JP2007166674A - 送信装置、送信方法、受信装置、受信方法、および送受信システム - Google Patents

送信装置、送信方法、受信装置、受信方法、および送受信システム Download PDF

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Abstract

【課題】データを効率的に、かつ高い信頼性で、多数のユーザに配信することができるようにする。
【解決手段】送信装置1では、データが、例えば、衛星回線などでなる放送回線2を介して送信される。受信装置31乃至35では、そのデータが受信され、データを正常に受信することができたかどうかが確認される。そして、送信装置1への情報の送信が可能な受信装置32や33,35では、データを正常に受信することができなかった場合にのみ、そのデータを再送信する旨の要求である再送要求が、例えば、インターネットなどでなる通信回線4を介して、送信装置1に送信される。送信装置1では、再送要求が送信されてきた場合に、その再送要求のみが受信されて集計される。そして、その集計結果に基づき、再送要求がされたデータが、放送回線2を介して再送信され、受信装置31乃至35において受信される。
【選択図】図1

Description

本発明は、送信装置、送信方法、受信装置、受信方法、および送受信システムに関し、特に、多数のユーザに対して、データを効率的、かつ高い信頼性で配信することができるようにする送信装置、送信方法、受信装置、受信方法、および送受信システムに関する。
多数のユーザに、効率的にデータを配信する方法としては、例えば、地上波や、衛星回線、CATV網などの、いわゆる放送に用いられる伝送媒体を利用して、画像や音声とともに、文字などのデータを送信する文字放送その他がある。
一方、最近では、このように放送に用いられる伝送媒体ではなく、コンピュータネットワークとしての、例えば、インターネットなどを利用して、多数のユーザに、効率的にデータを配信する手法が提案されている。
例えば、インターネット上において、多数のユーザに対する効率的なデータの配信を行う手法としては、IP(Internet Protocol)マルチキャストと呼ばれるデータの同報を行うものがある。
即ち、図8は、IPマルチキャストによりデータの配信を行うデータ配信システム(システムとは、複数の装置が論理的に集合したものをいい、各構成の装置が同一筐体中にあるか否かは問わない)の一例の構成を示している。
IPマルチキャストでは、データの配信先のIPアドレスとして、その配信先としての受信装置の集まりである受信装置群に対して、一斉同報を行うためのマルチキャストアドレス(一般には、クラスDと呼ばれる特殊なIPアドレスで、224.0.0.0乃至239.255.255.255の範囲の値のもの)を割り当てる。そして、データを同報するサーバなどの送信装置101では、特定のマルチキャストアドレスを指定して、データの発信を行い、データの同報を受けるコンピュータなどの受信装置103乃至107では、そのマルチキャストアドレスを指定しておく。この場合に、インターネットなどのTCP/IPプロトコルにしたがった通信を行う通信回線102上のIPマルチキャスト対応のルータにおいては、マルチキャストアドレスの指定されたIPパケットを受け取ると、そのマルチキャストアドレスの指定がなされている受信装置が存在する経路が割り出され、さらに、そのパケットが複製されて送信される。
従って、送信装置101では、データを配信する多数の受信装置(図8では、受信装置103乃至107)を意識することなく、1のアドレス(マルチキャストアドレス)を指定するだけで、その多数の受信装置に対して、データを配信することができる。
なお、例えば、インターネットである通信回線102では、そのトラフィックを低減するために、重複したデータの転送を省略したり、必要なアドレスだけにデータを転送するなどの、IPマルチキャストに適したデータ転送のための経路制御が行われる場合がある。
ここで、IPマルチキャストについては、例えば、非特許文献1に、その詳細が記載されている。
IPマルチキャストでは、相手方(図8では、受信装置103乃至107)におけるデータの受信状況を確認せずに通信を行うコネクションレスプロトコルの1つであるUDP(User Datagram Protocol)にしたがって、データ転送が行われる。UDPによる通信では、送受信時の負荷が小さく、処理を高速にすることができるが、そのレベル(プロトコルのレベル)では、いわゆるハンドシェイクで行われる通信のように、データが正常に受信できた旨を示す信号ACK(ACKnowledgment)(以下、適宜、確認信号ACKという)、およびデータが正常に受信できなかったためその再送を要求する信号NAK(Negative AcKnowledgment)(以下、適宜、再送要求信号NAKという)のいずれも、受信側から送信側に返されないため、データの信頼性は低いものとなる。
そこで、データの信頼性を向上させるため、例えば、RMTP(Reliable Multicast Transport Protocol)などの通信プロトコルが提案されている。
RMTPを利用した通信では、まず、図9(A)に示すように、IPマルチキャストで、送信装置101から受信装置103乃至107に対して、通信回線102を介して、UDPにより、データが同報される。そして、図9(B)に示すように、受信装置103乃至107のうち、データを正常に受信することができたものは確認信号ACKを、正常受信できなかったものは再送要求信号NAKを、それぞれ通信回線102を介して、UDPにより送信装置101に送信する。
ここで、図9(B)では、受信装置104および106においては、データを正常に受信することができたため、確認信号ACKが送信装置101に送信されており、また、受信装置103,105、および107においては、データを正常に受信することができなかったため、再送要求信号NAKが送信装置101に送信されている。
送信装置101は、再送要求信号NAKを受信すると、その要求されたデータを、図9(A)に示したように、再度、UDPで送信(再送)し、以下、例えば、再送要求信号NAKが送信されてこなくなるまで、あるいは、所定の時刻までに再送要求信号NAKが送信されてくる間は、データの再送を繰り返す。
RMTPを利用した通信では、確認信号ACKまたは再送要求信号NAKのうちのいずれかが必ず返されるため、IPマルチキャストによる多数のユーザへのデータ配信の効率性を維持しながら、そのデータの信頼性を向上させることができる。
なお、RMTPについては、例えば、非特許文献2に、その詳細が記載されている。
日経エレクトロニクス(NIKKEI ELECTRONICS)、1994.3.24(no.685)第146頁〜第157頁 城下、高橋、山下、山内、串田、「インターネットに適用可能な高信頼一斉配信分配システム」、情報処理学会研究会報告AVM11−2、1995年12月など
地上波や、衛星回線、CATV網などの伝送媒体を利用して、データの配信を行う場合においては、広範囲に一斉同報が可能であるが、いまのところ、コンピュータネットワークにおいて標準的に採用されている、例えば、UDPやTCP(Transmission Control Protocol)などのIP(Internet Protocol)を基本としたプロトコルがサポートされておらず、データの送信中に、修復不可能な欠落その他のエラーが生じたときに、そのエラーに対処することはできない。従って、データの信頼性は低いものとなる。
