JP2007174397A - 画像生成装置、画像生成方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】文書画像入力部10は、文書画像を入力し、その文書画像を判定部20及び画像合成部40へ送信する。判定部20は、文書画像を構成する要素の種別を判定し、その結果をコード画像生成部30へ送信する。コード画像生成部30は、判定部20による判定の結果に基づいて、機械読取り可能なコード画像を生成し、それを画像合成部40へ送信する。画像合成部40は、文書画像入力部10から受信した文書画像と、コード画像生成部30から受信したコード画像とを合成し、合成画像を画像形成指示部50へ送信する。画像形成指示部50は、画像合成部40から受信したコード画像付きの文書画像を紙等の媒体上に形成するよう画像形成装置へ指示する。
【選択図】図2
Description
また、紙面全面に位置コーディングを埋め込んだ場合、文書の画質が劣化してしまうという問題点もある。特に、近年、プリンタ等の画像形成装置の高機能化により、絵柄等を取り入れた文書を印刷することも多くなった。かかる場合において、絵柄等については、専用ペンによるマーキングで所望の機能を実現させるといった用途がない限り、画質を優先させたいという要求もある。
更に、文書を構成する要素ごとに位置コーディングパターンを付与するかどうかや、付与する位置コーディングパターンの種類を、文書ごとに変更したい場合もあるが、従来技術では、このような場合に対応できないという問題点もあった。
また、本発明の他の目的は、文書画像にコード画像を重畳した画像を印刷する際に文書画像の画質の劣化を防止することにある。
更に、本発明の他の目的は、文書画像にコード画像を重畳する際の手法を自由に設定できるようにすることにある。
ここで、「各要素に重畳する位置におけるコード画像の生成に各要素の種別を反映させる」ことの例としては、各要素に重畳する位置におけるコード画像の有無を各要素の種別に応じて決定することや、各要素に重畳する位置におけるコード画像の種類を各要素の種別に応じて決定することが考えられる。
また、「各要素に重畳する位置におけるコード画像の生成に各要素の種別を反映させる」方法をユーザが自由に設定できるよう、上記画像生成装置に対し、コード画像生成手段によるコード画像の生成に対する種別の反映方法を指定するモード情報を入力する生成モード入力手段と、この生成モード入力手段により入力されたモード情報で指定された反映方法に従ってコード画像の生成に種別を反映させるようコード画像生成手段を制御する生成制御手段とを更に備えてもよい。
図1は、本実施の形態が適用されるシステムの構成の一例を示したものである。このシステムは、少なくとも、電子文書の印刷を指示する端末装置100と、電子文書を蓄積する文書リポジトリ200と、電子文書の画像にコード画像を重畳して印刷する画像形成装置400とがネットワーク900に接続されることにより構成されている。また、このシステムは、画像形成装置400にて出力される印刷物500と、印刷物500に文字又は図形を記録し、その文字又は図形の軌跡を読み取るペンデバイス600とを含む。更に、ネットワーク900には、ペンデバイス600から受信した軌跡と、文書リポジトリ200から取得した電子文書とを重ね合わせて表示する端末装置700も接続されている。
まず、端末装置100は、文書リポジトリ200から印刷対象の電子文書を取得する(A)。そして、画像形成装置400に対し、この電子文書の印刷を指示する(B)。このとき、端末装置100は、印刷に関するパラメータである印刷属性を指定する。この印刷属性には、通常の印刷と同様、用紙サイズ、向き、両面印刷等が含まれる。また、コード画像に関し、コード画像を印刷すべき領域の指定等が含まれてもよい。
この電子文書の印刷指示を受けると、画像形成装置400は、電子文書の画像にコード画像を重畳した画像を紙等の媒体に印刷し、印刷物500を出力する(C)。この場合、コード画像は、識別情報に対応する識別コードと、位置情報に対応する位置コードとを画像化したものである。或いは、その他の情報である付加情報を含めて画像化したものであってもよい。尚、電子文書の画像とコード画像とを重畳する処理は、端末装置100で行ってもよいし、画像形成装置400で行ってもよい。
また、位置情報とは、個々の媒体上の座標位置(X座標、Y座標)を特定するための情報である。例えば、媒体の左上点を原点とし、媒体の右方向にX軸をとり、下方向にY軸をとることにより設定した座標系で、座標を表すことが考えられる。
更に、付加情報としては、印刷指示を行ったユーザの識別情報や、コピー禁止であるかどうかの情報等がある。
