JP2007178798A - 光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学系の所定移動量毎に発生するパルス信号を累積して絶対位置を検出する光学機器において、信頼性の高い絶対位置検出を行うことができる光学機器を提供する
【解決手段】フォーカシングレンズの移動に伴い発生するパルスをカウントして、絶対位置を検出する。電源オフ時にカウント値を記憶手段に記憶する。電源オン時に記憶手段から読み出したカウント値でパルスカウンタを初期化する。フォーカシングレンズが現在位置する領域をブラシで検出し、記憶手段から読み出されたカウント値が、検出した領域内のカウント値と異なる場合は、ブラシによって検出された領域を基にカウント値を再設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラや交換レンズおよび光学顕微鏡などの光学機器に関し、特に光学系の絶対位置を、光学系の所定移動量毎に発生するパルス信号を累積して検出する光学機器に関する。
従来より、カメラ本体と交換レンズとからなる光学機器において、交換レンズの光学系の絶対位置を検出する手段として種々の提案がなされている。
例えば、特許文献1に記載の撮影システムでは、交換レンズの光学系(フォーカシングレンズ)の所定移動量毎に発生するパルス信号を、パルスカウンタで累積して絶対位置を検出する方式に関して述べられている。この特徴は、電源オフ時に光学系の絶対位置、すなわちパルスカウント値をEEPROM等の不揮発性記憶手段に記憶し、電源オン時にEEPROMから読み出したカウント値でパルスカウンタを初期化することである。こうすることにより、電源オン時に、光学系を一旦無限端あるいは至近端のリセット位置に移動させて、パルスカウンタをリセットする必要が無くなるという利点がある。
第2754383号公報
しかしながら、特許文献1に記載の撮影システムでは、EEPROMの書き込みや読み出しのエラーによって、光学系の実際の絶対位置と、パルスカウントによる絶対位置との相関が取れなくなってしまった場合の対策については考慮されていなかった。また、電源オフ時に光学系が外部から移動させられてしまった場合に、光学系の実際の絶対位置と、記憶されている、パルスカウントによる絶対位置にずれが生じてしまうことについても考慮されていなかった。
このように、光学系の実際の絶対位置と、パルスカウントによる絶対位置にずれが生じてしまった場合には、次のような問題が発生する。
すなわち、カメラ本体と交換レンズからなるカメラシステムでは、カメラがオートフォーカス演算をするために必要な情報を交換レンズ内に持ち、カメラとレンズ間の通信によって必要な情報の送受信を行っている。交換レンズは、現在の光学系(フォーカシングレンズまたはズーミングレンズ)の絶対位置を検出し、その絶対位置に応じた情報を選択してカメラに送信するようにしている。交換レンズは、パルスカウントによる絶対位置を基にカメラに送信する情報を選択するので、光学系の実際の位置と、パルスカウントによる絶対位置にずれが生じた場合、誤った情報をカメラに送信してしまうことになる。これにより、カメラのオートフォーカス演算に誤差が生じ、結果としてピントがずれた画像が撮影されてしまうという問題があった。
本発明の課題は、上述の問題点を解消し、光学系の所定移動量毎に発生するパルス信号を累積して絶対位置を検出する光学機器において、信頼性の高い絶対位置検出を行うことができる光学機器を提供することである。
上記の課題を解決するための光学機器は、光学系の移動量に応じた数のパルス信号を発生するパルス発生手段を有し、前記パルス信号を前記光学系の移動方向に応じて累積することにより、前記光学系の絶対位置を検出する第1の位置検出手段を備える。また、前記第1の位置検出手段に供給される電源のオン・オフを検出する電源検出手段と、前記電源の供給なしにデータの記憶保持可能な記憶手段とを備える。さらに、前記電源の供給停止の際、前記第1の位置検出手段により検出された前記電源供給停止時の絶対位置データを前記記憶手段に記憶させ、前記電源の供給開始の際、前記第1の位置検出手段により検出される絶対位置を初期化する記憶制御手段を備える。