JP2008001518A - 用紙後処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】横レジスト検知ユニット移動モータと穿孔ユニット移動モータとを同一のクロック信号で駆動した際でも生産性を落とすことなく安価に簡単な制御で穿孔位置を確保できる用紙後処理装置を提供する。
【解決手段】水平搬送路2と、穿孔ユニット1と、用紙端部検知センサ9を含んでいる横レジスト検知ユニット8と、横レジスト検知ユニット移動モータ24と、穿孔ユニット移動モータ15と、横レジスト検知ユニット移動モータ24及び穿孔ユニット移動モータ15を同一の制御信号で夫々駆動・制御する制御手段を備え、用紙端部検知センサ9により用紙端部を検知した後、横レジスト検知ユニット移動モータ24により用紙端部検知センサ9を待機位置に戻す際、穿孔ユニット移動モータ15による穿孔ユニット1の穿孔位置への移動を同時に行う。
【選択図】図1
【解決手段】水平搬送路2と、穿孔ユニット1と、用紙端部検知センサ9を含んでいる横レジスト検知ユニット8と、横レジスト検知ユニット移動モータ24と、穿孔ユニット移動モータ15と、横レジスト検知ユニット移動モータ24及び穿孔ユニット移動モータ15を同一の制御信号で夫々駆動・制御する制御手段を備え、用紙端部検知センサ9により用紙端部を検知した後、横レジスト検知ユニット移動モータ24により用紙端部検知センサ9を待機位置に戻す際、穿孔ユニット移動モータ15による穿孔ユニット1の穿孔位置への移動を同時に行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、複写機、プリンタ、印刷機、ファクシミリ等の画像形成装置により画像が形成された用紙類に対して所定の処理を施す、特に穿孔装置を備えた用紙後処理装置に関するものである。
複写機、プリンタ、印刷機、ファクシミリ等の画像形成装置においては、ファイルに綴じ込むためのパンチ孔を穿孔形成する穿孔処理装置を画像形成装置と組み合わせることにより、オフィスでの作業効率の向上を図っている。
このパンチ孔の穿孔処理においては、パンチ孔の位置に偏りがなく、用紙をファイルに綴じ込んだ際にきれいに揃うように各用紙に対して常に同一位置に行われることが重要である。
しかしながら、穿孔する際の用紙の姿勢、例えば、スキュー(斜行)や横レジズレ(用紙搬送方向に直交する方向への横ズレ)などがある場合、穿孔された穴位置がずれて穴の揃え精度が悪化し、一度にファイルできない、あるいはファイルしても用紙端部が不揃いとなってしまうという不具合があった。
このような不具合を解消するために、用紙のスキューを修正し、さらに用紙の搬送方向と直交する方向の一方の用紙端部を読み取って、その情報に基づいてズレを補正して穿孔し、穴位置精度を向上させる方法が確立されている(例えば、特許文献1乃至3参照)。
このパンチ孔の穿孔処理においては、パンチ孔の位置に偏りがなく、用紙をファイルに綴じ込んだ際にきれいに揃うように各用紙に対して常に同一位置に行われることが重要である。
しかしながら、穿孔する際の用紙の姿勢、例えば、スキュー(斜行)や横レジズレ(用紙搬送方向に直交する方向への横ズレ)などがある場合、穿孔された穴位置がずれて穴の揃え精度が悪化し、一度にファイルできない、あるいはファイルしても用紙端部が不揃いとなってしまうという不具合があった。
このような不具合を解消するために、用紙のスキューを修正し、さらに用紙の搬送方向と直交する方向の一方の用紙端部を読み取って、その情報に基づいてズレを補正して穿孔し、穴位置精度を向上させる方法が確立されている(例えば、特許文献1乃至3参照)。
例えば、特許文献1に開示された発明では、用紙穿孔装置は、用紙搬送手段によって搬送される用紙の搬送方向と平行な端部を検知するための用紙端部検知手段と、この用紙端部検知手段を用紙搬送方向と直交する方向に移動させる第1の移動手段と、前記用紙端部検知手段により検知された用紙の搬送方向と平行な端部の位置情報に基づいて穿孔手段を用紙搬送方向と直交する方向に移動させる第2の移動手段とを有している。
