JP2003310399A - ショーケースの前面開閉パネルの駆動装置 - Google Patents

ショーケースの前面開閉パネルの駆動装置

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JP2003310399A JP2002116015A JP2002116015A JP2003310399A JP 2003310399 A JP2003310399 A JP 2003310399A JP 2002116015 A JP2002116015 A JP 2002116015A JP 2002116015 A JP2002116015 A JP 2002116015A JP 2003310399 A JP2003310399 A JP 2003310399A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 展示状態、買物客の行動を良好化したショー
ケースにおける上下開閉式前面パネルの駆動方式に事故
防止の工夫が必要であった。 【解決手段】 ショーケース1の上下動する前面パネル
26a に揺動自在な連動アーム38、38a の先端を取付ける
と共に、該連動アーム38、38a の基端を従動軸47に取付
け、モーター42の駆動回転軸42a にカム板43を取付ける
と共に、該カム板43の周面上部に上方から接触する揺動
杆44を配置し、該揺動杆44の基端を従動軸47に連結する
ことによって、障害物介在等の降下異常時には、前面パ
ネル26a の自重で障害物迄は降下しても、モーター42の
回転力は揺動杆44に伝達しないため、停止位置より下方
に引き下げず事故防止を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パン、惣菜などの
加工食料品を展示販売するショーケースに関し、特に自
動開閉する前面パネルの安全性を確保するショーケース
の前面開閉パネルの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、展示販売されるパン、惣菜などの
加工食料品は、上面開口または前面開口の陳列台、陳列
棚、陳列ケースに載置されていたり、前面をガラス板、
アクリル板等の透明板で収納部を囲繞したショーケース
に加工食料品等を収納していた。前者のオープンケース
は、陳列された加工食料品は店内空気に放置されている
ため、衛生的に好ましくなく、後者のショーケースは店
員が背面の引戸式透明板を開閉しているため、買物客が
加工食料品を自由に手に取ることは不可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本件発明者は
買物客がショーケースに近づいた時に、前面パネルを上
下方向に移動させて前面開口状態とするショーケースを
開発し、衛生的に展示販売される加工食料品を買物客が
自由に手に取れる様にしたが、かかるショーケースでは
故障、事故等による前面パネルと買物客の身体の接触を
防止して、安全性を向上することが好ましいことを発見
した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、展示状態、買物客の行動を良好化したショー
ケースにおける上下開閉式前面パネルの駆動方式に事故
防止の工夫が必要な課題に鑑み、ショーケースの上下動
する前面パネルに揺動自在な連動アームの先端を取付け
ると共に、該連動アームの基端を従動軸に取付け、モー
ターの駆動回転軸にカム板を取付けると共に、該カム板
の周面上部に上方から接触する揺動杆を配置し、該揺動
杆の基端を従動軸に連結することによって、モーターの
回転によりカム板、揺動杆、従動軸、連動アームを介し
て前面パネルを自動的に引き上げることが出来る一方、
モーターの逆回転に応じて前面パネルはその自重で降下
出来、且つ、障害物介在等の降下異常時には、前面パネ
ルの自重で障害物迄は降下しても、モーターの回転力は
揺動杆に伝達しないため、停止位置より下方に引き下げ
ず事故防止を図る様にして、上記課題を解決する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。図1、2の断面図、図4、5の正面
図に示す様に、本発明に係るショーケース1は機械室2
(フロントパネルの作動部や温冷蔵装置部を内装する)
を有するユニットベース3上に陳列ユニット4を一体化
して成り、図示のものでは、ユニットベース3の前面を
