JP2007170210A - アクチュエータおよびアクチュエータ屈曲駆動機構 - Google Patents

アクチュエータおよびアクチュエータ屈曲駆動機構 Download PDF

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裕二 久保田
Toyomi Miyagawa
豊美 宮川
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Abstract

【課題】形状記憶合金や高分子アクチュエータなどの外部刺激により収縮する線材を用いたアクチュエータにおいて、大きな発生力と大きな収縮率とを両立させる。
【解決手段】アクチュエータは、外部刺激により収縮する線材1の収縮に応じて所定の収縮方向(Y方向)に収縮するように構成されたアクチュエータである。線材1は収縮方向に対して斜めに配置され、且つ、収縮方向に対して斜めに配置された線材1の両端の収縮方向に垂直な方向(X方向)の相対的動きを抑制する幅拘束部材3を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、たとえばロボットの関節などを屈曲するのに好適なアクチュエータおよびアクチュエータ屈曲駆動機構に関するものである。
ロボットは、産業用の用途のほか、福祉用途や防犯、家事を目的とした家庭での使用が期待されており、そのための多くの研究、開発が行われている。福祉や家庭での用途では人間との接触が不可避であり、人間との親和性を高める技術の開発が重要になってきている。現在では、人間の言葉を理解したり、人の顔を認識したりすることも可能になってきている。しかし、人間にとってのロボットの安全性、快適性については大きな進展がない。その主因は、人間との親和性があるアクチュエータの開発が遅れていることにあると考えられる。
人間との親和性のあるアクチュエータとして形状記憶合金(SMA)や高分子アクチュエータ(たとえば特許文献1参照)が注目されている。SMAや高分子アクチュエータを用いることにより、柔軟で無騒音のロボット用アクチュエータを構成することが可能である。しかし、SMAや高分子アクチュエータは大きな変形量と大きな発生力を両立させることはむずかしく、たとえば収縮タイプのSMA線材の場合、発生応力は100MPa程度と比較的大きいのに対し、収縮率が5%程度と小さい。一方、線材をコイル状にして収縮率を100%以上としたものでは発生応力は1MPa程度と小さい。
これに対して、SMAを網目状に構成することにより、発生力と収縮率との両立を試みる例が知られている(特許文献2参照)。
特開2005−111245号公報 特開2002−48053号公報
本発明の目的は、SMAや高分子アクチュエータなどの外部刺激により収縮する線材を用いたアクチュエータおよびこれを利用したアクチュエータ屈曲駆動機構において、大きな発生力と大きな収縮率とを両立させることにある。
上記目的を達成するために、この発明に係るアクチュエータは、外部刺激により収縮する線材の収縮に応じて所定の収縮方向に収縮するアクチュエータにおいて、前記線材の少なくとも一部が前記収縮方向に対して斜めに配置され、且つ、前記方向に対して斜めに配置された前記線材の両端の前記収縮方向に垂直な方向の相対的動きを抑制する幅拘束部材を有すること、を特徴とする。
また、この発明に係るアクチュエータ屈曲駆動機構は、外部刺激により収縮する線材の収縮に応じて所定の収縮方向に収縮するアクチュエータを屈曲部内側に備え、前記線材の少なくとも一部が前記収縮方向に対して斜めに配置され、且つ、前記収縮方向に対して斜めに配置された前記線材の両端の前記収縮方向に垂直な方向の相対的動きを抑制する幅拘束部材を有すること、を特徴とする。
本発明によれば、SMAや高分子アクチュエータなどの外部刺激により収縮する線材を用いたアクチュエータおよびこれを利用したアクチュエータ屈曲駆動機構において、大きな発生力と大きな収縮率とを両立させることができる。
初めに、この発明の実施形態を示しながらその原理を、図1〜図5を参照して説明する。この発明の実施形態では、外部刺激により収縮する線材を用い、線材の長さ方向と直角方向に発生する力を利用する。これにより、大きな発生力と大きな収縮率とを両立させることができる。
