JP2007156367A - ズームレンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】よりコンパクトな構成でありながら高い結像性能を発現するズームレンズを提供する。
【解決手段】このズームレンズは、負の第1レンズG1と、正の第2レンズG2と、明るさ絞りStと、負の第3レンズG3と、正の第4レンズG4とを物体側から順に備えた4枚構成のズームレンズである。第1レンズG1〜第4レンズG4の各々の相互間隔が変化することにより変倍動作を行い、かつ、所定の条件式(1)〜(4)を全て満足するように構成されている。条件式(1)を満たすことで、全体の小型化と軸外光の射出角適正化との両立を図っている。条件式(2)を満たすことで、諸収差を良好に補正し、かつバックフォーカスを適正化している。条件式(3)を満たすことで、バックフォーカスおよび軸外射出光の射出角を適正化している。条件式(4)を満たすことで、軸上色収差の低減を図っている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を用いた電子スチルカメラや携帯端末用カメラモジュールへの搭載に適したズームレンズに関する。
従来、CCDやCMOSなどの撮像素子を用いた電子スチルカメラ(デジタルスチルカメラともいう。)や電子ビデオカメラ、あるいは携帯端末用カメラモジュールなどの電子撮像装置が開発されている。近年では、パーソナルコンピュータが一般家庭にも普及しており、撮影した風景や人物像等の画像情報をパーソナルコンピュータに入力し、加工や配布等を簡便に行うことができるので、これらの電子撮像装置の市場が急速に拡大しつつある。
こうした状況下、電子撮像装置に搭載される撮像レンズ(特にズームレンズ)に対し、性能、コストおよびサイズといった面でのバランスに優れたものが強く求められるようになってきている。従来のズームレンズとしては、例えば特許文献1および2に開示されたものが知られていた。これら特許文献1および2に記載のズームレンズは、いずれも4枚構成である。具体的には、特許文献1のズームレンズは、負の単レンズからなる第1群と
、正レンズおよび負レンズの2枚構成の第2群と、正の単レンズからなる第3群とを備えたものであり、変倍時には、第3群を固定したまま第1群および第2群が可動するようになっている。一方、特許文献2のズームレンズは、物体側から順に、正レンズおよび負レンズを1枚ずつ有する負の第1レンズ群と、正レンズおよび負レンズを1枚ずつ有する正の第2レンズ群とを備えたものであり、変倍時には、第1レンズ群および第2レンズ群の相互間隔が変化するように構成されている。
また、上記の撮像用のズームレンズと類似した構造を有するものとして、実像式光学ズームファインダ(以下、単にファインダという。)に搭載された対物レンズ系を挙げることができる(例えば特許文献3参照)。特許文献3記載のファインダは、遮光手段が所定位置にそれぞれ設けられた4枚構成の対物レンズ系や接眼レンズ系を備えており、コンパクト化を図ると共にフレアの原因となる有害光束の遮光を実現している。このようなファインダでは、一般に、対物レンズ系がズーム構成となっており、この対物レンズ系と接眼レンズ系との間に正立プリズム系が設けられている。正立プリズム系は、コスト低減の観点からガラス製ではなくプラスチック製であり、反射面に反射コートを有していないことが多い。このため、正立プリズム系へ入射する光束がテレセントリックとなるように対物レンズ系が構成されている。
特開2003−177315号公報 特開2005−004020号公報 特開平9−211547号公報
ところが、特許文献3のようなファインダにおける対物レンズ系には、明るさを決める固定絞りが設けられていない。これは、ファインダを使用する観察者自身の瞳孔径が固定絞りとなるからである。また、対物レンズ系から射出して正立プリズム系に入射する光束がテレセントリックであることから、ズーミングの際、対物レンズ系内で各レンズ位置および口径が変化するのが一般的である。これに対し撮像用のズームレンズでは明るさ絞りが必要となる。このため、ファインダの対物レンズ系をそのまま撮像用のズームレンズと
して用いるようにすると、光束の入射高さの相違により結像性能に影響が現れることとなる。また、ファインダには上記したように正立プリズム系が配置されることから、それに相当する比較的大きなバックフォーカスを確保する必要があり、コンパクト性に欠ける傾向がある。例えば特許文献3のファインダの場合、入射画角から推定した対物レンズ系の結像面上での画面対角サイズに対するバックフォーカスの比は2.12(空気換算)である。さらに、このようなファインダにおいては観察者眼の調節能力に頼る部分が多いことから、対物レンズ系を撮像用のズームレンズとして捉えた場合、歪曲収差、球面収差および色収差等の性能面で不十分と言わざるを得ない。なお、特許文献3では、第1レンズ群L1の構成材料としてアッベ数が30.0の高分散材料が使用されているが、これは固定絞りに相当する瞳孔が接眼レンズ系の側に位置することに起因するものである。
また、特許文献1のズームレンズは、主として携帯端末用のカメラモジュールに搭載される電子撮像素子用のズームレンズであり、レンズ全長が短くコンパクトであるが、バックフォ−カスが短すぎてフランジバックを確保することが困難である。さらに、広角端での射出角が20゜前後と大きく、汎用の撮像素子用ズームレンズとしては対応し難い。一方、特許文献2のズームレンズでは、第1レンズ群および第2レンズ群においてそれぞれ正レンズと負レンズとが対をなしていることから、第1レンズ群および第2レンズ群の各々の内部において発生する諸収差を抑えることは可能である。しかし、その反面、各レンズ群の屈折力をあまり強くすることはできない。そのため、良好な光学性能を維持しながら変倍比を3倍程度まで大きくしようとすると、各レンズ群の移動量が増大してしまう。その結果、全長が大きくなったり、レンズ径の大型化を招くこととなる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、よりコンパクトな構成でありながら高い結像性能を発現するズームレンズを提供することにある。
