JP2007137368A - 車両用音響システム - Google Patents

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Michiyo Nonoyama
倫代 野々山
Sukeaki Ide
祐昭 井出
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Abstract

【課題】車室に高音質の音場を形成する。
【解決手段】車両用音響システム10では、インストルメントパネル20内のエンクロージャ32に設けられたマイクロスピーカが、インストルメントパネル20をバッフル板として利用すると共に、インストルメントパネル20の上側へ連通孔26を介して直接音を送り出し、かつ、空調ダクト30を介して吹出口28から遅延音を車室14へ送り出す。このため、インストルメントパネル20上側への直接音、フロントウインドシールド24による直接音の反射音、インストルメントパネル20により増幅された中低域音、吹出口28からの遅延音、及び、これらの反射音によって、インストルメントパネル20よりも上側を中心に音場を形成でき、小音量でも音の明瞭度の高い空間を形成できて、車室14に高音質の音場を形成できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用音響システムに関する。
車両用音響システムとしては、上方フェイス吹出口近傍にスピーカを配置して、スピーカによる音を上方フェイス吹出口を通して車室内へ出すものがある(例えば、特許文献1参照)。
ここで、このような車両用音響システムでは、車室に高音質の音場を形成することが望まれている。
特開2001−341584公報
本発明は、上記事実を考慮し、車室に高音質の音場を形成できる車両用音響システムを得ることが目的である。
請求項1に記載の車両用音響システムは、車両のインストルメントパネル内に設けられると共に、所定の線上に配置され、前記インストルメントパネルをバッフル板として利用すると共に、前記インストルメントパネルの上側へ音を送り出す音源ユニットと、前記音源ユニットによる音及び空気を車室へ送り出すダクトと、を備えている。
請求項2に記載の車両用音響システムは、請求項1に記載の車両用音響システムにおいて、前記音源ユニットが所定の線上に配置されたエンクロージャと、前記エンクロージャと前記ダクトとを連通する連通部材と、を備えたことを特徴としている。
請求項3に記載の車両用音響システムは、請求項1に記載の車両用音響システムにおいて、前記ダクトにおいて前記音源ユニットを所定の線上に配置した、ことを特徴としている。
請求項4に記載の車両用音響システムは、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の車両用音響システムにおいて、前記音源ユニットを小型かつ薄型にした、ことを特徴としている。
請求項1に記載の車両用音響システムでは、車両のインストルメントパネル内に設けられた音源ユニットが、インストルメントパネルをバッフル板として利用すると共に、インストルメントパネルの上側へ音を送り出す。さらに、空気を車室へ送り出すダクトが、音源ユニットによる音を車室へ送り出す。
このため、インストルメントパネル上側への直接音、インストルメントパネル上側の車室周面による直接音の反射音、インストルメントパネルにより増幅された低域音、及び、ダクトからの遅延音が車室へ送り出されることで、車室においてインストルメントパネルよりも上側を中心に音場を形成することができる。これにより、車室に小音量でも音の明瞭度の高い空間を形成することができ、車室に高音質の音場を形成することができる。
さらに、音源ユニットが所定の線上に配置されている。このため、音源ユニットの配置方向の音像定位が明確になり、方向性を有する音を車室に送り出すことができる。
請求項2に記載の車両用音響システムでは、エンクロージャにおいて音源ユニットが所定の線上に配置されており、エンクロージャとダクトとを連通部材が連通している。このため、エンクロージャを連通部材によってダクトに連通する構成変更のみで、音源ユニットによる音をダクトから車室へ送り出すことができると共に、エンクロージャの容量及び連通部材の長さを調整することで、ダクトから車室への音の音質を調整することができる。
請求項3に記載の車両用音響システムでは、ダクトにおいて音源ユニットを所定の線上に配置したため、大きく構成を変更することなく簡単に音源ユニットによる音をダクトから車室へ送り出すことができる。
請求項4に記載の車両用音響システムでは、音源ユニットが小型かつ薄型にされているため、省スペースを図ることができる。
図1には、本発明の実施の形態に係る車両用音響システム10(車両用オーディオシステム)が適用されて構成された車両12の車室14が車両左斜め後方から見た斜視図にて示されており、図2には、車両12が上方から見た概略図にて示されている。さらに、図3には、車両用音響システム10の主要部が車両左側から見た断面図(図1の3−3線断面図)にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、上方を矢印UPで示す。