図1に解析モデルを示す。線材1の両端2は固定されている。線材1の両端2間の距離をLとする。線材1の中央に外力fが作用している場合を考える。外力fの方向(Y方向)は、線材の両端2を結ぶ方向(X方向)に対して垂直である。線材1は形状記憶合金や導電性高分子材料であって、電気信号などの刺激によって収縮する特性を有している。線材1の収縮率をε、最大発生力(許容最大張力)をFとし、線材1には張力以外の力は発生しないものとする。また、収縮前の線材1の張力をT、収縮後の張力をT、線材1の収縮前の長さをLとする。線材の両端2を結ぶ直線(X方向)と収縮前の線材1とのなす角をθとし、また、線材の両端2を結ぶ直線と収縮後の線材1とのなす角をθとする。ただし、θおよびθはともに0°よりも大きく90°よりも小さい。
収縮後の線材の長さLは、
=L(1−ε)
と表せる。
線材の両端2を結ぶ直線と収縮前の線材1の中央点(外力fの作用点)との距離をhとし、収縮前後の線材1の中央点の移動距離をΔhとすると、収縮率はΔh/hで与えられる。
幾何学的な関係から以下の関係が成り立つ。
cosθ=L/L=α (0<α<1−ε)
cosθ=L/L(1−ε)=α/(1−ε) (1)
Δh=h−(L/2)sinθ, h=(L/2)sinθ (2)
=f/(2sinθ), T=f/(2sinθ) (3)
式(1)および式(2)より、Δh/hは次式のように表される。
Figure 2007170210
次に最大発生力fmaxについて考える。線材が塑性変形しないための条件は、
≦F (5)
である。式(3)および式(5)より次式を得る。
max/F=2√[1−{α/(1−ε)}] (6)
図2は、ε=0.05としたときの式(4)および式(6)で表される収縮率と最大発生力を示したものである。横軸はL/Lである。収縮率Δh/hはL/Lが大きくなると増加し、L=L/(1−ε)で最大値Δh/h=1となる。一方、L/Lが大きくなるとfmax/Fは小さくなり、L=l/(1−ε)近くでは急激に減少する。しかし、最大発生力は図3のようにLを小さくして三角要素の数Nを大きくすることで大きくできるので、実際にアクチュエータを設計する際には、まずは必要な収縮率Δh/hからL/Lの値を決め、Lを極力小さくするという方向で最適化を図ることが可能である。
上記のように図1のような構成により大きな収縮率を得ることが可能となるが、実際の構成では線材の両端を完全には固定できない。その影響は図4のようなモデルを考察することにより推定できる。固定端2の一方にばね定数kのばねが付いているとすると、収縮率Δh/hは次式のように表わせる。
Δh/h=1−(1−ε)√{(1−γ)/(1−α)} (7)
ここで、γ={α/(1−ε)}/{1+(Fα)/kL(1−ε)}
また、最大発生力は次式のようになる。
max/F=2√(1−γ) (8)
図5は、ε=0.05、L/L=0.9としたときの式(7)および式(8)より求まる収縮率Δh/hと、最大発生力と許容最大張力との比fmax/Fを示す図である。横軸はF/kLである。線材固定端の剛性が弱く、幅Lが小さくなると急激に収縮率が減少する。
したがって、図1の構成のアクチュエータ要素で大きな収縮率を得るためには、外力が作用したときに幅Lができるだけ縮まらないようにすることが重要であることがわかる。
つぎに、本発明に係るアクチュエータおよびアクチュエータ屈曲駆動機構の具体的実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
図6を参照して本発明の第1の実施形態に係るアクチュエータ屈曲駆動機構を説明する。拘束板3はX−Y平面方向に延びる平板である。拘束板3はX軸方向には収縮や湾曲しにくく、Y軸方向には収縮や湾曲しやすい異方性を有している。拘束板3の上面には多数の取り付け具4が取り付けられていて、これらの取り付け具4同士の間に線材1が渡されている。線材1はX軸およびY軸に対して斜めの方向に配置されている。
線材1は、形状記憶合金や導電性高分子材料などであって、電流などの刺激によって収縮する特性を有している。線材1が形状記憶合金の場合は、たとえば線材1に電流が通ることによって線材1が発熱し、それによって温度上昇し、特定の温度まで上昇すると形状が変化して収縮する。
このように線材1が収縮すると、取り付け具4を介して拘束板3が力を受ける。このとき、拘束板3はY方向には比較的変形しやすいので、拘束板3はX方向を軸として湾曲ないし屈曲する。ここで、拘束板3は異方性を有してX方向に収縮しにくいので、前述の原理により、Y方向の収縮率が大きくなる。これにより、拘束板3の異方性がない場合に比べて拘束板3を大きく屈曲させることができる。