本発明のズームレンズは、負の第1レンズと、正の第2レンズと、明るさ絞りと、負の第3レンズと、正の第4レンズとを物体側から順に備えた4枚構成のズームレンズである。第1レンズから第4レンズの各々の相互間隔が変化することにより変倍動作を行い、かつ、以下の条件式(1)〜(4)を全て満足するように構成されている。但し、f2は第2レンズの焦点距離、f4は第4レンズの焦点距離、dtは広角端での第2レンズと第3レンズとの光軸上における間隔、dwは望遠端での第2レンズと第3レンズとの光軸上における間隔、fwは望遠端での全系の焦点距離、νd1は第1レンズのd線に対するアッベ数である。ここで、第1レンズから第4レンズの各々の相互間隔とは、第1レンズと第2レンズとの間隔、第2レンズと第3レンズとの間隔、および第3レンズと第4レンズとの間隔を意味する。
0.35<f2/f4<0.70 ……(1)
0.04<(dt−dw)/fw<0.40 ……(2)
1.65<f4/fw<2.20 ……(3)
50<νd1 ……(4)
本発明のズームレンズでは、4枚という少ない枚数のレンズが配置されており、それらの相互間隔が各々変化するようになっている。これにより変倍比の確保と共にコンパクト化が実現され、かつ、良好な結像性能が確保される。ここで、第2レンズの焦点距離と第4レンズの焦点距離との比が条件式(1)を満足することにより、全体の小型化と、軸外光の射出角適正化との両立が図られている。さらに、条件式(2)を満足するように構成されているので、諸収差が良好に補正されると共にバックフォーカスの適正化が図られる。さらに、条件式(3)を満足するようにしたので、バックフォーカスおよび軸外射出光の射出角が適正化される。さらに、条件式(4)を満足するようにしたので、軸上色収差
が低減される。
本発明のズームレンズでは、例えば、少なくとも第2レンズおよび第3レンズが光軸上を移動することにより、第1レンズから第4レンズの各々の相互間隔が変化するようになっている。また、少なくとも変倍動作時において、第4レンズと結像面との距離が一定に保持されるようにしてもよいし、第1レンズおよび第4レンズが一体となって光軸上で移動するようにしてもよいし、あるいは、第1レンズと結像面との距離が一定に保持されるようにしてもよい。
本発明のズームレンズでは、第3レンズが光軸上で移動することにより合焦動作を行うように構成されていることが望ましい。第3レンズ群をフォーカス群とした場合には、合焦動作時の移動量が比較的小さくてすみ、かつ、像面湾曲などによる画像の劣化が生じにくい。また、本発明のズームレンズにおいて、少なくとも第1レンズおよび第2レンズが有機材料により構成されているとコスト低減および軽量化の面で有利である。
本発明のズームレンズでは、周囲の温度を測定する温度検出部と、温度検出部からの温度情報に基づき、ピント位置補正量を算出する制御部と、制御部からの制御信号により、第1レンズから第4レンズのうちの少なくとも1つを、ピント位置補正量に応じて移動させる駆動部とをさらに備えるようにするとよい。
本発明のズームレンズでは、少なくとも第3レンズが光軸に沿って連続的に移動することにより、変倍動作と合焦動作とを交互に行うように構成されていてもよい。
本発明のズームレンズでは、屈曲光学系を構成するための反射面が、第1レンズまたはその前後に設けられていてもよい。
本発明のズームレンズによれば、負の第1レンズと、正の第2レンズと、明るさ絞りと、負の第3レンズと、正の第4レンズとを物体側から順に配置し、第1レンズ〜第4レンズの各々の相互間隔を変化させることにより変倍を行い、かつ、所定の条件式(1)〜(4)を全て満たすようにしたので、十分な変倍比を確保しつつコンパクト化を実現し、かつ高い結像性能を発揮することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明における一実施の形態としてのズームレンズの第1の構成例を示している。この構成例は、後述の第1の数値実施例(図7,図11)のレンズ構成に対応している。また、図2〜図4は、それぞれ本実施の形態における第2〜第4の構成例を示している。第2の構成例は後述の第2の数値実施例(図8,図12)のレンズ構成に対応し、第3の構成例は後述の第3の数値実施例(図9,図13)のレンズ構成に対応し、第4の構成例は後述の第4の数値実施例(図10,図14)のレンズ構成に対応している。図1〜図4において、符号Siは、最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側(結像側)に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目の面を示す。符号Riは、面Siの曲率半径を示す。符号Diは、i番目の面Siとi+1番目の面Si+1との光軸Z1上の面間隔を示す。なお、各構成例共に基本的な構成は同じなので、以下では、図1に示したズームレンズの構成例を基本にして説明し、必要に応じて図2〜図4の構成例についても説明する。
このズームレンズは、例えば、CCDやCMOSなどの撮像素子を用いたデジタルカメ