かかる用紙穿孔装置では、第1の移動手段を予め設定されたパルス比で駆動させ、その用紙端部の位置情報に基づいて第2の移動手段を駆動して穿孔位置を移動させることにより、用紙端部に対する穿孔位置を揃えて穿孔できるようにしている。
一般的に用紙後処理装置においては、従来からの用紙搬送や揃え機構に加え、パンチや折り加工など付随する機能が増えるに従って駆動手段(例えば、ステッピングモータ)が増える傾向にあり、その駆動・制御をできるだけ安価な制御装置(CPU)で行うために、ステッピングモータの制御に用いるクロック信号を複数のステッピングモータで共有して使用している。
ここで、CPUからのクロック信号は各モータ固有の信号であり、同時に駆動が必要な箇所についてはどちらか一方が正しく制御できなくなってしまうために、クロック信号を共有するステッピングモータは原則的には同時に駆動が必要な箇所であってはならない。
特開2003−128337公報
特開平10−279170号公報
特開2003−267621公報
かかる用紙穿孔装置では、第1の移動手段を予め設定されたパルス比で駆動させ、その用紙端部の位置情報に基づいて第2の移動手段を駆動して穿孔位置を移動させることにより、用紙端部に対する穿孔位置を揃えて穿孔できるようにしている。
一般的に用紙後処理装置においては、従来からの用紙搬送や揃え機構に加え、パンチや折り加工など付随する機能が増えるに従って駆動手段(例えば、ステッピングモータ)が増える傾向にあり、その駆動・制御をできるだけ安価な制御装置(CPU)で行うために、ステッピングモータの制御に用いるクロック信号を複数のステッピングモータで共有して使用している。
ここで、CPUからのクロック信号は各モータ固有の信号であり、同時に駆動が必要な箇所についてはどちらか一方が正しく制御できなくなってしまうために、クロック信号を共有するステッピングモータは原則的には同時に駆動が必要な箇所であってはならない。
しかしながら、特許文献1の技術では、用紙端部検知手段により用紙端部を検出した時には、用紙端部検知手段を待機位置に戻すことを特徴としている。上記のように第1の移動手段と第2の移動手段とを同一のクロック信号で駆動しようとした場合、第1の移動手段の駆動終了後に第2の移動手段を駆動させねばならず、用紙端面検知から穿孔動作まで一連の作業に時間が掛かってしまい、結果的に画像形成処理速度(生産性)が低下してしまうという問題がある。
そこで、本発明の目的は、上述した実情を考慮して、第1の駆動手段と第2の駆動手段とを同一のクロック信号で駆動した際でも生産性を落とすことなく、安価に簡単な制御で穿孔位置を確保できる用紙後処理装置を提供することにある。
そこで、本発明の目的は、上述した実情を考慮して、第1の駆動手段と第2の駆動手段とを同一のクロック信号で駆動した際でも生産性を落とすことなく、安価に簡単な制御で穿孔位置を確保できる用紙後処理装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、用紙を搬送する用紙搬送手段と、該用紙搬送手段により搬送される用紙に穿孔する穿孔手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙の搬送方向と平行な端部を検知する用紙端部検知手段を含んでいる横レジスト検知手段と、前記用紙端部検知手段を用紙搬送方向と直交する方向に移動させる第1の駆動手段と、前記用紙端部検知手段の情報に基づいて前記穿孔手段を用紙搬送方向と直交する方向に移動させる第2の駆動手段と、前記第1及び第2の駆動手段を同一の制御信号で夫々駆動・制御する制御手段を備え、前記用紙端部検知手段により用紙端部を検知した後、前記第1の駆動手段により前記用紙端部検知手段を待機位置に戻す際、前記第2の駆動手段による前記穿孔手段の穿孔位置への移動を同時に行う用紙後処理装置を特徴とする。
また請求項2に記載の発明は、前記制御手段が、前記穿孔手段により用紙に穿孔した後、前記第2の駆動手段により前記穿孔手段を待機位置に戻す際、前記第1の駆動手段による前記用紙端部検知手段の次用紙端部検知位置への移動を同時に行うように駆動・制御する請求項1記載の用紙後処理装置を特徴とする。
