JP6465585B2 - 手振れ補正機能付レンズ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、携帯電話用のカメラ等に用いられる自動焦点機能及び手振れ補正機能を備えた手振れ補正機能付レンズ駆動装置に関する。
手振れ補正機能付レンズ駆動装置は、レンズに手振れが加わると、手振れ補正機能付レンズ駆動装置に搭載された手振れ補正ユニットがオートフォーカスユニットをレンズの光軸と直角な方向に搖動させ、イメージセンサ上に結像させた像のブレを抑制する。例えば、特許文献1に代表される手振れ補正機能付レンズ駆動装置は、概略、レンズを光軸方向に移動させるオートフォーカスユニットと、光軸方向に延在するサスペンションワイヤにより懸架支持され、オートフォーカスユニットを光軸と直角な方向に搖動させる手振れ補正ユニットとを有する構成である。
図7(a)は、手振れ補正機能付レンズ駆動装置30の全体像を示す斜視図であり、図7(b)は、手振れ補正機能付レンズ駆動装置30の分解斜視図である。ここで、レンズ33の光軸方向をZ(Z軸)方向とし、Z軸と直角な2方向をX(X軸)方向及びY(Y軸)方向とし、被写体方向を光軸方向前方(+Z側)とする。
図7(b)に示すように、手振れ補正機能付レンズ駆動装置30は、オートフォーカスユニット31と、手振れ補正ユニット32とにより構成される。オートフォーカスユニット31は、レンズ33を保持するレンズホルダ34と、フォーカス用コイル35と、フォーカス用マグネット36と、マグネットホルダ37と、前側バネ部材38Aと、後側バネ部材38Bとを備える。
手振れ補正ユニット32は、ベース基板39と、サスペンションワイヤ40と、オートフォーカスユニット31と共用されるフォーカス用マグネット36と、X側の揺動用コイル41X及びY側の揺動用コイル41Yとを備える。
オートフォーカスユニット31のフォーカス用マグネット36の内周側には、フォーカス用コイル35がZ方向に巻回されてレンズホルダ34の外周側に装着される。フォーカス用マグネット36は、板状をなして、磁極面をフォーカス用コイル35側に向けてZ軸と平行な軸周りに90度の間隔で配設される。そして、フォーカス用コイル35とフォーカス用マグネット36とは、互いに空隙を隔てて対向し、フォーカス用マグネット36がマグネットホルダ37に保持される。マグネットホルダ37の+Z側には前側バネ部材38Aが接続され、マグネットホルダ37の−Z側(被写体側と反対方向)には後側バネ部材38Bが接続される。
マグネットホルダ37の+Z側の四隅には、Z方向に延在する4本のサスペンションワイヤ40の前側(+Z側)の端部が接続され、手振れ補正ユニット32のベース基板39の+Z側の四隅には、サスペンションワイヤ40の後側(−Z側)の端部が接続される。マグネットホルダ37は、サスペンションワイヤ40を介して、X方向及びY方向に揺動可能に懸架支持される。
ベース基板39は、中央部が開口し、Z方向を向いた板状の部材である。ベース基板39の+Z側の面には、Z方向に巻回されてトラック形状をなすX側の揺動用コイル41X及びY側の揺動用コイル41Yが装着される。X側の揺動用コイル41X及びY側の揺動用コイル41Yは、ベース基板39に開設された中央部の開口をはさんで2個ずつ設けられ、フォーカス用マグネット36の−Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する。
オートフォーカスユニット31のフォーカス用コイル35は、当該フォーカス用コイル35への通電に伴いZ方向へのローレンツ力が発生し、レンズ33をZ方向前方もしくはZ方向後方へ移動させる。
X側の揺動用コイル41Xは、手振れ補正ユニット32のX側の揺動用コイル41Xへの通電に伴いX方向のローレンツ力が発生し、X側の揺動用コイル41Xに対向する2個のフォーカス用マグネット36に反力が作用して、オートフォーカスユニット31をX方向へ揺動させる。また、Y側の揺動用コイル41Yは、Y側の揺動用コイル41Yへの通電に伴いY方向のローレンツ力が発生し、Y側の揺動用コイル41Yに対向する2個のフォーカス用マグネット36に反力が作用して、オートフォーカスユニット31をY方向へ揺動させる。
特開2013−24938号公報