ラ等に搭載されて使用されるものである。このズームレンズは、光軸Z1に沿って、第1レンズG1と、第2レンズG2と、第3レンズG3と、第4レンズG4とが物体側から順に配設された構成となっている。このズームレンズの結像面(撮像面)Simgには、CCDなどの撮像素子(図示せず)が配置される。第4レンズG4と結像面Simgとの間には、撮像素子の撮像面Simgを保護するためのカバーガラスGCが配置されている。カバーガラスGCのほか、赤外線カットフィルタやローパスフィルタなどの他の光学部材が配置されていても良い。
第1レンズG1は負の屈折力を有しており、例えば近軸近傍においてメニスカス形状をなしている(第1の構成例)。あるいは、近軸近傍において両凹形状をなすようにしてもよい(第2〜第4の構成例)。また、物体側の面S1が像側の面S2よりも絶対値の大きな曲率を有するようになっている。さらに、面S1および面S2のうちの少なくとも一方が非球面であることが望ましく、特に、両面S1,S2が非球面であることがより望ましい。
第2レンズG2は正の屈折力を有しており、例えば近軸近傍において両凸形状をなしている。また、像側の面位置には明るさ絞りStが設けられている。この明るさ絞りは常に第2レンズG2と一体となって移動する。さらに、面S3および面S4のうちの少なくとも一方が非球面であることが望ましく、特に、両面S3,S4が非球面であることがより望ましい。この第2レンズG2は、変倍動作に最も大きく寄与する。
第3レンズG3は負の屈折力を有しており、例えば近軸近傍において両凹形状をなしている(第1,第4の構成例)。あるいは、メニスカス形状をなすようにしてもよい(第2,第3の構成例)。また、物体側の面S6が像側の面S7よりも絶対値の大きな曲率を有するようになっている。さらに、面S6および面S7のうちの少なくとも一方が非球面であることが望ましく、特に、両面S6,S7が非球面であることがより望ましい。
第4レンズG4は正の屈折力を有しており、例えば近軸近傍において両凸形状をなしている(第1〜第3の構成例)。あるいは、メニスカス形状をなすようにしてもよい(第4の構成例)。
また、軽量化および低コスト化と、周囲の温度変化に伴うピント位置の変動の抑制とを両立させるという観点から、第1レンズG1および第2レンズG2をいずれも有機材料によって構成することが望ましい。これに加え、第3レンズG3についても有機材料によって構成すると結像性能の劣化の抑制が容易となり、いっそう好ましい。
なお、本実施の形態において、近軸近傍におけるレンズ形状は、例えば後述の非球面式(ASP)において係数Kに係る部分(係数Anに係る多項式部分を除いた部分)によって表される。
さらに、このズームレンズは以下の条件式(1)〜(4)を全て満足するように構成されている。但し、第2レンズG2の焦点距離をf2、第4レンズG4の焦点距離をf4、広角端での第2レンズG2と第3レンズG3との光軸Z1上における間隔をdt、望遠端での第2レンズG2と第3レンズG3との光軸Z1上における間隔をdw、望遠端での全系の焦点距離をfw、第1レンズG1のd線に対するアッベ数をνd1としている。
0.35<f2/f4<0.70 ……(1)
0.04<(dt−dw)/fw<0.40 ……(2)
1.65<f4/fw<2.20 ……(3)
50<νd1 ……(4)
さらに、このズームレンズは、図5に示したように、温度検出部10と、制御部20と、駆動部30とを含むピント補償機構40を備えている。温度検出部10は、例えば、ズームレンズ周辺の環境温度を測定する温度センサ11と、その測定値に基づく温度情報1を制御部20へ供給する温度検出回路12とを有するものである。制御部20は、温度検出回路12からの温度情報1に基づいてピント位置補正量を算出し、駆動部30へ制御信号2を発するものである。駆動部30は、制御部20からの制御信号2に基づき、ピント位置補正量に対応した距離分だけ第3レンズG3を光軸Z1上で移動させるように機能するものである。駆動部30は、例えば、第3レンズG3が取り付けられたステージ31と、このステージ31を駆動する駆動源としてのモータ32と、モータ32による駆動力をステージ33へ伝達するシャフト33とによって構成されている。駆動部30は、変倍動作の際には第3レンズG3と共に移動する。
次に、以上のように構成された本実施の形態のズームレンズの作用および効果を説明する。
このズームレンズでは、変倍動作時において第1レンズG1〜第4レンズG4における各々の相互間隔が変化する。すなわち、面間隔D2,D5,D7が全て変化することで変倍が行われるようになっている。第1〜第4の構成例では、いずれにおいても主に第2レンズG2の光軸Z1上の移動により変倍が行われ、その他のレンズは変倍動作に関して補助的な機能を果たすように構成されている。第2レンズG2は、第1レンズG1〜第4レンズG4のうち正の屈折力が最も大きく、かつ、軸上光束の光線高さが最も高いものである。したがって、全系の焦点距離およびバックフォーカスを決定する重要因子である。但し、第1の構成例では、結像面Simgを基準としたときに第1レンズG1〜第4レンズG4の全てを移動するようになっているが、第2の構成例(図2)のように、第4レンズG4を固定し、第4レンズG4と結像面Simgとの距離(面間隔D9〜D11の和、すなわちバックフォーカス)を一定に保持するようにしてもよい。あるいは、第3の構成例(図3)のように、第1レンズG1および第4レンズG4が一体となって、すなわち面間隔D2〜D7の和を一定としたまま光軸Z1上で移動させることにより変倍動作を行うこともできる。または、第4の構成例(図4)のように、第1レンズG1と結像面Simgとの距離を一定に保持した状態で(すなわち第1レンズG1を固定した状態のまま)第2レンズG2〜第4レンズG4を光軸Z1上で移動させることにより変倍動作を行うようにしてもよい。