図6に示す実施形態では、拘束板3の上面側のみに取り付け具4および線材1を配置するものとしたが、変形例として、拘束板3の両面に取り付け具4および線材1を配置することもできる。この場合に、拘束板3をY軸方向に収縮する材料とすれば、拘束板3を湾曲ないし屈曲させる代わりに、Y軸方向に収縮させることができる。この場合に、拘束板3の異方性がない場合に比べて拘束板3の収縮率を大きくすることができる。また、こうしてできた収縮要素をアクチュエータ屈曲駆動機構の内側要素として他の要素と組み合わせることにより、アクチュエータ屈曲駆動機構を構成することもできる。
[第2の実施形態]
次に図7を参照して本発明の第2の実施形態に係るアクチュエータ屈曲駆動機構を説明する。ここで、第1の実施形態と同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は省略する。
この実施形態では、第1の実施形態と同様に、拘束板3はX−Y平面方向に延びる平板であって、X軸方向には収縮や湾曲しにくく、Y軸方向には収縮や湾曲しやすい異方性を有している。この実施形態では、拘束板3に多数の小さな貫通孔5が配列され、これらの貫通孔5を、外部刺激により収縮する線材1が通り、貫通孔5同士の間に線材1が渡されている。線材1はX軸およびY軸に対して斜めの方向に配置されている。線材1は貫通孔5を通るごとに拘束板3の上面と下面の間を行き来するが、図7に示す例では、上面側の線材1の方が下面側の線材1よりも長い。
外部刺激によって線材1が収縮すると、第1の実施形態と同様に拘束板3が湾曲または屈曲する。この実施形態では、線材1が拘束板3の下面にも存在するが、上面に存在する線材1の方が長いので、上面側の線材1の収縮による力のほうが大きく、上面側の方がより強く引っ張られる。
この実施形態の変形例として、拘束板3の上下面の線材1の長さを同程度に配置することもでき、この場合に、拘束板3をY軸方向に収縮する材料とすれば、拘束板3を湾曲ないし屈曲させる代わりに、Y軸方向に収縮させることができる。
[第3の実施形態]
次に図8を参照して本発明の第3の実施形態に係るアクチュエータを説明する。ここで、第1または第2の実施形態と同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は省略する。
この実施形態では、2枚の細長い拘束板3が互いに長い辺をY方向に対向させてX方向に平行に並んで配置されている。この実施形態では、拘束板3は湾曲や収縮がしにくいものとする。拘束板3には長手方向(X方向)に多数の貫通孔5が配列されている。これら貫通孔5を通るように線材1が配置され、対向する二つの拘束板3の貫通孔5同士を連絡するように線材1が渡されている。線材1はX方向およびY方向に対して斜めの方向に配置されている。
この実施形態で、外部刺激によって線材1が収縮すると、二つの拘束板3が互いにY方向に引き付け合って互いの間隔が狭まる。このとき各線材1の両端のX方向距離が拘束板3によって拘束されているので、このアクチュエータのY方向の収縮率が大きくなる。
図8に示したアクチュエータではY方向の収縮があるのみで湾曲や屈曲の動作は生じないが、このようなアクチュエータを関節等の他の機械要素と組み合わせることによって、アクチュエータ屈曲駆動機構を実現することができる。
この実施形態の変形例として、拘束板3の貫通孔5に線材1を通して拘束板3同士を連結する代わりに、図8に示す拘束板3に、図6に示す多数の取り付け具4やその他の突起(図示せず)を固定し、線材1を取り付け具4や突起に係合させて拘束板3同士を連結することも可能である。
[第4の実施形態]
次に図9を参照して本発明の第4の実施形態に係るアクチュエータ屈曲駆動機構を説明する。ここで、第1の実施形態と同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は省略する。
この実施形態では、アクチュエータ屈曲駆動機構が全体でほぼ円筒形をなし、この円筒軸を水平としたとき、図示の下半は半円筒状のアクチュエータ10になっている。アクチュエータ10は、外部刺激により収縮する線材1を編んで網目状に構成されている。各線材1にはたとえば電気絶縁材被服が施され、各線材1に電流が流されるようになっている。
図9の円筒形のアクチュエータ屈曲駆動機構の上半は半円筒状の拘束板3になっていて、下半の半円筒状のアクチュエータ10と接合されている。拘束板3は、半円筒状の幅拘束ゴムシート11と、幅拘束ゴムシート11に固定され、軸方向に間隔をおいて配列されてそれぞれが円周方向に延びる複数の伸張防止繊維11とを有する。