レンズ33は、手振れ補正機能付レンズ駆動装置30の組立が完成した後、手振れ補正機能付レンズ駆動装置30のレンズホルダ34に嵌合させるようにして取付けられる。すなわち、レンズホルダ34の内周側には、ネジ形状や係止突起形状の加工が施されており、レンズ33が+Z側から挿入されて、ねじ込みや引掛け等の力が加えられることにより取付けられる。しかしながら、レンズ33がレンズホルダ34に装着されるときに、オートフォーカスユニット31が手振れ補正ユニット32にぶつかる位置まで−Z方向に押し付けられてしまうことがある。その結果、サスペンションワイヤ40は、塑性変形を伴う座屈(塑性座屈)を引き起こすことがある。また、サスペンションワイヤ40は、手振れ補正機能付レンズ駆動装置30に落下等の衝撃力が加わった時も、衝撃力によってオートフォーカスユニット31が手振れ補正ユニット32にぶつかる位置まで−Z方向に押し付けられて、塑性座屈が引き起こされることがある。このように、サスペンションワイヤ40に塑性座屈が生じて変形したままになると、オートフォーカスユニット31は、手振れ補正ユニット32に対して位置ズレや傾斜を生じて、手振れ補正機能の動作不良を引き起こす恐れが高まる。また、懸架されたオートフォーカスユニット31が傾くことにより撮影画像に歪を生じる恐れが高まる。
本発明は、レンズ装着時やレンズに衝撃が加わった時に、サスペンションワイヤが塑性座屈を引き起こしにくくなり、手振れ補正機能の劣化や撮影画像の歪が発生することのない手振れ補正機能付レンズ駆動装置を提供することを目的とする。
本願発明は、被写体方向をレンズの光軸方向前方として、レンズを光軸方向に移動させるオートフォーカスユニットと、オートフォーカスユニットを光軸方向と直角な方向に揺動させる手振れ補正ユニットとを備え、オートフォーカスユニットは、四辺部と光軸方向後方に延長された柱部とを有するマグネットホルダと、レンズの外周側に取付けられ、マグネットホルダにより保持される複数のフォーカス用マグネットと、外周部がマグネットホルダの四辺部の光軸方向前方側に接続され、内周部がレンズの光軸方向前方側に接続される前側バネ部材と、外周部がマグネットホルダの柱部の光軸方向後方側に接続され、レンズの光軸方向後方側に接続される後側バネ部材とを備え、手振れ補正ユニットは、ベース基板と、ベース基板の光軸方向前方に接続されるベース基板側壁と、ベース基板側壁の光軸方向前方に接続されるベースカバーと、レンズの光軸方向に延在し、光軸方向前方がマグネットホルダに接続され、光軸方向後方がベース基板に接続され、当該マグネットホルダを搖動可能に懸架支持するサスペンションワイヤと、ベースカバーの光軸方向後方側の面とベース基板側壁の光軸方向前方側の端面との間に取付けられ、フォーカス用マグネットと空隙を隔てて光軸方向前方に対向する磁気ヨークとを備え、フォーカス用マグネットの周方向を幅方向とし、フォーカス用マグネットの径方向を奥行方向としたときに、磁気ヨークの寸法は、フォーカス用マグネットの幅寸法よりも小さく設定され、かつ、フォーカス用マグネットの奥行寸法よりも大きく設定されたことにより、各磁気ヨークの中心が、対向するフォーカス用マグネットの中心に引き寄せられ、サスペンションワイヤが直線状態となる初期位置に向けてオートフォーカスユニットを安定的に復帰可能に構成された構成とした。
本発明による手振れ補正機能付レンズ駆動装置は、磁気ヨークがサスペンションワイヤに張力を印加するので、サスペンションワイヤの径を細くして細長比を大きくすることができる。細長比が大きくなると、レンズを装着した場合や衝撃が加わった場合であっても、サスペンションワイヤに塑性座屈が生じ難くなり、手振れ補正機能の劣化や撮影画像の歪を引き起こすことがない。
また、フォーカス用マグネットの周方向を幅方向とし、フォーカス用マグネットの径方向を奥行方向としたときに、磁気ヨークの寸法は、フォーカス用マグネットの幅寸法よりも小さく設定され、かつ、フォーカス用マグネットの奥行寸法よりも大きく設定される構成としたことにより、フォーカス用マグネットと磁気ヨークとの間に生じるクーロン力によって、手振れ補正機能付レンズ駆動装置のオートフォーカスユニットに対して光軸の中心に向けた復元力を印加することができる。その結果、手振れ補正機能が作動してオートフォーカスユニットが光軸に直角な方向へ揺動される時に、常に安定して初期位置への復帰を指向させることができる。
なお、前記発明の概要は、本発明の必要な全ての特徴を列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本発明の実施の形態に係る手振れ補正機能付レンズ駆動装置を示す全体図及び分解斜視図である。 実施の形態に係る手振れ補正機能付レンズ駆動装置の要部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る手振れ補正機能付レンズ駆動装置の変形例を示す要部斜視図である。 本発明の実施の形態に係る手振れ補正機能付レンズ駆動装置の変形例を示す要部斜視図である。 本発明の実施の形態に係る手振れ補正機能付レンズ駆動装置の変形例を示す要部斜視図である。 本発明の実施の形態に係る手振れ補正機能付レンズ駆動装置の変形例を示す要部斜視図である。 従来の手振れ補正機能付レンズ駆動装置を示す全体図及び分解斜視図である。
以下、実施の形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また、実施の形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
