JP2007181156A - 発音体モジュール,それを利用した発音構造体及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】音圧特性を確保しつつ、薄型で実装性にも優れた圧電型の発音体モジュールと、それを利用した発音構造体及び電子機器を提供する。
【解決手段】発音体モジュール10は、振動板14の表裏に圧電素子20及び40が貼り合わせられた圧電振動板12と、保持部材50及び音響空間形成部材60を貼り合わせた構造となっている。前記保持部材50には、前記圧電振動板12の振動を妨げないようにするための窓52と引出部54が形成され、音響空間形成部材60には、音響空間62,引出部64,導音路66が形成される。前記保持部材50に、圧電振動板12及び音響空間形成部材60を貼り付けると、導音路66を予め備えた薄型の発音体モジュール10が形成される。前記発音体モジュール10は、側面94に放音孔96が設けられた筐体90の内側に実装される。
【選択図】図1

Description

本発明は、発音体モジュール,それを利用した発音構造体及び電子機器に関し、更に具体的には、薄型化と実装性の改善に関するものである。
例えば、携帯電話で使用されている音響変換電子部品としては、電磁誘導を利用したダイナミック型のものと、圧電現象を利用した圧電型のものがある。これらのうち、ダイナミック型の音響変換電子部品は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)などの樹脂からなる振動板,駆動源のコイル,コイルを取り囲む磁石,ステンレスなどの金属製のケースやカバーから構成されており、構造が複雑で部品点数も多い。また、コイルが存在するためにある程度の厚みを確保しなければならず、薄型化に適しているとはいいがたい。
一方、圧電型の音響変換電子部品は、音に変換する圧電振動板のほか、該圧電振動板を支持する構造体として、ケースやカバーを用いている。例えば、圧電スピーカなどの圧電振動板(圧電発音体)は、振動板の少なくとも一方の主面に圧電素子が貼り合わせられており、前記振動板の縁部が前記ケースやカバーに取り付けられている。前記振動板としては、例えば、ステンレスなどの金属板やPETなどの樹脂板が用いられ、圧電素子としては、例えば、PZTなどの圧電セラミックスが用いられる。前記ケースやカバーとしては、例えば、ステンレスなどの金属やPPSなどの樹脂が用いられる。また、これらケースやカバーは、圧電発音体の音響空間を形成するためにも用いられるが、ケースやカバーを用いずに、両面テープリングのみで、圧電振動板の固定から音響空間形成までをこなす場合もある。
例えば、以下の特許文献1及び特許文献2には、フレームないしケースの内側に設けた段差によって支持される圧電音響装置が開示されている。
特開2002−223497公報 特開2003−158794公報
以上のような圧電発音体は、一般的には電子機器の筐体内部に実装される。具体的には、電子機器の筐体の内面に貼り付けられ、圧電発音体の内側の筐体に形成された孔(放音孔)から音を発生させる構造がとられる。このような実装例としては、以下の特許文献3の圧電発音器及び特許文献4の携帯通信端末器がある。
特開平10−150697号公報 特開2002−77346公報
また、実装空間を有効に用いるために、他の電子部品(例えば、液晶表示装置)に圧電発音体を貼り付けたり(例えば、特許文献5)、前記電子部品内部に圧電発音体を包含したモジュールとして電子機器の筐体内部に実装し、筐体に形成された放音孔から音を発生させる構造としたりする場合がある。
特開2005−117201公報
上述した圧電発音体は、構造が簡単で部品点数も少なく軽量化が可能であるとともに、圧電振動板の振幅さえ確保できれば薄型化が可能である。しかしながら、上述した特許文献1及び2のように、ケースないしフレームに段差を設ける構成では、ケース自体の厚みがあるため大幅な薄型化を図ることはできないという不都合がある。また、ケースを形成するための金型なども必要になる。次に、前記特許文献3及び4のように、電子機器の筐体内部に実装する場合は、筐体側に音響空間を設定する必要がある。このほか、圧電発音体の横方向から音を導くためには、別途筐体に音を導く通路を設定する必要がある。
また、前記特許文献5のように、他の電子部品に圧電発音体を貼り付ける場合は、音響空間を調整する必要があり、音を前面に誘導する構造を別途設ける必要もあるという不都合がある。更に、他の電子部品内部に圧電発音体を包含したモジュールとして電子機器の筐体内部に実装する場合も、モジュールに音響空間を予め設定しておく必要がある。従って、圧電発音体側に音響空間を予め設定しておくことができれば、音圧特性の確保,薄型化,実装性の面からも都合がよい。