一方、コンピュータネットワークの1つである、例えば、インターネットを利用して、IPマルチキャストを行う場合には、上述のRMTPなどを採用することで、データの信頼性を向上させることができる。しかしながら、現状のインターネットでは、IPマルチキャストを行うと、広範囲に重複して同一のデータが送信されるため、限りある資源を浪費することになる。
そこで、ネットワーク上のトラフィックを低減する手法として、重複するデータの転送を省略したり、必要な相手だけにデータを転送するなどの、IPマルチキャストに適したデータ転送経路の制御を行うものがあるが、この場合、そのような制御を行うルータをネットワーク上に配置する必要がある。しかしながら、ネットワークとして、例えば、世界規模のインターネットを想定した場合、そのような特殊なルータに、インターネット上のルータをすべて置き換えることは、いまのところ現実的ではない。
また、インターネットに接続している企業の多くは、自社のネットワークへの、第三者の侵入を防ぐために、いわゆる防火壁(ファイヤウォール)を設けることが多いが、IPマルチキャストによるパケットは、基本的に、この防火壁により遮断される。従って、防火壁に囲まれたネットワークにおいては、多くの場合、IPマルチキャストによるパケットを受信することができない。
一方、RMTPでは、データの信頼性を強固なものとするため、図9(B)で説明したように、確認信号ACKまたは再送要求信号NAKのうちのいずれかを必ず返すことが要求されている。
従って、送信装置と多数の受信装置それぞれとを結ぶネットワークとして、少なくとも双方向の通信が可能なものが必要となる。また、RMTPによるデータ配信サービスを受けるためには、すべての受信装置が、送信装置に対して、確認信号ACKおよび再送要求信号NAKを送信することができるものでなければならない。
さらに、例えば、国民規模や世界規模などの多数のユーザに、データを配信する場合において、そのすべてのユーザ(ユーザの受信装置)に、確認信号ACKまたは再送要求信号NAKのうちのいずれかを必ず送信させるようにすると、ネットワークが輻輳することになり、結果として、効率的なデータの配信が困難となる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、特に、多数のユーザに対して、データを効率的、かつ高い信頼性で配信することができるようにするものである。
本発明の第1の側面の送信装置は、データを一方向だけに送信可能な放送波による放送回線を介して、前記放送回線とは異なる通信回線に接続している受信装置かまたは前記通信回線に接続していない受信装置のいずれかである複数の受信装置に送信する送信装置であって、前記データを、前記放送回線を介して前記複数の受信装置に対して送信する送信手段と、一方向だけに送信可能な前記放送回線とは異なる前記通信回線を介して、前記通信回線に接続している前記受信装置から送信された、前記データを再送信する旨の再送要求を受信する受信手段と、前記受信手段において受信された前記通信回線に接続している複数の前記受信装置それぞれからの前記再送要求の集計を行う集計手段と、前記集計手段により求められた集計結果に基づき、前記再送要求がされた前記データを、前記放送回線を介して前記受信装置に再送信するように、前記送信手段を制御する制御手段とを備える。
前記送信手段には、前記データの再送信する場合、所定の条件で再送信を繰り返すようにさせることができる。
前記受信手段には、UDPに従って送信された前記再送要求を受信させることができる。
前記データを所定のデータ単位の1以上のパケットにパケット化するパケット化手段をさらに設け、前記送信手段には、前記パケットを送信させ、前記受信手段には、前記パケットについての前記再送要求を受信させ、前記集計手段には、前記データ単位で前記再送要求の集計を行わせ、前記制御手段には、1以上の受信装置から前記再送要求のあったパケットすべてを、前記受信装置に再送信するように前記送信手段を制御させることができる。
本発明の第1の側面の送信方法は、データを一方向だけに送信可能な放送波による放送回線を介して、前記放送回線とは異なる通信回線に接続している受信装置かまたは前記通信回線に接続していない受信装置のいずれかである複数の受信装置に送信する送信装置の送信方法であって、前記データを、前記放送回線を介して前記複数の受信装置に対して送信し、一方向だけに送信可能な前記放送回線とは異なる前記通信回線を介して、前記通信回線に接続している前記受信装置から送信された、前記データを再送信する旨の再送要求を受信し、前記通信回線に接続している複数の前記受信装置それぞれからの前記再送要求の集計を行い、その集計結果に基づき、前記再送要求がされた前記データを、前記放送回線を介して前記受信装置に再送信するように、前記送信手段を制御するステップを含む。
本発明の第1の側面においては、データが、放送回線を介して複数の受信装置に対して送信され、一方向だけに送信可能な放送回線とは異なる通信回線を介して、通信回線に接続している受信装置から送信された、データを再送信する旨の再送要求が受信される。また、通信回線に接続している複数の受信装置それぞれからの再送要求の集計が行われ、その集計結果に基づき、再送要求されたデータが、放送回線を介して受信装置に再送信される。
本発明の第2の側面の受信装置は、一方向だけに送信可能な放送波による放送回線とは異なる通信回線に接続され、送信装置から前記放送回線を介して送信されてくるデータを受信する受信装置であって、前記放送回線を介して送信されてくる前記データを受信する受信手段と、前記データを正常に受信することができたかどうかを確認する確認手段と、前記データを正常に受信することができなかった場合に、その受信できなかったデータを再送信する旨の再送要求を、前記放送回線とは異なる前記通信回線を介して前記送信装置に送信する送信手段とを備え、前記受信手段は、さらに、前記受信装置と他の受信装置からの前記再送要求の集計結果に基づき前記送信装置から再送信された再送信データを受信する。
前記確認手段には、さらに、前記再送信データが既に受信済みのデータであるか否かを確認させ、前記受信済みのデータではないと確認された場合に、前記再送信データを取得させることができる。
本発明の第2の側面の受信方法は、一方向だけに送信可能な放送波による放送回線とは異なる通信回線に接続され、送信装置から前記放送回線を介して送信されてくるデータを受信する受信装置の受信方法であって、前記放送回線を介して送信されてくる前記データを受信し、前記データを正常に受信することができたかどうかを確認し、前記データを正常に受信することができなかった場合に、その受信できなかったデータを再送信する旨の再送要求を、前記放送回線とは異なる前記通信回線を介して前記送信装置に送信し、前記受信装置と他の受信装置からの前記再送要求の集計結果に基づき前記送信装置から再送信された再送信データを受信するステップを含む。
本発明の第2の側面においては、放送回線を介して送信されてくるデータが受信され、データを正常に受信することができたかどうかが確認される。データを正常に受信することができなかった場合に、その受信できなかったデータを再送信する旨の再送要求が、放送回線とは異なる通信回線を介して送信装置に送信され、受信装置と他の受信装置からの再送要求の集計結果に基づき送信装置から再送信された再送信データが受信される。