実施の形態
図1(a)は、手振れ補正機能付レンズ駆動装置10の全体像を示す斜視図であり、図1(b)は、手振れ補正機能付レンズ駆動装置10の分解斜視図である。また、図2は、手振れ補正機能付レンズ駆動装置10の要部を示す斜視図である。なお、図2において、各部材の位置関係を見易くするために、マグネットホルダ17の+X側の一部を削除して示してある。ここで、レンズ13の光軸方向をZ(Z軸)方向とし、Z軸と直角な2方向をX(X軸)方向及びY(Y軸)方向とし、被写体方向を光軸方向前方(+Z側)とする。
図1(b)に示すように、手振れ補正機能付レンズ駆動装置10は、概略、オートフォーカスユニット11と、手振れ補正ユニット12とにより構成される。オートフォーカスユニット11は、レンズホルダ14と、フォーカス用コイル15と、フォーカス用マグネット16Fと、マグネットホルダ17と、バネ部材18とを備える。手振れ補正ユニット12は、ベース基板19Bと、ベース基板側壁19Sと、サスペンションワイヤ20と、オートフォーカスユニット11と共用されるフォーカス用マグネット16Fと、揺動用コイル21と、磁気ヨーク22と、ベースカバー19Cとを備える。
まず、オートフォーカスユニット11について説明する。
レンズホルダ14は、Z方向を向いた円筒形状の部材であって、内周側にネジ形状や係止突起形状の加工がなされ、レンズ13を保持可能である。フォーカス用コイル15は、Z方向に沿って円環状に巻回され、レンズホルダ14の外周側に装着される。
フォーカス用マグネット16Fは、フォーカス用コイル15の外周側に径方向に空隙を隔てて対向するように配設される。フォーカス用マグネット16Fは、+X側のフォーカス用マグネット16FXAと、−X側のフォーカス用マグネット16FXBと、+Y側のフォーカス用マグネット16FYAと、−Y側のフォーカス用マグネット16FYBとよりなる。+X側のフォーカス用マグネット16FXAと、−X側のフォーカス用マグネット16FXBと、+Y側のフォーカス用マグネット16FYAと、−Y側のフォーカス用マグネット16FYBとは、それぞれが直方体形状をなし、磁極面をフォーカス用コイル15側に向けてZ軸と平行な軸周りに90度の間隔で配置される。
マグネットホルダ17は、四角枠形状であって、四辺部17hとZ方向後方に延長された柱部17cとが形成される。マグネットホルダ17は、フォーカス用マグネット16Fを保持する。
バネ部材18は、板状をなし、前側バネ部材18Aと後側バネ部材18Bとよりなる。前側バネ部材18Aの外周部は、マグネットホルダ17の四辺部17hの+Z側に接続され、後側バネ部材18Bの外周部は、マグネットホルダ17の柱部17cの−Z側に接続される。また、前側バネ部材18Aの内周部は、レンズホルダ14の+Z側の端部に接続され、後側バネ部材18Bの内周部は、レンズホルダ14の−Z側の端部に接続される。これにより、バネ部材18は、レンズホルダ14をZ方向に移動可能に懸架支持する。
次に、手振れ補正ユニット12について説明する。
サスペンションワイヤ20は、Z方向に延在する4本の線状バネ部材である。サスペンションワイヤ20の前側(+Z側)の端部はマグネットホルダ17の四辺部17hの四隅に接続され、後側(−Z側)の端部はベース基板19Bに接続される。サスペンションワイヤ20は、マグネットホルダ17をX方向及びY方向に揺動可能に懸架支持する。
ベース基板19Bは、中央部が開口し、Z方向を向いた板状の部材である。ベース基板19Bの+Z側の面には、Z方向に巻回されてトラック形状をなす揺動用コイル21が装着される。
揺動用コイル21は、フォーカス用マグネット16FのZ方向後方に配置され、+X側の揺動用コイル21XAと、−X側の揺動用コイル21XBと、+Y側の揺動用コイル21YAと、−Y側の揺動用コイル21YBとよりなる。+X側の揺動用コイル21XAは、+X側のフォーカス用マグネット16FXAの−Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向し、−X側の揺動用コイル21XBは、−X側のフォーカス用マグネット16FXBの−Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する。また、+Y側の揺動用コイル21YAは、+Y側のフォーカス用マグネット16FYAの−Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向し、−Y側の揺動用コイル21YBは、−Y側のフォーカス用マグネット16FYBの−Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する。ベース基板側壁19Sは、四角枠状をなしており、ベース基板19Bの+Z側に接続される。