また請求項2に記載の発明は、前記制御手段が、前記穿孔手段により用紙に穿孔した後、前記第2の駆動手段により前記穿孔手段を待機位置に戻す際、前記第1の駆動手段による前記用紙端部検知手段の次用紙端部検知位置への移動を同時に行うように駆動・制御する請求項1記載の用紙後処理装置を特徴とする。
本発明によれば、制御手段の同一の制御信号(CPUクロック信号)を用いて、第1の駆動手段である用紙端部検知センサの横レジ検知ユニット移動モータ(ステッピングモータ)の駆動によって用紙端部検知センサを待機位置まで戻す動作を、第2の駆動手段である穿孔ユニット移動モータ(ステッピングモータ)の駆動によって穿孔構成要素を待機位置から算出されたズレ量を補正する位置まで移動させる動作が完了する前に開始することができるので、処理サイクルを迅速に行うことができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は画像形成装置から搬送されてくる用紙を受け取って穿孔するための用紙穿孔ユニットを備えた用紙後処理装置の第1の実施形態を示す概略図である。
図1では用紙穿孔ユニット1は画像形成装置CPの下流に併設される用紙後処理装置FR内部に組み込まれている。図1において、用紙後処理装置FRは、穿孔ユニット1、入口搬送路2a、水平搬送路2、上搬送路3、下搬送路4と、ステイプル処理トレイ5と上下2つの処理トレイT1とT2、及びパンチカス回収容器32から構成されている。
図2は画像形成装置から搬送されてくる用紙を受け取って穿孔するための用紙穿孔ユニットを備えた用紙後処理装置の第2の実施形態を示す概略図である。図2において、図1と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
第2の実施形態では、穿孔ユニット1は、図2に示すように用紙後処理装置FRの外部に、即ち画像形成装置CPとこの下流に併設される用紙後処理装置FRとの間に設置されている。
図1は画像形成装置から搬送されてくる用紙を受け取って穿孔するための用紙穿孔ユニットを備えた用紙後処理装置の第1の実施形態を示す概略図である。
図1では用紙穿孔ユニット1は画像形成装置CPの下流に併設される用紙後処理装置FR内部に組み込まれている。図1において、用紙後処理装置FRは、穿孔ユニット1、入口搬送路2a、水平搬送路2、上搬送路3、下搬送路4と、ステイプル処理トレイ5と上下2つの処理トレイT1とT2、及びパンチカス回収容器32から構成されている。
図2は画像形成装置から搬送されてくる用紙を受け取って穿孔するための用紙穿孔ユニットを備えた用紙後処理装置の第2の実施形態を示す概略図である。図2において、図1と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
第2の実施形態では、穿孔ユニット1は、図2に示すように用紙後処理装置FRの外部に、即ち画像形成装置CPとこの下流に併設される用紙後処理装置FRとの間に設置されている。
図3は用紙穿孔ユニット及び横レジスト検知ユニットを示す正面図である。
図1及び図2の水平搬送経路2の上流には、図3に示すように用紙後処理装置FR(図示せず)の入口ローラ対として機能するスキュー補正ローラ対6、入口センサ7、横レジスト検知ユニット8、穿孔ユニット1、及びパンチカス回収容器32が設置されている。
横レジスト検知ユニット8は穿孔ユニット1の用紙搬送方向上流側に設けられ、さらに、この横レジスト検知ユニット8には用紙搬送方向と平行な用紙端部を検出する用紙端部検知センサ9が設けられている。
穿孔ユニット1は、パンチ刃10と、このパンチ刃10の上端部に設けられたホルダ11、このホルダ11内にあり且つ軸19に偏心して取り付けられているカム12、クラッチ13、クラッチ13を介してパンチ刃10を駆動するパンチ刃駆動モータ14、パンチ刃10を用紙搬送方向と直交する方向に移動させるステッピングモータ15、タイミングベルト16、ギア/プーリ17、及び上下ガイド18からなっており、下ガイド18の下方にはパンチカス回収容器32が設置されている。