本発明の第3の側面の送受信システムは、データを一方向だけに送信可能な放送波による放送回線を介して送信する送信装置と、前記放送回線とは異なる通信回線に接続している受信装置かまたは前記通信回線に接続していない受信装置のいずれかである複数の受信装置とからなる送受信システムであって、前記送信装置は、前記データを、前記放送回線を介して前記複数の受信装置に対して送信するデータ送信手段と、一方向だけに送信可能な前記放送回線とは異なる前記通信回線を介して、前記通信回線に接続している前記受信装置から送信された、前記データを再送信する旨の再送要求を受信する再送要求受信手段と、前記受信手段において受信された前記通信回線に接続している複数の前記受信装置それぞれからの前記再送要求の集計を行う集計手段と、前記集計手段により求められた集計結果に基づき、前記再送要求がされた前記データを、前記放送回線を介して前記受信装置に再送信するように、前記送信手段を制御する制御手段とを備え、前記放送回線とは異なる通信回線に接続している前記受信装置は、前記送信装置から前記放送回線を介して送信されてくる前記データを受信するデータ受信手段と、前記データを正常に受信することができたかどうかを確認する確認手段と、前記データを正常に受信することができなかった場合に、その受信できなかったデータを再送信する旨の再送要求を、前記放送回線とは異なる前記通信回線を介して前記送信装置に送信する再送要求送信手段とを備え、前記データ受信手段は、さらに、前記通信回線に接続している複数の前記受信装置からの前記再送要求の集計結果に基づき前記送信装置から再送信された再送信データを受信する。
本発明の第3の側面においては、送信装置において、データが、放送回線を介して複数の受信装置に対して送信され、一方向だけに送信可能な放送回線とは異なる通信回線を介して、通信回線に接続している受信装置から送信された、データを再送信する旨の再送要求が受信される。また、通信回線に接続している複数の受信装置それぞれからの再送要求の集計が行われ、その集計結果に基づき、再送要求されたデータが、放送回線を介して受信装置に再送信される。受信装置において、放送回線を介して送信されてくるデータが受信され、データを正常に受信することができたかどうかが確認される。データを正常に受信することができなかった場合に、その受信できなかったデータを再送信する旨の再送要求が、放送回線とは異なる通信回線を介して送信装置に送信され、受信装置と他の受信装置からの再送要求の集計結果に基づき送信装置から再送信された再送信データが受信される。
本発明の第1の側面によれば、データを効率的に、かつ高い信頼性で配信することができる。
本発明の第2の側面によれば、データを効率的に、かつ高い信頼性で配信することができる。
本発明の第3の側面によれば、データを効率的に、かつ高い信頼性で配信することができる。
図1は、本発明を適用したデータ配信システムの一実施の形態の構成例を示している。
このデータ配信システムにおいては、送信装置1において、データが送信され、受信装置31,32,33,・・・において、そのデータが受信されるようになされている。送信装置1によるデータの送信は、例えば、衛星回線や、CATV網、地上波、その他の、少なくとも、多数のユーザに一斉同報が可能なネットワーク(後述する通信回線4と区別するために放送回線という)2を介して行われるようになされており、また、本実施の形態では、受信装置31,32,33,・・・のうちの受信装置32,33、および35は、例えば、アナログ公衆網や、ISDN(Integrated System Digital Network)、インターネット、その他の、送信装置1への情報の送信が可能なネットワーク(上述の放送回線2と区別するために通信回線という)4を介して、送信装置1に再送要求信号NAKを送信することができるようになされている。
次に、図2を参照して、その動作について説明する。
送信装置1では、図2(A)に示すように、データが、放送回線2を介して、例えば、IPマルチキャストによって送信される。放送回線2を介して送信(配信)されてくるデータは、不特定多数、あるいは所定の契約を結んだユーザの受信装置31,32,33,・・・で受信される。なお、これらの受信装置31,32,33,・・・は、ネットワーク的に(異なるドメインのネットワークに)散在していても良いし、1のネットワークの中にあっても良い。
ここで、以下では、説明を簡単にするために、ユーザ側の受信装置として、受信装置31乃至35だけを考える。また、以下、適宜、受信装置31乃至35をまとめて、受信装置3という。
受信装置31乃至35は、放送回線2を介して送信されてくるデータを正常に受信することができたかどうかを確認し、正常に受信することができた場合においては、そのデータを記憶する。
受信装置31乃至35において記憶されたデータは、ユーザが、所定操作を行うことにより、例えば表示され、あるいは音声として出力される。
上述したように、受信装置31乃至35のうち、本実施の形態では、受信装置32,33、および35は、通信回線4を介して、送信装置1に情報を送信する機能を有し、かつ通信回線4を使用することが可能な状態にあり(従って、残りの受信装置31および34は、そのような機能を有していない、若しくは、そのような機能を有していたとしても、一時的に、通信回線4を使用しない状態にある)(以下、適宜、単に、情報を送信する機能を有する、または有しないという)、この受信装置32,33、または35では、データを正常に受信することができなかった場合のみ、再送要求信号NAKが、通信回線4を介して、送信装置1に送信される。
即ち、図2では、同図(B)に示すように、受信装置31乃至35のうちの、受信装置31,33および35(図2(B)で●印で示す)において、データを正常に受信することができず、そのうちの再送要求信号NAKを送信する機能を有する受信装置33および35から送信装置1に対して、再送要求信号NAKが、通信回線4を介して送信されている。
送信装置1は、例えば、放送回線2を介してのデータの送信を行ってから所定の時間が経過するまでの間に、通信回線4を介して、再送要求信号NAKを受信すると、図2(A)に示すように、その再送要求信号NAKにより再送の要求がされたデータを、再度、放送回線2を介して送信する。
ここで、上述したように、受信装置31および34は、送信装置1に情報を送信する機能を有していない(若しくは、情報を送信する機能を有していても、通信回線4を使用しない状態にある)ため、これらの受信装置31および34では、送信装置1から放送回線2を介して送信されてくるデータが受信されるだけで、その受信に際して、送信装置1と、受信装置31または34それぞれとの間では、ハンドシェイクで通信を行う場合のようなコネクションは成立しない(成立することはない)。従って、送信装置1から、受信装置31または34それぞれへのデータの送信は、前述したUDPによりデータが送信される場合と同様に、コネクションレス通信により行われているということができる。
また、受信装置32は、送信装置1に情報を送信する機能を有するが、図2(B)では、受信装置32において、データを正常に受信することができたため、送信装置1に対して、再送要求信号NAKは送信されていない。従って、この場合も、受信装置31や34における場合と同様に、送信装置1との間でコネクションは成立しないので、送信装置1から、受信装置32へのデータの送信も、やはりコネクションレス通信により行われているということができる。