図1,図2に示すように、磁気ヨーク22は、四角板状をなし、+X側の磁気ヨーク22XAと、−X側の磁気ヨーク22XBと、+Y側の磁気ヨーク22YAと、−Y側の磁気ヨーク22YBとよりなる。磁気ヨーク22は、フォーカス用マグネット16FのZ方向前方に配置され、開口部を有する四角板状のベースカバー19Cの−Z側の面とベース基板側壁19SのZ方向前側の端面との間に取付けられる。+X側の磁気ヨーク22XAは、+X側のフォーカス用マグネット16FXAの+Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向し、−X側の磁気ヨーク22XBは、−X側のフォーカス用マグネット16FXBの+Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する。また、+Y側の磁気ヨーク22YAは、+Y側のフォーカス用マグネット16FYAの+Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向し、−Y側の磁気ヨーク22YBは、−Y側のフォーカス用マグネット16FYBの+Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する。
オートフォーカスユニット11のフォーカス用コイル15は、当該フォーカス用コイル15への通電に伴いZ方向のローレンツ力が発生して、レンズ13をZ方向前方もしくはZ方向後方へ移動させる。
手振れ補正ユニット12の+X側の揺動用コイル21XA及び−X側の揺動用コイル21XBに通電すると、+X側の揺動用コイル21XA及び−X側の揺動用コイル21XBにはX方向のローレンツ力が発生する。+X側の揺動用コイル21XA及び−X側の揺動用コイル21XBのそれぞれと対向する+X側のフォーカス用マグネット16FXA及び−X側のフォーカス用マグネット16FXBには、上記ローレンツ力により反力が作用して、オートフォーカスユニット11をX方向へ揺動させる。
また、+Y側の揺動用コイル21YA及び−Y側の揺動用コイル21YBに通電すると、+Y側の揺動用コイル21YA及び−Y側の揺動用コイル21YBにはY方向のローレンツ力が発生する。+Y側の揺動用コイル21YA及び−Y側の揺動用コイル21YBのそれぞれと対向する+Y側のフォーカス用マグネット16FYA及び−Y側のフォーカス用マグネット16FYBには、上記ローレンツ力により反力が作用して、オートフォーカスユニット11をY方向へ揺動させる。
このように、フォーカス用マグネット16Fがサスペンションワイヤ20に懸架されたオートフォーカスユニット11側に取付けられ、磁気ヨーク22がフォーカス用マグネット16Fの前側において手振れ補正ユニット12側に取付けられている。そのため、フォーカス用マグネット16Fと磁気ヨーク22との間には、クーロン力が生じて互いに引き合い、オートフォーカスユニット11が+Z方向に吸引される。サスペンションワイヤ20には、上記吸引に伴って引張軸力が加わるので、サスペンションワイヤ20固有の弾性定数が引張軸力により見かけ上増大されて、サスペンションワイヤ20のバネ係数が高くなる。
ここで、手振れ補正機能付レンズ駆動装置10は、揺動用コイル21に通電したときに生じるローレンツ力に対し、オートフォーカスユニット11の所定の印加電流による揺動距離、換言すれば揺動感度が所定の大きさとなるように適正化される。すなわち、サスペンションワイヤ20は、当該サスペンションワイヤ20に加わる引張軸力により見かけのバネ係数が高くなって揺動感度が低下するので、磁気ヨーク22を設けない時よりも径を細くでき、見かけのバネ係数が低下するので、揺動感度が適正化されることとなる。
これにより、サスペンションワイヤ20は、細長比が増大されて塑性座屈を生じ難くなり、レンズ13がレンズホルダ14に装着されるときに、仮にオートフォーカスユニット11が手振れ補正ユニット12にぶつかる位置まで−Z方向に押し付けられても、サスペンションワイヤ20の変形は弾性座屈に留まり、レンズ13の装着が完了することによってサスペンションワイヤ20は元の形状に復元し易くなる。また、サスペンションワイヤ20は、落下等の衝撃力によってオートフォーカスユニット11が手振れ補正ユニット12にぶつかった場合でも塑性座屈を生じ難くなる。そのため、オートフォーカスユニット11は、手振れ補正ユニット12に対して位置ズレや傾斜を生じることがなくなり、手振れ補正機能を安定的に動作させることができる。また、懸架されたオートフォーカスユニット11が傾くことがなくなるので、撮影画像が歪むことがない。