その後、端末装置700は、ペンデバイス600から受信した識別情報に基づいて、印刷物500に印刷された文書画像の元となる電子文書を文書リポジトリ200から取得する(F)。そして、文書リポジトリ200から取得した電子文書と、ペンデバイス600から取得した情報とを重ね合わせて表示する。
また、ペンデバイス600から軌跡情報を受信した場合、この軌跡情報は、印刷物500上での筆記位置に対応する電子文書上の位置に重ね合わせて表示される。これは、ペンデバイス600で読み取ったコード画像に筆記位置の情報が含まれるので、その情報から電子文書の表示イメージにおける対応する位置が特定できるからである。
尚、本明細書では、「電子文書」の文言を用いるが、これは、テキストを含む「文書」を電子化したデータのみを意味するものではない。例えば、絵、写真、図形等の画像データ(ラスタデータかベクターデータかによらない)、その他の印刷可能な電子データも含めて「電子文書」としている。
以下、このような重畳画像を生成する画像生成装置の具体的な実施の形態について述べる。
図2は、第1の実施の形態における画像生成装置の機能構成を示したブロック図である。
図示するように、本実施の形態における画像生成装置は、文書画像入力部10と、判定部20と、コード画像生成部30と、画像合成部40と、画像形成指示部50とを含んでいる。尚、ここでは、この画像生成装置を実現する具体的なハードウェアを明示していないが、例えば、端末装置100にてプリンタドライバ等により実現するものであってもよいし、画像形成装置400にてIPS(Image Processing System)により実現するものであってもよい。
文書画像入力部10は、文書画像を入力し、その文書画像を判定部20及び画像合成部40へ送信する。画像生成装置を端末装置100にて実現する場合であれば、その端末装置100にて作成した文書をユーザの指定に応じて取り込むようにしてもよい。また、画像生成装置を画像形成装置400にて実現する場合であれば、例えば、スキャナ等により文書を取り込むようにしてもよい。
判定部20は、文書画像を構成する要素の種別を判定し、その結果をコード画像生成部30へ送信する。ここで、要素の種別の判定方法としては、公知の種々の手法を用いることができる。例えば、文書に対し、文字、写真、図形等の種別に応じた属性情報が付加されている場合は、それを利用してもよい。PDF(Portable Document Format)や、XML(eXtensible Markup Language)のような構造化文書の属性情報等がこれに相当する。また、このような属性情報が付加されていない場合は、例えば、特開2003−189090号公報に記載されたような方法で文書画像を解析し、要素の種別を判定するようにしてもよい。或いは、属性情報が付加されている文書の画像に対してこのような解析を行い、要素の種別を判定するようにしてもよい。
画像合成部40は、文書画像入力部10から受信した文書画像と、コード画像生成部30から受信したコード画像とを合成し、合成画像を画像形成指示部50へ送信する。
画像形成指示部50は、画像合成部40から受信したコード画像付きの文書画像を紙等の媒体上に形成するよう画像形成装置400へ指示する。その際、機械読取り可能なコード画像については、不可視画像として形成するよう指示を出すことが好ましい。
図3(a)〜(c)は、上述したコード画像を説明するための図である。図3(a)は、不可視画像として形成される2次元コード配列を模式的に示している。また、図3(b)は、図3(a)における2次元コード配列の1単位である2次元コードを拡大して示した図である。更に、図3(c)は、バックスラッシュ「\」とスラッシュ「/」のパターン画像を説明するための図である。
また、識別コードは、2ビット×8ビット及び6ビット×2ビットの矩形領域に配置されており、合計28ビットの識別情報を格納できる。識別情報として28ビットを使用した場合は、228通り(約2億7千万通り)の識別情報を表現できる。識別コードも位置コードと同様に、28ビットの中に誤り検出や誤り訂正のための冗長ビットを含めることができる。
また、図3(c)に示す例では、パターン画像を使用してビット値の符号化を説明しているが、パターン画像以外を採用してもよい。例えば、ドットのON/OFFや、ドットの位置を基準位置からずらす方向により符号化することも可能である。
図4及び5は、本実施の形態における画像生成装置に入力される文書画像と、その文書画像にコード画像を付与した後の重畳画像とを示したものである。
図4(a)は、絵柄と、絵柄以外(文字/背景)とからなる文書画像の例である。本実施の形態の第1の例では、この文書画像にコード画像を付与することにより、図4(b)のような重畳画像を生成するものとする。即ち、絵柄の部分には、画質を優先するため、コード画像は付与せず、絵柄以外の部分にのみコード画像を付与している。