そして、本発明では、前記光学系が複数の領域のいずれに位置するかを検出する第2の位置検出手段と、該第2の位置検出手段により検出された領域に応じて前記第1の位置検出手段により検出される絶対位置を再設定する手段とを備えることを特徴とする。ここで、前記第2の位置検出手段は、光学系の移動可能範囲を複数の領域に分割し、該光学系が現在位置する領域を検出する。また、絶対位置再設定手段は、前記記憶手段から読み出された絶対位置データが、前記第2の位置検出手段によって検出された領域とは別の領域に位置するデータであるか否かを判定する。そして、絶対位置データが別の領域に位置するデータである場合は、前記第1の位置検出手段により検出される絶対位置を、前記第2の位置検出手段によって検出された領域内の位置に再設定する。
本発明によれば、光学系の所定移動量毎に発生するパルス信号を累積して絶対位置を検出する光学機器において、信頼性の高い絶対位置検出を行うことができる光学機器を提供することができる。
本発明の好ましい実施の形態において、前記光学機器は、カメラ本体と、該カメラ本体に脱着可能な交換レンズとを備えたカメラシステムである。交換レンズは、前記光学系と第1および第2の位置検出手段を有する。なお、第1の位置検出手段は、少なくともエンコーダ等のパルス発生手段を交換レンズ側に設け、このパルス信号を前記光学系の移動方向に応じて累積するカウンタ等はカメラ本体側に設けることもできる。前記光学系は、例えばフォーカシングレンズまたはズーミングレンズである。
前記第2の位置検出手段は、ブラシと導電部材を用いて光学系の絶対位置を検出するものを用いる。この場合、ブラシと導電部材の一方を前記光学系に連動させ、他方は前記交換レンズの固定鏡筒等に固定する。また、ブラシは複数個を用い、それぞれ異なる領域で導電部材と接触するように構成する。
前記記憶制御手段は、前記記憶手段に前回絶対位置データを記憶してから、一度も前記光学系が駆動されていない場合は、前記記憶手段に対する絶対位置データの記憶更新を行わないように構成することが好ましい。
前記絶対位置再設定手段が、前記第1の位置検出手段に再設定する領域内の位置は、例えばその領域の中心の位置または両端のいずれかの位置である。
前記絶対位置再設定手段は、前記第2の位置検出手段が前記領域の境界を検出した場合、該境界の位置データを前記第1の位置検出手段により検出される絶対位置として再設定することが好ましい。この再設定は、前記第1の位置検出手段により検出される絶対位置と、前記領域の境界の位置との差が所定量以上である場合にのみ行うようにしてもよい。
前記電源の供給停止の際に、前記記憶制御手段に前記光学系の絶対位置データを前記記憶手段に記憶させる動作を行わせるための電力を供給する補助電源を備えることが好ましい。前記記憶制御手段、記憶手段、補助電源を交換レンズ側に配置すれば、交換レンズをカメラ本体から外した場合にも交換レンズに光学系の絶対位置を記憶させることができる。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例に係る光学機器の構成を示す構成図である。同図において、1はカメラ本体、2は交換レンズである。
交換レンズ2において、3は撮影レンズであり、フォーカシングレンズ4および変倍レンズ5を備える。フォーカシングレンズ4はフォーカスアクチュエータ6により駆動され、撮影レンズ3の焦点調節を行う。変倍レンズ5は公知の変倍操作により撮影レンズ3の焦点距離を変化させる。
7は交換レンズ2のマイクロコンピュータ(以下、レンズマイコンと記す)であり、ROM、RAMを有する1チップマイコンである。レンズマイコン7は、ROMに格納されたシーケンスプログラムに従って、フォーカスアクチュエータ6の駆動、および後述するカメラのマイクロコンピュータ25との通信を行う。
8はモータドライバであり、フォーカスアクチュエータ6を駆動するための駆動信号がレンズマイコン7から入力される。
29はパルス発生手段であり、フォーカシングレンズ4の所定移動量毎にパルス信号を発生する。このパルス信号はレンズマイコン7に入力される。レンズマイコン7は、レンズマイコン7内のパルスカウンタでパルス数をカウントする。ここでは、フォーカシングレンズ4を無限方向に駆動しているときはカウントアップし、至近方向に駆動するときはカウントダウンするようにしている。フォーカシングレンズ4の至近端をリセット位置とし、このリセット位置からのパルス数をカウントすることにより、フォーカシングレンズ4の絶対位置を検出することができる。
