JP2007150954A - 携帯通信端末および音声伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハードディスクドライブ装置により発生する音が原因となって骨伝導スピーカによる通話が妨げられることがない携帯通信端末を提供する。
【解決手段】骨伝導スピーカ22利用の音声通話が開始されると、データ転送制御部10は、ハードディスクドライブ装置(以下、HDDと呼ぶ)33に対するディスクアクセスを禁止するようにハードウェア制御部34を制御する。データ転送制御部10は、HDD33に書き込むべきデータを内蔵メモリ31や着脱式メモリ32に書き込むように制御する。音声通話が終了すると、データ転送制御部10は、HDD33に対するディスクアクセスの禁止を解除するようにハードウェア制御部34を制御する。また、データ転送制御部10は、内蔵メモリ31や着脱式メモリ32に書き込まれていた、HDD33へ書き込むべきデータを、HDD33へ転送するように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハードディスクドライブ装置を備える携帯通信端末および音声伝達装置に関する。
ハードディスクドライブ装置を備える携帯通信端末として、ハードディスクドライブ装置を搭載した携帯電話機が知られている(特許文献1参照)。
特開2005−284335号公報
しかしながら、骨伝導スピーカによる通話中にハードディスクドライブ装置のデータ書き込みが行われると、ハードディスクドライブ装置より発生する音が通話の障害となる恐れがある。
(1) 請求項1の発明による携帯通信端末は、ハードディスクドライブ装置と、骨伝導スピーカと、ハードディスクドライブ装置におけるデータの書き込みと、骨伝導スピーカからの音声出力とを排他的に制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載の携帯通信端末において、制御手段は、骨伝導スピーカから音声が出力されている場合にはハードディスクドライブ装置におけるデータの書き込みを禁止することを特徴とする。
(3) 請求項3の発明は、請求項1に記載の携帯通信端末において、制御手段は、ハードディスクドライブ装置がデータを書き込む場合には骨伝導スピーカからの音声出力を禁止することを特徴とする。
(4) 請求項4の発明は、請求項1に記載の携帯通信端末において、制御手段は、骨伝導スピーカから音声が出力されていないときにハードディスクドライブ装置においてデータの書き込みを行うことを特徴とする。
(5) 請求項5の発明は、請求項2に記載の携帯通信端末において、データを記録するバッファメモリをさらに備え、制御手段は、ハードディスクドライブ装置におけるデータの書き込みを禁止している際、記録を要するデータが入力されるとバッファメモリに記録することを特徴とする。
(6) 請求項6の発明は、請求項5に記載の携帯通信端末において、バッファメモリの残容量が所定値以下になったことを報知する報知手段をさらに備えることを特徴とする。
(7) 請求項7の発明は、請求項5に記載の携帯通信端末において、制御手段は、バッファメモリの残容量が所定値以下になるとデータの記録を停止することを特徴とする。
(8) 請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の携帯通信端末において、被写体像を撮像する撮像素子をさらに備えることを特徴とする。
(9) 請求項9の発明による音声伝達装置は、ハードディスクドライブ装置と、骨伝導スピーカと、ハードディスクドライブ装置におけるデータの書き込みと、骨伝導スピーカからの音声出力とを排他的に制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
(10) 請求項10の発明による携帯通信端末は、ハードディスクドライブ装置と、骨伝導マイクと、ハードディスクドライブ装置におけるデータの書き込みと、骨伝導マイクの使用とを排他的に制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
(1) 請求項1の発明による携帯通信端末では、ハードディスクドライブ装置より発生する音が原因となって骨伝導スピーカによる通話が妨げられることがない。
(2) 請求項9の発明による音声伝達装置では、ハードディスクドライブ装置より発生する音が原因となって骨伝導スピーカによる通話が妨げられることがない。
(3) 請求項10の発明による携帯通信端末では、ハードディスクドライブ装置より発生する音が原因となって骨伝導マイクによる通話が妨げられることがない。
−−−第1の実施の形態−−−
図1〜4を参照して、本発明による携帯通信端末の第1の実施の形態を説明する。図1は、携帯通信端末の一例としての携帯電話機の全体構成図である。携帯電話機100は、データ転送制御部10と、通信回路11と、アンテナ12と、表示装置21と、骨伝導スピーカ22と、音圧スピーカ23と、音圧マイク24と、入力部25とを有する。携帯電話機100は、携帯電話機100で扱う各種データを格納するために、内蔵メモリ31と、着脱式メモリ32と、ハードディスクドライブ装置33と、ハードウェア制御部34とを有する。携帯電話機100は、撮像ユニット41と、ラジオ/TV受信回路42と、ラジオ/TV受信アンテナ43とを有する。
データ転送制御部10は、携帯電話機100の各部の動作やデータを制御する制御部である。通信回路11は、外部の携帯電話網との通信を確立して、音声通信、および、メールの送受信や、ウエブの閲覧、オンラインゲームの利用などの非音声通信を行う回路である。アンテナ12は、通信回路11と外部の携帯電話網と間で電波の送受信を行うためのアンテナである。表示装置21は、各種の表示を行うためのものであり、たとえば液晶表示装置などが用いられる。