図1及び図2の水平搬送経路2の上流には、図3に示すように用紙後処理装置FR(図示せず)の入口ローラ対として機能するスキュー補正ローラ対6、入口センサ7、横レジスト検知ユニット8、穿孔ユニット1、及びパンチカス回収容器32が設置されている。
横レジスト検知ユニット8は穿孔ユニット1の用紙搬送方向上流側に設けられ、さらに、この横レジスト検知ユニット8には用紙搬送方向と平行な用紙端部を検出する用紙端部検知センサ9が設けられている。
穿孔ユニット1は、パンチ刃10と、このパンチ刃10の上端部に設けられたホルダ11、このホルダ11内にあり且つ軸19に偏心して取り付けられているカム12、クラッチ13、クラッチ13を介してパンチ刃10を駆動するパンチ刃駆動モータ14、パンチ刃10を用紙搬送方向と直交する方向に移動させるステッピングモータ15、タイミングベルト16、ギア/プーリ17、及び上下ガイド18からなっており、下ガイド18の下方にはパンチカス回収容器32が設置されている。
図4は横レジスト検知ユニットの構成を示す概略側面図である。図5は穿孔ユニットの構成を示す概略側面図である。図4及び図5を参照して横レジスト検知ユニット8及び穿孔ユニット1を説明する。
図1及び図2に関連して説明されたように、概略構成された用紙後処理装置FRでは、画像形成装置CPから搬送されてきた用紙は、スキュー補正ローラ対6によってスキュー補正され、次に横レジスト検知ユニット8を通過し、穿孔ユニット1に至る。
横レジスト検知ユニット8に搬送されてきた用紙の搬送方向と平行な端部位置を検知する用紙端部検知センサ9は、用紙搬送方向と直交する方向(図4左右方向)に移動可能に構成されている。また、用紙端部検知センサ9は用紙ガイド20に装着されており、この用紙ガイド20はホルダ21に装着されている。
ホルダ21は軸22上を用紙搬送方向と直交する方向(図4左右方向)に移動する。ホルダ21にはタイミングベルト23が取り付けられており、このタイミングベルト23はステッピングモータ24の駆動プーリ25と従動プーリ26間に張架されている。ステッピングモータ24の回転によって用紙端部検知センサ9、用紙ガイド20及びホルダ21は用紙搬送方向と直交する方向に往復運動可能となる。
また用紙端部検知センサ9のホームポジション(HP)である待機位置は、ホルダ21の形状の一部をホームポジションセンサ27によって検知することによって決定される。
図1及び図2に関連して説明されたように、概略構成された用紙後処理装置FRでは、画像形成装置CPから搬送されてきた用紙は、スキュー補正ローラ対6によってスキュー補正され、次に横レジスト検知ユニット8を通過し、穿孔ユニット1に至る。
横レジスト検知ユニット8に搬送されてきた用紙の搬送方向と平行な端部位置を検知する用紙端部検知センサ9は、用紙搬送方向と直交する方向(図4左右方向)に移動可能に構成されている。また、用紙端部検知センサ9は用紙ガイド20に装着されており、この用紙ガイド20はホルダ21に装着されている。
ホルダ21は軸22上を用紙搬送方向と直交する方向(図4左右方向)に移動する。ホルダ21にはタイミングベルト23が取り付けられており、このタイミングベルト23はステッピングモータ24の駆動プーリ25と従動プーリ26間に張架されている。ステッピングモータ24の回転によって用紙端部検知センサ9、用紙ガイド20及びホルダ21は用紙搬送方向と直交する方向に往復運動可能となる。
また用紙端部検知センサ9のホームポジション(HP)である待機位置は、ホルダ21の形状の一部をホームポジションセンサ27によって検知することによって決定される。
用紙端部検知センサ9は、このホームポジションで待機し、ステッピングモータ24を駆動源とするタイミングベルト23の回転に応じて軸22上を移動し、用紙搬送方向と平行な用紙端部を検出するために、図4において左方向へ移動する。
ここで、用紙端部検知センサ9によって検出された、横レジストズレの無い理想の用紙位置からの用紙の横ズレに応じて、この横ズレ量を補正するように穿孔ユニット1を用紙搬送方向と直交する方向(図5左矢印方向)に移動させる必要がある。
一方、前述のように構成された穿孔ユニット1は、以下のように穿孔動作を行う。先ず、図5において、穿孔動作は穿孔ユニット1のパンチ刃10の上下動、即ち、パンチ刃駆動モータ14の駆動によって行われる。