30は絶対位置検出手段であり、フォーカシングレンズ4の絶対位置を検出するためのものである。図2は、絶対位置検出手段30の構成を示す図である。図2に示すような導電部40と非導通部41から成るパターンがフォーカシングレンズ4に固着されている。導電部40は接地されている。また、導電ブラシ42を固定するための非導電部材43は交換レンズ2の固定鏡筒に固着されており、フォーカシングレンズ4の移動に伴って前記パターン上をブラシ42が矢印方向に滑りながらパターンに1点で接触するように配置設定されている。ブラシ42は各々、不図示の抵抗を介して電源にプルアップされており、ブラシ42の電位は各々のブラシが導電部40と接触している時に“L”、非導電部41と接触している時に“H”となる。ブラシ42はレンズマイコン7に接続されており、レンズマイコン7はブラシ42の信号を読み取り、フォーカシングレンズ4の絶対位置、すなわち、領域1から領域4のどこに位置しているかを検出することができる。
再び図1に戻って、27は記憶手段であり、ここでは電源の供給無しにデータを保持することができるEEPROMを使用している。
28は補助電源であり、ここではコンデンサを使用しており、カメラ本体1内のバッテリー26から供給される電源を蓄えておくものである。この補助電源28は、交換レンズ2がカメラ本体1から外されたときの一時的な電源として使用される。
カメラ本体1において、10はハーフミラーより成るメインミラーであり、撮影光学系からの光束を光学ファインダ系と撮像素子へ分割する。11はファインダスクリーン、12はペンタプリズム、13は接眼レンズである。14はサブミラーで、メインミラー10の透過光を焦点検出センサ15へ導く。
25はカメラのマイクロコンピュータ(以下、カメラマイコンと記す)で、ROM、RAM、A/D及びD/A変換機能を有する1チップマイコンである。カメラマイコン25は、ROMに格納されたシーケンスプログラムに従って、自動露出制御、自動焦点調節、撮像素子であるCCD、表示装置の制御、バッテリー残量の検出、レンズマイコン7との通信を行う。
16は被写体の輝度を測定するための測光センサである。17はレリーズ動作制御回路であり、メインミラー10及びサブミラー14をクイックリターン制御するための不図示のモータ、不図示の絞りの駆動制御を行う。
18は撮影レンズ3によって投影された撮影画像をアナログ電気信号に変換するための撮像素子であるCCDである。19はCCDコントロール部で、CCD18に転送クロック信号やシャッタ信号を供給するタイミングジェネレータ、CCD出力信号のノイズ除去、ゲイン処理を行う回路、およびアナログ信号を10ビットデジタル信号に変換するA/D変換回路等を含んでいる。20は画像処理部であり、CCDコントロール部19より出力された10ビットデジタル信号をガンマ変換、色空間変換、また、ホワイトバランス、AE、フラッシュ補正等の画像処理を行い、YUV(4:2:2)フォーマットの8ビットデジタル信号の出力を行う。
21はLCDコントロール部であり、画像処理部20から転送されたYUVデジタル画像データを受け取り、RGBデジタル信号へ変換したあと表示駆動部22へ出力する処理を行う。22は表示駆動部であり、表示装置23を駆動するための制御を行う。23は画像を表示するための装置であり、VGA規格(640×480ドット)TFT液晶表示装置である。
SWMはカメラの外装部材に設けられたメインスイッチであり、撮影者によるスイッチつまみの切り替え操作、あるいは、カメラのグリップを握る等の動作でオンとなるスイッチである。該メインスイッチSWMがオンされると、カメラマイコン25はROMに格納された所定のシーケンスプログラムを実行する。SW1、SW2は不図示のレリーズボタンに連動したスイッチであり、レリーズボタンの第1段階の押下によりスイッチSW1がオンし、引き続いて第2段階までの押下でスイッチSW2がオンする。カメラマイコン25は、スイッチSW1のオンで測光露出演算、自動焦点調節動作、ホワイトバランス、AE等のカメラ設定のロック動作等を行い、スイッチSW2のオンをトリガとしてキャプチャー信号の取り込み動作を行う。