骨伝導スピーカ22は、いわゆる骨伝導を利用して使用者に音声を伝達するためのスピーカである。骨伝導スピーカ22から出力される音声は骨伝導音として使用者に伝達される。音圧スピーカ23は、空気を介して使用者の鼓膜に音声を伝達するスピーカである。音圧スピーカ23から出力される音声は気導音として使用者に伝達される。音圧マイク24は、使用者の発した音声の気導音を集音するマイクである。入力部25は、携帯電話機100の各種操作を行うための入力部であり、ダイヤルボタンや、開始ボタン、通話終了ボタン、コマンドボタンなど、不図示の各操作ボタンを有する。
内蔵メモリ31は、携帯電話機100に内蔵される半導体メモリであり、携帯電話機100で扱う各種データを格納する。なお、内蔵メモリ31は、データ転送制御部10のメインメモリとしての機能も有する。着脱式メモリ32は、携帯電話機100に対して着脱可能な記憶媒体であり、携帯電話機100で扱う各種データを格納する。ハードディスクドライブ装置(以下、HDDと呼ぶ)33は、携帯電話機100に搭載された記憶装置であり、携帯電話機100で扱う各種データを格納する。HDD33は不図示の磁気ヘッドとディスクを有している。ディスクには磁性体が塗布されている。HDD33の磁気ヘッドは、電磁誘導によりディスクにデータを書き込むことができる。また、磁気ヘッドはディスクに書き込まれたデータを読み取ることができる。ハードウェア制御部34は、HDD33の動作を制御する制御部であり、データ転送制御部10からの入力信号に応じて、HDD33に対して駆動制御信号を出力する。
撮像ユニット41は、レンズと撮像素子と撮像回路とを備えたカメラモジュールであり、被写体像を撮像できる。ラジオ/TV受信回路42は、ラジオ放送やテレビジョン放送の受信回路である。ラジオ/TV受信アンテナ43は、ラジオ放送やテレビジョン放送を受信するためのアンテナである。
このように構成される携帯電話機100では、音声通信、および、メールの送受信や、ウエブの閲覧、オンラインゲームの利用などの非音声通信を行うことができる。音声通信(音声通話)を行う際には、通話相手の音声を骨伝導スピーカ22から出力させることにより、骨伝導を利用して使用者に音声を伝達することができる。
携帯電話機100では、表示装置21を電子ビューファインダーとして利用して、撮像ユニット41によって被写体像を撮像できる。被写体像の画像データは、携帯電話網を介して、または、赤外線通信やBluetoothなどの通信手段によって、他の携帯電話機やパーソナルコンピュータなどの外部の機器に送信可能である。また、同様に外部の機器から画像データを携帯電話機100で受信可能である。
携帯電話機100では、データ転送制御部10が通信回路11を制御することにより楽曲データのダウンロードをすることが可能である。そしてデータ転送制御部10はダウンロードされた楽曲データを、内蔵メモリ31または着脱式メモリ32に記録する。また、データ転送制御部10が骨伝導スピーカ22または音圧スピーカ23を制御することによりダウンロードした楽曲データを再生することができる。携帯電話機100では、データ転送制御部10がハードウェア制御部34を制御することにより、さまざまなデータをHDD33に記録することができる。データ転送制御部10はさまざまなデータを内蔵メモリ31、または着脱式メモリ32に記録することが可能である。
記録されるデータの種類について説明すると、たとえば、通話内容をHDD33に記録(録音)して読み出す(再生する)ことができる。また、撮像ユニット41で撮像した被写体像の画像データをHDD33に記録することができる。
データ転送制御部10は、ハードウェア制御部34を制御することによりHDD33に記録された画像データを読み出して表示装置21に表示させることができる。データ転送制御部10は、HDD33に記録されたデータを電子メールに添付し、通信回路11を制御することによってアンテナ12から外部に送信することができる。また、データ転送制御部10は、アンテナ12と通信回路11とを介して受信したデータをHDD33に記録することができる。
データ転送制御部10は、ラジオ/TV受信アンテナ43とラジオ/TV受信回路42を介して受信したテレビジョン放送やラジオ放送の内容を、ハードウェア制御部34を制御することによりHDD33に記録(録画/録音)することが可能である。また、データ転送制御部10は、骨伝導スピーカ22、音圧スピーカ23,表示装置21のいずれかを制御することによりHDD33に記録(録画/録音)した内容を再生することができる。
データ転送制御部10は、たとえば会議の内容など、音圧マイク24で集音した音を、ハードウェア制御部34を制御することによりHDD33に記録(録音)することが可能である。データ転送制御部10は、骨伝導スピーカ22または音圧スピーカ23を制御することにより録音された音声を再生することができる。
−−−骨伝導スピーカ22とHDD33の排他制御について−−−
骨伝導スピーカ22は、音声を振動として使用者の頭骨に伝えるため、携帯電話機100の筐体自身も振動させてしまう。そのため、この振動がHDD33にも伝わり、データの読み込みおよび書き込みに悪影響を及ぼす恐れがある。また、これとは逆に、HDD33のアクセス音などが携帯電話機100の筐体に伝わって筐体を振動させてしまい、骨伝導スピーカ22を使用する使用者に対して騒音として伝わってしまう。そこで、本実施の形態の携帯電話機100では、以下に詳述するように、骨伝導スピーカ22とHDD33とを排他的に制御することで、これらの問題を解決している。
携帯電話機100では、以下の(1)〜(3)で詳述する各動作モードの設定が可能であり、設定された動作モードに応じてデータ転送制御部10が骨伝導スピーカ22とHDD33とを制御する。
(1) 骨伝導スピーカ優先モード