その際、パンチ刃駆動モータ14からクラッチ13を介して軸19を1回転させる。軸19が1回転すると、軸19に偏心して取り付けられているカム12が回転してホルダ11を上下動(図5縦矢印方向)させる。このホルダ11の上下動によってパンチ刃10が上下動し、下方向への移動の際に用紙にパンチ穴を穿孔する。
なお、この実施形態における穿孔ユニット1は、用紙の搬送を一旦停止させて穿孔動作を行うプレスパンチ方式について説明しているが、本発明ではパンチ刃を回転体に設けて、穿孔動作を、その回転によって用紙を搬送させながら行うことができるロータリーパンチ方式にも適用できる。
ここで、用紙端部検知センサ9によって検出された、横レジストズレの無い理想の用紙位置からの用紙の横ズレに応じて、この横ズレ量を補正するように穿孔ユニット1を用紙搬送方向と直交する方向(図5左矢印方向)に移動させる必要がある。
一方、前述のように構成された穿孔ユニット1は、以下のように穿孔動作を行う。先ず、図5において、穿孔動作は穿孔ユニット1のパンチ刃10の上下動、即ち、パンチ刃駆動モータ14の駆動によって行われる。
その際、パンチ刃駆動モータ14からクラッチ13を介して軸19を1回転させる。軸19が1回転すると、軸19に偏心して取り付けられているカム12が回転してホルダ11を上下動(図5縦矢印方向)させる。このホルダ11の上下動によってパンチ刃10が上下動し、下方向への移動の際に用紙にパンチ穴を穿孔する。
なお、この実施形態における穿孔ユニット1は、用紙の搬送を一旦停止させて穿孔動作を行うプレスパンチ方式について説明しているが、本発明ではパンチ刃を回転体に設けて、穿孔動作を、その回転によって用紙を搬送させながら行うことができるロータリーパンチ方式にも適用できる。
このようにして穿孔する場合、穿孔ユニット1を前述の横ズレに応じて用紙搬送方向と直交する方向(図5左矢印方向)に移動させ、位置決めする必要がある。移動は前述のステッピングモータ15を駆動源として行われ、ステッピングモータ15の駆動プーリ28からタイミングベルト16を介してギア/プーリ17に伝達して回転させる。
ギア/プーリ17のギアにはラック29が噛み合っており、ギア/プーリ17の回転によってラック29が図5の左右矢印方向に移動し、このラック29はパンチ下ガイド板18に取り付けられている。
前述のパンチ刃10、ホルダ11、カム12、クラッチ13、パンチ刃駆動モータ14、軸19など穿孔に必要な各穿孔手段構成要素は、図示してないが適宜な方法で全てパンチ下ガイド板18と結合されているので、ラック29の移動によって前記各穿孔手段構成要素は全て用紙搬送方向と直交する方向に移動することとなる。また、ホームポジション(HP)である待機位置は、穿孔手段構成要素の一部をホームポジションセンサ31によって検知することによって決定される。
前述の用紙端部検知センサ9からの用紙端部位置情報を、図示してない制御回路のCPUによって用紙サイズ毎の横レジストズレの無い理想の用紙位置情報と比較し、その用紙の横レジストのズレ量を算出し、その結果によりステッピングモータ15を駆動させて前記各穿孔手段構成要素を移動させる。これにより用紙へのパンチ穴の穿孔をより高い位置精度で実現することができる。
ギア/プーリ17のギアにはラック29が噛み合っており、ギア/プーリ17の回転によってラック29が図5の左右矢印方向に移動し、このラック29はパンチ下ガイド板18に取り付けられている。
前述のパンチ刃10、ホルダ11、カム12、クラッチ13、パンチ刃駆動モータ14、軸19など穿孔に必要な各穿孔手段構成要素は、図示してないが適宜な方法で全てパンチ下ガイド板18と結合されているので、ラック29の移動によって前記各穿孔手段構成要素は全て用紙搬送方向と直交する方向に移動することとなる。また、ホームポジション(HP)である待機位置は、穿孔手段構成要素の一部をホームポジションセンサ31によって検知することによって決定される。