一方、送信装置1に情報を送信する機能を有する、残りの受信装置33および35では、図2(B)においては、データを正常に受信することができなかったため、通信回線4を介して、再送要求信号NAKが、送信装置1に送信されている。即ち、データの受信に際して、その応答としての再送要求信号NAKが、送信装置1に返されている。従って、この場合、ハンドシェイクで通信を行う場合のようなコネクションが成立している。但し、送信装置1に対する応答は、データを正常に受信することができた場合も、また、できなかった場合も、いずれの場合にも送信されるものではなく、データを正常に受信することができなかった場合にのみ、再送要求信号NAKという形で送信される。即ち、送信装置1とのコネクションは、常時成立しているものではなく、データを正常に受信することができなかった場合にのみ成立する。その意味で、この場合の送信装置1から受信装置33または35それぞれへのデータの送信は、いわば緩慢なコネクション通信(データを正常受信することができたときはコネクションが成立せず、正常受信することができなかったときはコネクションが成立する通信)により行われているということができる。
受信装置32,33、または35のうち、再送要求信号NAKを送信したもの、および再送要求NAKを送信する機能を有しない(若しくは、再送要求NAKを送信する機能を有していても、通信回線4を使用しない状態にある)受信装置31または33のうち、データを正常に受信することができなかったものでは、上述のようにして再送されてくるデータが受信される。そして、データを正常に受信することができたかどうかが確認され、以下、同様の処理が繰り返される。
一方、送信装置1では、データの再送後、再度、再送要求信号NAKが送信されてきた場合には、データの再送が繰り返される。そして、再送要求信号NAKが送信されてこなくなった場合には、次のデータの送信が行われ、以下、同様の処理が繰り返される。
以上のように、受信装置3から通信回線4を介して送信装置1に対しては、再送要求信号NAKしか送信されないため、確認信号ACKも送信する場合に比較して、受信装置の数が、例えば、国民規模などに増加しても、通信回線4の輻輳を低減することができ、その結果、効率的なデータの配信を行うことができる。
また、図1のデータ配信システムでは、送信装置1から放送回線2を介して送信されてくるデータを受信する受信装置(本実施の形態では、受信装置31乃至35)すべてが、再送要求信号NAKを送信する機能を有している必要はなく、従って、そのような機能を有していない受信装置であっても、送信装置1からのデータを受信することができる。
なお、図1において、受信装置31乃至35すべてが、再送要求信号NAKを送信する機能を有していない(若しくは、有していても、通信回線4を使用しない状態にある)場合には、単に、IPマルチキャストでデータの配信を行う場合のように、受信装置31乃至35において正常にデータを受信することができたかどうかに関係なく、データの再送は行われない。従って、この場合、データの信頼性が低下することになるので、受信装置31乃至35のうちの1以上は、再送要求信号NAKを送信する機能を有しているものであることが好ましい。
さらに、再送要求信号NAKを送信する機能を有している受信装置(以下、適宜、再送要求可能受信装置という)の数は、より多いことが好ましい。即ち、再送要求信号NAKを送信する機能を有していない受信装置(以下、適宜、再送要求不可受信装置という)では、データを正常に受信することができない場合に、再送要求信号NAKを送信することができないが、それと同一のデータを正常受信することができなかった再送要求可能受信装置がある場合には(このような状況は、正常受信することができなかった原因が、個々の受信装置ではなく、送信装置1や放送回線2にある場合に、特に起こりうる)、その再送要求可能受信装置から、再送要求信号NAKが送信され、これにより、送信装置1において、放送回線2を介してのデータの再送が行われる。従って、結果として、データを正常に受信することができなかった再送要求不可受信装置に対しても、データが再送されることになり、再送要求可能受信装置において受信されるデータのみならず、再送要求不可受信装置において受信されるデータについても、その信頼性を向上させることができる。
また、ここでは、再送要求信号NAKのみを送信することができるようにしていることから、その送信中にエラーが生じ、再送要求信号NAKが、送信装置1において受信されない場合があることが予想される。しかしながら、送信装置1において、ある受信装置が送信した再送要求信号NAKを受信することができなかった場合というのは、その受信装置が再送要求可能受信装置ではなく、再送要求不可受信装置であった場合と等価であり、従って、このような場合に対処するためにも、再送要求可能受信装置の数は、より多い方が好ましい。
但し、受信装置の中に、再送要求可能受信装置がなくても、データの信頼性の維持は困難となるが、データの配信は行うことができる。
また、放送回線2と通信回線4とは、物理的に別々のネットワークである必要はない。即ち、放送回線2を、例えば、CATV網で構成する場合においては、そのCATV網は通信回線4として利用することも可能である。また、放送回線2によるデータの配信を、例えば、インターネットなどを利用したIPマルチキャストで行う場合においては、通信回線4は、そのインターネットで構成することも可能である。
但し、放送回線2は、例えば、衛星回線や地上波、CATV網などの、広域に一斉同報が可能な、いわゆる放送に適しているものであることが望ましい。これは、次のような理由による。即ち、そのような放送回線2によれば、送信装置1と、多数の受信装置それぞれとの間が、いわばネットワーク的に直結されることになり、どの受信装置も、送信装置1から見れば同等になる。従って、例えば、現状のインターネットを利用して、IPマルチキャストを行う場合における、前述した経路制御上の問題や、ネットワーク資源の浪費の問題などを回避することができる。また、放送回線2として、例えば、衛星回線や地上波などの無線回線を利用する場合においては、その無線による電波が届く範囲内であれば、防火壁が設けられたネットワークに接続されている受信装置としてのコンピュータなどにも、データの配信を行うことができる。
次に、図3を参照して、図1のデータ配信システムの動作について、さらに説明する。
送信装置1においては、所定のスケジュールにしたがって、データの送信が行われるが、そのデータの送信の前に、そのデータを受信側で復元するために必要な情報(以下、適宜、送信条件という)としての、例えば、そのデータを識別するための情報、データの内容、データ量、データを送信する時刻、伝送レート、プロトコル、送信回数(後述するように、データは、1回以上繰り返し送信されるようになされており、送信回数とは、その繰り返し回数を意味する)などが、例えば、IPマルチキャストで、放送回線2を介して送信される。
送信条件は、受信装置3で受信され、受信装置3は、その後、データが送信されてくるまで待機する。なお、受信装置3では、以後、その送信条件に基づいて、データが受信、復元される。