26はカメラ本体の駆動源であるバッテリーである。バッテリー26はカメラ本体に対し着脱が可能である。
次に、図3を用いて、本実施例におけるフォーカシングレンズ4の絶対値検出方法を説明する。領域1から領域4は、絶対位置検出手段30で検出される4分割の領域であり、図2に示したものと共通である。レンズマイコン7内のパルスカウンタは、領域1と領域2の境をリセット位置、すなわち0パルスとして、パルス発生手段が出力するパルスをカウントする。このカウント値より、フォーカシングレンズ4の現在の絶対位置を詳細に検出することができる。レンズマイコン7は、不図示の電源検出手段によって、カメラ本体の電源がオフされたこと、あるいは交換レンズ2がカメラ本体から取り外されたことを検出し、その時のパルスカウント値を記憶手段27に記憶する。なお、カメラ本体の電源がオフされた際、あるいは交換レンズ2がカメラ本体から取り外された際の交換レンズ2の電源は、補助電源28を使用する。
一方、カメラ本体1の電源がオンされたとき、あるいは、交換レンズ2がカメラ本体1に取り付けられたときには、レンズマイコン7は記憶手段27からパルスカウント値を読み出し、パルスカウンタの初期値として設定する。
次に、本実施例のカメラ本体1の動作を、図4のフローチャートに従って説明する。
不図示の電源スイッチがオンされると、カメラマイコン25にも電源が投入され、カメラマイコン25は、図4に示すステップ#401からステップ#402へ進んで所定のプログラムの実行を開始する。電源スイッチは電池装填により自動的に切り換わるスイッチや、手動操作で電源投入回路を切り替えるスイッチ、さらには電源装填動作そのもののいずれでも構わない。
ステップ#402では、カメラマイコン25内のRAMに設定されている制御用のフラグ変数をすべてクリアして初期化する。そして、次のステップ#403にて、メインスイッチSWMの状態判別を行い、該スイッチSWMがオフならステップ#402へ戻り、スイッチSWMがオンとなるまで上記ステップを繰り返し実行し、待機状態となる。その後、メインスイッチSWMがオンと判定すると、ステップ#404へと進む。
ステップ#404ではCCD18、CCDコントロール部19を含むCCDモジュールを動作可能な状態(enable)にし、次のステップ#405にて、撮影時に被写体を確認するための表示装置23の動作を開始する。
続くステップ#406では、スイッチSW1のオン・オフ検出を行う。該スイッチSW1がオフならステップ#406に留まり、スイッチSW1の検出を繰り返す。前記スイッチSW1がオンであることを判定するとステップ#407へ進む。
ステップ#407では、測光センサ16により被写体輝度を測定し、該輝度情報に基づいて、所定のプログラムに従い絞り制御値とシャッタ秒時制御値を演算する。そして、ステップ#408にて、焦点検出センサ15で被写体のデフォーカス量を検出し、カメラマイコン25はデフォーカス量をレンズマイコン7に送信する。レンズマイコン7は受信したデフォーカス量に基づいてアクチュエータ6を駆動して焦点調節を行う。
続くステップ#409では、スイッチSW2のオン・オフ判別を行う。該スイッチSW2がオフならステップ#406へ戻って、上記ステップ#406乃至#408のフローを繰り返す。一方、該スイッチSW2がオンとなるとステップ#410へ進む。
ステップ#410へ進むと、ここではメインミラー10のアップ動作を行う。そして、次のステップ#411にて、キャプチャー信号の取り込みを行い、画像処理部20の所定の処理後、YUV信号のデータを不図示のRAM中の画素展開エリア書き込む。このデータはJPEG規格に準拠した画像圧縮処理を行った後、不図示のデータ格納手段へ画像ファイルとして書き込む。続いてステップ#412にて、メインミラー10のダウン動作を行う。その後、再びステップ#406へ進み、スイッチSW1のオン・オフ検出を行う。
次に、図5のフローチャートを用いて、電源がオンされたときの図1の交換レンズ2で行われる、パルスカウンタの初期化処理について説明する。
カメラ本体1の電源がオンされるか、あるいは交換レンズ2がカメラ本体1に装着されると、交換レンズ2はステップ#501以下のカウンタ初期化処理を開始する。
ステップ#502では、レンズマイコン7は絶対位置検出手段30の出力、すなわちブラシ42(図2)の信号を読み取り、フォーカシングレンズ4が現在どの領域に位置しているかを検出する。