また、磁気ヨーク22を構成する+X側の磁気ヨーク22XAと、−X側の磁気ヨーク22XBと、+Y側の磁気ヨーク22YAと、−Y側の磁気ヨーク22YBとは、対向するフォーカス用マグネット16Fの側面寸法に対して特定の関係を有する。すなわち、図2に示すように、オートフォーカスユニット11の周方向の寸法を幅寸法とし、径方向の寸法を奥行寸法としたときに、例えば+X側の磁気ヨーク22XAは、その幅寸法Wyが+X側のフォーカス用マグネット16FXAの幅寸法Wmよりも小さく(狭く)設定され、その奥行寸法Dyが+X側のフォーカス用マグネット16FXAの奥行寸法Dmよりも大きく(長く)設定される。
その結果、+X側の磁気ヨーク22XAは、+X側のフォーカス用マグネット16FXAの幅方向の中心に引き寄せられるとともに、+X側のフォーカス用マグネット16FXAの奥行方向の中心に引き寄せられる。また、−X側の磁気ヨーク22XB,+Y側の磁気ヨーク22YA及び−Y側の磁気ヨーク22YBも同様に、それぞれ−X側のフォーカス用マグネット16FXB,+Y側のフォーカス用マグネット16FYA及び−Y側のフォーカス用マグネット16FYBの幅方向の中心及び奥行方向の中心に引き寄せられる。その結果、磁気ヨーク22は、サスペンションワイヤ20が直線状態となる初期位置に向けてオートフォーカスユニット11を安定的に復帰させる。
こうして、オートフォーカスユニット11には、揺動によりX方向及びY方向、または、X方向又はY方向に変位したとき、初期位置に向けた復元力が安定して印加されることになる。
なお、フォーカス用マグネット16Fは、+X側のフォーカス用マグネット16FXAと−X側のフォーカス用マグネット16FXBと、+Y側のフォーカス用マグネット16FYAと、−Y側のフォーカス用マグネット16FYBとの4個を用いた例を示したが、4個に限る必要はなく、手振れ補正機能付レンズ駆動装置10の設計に応じて1個以上であればよい。
図3は、手振れ補正機能付レンズ駆動装置10の変形例を示す要部斜視図である。本変形例では、+X側のフォーカス用マグネット16FXAの+Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する+X側の磁気ヨーク22XAと、−X側のフォーカス用マグネット16FXBの+Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する−X側の磁気ヨーク22XBと、+Y側のフォーカス用マグネット16FYAの+Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する+Y側の磁気ヨーク22YAと、−Y側のフォーカス用マグネット16FYBの+Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する−Y側の磁気ヨーク22YBとが、磁気ヨーク22の四隅に設けられた縁部22fにより連結され、全体として環状に形成される点で上記形態と異なる。つまり、本変形例に係る手振れ補正機能付レンズ駆動装置10は、各磁気ヨーク22XA,22XB,22YA,22YBが一体的に形成されている。なお、磁気ヨーク22以外の構成は、図1で示した手振れ補正機能付レンズ駆動装置10と同様であるので、同一の符号を用い、その説明を省略する。
フォーカス用マグネット16Fは、サスペンションワイヤ20に懸架されたオートフォーカスユニット11側に取付けられる。磁気ヨーク22は、フォーカス用マグネット16Fの前側において手振れ補正ユニット12側に取付けられている。
このように、一体的に形成された磁気ヨーク22によっても、フォーカス用マグネット16Fと磁気ヨーク22との間には、クーロン力が生じる。そして、フォーカス用マグネット16Fと磁気ヨーク22とは、互いに引き合い、オートフォーカスユニット11が+Z方向に吸引される。また、このように環状に連結された磁気ヨーク22は、取り扱いが容易である。
図4は、手振れ補正機能付レンズ駆動装置10の他の変形例を示す要部斜視図である。本変形例に係る手振れ補正機能付レンズ駆動装置10は、フォーカス用マグネット16F及び磁気ヨーク22の形状が上記形態と異なる。なお、フォーカス用マグネット16F及び磁気ヨーク22の形状以外の構成は、図1で示した手振れ補正機能付レンズ駆動装置10と同様である。また、図4においては、各部材の位置関係を見易くするためにマグネットホルダ17の+X側の一部を削除して示してある。
フォーカス用マグネット16Fは、図示しないフォーカス用コイルの外径側に径方向に空隙を隔てて対向するように配設され、+X側のフォーカス用マグネット16FXAと、−X側のフォーカス用マグネット16FXBと、+Y側のフォーカス用マグネット16FYAと、−Y側のフォーカス用マグネット16FYBとよりなる。+X側のフォーカス用マグネット16FXAと、−X側のフォーカス用マグネット16FXBと、+Y側のフォーカス用マグネット16FYAと、−Y側のフォーカス用マグネット16FYBとは、それぞれが台形柱状をなし、磁極面をフォーカス用コイル15に向けてZ軸と平行な軸周りに90度の間隔で配置される。図示しないマグネットホルダは、フォーカス用マグネット16Fを対角線位置に保持する。
