JP2007171764A - レンズ駆動装置 - Google Patents
レンズ駆動装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007171764A JP2007171764A JP2005371768A JP2005371768A JP2007171764A JP 2007171764 A JP2007171764 A JP 2007171764A JP 2005371768 A JP2005371768 A JP 2005371768A JP 2005371768 A JP2005371768 A JP 2005371768A JP 2007171764 A JP2007171764 A JP 2007171764A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnet
- lens
- driving device
- lens holder
- lens driving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
Abstract
【解決手段】板バネ13A,13Bによりケーシング14A,14Bに懸架されたレンズホルダー12と、このレンズホルダー12の外周側に配置される駆動用コイル15と、外周側から内周側に向けて着磁された環状の永久磁石16とを備えたレンズ駆動装置10において、磁気ヨークとして、上記永久磁石16の前方端面側に形成された円環部17aと外周面に形成された円筒部17bとを備えた磁気ヨーク17を用いることにより、駆動用コイル15をレンズホルダー12に直巻きできるようにするとともに、上記永久磁石16の磁界強度を前方に偏らせて、磁界を有効に作用させることができるようにした。
【選択図】図1
Description
上記駆動用コイル55は、上記ヨーク51と上記リング状の永久磁石52とにより印加される、コイル周りに放射状に分布する磁界中に設置されているので、上記駆動用コイル55に通電すると、図4(b)に示すように、上記駆動用コイル55に被写体の方向へ向けたローレンツ力が発生して、上記レンズホルダー54を上記スプリング58A,58Bの復元力と釣り合う位置に移動させることができる。したがって、上記駆動用コイル55に通電する電流値を制御することにより、上記レンズホルダー54の移動量を制御して、上記レンズ53の位置を制御することができる(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、本願の請求項1に記載の発明は、板バネによりケーシングに懸架されたレンズホルダーと、ほぼ環状に形成された、外周側から内周側に向けて着磁された永久磁石と、この永久磁石のレンズ開口部側端面側に形成された円環部と上記永久磁石の外周面に形成された円筒部とを備えた磁気ヨークと、上記レンズホルダーの外周に、上記永久磁石の内周面と空隙を介して対向するように形成された駆動用コイルとを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のレンズ駆動装置において、上記永久磁石として、その中心軸の周りに複数個の各磁石片に分割された磁石片を、少なくとも隣接する一組の磁石片間に空隙部を有するように環状に配置して成る永久磁石を用いるとともに、上記レンズホルダーに、上記空隙部内に突出する凸部を設けたものである。
このとき、上記永久磁石と上記磁気ヨークの円環部の少なくとも内周側とを離間させるようにすれば、前方の磁界強度を更に強めることができる。
また、上記永久磁石として、その中心軸の周りに複数個の各磁石片に分割された磁石片を、少なくとも隣接する一組の磁石片間に空隙部を有するように環状に配置して成る永久磁石を用いるとともに、上記レンズホルダーに、上記空隙部内に突出する凸部を設けるようにすれば、落下や回転の衝撃時における永久磁石とレンズホルダーの回転ずれ角度を小さくできるので、板バネの損傷を防止することができる。
図1は、本発明の最良の形態に係るレンズ駆動装置10の構成を示す模式図で、同図において、11はレンズ、12はこのレンズ11を保持するレンズホルダー、13A,13Bはこのレンズホルダー12を上部及び下部のケーシング14A,14Bにそれぞれ懸架するための板バネ、15は上記レンズホルダー12に直巻きされる駆動用コイル、16は外周側から内周側に向けて着磁された、上記駆動用コイル15に放射状に分布する磁界を印加するための環状の永久磁石である。また、17は磁気ヨークで、本例では、この磁気ヨーク17を、上記永久磁石16のレンズ開口部側端面側に形成された円環部17aと上記永久磁石16の外周面に形成された円筒部17bとを備えた、断面形状がL字型のヨークとするとともに、上記永久磁石16の内周側前方(レンズ開口部側)に切り欠き部16kを設けて、上記永久磁石16と上記磁気ヨークの円環部17aの内周側との間に隙間18を設けるようにしている。
ところで、磁気ヨーク17を駆動用コイル15の後方に形成しない構成とすると、上記駆動用コイル15を貫く磁束の量が若干減少するが、本例の構造では、上記永久磁石16の磁界強度分布が前方(レンズ開口部側)に偏っている。すなわち、磁気ヨーク17の断面形状をL字型とすると、永久磁石16が後方に向けて湧き出す磁力線の数が減少し、逆に、永久磁石16の前方の面からの磁力線が上記磁気ヨークの円環部17aに向けて湧き出すようになるので、前方の磁力線の数が増加する。したがって、レンズ11の移動が頻繁に必要とされる近場の撮影に合わせてレンズホルダー12を前方に駆動する本方式のようなボイスコイルモータを用いたレンズ駆動装置10においては、駆動に伴って駆動用コイル15を磁界強度の高い方へ移動させることができる。
また、本例では、永久磁石16と磁気ヨークの円環部17aの内周側との間に隙間18を設けて上記磁界強度分布の偏りを大きくして、前方の磁界強度を更に強めるようにしているので、駆動用コイル15の後方に磁気ヨーク17を形成しなくても、近場の撮影時には、磁界を有効に作用させることができる。なお、遠場撮影のときには、レンズ11は後方にほぼ静止されて後方へ駆動用コイル15が移動することはないので、後方の磁界強度が若干低下しても問題にはならない。
具体的には、レンズ駆動装置10が中心軸周りの回転衝撃を受けたとき、板バネ13A,13Bにより懸架されたレンズホルダー12と、固定部材である上部及び下部のケーシング14A,14Bに磁気ヨーク17を介して連結された永久磁石16とは、慣性のために回転ずれを生じ、このずれ角度が大きい場合には、上記板バネ13A,13Bに座屈等の損傷を与えることになり、レンズ駆動装置10の機能が失われる恐れがあるが、本例のレンズ駆動装置10では、図3に示すように、上記レンズホルダー12に設けられた凸部12D,12Dが、予め上記磁石片間の空隙部16S,16S内に侵入している構成となっているため、回転衝撃時に、上記凸部12D,12Dと磁石片16A,16C(または、磁石片16B,16D)の周方向端面とを当接させることができる。したがって、回転ずれ角度を小さく抑制することができ、板バネ13A,13Bの損傷を防止することができる。