骨伝導スピーカ優先モードは、音声通話時に骨伝導スピーカ22を使用する動作モードの1つである。なお、音声通話時に骨伝導スピーカ22を使用する動作モードには、骨伝導スピーカ優先モードの他に、後の(2)で説明するハードディスクドライブ装置優先モードがある。骨伝導スピーカ優先モードでは、HDD33よりも骨伝導スピーカ22を優先して使用する。
骨伝導スピーカ優先モードが設定されている場合、音声通話が開始されると、データ転送制御部10は、通話相手の音声を骨伝導スピーカ22から出力し、音圧スピーカ23からは出力しないように骨伝導スピーカ22を制御する。また、データ転送制御部10は、音声通話が開始されると、HDD33に対してデータの書き込みおよび読み込みを禁止するようにハードウェア制御部34へ制御信号を出力する。すなわち、音声通話時には、HDD33におけるディスクアクセスが禁止される。
ディスクアクセスが禁止されている場合、データ転送制御部10は、HDD33に書き込むべきデータを内蔵メモリ31や着脱式メモリ32に書き込むように各メモリ31,32を制御する。すなわち、骨伝導スピーカ優先モードが設定されていて音声通話が行われている場合には、HDD33へ書き込むべきデータは、HDD33へは書き込まれず、内蔵メモリ31や着脱式メモリ32に書き込まれる。このように、内蔵メモリ31や着脱式メモリ32は、バッファメモリとして使用される。
なお、音声通話が行われているときにHDD33へ書き込むべきデータが発生するのは、たとえば、通信回路11で受信したテレビジョン放送やラジオ放送の内容をHDD33に録画/録音する場合や、音声通話の内容を録音する場合などである。
内蔵メモリ31や着脱式メモリ32にデータが書き込まれて、内蔵メモリ31や着脱式メモリ32の残容量が少なくなると、データ転送制御部10は、骨伝導スピーカ22から報知音を出力するように制御する。具体的には、データ転送制御部10は、内蔵メモリ31と着脱式メモリ32との残容量の合計値が所定値以下になったと判断すると、骨伝導スピーカ22から報知音を出力するように骨伝導スピーカ22を制御する。このとき、内蔵メモリ31や着脱式メモリ32の残容量が少なくなった旨の表示を表示装置21に表示するように構成してもよい。内蔵メモリ31および着脱式メモリ32の双方の残容量がなくなると、データ転送制御部10はデータの記録を停止する。
音声通話が終了すると、データ転送制御部10は、ディスクアクセスの禁止を解除するようにハードウェア制御部34へ制御信号を出力する。また、データ転送制御部10は、各メモリ31,32に書き込まれていたHDD33へ書き込むべきデータを、HDD33へ転送して記録するように各部31〜34を制御する。
また、ディスクアクセスが禁止されている場合、HDD33のデータを読み込む必要が生じる操作が行われると、データ転送制御部10は、その操作を無効とする。すなわち、骨伝導スピーカ優先モードが設定されていて音声通話が行われている間は、HDD33に記録されたデータの読み込みを要する操作が行われると、データ転送制御部10は、その操作を無効とする。
なお、音声通話が行われていないときには、データ転送制御部10は、HDD33に対するデータの書き込みおよび読み込みを制限しない。
(2) ハードディスクドライブ装置優先モード
ハードディスクドライブ装置優先モードは、上述した骨伝導スピーカ優先モードと同様に、音声通話時に骨伝導スピーカ22を使用する動作モードの1つである。ハードディスクドライブ装置優先モードでは、上述した骨伝導スピーカ優先モードとは異なり、バッファメモリとしての内蔵メモリ31や着脱式メモリ32の残容量がなくなると、骨伝導スピーカ22よりもHDD33を優先して使用する。
ハードディスクドライブ装置優先モードが設定されている場合、音声通話が開始されると、データ転送制御部10は、通話相手の音声を骨伝導スピーカ22から出力し、音圧スピーカ23からは出力しないように骨伝導スピーカ22を制御する。また、データ転送制御部10は、音声通話が開始されると、HDD33に対してデータの書き込みおよび読み込みを禁止するようにハードウェア制御部34へ制御信号を出力する。
ディスクアクセスが禁止されている場合、データ転送制御部10は、HDD33に書き込むべきデータを内蔵メモリ31や着脱式メモリ32に書き込むように各メモリ31,32を制御する。すなわち、ハードディスクドライブ装置優先モードが設定されていて音声通話が行われている場合には、HDD33へ書き込むべきデータは、HDD33へは書き込まれず、内蔵メモリ31や着脱式メモリ32に書き込まれる。
内蔵メモリ31や着脱式メモリ32にデータが書き込まれて、内蔵メモリ31と着脱式メモリ32との残容量の合計値が所定値以下になると、データ転送制御部10は、骨伝導スピーカ22から報知音を出力するように制御する。このとき、内蔵メモリ31や着脱式メモリ32の残容量が少なくなった旨の表示を表示装置21に表示するように構成してもよい。
内蔵メモリ31および着脱式メモリ32の双方の残容量がなくなると、データ転送制御部10は、通話音声の出力先を骨伝導スピーカ22から音圧スピーカ23に切り換える。また、データ転送制御部10は、ディスクアクセスの禁止を解除するようにハードウェア制御部34へ制御信号を出力する。その結果、HDD33へ書き込むべきデータがHDD33で記録される。なお、内蔵メモリ31や着脱式メモリ32に書き込まれていた、HDD33へ書き込むべきデータも、HDD33へ転送されて記録される。
(3) 音圧スピーカ使用モード
音圧スピーカ使用モードは、音声通話時に音圧スピーカ23を使用する動作モードである。音圧スピーカ使用モードでは、音圧スピーカ23からの音声出力の有無に関わりなく、HDD33においてデータの書き込みおよび読み込みが行われる。すなわち、音圧スピーカ使用モードでは、音声通話が行われていても、データ転送制御部10は、HDD33に対するデータの書き込みおよび読み込みを制限しない。