まず、文書画像入力部10は、文書画像が入力されると、その文書画像を判定部20及び画像合成部40へ送信する。判定部20は、文書画像を受信すると、例えば、特開2003−189090号公報に記載された手法を用いて、文書画像中の要素が絵柄であるかどうかを判定する。判定部20で判定された結果は、例えば、(x1,y1,x2,y2,type)といった形式でコード画像生成部30へ渡される。ここで、x1,y1は特定の要素が占める領域の左上点のX座標及びY座標、x2,y2はその領域の右下点のX座標及びY座標、typeは領域の種別(この場合は、絵柄かそれ以外か)である。即ち、判定部20からコード画像生成部30へは、図6に示すような対応関係が送信されることになる。
尚、ここでは、文書画像を構成する要素に対し種別を割り当てたが、文書画像の個々の画素に対し種別を割り当てるようにしてもよい。
図7は、このときのコード画像生成部30の動作例を示したフローチャートである。
まず、文書画像に重畳すべきコード画像を構成する2次元コード(図3(b)参照)のY方向の個数をカウントするためのインデックスiに1を設定し(ステップ101)、X方向の個数をカウントするためのインデックスjにも1を設定する(ステップ102)。尚、インデックスiの最大値をM、インデックスjの最大値をNとし、インデックス(i,j)に対する位置をP(i,j)と表記するものとする。
まず、コード画像生成部30は、P(i,j)の位置が絵柄であるかどうかを判定する(ステップ103)。具体的には、2次元コードの各辺の長さと、図6の領域情報を示すのに用いた座標間の長さとが分かれば、P(i,j)の領域を、図6で用いた座標系で表現することが可能なので、このような座標変換を行うことにより、P(i,j)の領域が絵柄の領域に含まれるかどうかを判定する。その結果、絵柄でないと判定されれば、P(i,j)に付与するコード画像を生成する(ステップ104)。一方、絵柄であると判定されれば、画質を優先させるために、コード画像は生成しない。
その後、次のP(i,j)に着目する処理を行う。
即ち、jに1を加算し(ステップ105)、jがNを超えたかどうかを判定する(ステップ106)。ここで、jがNを超えていなければ、ステップ103に戻る。また、jがNを超えていれば、iに1を加算し(ステップ107)、iがMを超えたかどうかを判定する(ステップ108)。ここで、iがMを超えていなければ、ステップ102に戻る。また、iがMを超えていれば、処理を終了する。
その後、コード画像生成部30は、生成したコード画像を画像合成部40へ送信する。画像合成部40は、受信した文書画像とコード画像とを合成し、コード画像付き文書画像として画像形成指示部50へ送信する。これにより、画像形成指示部50は、受信したコード画像付き文書画像を媒体上に形成するよう画像形成装置400に対し指示する。この際、文書画像を可視画像として、コード画像を不可視画像として形成するよう指示することが好ましい。
まず、文書画像入力部10は、文書画像が入力されると、その文書画像を判定部20及び画像合成部40へ送信する。判定部20は、文書画像を受信すると、例えば、文書画像に付与された属性情報に基づいて、文書画像中の要素の種別(写真、図、文字、背景)を判定する。判定部20で判定された結果は、上述した第1の例と同様、例えば、(x1,y1,x2,y2,type)といった形式でコード画像生成部30へ渡される。即ち、判定部20からコード画像生成部30へは、図8に示すような対応関係が送信されることになる。
尚、ここでは、文書画像を構成する要素に対し種別を割り当てたが、文書画像の個々の画素に対し種別を割り当てるようにしてもよい。
図9は、このときのコード画像生成部30の動作例を示したフローチャートである。
まず、文書画像に重畳すべきコード画像を構成する2次元コード(図3(b)参照)のY方向の個数をカウントするためのインデックスiに1を設定し(ステップ201)、X方向の個数をカウントするためのインデックスjにも1を設定する(ステップ202)。尚、インデックスiの最大値をM、インデックスjの最大値をNとし、インデックス(i,j)に対する位置をP(i,j)と表記するものとする。
まず、コード画像生成部30は、P(i,j)の位置における要素の種別を判定する(ステップ203)。具体的には、2次元コードの各辺の長さと、図8の領域情報を示すのに用いた座標間の長さとが分かれば、P(i,j)の領域を、図8で用いた座標系で表現することが可能なので、このような座標変換を行うことにより、P(i,j)の領域がどの種別の領域に含まれるかを判定する。その結果、背景であると判定されれば、P(i,j)に付与するコード画像Aを生成する(ステップ204)。また、文字であると判定されれば、P(i,j)に付与するコード画像Bを生成する(ステップ205)。一方、写真又は図であると判定されれば、画質を優先させるために、コード画像は生成しない。