本発明は、以上の点に着目したもので、その目的は、音圧特性を確保しつつ、薄型で実装性にも優れた圧電型の発音体モジュールを提供することである。他の目的は、前記発音体モジュールを利用した発音構造体及び電子機器を提供することである。
前記目的を達成するため、本発明の発音体モジュールは、振動板の主面に圧電素子を備えた圧電振動板,該圧電振動板を保持するフィルム状の保持部材,前記圧電素子の音響空間を形成するフィルム状の音響空間形成部材,を備えるとともに、前記保持部材及び音響空間形成部材を貼り合わせたことを特徴とする。
主要な形態の一つは、前記音響空間形成部材が、前記音響空間に連続する少なくとも1つの導音路を備えたことを特徴とする。他の形態は、前記導音路の幅をW,前記圧電振動板の直径をφとしたときに、1/2φ≦W≦φの関係を満たすことを特徴とする。更に他の形態は、前記音響空間形成部材の厚みをtとしたときに、0.2mm≦t≦4.0mmであることを特徴とする。
更に他の形態は、(1)前記保持部材と音響空間形成部材が、同一の材料により構成されること,(2)前記保持部材及び音響空間形成部材の少なくとも一方が、樹脂フィルムであること,(3)前記樹脂フィルムが、PETであること,(4)前記保持部材及び音響空間形成部材の少なくとも一方が、緩衝材フィルムであることを特徴とする。更に他の形態は、一対の前記保持部材及び音響空間形成部材に対して、複数の圧電振動板を配置したことを特徴とする。
本発明の発音構造体は、請求項1〜9のいずれかに記載の発音体モジュールを利用した発音構造体であって、前記発音体モジュールが直接または間接的に取り付けられる筐体が、放音孔を有することを特徴とする。
本発明の電子機器は、請求項1〜9のいずれかに記載の発音体モジュール又は請求項10記載の発音構造体を備えたことを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本発明は、圧電振動板を保持する保持部材と、前記圧電振動板の音響空間を形成する音響空間形成部材をともにフィルム状とし、これらを貼り合わせた発音体モジュールを形成することで、製造が容易になるとともに、薄型化が可能となる。また、発音体モジュールに音響空間が設定されているため、音圧特性の確保及び実装性の向上を図ることができるという効果が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
<基本構成>・・・最初に、図1〜図6を参照しながら本発明の実施例1を説明する。まず、図1を参照して、本実施例の基本構成を説明する。図1(A)は、本実施例の発音体モジュールの分解斜視図,図1(B)は、前記発音体モジュールを組み立てた状態で、前記(A)を#A−#A線に沿って切断し、矢印方向に見た断面図である。図1(C)は、前記発音体モジュールの実装例を示す断面図である。前記図1(C)に示すように、本実施例の発音体モジュール10は、電子機器の筐体90の内側に実装されるものである。
図1(A)及び(B)に示すように、発音体モジュール10は、圧電振動板12と、フィルム状の保持部材50及び音響空間形成部材60を積層した構造となっている。前記圧電振動板12は、ステンレスなどの金属やPET(ポリエチレンテレフタレート)などの樹脂材料によって形成された略円形の振動板14の表裏に、圧電素子20及び40が貼り合わせられたバイモルフ構造となっている。
図2(A)には、前記圧電振動板12の積層構造の一例が示されている。前記振動板14は、絶縁性であって屈曲に優れた材料,例えば、PETなどの絶縁フィルムからなる絶縁板15の一方の主面に、例えば、銀,銅,カーボンのペーストなどにより形成された一対の導体パターン16及び18を設けた構成となっている。前記絶縁板15には、径方向に突出した一対の突出部15A及び15Bが設けられている。
