する。まず、レンズシート12の縁部を基準として、インク滴を吐出するか否かを判断する(S201)。この判断において、縁部を基準としてインク滴を吐出する場合(Yesの場合)には、ENC信号に基づいて、インク滴を吐出する設定とする(S202)。ここで、ENC信号を基準とする場合とは、レンズピッチが正確である等、一定の条件を満たす場合である。
また、上述のS201の判断において、縁部を基準とせずに、インク滴を吐出する場合(Noの場合)には、レンズ信号を基準として、インク滴を吐出する設定とする(S203)。この場合、上述のレンズ検出センサ60を用いて、レンズシート12のレンズピッチを検出しながら、印刷を実行する状態となる。
また、上述のS202、S203における設定が終了した後に、続いて、斜め印刷に対応させるために、斜め印刷の設定をオンとする(S204)。このとき、斜め走査機構26を備える構成では、キャリッジ軸21が傾斜角度θだけ回動する。また、斜め吐出機構27a,27bを備える構成では、キャリッジ軸21は傾斜せずに、印刷ヘッド32が傾斜角度θだけ回動する。
そして、上述のS204での設定が為された後に、各設定に対応する印刷を実行する(S205)。以上のようにして、印刷が実行される。なお、印刷が実行されると、図18(D)および図20(D)に示される印刷画像が形成される。
このような構成のプリンタ10によれば、斜め走査機構26または斜め吐出機構27を具備する場合、当該斜め走査機構26または斜め吐出機構27によって印刷ヘッド32を凸レンズ12A1の長手に沿わせるように回転させることができる。それにより、図2に示されるようなレンズシート12においても、印刷ヘッド32からのインク滴の吐出により形成されるドットは、凸レンズ12A1の長手方向に沿わせることが可能となる。また、インク滴の吐出により形成されるドットを、凸レンズ12A1と凸レンズ12A1の間に存在しない(跨らない)ようにすることもできる。そのため、視差画像が印刷されると、視差毎の画像の切り替わりが良好となる等、印刷品質を向上させることが可能となる。
また、凸レンズ12A1当たりの印字幅が増えることにより、視差数も増やすことができる。加えて、従来のように印刷画像を切り抜く作業も必要なく、紙やレンズシート等に無駄な部分が生じるのを防ぐことが可能となる。
また、図4および図5に示される斜め走査機構26では、キャリッジ軸21の一端側21aは、モータの駆動力およびスライド板261を介してスライド可能に設けられている。このため、キャリッジ軸21を、他端側21bを支点として回動させることが可能となり、該回動によって印刷ヘッド32を凸レンズ12A1の傾斜具合に合わせて傾斜させることができる。それにより、良好な印刷が実現可能となる。加えて、この斜め走査機構26では、図23に示すように、印刷ヘッド32の傾斜角度のみならず、印刷ヘッド32のスライド方向も傾斜する。そのため、インク滴の吐出によりレンズシート12に形成されるドットは、凸レンズ12A1が傾斜していない通常のレンズシートに対する印刷と同様となる。それにより、レンズシート12に対する印刷品質を一層良好にすることが可能となる。
さらに、図6および図7に示される斜め吐出機構27a,27bでは、キャリッジ軸21は回動しないものの、印刷ヘッド32を回動させることができる。それにより、印刷ヘッド32は、凸レンズ12A1の傾斜角度θに対応させて回動可能となり、インク滴の吐出により形成されるドットは、隣り合う凸レンズ12A1の間に存在せずに、凸レンズ12A1の谷間等に沿わせることができる。そのため、レンズシート12に対する印刷品質を良好にすることが可能となる。
また、レンズシート12は、その外観が矩形状を呈すると共に、縁部は基準方向Lに平行に設けられている。それにより、レンズシート12の基準方向Lが縁部に平行となり、ユーザにとって、視認時の基準方向Lが分かり易い。また、プリンタ10における紙送り等の動作を行い易くなる。
なお、本実施の形態では、レンズシート12の基準方向Lは、凸レンズ12A1の長手に対して傾斜角度θで傾斜している。このため、レンズシート12を回転させると、凸レンズ12A1の表面の角度は、凸レンズ12A1を横切る方向のみならず、レンズシート12の基準方向Lに沿っても変化する。それにより、視差画像を構成する圧縮原画像データを、横切る方向に直線状に配置するのみならず、平面状に配置することができ、複数の視差に対応する視差画像を視認する場合、視差画像の切り替わりが滑らかになり、視認するユーザに自然な印象を与えることが可能となる。