−−−動作モードの設定−−−
携帯電話機100では、各種設定を行う設定操作と同様の操作によって、音声通話の際の動作モードを上述したいずれかの動作モードに設定できる。すなわち、入力部25の操作によって表示装置21に表示される設定メニューの中から動作モードの設定メニューが呼び出される。この設定メニューにおいて、上述したいずれかの動作モードが選択されて決定されると、決定された動作モードに応じて、データ転送制御部10が骨伝導スピーカ22とHDD33とを制御する。なお、各動作モードの設定は、上述のように音声通話に先立ってあらかじめ行われるものであるが、音声通話開始直前に、たとえば、着信があったときに設定可能となるように構成されていてもよい。また、音声通話の開始後に、異なる動作モードへ移行できるように構成してもよい。
−−−フローチャート−−−
図2〜4は、携帯電話機100における骨伝導スピーカ22とHDD33との制御プログラムの動作を示すフローチャートである。入力部25の開始ボタンがオンされて、通信(音声通話)が開始されると、図2〜4に示す処理を行うプログラムが起動され、データ転送制御部10で実行される。ステップS101において、あらかじめ設定された動作モードが音圧スピーカ使用モードであるか否かを判断する。
ステップS101が否定判断されるとステップ103へ進み、あらかじめ設定された動作モードが骨伝導スピーカ優先モードおよびハードディスクドライブ装置優先モードのどちらであるのかを判断する。
ステップS103において、あらかじめ設定された動作モードが骨伝導スピーカ優先モードであると判断されると、ステップS105へ進み、HDD33に対してデータの書き込みおよび読み込みを禁止するようにハードウェア制御部34に信号を出力してステップS107へ進む。ステップS107において、通信回路11から入力される音声信号を骨伝導スピーカ22へ出力することにより音声出力を開始してステップS111へ進む。ステップS111において、HDD33に書き込むべきデータが入力されたか否かを判断する。
ステップS111が肯定判断されるとステップS113へ進み、内蔵メモリ31と着脱式メモリ32との残容量の合計値が所定値以下であるか否かを判断する。ステップS113が否定判断されるとステップS115へ進み、HDD33へ書き込むべきデータを内蔵メモリ31または着脱式メモリ32へ出力してステップS117へ進む。
ステップS117において、HDD33へ書き込むべきデータを内蔵メモリ31または着脱式メモリ32ですべて記録し終えたか否かを判断する。ステップS117が否定判断されるとステップS113へ戻る。ステップS117が肯定判断されるとステップS111へ戻る。
ステップS113が肯定判断されるとステップS121へ進み、内蔵メモリ31と着脱式メモリ32とのいずれも残容量がなくなったか否かを判断する。ステップS121が否定判断されるとステップS121aへ進む。ステップS121aでは、第1報知音が未出力であるか否かを判断する。ステップS121aにおいて肯定判断されると、ステップS123へ進み、第1報知音を出力するように骨伝導スピーカ22へ信号を出力してステップS125へ進む。ステップS121aにおいて否定判断される場合はすでに第1報知音が出力済みであるので、ステップS123の処理をスキップしてステップS125へ進む。ステップS125において、HDD33へ書き込むべきデータを内蔵メモリ31または着脱式メモリ32へ出力してステップS127へ進む。
ステップS127において、HDD33へ書き込むべきデータを内蔵メモリ31または着脱式メモリ32ですべて記録し終えたか否かを判断する。ステップS127が否定判断されるとステップS121へ戻る。ステップS127が肯定判断されるとステップS111へ戻る。
ステップS121が肯定判断されると、ステップS121bへ進む。ステップS121bでは、第2報知音が未出力であるか否かを判断する。ステップS121bにおいて肯定判断されると、ステップS131へ進み、第2報知音を出力するように骨伝導スピーカ22へ信号を出力してステップS133へ進む。ステップS121bにおいて否定判断される場合はすでに第2報知音が出力済みであるので、ステップS131の処理をスキップしてステップS133へ進む。なお、ステップS131における報知音は、上述したステップS123における報知音とは異なることが望ましい。ステップS133において、内蔵メモリ31または着脱式メモリ32におけるデータの記録を停止してステップS111へ進む。
ステップS111が否定判断されるとステップS151へ進み、音声通話が終了したか否かを判断する。ステップS151が否定判断されるとステップS111へ戻る。ステップS151が肯定判断されるとステップS151aへ進む。ステップS151aでは、内蔵メモリ31と着脱式メモリ32とのいずれかにHDD33に書き込むべきデータが記録されているか否かを判断する。ステップS151aが肯定判断されると、ステップS153へ進む。またステップS151aが否定判断されると、当該プログラムの処理を終了してメインプログラムにリターンする。
ステップS153において、内蔵メモリ31または着脱式メモリ32に記録されているHDD33へ書き込むべきデータをHDD33へ転送して記録するように各部31〜34へ信号を出力してメインプログラムにリターンする。
ステップS103において、あらかじめ設定された動作モードがハードディスクドライブ装置優先モードであると判断されると、図3のステップS205へ進み、HDD33に対してデータの書き込みおよび読み込みを禁止するようにハードウェア制御部34に信号を出力してステップS207へ進む。ステップS207において、通信回路11から入力される音声出力を骨伝導スピーカ22へ出力してステップS211へ進む。ステップS211において、HDD33に書き込むべきデータが入力されたか否かを判断する。