揺動用コイル21は、フォーカス用マグネット16FのZ方向後方(−Z側)に配置され、+X側の揺動用コイル21XAと、−X側の揺動用コイル21XBと、+Y側の揺動用コイル21YAと、−Y側の揺動用コイル21YBとよりなる。+X側の揺動用コイル21XAは+X側のフォーカス用マグネット16FXAの−Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向し、−X側の揺動用コイル21XBは−X側のフォーカス用マグネット16FXBの−Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する。また、+Y側の揺動用コイル21YAは+Y側のフォーカス用マグネット16FYAの−Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向し、−Y側の揺動用コイル21YBは−Y側のフォーカス用マグネット16FYBの−Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する。
フォーカス用マグネット16Fは、サスペンションワイヤ20に懸架されたオートフォーカスユニット11側に取付けられる。磁気ヨーク22は、フォーカス用マグネット16FのZ方向前方(+Z側)において手振れ補正ユニット12側に取付けられている。
磁気ヨーク22は、+X側のフォーカス用マグネット16FXAの+Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する+X側の磁気ヨーク22XAと、−X側のフォーカス用マグネット16FXBの+Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する−X側の磁気ヨーク22XBと、+Y側のフォーカス用マグネット16FYAの+Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する+Y側の磁気ヨーク22YAと、−Y側のフォーカス用マグネット16FYBの+Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する−Y側の磁気ヨーク22YBとがそれぞれ別体に設けられる。
そして、本変形例に係るフォーカス用マグネット16Fは、サスペンションワイヤ20に懸架されたオートフォーカスユニット11側に取付けられる。磁気ヨーク22は、フォーカス用マグネット16Fの前側において手振れ補正ユニット12側に取付けられる。そのため、フォーカス用マグネット16Fと磁気ヨーク22との間には、クーロン力が生じて互いに引き合い、オートフォーカスユニット11が+Z方向に吸引される。
図5は、手振れ補正機能付レンズ駆動装置10の他の変形例を示す要部斜視図である。本変形例では、オートフォーカスユニット11のフォーカス用マグネット16Fがオートフォーカス動作専用とされ、手振れ補正ユニット12の揺動用マグネット16Sが揺動動作専用とされている点で上記各形態と異なる。なお、その他の構成は、図1で示した手振れ補正機能付レンズ駆動装置10と同様である。
フォーカス用マグネット16Fは、図示しないフォーカス用コイル15の外周側で径方向に空隙を隔てて対向するように配設され、+X側のフォーカス用マグネット16FXAと、−X側のフォーカス用マグネット16FXBと、+Y側のフォーカス用マグネット16FYAと、−Y側のフォーカス用マグネット16FYBとよりなる。+X側のフォーカス用マグネット16FXAと、−X側のフォーカス用マグネット16FXBと、+Y側のフォーカス用マグネット16FYAと、−Y側のフォーカス用マグネット16FYBとは、いずれも直方体形状をなし、磁極面をフォーカス用コイル15に向けてZ軸と平行な軸周りに90度の間隔で配置されている。
揺動用マグネット16Sは、+X側の揺動用マグネット16SXAと、−X側の揺動用マグネット16SXBと、+Y側の揺動用マグネット16SYAと、−Y側の揺動用マグネット16SYBとよりなる。揺動用マグネット16Sは、フォーカス用マグネット16FのZ方向後方(−Z側)において、X方向及びY方向、または、X方向又はY方向への揺動動作専用として設けられる。そして、揺動用マグネット16Sは、磁極面がX方向またはY方向の二極に分かれて形成されており、その磁極面が揺動用コイル21を向いてZ軸と平行な軸周りに90度の間隔で配置される。また、図1に示した場合と同様に、不図示のX側の揺動用コイル21XA,21XB及びY側の揺動用コイル21YA,21YBよりなる揺動用コイル21がベース基板19Bの+Z側の面に設けられる。