前記圧電素子20は、PZTなどの圧電セラミックスによって形成された圧電層22A及び22Bと、電極層24A〜24C及び26A〜26Cを交互に積層し、各圧電層を挟んで電極層が対向した構造となっている。電極層24A〜24C,26A〜26Cとしては、例えば、AgやAg/Pd合金などの導電層などが利用される。まず、略円形の圧電層22Aの一方の主面(図2(A)では上面)には、それぞれ異なる極性の信号電圧が印加される一対の電極層24A及び26Aが、圧電層22Aの主面をほぼ2等分した各々の領域に、互いに離間するように形成されている。2層目の圧電層22Bの両面には、それぞれ異なる極性の信号電圧が印加される一対の電極層24B及び26Bと、電極層24C及び26Cが形成されている。これら電極層24B,26B,24C,26Cも、圧電層22Bのほぼ中心を通る分割線36を境として、ほぼ半月状となっている。また、前記電極層24A,24B,24Cに印加される信号電圧の極性が同じになり、電極層26A,26B,26Cに印加される信号電圧の極性が同じになるように配置されている。すなわち、圧電層を挟んで対向する電極層に、それぞれ異なる極性の信号電圧が印加されるように配置される。
また、前記圧電層22Aには、スルーホール28A及び30Aが設けられ、圧電層22Bには、スルーホール28B及び30Bが形成される。一方、2層目の電極層24Bと26Bが対向する縁部には、前記分割線36を越えて互いの領域に達する突出形状32及び34が形成されている。なお、前記スルーホール28A,30A,28B,30Bは分割線36からずれた位置となるように形成されている。そして、前記電極層24A〜24Cは、スルーホール28A,28B,突出形状32によって厚み方向にほぼ直線的に電気的に接続されており、全て共通電位となっている。また、電極層26A〜26Cは、スルーホール30A,30B,突出形状34によって、厚み方向にほぼ直線的に接続されており、全て共通電位となっている。そして、前記電極層24Cが、絶縁板15の主面上に設けられた一方の導体パターン16に接触し、電極層26Cが他方の導体パターン18に接触するように、図示しない導電性接着剤などにより貼り合わせられる。なお、図示しないが、前記絶縁板15の他方の面にも、前記圧電素子20と同様の構成の圧電素子40が設けられており、該振動板14の表裏で導通可能となっている。
このような圧電振動板12では、引出電極となる導体パターン16及び18の引出部16A及び18Aから、前記図1(A)に示す電気接続部38を介して、図示しないリード線などによって電極が引き出され、電源(図示せず)に接続される。そして、例えば、一方の導体パターン16はプラス,他方の導体パターン18はマイナスという具合に信号電圧を印加することにより、圧電振動板12を駆動することができる。すなわち、圧電素子20の表面から電極を引き出すのではなく、該圧電素子20が貼り合わせられた振動板14の表面から電極を引き出すことが可能になるため、引き出し部分を薄型化することができる。なお、以上のような圧電振動板12の構造及び電極引出構造は一例であり、必要に応じて適宜変更してよい。
次に、以上のような圧電振動板12を保持する保持部材50について説明する。保持部材50は、フィルム状であって、本実施例では、例えばPETなどの樹脂フィルムが用いられている。そして、略中央部には、前記圧電振動板12の振動を妨げないようにするための略円形の窓52が形成されるとともに、該窓52に連続して、前記圧電振動板12の電極引出部に相当する位置に、引出部54が形成されている。前記窓52の径は、前記圧電振動板12の振動板14の径よりも小さく、かつ、圧電素子20の径よりも大きくなるように設定されている。前記窓52や引出部54は、例えば、樹脂フィルムの打ち抜きなどにより形成される。また、保持部材50の背面には、両面に接着層を備えた接着テープ56が設けられており、これによって、前記圧電振動板12及び音響空間形成部材60が貼り付け可能となっている。なお、前記保持部材50の厚みは、前記圧電素子20よりも厚くなるように設定されており、前記圧電振動板12を貼りつけたときに、前記圧電素子20の表面が窓52から突出しないようになっている。
前記保持部材50とともに積層構造を形成する音響空間形成部材60は、フィルム状であって、本実施例では、前記保持部材50と同一の材料により構成されている。音響空間形成部材60の略中央部には、略円形の音響空間62が形成されている。そして更に、前記音響空間62に連続する引出部64と、発生した音を外部に導くための導音路66が形成されている。前記音響空間62の径は、前記圧電振動板12の振動板14と略同一であって、かつ、圧電素子40よりも大きくなるように設定されている。また、導音路66は、音響空間形成部材60の縁部に達している。なお、図示の例では、前記引出部64と導音路66を略直交する方向に設けたが、前記導音路66は、音響空間形成部材60の縁部に達するものであれば、いずれの位置に形成するようにしてもよい。前記音響空間62,引出部64,導音路66は、例えば、樹脂フィルムの打ち抜きにより形成される。以上のような音響空間形成部材60の背面には、前記保持部材50と同様に、両面に接着層を備えた接着テープ68が設けられる。