ステップS211が肯定判断されるとステップS213へ進み、内蔵メモリ31と着脱式メモリ32との残容量の合計値が所定値以下であるか否かを判断する。ステップS213が否定判断されるとステップS215へ進み、HDD33へ書き込むべきデータを内蔵メモリ31または着脱式メモリ32へ出力してステップS217へ進む。
ステップS217において、HDD33へ書き込むべきデータを内蔵メモリ31または着脱式メモリ32ですべて記録し終えたか否かを判断する。ステップS217が否定判断されるとステップS213へ戻る。ステップS217が肯定判断されるとステップS211へ戻る。
ステップS213が肯定判断されるとステップS221へ進み、内蔵メモリ31と着脱式メモリ32とのいずれも残容量がなくなったか否かを判断する。ステップS221が否定判断されるとステップS221aへ進む。ステップS221aでは、第1報知音が未出力であるか否かを判断する。ステップS221aにおいて肯定判断されると、ステップS223へ進み、第1報知音を出力するように骨伝導スピーカ22へ信号を出力してステップS225へ進む。ステップS221aにおいて否定判断される場合はすでに第1報知音が出力済みであるので、ステップS223の処理をスキップしてステップS225へ進む。ステップS225において、HDD33へ書き込むべきデータを内蔵メモリ31または着脱式メモリ32へ出力してステップS227へ進む。
ステップS227において、HDD33へ書き込むべきデータを内蔵メモリ31または着脱式メモリ32ですべて記録し終えたか否かを判断する。ステップS227が否定判断されるとステップS221へ戻る。ステップS227が肯定判断されるとステップS211へ戻る。
ステップS221が肯定判断されると、ステップS221bへ進む。ステップS221bでは、第2報知音が未出力であるか否かを判断する。ステップS221bにおいて肯定判断されると、ステップS231へ進み、第2報知音を出力するように骨伝導スピーカ22へ信号を出力してステップS235へ進む。ステップS221bにおいて否定判断される場合はすでに第2報知音が出力済みであるので、ステップS231の処理をスキップしてステップS235へ進む。なお、ステップS231における報知音は、上述したステップS223における報知音とは異なることが望ましい。ステップS235において、通信回路11から入力される音声の出力先を骨伝導スピーカ22から音圧スピーカ23へ切り換えてステップS237へ進む。
ステップS237において、HDD33へ書き込むべきデータをHDD33で記録するように各部33,34へ信号を出力してステップS239へ進む。すなわち、ステップS237において、今後発生するHDD33へ書き込むべきデータをHDD33へ出力するとともに、HDD33においてデータを書き込むようにハードウェア制御部34へ制御信号を出力してステップS239へ進む。
ステップS239において、HDD33へ書き込むべきデータをすべて記録し終えたか否かを判断する。ステップS239が否定判断されるとステップS237へ戻る。ステップS239が肯定判断されるとステップS241へ進む。ステップS241において、HDD33に書き込むべきデータが新たに入力されたか否かを判断する。
ステップS241が肯定判断されるとステップS237へ戻る。ステップS241が否定判断されるとステップS243へ進む。ステップS243において、音声通話が終了したか否かを判断する。ステップS243が否定判断されるとステップS241へ戻る。ステップS243が肯定判断されるとステップS251aへ進む。
ステップS211が否定判断されるとステップS251へ進み、音声通話が終了した否かを判断する。ステップS251が否定判断されるとステップS211へ戻る。ステップS251が肯定判断されるとステップS251aへ進む。ステップS251aでは、内蔵メモリ31と着脱式メモリ32とのいずれかにHDD33に書き込むべきデータが記録されているか否かを判断する。ステップS251aが肯定判断されると、ステップS253へ進む。またステップS251aが否定判断されると、当該プログラムの処理を終了してメインプログラムにリターンする。
ステップS253において、内蔵メモリ31または着脱式メモリ32に記録されているHDD33へ書き込むべきデータをHDD33へ転送して記録するように各部31〜34へ信号を出力してメインプログラムにリターンする。
図2のステップS101が肯定判断されると図4のステップ307へ進み、通信回路11から入力される音声信号を音圧スピーカ23へ出力してステップS311へ進む。ステップS311において、HDD33に書き込むべきデータが入力されたか否かを判断する。
ステップS311が肯定判断されるとステップS315へ進み、HDD33へ書き込むべきデータをHDD33で記録するように各部33,34へ信号を出力してステップS317へ進む。ステップS317において、HDD33へ書き込むべきデータをすべて記録し終えたか否かを判断する。ステップS317が否定判断されるとステップS315へ戻る。ステップS317が肯定判断されるとステップS311へ戻る。
ステップS311が否定判断されるとステップS351へ進み、音声通話が終了したか否かを判断する。ステップS351が否定判断されるとステップS311へ戻る。ステップS351が肯定判断されるとメインプログラムにリターンする。
上述した第1の実施の形態の携帯電話機100では、次の作用効果を奏する。
(1) データ転送制御部10が、HDD33におけるデータの読み込みまたは書き込みと、骨伝導スピーカ22からの音声出力とを排他的に制御するように構成した。したがって、骨伝導スピーカ22から出力される振動がHDD33におけるデータの読み込みおよび書き込みに悪影響を及ぼすことがない。これにより、HDD33におけるデータの読み込みおよび書き込みの信頼性を向上できるとともに、骨伝導スピーカ22からの音声出力に起因するディスククラッシュを防止できる。また、HDD33のアクセス音などが使用者に対して騒音として伝わることがなく、骨伝導スピーカ22使用時の音声通話の音質に悪影響を及ぼすことがない。