本実施の形態における車両12の車室14には、車両前側の車両右側部分及び車両左側部分において一対の前席16(運転席及び助手席)が設けられると共に、車両後側の車幅方向全体において後席18が設けられている。
車室14の車両前側端には、上下方向中間部において、インストルメントパネル20が設けられており、インストルメントパネル20内には、円軸状のリンホース22が設けられている。リンホース22の車幅方向両端は車体に固定されており、リンホース22にインストルメントパネル20が取り付けられることで、インストルメントパネル20が固定かつ補強されている。
インストルメントパネル20の上方には、フロントウインドシールド24(フロントガラス)が設けられており、フロントウインドシールド24は、車室14の車両前側かつ上側の周面を構成している。
インストルメントパネル20の車両前側端には、連通孔26が貫通形成されており、連通孔26は、インストルメントパネル20内を上側へ開放すると共に、車幅方向へ長尺にされてインストルメントパネル20の車幅方向両端間に配置されている。インストルメントパネル20の車幅方向両端には、吹出口28(開口部)が貫通形成されており、吹出口28は、インストルメントパネル20内を車両後側へ開放している。
吹出口28には、ダクトとしての円管状の空調ダクト30の一端が連通されており、空調ダクト30は、樹脂製(例えば塩化ビニール製又はポリプロピレン製)にされて、可撓性を有している。空調ダクト30は、インストルメントパネル20内に配置されて、他端が車両12の空調機構(図示省略)に連通されており、空調機構が作動されて温度や湿度を調整した空気を空調ダクト30へ送風することで、当該空気が吹出口28から車室14に車両後側へ向けて吹き出される。
空調ダクト30の中間部は、部分的に拡径されて、円筒形容器状のエンクロージャ32が設けられており、エンクロージャ32内は空調ダクト30内に連通されている。エンクロージャ32は、空調ダクト30と同様に、樹脂製(例えば塩化ビニール製又はポリプロピレン製)にされて、可撓性を有しており、エンクロージャ32の軸方向は、略車幅方向に配置されている。
図4に詳細に示す如く、エンクロージャ32の周壁には、音源ユニットとしての矩形状のマイクロスピーカ34が複数設けられており、複数のマイクロスピーカ34は、それぞれ小型かつ薄型(平面状)のスピーカユニット(発音体)にされて、エンクロージャ32の軸方向に平行な同一直線上に互いに接近されて配置されている。
マイクロスピーカ34の全周は、矩形枠状の固定板36に固定されており、固定板36がエンクロージャ32の周壁に間隙なく固定されて、マイクロスピーカ34の裏側がエンクロージャ32の内側に開放されると共に、マイクロスピーカ34の表側がエンクロージャ32の外側に開放されている。固定板36は、インストルメントパネル20の内面に連通孔26の車両前側及び車両後側において間隙なく固定(接合)されて、インストルメントパネル20と連続されており、これにより、マイクロスピーカ34がインストルメントパネル20に固定されて、マイクロスピーカ34の表側が連通孔26を介してインストルメントパネル20の上側に開放されている。
車室14の車両後側端(後席18よりも車両後側)には、上下方向中間の車幅方向両端部において、追加スピーカとしての球状の球体スピーカ38(無指向スピーカ)が設けられている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成の車両用音響システム10では、インストルメントパネル20内のマイクロスピーカ34が、インストルメントパネル20に固定板36を介して固定されてインストルメントパネル20をバッフル板として利用するため、マイクロスピーカ34からの中低域音が増幅される。さらに、マイクロスピーカ34が、表側からインストルメントパネル20上側の車室14へ連通孔26を介して直接音を送り出す。しかも、マイクロスピーカ34が、裏側から遅延音(直接音から位相が180度以上遅れた音)を、空調ダクト30(エンクロージャ32を含む)を介することで直接音と干渉されることなく、吹出口28から車室14へ送り出す。
このため、インストルメントパネル20上側への直接音、インストルメントパネル20上側のフロントウインドシールド24による直接音の反射音、インストルメントパネル20により増幅された中低域音、吹出口28からの遅延音、及び、これらの反射音によって、車室14においてインストルメントパネル20よりも上側を中心に音場を形成(生成)することができる。これにより、車室14に小音量でも音の明瞭度の高い空間を形成することができ、車室14に高音質の音場を形成することができると共に、車両用音響システム10の能率(感度)が高くなって省電力を図ることができる。