以上、本発明の一実施の形態について述べたが、本発明は、種々変形可能である。以下、それについて述べる。
また、上述の実施の形態においては、レンズ検出センサ60は、ホームポジションから離間する部位に、1つのみ設けられている。しかしながら、レンズ検出センサ60の個数は1つには限られず、キャリッジ30に複数個設けるようにしても良い。例えば、キャリッジ30の下面のうち、主走査方向の両端にそれぞれレンズ検出センサ60を取り付ける場合、キャリッジ30の往復動のそれぞれにおいて、印刷よりも先にレンズピッチを計測することが可能となり、レンズシート12に対する印刷を往復動のそれぞれで実行可能となる。
また、上述の実施の形態では、ENC信号およびレンズ信号は、パルス信号であると共に、エンコーダ周期情報/レンズ周期情報は、これらのポジティブエッジ/ネガティブエッジとなっている。しかしながら、ENC信号およびレンズ信号がアナログ信号であっても良い。これらがアナログ信号である場合、電圧の所定のしきい値を、エンコーダ周期情報/レンズ周期情報とすれば、カウント値等を算出することが可能となる。
また、上述の実施の形態では、レンズシート12は、凸レンズ12A1が多数並べられる構成となっているが、レンズシートはこれには限られず、凹レンズが多数並べられる構成のレンズシートであっても良い。なお、この場合には、上述の各処理は、ポジティブエッジではなく、ネガティブエッジを検出したときを基準とするのが好ましい。
また、上述の実施の形態では、規定の傾斜角度θのレンズシート12に対して、印刷を実行する場合について述べている。しかしながら、制御部100等で、傾斜角度(図2における傾斜角度θ)がどれぐらいか、算出する処理を行うようにしても良い。かかる算出は、例えば図22に示すように、地点Aと、この地点Aに対して副走査方向に沿って所定距離だけ離間している地点Bとの間の距離Qを計測する。また、副走査方向に垂直な凸レンズ12A1の横断方向に沿う直線上のA地点に対する右隣または左隣のいずれか(図22では右隣)に存在する谷部分までの距離ALと、上述の横断方向上の地点Bに対する右隣または左隣のいずれか(図22では右隣)に存在する谷部分までの距離BLとを計測する。そして、これら距離AL,BLおよび距離Qの計測が終了した後に、続いて、傾斜角度θの計算を行う。θを度で表す場合、傾斜角度θは、θ=ATAN(Δ/Q)×180/πによって求められる。なお、Δは、距離BLと距離ALとの間の差分である。以上のようにして、凸レンズ12A1の傾斜角度θが算出される。
このようにすれば、上述のプリンタ10のように、地点A、地点Bを通るように印刷ヘッド32を走査させる等によって、レンズシート12が、通常のレンズシートであるか、または凸レンズ12A1が傾斜している状態となっているか判断することができる。このため、傾斜していると判断された場合でも、通常のレンズシートと区別して、良好に印刷を行わせることができる。すなわち、凸レンズ12A1が傾斜していて、このレンズピッチに対応させてインク滴を吐出させ、かつ斜め印刷に対応させることが可能となる。
なお、図22に示すように、2点においてレンズピッチの計測を行う場合、凸レンズ12A1の長手方向の一方向に対する傾斜角度θを適切に算出することが可能となり、凸レンズ12A1の傾斜角度を考慮して、適切な位置にインク滴を吐出させることが可能となる。それにより、凸レンズ12A1の傾斜角度を考慮せずにインク滴を吐出させる場合のように、印刷画像がずれたり、曲がったりするのを防止可能となる。
また、上述の実施の形態では、プリンタ10は、印刷のみを行うものには限られず、コピー/ファックス/スキャナ機能も兼ねている複合的なプリンタであっても良い。また、上述の実施の形態においては、レンズシート12に対して印刷画像を直接印刷する、直描型の場合について述べている。しかしながら、別途印刷された印刷物をレンズシートに貼り合わせる、分離型の場合についても、本発明を適用することは勿論可能である。なお、スキャナ機能を備えるプリンタを用いる場合、当該スキャナ機能がスキャナ手段および判断手段の一部に対応する。
このとき、スキャナ機能により、レンズシート12に対して光が照射され、レンズシート12に対して光を照射しつつ、レンズシート12の読み取りデータを出力する。この場合、レンズシート12には、複数の凸レンズ12A1が配置されているため、レンズシート12のレンズピッチまたはレンズ解像度に対応する情報も、読み取りデータに含まれる。また、制御部100では、読み取りデータから、レンズピッチまたはレンズ解像度に対応するパターン情報を算出し、さらに、このパターン情報の計測に基づいて、レンズピッチまたはレンズ解像度を算出する。