次に、本実施例の実装手順について説明する。振動板14の表裏に圧電素子20及び40を貼り合わせて圧電振動板12を形成し、該圧電振動板12を保持部材50の背面側の接着テープ56によって保持部材50に貼り付ける。次に、前記保持部材50の背面側に、音響空間形成部材60を同じく接着テープ56によって貼り合わせ、振動板14の上面から引き出された電極を、電気接続部38によって図示しないリード線などに接続する。以上のようにして形成された発音体モジュール10は、図1(C)に示す電子機器の筐体90の主面92の内側に、音響空間形成部材60の背面の接着テープ68によって取り付けられる。なお、前記筐体90の側面94には、前記導音路66に対応する位置に予め放音孔96が形成されており、圧電振動板12から発生した音が、音響空間62,導音路66,放音孔96を通って外部に伝えられる。
<導音路の幅>・・・次に、図3及び図4を参照して、導音路66の幅について検討する。図3は、本実施例の導音路の幅を変更したときの周波数と音圧の関係を示す図であり、図4は、導音路の幅と、実用帯域内の平均音圧と共振周波数での音圧の差との関係を示す図である。なお、ここでいう導音路の幅とは、導音方向と略直交する方向の幅のことであり、圧電振動板12の径とは、保持部材50によって支持された部分を除いた有効径のことである。本実施例の発音体モジュール10の音圧特性は、導音路66の幅に依存するが、図1(A)に示すように、導音路66の幅をW,圧電振動板12の径をφとした場合に、0mm<W<1/2φ,とすると、圧電振動板12の発する音が筐体90の外部へ充分伝わらないため、効果が得られない。
そこで、図1(A)に矢印F1で示す方向に、前記導音路幅Wを、W=1/4φ,W=1/2φ,W=φと変化させると、そのときの音圧周波数特性は、図3で示すようになる。図3は、横軸が周波数[kHz],縦軸が音圧[dB]を表わしている。図3に示すように、導音路幅Wが狭いほど低周波側の音圧が下がり、高周波の特性のみ強調されている。できるだけ平坦な周波数特性が良好とされていることを考えると、導音路幅Wが狭すぎると、音質として好ましくないと考えられる。
ここで、図3で示した実用帯域内の平均音圧をA[dB],共振周波数での音圧をB[dB]として、これらの音圧差D=(B−A)[dB]と導音路幅Wの関係を示すと、図4のグラフのようになる。また、以下の表1には、前記音圧差D,音のエネルギー,感じ方の対応が示されている。
Figure 2007181156
前記表1に示すように、一般的に聴感上、差異が判る音圧レベルは3dB以上とされることから、良好な音圧特性範囲を、−3<音圧差D<+3[dB]とすると、導音路幅Wの範囲が定義可能となる。最大幅WMAXと、最小幅WMINについては、多くの測定結果から求められ、おおむね以下の通りとなる。
最大幅WMAX=圧電振動板12の径φ
最小幅WMIN=1/2φ
従って、導音路幅Wを、1/2φ≦W≦φの関係を満たすように設定することにより、良好な音圧特性を得ることができる。
<前気室の厚み>・・・次に、筐体90の主面92と圧電振動板12との間に形成される前気室の厚みt(図1(C)参照)の厚みについて、図5及び図6を参照して説明する。なお、本発明でいう前気室の厚みは、音響空間形成部材60の厚みに相当する。図5(A)及び(B)は、本実施例の発音体モジュール10の前気室厚みtを変更した場合の音圧周波数特性を示す図である。図6は、前気室の厚みtと、実用帯域内の平均音圧と共振周波数での音圧差との関係を示す図である。
まず、図5(A)に示すように、前気室の厚みtを、t=5.5e−7×φ(圧電振動板12の振幅),t=0.2mm,t=0.4mmとすると、前気室の厚みtが0.2mm以下の薄さになると圧電振動板12の接触や空気抵抗により、低周波側の音圧が下がることが確認される。また、図5(B)に示すように、前気室の厚みtを、t=0.4mm,t=4mm,t=8mmとすると、厚みtを4mm以上に厚くすることにより、全体の音圧が下がることが確認される。
ここで、前記図5に示す実用帯域内の平均音圧をA[dB],共振周波数での音圧をB[dB]とし、平均音圧Aとの音圧差D=(B−A)[dB]と前気室の厚みtの関係を示すと図6のグラフのようになる。良好な音圧特性範囲は、前記表1で示すように、−3<音圧差D<+3[dB]であるから、これに基づいて必要な前気室厚みtが定義可能となる。前気室最大厚みtMAXと、前気室最小厚みtMINについては、多くの測定結果から求められ、おおむね以下の通りとなる。
前気室最大厚みtMAX=4mm