(2) 骨伝導スピーカ22から音声が出力されている場合にはHDD33におけるデータの読み込みおよび書き込みを禁止するように構成したので、骨伝導スピーカ22による音声通話を優先したいという使用者の要望に合致した携帯電話機100を提供できる。
(3) HDD33がデータの読み込みまたは書き込みを行う場合には骨伝導スピーカ22からの音声出力を禁止できるように構成した。これにより、たとえば、受信したテレビジョン放送やラジオ放送の内容の録画/録音や、音声通話の内容の録音を優先したいという使用者の要望に合致した携帯電話機100を提供できる。
(4) ディスクアクセスが禁止されている場合、データ転送制御部10は、HDD33に書き込むべきデータをバッファメモリとしての内蔵メモリ31や着脱式メモリ32に書き込むように制御する。これにより、骨伝導スピーカ22を使用した音声通話と、データの記録とを両立して、携帯電話機100の利便性を向上できる。
(5) 内蔵メモリ31と着脱式メモリ32との残容量の合計値が所定値以下になると、データ転送制御部10は、骨伝導スピーカ22から報知音を出力するように制御する。これにより、使用者が骨伝導スピーカ22による音声通話を継続するかしないかを選択する機会を提供できる。
(6) 骨伝導スピーカ優先モードに設定されている場合には、バッファメモリ残量がなくなるとデータの記録を停止するように構成した。これにより、骨伝導スピーカ22を利用した音声通話を優先できるので、たとえば騒音環境下において確実に音声通話を継続でき、携帯電話機100の利便性が向上する。
(7) 撮像ユニット41とHDD33とを備えているので、多くの被写体像を撮像可能なカメラとしての機能を付与でき、携帯電話機100の用途を多様化できる。また、記憶容量の残容量を気にすることなく、多くの被写体像を撮像できる。
−−−第2の実施の形態−−−
図5を参照して、本発明による携帯通信端末の第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。第2の実施の形態の携帯電話機100では、骨伝導スピーカ22を使用した音声通話時においても、HDD33に対するデータの書き込みおよび読み込みが可能となるように構成されている。
骨伝導スピーカ22を使用した音声通話時においても、通話相手がしゃべっていないときなどには、骨伝導スピーカ22から音声が出力されない。そこで、本実施の携帯電話機100では、骨伝導スピーカ22を使用した音声通話時においても、骨伝導スピーカ22から音声が出力されていないときには、HDD33におけるディスクアクセスが許可される。
すなわち、本実施の形態の携帯電話機100では、骨伝導スピーカ22を使用した音声通話時にHDD33へ書き込むべきデータが発生すると、骨伝導スピーカ22からの音声出力の合間にデータがHDD33に記録される。骨伝導スピーカ22から音声が出力されている間は、データはバッファメモリとしての内蔵メモリ31や着脱式メモリ32に記録される。内蔵メモリ31や着脱式メモリ32に記録されたデータは、骨伝導スピーカ22からの音声出力の合間にHDD33に転送されて記録される。
具体的には、データ転送制御部10が次のように各部を制御する。骨伝導スピーカ22を使用した音声通話時にHDD33へ書き込むべきデータが発生している場合、データ転送制御部10は、通信回路11で通話相手の音声を受信したと判断すると、相手の音声を一旦内蔵メモリ31にバッファリングして録音するように制御する。
そして、データ転送制御部10は、HDD33へ書き込むべきデータを内蔵メモリ31や着脱式メモリ32でバッファリングするように各メモリ31,32を制御する。また、データ転送制御部10は、HDD33におけるディスクアクセスを禁止するようにハードウェア制御部34へ信号を出力する。その後、データ転送制御部10は、内蔵メモリ31にバッファリングしていた相手の音声を骨伝導スピーカ22から出力するように各部31,22を制御する。
データ転送制御部10は、通信回路11で受信している通話相手の音声が途切れたと判断すると、HDD33におけるディスクアクセス禁止を解除するようにハードウェア制御部34へ信号を出力する。また、データ転送制御部10は、各メモリ31,32でバッファリングしたデータをHDD33へ転送して記録するように各部31〜34に信号を出力する。HDD33へ書き込むべきデータが継続して発生している場合には、このデータもHDD33で記録するように各部33,34を制御する。
携帯電話機100では、各種設定を行う設定操作と同様の操作によって音声通話時に使用するスピーカを選択できる。すなわち、入力部25の操作によって表示装置21に表示される設定メニューの中から音声通話時に使用するスピーカの選択メニューが呼び出される。この設定メニューにおいて、いずれかのスピーカが選択されて決定されると、音声通話時はその決定内容にしたがったスピーカから、通話相手の音声が出力される。
なお、上述した使用スピーカの選択設定は、上述のように音声通話に先立ってあらかじめ行われるものであるが、音声通話開始直前に、たとえば、着信があったときに選択可能となるように構成されていてもよい。また、音声通話の開始後に、変更できるように構成してもよい。
−−−フローチャート−−−
図5は、携帯電話機100における骨伝導スピーカ22とHDD33との制御プログラムの動作を示すフローチャートである。入力部25の開始ボタンがオンされて、通信(音声通話)が開始されると、図5に示す処理を行うプログラムが起動され、データ転送制御部10で実行される。ステップS501において、骨伝導スピーカ22を使用するように設定されているか否かを判断する。ステップS501が肯定判断されるとステップS503へ進み、HDD33へ書き込むべきデータが発生したか否かを判断する。