一方、送信装置1では、所定のスケジュールにしたがい、送信すべきデータを、1以上のパケットにパケット化し、各パケットに、元のデータに復元するのに必要な情報を付加することにより、IPパケットを構成する。ここで、図3では、データが、パケットa,b,c,d,eの5つのパケットにパケット化されている。
その後、送信装置1は、パケットa乃至eを、例えば、IPマルチキャストで、放送回線2を介して順次送信する。
受信装置3では、以上のようにして順次送信されてくるパケットa乃至eが受信される。そして、受信装置3では、パケットa乃至eが、そこに付加されている情報に基づいて、元のデータに再構成される。このとき、受信装置3では、パケットa乃至eを正常に受信することができたかどうかが確認される。
ここで、図3では、受信装置32および34において、パケットa乃至eがすべて正常に受信されている。一方、受信装置31ではパケットbを、受信装置33ではパケットbおよびdを、受信装置5では、パケットdおよびeを、それぞれ正常に受信することができず、元のデータを再構成するのに不足している(図3では、正常受信することができなかったパケットを、影を付して示してある)。
データを再構成するのに必要なパケットa乃至eのうちのいずれかのパケットを正常に受信することができなかった受信装置31,33、または35のうち、再送要求可能受信装置である受信装置33および35では、データの再構成が完了していないのにもかかわらず、最後にパケットを受信してから所定時間が経過すると、正常に受信することができなかったパケットの再送を、データ単位で要求する再送要求信号NAKが、通信回線4を介して、例えば、UDPにより送信装置1に送信される。即ち、図3では、受信装置33はパケットbおよびdの再送を、受信装置35はパケットdおよびeの再送を、それぞれ一括して要求する再送要求信号NAKを、例えばUDPにより、送信装置1に送信する。
送信装置1は、パケットa乃至eの送信の終了後、所定の待ち時間をおき、その間に送信されてくる再送要求信号NAKを受信して集計する。即ち、送信装置1では、再送要求信号NAKによって再送の要求がされているパケットの、例えば論理和が求められ、これにより、再送すべきパケットが認識される。図3においては、受信装置33からパケットbおよびdの再送が、受信装置35からパケットdおよびeの再送が、それぞれ要求されているため、それらの論理和であるパケットb,d、およびeが、再送すべきパケットとして認識される。
そして、送信装置1では、その認識されたパケットb,d、およびeが、上述した場合と同様にして、放送回線2を介して順次送信(再送)される。
パケットa乃至eのすべてを既に正常に受信することができている受信装置32および34では、送信装置1から再送されてくるパケットb,d、およびeは無視(破棄)される。また、パケットbおよびdについての再送要求をした受信装置33では、そのパケットbおよびdだけが受信され、パケットeは無視される。同様に、パケットdおよびeについての再送要求をした受信装置35では、そのパケットdおよびeだけが受信され、パケットbは無視される。
さらに、パケットbを正常受信することができなかった、再送要求不可受信装置である受信装置31では、受信装置33によって再送が要求され、送信装置1から再送されてきたパケットbだけが受信され、パケットdおよびeは無視される。
以上のようにして再送されてきたパケットを受信した受信装置31,33,35では、そのパケットと、既に受信しているパケットを用いて、元のデータが再構成される。
従って、再送要求可能受信装置では、パケットを正常受信することができなかった場合に、そのパケットについて再送要求信号NAKを送信することにより、そのパケットを得ることができる。また、再送要求不可受信装置において、パケットを正常受信することができなかった場合であっても、他の、再送要求可能受信装置である受信装置が、そのパケットについて再送要求信号NAKを送信していれば、いわば便乗する形で、そのパケットを得ることができる。
さらに、図3では、送信装置1からのパケットを正常受信することができなかった場合に、即座に、再送要求信号NAKを送信するのではなく、あるデータを構成する一連のパケットを受信した後に、正常受信することができなかったパケットを要求する再送要求信号NAKが、いわば一括して送信される。このようなデータ単位で、再送要求信号NAKが送信される場合においては、パケット単位で、再送要求信号NAKを送信する場合に比較して、通信回線4上のトラフィックを低減することができる。
また、送信装置1では、再送要求信号NAKを受信するたびに、その再送要求信号NAKによって要求されているパケットが再送されるのではなく、所定の期間内に受信した再送要求信号NAKが集計され、その集計結果にしたがって、パケットの再送が行われる。従って、個々の再送要求信号NAKに対応して、パケットの再送を行う場合に比較して、効率的な再送を行うことができる。
なお、パケットの再送後、その再送を要求した、いずれかの再送要求可能受信装置において、再度、パケットの正常受信に失敗した場合には、その再送要求可能受信装置は、再び、再送要求信号NAKを送信する。一方、送信装置1は、再送要求信号NAKを受信した場合には、パケットの再送を繰り返す。そして、送信装置1は、再送要求信号NAKを受信することができなくなると、即ち、受信装置から再送要求信号NAKが送信されてこなくなると、所定のスケジュールにしたがい、次のデータ(を構成するパケット)の送信を行う。
但し、1の再送要求可能受信装置からも、再送要求信号NAKが送信されてこなくなるまで、パケットの再送を繰り返すと、極端な場合には、1の再送要求可能受信装置だけのために、パケットの再送が何度も繰り返されることがあり、効率的でない。従って、パケットの再送を行う回数や時間は制限することが可能である。
次に、図4は、図1の送信装置1の構成例を示している。
データベース11には、配信すべきデータが記憶されている。パケット構成部12は、スケジュール管理部14の制御の下、データベース11からデータを読み出し、それを、1以上のIPパケットにパケット化して、伝送部13に供給するようになされている。伝送部13は、スケジュール管理部14の制御の下、パケット構成部12からのパケットを、放送回線2を介して、IPマルチキャストなどによって送信するようになされている。スケジュール管理部14は、所定のスケジュールにしたがい、パケット構成部12および伝送部13を制御することにより、パケットを構成させて送信させるようになされている。さらに、スケジュール管理部14は、再送要求集計部15による再送要求信号NAKの集計結果にしたがって伝送部13を制御し、これにより、必要なパケットを再送させるようにもなされている。再送要求集計部15は、通信制御部16で受信された再送要求信号NAKを集計し、その集計結果を、スケジュール管理部14に供給するようになされている。通信制御部16は、通信回線4を介しての受信装置(図1の実施の形態では、受信装置32,33、および35)との通信を制御するようになされており、これにより、通信回線4を介して、UDPなどによって送信されてくる再送要求信号NAKを受信し、再送要求集計部15に供給するようになされている。
次に、図5のフローチャートを参照して、その動作について説明する。