化粧部5と成したり、ユニットベース3の下面に移動用
のキャスター6、6aを設けている。ユニットベース3上
に設けられる陳列ユニット4は、各種フレーム、底板、
底部を除く5面の透明パネル等から成り、前面が開閉す
ると共に、作業員用に背面も開口するものと成してい
る。
【0006】以下、陳列ユニット4の詳細を説明する。
図3に示す様に、ユニットベース3より上部の側壁7、
7aは、所定幅(高さ)で前方板8、8aを突出させると共
に、所定幅で後方板9、9aを立設し、前方板8、8aと後
方板9、9aの接続部にコーナー板10、10a を設けて、一
体形成している。又、後方板9、9aの内側に支柱11、11
a を立設すると共に、該支柱11、11a の上部に天板12の
後端部を取付けると共に、ユニットベース3の上面に後
方が若干高い状態で陳列面となる底板13、13a を前後2
段に取付けている。
【0007】図3に示す様に、前方板8、8aの前端に前
面下方板14を取付けると共に、後方板9、9aの前面立設
面15、15a と前方板8、8aの前端の間に、一体化したレ
ール部16、16a とフレーム17、17a を取付け、該フレー
ム17、17a の後端部18上部に天板12の前端部を載置し
(組付状態は図1、2、10参照)、レール部16、16a
の内側はフレーム17、17a より突出させて全体的に幅広
と成している。
【0008】図3、8に示す様に、フレーム17、17a は
天板12を載置する後端部18が水平状で、前面下方板14上
に位置する前端部19が立設状で、中間部20が手前(前
方)が低く上部が奥方の傾斜状と成し、フレーム17、17
a と一体化されたレール部16、16a の前後端部をレール
部16、16a とフレーム17、17a の取付部21と成してい
る。又、レール部16、16a の中間部22はフレーム17、17
a の中間部20の下面に接面して手前が低く上部が奥方の
傾斜状と成し、レール部16、16a の前端部23はフレーム
17、17a の前端部19の背面に接面して立設状と成し、レ
ール部16、16a の前端部23を下方延設して下方取付部21
と成し、前方板8、8a前端部に取付けている。更に、レ
ール部16、16a の中間部22の上端はフレーム17、17a の
中間部20より低い位置まで(後述する様に、上方の前面
パネル26a 下端と略同一高さ)と成し、レール部16、16
a の中間部22から後方部24をフレーム17、17a の後端部
18より低い位置で水平延設し、レール部16、16a の後方
部24の後端部25を上方立設して上方取付部21と成し、そ
の上端をフレーム17、17a における後端部18の最後端と
連結し、側壁7、7aの前面立設面15、15a に取付けてい
る。
【0009】尚、一体化したレール部16、16a とフレー
ム17、17a の側壁7、7aへの取付部21はレール部16、16
a の一部を利用しているが、フレーム17、17a に取付部
21を設けても良い。
【0010】図1、2に示す様に、両側のレール部16、
16a 及びフレーム17、17a に固定状態又は可動状態で取
付けられる前面パネル26、26a は上下2分割されると共
に、上方の前面パネル26が前面側で若干の前後差を有
し、且つ、下方の前面パネル26a が閉鎖時において、上
方前面側の前面パネル26と下方後面側の前面パネル26a
は部分的に重合し、当該重合個所における上方前面側の
前面パネル26の裏面に虫除け等のモヘアを設けている
(モヘアはその他の個所にも設けている)。そして、上
方前面側の前面パネル26は手前が低く上部が奥方の矩形
状で、フレーム17、17a の中間部20の上方部(略1/
3)に傾斜載置固定され、陳列ユニット4における前面
開口部27の上方略1/3を閉鎖し、下方後面側の前面パ
ネル26a は前面開口部27の下方略2/3を開閉するもの
であって、レール部16、16a の中間部22と前端部23と相
似形で手前が低く上部が奥方の傾斜部28と下方立設部29
から成る。
【0011】図1、2、6、7に示す様に、レール部1
6、16a に沿って上下動し、降下時に前面開口部27を閉
鎖し、上昇時に上方の前面パネル26の背面側に退避する
下方の前面パネル26a の上端両側には駆動部30、30a が
突出状態で設けられ、駆動部30、30a の移動方向はレー
ル部16、16a の傾斜角度より低い角度で奥方側に上昇さ
せる。又、前面パネル26の下端両側に突出状態で設けた