従って、+X側の揺動用マグネット16SXAと、−X側の揺動用マグネット16SXBと、+Y側の揺動用マグネット16SYAと、−Y側の揺動用マグネット16SYBとは、これらX側の揺動用コイル21XA,21XB及びY側の揺動用コイル21YA,21YBとZ方向に空隙を隔てて対向し、マグネットホルダ17の−Z側の端面17bに取付けられる。
磁気ヨーク22は、+X側のフォーカス用マグネット16FXAの+Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する+X側の磁気ヨーク22XAと、−X側のフォーカス用マグネット16FXBの+Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する−X側の磁気ヨーク22XBと、+Y側のフォーカス用マグネット16FYAの+Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する+Y側の磁気ヨーク22YAと、−Y側のフォーカス用マグネット16FYBの+Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する−Y側の磁気ヨーク(不図示)とが別体に設けられる。
このようにして、フォーカス用マグネット16Fは、サスペンションワイヤ20に懸架されたオートフォーカスユニット11側に取付けられ、磁気ヨーク22は、フォーカス用マグネット16Fの前側において手振れ補正ユニット12側に取付けられている。そのため、フォーカス用マグネット16Fと磁気ヨーク22との間には、クーロン力が生じて互いに引き合い、オートフォーカスユニット11が+Z方向に吸引される。
図6は、手振れ補正機能付レンズ駆動装置10の他の変形例を示す要部斜視図である。本変形例においては、四角筒状のレンズホルダ14にトラック形状のフォーカス用コイル15が装着されている点が異なるが、その他の構成は図1で示した手振れ補正機能付レンズ駆動装置10と同様である。なお、図6においては、各部材の位置関係を見易くするために+X側のフォーカス用マグネット16FXA及び+X側の磁気ヨーク22XAの+X側の一部を削除して示してある。
レンズホルダ14は、Z方向を向いた四角筒状の部材であって、内径側がネジ形状や係止突起形状に加工されている。レンズホルダ14は、+Z側から螺合されるレンズ13を保持する。レンズホルダ14の4個の側面には、X方向またはY方向に向けて巻回されたトラック形状のフォーカス用コイル15が装着される。
フォーカス用コイル15は、+X側のフォーカス用コイル15XAと、−X側のフォーカス用コイル(不図示)と、+Y側のフォーカス用コイル15YA(不図示)と、−Y側のフォーカス用コイル15YBとよりなる。+X側のフォーカス用コイル15XA及び−X側のフォーカス用コイル(不図示)は、X軸と平行な軸周りにトラック形状に巻回され、レンズホルダ14の側面に装着される。+Y側のフォーカス用コイル(不図示)及び−Y側のフォーカス用コイル15YBは、Y軸と平行な軸周りにトラック形状に巻回されてレンズホルダ14の側面に装着される。
フォーカス用マグネット16Fは、+X側のフォーカス用マグネット16FXAと、−X側のフォーカス用マグネット16FXBと、+Y側のフォーカス用マグネット16FYAと、−Y側のフォーカス用マグネット16FYBとよりなり、いずれも直方体形状をなしている。+X側のフォーカス用マグネット16FXAと、−X側のフォーカス用マグネット16FXBと、+Y側のフォーカス用マグネット16FYAと、−Y側のフォーカス用マグネット16FYBとは、磁極面がZ方向に二極に分けて形成されている。+X側のフォーカス用マグネット16FXAと、−X側のフォーカス用マグネット16FXBと、+Y側のフォーカス用マグネット16FYAと、−Y側のフォーカス用マグネット16FYBとの各磁極面は、+X側のフォーカス用コイル15XAと、−X側のフォーカス用コイル(不図示)と、+Y側のフォーカス用コイル(不図示)と、−Y側のフォーカス用コイル15YBとを向いて空隙を隔てて対向し、Z軸と平行な軸周りに90度の間隔で配置される。
磁気ヨーク22は、+X側のフォーカス用マグネット16FXAの+Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する+X側の磁気ヨーク22XAと、−X側のフォーカス用マグネット16FXBの+Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する−X側の磁気ヨーク22XBと、+Y側のフォーカス用マグネット16FYAの+Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する+Y側の磁気ヨーク22YAと、−Y側のフォーカス用マグネット16FYBの+Z側の側面と空隙を隔ててZ方向に対向する−Y側の磁気ヨーク22YBとが別体に設けられる。