前気室最小厚みtMIN=0.2mm
従って、前気室の厚みtを、0.2mm〜4mmの間に設定する,すなわち、0.2mm≦t≦4mmの関係を満たすように設定することにより、平均音圧が高く、音圧の平坦化が可能となり、良好な音圧特性を得ることができる。なお、前気室の幅は、圧電振動板12の径φと同一とし、それ以下になると所望の特性を得にくくなる。また、前気室の幅が圧電振動板12の径以上であっても、径が同一の場合と同じ特性を示す。
具体的に説明すると、例えば、前気室の厚みをt,圧電振動板12の径をφとしたときに、圧電振動板12の振幅は、およそ、5.5e−7×φで表わされる。ここで、0<t<5.5e−7×φでは、圧電振動板12が振動すると、筐体90の主面92の内側に接触して音圧が低くなってしまい、5.5e−7×φ<t<0.2mmでは、圧電振動板12が振動しても、前気室が狭いために音が筐体90の側面94に十分に伝わらず、音圧が低くなってしまう。また、4mm<tになると、導音路66に対して圧電振動板12の位置が遠くなってしまうため、全体の音圧が下がってしまう。従って、0.2mm≦t≦4mmであれば、圧電振動板12の音が筐体90の側面94に十分に出るため、フラットな特性が得られる。例えば、φ=20mmの場合は、振幅は0.088mmとなるが、上述した範囲内に前気室の厚みtを設定することにより、良好な音圧特性が得られる。
このように、実施例1によれば、次のような効果がある。
(1)圧電振動板12を保持する保持部材50と、前記圧電振動板12の音響空間62を備えた音響空間形成部材60をともにフィルム状とし、これらを貼り合わせたことで、発音体モジュール10の薄型化が可能となる。また、加工しやすく製造も容易となる。
(2)発音体モジュール10に音響空間62が設けられているため、音圧特性を確保することができる。また、筐体90側に音響空間を設定する必要がなくなるため、単体で筐体90などへ実装することができ、実装性の向上や薄型化を図ることができる。
(3)前記保持部材50と音響空間形成部材60の貼り合わせを接着テープ56により行い、前記音響空間形成部材60と筐体90の貼り合わせを接着テープ68により行うこととしたので、発音体モジュール10の組み立て及び筐体90への取り付けが容易である。
(4)圧電発音体12の振動板14の一方の面から電極を引き出すこととしたので、電極引き出し部分によって薄型化が妨げられることがない。
(5)保持部材50及び音響空間形成部材60を共通の樹脂フィルムによって形成することとしたので、コストダウンを図ることができる。
(6)圧電振動板12の直径をφ,導音路66の幅をWとしたときに、1/2φ≦W≦φとし、圧電振動板12と筐体90の間に形成される前気室の厚みtを、0.2mm≦t≦4mmとすることにより、良好な音圧特性が得られる。
次に、図7を参照しながら本発明の実施例2を説明する。なお、上述した実施例1と同一ないし対応する構成要素には同一の符号を用いることとする(以下の実施例についても同様)。図7(A)は本実施例の発音体モジュールの分解斜視図,図7(B)は前記発音体モジュールを組み立てた状態で、前記(A)を#B−#B線に沿って切断し矢印方向に見た断面図である。上述した実施例1は、保持部材50と音響空間形成部材60を共通の材料で形成したものであり、筐体90が硬くて平滑な場合に適した例であるが、本実施例2は、保持部材50と音響空間形成部材60を、異なる材料で形成した例である。
本実施例の発音体モジュール100は、基本的な構造は前記実施例1と同様であるが、圧電振動板12を保持する保持部材102が、ポロンなどの緩衝性を有するフィルムにより形成されている。前記保持部材102には、前記実施例と同様に、窓104及び引出部106が形成され、背面側には接着テープ108が設けられている。このように、保持部材102として緩衝材フィルムを利用することにより、微小な凹凸や寸法差を吸収することができるため、別途緩衝材を用意することなく、筐体などへ押し付けるだけで密閉性を確保することができる。本実施例の他の効果や作用は、上述した実施例1と基本的に同様である。なお、本実施例では、保持部材102を緩衝材で形成したが、必要に応じて音響空間形成部材60を緩衝材で形成するようにしてもよい。
次に、図8を参照しながら本発明の実施例3を説明する。図8(A)は本実施例の発音体モジュールの分解斜視図,図8(B)は前記発音体モジュールの一実装例を示し、前記(A)を#C−#C線に沿って切断し矢印方向に見た断面図に相当する。上述した実施例1及び2は、1つの発音体モジュールが、1つの圧電振動板を有する構成であるが、本実施例3は、1つの発音体モジュールが、2つの圧電振動板を有する構成としたものである。本実施例の発音体モジュール120は、2つの圧電振動板12A及び12Bと、その保持部材122及び音響空間形成部材130により構成されている。