回転自在なローラー31、31aがレール部16、16a の傾斜
した中間部20を滑走する様に成し、前面パネル26a の上
端両側に設けた一対の駆動部30、30a はユニットベース
3の機械室2に設けた駆動装置32に連結されている。詳
しくは、図6、7に示す様に、下方の前面パネル26a は
四方枠体33にガラス板、アクリル板等の透明板34を取付
け、両側に設けた支持板35、35a から下方のシャフト36
を突出させると共に、支持板35、35a から所定間隙を有
してシャフト36の先端にローラー31、31a を回転自在に
取付ける。一方、支持板35、35a から上方のシャフト37
を突出させると共に、長さ調整自在な一対の連動アーム
38、38a 先端の円環状の取付部39をシャフト37に回動自
在に取付け、連動アーム38、38a 下方基端を駆動装置32
に固定している(図1、2参照)。
【0012】次に、ユニットベース3の機械室2に収納
し連動アーム38、38a を介して下方の前面パネル26a を
上下動させる駆動装置32を説明する。図1、2、9に示
す様に、ユニットベース3の機械室2に正面から見て横
方向に長いフレーム40を設置し、該フレーム40に大径の
平歯車41(周面歯車を有するホイール)を回転自在に設
けると共に、フレーム40にモーター42を併設し、該モー
ター42の駆動回転軸42a にカラー付のカム板43を偏心状
態で取付けている。又、平歯車41のホイール部41a に基
端を取付けた揺動杆44の先端に従動ローラー45を回転自
在に取付け、該従動ローラー45を回転するカム板43の上
部周面に上方から接触させている。カム板43は変形円盤
であって、揺動杆44の従動ローラー45が接触する上下位
置、カム板43の回転中心から周面までの距離H1、H2
…が適宜変化し、少なくとも最小距離H1(下死点に相
当)および最大距離H2(上死点に相当)を有する形状
である。
【0013】尚、図1、2に示す様に、カム板43に対す
る従動ローラー45の接触作用としては、後述する前面パ
ネル26a の自重で接触させるが、揺動杆44の先端と機械
室2の内面壁(又はフレーム40)の適宜個所に両端を取
付けた引張バネ46の作用で接触力を確実化することが好
ましい。
【0014】図1、2、9に示す様に、フレーム40の上
部に正面視横方向に長寸の従動軸47を長手方向に回動自
在に架設すると共に、従動軸47に設けた小径の平歯車48
を揺動杆44の基端を取付けた大径の平歯車41に噛合さ
せ、モーター42の回転がカム板43、揺動杆44、平歯車4
1、平歯車48を介して伝達される従動軸47の両端に一対
の連動アーム38、38a の基端を取付けると共に、上述の
様に連動アーム38、38a の先端を前面パネル26a の上部
に取付けている。
【0015】図9に示す様に、モーター42の回転がカム
板43、揺動杆44で伝達される平歯車41の回転軸49にドグ
50、50a を取付けると共に、ドグ50、50a の対向位置に
センサー51、51a を設け、これらは回転軸49、連動する
連動アーム38、38a 、前面パネル26a の上下位置を検知
する。
【0016】尚、カム板43、揺動杆44、大小の平歯車4
1、48等は連動アーム38、38a の揺動量等に応じて適宜
変更し、場合によっては、平歯車41の回転軸49に連動ア
ーム38、38a を取付けても良い。又、揺動杆44の基端は
平歯車41のホイール部41a に取付けているが、取付位置
も適宜変更可能であり、図示のものでは揺動杆44の中心
延長線は平歯車41の回転中心を指向しており、実質的に
揺動杆44の基端は回転軸49に取付けており、連動アーム
38、38a を取付けた従動軸47を駆動可能であれば、これ
らの取付位置も適宜変更可能である。
【0017】次に、陳列ユニット4の天板12について説
明する。図10に示す様に、天板12は内部に送気空間52
を有する様に上下2枚の板材53、53a から成り、天板12
の送気空間52に連通状態で天板12の基端背面側に送風部
54を設け、天板12の先端部55は上方の前面パネル26の上
端に沿う様に、下方傾斜屈曲させると共に、その突端面
に吐出口56を開口させ、該吐出口56からの噴出空気の吐
出方向は前面パネル26の上面に沿った下方傾斜方向と成
している。天板12の基端に設けた送風部54の一例として
は、送気空間52に連通する送気口57及び外部に連通する
吸気口58を有する収納ケース59内に長手方向に軸流ファ
ン60を配置し、更に収納ケース59の外部に適宜開口部を