このようにすれば、スキャナ機能を用いてレンズシート12を読み取らせれば、レンズピッチまたはレンズ解像度を簡易かつ自動的に算出することが可能となる。加えて、凸レンズ12A1の長手方向の一方向に対する傾斜角度も適切に算出することが可能となる。そのため、凸レンズ12A1の傾斜角度を考慮して、適切な位置にインク滴を吐出させることが可能となる。それにより、凸レンズ12A1の傾斜角度を考慮せずにインク滴を吐出させる場合のように、印刷画像がずれたり、曲がったりするのを防止可能となる。
本発明に係るレンズ検出センサの構成を示す正面断面図である。 レンズシートの概略構成を示す平面図である。 プリンタの構成を示す概略図である。 キャリッジ軸の一端側を移動させる回動機構の構成を示す斜視図である。 回動機構を側板の外側から見た構成を示す斜視図である。 印刷ヘッドが回転する回動機構を示す底面図である。 キャリッジと取付部材との間で回動する回動機構を示す斜視図である。 プリンタの紙送りに関する部分の一側断面図である。 キャリッジの下面を示す底面図である。 プラテン付近の形状を示す側断面図である。 レンズ検出センサ等の構成を示す側断面図である。 ギャップセンサの構成を示す模式図である。 信号出力部の構成を示すブロック図である。 レンズピッチ検出のアナログ信号とデジタル信号を示す図である。 印刷を行うための基本的な処理フローを示す図である。 画像データを作成するための処理の概略を示す図である。 斜め走査機構を用いて処理を行わない場合のイメージを示す図である。 斜め走査機構を用いて適切な画像処理を行うイメージを示す図である。 斜め吐出機構を用いて処理を行わない場合のイメージを示す図である。 斜め吐出機構を用いて適切な画像処理を行うイメージを示す図である。 印刷を実行するための処理フローを示す図である。 傾斜角度の算出を説明すると共に、レンズ信号を示す図である。
符号の説明
10…プリンタ、12…レンズシート、12A1…凸レンズ、20…キャリッジ機構、21…キャリッジ軸(支持軸に対応)、26…斜め走査機構(回動機構に対応)、27…斜め吐出機構(回動機構に対応)、30…キャリッジ、50…プラテン、60…レンズ検出センサ(レンズ検出手段に対応)、61…発光部、62…受光部、80…リニアエンコーダ、81…スケール、100…制御部(制御手段および判断手段に対応)、261…スライド板(スライド部材に対応)、277…モータ(駆動手段に対応)

Claims (7)

  1. 一方向を長手とする複数のレンズが配置されると共に、一方の面に対して複数の視差に対応する視差画像を形成するためのレンズシートであって、上記視差画像を視認する際の回転軸方向が、上記一方向に対して傾斜しているレンズシートに対して印刷を実行するためのプリンタであり、
    上記レンズシートに対してインク滴を吐出させる印刷ヘッドと、
    上記印刷ヘッドを上記レンズの長手方向に沿う方向に回動させる回動機構と、
    上記回動機構によって上記印刷ヘッドを上記レンズの長手方向に沿わせた状態で、上記印刷ヘッドからのインク滴の吐出タイミングを制御する吐出制御手段と、
    を具備することを特徴とするプリンタ。
  2. 前記回動機構は、
    前記印刷ヘッドのスライドを支持する支持軸の一端側を支持すると共に、スライド可能に設けられるスライド部材と、
    上記スライド部材をスライドする駆動力を与える駆動手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  3. 前記回動機構は、
    前記印刷ヘッドのスライドを支持する支持軸に取り付けられている取付部位と、
    上記取付部位と前記印刷ヘッドが設けられるキャリッジとの間に回動可能に設けられる回動機構と、
    上記回動機構に対して回動のための駆動力を与える駆動手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  4. 前記レンズシートの一方向が、前記回転軸方向に対して傾斜しているか否かを判断するための判断手段と、
    上記判断手段によって前記一方向が前記回転軸方向に対して傾斜していると判断された場合に、その傾斜の状態に応じて前記駆動手段を制御駆動させる駆動制御手段と、
    を具備することを特徴とする請求項2または3記載のプリンタ。
  5. 前記レンズシートを走査することにより、該レンズシートにおける前記レンズのレンズピッチに応じたレンズ信号を出力するレンズ検出手段を具備すると共に、