また、上記永久磁石16として、複数個の磁石片16A〜16Dを、上記磁石片16B,16C間、及び、磁石片16C,16A間に空隙部16S,16Sを設けて組上げた永久磁石を用いるとともに、上記レンズホルダー12に上記空隙部16S,16S内に侵入する凸部12D,12Dを設けるようにすれば、落下等の衝撃、特に、回転衝撃に対して十分な耐性を得ることができる。
また、上記例では、永久磁石16を4個の磁石片16A〜16Dから構成したが、これに限るものではなく、3個あるいは5個以上としてもよい。更に、空隙部16Sの数に関しても、1個でもよく、3個以上でもよい。このとき、レンズホルダー12に設ける凸部12Dの数も上記空隙部16Sの数により増減させるが、上記凸部12Dの数は必ずしも上記空隙部16Sの数に一致させる必要はない。
13A,13B 板バネ、14A,14B ケーシング、15 駆動用コイル、
16 永久磁石、16A〜16D 磁石片、16k 切り欠き部、16S 空隙部、
17 磁気ヨーク、17a 円環部、17b 円筒部、18 隙間。
Claims (3)
- 板バネによりケーシングに懸架されたレンズホルダーと、ほぼ環状に形成された、外周側から内周側に向けて着磁された永久磁石と、この永久磁石のレンズ開口部側端面側に形成された円環部と上記永久磁石の外周面に形成された円筒部とを備えた磁気ヨークと、上記レンズホルダーの外周に、上記永久磁石の内周面と空隙を介して対向するように形成された駆動用コイルとを備えたことを特徴とするレンズ駆動装置。
- 上記永久磁石と上記磁気ヨークの円環部の少なくとも内周側とが離間していることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
- 上記永久磁石として、その中心軸の周りに複数個の各磁石片に分割された磁石片を、少なくとも隣接する一組の磁石片間に空隙部を有するように環状に配置して成る永久磁石を用いるとともに、上記レンズホルダーに、上記空隙部内に突出する凸部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンズ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005371768A JP2007171764A (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | レンズ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005371768A JP2007171764A (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | レンズ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007171764A true JP2007171764A (ja) | 2007-07-05 |
Family
ID=38298379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005371768A Pending JP2007171764A (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | レンズ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007171764A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010014920A (ja) * | 2008-07-03 | 2010-01-21 | Nidec Sankyo Corp | レンズ駆動装置 |
JP2010085494A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-15 | Sony Corp | レンズ駆動装置、カメラモジュール、撮像装置、及びカメラ付き携帯端末装置 |
WO2013168898A1 (en) * | 2012-05-09 | 2013-11-14 | Lg Innotek Co., Ltd. | Voice coil motor |
KR20130125472A (ko) * | 2012-05-09 | 2013-11-19 | 엘지이노텍 주식회사 | 보이스 코일 모터 |
CN105372783A (zh) * | 2014-08-28 | 2016-03-02 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 音圈马达 |
CN106772902A (zh) * | 2017-01-10 | 2017-05-31 | 惠州大亚湾三美达光学技术有限公司 | 透镜驱动装置 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63194211A (ja) * | 1987-02-09 | 1988-08-11 | Sony Corp | カメラのレンズ駆動装置 |
JPS63204211A (ja) * | 1987-02-20 | 1988-08-23 | Sony Corp | カメラのレンズ駆動装置 |
JPH07146430A (ja) * | 1993-03-30 | 1995-06-06 | Sony Corp | 電磁駆動装置及び電磁駆動装置を用いたフォーカス制御装置 |
JPH0815593A (ja) * | 1994-06-24 | 1996-01-19 | Sony Corp | レンズ鏡筒装置と被駆動体の駆動装置 |
JPH1056793A (ja) * | 1996-08-07 | 1998-02-24 | Sony Corp | リニアモータの制御回路 |
JP2004280031A (ja) * | 2003-03-13 | 2004-10-07 | Shicoh Eng Co Ltd | レンズ駆動装置 |
JP2005128392A (ja) * | 2003-10-27 | 2005-05-19 | Shicoh Eng Co Ltd | レンズ駆動装置 |
-
2005
- 2005-12-26 JP JP2005371768A patent/JP2007171764A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63194211A (ja) * | 1987-02-09 | 1988-08-11 | Sony Corp | カメラのレンズ駆動装置 |