有した外ケース61を配置して送風部54を天板12の基端に
取付けている。
【0018】図1、2に示す様に、陳列ユニット4の背
面には透明パネル等から成ると共に、開閉自在と成す様
に、例えば引き戸式の背面扉62を設けている。尚、図示
していないが、陳列ユニット4の側面にも透明パネル等
から側面板を設けており、例えば、側壁7、7aの前方板
8、8a、後方板9、9a、コーナー板10、10a とフレーム
17、17a で囲まれる個所に側面板を取付ける。
【0019】図1、2に示す様に、ショーケース1の前
方適宜位置(店舗の天井、天板12の上部など)には、買
物客が来たり、近づいたり、立ち止まったことを検知す
る(近接)センサー65を設けており、該センサー65の検
知信号は制御回路66に送信される様になっている。又、
駆動装置32内に配置されモーター42の回転力又は前面パ
ネル26a の自重降下力で回転する回転軸49に設けたドグ
50、50a を検知するセンサー51、51a は、回転軸49の所
定回転角度を検知するものであり、この回転位置の検知
により連動アーム38、38a の揺動状態(回転角度、上下
死点)、前面パネル26、26a の開閉を検知するものであ
り、買物客の(近接)センサー65と同様に回転軸49のセ
ンサー51、51a の検知信号も制御回路66に送信される様
に成っている。更に、制御回路66には送風部54に対する
信号発信回路も有している。
【0020】尚、図5に示す様に、ショーケース1を横
方向に長くする場合には、両側のレール部16、16a 及び
フレーム17、17a 等の他、中央などの適宜位置にもレー
ル部16、16a 及びフレーム17、17a (図8(b)に示す
様に、レール部16、16a は両側に突出している)を設
け、左右2連の陳列ユニット4を設けても良く、モータ
ー42、センサー51、51a 、65等による前面パネル26a 、
送風部54の作動等は個別に稼働させる。
【0021】次に本発明に係るショーケースの作用につ
いて説明する。買物客がショーケース1の前方に来たこ
とをセンサー65が検知した時は、制御回路66からモータ
ー42に回転指令信号を送出し、カム板43の回転に従動し
て揺動杆44を上方揺動させ、平歯車41、平歯車48、従動
軸47の回転を介して、従動軸47に取付けた連動アーム3
8、38a を背面側に揺動させる。連動アーム38、38a の
所定角度の揺動により、前面パネル26a の上部に設けた
駆動部30、30a を背面側上方に円弧運動させ、前面パネ
ル26a の下部に設けたローラー31、31a はレール部16、
16a を回転滑走し、下方の前面パネル26a は背面側上方
で上方の前面パネル26の背面に傾斜角度が変化して退避
する。尚、下方の前面パネル26a が前面開口部27を閉鎖
している状態における駆動装置32は図1に示し、前面パ
ネル26a が上動し前面開口部27を開口している時の駆動
装置32は図2に示している。
【0022】そして、陳列ユニット4の前面開口部27が
開口している状態では、一方のドグ50を一方のセンサー
51で検知して制御回路66から送風部54に信号が送信され
て、天板12内の送気空間52を通って、上方前面側に固定
された前面パネル26の上面に沿って空気を噴出し、前面
開口部27の上面に流動空気層(エアカーテン)を形成
し、その風量、風速等の適宜設定により、前面開口部27
の上面全てに流動空気層を設定している。
【0023】買物客が立ち去った時には、センサー65の
未検知信号により、モーター42は逆回転し、前面パネル
26a の上動作用が消失しているため、傾斜状態の前面パ
ネル26a の自重により連動アーム38、38a は前方側に揺
動すると共に、該連動アーム38、38a に連結された揺動
杆44はモーター42で逆回転するカム板43の周面に沿って
下方揺動する。尚、引張バネ46を設けた時には、揺動杆
44の下方揺動が確実となる。
【0024】上記の様に、通常状態では、買物客の有無
に応じて前面パネル26a が上下動して前面開口部27を開
閉し、且つ、前面開口部27の前面に流動空気層を形成す
る。そして、前面パネル26a の上動状態または下動状態
は、回転軸49に設けたドグ50、50a をセンサー51、51a
で検知しており、当該検知により、モーター42を停止さ
せる。
【0025】次に、異状時について説明する。図1に示
す様に、前面パネル26a が最下端で前面開口部27を閉鎖
した状態であって、カム板43(モーター42)の回転中心