ステップS503が肯定判断されるとステップS505へ進み、通信回路11で相手の音声を受信したか否かを判断する。ステップS505が肯定判断されるとステップS507へ進み、通信回路11で受信した相手の音声を一旦内蔵メモリ31にバッファリングして録音するように内蔵メモリ31を制御してステップS509へ進む。ステップS509において、HDD33へ書き込むべきデータを内蔵メモリ31または着脱式メモリ32へ出力する。また、ステップS509において、ディスクアクセスを禁止するようにハードウェア制御部34へ信号を出力してステップS511へ進む。
ステップS511において、HDD33の磁気ヘッドが退避位置に退避するのに必要な所定時間が経過するまで待機した後、ステップS513へ進む。ステップS513において、ステップS507でバッファリングした相手の音声を骨伝導スピーカ22から出力するように制御してステップS515へ進む。ステップS515において、通信回路11で受信した相手の音声が途切れるまで待機する。ステップS515が肯定判断されるとステップS517へ進み、ディスクアクセスの禁止を解除するようにハードウェア制御部34へ信号を出力してステップS519へ進む。
ステップS519において、内蔵メモリ31または着脱式メモリ32に記録されているHDD33へ書き込むべきデータをHDD33へ転送開始するように各部33,34を制御してステップS519aへ進む。ステップS519aにおいて、HDD33へのデータの書き込みが終了したか否かを判断する。ステップS519aが肯定判断されるとステップS521へ進む。ステップS519aが否定判断されるとステップS519bへ進み、通信回路11で相手の音声の非受信状態が継続しているか否かを判断する。ステップS519bが肯定判断されるとステップS519aへ戻る。ステップS519bが否定判断されるとステップS507へ戻る。
ステップS521において、音声通話が終了したか否かを判断する。ステップS521が否定判断されるとステップS503へ戻る。ステップS521が肯定判断されるとメインプログラムにリターンする。
ステップS505が否定判断されるとステップS531へ進み、HDD33へ書き込むべきデータをHDD33へ書き込み開始するように各部33,34を制御してステップS533へ進む。ステップS533において、HDD33へのデータの書き込みが終了したか否かを判断する。ステップS533が肯定判断されるとステップS521へ進む。ステップS533が否定判断されるとステップS534へ進み、通信回路11で相手の音声の非受信状態が継続しているか否かを判断する。ステップS534が肯定判断されるとステップS533へ戻る。ステップS534が否定判断されるとステップS507へ進む。
ステップS503が否定判断されるとステップS521へ進む。
ステップS501が否定判断されるとステップS541へ進み、HDD33へ書き込むべきデータが発生したか否かを判断する。ステップS541が肯定判断されるとステップS543へ進み、HDD33へ書き込むべきデータをHDD33へ書き込むように各部33,34を制御してステップS545へ進む。ステップS545において、音声通話が終了したか否かを判断する。ステップS545が否定判断されるとステップS541へ戻る。ステップS545が肯定判断されるとメインプログラムへリターンする。
ステップS541が否定判断されるとステップS545へ進む。
上述した第2の実施の形態の携帯電話機100では、第1の実施の形態の作用効果に加えて、次の作用効果を奏する。
(1) 骨伝導スピーカ22を使用する場合であっても、骨伝導スピーカ22から音声が出力されていないときにはHDD33においてデータの読み込みまたは書き込みを行うように、データ転送制御部10が各部を制御するように構成した。これにより、骨伝導スピーカ22を利用した音声通話と、HDD33へのデータの記録とを両立して、利便性の高い携帯電話機100を実現できる。
−−−変形例−−−
(1) 上述した第1の実施の形態では、骨伝導スピーカ優先モードが設定されていて音声通話が行われている場合に、内蔵メモリ31および着脱式メモリ32の双方の残容量がなくなると、データ転送制御部10はデータの記録を停止する。また、ハードディスクドライブ装置優先モードが設定されていて音声通話が行われている場合に、内蔵メモリ31および着脱式メモリ32の双方の残容量がなくなると、データ転送制御部10は骨伝導スピーカ22の使用を解除して、データをHDD33に記録する。しかし、本発明はこれに限定されない。
たとえば、内蔵メモリ31や着脱式メモリ32の残容量が少なくなった時点で、データの記録を停止して骨伝導スピーカ22の使用を継続するか、骨伝導スピーカ22の使用を解除してデータをHDD33に記録するようにするかを、使用者が選択できるように構成してもよい。すなわち、内蔵メモリ31と着脱式メモリ32との残容量の合計値が所定値以下になって骨伝導スピーカ22から報知音が出力されたときに、骨伝導スピーカ22の使用を優先するか、データの記録を優先するかを入力部25の操作によって選択可能に構成してもよい。
(2) 上述の説明では、骨伝導スピーカ22で音声を出力する場合には、HDD33におけるディスクアクセスを禁止するように構成しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、ディスクアクセスを禁止する際に、ハードディスクを回転駆動するモータを停止させるように構成してもよい。
(3) 上述の説明では、骨伝導スピーカ22とHDD33とを排他的に制御するように構成しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、図6に示すように、携帯電話機100に骨伝導マイク26が搭載されている場合には、骨伝導マイク26とHDD33とを排他的に制御するように構成してもよい。これにより、上述した作用効果と同様の作用効果を奏する。