その後、次のP(i,j)に着目する処理を行う。
即ち、jに1を加算し(ステップ206)、jがNを超えたかどうかを判定する(ステップ207)。ここで、jがNを超えていなければ、ステップ203に戻る。また、jがNを超えていれば、iに1を加算し(ステップ208)、iがMを超えたかどうかを判定する(ステップ209)。ここで、iがMを超えていなければ、ステップ202に戻る。また、iがMを超えていれば、処理を終了する。
その後は、上記の第1の例と同様であり、コード画像生成部30は、生成したコード画像を画像合成部40へ送信する。画像合成部40は、受信した文書画像とコード画像とを合成し、コード画像付き文書画像として画像形成指示部50へ送信する。これにより、画像形成指示部50は、受信したコード画像付き文書画像を媒体上に形成するよう画像形成装置400に対し指示する。この際、文書画像を可視画像として、コード画像を不可視画像として形成するよう指示することが好ましい。
尚、本実施の形態において、第1の例では、判定部20における判定方法を、文書画像を解析して得られた画像特性を用いる方法とし、コード画像生成部30におけるコード画像生成方法を、コード画像を付与する/しないのいずれかとした。これに対し、第2の例では、判定部20における判定方法を、文書に付加された属性情報を用いる方法とし、コード画像生成部30におけるコード画像の生成方法を、密なコード画像を付与する/疎なコード画像を付与する/コード画像を付与しないのいずれかとした。しかしながら、判定方法とコード画像生成方法の組み合わせには、これには限らず、第1の例における判定方法と第2の例におけるコード画像生成方法の組み合わせを採用してもよいし、第2の例における判定方法と第1の例におけるコード画像生成方法の組み合わせを採用してもよい。
上述した第1の実施の形態は、文書画像を構成する各要素に重畳されるコード画像の生成に対し、各要素の種別を反映させるようにした。但し、第1の実施の形態は、絵柄にはコード画像を付与せず、絵柄以外にコード画像を付与する、或いは、写真、図にはコード画像を付与せず、文字には疎なコード画像を、背景には密なコード画像を付与する、といったように、コード画像の生成に対する種別の反映方法が予め決められたものだった。
これに対し、第2の実施の形態は、文書画像を構成する各要素に重畳されるコード画像の生成に対する各要素の種別の反映方法を、ユーザが適宜設定できるようにするものである。
図示するように、本実施の形態における画像生成装置は、第1の実施の形態における画像生成装置が有する構成に加え、生成モード入力部31と、生成制御部32とを含んでいる。尚、ここでは、この画像生成装置を実現する具体的なハードウェアを明示していないが、第1の実施の形態と同様、例えば、端末装置100にてプリンタドライバ等により実現するものであってもよいし、画像形成装置400にてIPS(Image Processing System)により実現するものであってもよい。
生成制御部32は、生成モード入力部31から入力された生成モードに基づいて生成制御情報を生成し、コード画像生成部30へ送信する。ここで、生成制御情報とは、文書画像を構成する要素の種別と、その種別に対応するコード画像の付与の有無及び付与するコード画像の種類との対応情報である。
尚、これらの機能も、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。即ち、生成モード入力部31及び生成制御部32は、画像生成装置のCPU(Central Processing Unit)が、その装置のハードディスク等に記憶された各機能を実現するプログラムをメインメモリに読み込むことにより実現することが可能である。
文書画像入力部10が、入力された文書画像を判定部20及び画像合成部40へ送信し、判定部20で判定された結果が、例えば、(x1,y1,x2,y2,type)といった形式でコード画像生成部30へ送信されるところまでは、第1の実施の形態と同様であるので、詳細な説明を省略する。