    前記判断手段は、上記レンズ検出手段によって出力された副走査方向の異なる部位の上記レンズ信号を比較し、その比較によって上記一方向に対する上記レンズの傾斜角度を算出する、
    ことを特徴とする請求項4記載のプリンタ。
  6. 前記判断手段は、
    前記レンズシートに光を照射し、このレンズシートから反射される光を読み取って、該レンズシートに対応する読み取りデータを出力するスキャナ手段と、
    上記読み取りデータから、前記レンズのレンズピッチまたはレンズ解像度に対応するパターン情報を算出すると共に、このパターン情報の計測に基づいて上記レンズピッチまたはレンズ解像度を算出する算出手段と、
    を具備することを特徴とする請求項4記載のプリンタ。
  7. 前記レンズシートは、四方の外縁により、その外観が矩形状を呈すると共に、上記外縁は前記回転軸方向に平行に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のプリンタ。
JP2006013612A 2006-01-23 2006-01-23 プリンタ Withdrawn JP2007190886A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006013612A JP2007190886A (ja) 2006-01-23 2006-01-23 プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006013612A JP2007190886A (ja) 2006-01-23 2006-01-23 プリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007190886A true JP2007190886A (ja) 2007-08-02

Family

ID=38446933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006013612A Withdrawn JP2007190886A (ja) 2006-01-23 2006-01-23 プリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007190886A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4289358B2 (ja) プリンタおよび印刷方法
JP2007076084A (ja) 印刷装置、および、印刷方法
JP5824923B2 (ja) 液体吐出装置
JP5516263B2 (ja) 記録装置
JP4652929B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP4661533B2 (ja) レンズシート計測装置、このレンズシート計測装置を備える印刷装置およびレンズシート計測方法
US7233014B2 (en) Medium detection apparatus and medium detection method
JP4337823B2 (ja) プリンタおよび印刷方法
JP4997775B2 (ja) プリンタ
JP4752387B2 (ja) 印刷装置、および、印刷方法
JP2008155389A (ja) プリンタ、画像処理装置および印刷方法
JP4844142B2 (ja) プリンタ
JP2007190886A (ja) プリンタ
JP2007196602A (ja) プリンタ
JP2007127832A (ja) 光学シート、プリンタおよび印刷方法
JP2007199452A (ja) 画像処理装置、印刷装置および印刷方法
JP2007144973A (ja) プリンタおよび印刷方法
JP2009104154A (ja) レンズシート
JP2007125790A (ja) プリンタおよび印刷方法
JP2007098830A (ja) 印刷装置および印刷方法ならびに印刷用プログラム
JP2007038597A (ja) プリンタおよびレンズ検出方法
JP4797524B2 (ja) 画像処理装置、印刷装置および印刷方法
JP5130863B2 (ja) 画像検査装置、画像検査方法および検査用画像作成方法
JP5459323B2 (ja) 印刷装置
JP5287971B2 (ja) 印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090407