前述の用紙端部検知センサ9からの用紙端部位置情報を、図示してない制御回路のCPUによって用紙サイズ毎の横レジストズレの無い理想の用紙位置情報と比較し、その用紙の横レジストのズレ量を算出し、その結果によりステッピングモータ15を駆動させて前記各穿孔手段構成要素を移動させる。これにより用紙へのパンチ穴の穿孔をより高い位置精度で実現することができる。
本実施形態では、図4の用紙端部検知センサ9が図示矢印左方向に移動することによって用紙搬送方向と平行な用紙端部を検出した後、その用紙端面情報によって各穿孔手段構成要素を図5の矢印左方向に移動して穿孔するが、各穿孔手段構成要素の移動の前に用紙端部検知センサ9は待機位置に戻る。
即ち、用紙端部検知センサ9が用紙端部を検知した後には、次用紙のズレ量を検知するために、再びそのホームポジションである待機位置(図4右矢印方向)に戻らなければならない。
即ち、用紙端部検知センサ9が用紙端部を検知した後には、次用紙のズレ量を検知するために、再びそのホームポジションである待機位置(図4右矢印方向)に戻らなければならない。
図6はステッピングモータを制御するための制御回路内のCPUからのクロック信号を共通とした場合の用紙端部検知から穿孔完了まで一連の動作を説明するフローチャートである。図3乃至図6を参照して、ステッピングモータ15、24を制御するための制御回路内のCPUからのクロック信号を共通とした場合に、一連の用紙端部検知から穿孔完了までの処理は、まず、用紙が所定位置に到達する(S1)。次に、ステッピングモータ24の駆動によって用紙端部検知センサ9を待機位置から移動させ(S2)、次いで、用紙端部検知センサ9が用紙端部を検知する(S3)。制御回路内CPUによって理想用紙位置からの当該用紙の横レジズレ量を算出する(S4)。次に、ステッピングモータ24の駆動によって用紙端部検知センサ9を待機位置まで戻す(S5)。
次いで、ステッピングモータ15を駆動して、穿孔手段構成要素を、待機位置から算出されたズレ量を補正する位置まで移動させる(S6)。続いて、穿孔動作を行ない(S7)、用紙を次工程へ搬送する(S8)。次に、ステッピングモータ15を駆動して、穿孔手段構成要素を待機位置まで戻す(S9)。最後に、次用紙があるかどうかを判断し(S10)、次用紙があれば、次用紙を受け入れてステップS1に戻り、次用紙がなければ、処理を終了する。
次いで、ステッピングモータ15を駆動して、穿孔手段構成要素を、待機位置から算出されたズレ量を補正する位置まで移動させる(S6)。続いて、穿孔動作を行ない(S7)、用紙を次工程へ搬送する(S8)。次に、ステッピングモータ15を駆動して、穿孔手段構成要素を待機位置まで戻す(S9)。最後に、次用紙があるかどうかを判断し(S10)、次用紙があれば、次用紙を受け入れてステップS1に戻り、次用紙がなければ、処理を終了する。
このように、上記処理では用紙端部検知センサ9と穿孔手段構成要素の移動を同時に行っていないため、複数の用紙を穿孔処理する際、一連の処理に時間が掛かってしまい、高生産性の画像形成装置に対応できない可能性がある。
そこで、複数の用紙を穿孔処理する際はステップS1〜S10の処理サイクルを複数回行うことになるため、同時に行っても支障の無い動作を夫々同期して行うこととする。
具体的には、ステップS5においてステッピングモータ24の駆動によって用紙端部検知センサ9を待機位置まで戻す動作は、ホルダ21の形状の一部がホームポジションセンサ27によって検知されるまでステッピングモータ24を駆動させればよい。この場合、精度良く位置制御する必要は無いため、ステップS6でステッピングモータ15の駆動によって穿孔手段構成要素を待機位置から算出されたズレ量を補正する位置まで移動させる動作に同期して行う。これにより、ステップS6の動作をステップS5の動作が完了する前に開始することができ、処理サイクルを迅速に行うことができる。
そこで、複数の用紙を穿孔処理する際はステップS1〜S10の処理サイクルを複数回行うことになるため、同時に行っても支障の無い動作を夫々同期して行うこととする。
具体的には、ステップS5においてステッピングモータ24の駆動によって用紙端部検知センサ9を待機位置まで戻す動作は、ホルダ21の形状の一部がホームポジションセンサ27によって検知されるまでステッピングモータ24を駆動させればよい。この場合、精度良く位置制御する必要は無いため、ステップS6でステッピングモータ15の駆動によって穿孔手段構成要素を待機位置から算出されたズレ量を補正する位置まで移動させる動作に同期して行う。これにより、ステップS6の動作をステップS5の動作が完了する前に開始することができ、処理サイクルを迅速に行うことができる。
さらに、ステップS9においてステッピングモータ15の駆動によって穿孔手段構成要素を待機位置まで戻す動作も、穿孔構成要素の一部がホームポジションセンサ31によって検知されるまでステッピングモータ15を駆動させればよいだけである。
この場合、精度良く位置制御する必要は無いため、次用紙の用紙端部検出を行うためにステッピングモータ24の駆動によって用紙端部検知センサ9を待機位置から移動させるS2と同期させる。これにより、次用紙のステップS2を前用紙のステップS9完了前に開始することができるので、処理サイクルをさらに迅速に行うことができる。
このように、第2の駆動手段であるステッピングモータ15の駆動によって穿孔手段構成要素を待機位置まで戻す動作を、次用紙の用紙端部検知を行うために第1の駆動手段であるステッピングモータ24の駆動によって用紙端部検知センサ9を待機位置から移動させるステップS2と同期させる。これにより、次用紙のステップS2を前用紙のステップS9完了前に開始することができるので、処理サイクルをさらに迅速に行うことができる。
この場合、精度良く位置制御する必要は無いため、次用紙の用紙端部検出を行うためにステッピングモータ24の駆動によって用紙端部検知センサ9を待機位置から移動させるS2と同期させる。これにより、次用紙のステップS2を前用紙のステップS9完了前に開始することができるので、処理サイクルをさらに迅速に行うことができる。
このように、第2の駆動手段であるステッピングモータ15の駆動によって穿孔手段構成要素を待機位置まで戻す動作を、次用紙の用紙端部検知を行うために第1の駆動手段であるステッピングモータ24の駆動によって用紙端部検知センサ9を待機位置から移動させるステップS2と同期させる。これにより、次用紙のステップS2を前用紙のステップS9完了前に開始することができるので、処理サイクルをさらに迅速に行うことができる。
図7は2つのモータを別々のクロック信号で制御する場合を示すタイミングチャートである。図8は2つのモータを同一のクロック信号で制御する場合に別々に駆動されるモータのタイミングチャートである。図9は本発明により制御する場合を示すタイミングチャートである。
図7には、比較のために、従来機における2つのモータを別々のクロック信号で制御する場合のタイミングチャートを示しており、この場合には2つのモータを同時に駆動・制御することができる。
図7には、比較のために、従来機における2つのモータを別々のクロック信号で制御する場合のタイミングチャートを示しており、この場合には2つのモータを同時に駆動・制御することができる。
図8には、比較のために、特許文献1に関連して説明した2つのモータを同一のクロック信号で別々に駆動・制御する場合のタイミングチャートが示されており、図示してない制御回路のCPUのクロック出力ポートには限りがあるため、共通のクロック信号で2つのモータを制御したいが、これらの2つのモータを同時に制御することはできない。
図9には、本発明により制御する場合のタイミングチャートが示されており、横レジ検知ユニット移動モータ24(第1の駆動手段)が駆動中に、この横レジ検知ユニット移動モータ24を駆動・制御する制御回路のCPUのクロック信号を用いて、ホームポジション(HP)へ戻る方向への穿孔ユニット移動モータ15(第2の駆動手段)の駆動を行う。かかる制御により、高生産性の画像形成装置にも対応が可能となる。
図9には、本発明により制御する場合のタイミングチャートが示されており、横レジ検知ユニット移動モータ24(第1の駆動手段)が駆動中に、この横レジ検知ユニット移動モータ24を駆動・制御する制御回路のCPUのクロック信号を用いて、ホームポジション(HP)へ戻る方向への穿孔ユニット移動モータ15(第2の駆動手段)の駆動を行う。かかる制御により、高生産性の画像形成装置にも対応が可能となる。
CP 画像形成装置、FR 用紙後処理装置、CPU 制御手段、1 穿孔手段(穿孔ユニット)、2 用紙搬送手段(水平搬送路)、8 横レジスト検知手段(横レジスト検知ユニット)、9 用紙端部検知手段(用紙端部検知センサ)、15 第2の駆動手段(穿孔ユニット移動モータ)、24 第1の駆動手段(横レジスト検知ユニット移動モータ)
Claims (2)
- 用紙を搬送する用紙搬送手段と、該用紙搬送手段により搬送される用紙に穿孔する穿孔手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙の搬送方向と平行な端部を検知する用紙端部検知手段を含んでいる横レジスト検知手段と、前記用紙端部検知手段を用紙搬送方向と直交する方向に移動させる第1の駆動手段と、前記用紙端部検知手段の情報に基づいて前記穿孔手段を用紙搬送方向と直交する方向に移動させる第2の駆動手段と、前記第1及び第2の駆動手段を同一の制御信号で夫々駆動・制御する制御手段を備え、前記用紙端部検知手段により用紙端部を検知した後、前記第1の駆動手段により前記用紙端部検知手段を待機位置に戻す際、前記第2の駆動手段による前記穿孔手段の穿孔位置への移動を同時に行うことを特徴とする用紙後処理装置。
- 前記制御手段は、前記穿孔手段により用紙に穿孔した後、前記第2の駆動手段により前記穿孔手段を待機位置に戻す際、前記第1の駆動手段による前記用紙端部検知手段の次用紙端部検知位置への移動を同時に行うように駆動・制御することを特徴とする請求項1記載の用紙後処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006175924A JP2008001518A (ja) | 2006-06-26 | 2006-06-26 | 用紙後処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006175924A JP2008001518A (ja) | 2006-06-26 | 2006-06-26 | 用紙後処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008001518A true JP2008001518A (ja) | 2008-01-10 |
Family
ID=39006218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006175924A Pending JP2008001518A (ja) | 2006-06-26 | 2006-06-26 | 用紙後処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008001518A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010018438A (ja) * | 2008-07-08 | 2010-01-28 | Toshiba Corp | 用紙後処理装置、用紙穿孔装置及び用紙穿孔装置の制御方法 |
JP2011001138A (ja) * | 2009-06-16 | 2011-01-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置及び記録材処理装置 |
JP2012006750A (ja) * | 2010-06-28 | 2012-01-12 | Ricoh Co Ltd | 用紙後処理装置及び画像形成装置 |
KR20170137219A (ko) * | 2008-09-08 | 2017-12-12 | 사우디 아람코 테크놀로지스 컴퍼니 | 폴리카보네이트 폴리올 조성물 |
-
2006
- 2006-06-26 JP JP2006175924A patent/JP2008001518A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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