また、本実施の形態では、図11に示すような生成制御テーブルが、図示しない記憶装置に予め記憶されているものとする。生成制御テーブルには、文書画像を構成する要素の種別ごと、かつ、生成モードごとに、コード画像を付与するかしないか、或いは、付与するコード画像の種類等を含むコード画像の生成方法が定義されている。即ち、「画質優先モード」が選択された場合、写真及び図に対してはコード画像を付与せず、文字及び背景に対しては通常のコード画像であるコード画像Aを付与することが定義されている。また、「画質/文字優先モード」が選択された場合、写真及び図に対してはコード画像を付与せず、背景に対しては通常のコード画像であるコード画像Aを付与するのは上記と同様であるが、文字に対してはコード画像Aよりも疎なコード画像Bを付与することが定義されている。尚、このような生成制御テーブルは、UI上での操作により種別と生成方法とを対応付け入力したものであってもよいし、同様の対応付けを定義したファイルから入力したものであってもよい。
図12は、このときのコード画像生成部30の動作例を示したフローチャートである。
まず、文書画像に重畳すべきコード画像を構成する2次元コード(図3(b)参照)のY方向の個数をカウントするためのインデックスiに1を設定し(ステップ301)、X方向の個数をカウントするためのインデックスjにも1を設定する(ステップ302)。尚、インデックスiの最大値をM、インデックスjの最大値をNとし、インデックス(i,j)に対する位置をP(i,j)と表記するものとする。
まず、コード画像生成部30は、P(i,j)の位置における要素の種別を特定する(ステップ303)。そして、先に生成制御部32から受信した生成制御情報を参照し、特定された種別に対するコード画像の生成方法(コード画像を生成するかしないか、生成する場合はコード画像の種類)に関する情報を取得する(ステップ304)。
次いで、この生成方法に関する情報においてコード画像を生成すべき旨が定義されているかどうかを判定する(ステップ305)。その結果、コード画像を生成すべき旨が定義されていると判定されれば、P(i,j)に付与するコード画像を生成する(ステップ306)。一方、コード画像を生成しない旨が定義されていると判定されれば、コード画像は生成せず、ステップ307へ進む。
即ち、jに1を加算し(ステップ307)、jがNを超えたかどうかを判定する(ステップ308)。ここで、jがNを超えていなければ、ステップ303に戻る。また、jがNを超えていれば、iに1を加算し(ステップ309)、iがMを超えたかどうかを判定する(ステップ310)。ここで、iがMを超えていなければ、ステップ302に戻る。また、iがMを超えていれば、処理を終了する。
尚、本実施の形態において、生成モード入力部31及び生成制御部32は、生成制御情報に変更がない場合には動作しないようにしてもよい。また、基本となる生成制御情報を定めておき、それと異なる場合のみ生成モード入力部31から生成モードを入力し、生成制御情報を変更するようにしてもよい。
上述した第1の実施の形態は、文書画像を構成する各要素の種別を判定し、その結果に応じてコード画像の生成方法を決定していた。但し、各要素の種別の判定方法として、予め決められた特定の手法を用いるものであった。
これに対し、第3の実施の形態は、文書画像を構成する要素の種別の判定方法を、ユーザが適宜設定できるようにするものである。
図13は、第3の実施の形態における画像生成装置の機能構成を示したブロック図である。
図示するように、本実施の形態における画像生成装置は、第1の実施の形態における画像生成装置が有する構成に加え、判定モード入力部21と、判定制御部22とを含んでいる。尚、ここでは、この画像生成装置を実現する具体的なハードウェアを明示していないが、第1の実施の形態と同様、例えば、端末装置100にてプリンタドライバ等により実現するものであってもよいし、画像形成装置400にてIPS(Image Processing System)により実現するものであってもよい。
判定制御部22は、判定モード入力部21から入力された判定モードに基づいて判定制御情報を生成し、コード画像生成部30へ送信する。ここで、判定制御情報とは、予め用意された複数の手法の中から文書画像を構成する要素の種別の判定を行うのに用いる手法を特定するための情報である。
尚、これらの機能も、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。即ち、判定モード入力部21及び判定制御部22は、画像生成装置のCPU(Central Processing Unit)が、その装置のハードディスク等に記憶された各機能を実現するプログラムをメインメモリに読み込むことにより実現することが可能である。
文書画像入力部10が、入力された文書画像を判定部20及び画像合成部40へ送信するところまでは、第1の実施の形態と同様であるので、詳細な説明を省略する。
一方で、判定モード入力部21から判定モードの情報が入力されると、判定制御部22は、その判定モードの情報に基づいて、判定制御情報を生成する。例えば、「属性モード」が選択されると、文書に付加された属性情報を用いて各要素の種別を判定すべき旨の情報が判定制御情報として生成される。そして、判定制御部22は、この生成された判定制御情報を判定部20へ送信する。
