JP2007167218A - 配膳車 - Google Patents
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Abstract
【課題】食器が傾いたり転倒したりするのを防止することができる配膳車を提供する。
【解決手段】台車1に食器収容庫2を設けて形成される配膳車に関する。台車1に支持フレーム3を立設し、台車1の左右方向と平行となるように回転軸4を支持フレーム3に軸支すると共に、食器収容庫2の上面に設けた軸受部5を回転軸4に軸支することによって形成した水平保持手段を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】台車1に食器収容庫2を設けて形成される配膳車に関する。台車1に支持フレーム3を立設し、台車1の左右方向と平行となるように回転軸4を支持フレーム3に軸支すると共に、食器収容庫2の上面に設けた軸受部5を回転軸4に軸支することによって形成した水平保持手段を設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、病院、ホテル、学校等の施設で使用される配膳車に関するものである。
例えば、病院において各病室の看者に給食する場合、主食や副食、デザート等をそれぞれ盛り付けた食器をトレーの上に並べると共にこのトレーを配膳車内に多数収容し、配膳車を走行させて各病室を回りながら、配膳車からトレーを取り出して看者に配達することが行われている。
このような配膳車として従来から各種のものが提供されているが(例えば、特許文献1−4参照。)、最近では保温と保冷の機能を有する配膳車が提供されている。また、従来の配膳車は配膳係の作業者が押したり引いたりして走行させるのが一般的であったが、このように保温や保冷の機能を設けると配膳車の重量が重くなるので、モータで車輪を駆動させて自走させる自走式の配膳車が提案されるに至っている。
特公平2−14055号公報
実開平3−77190号公報
実公平5−17943号公報
実公平6−12653号公報
しかしながら、従来の配膳車にあっては、斜面を走行する場合に食器が傾いたり転倒したりして、汁物などがこぼれやすいという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、食器が傾いたり転倒したりするのを防止することができる配膳車を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係る配膳車は、台車1に食器収容庫2を設けて形成される配膳車において、台車1に支持フレーム3を立設し、台車1の左右方向と平行となるように回転軸4を支持フレーム3に軸支すると共に、食器収容庫2の上面に設けた軸受部5を回転軸4に軸支することによって形成した水平保持手段を設けて成ることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1において、配膳車の走行面の斜度を感知する斜度センサー6と、回転軸4を所定角度回転させる駆動モータ7と、斜度センサー6が感知した斜度と同一角度で回転軸4を回転させるように駆動モータ7に指令を出す制御部8とを設けて成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係る配膳車によれば、配膳車が斜面を走行する場合であっても、水平保持手段によって、回転軸を中心として食器収容庫が自重で振り子のように回転することとなり、食器収容庫を常に水平状態に保持することができ、食器が傾いたり転倒したりするのを防止することができるものである。
請求項2に係る発明によれば、食器収容庫が自重で回転しなくても、斜度センサーと制御部と駆動モータとの連係で食器収容庫を強制的に回転させることによって、食器収容庫を常に水平状態に保持することができるものである。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1、図2は本発明の実施の形態の一例を示すものであり、本発明において配膳車は、台車1の上に食器収容庫2を設けて形成される。
台車1は、下面に複数の車輪9を設けて形成してあり、複数の車輪9は、ACサーボモータ等のモータで駆動される駆動輪10と、首振り回転自在に形成される操向輪11とで構成してある。台車1の周囲にはバンパー12を設け、壁などに衝突した際の衝撃を緩和することができるようにしてある。
また、台車1の上には支持フレーム3が立設してある。この支持フレーム3は、台車1の左側部及び右側部に対向して設けた一対の側部フレーム13で構成してある。各側部フレーム13は、台車1の前部に立設した前支柱14と、台車1の後部に立設した後支柱15と、前支柱14と後支柱15の上端を連結する梁部材16とで構成してあり、梁部材16の中央部には軸承部17が形成してある。そして、左右の側部フレーム13の軸承部17によって、台車1の左右方向と平行となるように回転軸4を支持フレーム3に軸支することができる。なお、前支柱14間又は後支柱15間に、配膳係の作業者が配膳車を押したり引いたりするために把持する棒状のハンドル18を架設してもよい。
一方、食器収容庫2は、箱状であって、台車1の上面から梁部材16までの高さよりも低い高さとなるように形成されている。食器収容庫2の内部には複数段の棚を設け、食器を載せたトレーを各棚の上に載せることによって、複数のトレーを収容することができるようにしてある。また、食器収容庫2の側面には複数の扉19を設け、この扉19を開閉してトレーの出し入れをすることができるようにしてある。なお、食器収容庫2は、従来から知られているような保温と保冷の機能を有する保温保冷庫として形成してもよい。