と揺動杆44の従動ローラー45の距離が最短の下死点か
ら、モーター42が回転して前面パネル26a を上動させる
時には、カム板43の回転に応じて従動ローラー45の接点
位置は徐々に上昇して、揺動杆44を上昇揺動させ、順次
連動して前面パネル26a を強制的に上昇させる。一方、
図2に示す様に、前面パネル26a が最上端で前面開口部
27を開口した状態であって、カム板43(モーター42)の
回転中心と揺動杆44の従動ローラー45の距離が最長の上
死点から、モーター42が逆回転して前面パネル26a が自
重で下降する時には、上動時とは相違して、前述の様
に、通常時は前面パネル26a の下降とモーター42の逆回
転は同時作動するが連結連動せず、後述の様に、前面パ
ネル26a の下降異常時には、前面パネル26a は下降せず
にモーター42だけが逆回転する。
【0026】即ち、何らかの故障や前面開口部27に買物
客の身体や物品が存在して、モーター42が回転して前面
パネル26a が下降可能状態にあっても、物品存在などで
前面パネル26a が下降停止した時には、連動アーム38、
38a の下方揺動が停止しているため、揺動杆44の下動も
途中停止し、揺動杆44の従動ローラー45はカム板43周面
への接触状態から離隔状態となり、モーター42の回転に
よる前面パネル26a の下降連動は解除される。そして、
回転停止する回転軸49に設けた他方のドグ50a も停止す
るため、他方のセンサー51a による検知が不可能でモー
ター42の回転は続行する。
【0027】モーター42の回転続行により、カム板43は
図1、9に示す下死点(最小距離H1との接触状態)か
ら、図2、9に示す上死点(最大距離H2との接触状
態)への回転が継続され、カム板43の周面と揺動杆44の
従動ローラー45の接触が回復し、障害物で途中停止して
いた前面パネル26a を上動させ、その上動完了状態にお
いて、センサー51はドグ50を検知してモーター42は回転
停止する。
【0028】
【発明の効果】要するに本発明は、ショーケース1の上
下動する前面パネル26a に揺動自在な連動アーム38、38
a の先端を取付けると共に、該連動アーム38、38a の基
端を従動軸47に取付けたので、従動軸47の回転で揺動す
る連動アーム38、38a で前面パネル26a を背面上方側に
引き上げたり、前面パネル26a の降下に応じて連動アー
ム38、38a を介して従動軸47を回転させる。又、モータ
ー42の駆動回転軸42a にカム板43を取付けると共に、該
カム板43の周面上部に上方から接触する揺動杆44を配置
し、該揺動杆44の基端を従動軸47に連結したので、前面
パネル26a の上昇時にはモーター42の回転により揺動杆
44を上方揺動させ、従動軸47、連動アーム38、38a を介
して前面パネル26a を引き上げることが出来る一方、前
面パネル26a の降下時にはモーター42の回転に応じて揺
動杆44も下方揺動可能となり、前面パネル26a はその自
重で降下出来、且つ、障害物介在等の降下異常時には、
前面パネル26a の自重で障害物迄は降下しても、モータ
ー42の回転力は揺動杆44に伝達しないため、停止位置よ
り下方に引き下げず事故防止を図ることが出来、その
後、モーター42の回転に応じて前面パネル26a は上昇し
安全確保を図ることが出来る。
【0029】前面パネル26a の上昇状態および降下状態
を検知するセンサー51、51a を配置したので、センサー
51、51a の検知信号で前面パネル26a の上昇又は降下位
置でモーター42を停止して前面パネル26a の位置保持を
容易に行うことが出来る。
【0030】揺動杆44の先端に設けた従動ローラー45を
カム板43の周面上部に配置したので、カム板43と揺動杆
44の接触を従動ローラー45の介在により抵抗減少させ、
円滑な動作を行わせることが出来る。
【0031】揺動杆44を下方に引張する引張バネ46を設
けたので、モーター42の回転と揺動杆44の下方揺動の連
動性を向上させ、前面パネル26a に摺動抵抗があっても
降下性を向上させることが出来る。
【0032】長寸の従動軸47の両端に一対の連動アーム
38、38a を夫々取付けたので、幅方向の長さを有する前
面パネル26a の両側に対して駆動力を作用させて、前面
パネル26a の上下動を円滑に行うことが出来る。
【0033】揺動杆44の基端を取付けた平歯車41に噛合
する平歯車48に従動軸47を取付けたので、モーター42の