電流などの外部刺激がアクチュエータ10の各線材1に与えられると、各線材1が収縮し、アクチュエータ10が円筒軸方向に収縮する。アクチュエータ10が軸方向に収縮することにより、アクチュエータ屈曲駆動機構全体が、アクチュエータ10を内側にして屈曲する。このとき、幅拘束ゴムシート11および伸張防止繊維12によって拘束板3の幅方向の変形(収縮)が抑制されることから、前記原理により、アクチュエータ10の軸方向の収縮率が大きくなる。
[第5の実施形態]
次に、図10を参照して本発明の第5の実施形態に係るアクチュエータ屈曲駆動機構を説明する。この実施形態は第4の実施形態(図9)の変形例であって、第4の実施形態と同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は省略する。
この実施形態では、第4の実施形態と同様に、アクチュエータ屈曲駆動機構が全体でほぼ円筒形をなし、この円筒軸を水平としたとき、下半は半円筒状のアクチュエータ10になっている。アクチュエータ10は、外部刺激により収縮する線材1を編んで網目状に構成されている。各線材1にはたとえば電気絶縁材被服が施され、各線材1に電流が流されるようになっている。
この実施形態では、アクチュエータ10の幅方向の変形を拘束する拘束体15は、軸を共通として軸方向に複数配列された環状部材16と、軸方向に延びて複数の環状部材16の上端部同士を連結する連結部材17とを有する。環状部材16は、伸縮を含めて変形しにくい剛構造のものである。また、連結部材17は、たとえば軸方向に延びた細長い板状のものであって、伸縮はしにくいが図示の上下方向に湾曲が可能な構造とする。環状部材16の下半部外側を覆うようにアクチュエータ10が半円筒状に形成され、環状部材16に固定されている。
電流などの外部刺激がアクチュエータ10の各線材1に与えられると、各線材1が収縮し、アクチュエータ10が円筒軸方向に収縮する。このとき、連結部材17の軸方向長さは変わらないことから、アクチュエータ屈曲駆動機構全体が、アクチュエータ10を内側にし、連結部材17を外側にして屈曲する。このとき、環状部材16によってチュエータ10の幅方向の変形(収縮)が抑制されることから、前記原理により、アクチュエータ10の軸方向の収縮率が大きくなる。
[第6の実施形態]
次に、図11を参照して本発明の第6の実施形態に係るアクチュエータ屈曲駆動機構を説明する。この実施形態は第5の実施形態(図10)の変形例であって、第5の実施形態と同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は省略する。
この実施形態では、第5の実施形態と同様に、アクチュエータ屈曲駆動機構が全体でほぼ円筒形をなし、この円筒の軸を共通軸として軸方向に複数配列された環状部材16と、軸方向に延びて複数の環状部材16の上端部同士を連結する連結部材17とを有する。環状部材16は、伸縮を含めて変形しにくい剛構造のものである。図11では5個の環状部材16が配列されているがこの個数は任意である。連結部材17は、たとえば軸方向に延びた細長い板状のものであって、伸縮はしにくいが図示の上下方向に湾曲が可能な構造とする。
各環状部材16の下部には多数の貫通孔(図示せず)が配列されており、これらの貫通孔を、外部刺激により収縮する線材1が通り、貫通孔同士の間に線材1が渡されている。各線材1は第3の実施形態(図8)と同様に、軸方向に対して斜めに配置されている。
電流などの外部刺激が各線材1に与えられると、各線材1が収縮し、アクチュエータ屈曲駆動機構全体の下部が軸方向に収縮する。このとき、連結部材17の軸方向長さは変わらないことから、アクチュエータ屈曲駆動機構全体が、下部を内側にし、連結部材17を外側にして屈曲する。このとき、環状部材16によってアクチュエータ10の幅方向の変形(収縮)が抑制されることから、前記原理により、アクチュエータ10の軸方向の収縮率が大きくなる。
この実施形態の変形例として、第3の実施形態の変形例として説明したのと同様に、拘束板3の貫通孔5に線材1を通して環状部材16同士を連結する代わりに、環状部材16に、図6に示す多数の取り付け具4やその他の突起(図示せず)を固定し、線材1を取り付け具4や突起に係合させて環状部材16同士を連結することも可能である。
以上、種々の実施形態を説明したが、これらは例示であって、本発明はこれらに限定されるものではない。また、上記実施形態の説明で、上方と下方を区別して説明したのは、説明の便宜のためであって、本発明では重力方向は関係ない。