合焦動作については、主に第3レンズG3が光軸Z1上で移動することにより行われる。第3レンズG3は、無限遠から至近側へ合焦する際に光軸Z1上で像側へ移動する。このズームレンズでは、第3レンズG3をフォーカス群とすることで、他のレンズを移動させるようにした場合と比べて移動量が小さくなるうえ、像面変動が比較的軽微であり、補正が容易となる。特に、被写体距離が至近である場合の性能劣化が小さいうえ、製造誤差分や温湿度変化によるピントずれの補正にも対応し易くなる。
このズームレンズでは、特に、第3レンズG3が光軸Z1に沿って連続的に移動することにより変倍動作と合焦動作とを交互に行うように構成されている。図6は、広角端から望遠端へ至る各レンズの移動軌跡を例示した概念図である。縦軸は結像面Simgの位置から各レンズまでの距離を示している。一方の横軸は、各レンズのポジション、すなわち第1レンズG1〜第4レンズG4の配置状態を示している。具体的には、W.INFは被写体距離が無限遠の場合における広角端でのポジションを示し、W.至近は被写体距離が至近(例えば0.2m)の場合における広角端でのポジションを示している。同様に、M.INFは被写体距離が無限遠の場合における中間でのポジションを表し、M.至近は被写体距離が至近の場合における中間でのポジションを表し、T.INFは被写体距離が無限遠の場合における望遠端でのポジションを表し、T.至近は被写体距離が至近の場合における望遠端でのポジションを表す。
図6において、W.INFからW.至近までの領域と、M.INFからM.至近までの領域と、T.INFからT.至近までの領域とがピント調整を行う合焦領域であり、W.至近からM.INFまでの領域と、M.至近からT.INFまでの領域とが変倍動作を行う変倍領域である。図6では、第1レンズG1〜第3レンズG3がそれぞれ光軸上で移動する一方、第4レンズG4が固定となっている例を示している。ここで、第1レンズG1および第2レンズG2については、結像面Simgからの距離が変倍領域においてのみ変化し、合焦領域においては変化しない。これに対し、第3レンズG3については、変倍領域および合焦領域の双方において結像面Simgからの距離が変化するように構成されている。特に、第3レンズG3は、広角端から望遠端に至るまでの一連の移動により変倍動作と合焦動作とを交互に行うようになっているので、例えば第3レンズG3に係る1つのカム機構を1つの駆動源により駆動させることで、このズームレンズにおける変倍動作および合焦動作の双方を実施することが可能である。したがって、シャッターボタンを押してから撮影を行うまでの時間が短縮されるうえ、より簡素な構成が実現される。よって、撮影動作における応答速度に優れ、かつコンパクトなカメラの実現に寄与するものとなる。なお、ここでは第4レンズG4を固定としたが、変倍領域において結像面Simgからの距離が変化するようにしてもよい。さらに、本実施の形態におけるズームレンズは、合焦領域における第1レンズG1、第2レンズG2および第4レンズG4の光軸上の移動を禁止するものではなく、諸収差の補正のため、各レンズについて微調整を適宜行うようにしてもよい。さらに、図6では、広角端から望遠端へ向かう場合、W.INF→W.至近→M.INF→M.至近→T.INF→T.至近という順序でポジションが変化するが、これとは異なり、W.至近→W.INF→M.至近→M.INF→T.至近→T.INFという順序でポジションが変化するように構成してもよい。
さらに、このズームレンズでは、ピント補償機構40によって第3レンズG3の位置を微調整することにより、周囲の環境の温度変化に伴うピントずれの補正が行われる。以下、図5を参照して、ピント補正動作について説明する。温度検出部10は温度センサ11を利用してズームレンズの環境温度を常時モニタリングし、温度検出回路12によって温度情報1を制御部20へ断続的に送信している。ここで、シャッターボタンが押されて撮影準備動作が開始されると、測距部50から被写体距離情報3が制御部20へ送信される。制御部20では、温度情報1と、被写体距離情報3に対応する基準データとの比較を行い、ピント位置補正量を算出したのち、制御信号2によって第3レンズG3の移動動作を指示する。ピント位置補正量とは、基準温度での被写体距離情報3に対応したピント位置(基準位置)と、ある環境温度でのピント位置とのずれ量に相当するものである。駆動部30に制御信号2が入力されるとモータ32によってシャフト32が回転し、ステージ31と共に第3レンズG3が光軸Z1に沿って移動を開始する。モータ32は、ピント位置補正量に対応した距離分だけ第3レンズG3が移動した時点で停止する。このように、環境温度を予め測定しておき、温度変化によるピント位置のずれ量を算出し、合焦動作において第3レンズG3のピント位置に補正を加えるようにしたので、温度に起因する補正を素早く、かつ精度良く行うことができる。よって、撮影準備動作を開始してから、より短時間での撮影が可能となる。
また、このズームレンズでは、変倍動作の際に明るさ絞りが常に第2レンズG2と一体となって移動することにより、結像面Simgへ向かう軸外光束の射出角度が適正化されると共に変倍域の全体に亘って十分な明るさが維持される。例えば、第1レンズG1の近傍に明るさ絞りを配置した場合には、変倍比に応じて明るさが変動してしまい、望遠端で暗くなってしまううえ、軸外光束の射出角度を低く抑えようとするとレンズ移動量が制限されるので十分な変倍比が得られなくなってしまう。一方、第3レンズG3および第4レンズG4の像側に明るさ絞りを配置した場合には、軸外光束の射出角度が大きくなりすぎてしまい、第1レンズG1のレンズ外径を大きくせざるを得ないなどの不都合を生じる。本実施の形態では、第2レンズG2の面S4と常に接するように明るさ絞りを設けたので、ズームレンズとして十分な機能を保ちつつコンパクト化が可能となる。