回転による駆動力を一対の平歯車41、48の歯数等で、最
適な駆動力に容易に変換することが出来る。
【0034】平歯車48の回転軸49に取付けたドグ50、50
a の対向位置にセンサー51、51a を配置したので、セン
サー51、51a を機械室2の駆動装置32内にコンパクトに
配置することが出来る等その実用的効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るショーケースの断面図で前面パネ
ル降下状態を示す図である。
【図2】前面パネル上昇状態を示す図である。
【図3】陳列ユニット(パネルを除く)の組付状態を示
す斜視図である。
【図4】ショーケースの正面図である。
【図5】左右2連の陳列ユニットを有するショーケース
の正面図である。
【図6】上下動する前面パネルの正面図である。
【図7】レール部と前面パネルの関係を示す要部断面図
である。
【図8】一体化したフレームとレール部を示す斜視図で
ある。
【図9】駆動装置を示す正面図、側面断面図、平面図で
ある。
【図10】送風部および送気空間を有する天板を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 ショーケース 26、26a 前面パネル 38、38a 連動アーム 41 平歯車 42 モーター 42a 駆動回転軸 43 カム板 44 揺動杆 45 従動ローラー 46 引張バネ 47 従動軸 48 平歯車 49 回転軸 50、50a ドグ 51、51a センサー
フロントページの続き (72)発明者 可児 修三 名古屋市中村区大宮町3丁目70番地の7 株式会社メイワ工芸内 (72)発明者 加藤 健次 名古屋市中川区助光一丁目2001番地の1 有限会社中部システムサポート内 Fターム(参考) 3B110 AA05 CA05 EA04 EA06 3L102 JA03 KA08 KB23 KE10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ショーケースの上下動する前面パネルに
    揺動自在な連動アームの先端を取付けると共に、該連動
    アームの基端を従動軸に取付け、モーターの駆動回転軸
    にカム板を取付けると共に、該カム板の周面上部に上方
    から接触する揺動杆を配置し、該揺動杆の基端を従動軸
    に連結したことを特徴とするショーケースの前面開閉パ
    ネルの駆動装置。
  2. 【請求項2】 前面パネルの上昇状態および降下状態を
    検知するセンサーを配置したことを特徴とする請求項1
    記載のショーケースの前面開閉パネルの駆動装置。
  3. 【請求項3】 揺動杆の先端に設けた従動ローラーをカ
    ム板の周面上部に配置したことを特徴とする請求項1又
    は2記載のショーケースの前面開閉パネルの駆動装置。
  4. 【請求項4】 揺動杆を下方に引張する引張バネを設け
    たことを特徴とする請求項1、2又は3記載のショーケ
    ースの前面開閉パネルの駆動装置。
  5. 【請求項5】 長寸の従動軸の両端に一対の連動アーム
    を夫々取付けたことを特徴とする請求項1、2、3又は
    4記載のショーケースの前面開閉パネルの駆動装置。
  6. 【請求項6】 揺動杆の基端を取付けた平歯車に噛合す
    る平歯車に従動軸を取付けたことを特徴とする請求項5
    記載のショーケースの前面開閉パネルの駆動装置。
  7. 【請求項7】 平歯車の回転軸に取付けたドグの対向位
    置にセンサーを配置したことを特徴とする請求項6記載
    のショーケースの前面開閉パネルの駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102011103300A1 (de) * 2011-05-26 2012-11-29 Coolback Gmbh Geschlossenes Kühlregal
KR101545248B1 (ko) * 2015-01-29 2015-08-20 주식회사 시공문화 이물질 유입 차단을 위한 진열장
EP3550235A1 (de) * 2018-04-03 2019-10-09 Liebherr-Hausgeräte Lienz GmbH Kühl- und/oder gefriergerät

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