フォーカス用マグネット16Fはサスペンションワイヤ20に懸架されたオートフォーカスユニット11側に取付けられ、磁気ヨーク22はフォーカス用マグネット16Fの前側において手振れ補正ユニット12側に取付けられる。そのため、フォーカス用マグネット16Fと磁気ヨーク22との間には、クーロン力が生じて互いに引き合い、オートフォーカスユニット11が+Z方向に吸引される。
以上のように、図3〜図6により示した変形例においても、サスペンションワイヤ20には引張軸力が加わるので、サスペンションワイヤ20固有の弾性定数が引張軸力により見かけ上増大されて、サスペンションワイヤ20のバネ係数が高くなる。
これにより、サスペンションワイヤ20は、当該サスペンションワイヤ20に加わる引張軸力によって見かけのバネ係数が高くなり揺動感度が低下するので、磁気ヨーク22を設けない時よりも径を細くすることができる。このため、サスペンションワイヤ20は、細長比が増大されて塑性座屈を生じ難くなり、レンズ13がレンズホルダ14に装着されるときにオートフォーカスユニット11が手振れ補正ユニット12にぶつかる位置まで−Z方向に押し付けられても、サスペンションワイヤ20の変形は弾性座屈に留まり、レンズ13の装着が完了すれば、サスペンションワイヤ20は元の形状に復元し易くなる。また、手振れ補正機能付レンズ駆動装置10に落下等の衝撃力が加わって、衝撃力によってオートフォーカスユニット11が手振れ補正ユニット12にぶつかっても、サスペンションワイヤ20は塑性座屈を生じ難くなる。そのため、オートフォーカスユニット11が手振れ補正ユニット12に対して位置ズレや傾斜を生じることがなくなり、手振れ補正機能を安定的に動作させることができる。また、懸架されたオートフォーカスユニット11が傾くことがなくなるので、撮影画像が歪むことがない。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に記載の範囲には限定されない。前記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者にも明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲から明らかである。
10 手振れ補正機能付レンズ駆動装置、
11 オートフォーカスユニット、
12 手振れ補正ユニット、
13 レンズ、
14 レンズホルダ、
15 フォーカス用コイル、
16F フォーカス用マグネット、
16S 揺動用マグネット、
17 マグネットホルダ、
18 バネ部材、
19B ベース基板、
19S ベース基板側壁、
20 サスペンションワイヤ、
21 揺動用コイル、
22 磁気ヨーク。

Claims (1)

  1. 被写体方向をレンズの光軸方向前方として、
    前記レンズを光軸方向に移動させるオートフォーカスユニットと、
    前記オートフォーカスユニットを光軸方向と直角な方向に揺動させる手振れ補正ユニットと、
    を備え、
    前記オートフォーカスユニットは、
    四辺部と光軸方向後方に延長された柱部とを有するマグネットホルダと、
    前記レンズの外周側に取付けられ、前記マグネットホルダにより保持される複数のフォーカス用マグネットと、
    外周部が前記マグネットホルダの四辺部の光軸方向前方側に接続され、内周部が前記レンズの光軸方向前方側に接続される前側バネ部材と、
    外周部が前記マグネットホルダの前記柱部の光軸方向後方側に接続され、前記レンズの光軸方向後方側に接続される後側バネ部材と、
    を備え、
    前記手振れ補正ユニットは、
    ベース基板と、
    前記ベース基板の光軸方向前方に接続されるベース基板側壁と、
    前記ベース基板側壁の光軸方向前方に接続されるベースカバーと、
    前記レンズの光軸方向に延在し、光軸方向前方が前記マグネットホルダに接続され、光軸方向後方が前記ベース基板に接続され、当該マグネットホルダを搖動可能に懸架支持するサスペンションワイヤと、
    前記ベースカバーの光軸方向後方側の面と前記ベース基板側壁の光軸方向前方側の端面との間に取付けられ、前記フォーカス用マグネットと空隙を隔てて光軸方向前方に対向する磁気ヨークと、を備え、
    前記フォーカス用マグネットの周方向を幅方向とし、前記フォーカス用マグネットの径方向を奥行方向としたときに、
    前記磁気ヨークの寸法は、
    前記フォーカス用マグネットの幅寸法よりも小さく設定され、かつ、前記フォーカス用マグネットの奥行寸法よりも大きく設定されたことにより、
    各磁気ヨークの中心が、対向する前記フォーカス用マグネットの中心に引き寄せられ、
    前記サスペンションワイヤが直線状態となる初期位置に向けて前記オートフォーカスユニットを安定的に復帰可能に構成された手振れ補正機能付レンズ駆動装置。
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