まず最初に、スケジュール管理部14は、ステップS1において、所定のスケジュールにしたがって送信するデータについての送信条件を、伝送部13を制御することにより、放送回線2を介して送信させる。そして、スケジュール管理部14は、所定のスケジュールにしたがってパケット構成部12を制御することにより、ステップS2において、送信すべきデータをデータベース11から読み出させてIPパケットを構成させる。このIPパケットは、伝送部13に順次供給され、ステップS3において、放送回線2を介して送信される。
そして、ステップS4に進み、スケジュール管理部14において、データを構成するパケットの送信を、所定の回数繰り返したかどうかが判定され、まだ、所定の回数だけ繰り返していないと判定された場合、ステップS3に戻り、パケットの送信が繰り返される。
即ち、放送回線2を介して送信されるデータを受信する受信装置3の中には、再送要求を行わない受信装置31および34があり、再送要求を行う受信装置32,33、および35すべてにおいて、データを正常に受信することができた場合には、再送要求は行われず、従って、この場合に、受信装置31や34において、データを正常に受信することができなかったときには、受信装置31や34では、再送を要求することができないため、そのデータを得ることができない。また、受信装置32や33、35において、データを正常に受信することができず、再送要求信号NAKが送信された場合であっても、送信装置1において、その再送要求信号NAKを正常受信することができないときがある。そして、この場合も、データの再送は行われない。
そこで、送信装置1は、データを構成するパケットの送信を、1回以上の所定の回数繰り返すようになされており、これにより、受信装置3において、データを正常受信することができる確率を向上させるようになされている。
なお、パケットの送信は、所定の回数繰り返すのではなく、所定の時間が経過するまで繰り返すようにしても良い。
ステップS4において、データを構成するパケットの送信を、所定の回数だけ繰り返したと判定された場合、ステップS5に進み、通信制御部16において、再送要求信号NAKが受信されたかどうかが判定される。ステップS5において、再送要求信号NAKが受信されていないと判定された場合、ステップS1に戻り、次に送信すべきデータについての送信条件が送信され、以下、同様の処理が繰り返される。
一方、ステップS5において、再送要求信号NAKが受信されたと判定された場合、ステップS6に進み、再送要求信号NAKが集計される。即ち、通信制御部16で受信された再送要求信号NAKは、再送要求集計部15に供給され、再送要求集計部15では、通信制御部16からの再送要求信号NAKによって再送が要求されているパケットの論理和が、再送すべきパケットとして求められる。例えば、前述した図3に示す例においては、受信装置33からパケットbおよびdの再送が、受信装置35からパケットdおよびeの再送が、それぞれ要求されているため、それらの論理和であるパケットb,d、およびeが、再送すべきパケットとして求められる。そして、その再送すべきパケットを表す情報(再送要求信号NAKの集計結果)(以下、適宜、再送情報という)が、再送要求集計部15からスケジュール管理部14に供給される。
スケジュール管理部14は、再送要求集計部15から再送情報を受信すると、ステップS7において、伝送部13を制御することにより、その再送情報に対応するパケットを再送させ、ステップS5に戻る。そして、その再送の結果、再送要求信号NAKが送信されてきた場合には、ステップS5乃至S7の処理が繰り返され、再送要求信号NAKが送信されてこなくなると、ステップS5からステップS1に戻る。なお、ステップS5乃至S7によるパケットの再送処理は、上述したように、所定回数または所定の時間で打ち切り、ステップS1に戻るようにすることが可能である。
次に、図6は、図1の受信装置3の構成例を示している。
受信部21は、放送回線2から送信されてくる情報(パケットや送信条件など)を受信し、データ構成部22に供給するようになされている。データ構成部22は、データ受信部21から供給されるパケットを、同じくデータ受信部21から供給される送信条件にしたがって、元のデータに再構成するようになされている。データ確認部23は、データ構成部22に供給されるパケットを監視しており、そのパケットが正常受信されたものかどうかを確認するようになされている。また、データ確認部23は、受信部21を制御することにより、重複して受信されたパケットを破棄させるようにもなされている。記録媒体24は、例えば、ハードディスクや、光磁気ディスクなどでなり、データ構成部22において再構成されたデータを記憶(記録)するようになされている。読み出し部25は、操作部27の操作にしたがって、記録媒体24からデータを読み出し、出力部26に供給するようになされている。出力部26は、例えば、ディスプレイやスピーカなどで構成され、読み出し部25からのデータを表示、印刷し、または音声として出力するようになされている。操作部27は、記録媒体24に記録されたデータを読み出すときに操作されるようになされている。
再送要求部28は、データ確認部23において、パケットが正常受信されなかったことが確認された場合に、その再送を要求するようになされている。即ち、再送要求部28は、正常受信することができなかったパケットの再送を要求する再送要求信号NAKを生成し、通信制御部29を制御することにより、通信回線4を介して、送信装置1に送信させるようになされている。なお、再送要求部28では、上述したように、データ単位で再送要求信号NAKが生成されるようになされている。即ち、あるデータを構成する一連のパケットの受信を、受信部21が終えた後、そのデータを構成するパケットのうち、正常受信することができなかったものについて、再送要求信号NAKが生成されるようになされている。
通信制御部29は、通信回線4を介しての送信装置1との間の通信を制御するようになされており、これにより、再送要求部28から供給される再送要求信号NAKを、通信回線4を介して、UDPなどによって送信装置1に送信するようになされている。
なお、受信装置3のうち、再送要求を行う受信装置(再送要求可能受信装置)である受信装置32,33、および35は、以上の通りであるが、再送要求を行わない受信装置(再送要求不可受信装置)である受信装置31および34は、図6において点線で囲んで示す再送要求部28および通信制御部29が設けられていない構成、またはそれらのうちのいずれか一方若しくは両方の機能が一時停止した状態となっている。
次に、図7のフローチャートを参照して、その動作について説明する。
受信装置3では、ステップS11において、送信装置1から放送回線2を介して、送信条件が送信されてくるのを待って、受信部21で受信される。受信部21は、受信した送信条件を、データ構成部22を介して、データ確認部23に供給し、以後、データ確認部23は、次に送信条件が供給されるまでは、受信部21から、データ構成部22を介して供給された送信条件に基づき、受信部21やデータ構成部22の制御を行う。