前記圧電振動板12A及び12Bは、上述した実施例1の圧電振動板12と同じ構成となっている。すなわち、圧電振動板12Aは、振動板14Aの表裏に圧電素子20A及び40Aを備え、圧電振動板12Bは、振動板14Bの表裏に圧電素子20B及び40Bを備えている。これら圧電振動板12A及び12Bからは、電気接続部38A及び38を介して電極が引き出される。また、保持部材122は、前記圧電振動板12A及び12Bの各々に対応する窓124A及び124B,引出部126A及び126Bを備えており、背面には接着テープ128が設けられている。音響空間形成部材130は、前記圧電振動板12A及び12Bの各々に対応する音響空間132A及び132B,引出部134A及び134B,導音路136A及び136Bを備えている。ここで、前記導音路136Aと136Bは、音響空間形成部材130の対向する縁部にそれぞれ達するように形成されている。前記保持部材122及び音響空間形成部材130は、例えば、樹脂フィルムにより形成されている。
一方、本実施例の発音体モジュール120が実装される筐体90は、一対の側面94のそれぞれに放音孔96A及び96Bが形成されている。前記発音体モジュール120は、一方の導音路136Aが放音孔96Aにつながり、他方の導音路136Bが他方の放音孔96Bにつながるように実装される。本実施例は、例えば、ステレオなどの2チャンネルの音声を再生する場合に好適な構造であり、基本的作用・効果は上述した実施例と同様である。
次に、図9を参照しながら本発明の実施例4を説明する。図9(A)は本実施例の発音体モジュールの分解斜視図,図9(B)は前記発音体モジュールの一実装例を示し、前記(A)を#D−#D線に沿って切断し矢印方向に見た断面図に相当する。本実施例も、前記実施例3と同様に、1つの発音体モジュールが2つの圧電振動板を有する例である。本実施例の発音体モジュール150では、音響空間形成部材152には、圧電振動板12A及び12Bの各々に対応する音響空間154A及び154B,引出部158A及び158B,導音路156A及び156Bが形成されている。そして、前記導音路156Bと音響空間154Aが連続することにより、一連の連続した音響空間162(図9(B)参照)が形成され、筐体90の一方の側面94の放音孔96から放音される。圧電振動板12A及び12Bと、保持部材122は、前記実施例3と同様の構成である。本実施例によれば、上述した実施例1の効果に加え、2つの圧電振動板12A及び12Bから発生する音を1つの放音孔96から出すため、音圧の向上を図ることができる。
次に、図10を参照しながら本発明の実施例5を説明する。図10(A)は本実施例の発音体モジュールの分解斜視図,図10(B)は前記発音体モジュールの一実装例を示し、前記(A)を#E−#E線に沿って切断し矢印方向に見た断面図に相当する。図10(C)は本実施例の変形例を示す断面図である。上述した実施例1〜4はいずれも、発音体モジュールを直接筐体90の内面に取り付ける構成としたが、本実施例は、電子機器の筐体の内部に収納された電子部品に発音体モジュールを取り付ける構成としたものである。本実施例では、前記電子部品として、液晶表示装置が収納されている。本実施例の発音体モジュール180は、音響空間形成部材182をポロンなどの緩衝材フィルムで形成したほかは、圧電振動板12及び保持部材50については、前記実施例1と基本的に同様の構成となっている。なお、前記保持部材50の上面にも、接着テープ198が設けられている。前記音響空間形成部材182には、音響空間184,引出部186,導音路188が形成され、背面には接着テープ190が設けられている。
前記液晶表示装置は、バックライトを含む液晶(液晶本体)192と、これを収納するための前面カバー(図示せず)及び背面カバー194などにより構成されている。前記背面カバー194には、通気孔196が形成されている。また本実施例では、筐体90の底面92に放音孔98が形成されている。前記発音体モジュール180は、接着テープ190及び198によって、背面カバー194の内側と、液晶192の背面の間に挟まれるように取り付けられる。図示の例では、発音体モジュール180は、液晶192の縁部から若干突出するように取り付けられており、筐体90の底面92の放音孔98から外部に放音される。本実施例に示すように、本発明の発音体モジュールを用いれば、筐体内部の電子部品などへも容易に実装することができる。なお、図10(C)に示す例のように、緩衝材フィルムを用いずに、前記実施例1の発音体モジュール10を、前記液晶192と背面カバー194の間に実装するようにしてもよい。