さらに、このズームレンズでは、第4レンズG4が、結像面Simgへ向かう軸外光束の射出角度を制御する重要な因子となっている。すなわち、第4レンズG4は、軸上光束の光線高さが低い一方で軸外光束の光線高さが高いものであることから、その屈折力の変化により、全系の焦点距離をあまり変えることなく軸外光束の射出角度を調整する機能を有している。
条件式(1)は、第2レンズG2の焦点距離f2と第4レンズG4の焦点距離f4との比率を規定するものであり、全体構成の小型化と結像面Simgへ向かう軸外光束の射出角度の適正化との両立を図るための条件を表している。ここで、条件式(1)の下限を下回ると、レンズ全長を短くすることができるものの、広角端でのバックフォーカスが短くなりすぎたり、軸外光束の射出角度が大きくなりすぎてしまう。すなわち、撮像素子の周縁部におけるシェ−ディングが大きくなり、ノイズが発生し易く、ダイナミックレンジの確保が困難になる。一方、条件式(1)の上限を上回ると、第4レンズG4の屈折力が強くなることで広角端での射出角については十分小さくすることができるものの、第2レンズG2の屈折力が弱くなりすぎてしまい、変倍動作時のレンズ移動量が増大するうえバックフォーカスも長くなるなど、全体構成の小型化が困難となる。
条件式(2)は、主に、良好な色収差を維持するための条件を表している。(dt−dw)/fwの値を適正化することで広角側に比べて望遠側での倍率色収差が補正過剰となるので、第1レンズG1において生ずる望遠側での補正不足をキャンセルすることとなる。そのうえ、望遠側でのバックフォーカスが適度な長さに保持され、望遠側のレンズ全長の増大が抑制される。ここで、条件式(1)の上限を上回ると、望遠側でのバックフォーカスが小さくなりすぎたり、望遠側の倍率色収差が過剰になりすぎたりしてしまう。さらに広角端での間隔dtと望遠端でのdwとの差が広がり過ぎてしまい、たとえ第2レンズG2および第3レンズG3の各レンズ面を非球面化したとしても、軸上色収差および倍率色収差を全ズーム域に亘ってバランス良く補正することが困難となる。一方、条件式(2)の下限を下回ると、望遠側での倍率色収差の補正が不足気味となり問題である。これを避けるために第4レンズG4の屈折力を弱めることにより補正しようとすると、第2レンズG2の屈折力を大きくしなければならない。その場合、結果として条件式(1)の範囲から外れてしまうので、上記特許文献1のように広角端でのバックフォーカスが不十分となる。
条件式(3)は、広角端での全系の焦点距離fwに対する第4レンズG4の焦点距離f4の比率を規定するものである。ここで、条件式(3)の下限を下回ると、第4レンズG4の屈折力が強くなり、軸外光束の射出角が小さくなるので撮像素子への適応性は良くなるものの、広角端での焦点距離fwを維持するために第2レンズG2の屈折力が小さくなりすぎてしまい、軸上光束の途中での光線高さが抑えられずバックフォーカスが長くなり、全長の増大を招いてしまう。一方、条件式(3)の上限を上回ると、広角端でのバックフォーカスが小さくなりすぎ、かつ、軸外光束の射出角度が大きくなりすぎてしまう。
条件式(4)は、第1レンズG1の光学材料におけるd線に対するアッベ数νd1の適正範囲を規定するものであり、全系の色収差を良好に保つための条件である。アッベ数νd1は、実像式ズームファインダにおける対物レンズとの相違を顕著に示している。本実施の形態のズームレンズでは、各レンズが独立して移動するように構成されているので、特に色収差の変動の抑制が重要となる。条件式(4)を満足することにより、軸上色収差および倍率色収差が良好に補正されるが、下限を下回ると、広角端では倍率色収差が増大し、望遠端では軸上色収差が増大することとなってしまう。
このように、本実施の形態のズームレンズによれば、第1〜第4レンズG1〜G4を上記のように構成し、さらに各条件式(1)〜(4)を全て満足するようにしたので、コンパクト化を実現すると共に高い結像性能を確保することができる。
特に、第1レンズG1および第2レンズG2をいずれも有機材料により構成した場合には、軽量化と、周囲の温度変化に伴うピント位置変動の抑制とを両立させることができる。この場合、第3レンズG3についても有機材料によって構成すると、温度変化に伴うピント位置変動を、より簡便に補正することができる。
また、第2の構成例(図2)のように、変倍時および合焦時において第4レンズG4を固定し、バックフォーカスを一定に保持するようにした場合には、第1レンズG1から第3レンズG3についてのみを移動群とすればよいので機械的な構造の簡素化を図ることができる。なお、第4レンズG4をフォーカス群として移動させる場合には、変倍機構と合焦機構とを機械的に分離すればよい。
また、第3の構成例(図3)のように、変倍動作の際、第1レンズG1と第4レンズG4との相互間隔を一定に保持するようにした場合には、移動群が実質的に第1レンズG1および第4レンズG4と、第2レンズG2と、第3レンズG3との3つとなるので、機械的構造の簡素化を図ることができる。
また、第4の構成例(図4)のように、第1レンズG1と結像面Simgとの距離を一定に保持した状態で変倍動作を行うようにした場合には、全体構成のコンパクト化に有利となる。
次に、本実施の形態に係る結像レンズの具体的な数値実施例について説明する。
以下では、第1〜第4の数値実施例(実施例1〜4)をまとめて説明する。ここで、図7〜図10は、図1〜図4に示した第1〜第4の構成例としてのズームレンズに対応する具体的な基本レンズデータ(実施例1〜4)をそれぞれ示している。さらに、図11〜図14は、第1〜第4の構成例としてのズームレンズに対応する非球面形状に関するデータをそれぞれ示している。