送信条件が受信されると、ステップS12に進み、送信装置1から放送回線2を介して、データを構成する一連のパケットが送信されてくるのを待って、受信部21で受信される。受信部21でパケットが受信されると、ステップS13に進み、そのパケットの中に、既に受信したパケット(以下、適宜、受信済みパケットという)と同一のものがあるかどうかが、受信部21において判定される。即ち、上述したように、送信装置1においては、パケットは、何回か繰り返し送信されてくるため、受信部21では、受信済みパケットと同一のパケットが重複して受信される場合がある。この場合、データ確認部23は、そのパケットを無視するように、受信部21を制御するようになされており、従って、重複したパケットは、受信部21において破棄される。
ステップS13において、受信したパケットの中に、受信済みパケットと同一のものがあると判定された場合、ステップS14に進み、データ確認部23は、その受信したパケットのうち、受信済みパケット同一のものを破棄するように、受信部21を制御し、ステップS15に進む。これにより、受信部21では、受信したパケットのうち、受信済みパケットと同一のものが破棄される。なお、受信部21において破棄されなかったパケットは、データ構成部22に供給される。
また、ステップS13において、受信部21が受信したパケットの中に、受信済みパケットと同一のものがないと判定された場合、受信部21が受信したパケットは、すべて、データ構成部22に供給される。データ構成部22では、ステップS15において、受信部21から供給されたパケットを用いて、元のデータが再構成される。
そして、データ確認部23では、ステップS16において、データ構成部22に供給されたパケットがすべて正常受信されたものがどうかが判定され、すべて正常受信されたものであると判定された場合、データ構成部22は、再構成したデータを、記録媒体24に供給して記憶させる。そして、次の送信条件が、送信装置1から放送回線2を介して送信されてくるのを待って、ステップS11に戻る。
ここで、以上のようにして記録媒体24に記録されたデータは、操作部27が操作されることにより、読み出し部25によって読み出され、出力部26に供給されて表示等される。これにより、ユーザは、記録媒体24に記録されたデータを利用することができる。
一方、ステップS16において、データ構成部22に供給されたパケットのうちの1つでも、正常受信することができなかったものがあると判定された場合、ステップS17に進み、データ確認部23において、その正常受信することができなかったパケット(欠落パケット)の集計が行われる。即ち、データ確認部23は、あるデータを再構成するのに必要なパケットのうちの、正常受信することができなかったものすべてを検出し、再送要求部28に供給する。そして、ステップS18に進み、その正常受信することができなかったパケットのすべての再送が、一括して要求される。即ち、ステップS18では、再送要求部28において、正常受信することができなかったパケットを一括して要求するための再送要求信号NAKが生成され、通信制御部29に供給される。さらに、ステップS18では、通信制御部29において、再送要求部28からの再送要求信号NAKが、通信回線4を介して、送信装置1に送信される。
その後、ステップS12に戻り、再送要求信号NAKによって要求したパケットが、放送回線2を介して再送されてくるのを待って、受信部21で受信される。なお、このとき、受信部21において、再送要求信号NAKによって要求したパケットをすべて受信することができた場合には、ステップS15において、そのパケットと、既に正常受信しているパケットとを用いて、データが再構成されることになる。
ここで、再送要求部28および通信制御部29を有しない受信装置31や34では、ステップS17およびS18の処理はスキップされる。従って、受信装置31や34では、ステップS16において、データ構成部22に供給されたパケットのうちの1つでも、正常受信することができなかったものがあると判定された場合には、受信装置32や33,35による再送要求信号NAKにより、正常受信することができなかったパケットが再送されるのを待って、ステップS12の処理が行われる。なお、正常受信することができなかったパケットの再送が行われなかった場合には、そのパケットを含んで構成されるデータは、例えば、記録媒体24には記録されずに破棄される。
以上、本発明をデータ配信システムに適用した場合について説明したが、このようなデータ配信システムは、例えば、97.3、日経マルチメディア(Nikkei Multimedia)で紹介されているような、放送回線2または通信回線4として、衛星またはインターネットなどをそれぞれ利用したディジタル放送によるマルチメディアコンテンツ流通ビジネスなどに適用可能である。
ここで、コンピュータを内蔵した情報機器の一般家庭への普及に伴い、テレビジョン放送やラジオ放送に利用されている、衛星回線や地上波、CATV網などの、広域に一斉同報が可能な伝送媒体(以下、適宜、放送用媒体という)を、画像や音声の配信に用いるだけでなく、コンピュータなどで取り扱われる各種のディジタルデータの配信に用いる試みが活発化しており、放送用媒体を、このようにコンピュータへのデータ(画像や音声のデータなどの他、コンピュータプログラムを含む)の配信に利用するという動きは、今後ますます盛んになると予想される。
一方、コンピュータネットワークの1つであるインターネットに接続することのできる端末の普及と、その接続のための回線の大容量化に伴い、インターネットを利用して、テレビジョン放送やラジオ放送と同様に、画像(特に、動画)や音声などのデータをリアルタイムで一斉同報する試みも活発化しており、コンピュータネットワークを、このように、いわゆる放送に利用するという動きも、今後ますます盛んになると予想される。
以上のように、放送用媒体とコンピュータネットワークとの境界がなくなりつつある現状を背景として、放送用媒体の広域同報性と、コンピュータネットワークの双方向性という特徴を組み合わせて利用することにより、AV(Audio Visual)コンテンツからコンピュータソフトウェアに至る多種多様の形態のマルチメディア情報を、国民規模、さらには世界規模のユーザに、効率良く配信する技術の重要性は極めて大であり、上述のデータ配信システムによれば、多数のユーザに対して、効率が良く、かつ信頼性の高いマルチキャストサービスの提供が可能となる。
なお、放送回線2として、無線を利用する場合においては、受信装置3は、室内に設置されるものであっても良いし、また、例えば、モバイルコンピュータなどの、いわゆる携帯型のものであっても良い。
また、以上のようなデータ配信システムでは、データの配信を、有料または無料のいずれでもすることができるし、さらには、有料のユーザと無料のユーザとが混在していてもかまわない。また、受信装置3の数の多少に関係なく、データの配信は可能であるが、本発明は、受信装置3の数が多い場合に、特に有用である。
本発明を適用したデータ配信システムの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 図1のデータ配信システムの動作を説明するための図である。 図1のデータ配信システムの動作を説明するための図である。 図1の送信装置1の構成例を示すブロック図である。 図4の送信装置1の動作を説明するためのフローチャートである。 図1の受信装置3の構成例を示すブロック図である。 図6の受信装置3の動作を説明するためのフローチャートである。 従来のデータ配信システムの一例の構成を示すブロック図である。 RMTPを利用したデータ配信システムの一例の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 送信装置, 2 放送回線, 31乃至35 受信装置, 4 通信回線, 11 データベース, 12 パケット構成部, 13 伝送部, 14 スケジュール管理部, 15 再送要求集計部, 16 通信制御部, 21 受信部, 22 データ構成部, 23 データ確認部, 24 記録媒体, 25 読み出し部, 26 出力部, 27 操作部, 28 再送要求部, 29 通信制御部