その後は、第1の実施の形態と同様であり、コード画像生成部30は、判定部20から受信した判定結果に基づいてコード画像を生成し、画像合成部40へ送信する。画像合成部40は、受信した文書画像とコード画像とを合成し、画像形成指示部50へ送信する。これにより、画像形成指示部50は、受信したコード画像付き文書画像を媒体上に形成するよう画像形成装置400に対し指示する。この際、文書画像を可視画像として、コード画像を不可視画像として形成するよう指示することが好ましい。
尚、本実施の形態において、判定モード入力部21及び判定制御部22は、判定制御情報に変更がない場合には動作しないようにしてもよい。また、基本となる判定制御情報を定めておき、それと異なる場合のみ判定モード入力部21から判定モードを入力し、判定制御情報を変更するようにしてもよい。
Claims (10)
- 機械読取り可能なコード画像を文書画像に重畳した画像を生成する画像生成装置であって、
前記文書画像を構成する各要素の種別を判定する判定手段と、
前記各要素に重畳する位置における前記コード画像の生成に当該各要素の種別を反映させるコード画像生成手段と
を備えたことを特徴とする画像生成装置。 - 前記判定手段は、前記文書画像を構成する各要素に付加された属性情報に基づいて、当該各要素の種別を判定することを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
- 前記判定手段は、前記文書画像を構成する各要素の画像を解析して得られる画像特性に基づいて、当該各要素の種別を判定することを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
- 前記判定手段による前記種別の判定方法を指定するモード情報を入力する判定モード入力手段と、
前記判定モード入力手段により入力されたモード情報で指定された判定方法を用いて前記種別を判定するよう前記判定手段を制御する判定制御手段と
を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。 - 前記コード画像生成手段は、前記各要素に重畳する位置における前記コード画像の有無を、当該各要素の種別に応じて決定することを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
- 前記コード画像生成手段は、前記各要素に重畳する位置における前記コード画像の種類を、当該各要素の種別に応じて決定することを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
- 前記コード画像生成手段による前記コード画像の生成に対する前記種別の反映方法を指定するモード情報を入力する生成モード入力手段と、
前記生成モード入力手段により入力されたモード情報で指定された反映方法に従って前記コード画像の生成に前記種別を反映させるよう前記コード画像生成手段を制御する生成制御手段と
を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。 - 前記コード画像を不可視画像として形成するよう指示する画像形成指示手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
- 機械読取り可能なコード画像を文書画像に重畳した画像を生成する画像生成方法であって、
前記文書画像を構成する特定の要素の種別を判定するステップと、
前記文書画像を構成する要素の種別と、当該種別の要素に重畳する位置における前記コード画像の生成方法に関する情報との対応関係を記憶した記憶手段から、前記特定の要素の種別に対応する生成方法に関する情報を読み出すステップと、
読み出した前記生成方法に関する情報に従って、前記特定の要素に重畳する位置における前記コード画像を生成するステップと
を含むことを特徴とする画像生成方法。 - 機械読取り可能なコード画像を文書画像に重畳した画像を生成するためのプログラムであって、
コンピュータに、
前記文書画像を構成する特定の要素の種別を判定する機能と、
前記文書画像を構成する要素の種別と、当該種別の要素に重畳する位置における前記コード画像の生成方法に関する情報との対応関係を記憶した記憶手段から、前記特定の要素の種別に対応する生成方法に関する情報を読み出す機能と、
読み出した前記生成方法に関する情報に従って、前記特定の要素に重畳する位置における前記コード画像を生成する機能と
を実現させるためのプログラム。
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