図7〜図10に示した基本レンズデータにおける面番号Siの欄には、各実施例の撮像レンズについて、図1〜図4にそれぞれ示した符号Siに対応させて、絞りStおよびカバーガラスGCを含め、除き最も物体側にある構成要素の面を1番目として、像側に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目(i=1〜11)の面の番号を示している。曲率半径Riの欄には、図1〜図4で示した符号Riに対応させて、物体側からi番目の面の曲率半径の値を示す。面間隔Diの欄についても、図1〜図4で付した符号に対応させて、物体側からi番目の面Siとi+1番目の面Si+1との光軸上の間隔を示す。曲率半径Riおよび面間隔Diの値の単位はミリメートル(mm)である。Ndj,νdjの欄には、それぞれ、カバーガラスGCも含めて、物体側からj番目(j=1〜5)のレンズ要素のd線(587.6nm)に対する屈折率およびアッベ数の値を示す。なお、カバーガラスGCの両面の曲率半径R10,R11の値が0(ゼロ)となっているが、これは平面であることを示す。このカバーガラスGCは、通常、結像面(撮像面)Simgに対して一定の位置に固定されるものであるが、ここでは便宜的に第4レンズG4と
一体に移動するようにしている。
図7〜図10において面番号Siの左側に付された記号「*」は、そのレンズ面が非球面形状であることを示す。各実施例共に、第1レンズG1および第2レンズG2の両面S
1〜S4が非球面形状となっている。基本レンズデータには、これらの非球面の曲率半径として、光軸近傍(近軸近傍)の曲率半径の数値を示している。
図11〜図14の各非球面データの数値において、記号“E”は、その次に続く数値が10を底とした“べき指数”であることを示し、その10を底とした指数関数で表される数値が“E”の前の数値に乗算されることを示す。例えば、「1.0E−02」であれば、「1.0×10-2」であることを示す。
各非球面データには、以下の式(ASP)によって表される非球面形状の式における各係数Ai,Kの値を記す。Zは、より詳しくは、光軸から高さhの位置にある非球面上の点から、非球面の頂点の接平面(光軸に垂直な平面)に下ろした垂線の長さ(mm)を示す。
Z=C・h2/{1+(1−K・C2・h21/2}+Σ(An・hn) ……(ASP)
但し、
Z:非球面の深さ(mm)
h:光軸からレンズ面までの距離(高さ)(mm)
K:離心率
C:近軸曲率=1/R
(R:近軸曲率半径)
An:第n次(n=3〜16)の非球面係数
実施例1では、図11に示したように、第1レンズG1の両面における非球面形状が、非球面係数として偶数次の係数A4,A6,A8,A10のみならず、奇数次の非球面係数A3,A5,A7,A9をも有効に用いたものとなっている。
この実施例1〜4に係る各ズームレンズは、変倍動作に伴って第1レンズG1から第4レンズG4の各々の相互間隔が変化するようになっているので、面間隔D2,D5,D7およびD11の値が可変となっている。但し、実施例2に限り第4レンズG4が移動しないので、面間隔D11は不変である。なお、各実施例では、第4レンズG4とカバーガラスGCとの面間隔は一定となっている。図15〜図18に、各実施例について、これらの面間隔D2,D5,D7およびD11の広角端、中間域および望遠端での値を示す。図15〜図18には、さらに広角端、中間域および望遠端での全系の焦点距離、バックフォーカス(空気換算)、F値(FNO.)、および画角2ωの各値についても示す。全系の焦点距離およびバックフォーカス(空気換算)の単位は、いずれもミリメートル(mm)である。
図19は、上述の条件式(1)〜(4)に対応する値を、各実施例についてまとめて示したものである。図19に示したように、各実施例の値が、全て条件式(1)〜(4)の数値範囲内となっている。
図20〜図23は、各実施例について温度補償に関するデータをまとめたものである。図20〜図23は、広角端および望遠端について、被写体距離0.2mでのフォーカス量(mm)、30℃上昇時のピント移動量A(mm)、ピント移動感度B、30℃上昇時の補正量−A/B(mm)をそれぞれ示している。被写体距離0.2mでのフォーカス量とは、無限遠の被写体距離に合焦した状態から、0.2mの被写体距離に合焦する際に要するフォーカス群(すなわち第3レンズG3)の移動量である。各実施例では、第3レンズG3をフォーカス群とすることで、比較的小さな移動量となっている。また、「30℃上昇時のピント移動量」とは、環境温度が30℃上昇した際に生ずるピント位置の(基準位置からの光軸上での)ずれ量を表している。「ピント移動感度」は、フォーカス群の光軸
方向への移動量に対するピント位置の変化量の割合と定義する。したがって、ピント移動感度が小さいほど合焦時のフォーカス群の移動量も小さくてすむ。各実施例では、第3レンズG3をフォーカス群とすることで、このピント移動感度を最も低減することができる。「30℃上昇時の補正量」とは、環境温度が30℃上昇した際に生ずるピント位置ずれを補正するために要する第3レンズG3の移動量であり、「30℃上昇時のピント移動量」と「ピント移動感度」との比によって求められる。なお図20〜図23では、各数値について、物体側から像側へ移動する方向を正として表している。
図24(A)〜(D)は、実施例1のズームレンズにおける広角端での球面収差、像面湾曲、歪曲収差、および倍率色収差を示している。図25(A)〜(D)は、中間域における同様の各収差を示している。図26(A)〜(D)は、望遠端における同様の各収差を示している。各収差図には、d線を基準波長とした収差を示すが、球面収差図および像面湾曲図には、g線(波長435.8nm)およびC線(波長656.3nm)についての収差も示す。像面湾曲図において、実線はサジタル方向、破線はタンジェンシャル方向の収差を示す。また、FNO.はF値、Hは像高をそれぞれ示す。