Claims (12)

  1. データを一方向だけに送信可能な放送波による放送回線を介して、前記放送回線とは異なる通信回線に接続している受信装置かまたは前記通信回線に接続していない受信装置のいずれかである複数の受信装置に送信する送信装置であって、
    前記データを、前記放送回線を介して前記複数の受信装置に対して送信する送信手段と、
    一方向だけに送信可能な前記放送回線とは異なる前記通信回線を介して、前記通信回線に接続している前記受信装置から送信された、前記データを再送信する旨の再送要求を受信する受信手段と、
    前記受信手段において受信された前記通信回線に接続している複数の前記受信装置それぞれからの前記再送要求の集計を行う集計手段と、
    前記集計手段により求められた集計結果に基づき、前記再送要求がされた前記データを、前記放送回線を介して前記受信装置に再送信するように、前記送信手段を制御する制御手段と
    を備える送信装置。
  2. 前記通信回線に接続している前記受信装置は、前記放送回線を介して送信された前記データを正しく受信できない場合は前記再送要求を当該送信装置に送信し、正しく受信できた場合は受信情報を前記送信装置に送信しない装置である
    請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記送信手段は、前記データの再送信する場合、所定の条件で再送信を繰り返す
    請求項2に記載の送信装置。
  4. 前記放送回線は、前記受信装置における受信状況を確認せずに通信を行う回線である
    請求項2に記載の送信装置。
  5. 前記通信回線は、双方向の通信が可能な通信回線である
    請求項2に記載の送信装置。
  6. 前記受信手段は、UDPに従って送信された前記再送要求を受信する
    請求項2に記載の送信装置。
  7. 前記データを所定のデータ単位の1以上のパケットにパケット化するパケット化手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記パケットを送信し、
    前記受信手段は、前記パケットについての前記再送要求を受信し、
    前記集計手段は、前記データ単位で前記再送要求の集計を行い、
    前記制御手段は、1以上の受信装置から前記再送要求のあったパケットすべてを、前記受信装置に再送信するように前記送信手段を制御する
    請求項2に記載の送信装置。
  8. データを一方向だけに送信可能な放送波による放送回線を介して、前記放送回線とは異なる通信回線に接続している受信装置かまたは前記通信回線に接続していない受信装置のいずれかである複数の受信装置に送信する送信装置の送信方法であって、
    前記データを、前記放送回線を介して前記複数の受信装置に対して送信し、
    一方向だけに送信可能な前記放送回線とは異なる前記通信回線を介して、前記通信回線に接続している前記受信装置から送信された、前記データを再送信する旨の再送要求を受信し、
    前記通信回線に接続している複数の前記受信装置それぞれからの前記再送要求の集計を行い、その集計結果に基づき、前記再送要求がされた前記データを、前記放送回線を介して前記受信装置に再送信するように、前記送信手段を制御する
    ステップを含む送信方法。
  9. 一方向だけに送信可能な放送波による放送回線とは異なる通信回線に接続され、送信装置から前記放送回線を介して送信されてくるデータを受信する受信装置であって、
    前記放送回線を介して送信されてくる前記データを受信する受信手段と、
    前記データを正常に受信することができたかどうかを確認する確認手段と、
    前記データを正常に受信することができなかった場合に、その受信できなかったデータを再送信する旨の再送要求を、前記放送回線とは異なる前記通信回線を介して前記送信装置に送信する送信手段と
    を備え、
    前記受信手段は、さらに、前記受信装置と他の受信装置からの前記再送要求の集計結果に基づき前記送信装置から再送信された再送信データを受信する
    受信装置。
  10. 前記確認手段は、さらに、前記再送信データが既に受信済みのデータであるか否かを確認し、前記受信済みのデータではないと確認された場合に、前記再送信データを取得する
    請求項9に記載の受信装置。
  11. 一方向だけに送信可能な放送波による放送回線とは異なる通信回線に接続され、送信装置から前記放送回線を介して送信されてくるデータを受信する受信装置の受信方法であって、
    前記放送回線を介して送信されてくる前記データを受信し、
    前記データを正常に受信することができたかどうかを確認し、
    前記データを正常に受信することができなかった場合に、その受信できなかったデータを再送信する旨の再送要求を、前記放送回線とは異なる前記通信回線を介して前記送信装置に送信し、
    前記受信装置と他の受信装置からの前記再送要求の集計結果に基づき前記送信装置から再送信された再送信データを受信する
    ステップを含む受信方法。
  12. データを一方向だけに送信可能な放送波による放送回線を介して送信する送信装置と、前記放送回線とは異なる通信回線に接続している受信装置かまたは前記通信回線に接続していない受信装置のいずれかである複数の受信装置とからなる送受信システムであって、
    前記送信装置は、
    前記データを、前記放送回線を介して前記複数の受信装置に対して送信するデータ送信手段と、
    一方向だけに送信可能な前記放送回線とは異なる前記通信回線を介して、前記通信回線に接続している前記受信装置から送信された、前記データを再送信する旨の再送要求を受信する再送要求受信手段と、
    前記受信手段において受信された前記通信回線に接続している複数の前記受信装置それぞれからの前記再送要求の集計を行う集計手段と、
    前記集計手段により求められた集計結果に基づき、前記再送要求がされた前記データを、前記放送回線を介して前記受信装置に再送信するように、前記送信手段を制御する制御手段と
    を備え、
    前記放送回線とは異なる通信回線に接続している前記受信装置は、
    前記送信装置から前記放送回線を介して送信されてくる前記データを受信するデータ受信手段と、
    前記データを正常に受信することができたかどうかを確認する確認手段と、
    前記データを正常に受信することができなかった場合に、その受信できなかったデータを再送信する旨の再送要求を、前記放送回線とは異なる前記通信回線を介して前記送信装置に送信する再送要求送信手段と
    を備え、
    前記データ受信手段は、さらに、前記通信回線に接続している複数の前記受信装置からの前記再送要求の集計結果に基づき前記送信装置から再送信された再送信データを受信する
    送受信システム。
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