JPS63204211A (ja) * | 1987-02-20 | 1988-08-23 | Sony Corp | カメラのレンズ駆動装置 |
JPH07146430A (ja) * | 1993-03-30 | 1995-06-06 | Sony Corp | 電磁駆動装置及び電磁駆動装置を用いたフォーカス制御装置 |
JPH0815593A (ja) * | 1994-06-24 | 1996-01-19 | Sony Corp | レンズ鏡筒装置と被駆動体の駆動装置 |
JPH1056793A (ja) * | 1996-08-07 | 1998-02-24 | Sony Corp | リニアモータの制御回路 |
JP2004280031A (ja) * | 2003-03-13 | 2004-10-07 | Shicoh Eng Co Ltd | レンズ駆動装置 |
JP2005128392A (ja) * | 2003-10-27 | 2005-05-19 | Shicoh Eng Co Ltd | レンズ駆動装置 |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010014920A (ja) * | 2008-07-03 | 2010-01-21 | Nidec Sankyo Corp | レンズ駆動装置 |
JP2010085494A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-15 | Sony Corp | レンズ駆動装置、カメラモジュール、撮像装置、及びカメラ付き携帯端末装置 |
US8228420B2 (en) | 2008-09-29 | 2012-07-24 | Sony Corporation | Lens driver, camera module, imaging apparatus, and camera-equipped mobile terminal |
WO2013168898A1 (en) * | 2012-05-09 | 2013-11-14 | Lg Innotek Co., Ltd. | Voice coil motor |
KR20130125472A (ko) * | 2012-05-09 | 2013-11-19 | 엘지이노텍 주식회사 | 보이스 코일 모터 |
US9341810B2 (en) | 2012-05-09 | 2016-05-17 | Lg Innotek Co., Ltd. | Voice coil motor |
US10222579B2 (en) | 2012-05-09 | 2019-03-05 | Lg Innotek Co., Ltd. | Voice coil motor |
US10816751B2 (en) | 2012-05-09 | 2020-10-27 | Lg Innotek, Co., Ltd. | Voice coil motor |
US11372194B2 (en) | 2012-05-09 | 2022-06-28 | Lg Innotek Co., Ltd. | Voice coil motor |
US11906809B2 (en) | 2012-05-09 | 2024-02-20 | Lg Innotek Co., Ltd. | Voice coil motor |
CN105372783A (zh) * | 2014-08-28 | 2016-03-02 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 音圈马达 |
CN106772902A (zh) * | 2017-01-10 | 2017-05-31 | 惠州大亚湾三美达光学技术有限公司 | 透镜驱动装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6637668B2 (ja) | レンズ駆動装置 | |
JP2013025035A (ja) | レンズ駆動装置 | |
JP5105080B2 (ja) | レンズ駆動装置 | |
JP2007171764A (ja) | レンズ駆動装置 | |
US7634189B2 (en) | Two-step auto-focusing camera | |
JP2020166129A (ja) | カメラ用レンズ駆動装置 | |
EP3270219B1 (en) | Shake correction apparatus | |
JP2012234136A (ja) | レンズ駆動装置、オートフォーカスカメラ及び携帯端末装置 | |
JP2013097028A (ja) | 電磁駆動装置 | |
JP2012002973A (ja) | 手振れ抑制装置 | |
JP2007148354A (ja) | レンズ駆動装置 | |
JP2007072271A (ja) | レンズ駆動装置 | |
JP2007241095A (ja) | レンズ駆動装置 | |
JP2013104967A (ja) | 電磁駆動装置 | |
CN104714352B (zh) | 能够使光学元件从光路退避的光学设备 | |
JP2006293243A (ja) | レンズ駆動装置 | |
JP2013033186A (ja) | レンズ駆動装置、オートフォーカスカメラ及び携帯端末装置 | |
JP2008116620A (ja) | レンズ駆動装置 | |
JP2013025033A (ja) | 電磁駆動装置 | |
JP2006251111A (ja) | レンズ駆動装置 | |
JP6465585B2 (ja) | 手振れ補正機能付レンズ駆動装置 | |
JP2007171299A (ja) | レンズ鏡胴 | |
JP2009109583A (ja) | レンズ駆動装置 | |
JP2008122705A (ja) | レンズ駆動装置 | |
JP6120691B2 (ja) | 像振れ補正装置、光学機器、及び撮像装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20070615 |
|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20081226 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20090227 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090223 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110208 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20110712 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |