JP2007145438A - 用紙後処理装置システム - Google Patents

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Abstract

【課題】Z折り処理を行なわない用紙に対しても用紙のスキューを補正した後に、折り処理部を通過させないで、より早く下流側の用紙後処理装置に用紙を搬送させることを可能にする用紙後処理装置システムを提供する。
【解決手段】画像形成装置1より搬送されてくる用紙の先端を突き当てて用紙のスキューを補正した後に、前記用紙をZ字形状に折り処理を行い、かつさらにその下流側で前記Z折りされた用紙を積載し、前記用紙を揃えて綴じ処理を行う用紙後処理装置2を備えている用紙後処理装置システムにおいて、Z折り処理において用紙先端を突き当ててスキュー補正を行う補正機構24は、折り処理を行う用紙停止位置よりも、さらに下流側まで移動可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタなどの画像形成装置及びそれに搭載された用紙後処理装置システムに関するものである。
画像形成装置から出力される用紙をZ字形に折り処理する装置においては、用紙を折る前にスキューを補正して折り位置が斜めにならないようにする必要があり、そのスキュー補正機構としては用紙の先端を突き当てて折り位置を決めるストッパがスキュー補正機構を兼用していることは知られており、また、Z折り処理装置より下流側に配置された用紙後処理装置において、パンチ穴を穿孔することも知られている(例えば、特許文献1乃至4参照)。
Z折り処理装置より下流側に配置された用紙後処理装置においては、用紙を積載し、パンチ穴を穿孔し、かつ揃えて綴じる処理を、紙詰まりなく、かつ精度良く行う必要がある。特許文献1及び2には、Z折り装置に関連する技術が開示されており、特許文献3及び4には、パンチ装置に関連する技術が開示されている。
特開2002−274749公報 特開平05−119556号公報 特開平10−279170号公報 特開平10−310317号公報
しかしながら、これらの処理を、紙詰まりなく、かつ精度良く行うためには、搬送されてくる用紙のスキューが補正されているほうがより確実に後処理を行うことが可能となる。中でも用紙に1枚ずつパンチ穴を穿孔するパンチユニットにおいては用紙のスキューを補正してからパンチ穴を穿孔しないとパンチ穴位置が揃わなくなるために穿孔前にスキュー補正を行うことは重要である。
そこで、本発明の目的は、Z折り処理を行なわない用紙に対しても用紙のスキューを補正した後に、折り処理部を通過させないで、より早く下流側の用紙後処理装置に用紙を搬送させることを可能にする用紙後処理装置システムを提供することにある。
本発明の他の目的は、1つの装置内でZ折り処理とパンチ処理を行う構成とし、別々にスキュー補正機構を持っていたものを1つの装置内に配置することによって、1つのスキュー補正機構をZ折り処理とパンチ処理の両方に兼用し、より低コストかつ省スペースのZ折り/パンチ処理装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、画像形成装置より搬送されてくる用紙の先端を突き当てて用紙のスキューを補正するスキュー補正機構と、該スキュー補正機構によりスキュー補正した前記用紙をZ字形状に折り処理を行うZ折り処理部と、該Z折り処理部の下流側で前記Z折りされた用紙を積載し、前記用紙を揃えて綴じ処理を行う用紙後処理装置と、を備えている用紙後処理装置システムにおいて、前記スキュー補正機構は、前記用紙先端を突き当てる用紙停止位置と、該用紙を該用紙停止位置よりもさらに下流側へ通過させるために退避した退避位置との間を進退可能であることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記スキュー補正機構より下流側へ延びる搬送路を延長して折り処理後の搬送路に合流させることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1において、前記用紙にZ折り処理を行わない場合には、前記スキュー補正機構によって用紙のスキュー補正を行った後に、前記スキュー補正機構を前記退避位置に移動させて前記用紙にZ折り処理をせずに、そのまま用紙後処理装置側へ搬送させるようにしたことを特徴とする。
請求項4の発明は、画像形成装置より搬送されてくる用紙の先端を突き当てて用紙のスキュー補正を行うスキュー補正機構と、前記用紙をZ字形に折り処理をするZ折り処理部と、その下流側に配置されて前記用紙にパンチ穴を穿孔するパンチ処理部と、を1つの装置内に搭載したことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4において、前記スキュー補正機構の搬送路を延長して折り処理を行った後の搬送路に合流させ、その合流部よりさらに下流側の搬送路上にパンチ処理部を配置したことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4において、前記用紙にZ折処理を行わない場合には、前記用紙のスキュー補正を行った後に、前記スキュー補正機構の突き当て部材を下流方向に退避させて前記用紙にZ折り処理をせずに、そのまま前記パンチ処理部側へ搬送させるように制御したことを特徴とする。
本発明によれば、Z折り処理部にて用紙先端を突き当ててスキュー補正を行うストッパが折り処理を行う用紙停止位置よりもさらに下流側まで移動可能である(用紙停止位置から退避可能である)ことで、Z折り時のスキューを補正すると共に、ストッパを下流側に退避することで用紙を折り処理部を通過させないで後処理装置側への搬送路へ搬送可能にすることができるため、用紙搬送路の切り換え機能を兼用することが可能となり、ストッパが用紙スキュー補正と用紙搬送路切り換えの2つの機能を兼用し、より低コストで省スペースによる用紙後処理装置システムの提供を可能にする。
本発明によるZ折りとパンチ処理装置においては、Z折り処理を行なわない用紙に対しても用紙のスキューを補正した後に、折り処理部を通過させないで、より早く下流側のパンチ処理部に用紙を搬送させることを可能にすることで、精度の良いパンチ穴を穿孔することが可能となり、また、さらにその下流側に配置された用紙後処理装置の用紙揃え精度を良くし、紙詰まりの発生しにくい信頼性の高い用紙後処理装置システムを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は用紙後処理装置システム全体を示す概略図である。図1には、画像形成装置である複写機本体1、この複写機本体1の直ぐ下流のZ折り装置3、及びこのZ折り装置3の下流の用紙後処理装置2が示してある。
複写機本体1の操作部(図示せず)においてZ折り処理を選択することによって複写機本体1から排出された用紙(図示せず)はZ折り装置3へ搬送される。搬送された用紙はZ折り処理を行うか、又はそのまま折りを行わずに用紙後処理装置2へ搬送される。Z折り装置3から搬送された用紙は用紙後処理装置2の入り口ガイド板4へ搬入され、搬送ローラ5、6によって用紙後処理装置2内に搬送される。
複写機本体1の操作部においてノンスティプルモードが選択された場合は、用紙は分岐爪7を通過して(通常、分岐爪7はノンスティプル搬送経路8方向に位置している)、排紙ローラ9によって排紙トレイ10に排出されて積載される。この時、排紙ガイド板11は閉じた状態にある。
複写機本体1の操作部においてスティプルモードが選択された場合は、分岐爪7が動作して用紙をスティプル搬送経路12に搬入させ、さらに、用紙はスティプルトレイ排出ローラ13によってスティプルトレイ14に排出されかつ積載される。
スティプルトレイ14に排出された用紙はたたきコロ15によって用紙1枚毎にスティプルトレイ14下方向に落とされ、用紙後端を基準フェンス16に押し当てられ、用紙後端を整合される。更にジョガーフェンス17によって1枚毎に用紙幅方向を整合される。
ジョガーフェンス17によって最終紙が整合された後、端面綴じスティプラ18によって用紙束後端の所定の位置に1個所、又は2個所の綴じ処理が施され、綴じ処理の施された用紙束は放出ベルト(図示しない)と一体になった放出爪(図示せず)によって排紙ローラ9まで持ち上げられ、開閉ガイド板11によって排紙ローラ9に加圧され、この排紙ローラ9によって前記排紙トレイ10に排出されかつ積載される。
図2は本発明によるZ折り装置の第1の実施の形態を示す全体構成図である。図3はZ折りの形状を示す概略図である。図4は本発明によるZ折り装置の全体回路を示す回路図である。画像形成装置に取り付けられたことを想定して以下に説明をする。
Z折り装置3は、画像形成装置1の側部(排紙側)に取り付けられており、画像形成装置1より排出された用紙はZ折り装置3内の入口ローラ19に導かれる。用紙(図示せず)は、画像形成装置1からの指示によりZ折りを行わない場合には、図示しないソレノイドにより切り換え爪20の切り換えを行い、第1(ストレート)搬送路21を通り、ストレートに排紙ローラ22からZ折り装置3の外へ排出される。
Z折りの処理が指示されたときは、切り換え爪20により、1枚の用紙にZ折り処理を施すZ折り手段を有する第2搬送路23側に切り換えて、第1ストッパ24が矢印Aの位置で用紙先端が突き当たる。これにより用紙は撓んで用紙中間部適所である第1の折り部(図3参照)が第1及び第2折りローラ25、26のニップに導かれ、第1の折りが形成される。
その後同じように、第2ストッパ27に折られた用紙の先端が突き当たり、第2の折り部(図3参照)が第2及び第3折りローラ26、28へのニップに導かれ、第2の折りが形成される。
その後、用紙は第2及び第3折りローラ26、28より下流側の第3搬送路29を通り、排紙ローラ22からZ折り装置3の外へ排出され、後続の後処理装置2側に送り込まれる(後述する図5のフローチャート参照)。
また、第1ストッパ24と第2ストッパ27は、画像形成装置1からの用紙サイズ情報によって、第2搬送路23に用紙が入ってくる前に、各サイズにあった位置へステッピングモータM2、M3(図4)により予め移動しているものとし、第1及び第2ストッパ24、27の位置によって用紙サイズごとの折り位置を変更できる。
第1ストッパ24が矢印Aの位置で停止した後にステッピングモータM2の移動量を多くすることによって矢印Bの位置まで容易に移動させることが可能となる。なお、第1ストッパ24については、搬送路上に設けたスリット部(図示せず)に、櫛刃状に入り込むことで、搬送路内の用紙先端に突き当ててスキュー補正を行う。
折りを行わない場合には、第1ストッパ24が矢印Aの位置で停止して、用紙先端を突き当ててスキュー補正を行う。その後、用紙が第1及び第2折りローラ25、26のニップに導かれる前に、第1ストッパ24を矢印Bの位置まで移動させることで、第4搬送路30内にあった櫛刃状の第1ストッパ24は第4搬送路30内から外に退避可能となる。この動作により、第1ストッパ24はスキュー補正と搬送路切り換えの両方の機能を果たすことが可能となる。
上述した動作において、第4搬送路30内にあった櫛刃状の第1ストッパ24を第4搬送路30内から外に退避させた後に、用紙は、第4搬送路30を通って、さらに下流の第5搬送路31に合流することで、折りを行わない用紙に対しても最短距離で後処理装置2側への搬送が実施可能となる。
Z折り処理装置において用紙先端を突き当ててスキュー補正を行うスキュー補正部の搬送路(第4搬送路30)を延長して折り処理後の搬送路(第5搬送路31)に合流させることで、Z折り処理を行わない用紙に対して、スキュー補正した後に最短距離で、下流側の後処理装置2側へ搬送可能にし、処理時間の短縮を可能にする。
図5は本発明によるZ折り装置において折りを行なう場合の動作を説明するフローチャートである。図2及び図5において、先ず、画像形成装置1から用紙出力をスタートし、Z折り装置3で用紙を受け取る(S1)。
Z折り処理が有るかどうかを判断し(S2)、Z折り処理有りならば、用紙を第2搬送路23へ搬送する(S3)。次に、用紙を第1ストッパ24に突き当てる(S4)。第1折り動作終了かどうかを判断し(S5)、終了ならば、用紙を第2ストッパ27に突き当てる(S6)。
次に、第2折り動作終了かどうかを判断し(S7)、終了ならば、用紙を第2搬送路23から第5搬送路31へ搬送し、それから排出側へ搬送する(S8)。ステップ(S2)でZ折り処理無しならば、用紙を第1(ストレート)搬送路21から後処理装置2へ排出する。
上述した動作においてZ折りを行わない場合においても、切り換え爪20により、用紙にZ折り処理を施すZ折り手段を有する第2搬送路23側に切り換えて上記のように用紙を搬送することでスキュー補正後に最短距離で後処理装置2側へ用紙を搬送することが可能となる。
図6は本発明によるZ折り装置において折りを行わない場合の動作を説明するフローチャートである。図2及び図5において、先ず、画像形成装置1から用紙出力をスタートし、Z折り装置3で用紙を受け取る(S11)。
用紙を第2搬送路23側へ搬送する(S12)。次に、用紙を第1ストッパ24に突き当てる(S13)。スキュー補正終了かどうかを判断し(S14)、終了ならば、第1ストッパ24を矢印Bの位置に移動する(S15)。そこで、用紙が第4搬送路30から第5搬送路31に進入する(S16)。最後に、用紙は第5搬送路31から第1(ストレート)搬送路21を通り、排出側へと搬送される。
Z折り処理装置において、用紙にZ折処理を行わない場合にも、用紙のスキュー補正を行うことにより、下流側で処理する後処理装置2への用紙揃え精度を良くし、また紙詰まりの発生しにくい信頼性の高い後処理装置を提供することを可能にする。
図7は本発明によるZ折り装置の第2の実施の形態を示す全体構成図である。図8は第2の実施の形態のZ折り装置及びパンチユニットの全体回路を示す回路図である。画像形成装置に取り付けられたことを想定して以下に説明をする。
図7の第2の実施の形態の構成は、図1で説明した第1の実施の形態の構成と大部分同じであるので、同一部分には同一符号を付して、第2の実施の形態の構成についての単に重複する説明は省略する。
図8の第2の実施の形態のZ折り装置及びパンチユニットの全体回路を示す回路図は、全体として詳しく説明しないが、画像形成装置からの指示をCPUで処理し、図4で説明した機能に加えて、パンチ駆動モータM45、パンチユニットを移動するステッピングモータM47、横レジユニットを駆動するステッピングモータM30等を制御する。
図7には本発明に係わる穿孔ユニット34が配置されている。まず、画像形成装置1から搬送されてきた用紙の先端は穿孔ユニット34内の横レジ検知ユニット33(図9で後述)を通過し、その後、穿孔ユニット(パンチ処理部)34を通過する。
図9は横レジ検知ユニット及び穿孔ユニッを示す詳細正面図である。図10は横レジ検知ユニットを示す側面図である。図11は穿孔ユニットを示す側面図である。以下に、図7乃至図11を参照して詳細に説明する。
横レジ検知ユニット33に搬送されてきた用紙の搬送方向と平行な端部位置を検知するセンサ35は搬送方向と直交する方向(図10の右向き矢印方向)に移動可能に構成されている。
図10にてセンサ35は用紙ガイド36に装着されており、この用紙ガイド36はホルダ37に装着されている。このホルダ37は軸38を摺動しながら搬送方向と直交する方向(矢印方向)に移動する。ホルダ37にはタイミングベルト39が係合している。
このタイミングベルト39をステッピングモータM30とプーリ40間にかけて、ステッピングモータM30の回転によってタイミングベルト39が作動することによって、ホルダ37、用紙ガイド36、及びセンサ35が移動するようになっている。
また、センサ35のホームポジション(待機位置)は、ホルダ37の形状の1部分がセンサ35によって検知されることにより決定される。この待機位置から、ステッピングモータM30の駆動によって一連の部品を介して、センサ35が軸38に沿って移動して、用紙の搬送方向と平行な端部を検知するために右向き矢印方向に移動する。
図12は理想の通紙位置と実際の通紙位置との関係を示す概略図である。ここで、ステッピングモータM30(図10)の1パルス当たりのセンサ35の移動量をaとする。その時に、例えば、搬送されてくる用紙の横レジズレがなく理想的な位置に搬送されてきた場合、その用紙の搬送方向と平行な端部を検知するまでのセンサ35の待機位置からの移動量wを10aとする。
実際に、搬送されてきた用紙の搬送方向と平行な端部を検知するまでのセンサ35の移動量が11aとなった場合、11a−10a=1a分の距離の横レジズレが発生していることになる(図12参照)。この1a分のズレ量を補正するように穿孔ユニット34を搬送方向と直交する方向(図11の右向き矢印方向)に移動させる必要がある。
次に、図11を参照して穿孔ユニット34の穿孔方式を説明する。まず、穿孔ユニット34のパンチ刃41の上下動、すなわち、用紙に穿孔するための動作はモータM45からの駆動によって行われる。モータM45から1回転クラッチ44を介して軸46を1回転させる。
1回転クラッチ44をオンさせるのは、搬送されてきた用紙後端が入口センサ(図示せず)を通過して一定時間経過後に行われる。軸46が回転すると、この軸46に偏心して係合しているカム43が回転して、ホルダ42を上下動(図11の縦矢印方向)させる。ホルダ42の上下動によってパンチ刃41が上下動するようになっている。この動作によって、用紙にパンチ穴を穿孔する。
穿孔ユニット34は、用紙の搬送を一旦停止させて、パンチ穴を穿孔するプレスパンチ方式について説明しているが、本発明では、パンチ刃とダイを回転体に設けて、その回転によってパンチ刃とダイをあわせて用紙を搬送させながらパンチ穴を穿孔するロータリーパンチを用いることもできる。
次に、穿孔ユニット34の搬送方向と直交する方向(図11の右向き、左向き矢印方向)の移動方式を記載する。移動駆動源はステッピングモータM47であり、そこからタイミングベルト48を介してギヤ/プーリ49に伝達して回転させる。ギヤ/プーリ49のギヤにはラック50が噛み合っており、ギヤ/プーリ49の回転によってラック50が図11の左向き、右向き矢印方向に移動する。
ラック50はパンチ下ガイド板51に装着されており、穿孔用構成ユニット(パンチ刃41、パンチ上ガイド52、軸46、カム43、ホルダ42、1回転クラッチ44、モータM45)は全てそのパンチ下ガイド板51と結合しているので、ラック50の移動によって穿孔用構成ユニットが搬送方向と直交する方向(左向き、右向き矢印方向)に移動する。
ここで、ステッピングモータM47の1パルス当たりの穿孔用構成ユニットの移動量をbとする。前述したように横レジ検知ユニット33のステッピングモータM30の1パルスのセンサ35の移動量aと、上記移動量bとの関係が整数倍(例えば、2倍)に近似していると、移動量の関係式は、a=2×bとなっている。
前述のように用紙の横レジが1a分ずれていたとした場合、センサ35の1パルス分の移動距離がaだから1パルスの横レジズレが生じていることになる。従って、穿孔構成ユニットはステッピングモータM47に1a分の距離のパルスを入力する必要がある。
1パルスの移動距離の関係がa=2×bであるから、ステッピングモータM47に入力するパルス数はセンサ35から算出されたズレ量分のパルス数の2倍になる。
すなわち、センサ35からの端部位置情報をパルスにて認識し、それをCPU(図8)で用紙幅サイズ情報との比較によりその用紙の横レジズレ量を算出して、その算出結果をパルスにてステッピングモータM47に入力して穿孔用構成ユニットを移動させている。その時、ステッピングモータM47に入力するパルス数はa=2×b(移動量の関係式)から求められるので、パルスで移動させる誤差が少なくなり、かつ穴位置精度が向上する。
また、ズレ量に関係なく、常に穿孔用構成ユニットを移動させるステッピングモータM47に入力するパルス数はa=2×b(移動量の関係式)で式化されているためソフト制御も簡単にできる。
さらに、図10のセンサ35が右向き矢印方向に移動することによって搬送方向と平行な用紙端部を検知した後、その検知情報によって穿孔用構成ユニットが図11の右向き矢印方向に移動して穿孔するが、その前にセンサ35は待機位置に戻るという動作を行う。
すなわち、センサ35が用紙端部を検知した後には、次の用紙の端部を検知するために再び待機位置(図11の左向き矢印方向)に戻らなければならないため、迅速に戻れば戻るほど高生産性の画像形成装置にも対応できる。
センサ35の待機位置は、用紙の搬送を妨げない位置にする必要がある。その位置から搬送されてくる用紙の端部を読み取るために図10の右向き矢印方向の移動を開始するわけであるが、いろいろな幅に対応するためには、ガイド部材を用いながらセンサ35で端部の位置を読み取りにいく必要がある。
通常、固定されたガイド部材がセンサ35の稼動範囲に存在すると、このセンサ35の移動の妨げになるので、本発明の実施の形態では上ガイド53と下ガイド板54をセンサ35に装着した状態で一体的に移動する構成とした。
従って、用紙のガイドを兼ねて搬送性能を安定させながら、搬送方向と平行な端部を検知するセンサ35を移動させることができるのである。さらに、センサ35の右向き矢印方向の移動に伴って移動する上ガイド53は、固定されている固定上ガイド55と、また、下ガイド板54は、固定されている固定下ガイド56とオーバーラップしながら用紙ガイドを構成している
図13は本発明の第2の実施の形態の全体的な動作を説明するフローチャートである。図7及び図13において、先ず、画像形成装置1から用紙出力をスタートし、Z折り装置3で用紙を受け取る(S21)。
受け取った用紙を第2搬送路23へ搬送する(S22)。次に、用紙を第1ストッパ24に突き当てる(S23)。スキュー補正終了かどうかを判断し(S24)、終了ならば、Z折り処理を実施するかどうかを判断する(S25)。
Z折り処理実施ならば、用紙を第2搬送路23から第3搬送路29へ搬送する(S26)。次に、用紙にZ折り処理を実施し(S27)、その後、用紙を第3搬送路29から第5搬送路31へ搬送する(S28)。
ステップ(S25)でZ折り処理実施でないならば、第1ストッパ24を矢印Bの位置に移動し(S29)、用紙を第2搬送路23から第4搬送路30へ搬送する(S30)。次いで、用紙を第4搬送路30から第5搬送路31へ搬送する(S31)。
その後、パンチ処理実施かどうかを判断し(S32)、パンチ処理実施ならば、穿孔ユニット34で用紙に穿孔し(S33)、用紙を第5搬送路31から第1(ストレート)搬送路21を通り排出側へ搬送する(S33)。
このように、本発明の第2の実施の形態によれば、画像形成装置1(図7)より用紙をZ折り/パンチ処理装置3内の入口ローラ19に導き、U字搬送路側の第2搬送路23側に切り換えて第1ストッパ24によるスキュー補正部、及び折り処理部側にある第3搬送路29を通りさらに下流側の第5搬送路31、穿孔ユニット34を通って排紙ローラ22からZ折り/パンチ処理装置3の外へ排出されるような構成とする。
このように、Z折り処理部では、折り位置を決める第1ストッパ24がスキュー補正部を兼用している。穿孔ユニット34より上流側で単独駆動する搬送ローラを配置し、この搬送ローラを一旦停止させて用紙を搬送ローラに突き当てることでスキュー補正を行ってもよい。
従来、Z折り処理部とパンチ処理部で別々にスキュー補正機構を持っていたものを1つの装置内に配置することで、1つのスキュー補正機構をZ折り処理とパンチ処理の両方に兼用することが可能になり、より低コスト省スペースのZ折り/パンチ処理装置の提供が可能となる。
また、前述の動作において第2搬送路23内にあった櫛刃状の第1ストッパ24を第2搬送路23内から外に退避させた後に、第4搬送路30を通ってさらに下流の第5搬送路31に合流することで、その下流側に配置された穿孔ユニット34への搬送が可能となる。
すなわち、スキュー補正機構が第2搬送路23より退避した時に、その搬送経路を延長させて、折り終了後の搬送経路へ合流させることで省スペースで、なおかつ折り処理を行わない用紙を最短距離で穿孔ユニット34の入口部へ搬送可能になり、スキュー補正後の用紙を短時間で穿孔ユニット34へ搬送可能となり、処理時間の短縮を可能にする。