たとえば、上述した第1の実施の形態における、骨伝導スピーカ優先モードやハードディスクドライブ装置優先モードの設定時のように、骨伝導マイク26を使用した音声通話時には、HDD33におけるディスクアクセスを禁止するように構成してもよい。この場合、HDD33に書き込むべきデータを内蔵メモリ31や着脱式メモリ32に書き込むように構成してもよい。
上述した骨伝導スピーカ優先モード設定時のように、内蔵メモリ31および着脱式メモリ32の双方の残容量がなくなると、データの記録を停止するように構成してもよい。また、上述したハードディスクドライブ装置優先モード設定時のように、内蔵メモリ31および着脱式メモリ32の双方の残容量がなくなると、使用するマイクを骨伝導マイク26から音圧マイク24に切り換えるように構成してもよい。この場合には、HDD33に対するデータの書き込みおよび読み込み禁止を解除するように構成してもよい。
(4) 上述の説明では、HDD33を備えるように構成しているが、本発明はこれに限定されない。HDD33以外の記憶装置として、たとえば、MOやCD−ROM、DVDなどのように光や磁気を利用して、回転するメディアに記憶する装置を小型化した記憶装置を備えるように構成してもよい。
(5) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
なお、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、ハードディスクドライブ装置におけるデータの読み込みまたは書き込みと、骨伝導スピーカからの音声出力とを排他的に制御することができる各種の音声伝達装置を含むものである。音声伝達装置の一例として補聴器がある。
携帯通信端末の一例としての携帯電話の全体構成図である。 携帯電話機100における骨伝導スピーカ22とHDD33との制御プログラムの動作を示すフローチャートである。 携帯電話機100における骨伝導スピーカ22とHDD33との制御プログラムの動作を示すフローチャートである。 携帯電話機100における骨伝導スピーカ22とHDD33との制御プログラムの動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の携帯電話機100における骨伝導スピーカ22とHDD33との制御プログラムの動作を示すフローチャートである。 変形例を示す図である。
符号の説明
10 データ転送制御部 11 通信回路
21 表示装置 22 骨伝導スピーカ
23 音圧スピーカ 24 音圧マイク
26 骨伝導マイク 31 内蔵メモリ
32 着脱式メモリ 33 ハードディスクドライブ装置(HDD)
34 ハードウェア制御部 41 撮像ユニット
100 携帯電話機

Claims (10)

  1. ハードディスクドライブ装置と、
    骨伝導スピーカと、
    前記ハードディスクドライブ装置におけるデータの書き込みと、前記骨伝導スピーカからの音声出力とを排他的に制御する制御手段とを備えることを特徴とする携帯通信端末。
  2. 請求項1に記載の携帯通信端末において、
    前記制御手段は、前記骨伝導スピーカから音声が出力されている場合には前記ハードディスクドライブ装置におけるデータの書き込みを禁止することを特徴とする携帯通信端末。
  3. 請求項1に記載の携帯通信端末において、
    前記制御手段は、前記ハードディスクドライブ装置がデータを書き込む場合には前記骨伝導スピーカからの音声出力を禁止することを特徴とする携帯通信端末。
  4. 請求項1に記載の携帯通信端末において、
    前記制御手段は、前記骨伝導スピーカから音声が出力されていないときに前記ハードディスクドライブ装置においてデータの書き込みを行うことを特徴とする携帯通信端末。
  5. 請求項2に記載の携帯通信端末において、
    データを記録するバッファメモリをさらに備え、
    前記制御手段は、前記ハードディスクドライブ装置におけるデータの書き込みを禁止している際、記録を要するデータが入力されると前記バッファメモリに記録することを特徴とする携帯通信端末。
  6. 請求項5に記載の携帯通信端末において、
    前記バッファメモリの残容量が所定値以下になったことを報知する報知手段をさらに備えることを特徴とする携帯通信端末。
  7. 請求項5に記載の携帯通信端末において、
    前記制御手段は、前記バッファメモリの残容量が所定値以下になると前記データの記録を停止することを特徴とする携帯通信端末。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の携帯通信端末において、
    被写体像を撮像する撮像素子をさらに備えることを特徴とする携帯通信端末。
  9. ハードディスクドライブ装置と、
    骨伝導スピーカと、
    前記ハードディスクドライブ装置におけるデータの書き込みと、前記骨伝導スピーカからの音声出力とを排他的に制御する制御手段とを備えることを特徴とする音声伝達装置。
  10. ハードディスクドライブ装置と、
    骨伝導マイクと、
    前記ハードディスクドライブ装置におけるデータの書き込みと、前記骨伝導マイクの使用とを排他的に制御する制御手段とを備えることを特徴とする携帯通信端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013236138A (ja) * 2012-05-02 2013-11-21 Kyocera Corp 電子機器、制御方法及び制御プログラム

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