次に、図11を参照しながら本発明の実施例6について説明する。図11(A)は、前記実施例1の発音体モジュールの平面図,図11(B)及び(C)は、本実施例の発音体モジュールの平面図である。上述した実施例1〜5はいずれも、図11(A)に示すように、発音体モジュール10全体としては、略正方形となっていたが、本実施例は、他の形状とした例である。図11(B)に示す発音体モジュール200は、保持部材202及び図示しない音響空間形成部材を略8角形とした例、図11(C)に示す発音体モジュール210は、保持部材212及び図示しない音響空間形成部材の一部を、圧電素子20の縁部に沿って略半円状に形成した例である。このように、周囲の面取りを行ったり、曲線形状に形成したりすることによって、他部品の搭載や、背面通気空間を確保するなど、スペースの有効活用が可能となる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)前記実施例で示した材料や形状,寸法は一例であり、同様の作用を奏するように適宜設計変更可能である。
(2)圧電振動板12,12A,12Bの構造も、ユニモルフ,バイモルフのいずれであってもよい。また、圧電素子の積層構造,内部電極の接続パターン,引出構造なども必要に応じて適宜変更可能である。
(3)実施例1で示した電極引出構造も一例であり、例えば、図2(B)に示すようにしてもよい。図2(B)に示す圧電振動板70は、ステンレスなどの金属によって形成された円形の振動板72の表裏に、圧電素子74及び76が貼り合わせられたバイモルフ構造となっている。圧電素子74,76は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)などの圧電セラミックスによる圧電層74A及び76Aの表裏に、Ni,Pd,Agなどによる電極層74B及び74C,76B及び76Cが形成された構成となっている。電極層74B及び76Cは、導体パターン78A及び78Bにより外部に引き出され、電極層74C,76B,振動板74は、導体パターン82により外部に引き出される。前記導体パターン78A及び78Bと、振動板74の間には、絶縁フィルム80A及び80Bが設けられている。このような構造の圧電振動板70も、前記実施例1のように、音響空間形成部材60とともに保持部材50に貼り合わせて利用することが可能である。
(4)前記筐体90や背面カバー194も一例であり、本発明の発音体モジュールは、電子機器内部の部品の固定,保護,もしくは封止を目的とする構造体であれば、必ずしも最外側にあるものでなくても実装可能である。
(5)前記実施例の液晶表示装置は一例であり、電池ケースや他の電子部品を固定するケースなどに発音体モジュールを取り付けて一体化してもよい。
(6)保持部材や音響空間形成部材に対する圧電振動板の取り付け方としては、接着,押し付けなどの適宜の方法を用いてよい。筐体や電子部品への発音体モジュールの取り付け方についても同様である。
(7)本発明の好適な応用例としては、携帯電話,携帯情報端末(PDA),ボイスレコーダ,PC(パソコン),デジタルオーディオなどの各種電子機器がある。
本発明によれば、圧電振動板を保持する保持部材と、前記圧電振動板の音響空間を形成する音響空間形成部材をともにフィルム状とし、これらを貼り合わせた発音体モジュールを形成して良好な音圧特性を得ることとしたので、薄型の発音体モジュールの用途に適用できる。特に、携帯電話などの軽量で小型の電子機器へ搭載される発音体モジュールの用途に好適である。
本発明の実施例1を示す図であり、(A)は発音体モジュールの分解斜視図,(B)は前記(A)を#A−#A線に沿って切断し矢印方向に見た断面図,(C)は前記発音体モジュールの一実装例を示す断面図である。 前記実施例1の発音体モジュールの圧電素子を示す図であり、(A)は積層構造の一例を示す分解斜視図,(B)は他の圧電素子を示す断面斜視図である。 前記実施例1の導音路の幅を変更したときの周波数と音圧の関係を示す図である。 前記実施例1の導音路の幅と、実用帯域内の平均音圧と共振周波数での音圧の差との関係を示す図である。 前記実施例1の発音体モジュールの前気室の厚みを変更した例の音圧周波数特性を示す図である。 前記実施例1の発音体モジュールの前気室の厚みと、実用帯域内の平均音圧と共振周波数での音圧差との関係を示す図である。 