ステップ#503では、レンズマイコン7は記憶手段27から記憶されているパルスカウント値を読み出す。
ステップ#504では、ステップ#503において、記憶手段27にデータが書き込まれていたかを判別し、書き込まれていた場合はステップ#505へ、書き込まれていなかった場合はステップ#507へ進む。
ステップ#505では、ステップ#503で読み出されたカウント値が、ステップ#502で検出したフォーカシングレンズ4の現在の領域内に有るか否かを判別する。現在の領域内の場合はステップ#506に進み、現在の領域内でない場合はステップ#507に進む。
ステップ#506では、レンズマイコン7内のパルスカウンタの値を、記憶手段27から読み出した値に初期化する。
ステップ#507では、レンズマイコン7内のパルスカウンタの値を、絶対位置検出手段30で検出された領域の中心のカウント値に初期化する。
ステップ#508では、カウンタ初期化ルーチンを終了する。
以上のような処理を行うことにより、EEPROMの書き込みや読み出しのエラーによって、記憶されているカウント値と、フォーカシングレンズの実際の絶対位置を示すカウント値とがずれてしまった時は、その絶対値をより正確な値に校正することができる。この校正は、レンズマイコン7内のパルスカウンタの値を、絶対位置検出手段30により検出された領域内のカウント値に再設定することにより行う。こうすることにより、より信頼性の高い絶対位置検出を行うことができる。
なお、ステップ#507では、パルスカウンタの値を、絶対位置検出手段30で検出された領域の中心のカウント値に初期化したが、これに限定されるものではない。例えば、撮影条件として被写体が至近である場合が多いときには、中心ではなく、より至近の値にカウンタを初期化しても良い。
次に、図6のフローチャートを用いて、電源オフされたときの交換レンズ2で行われる、パルスカウンタの書き込み処理について説明する。
カメラ本体1の電源がオフされるか、あるいは交換レンズ2がカメラ本体1から取り外されると、交換レンズ2は、補助電源28を電源としてステップ#601のカウント書き込み処理を開始する。なお、カメラ本体1の電源のオフと、交換レンズ2がカメラ本体1から取り外されたことは、不図示のリセットIC等の電源検出手段、あるいは、レンズマイコン7内のA/Dコンバータで検出する。
ステップ#601では、カウント値書き込み処理を開始する。
ステップ#602では、前回パルスカウント値を記憶手段27に書き込んでから、フォーカシングレンズ4の移動を行ったか否かを判別する。移動を行った場合は、ステップ#603に進み、移動を行わなかった場合はステップ#604に進む。
ステップ#603では、現在のパルスカウント値を記憶手段27に書き込む。ステップ#604では、カウント値書き込み処理を終了する。
以上の処理では、前回パルスカウント値を記憶手段27に書き込んでから、フォーカシングレンズ4の移動を行わなかった場合は、記憶手段27に書き込み動作を行わないことを特徴としている。一般的に、EEPROM等の記憶手段は、書き換え回数が規定されており、その回数を超えると書き込み動作が保証されないため、できるだけ書き換え回数を節約したほうが良い。上記の処理を行うことで、記憶手段27への書き換え回数を最小限にすることができる。
以上説明したように、本実施例では、記憶手段27に記憶されているカウント値と、フォーカシングレンズの実際の絶対値がずれてしまった時は、絶対位置検出手段30により検出された領域内のカウント値に、パルスカウント値を再設定する。そのため、より信頼性の高い絶対位置検出を行うことができる。
また、本実施例では、前回パルスカウント値を記憶手段27に書き込んでから、フォーカシングレンズ4の移動を行わなかった場合は、記憶手段27に書き込み動作を行わないため、記憶手段27への書き換え回数を最小限に抑制することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