同様に、実施例2における諸収差を、広角端については図27(A)〜(D)に示し、中間域については図28(A)〜(D)に示し、望遠端については図29(A)〜(D)に示す。実施例3における諸収差を、広角端については図30(A)〜(D)に示し、中間域については図31(A)〜(D)に示し、望遠端については図32(A)〜(D)に示す。さらに、実施例4における諸収差を、広角端については図33(A)〜(D)に示し、中間域については図34(A)〜(D)に示し、望遠端については図35(A)〜(D)に示す。
以上の各レンズデータおよび各収差図から明らかなように、各実施例について、極めて良好な収差性能が発揮されている。また、全長のコンパクト化も達成されている。
図36は、実施例2のズームレンズにおける広角端から望遠端へ至る各レンズの移動軌跡を表している。縦軸は結像面Simgの位置から各レンズまでの距離(mm)を示している。一方の横軸は、各レンズのポジションを示している。具体的には、W.INFは被写体距離が無限遠の場合における広角端でのポジションを示し、W.0.2は被写体距離が至近(0.2m)の場合における広角端でのポジションを示している。同様に、M.INFは被写体距離が無限遠の場合における中間でのポジションを表し、M.0.2は被写体距離が至近(0.2m)の場合における中間でのポジションを表し、T.INFは被写体距離が無限遠の場合における望遠端でのポジションを表し、T.0.2は被写体距離が至近(0.2m)の場合における望遠端でのポジションを表す。図37は、図36に対応する数値データである。さらに、図38は、環境温度を変化によるピント位置ずれを考慮して温度補償を行った場合の広角端から望遠端へ至る各レンズの移動軌跡を表している。図39は、図38に対応する数値データである。ここでは、第3レンズG3の移動量に補正を加えている。
以上、実施の形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔および屈折率の値は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得るものである。
また、屈曲光学系を構成するための反射面が第1レンズまたはその前後に配置された構成とすることも可能である。図40は、図4に示したズームレンズの変形例であり、第1レンズG1として反射面RSを有する直角プリズムレンズを用いるようにしている。こうすることにより、反射面RSによって光路が屈曲する屈曲系のズームレンズが構成でき、全体として薄型化を図ることができる。あるいは、直角プリズムレンズを用いる替わりに
、平板上に反射面を形成したミラーを第1レンズの前後(物体側または像側)に配置してもよい。なお、このような変形例においても第1レンズG1および第2レンズG2を共に有機材料によって構成するとよい。
また、上記実施の形態および実施例では、周囲の温度変位によるピント位置ずれを補正するようにしたが、これに加えて湿度の変位に伴うピント位置ずれを補正するようにすると、より好ましい。その場合には、例えば図5に示したピント補償機構40に湿度検出部をさらに設け、湿度情報を制御部20に入力するようにすればよい。
また、上記実施の形態および実施例では、明るさ絞りを第2レンズの像側の面位置に配置するようにしたが、本発明はこれに限定されるものではない。第2レンズと第3レンズとの間に明るさ絞りを配置すればよい。
本発明の一実施の形態としてのズームレンズにおける第1の構成例を示すものであり、実施例1に対応する断面図である。 本発明の一実施の形態としてのズームレンズにおける第2の構成例を示すものであり、実施例2に対応する断面図である。 本発明の一実施の形態としてのズームレンズにおける第3の構成例を示すものであり、実施例3に対応する断面図である。 本発明の一実施の形態としてのズームレンズにおける第4の構成例を示すものであり、実施例4に対応する断面図である。 図1に示したズームレンズにおけるピント補償機構の構成を説明する説明図である。 図2に示したズームレンズにおける広角端から望遠端へ至る各レンズの移動軌跡を例示した概念図である。 実施例1のズームレンズにおける基本レンズデータを示す説明図である。 実施例2のズームレンズにおける基本レンズデータを示す説明図である。 実施例3のズームレンズにおける基本レンズデータを示す説明図である。 実施例4のズームレンズにおける基本レンズデータを示す説明図である。 実施例1のズームレンズにおける非球面に関するデータを示す説明図である。 実施例2のズームレンズにおける非球面に関するデータを示す説明図である。 実施例3のズームレンズにおける非球面に関するデータを示す説明図である。 実施例4のズームレンズにおける非球面に関するデータを示す説明図である。 実施例1のズームレンズにおけるその他のデータを示す説明図である。 実施例2のズームレンズにおけるその他のデータを示す説明図である。 実施例3のズームレンズにおけるその他のデータを示す説明図である。 実施例4のズームレンズにおけるその他のデータを示す説明図である。 実施例1〜4の各ズームレンズにおける条件式(1)〜(4)に対応する数値を示す説明図である。 実施例1のズームレンズにおける温度補償に関するデータを示す説明図である。 実施例2のズームレンズにおける温度補償に関するデータを示す説明図である。 実施例3のズームレンズにおける温度補償に関するデータを示す説明図である。 