さらに、Z折りを行わない場合においても、切り換え爪20により、用紙にZ折り処理を施すZ折り手段を有する第2搬送路23側に切り換えて用紙を搬送し、穿孔ユニット34へ搬送させることにより、スキュー補正後に最短距離で穿孔ユニット34側へ用紙を搬送し、パンチ処理を実施することが可能となる。
すなわち、折り処理部でのZ折り処理を行う、行わないに拘わらず全ての用紙に対してスキュー補正を行うことで、下流側に配置された穿孔ユニット34の穴位置精度を良くし、また紙詰まりの発生しにくい信頼性の高い後処理装置を提供することを可能にする。
用紙後処理装置システム全体を示す概略図である。 本発明によるZ折り装置の第1の実施の形態を示す全体構成図である。 Z折りの形状を示す概略図である。 本発明によるZ折り装置の全体回路を示す回路図である。 本発明によるZ折り装置において折りを行なう場合の動作を説明するフローチャートである。 本発明によるZ折り装置において折りを行わない場合の動作を説明するフローチャートである。 本発明によるZ折り装置の第2の実施の形態を示す全体構成図である。 第2の実施の形態のZ折り装置及びパンチユニットの全体回路を示す回路図である。 横レジ検知ユニット及び穿孔ユニットを示す詳細正面図である。 横レジ検知ユニットを示す側面図である。 穿孔ユニットを示す側面図である。 理想の通紙位置と実際の通紙位置との関係を示す概略図である。 本発明の第2の実施の形態の全体的な動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置、2 後処理装置、3 Z折り装置(Z折り処理/パンチ処理装置)、21 第1搬送路、23 第2搬送路、24 スキュー補正機構(第1ストッパ、突き当て部材)、25 Z折り処理部(第1折りローラ)、26 Z折り処理部(第2折りローラ)、28 Z折り処理部(第3折りローラ)、29 第3搬送路、30 第4搬送路、31 第5搬送路、34 穿孔ユニット(パンチ処理部)

Claims (6)

  1. 画像形成装置より搬送されてくる用紙の先端を突き当てて用紙のスキューを補正するスキュー補正機構と、該スキュー補正機構によりスキュー補正した前記用紙をZ字形状に折り処理を行うZ折り処理部と、該Z折り処理部の下流側で前記Z折りされた用紙を積載し、前記用紙を揃えて綴じ処理を行う用紙後処理装置と、を備えている用紙後処理装置システムにおいて、
    前記スキュー補正機構は、前記用紙先端を突き当てる用紙停止位置と、該用紙を該用紙停止位置よりもさらに下流側へ通過させるために退避した退避位置との間を進退可能であることを特徴とする用紙後処理装置システム。
  2. 前記スキュー補正機構より下流側へ延びる搬送路を延長して折り処理後の搬送路に合流させることを特徴とする請求項1記載の用紙後処理装置システム。
  3. 前記用紙にZ折り処理を行わない場合には、前記スキュー補正機構によって用紙のスキュー補正を行った後に、前記スキュー補正機構を前記退避位置に移動させて前記用紙にZ折り処理をせずに、そのまま用紙後処理装置側へ搬送させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の用紙後処理装置システム。
  4. 画像形成装置より搬送されてくる用紙の先端を突き当てて用紙のスキュー補正を行うスキュー補正機構と、前記用紙をZ字形に折り処理をするZ折り処理部と、その下流側に配置されて前記用紙にパンチ穴を穿孔するパンチ処理部と、を1つの装置内に搭載したことを特徴とする用紙後処理装置システム。
  5. 前記スキュー補正機構の搬送路を延長して折り処理を行った後の搬送路に合流させ、その合流部よりさらに下流側の搬送路上にパンチ処理部を配置したことを特徴とする請求項4記載の用紙後処理装置システム。
  6. 前記用紙にZ折処理を行わない場合には、前記用紙のスキュー補正を行った後に、前記スキュー補正機構の突き当て部材を下流方向に退避させて前記用紙にZ折り処理をせずに、そのまま前記パンチ処理部側へ搬送させるように制御したことを特徴とする請求項4記載の用紙後処理装置システム。
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