また、食器収容庫2の上面には軸受部5が設けてあり、この軸受部5を回転軸4の中央部に軸支するようにしてある。このようにして水平保持手段が形成されている。なお、食器収容庫2は、台車1から浮いて、回転軸4に吊り下げられた状態となっている。
そして、上記のように形成した水平保持手段を設けた配膳車によれば、図1(b)に示すように配膳車が斜面を走行する場合であっても、水平保持手段によって、回転軸4を中心として食器収容庫2が自重で振り子のように回転することとなり、食器収容庫2を常に水平状態に保持することができ、食器が傾いたり転倒したりするのを防止することができるものである。
図3は本発明の実施の形態の他の一例を示すものであり、この例では、回転軸4の中央部において副軸20を十字状に突設させると共に、食器収容庫2の上面に設けた一対の軸受部5で両側の副軸20を軸支するようにしてある。そのため、この例によれば、配膳車が左右方向に傾いた場合であっても、食器収容庫2を常に水平状態に保持することができるものである。
図4、図5は本発明の実施の形態のさらに他の一例を示すものであり、この例では、図1、図2に示す配膳車に、斜度センサー6と、駆動モータ7と、制御部8とをさらに設けたものである。
ここで、斜度センサー6は、配膳車の走行面の斜度を感知するものであり、支持フレーム3に設けてある。なお、斜度センサー6は、配膳車の走行面の斜度を感知することができればよいので、台車1に設けてもよい。
また、駆動モータ7は、回転軸4を所定角度回転させるものであり、支持フレーム3に設けてある。駆動モータ7による回転軸4の回転によって、食器収容庫2も同じ向きに同じ角度で回転させるために、食器収容庫2の上面に設けた軸受部5は回転軸4に固定してある。
また、制御部8は、斜度センサー6が感知した斜度と同一角度で回転軸4を回転させるように駆動モータ7に指令を出すものであり、CPU等で形成され、図7に示すように斜度センサー6及び駆動モータ7と電気的に接続してある。
そして、上記のように形成した水平保持手段を設けた配膳車によれば、図4(b)に示すように配膳車が斜面を走行する場合に、食器収容庫2が自重で回転しなくても、斜度センサー6と制御部8と駆動モータ7との連係で食器収容庫2を強制的に回転させることによって、食器収容庫2を常に水平状態に保持することができるものである。
図6は本発明の実施の形態のさらに他の一例を示すものであり、この例では、図3と同様に回転軸4の中央部において副軸20を十字状に突設させると共に、食器収容庫2の上面に設けた一対の軸受部5で両側の副軸20を軸支するようにしてある。そのため、この例によれば、配膳車が左右方向に傾いた場合であっても、食器収容庫2を常に水平状態に保持することができるものである。
1 台車
2 食器収容庫
3 支持フレーム
4 回転軸
5 軸受部
6 斜度センサー
7 駆動モータ
8 制御部
2 食器収容庫
3 支持フレーム
4 回転軸
5 軸受部
6 斜度センサー
7 駆動モータ
8 制御部
Claims (2)
- 台車に食器収容庫を設けて形成される配膳車において、台車に支持フレームを立設し、台車の左右方向と平行となるように回転軸を支持フレームに軸支すると共に、食器収容庫の上面に設けた軸受部を回転軸に軸支することによって形成した水平保持手段を設けて成ることを特徴とする配膳車。
- 配膳車の走行面の斜度を感知する斜度センサーと、回転軸を所定角度回転させる駆動モータと、斜度センサーが感知した斜度と同一角度で回転軸を回転させるように駆動モータに指令を出す制御部とを設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の配膳車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005366818A JP2007167218A (ja) | 2005-12-20 | 2005-12-20 | 配膳車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005366818A JP2007167218A (ja) | 2005-12-20 | 2005-12-20 | 配膳車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007167218A true JP2007167218A (ja) | 2007-07-05 |
Family
ID=38294562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005366818A Withdrawn JP2007167218A (ja) | 2005-12-20 | 2005-12-20 | 配膳車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007167218A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010105644A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Toshiba Tec Corp | 移動台車 |
CN101817358A (zh) * | 2010-05-15 | 2010-09-01 | 高进虎 | 矿用井下防倾保温餐车 |
KR102512613B1 (ko) * | 2021-10-15 | 2023-03-22 | 전북대학교산학협력단 | 오토바이 배달통 |
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2005
- 2005-12-20 JP JP2005366818A patent/JP2007167218A/ja not_active Withdrawn
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