実施例4のズームレンズにおける温度補償に関するデータを示す説明図である。 実施例1のズームレンズにおける広角端での球面収差、像面湾曲、歪曲収差、および倍率色収差を示す収差図である。 実施例1のズームレンズにおける中間域での球面収差、像面湾曲、歪曲収差、および倍率色収差を示す収差図である。 実施例1のズームレンズにおける望遠端での球面収差、像面湾曲、歪曲収差、および倍率色収差を示す収差図である。 実施例2のズームレンズにおける広角端での球面収差、像面湾曲、歪曲収差、および倍率色収差を示す収差図である。 実施例2のズームレンズにおける中間域での球面収差、像面湾曲、歪曲収差、および倍率色収差を示す収差図である。 実施例2のズームレンズにおける望遠端での球面収差、像面湾曲、歪曲収差、および倍率色収差を示す収差図である。 実施例3のズームレンズにおける広角端での球面収差、像面湾曲、歪曲収差、および倍率色収差を示す収差図である。 実施例3のズームレンズにおける中間域での球面収差、像面湾曲、歪曲収差、および倍率色収差を示す収差図である。 実施例3のズームレンズにおける望遠端での球面収差、像面湾曲、歪曲収差、および倍率色収差を示す収差図である。 実施例4のズームレンズにおける広角端での球面収差、像面湾曲、歪曲収差、および倍率色収差を示す収差図である。 実施例4のズームレンズにおける中間域での球面収差、像面湾曲、歪曲収差、および倍率色収差を示す収差図である。 実施例4のズームレンズにおける望遠端での球面収差、像面湾曲、歪曲収差、および倍率色収差を示す収差図である。 実施例2のズームレンズにおける広角端から望遠端へ至る各レンズの移動軌跡を表す説明図である。 図36に対応する数値データである。 実施例2のズームレンズにおける、温度補償を行った場合の広角端から望遠端へ至る各レンズの移動軌跡を表す説明図である。 図38に対応する数値データである。 図4に示したズームレンズの変形例における断面図である。
符号の説明
G1〜G4…第1レンズ〜第4レンズ、St…明るさ絞り、GC…カバーガラス、Si…物体側から第i番目のレンズ面、Ri…物体側から第i番目のレンズ面の曲率半径、Di…物体側から第i番目と第(i+1)番目のレンズ面との面間隔、Z1…光軸、1…温度情報、2…制御信号、3…被写体距離情報、10…温度検出部、20…制御部、30…駆動部、40…ピント補償機構、50…測距部。

Claims (10)

  1. 負の第1レンズと、正の第2レンズと、明るさ絞りと、負の第3レンズと、正の第4レンズとを物体側から順に備え、
    前記第1レンズから第4レンズの各々の相互間隔が変化することにより変倍動作を行い、かつ、以下の条件式(1)〜(4)を全て満足するように構成されている
    ことを特徴とするズームレンズ。
    0.35<f2/f4<0.70 ……(1)
    0.04<(dt−dw)/fw<0.40 ……(2)
    1.65<f4/fw<2.20 ……(3)
    50<νd1 ……(4)
    但し、
    f2:第2レンズの焦点距離
    f4:第4レンズの焦点距離
    dt:広角端での第2レンズと第3レンズとの光軸上における間隔
    dw:望遠端での第2レンズと第3レンズとの光軸上における間隔
    fw:望遠端での全系の焦点距離
    νd1:第1レンズのd線に対するアッベ数
  2. 少なくとも前記第2レンズおよび第3レンズが光軸上を移動することにより変倍動作を行うように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 少なくとも変倍動作時において、前記第4レンズと結像面との距離が一定に保持される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第1レンズおよび第4レンズが一体となって光軸上で移動することにより変倍動作を行うように構成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のズームレンズ。
  5. 前記第1レンズと結像面との距離が一定に保持される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のズームレンズ。
  6. 前記第3レンズが光軸上で移動することにより合焦動作を行うように構成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 少なくとも前記第1レンズおよび第2レンズが有機材料により構成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 周囲の温度を測定する温度検出部と、
    前記温度検出部からの温度情報に基づき、ピント位置補正量を算出する制御部と、
    前記制御部からの制御信号により、前記第1レンズから第4レンズのうちの少なくとも1つについて、前記ピント位置補正量に対応した距離分の移動を行う駆動部と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 少なくとも前記第3レンズが光軸に沿って連続的に移動することにより、変倍動作と合焦動作とを交互に行うように構成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 屈曲光学系を構成するための反射面が、前記第1レンズまたはその前後に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のズームレンズ。
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