本発明の実施例2を示す図であり、(A)は発音体モジュールの分解斜視図,(B)は前記(A)を#B−#B線に沿って切断し矢印方向に見た断面図である。 本発明の実施例3を示す図であり、(A)は発音体モジュールの分解斜視図,(B)は前記発音体モジュールの実装例を示す断面図である。 本発明の実施例4を示す図であり、(A)は発音体モジュールの分解斜視図,(B)は前記発音体モジュールの実装例を示す断面図である。 本発明の実施例5を示す図であり、(A)は発音体モジュールの分解斜視図,(B)は前記発音体モジュールの実装例を示す断面図,(C)は発音体モジュールの変形例の実装例を示す断面図である。 本発明の実施例1及び実施例6の発音体モジュールの平面図である。
符号の説明
10:発音体モジュール
12,12A,12B:圧電振動板
14,14A,14B:振動板
15:絶縁板
15A,15B:突出部
16,18:導体パターン
16A,16B:引出部
20,20A,20B,40,40A,40B:圧電素子
22A,22B:圧電層
24A〜24C,26A〜26C:電極層
28A,28B,30A,30B:スルーホール
32,34:突出形状
36:分割線
38,38A,38B:電気接続部
50:保持部材
52:窓
54,64:引出部
56,68:接着テープ
60:音響空間形成部材
62:音響空間
66:導音路
70:圧電振動板
72:振動板
74,76:圧電素子
74A,76A:圧電層
74B,74C,76B,76C:電極層
78A,78B,82:導体パターン
80A,80B:絶縁フィルム
90:筐体
92:主面
94:側面
96,96A,96B,98:放音孔
100:発音体モジュール
102:保持部材
104:窓
106:引出部
108:接着テープ
120:発音体モジュール
122:保持部材
124A,124B:窓
126A,126B,134A,134B:引出部
128,138:接着テープ
130:音響空間形成部材
132A,132B:音響空間
136A,136B:導音路
150:発音体モジュール
152:音響空間形成部材
154A,154B,162:音響空間
156A,156B:導音路
158A,158B:引出部
160:接着テープ
180:発音体モジュール
182:音響空間形成部材
184:音響空間
186:引出部
188;導音路
190,198:接着テープ
192:液晶
194:背面カバー
196:通気孔
200,210:発音体モジュール
202,212:保持部材

Claims (11)

  1. 振動板の主面に圧電素子を備えた圧電振動板,
    該圧電振動板を保持するフィルム状の保持部材,
    前記圧電素子の音響空間を形成するフィルム状の音響空間形成部材,
    を備えるとともに、
    前記保持部材及び音響空間形成部材を貼り合わせたことを特徴とする発音体モジュール。
  2. 前記音響空間形成部材が、前記音響空間に連続する少なくとも1つの導音路を備えたことを特徴とする請求項1記載の発音体モジュール。
  3. 前記導音路の幅をW,前記圧電振動板の直径をφとしたときに、1/2φ≦W≦φの関係を満たすことを特徴とする請求項2記載の発音体モジュール。
  4. 前記音響空間形成部材の厚みをtとしたときに、0.2mm≦t≦4.0mmであることを特徴とする請求項1記載の発音体モジュール。
  5. 前記保持部材と音響空間形成部材が、同一の材料により構成されることを特徴とする請求項1記載の発音体モジュール。
  6. 前記保持部材及び音響空間形成部材の少なくとも一方が、樹脂フィルムであることを特徴とする請求項1記載の発音体モジュール。
  7. 前記樹脂フィルムが、PETであることを特徴とする請求項6記載の発音体モジュール。
  8. 前記保持部材及び音響空間形成部材の少なくとも一方が、緩衝材フィルムであることを特徴とする請求項1記載の発音体モジュール。
  9. 一対の前記保持部材及び音響空間形成部材に対して、複数の圧電振動板を配置したことを特徴とする請求項1記載の発音体モジュール。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の発音体モジュールを利用した発音構造体であって、
    前記発音体モジュールが直接または間接的に取り付けられる筐体が、放音孔を有することを特徴とする発音構造体。
  11. 請求項1〜9のいずれかに記載の発音体モジュール又は請求項10記載の発音構造体を備えたことを特徴とする電子機器。

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