例えば、上記実施例では、カメラ本体1と交換レンズ2が別体で構成された例を示したが、これに限ったものではなく、カメラ本体とレンズが一体型の構成にしても構わない。また、上記実施例では、カメラ本体1がディジタルカメラである例を示したが、これに限ったものではなく、銀塩カメラであっても構わない。また、上記実施例では、フォーカシングレンズの絶対位置検出の方法を示したが、これに限ったものではなく、ズーミングレンズの絶対位置検出に適用しても構わない。さらには、カメラ以外の光学機器、例えば光学顕微鏡のオートフォーカシング光学系等に適用しても構わない。
本発明の一実施例に係る光学機器の構成図である。 図1の機器における絶対位置検出手段の構成を示す模式図である。 図1の機器における絶対位置検出方法を示す模式図である。 図1におけるカメラ本体の動作を示すフローチャートである。 図1における交換レンズのパルスカウンタ初期化処理を示すフローチャートである。 図1における交換レンズのパルスカウント値書き込み処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1:カメラ本体
2:交換レンズ
4:フォーカシングレンズ
7:レンズマイコン
25:カメラマイコン
27:記憶手段
28:補助電源
29:パルス発生手段
30:絶対位置検出手段

Claims (7)

  1. 光学系の移動量に応じた数のパルス信号を発生するパルス発生手段を有し、前記パルス信号を前記光学系の移動方向に応じて累積することにより、前記光学系の絶対位置を検出する第1の位置検出手段と、
    前記第1の位置検出手段に供給される電源のオン・オフを検出する電源検出手段と、
    前記電源の供給なしにデータの記憶保持可能な記憶手段と、
    前記電源の供給停止の際に、前記第1の位置検出手段により検出された、前記電源供給停止時の前記光学系の絶対位置データを前記記憶手段に記憶させ、前記電源の供給開始の際に、前記記憶手段により記憶された絶対位置データを読み出して前記第1の位置検出手段により検出される絶対位置を、前記読み出された絶対位置データに初期化する記憶制御手段と、
    を備えた光学機器において、
    前記光学系の移動可能範囲を複数の領域に分割し、該光学系が現在位置する領域を検出する第2の位置検出手段と、
    前記記憶手段から読み出された絶対位置データが、前記第2の位置検出手段によって検出された領域とは別の領域に位置するデータである場合は、前記第1の位置検出手段により検出される絶対位置を、前記第2の位置検出手段によって検出された領域内の位置に再設定する絶対位置再設定手段と
    を備えることを特徴とする光学機器。
  2. 前記第2の位置検出手段は、導電部材と、前記光学系の位置に応じて互いに異なる領域で該導電部材に接触可能な複数のブラシとを備えることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  3. 前記記憶制御手段は、前記記憶手段に前回絶対位置データを記憶してから、一度も前記光学系が駆動されていない場合は、前記記憶手段に対する絶対位置データの記憶更新を行わないことを特徴とする請求項1または2に記載の光学機器。
  4. 前記絶対位置再設定手段が前記絶対位置として再設定する前記領域内の位置は、前記第2の位置検出手段によって検出された領域の中心位置であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の光学機器。
  5. 前記絶対位置再設定手段は、前記第2の位置検出手段が前記領域の境界を検出した場合、該境界の位置データを前記第1の位置検出手段により検出される絶対位置として再設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の光学機器。
  6. カメラ本体と、該カメラ本体に脱着可能な交換レンズとを備えたカメラシステムからなり、前記交換レンズは、前記光学系、パルス発生手段および第2の位置検出手段を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の光学機器。
  7. 前記電源の供給停止の際に、前記記憶制御手段に前記光学系の絶対位置データを前記記憶手段に記憶させる動作を行わせるための電力を供給する補助電源を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の光学機器。
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