本発明に係るアクチュエータの基本原理を説明するためのモデル説明図である。 図1のモデルにおける解析結果の例を示すグラフであって、収縮率Δh/hと、最大発生力と線材の許容最大張力の比fmax/Fとを縦軸とし、線材両端固定点間距離と収縮前線材長さの比L/Lを横軸として示すグラフである。 図1のアクチュエータを複数個並列させた例を示すモデル説明図である。 本発明に係るアクチュエータの基本原理を説明するためのモデル説明図である。 図4のモデルにおける解析結果の例を示すグラフであって、収縮率Δh/hと、最大発生力と線材の許容最大張力の比fmax/Fとを縦軸とし、許容最大張力をばね定数および線材両端固定点間距離で割った値F/kLを横軸として示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係るアクチュエータ屈曲駆動機構を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るアクチュエータ屈曲駆動機構を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るアクチュエータを示す平面図である。 本発明の第4の実施形態に係るアクチュエータ屈曲駆動機構を示す斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係るアクチュエータ屈曲駆動機構を示す斜視図である。 本発明の第6の実施形態に係るアクチュエータ屈曲駆動機構を示す斜視図である。
符号の説明
1…線材
2…線材の両端
3…拘束板
4…取り付け具
5…貫通孔
10…アクチュエータ
11…幅拘束ゴムシート
12…伸張防止繊維
15…拘束体
16…環状部材
17…連結部材

Claims (9)

  1. 外部刺激により収縮する線材の収縮に応じて所定の収縮方向に収縮するアクチュエータにおいて、
    前記線材の少なくとも一部が前記収縮方向に対して斜めに配置され、且つ、
    前記方向に対して斜めに配置された前記線材の両端の前記収縮方向に垂直な方向の相対的動きを抑制する幅拘束部材を有すること、
    を特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記幅拘束部材は、前記収縮方向には変形しやすく、前記収縮方向に垂直な方向には変形しにくい異方性を有すること、を特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記幅拘束部材は、互いにほぼ平行で、前記収縮方向にほぼ垂直な方向に延びる複数の細長い板であって、
    前記線材が、互いに隣接する前記幅拘束部材同士を連絡するように配置されていること、
    を特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  4. 外部刺激により収縮する線材の収縮に応じて所定の収縮方向に収縮するアクチュエータを屈曲部内側に備え、
    前記線材の少なくとも一部が前記収縮方向に対して斜めに配置され、且つ、
    前記収縮方向に対して斜めに配置された前記線材の両端の前記収縮方向に垂直な方向の相対的動きを抑制する幅拘束部材を有すること、
    を特徴とするアクチュエータ屈曲駆動機構。
  5. 前記幅拘束部材は、前記収縮方向には変形しやすく、前記収縮方向に垂直な方向には変形しにくい異方性を有すること、を特徴とする請求項4に記載のアクチュエータ屈曲駆動機構。
  6. 前記幅拘束部材は、前記屈曲部外側に部分円筒状に構成され、且つ、円筒軸に垂直な方向の変形が抑制されるように配置され、
    前記線材は、前記屈曲部内側に部分円筒状に構成され、且つ、円筒軸方向が前記収縮方向に一致するように配置され、
    前記幅拘束部材と前記線材とが接合されて全体が円筒状に構成されていること、
    を特徴とする請求項4または請求項5に記載のアクチュエータ屈曲駆動機構。
  7. 前記幅拘束部材は、前記部分円筒状部分の円周方向に延びる伸長防止繊維を備えていること、を特徴とする請求項6に記載のアクチュエータ屈曲駆動機構。
  8. 前記幅拘束部材は、前記収縮方向に沿って配列され、前記収縮方向にほぼ垂直な面内に延びる複数の環状部材を有し、
    前記線材が前記環状部材間を接続するように前記環状部材に固定されていること、
    を特徴とする請求項4に記載のアクチュエータ屈曲駆動機構。
  9. 前記複数の環状部材同士を前記収縮方向に連結し、前記収縮方向に伸縮しにくい材料からなる連結部材が、前記屈曲部外側に配置されていること、を特徴とする請求項8に記載のアクチュエータ屈曲駆動機構。
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