さらに、マイクロスピーカ34が、エンクロージャ32に固定板36を介して固定されている。このため、マイクロスピーカ34の裏面側の空間(エンクロージャ32の容積)とエンクロージャ32の材質による共鳴・共振等により、遅延音における中低域音を増幅させることができる。しかも、エンクロージャ32のインストルメントパネル20への固定角度(連通孔26の車室14への開放角度を含む)を調整することで、インストルメントパネル20上側への直接音とフロントウインドシールド24による直接音の反射音とのバランスを設定することができる。さらに、エンクロージャ32の容積によって再生する遅延音の最低周波数を設定することができると共に、エンクロージャ32から吹出口28までの空調ダクト30の長さによって遅延音の最終的な(吹出口28からの)再生可能な最低周波数を設定することができる。
また、空間性を持った自然音等の音楽ソフトを、一対のエンクロージャ32(マイクロスピーカ34)及び一対の球体スピーカ38によって多チャンネルで再生することで、車室14の天井がなくなったような開放感を実現することができる。
さらに、複数のマイクロスピーカ34が、エンクロージャ32の軸方向(略車幅方向)に平行な同一直線上に、互いに接近されて配置されている。このため、複数のマイクロスピーカ34が、所謂線状音源効果(ラインアレースピーカ効果)を得ることができ、車幅方向の音像定位が明確になって(音の車幅方向への広がりが抑えられて)、方向性(指向性)を有する音(例えば警報音)を車室14に送り出すことができると共に、音の反射による位相干渉等の悪影響を抑制することができ、かつ、音の距離減衰が少ないことにより車室14の音圧分布を平均化する(小音量で音場を形成する)ことができる。
しかも、空調機構を作動させて、空調ダクト30を介して吹出口28から車室14へ送り出す空気の温度や風量を変化させることで、吹出口28から車室14へ送り出す遅延音の位相や音色を変化させることができる。
また、空調ダクト30を構成するエンクロージャ32にマイクロスピーカ34を設けたため、大きく構成を変更することなく簡単にマイクロスピーカ34による音を吹出口28から車室14へ送り出すことができる。
さらに、マイクロスピーカ34が小型かつ薄型であるため、低コスト、省電力及び省スペースを図ることができる。
なお、本実施の形態では、空調ダクト30にエンクロージャ32を設けた構成としたが、図5に示す如く、エンクロージャ32と空調ダクト30とを連通部材としての連通管40によって連通した構成としてもよい。これにより、エンクロージャ32を連通管40によって空調ダクト30に連通する構成変更のみで、マイクロスピーカ34による遅延音を吹出口28から車室14へ送り出すことができると共に、エンクロージャ32の容量及び連通管40の長さを調整することで、吹出口28からの遅延音の音質を調整することができる。
また、本実施の形態では、インストルメントパネル20内において複数のマイクロスピーカ34を同一直線上に配置した構成としたが、車室14の周面(側面や天井)において複数のマイクロスピーカ34を同一直線上に配置した構成としてもよい。
さらに、本実施の形態の車両用音響システム10に、ウーファーを追加した構成としてもよい。
本発明の実施の形態における車両の車室を示す車両左斜め後方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態における車両を示す上方から見た概略図である。 本発明の実施の形態に係る車両用音響システムの主要部を示す車両左側から見た断面図(図1の3−3線断面図)である。 本発明の実施の形態に係る車両用音響システムの主要部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る車両用音響システムの主要部の別例を示す斜視図である。
符号の説明
10 車両用音響システム
12 車両
14 車室
20 インストルメントパネル
30 空調ダクト(ダクト)
32 エンクロージャ
34 マイクロスピーカ(音源ユニット)
40 連通管(連通部材)

Claims (4)

  1. 車両のインストルメントパネル内に設けられると共に、所定の線上に配置され、前記インストルメントパネルをバッフル板として利用すると共に、前記インストルメントパネルの上側へ音を送り出す音源ユニットと、
    前記音源ユニットによる音及び空気を車室へ送り出すダクトと、
    を備えた車両用音響システム。
  2. 前記音源ユニットが所定の線上に配置されたエンクロージャと、
    前記エンクロージャと前記ダクトとを連通する連通部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の車両用音響システム。
  3. 前記ダクトにおいて前記音源ユニットを所定の線上に配置した、ことを特徴とする請求項1記載の車両用音響システム。
  4. 前記音源ユニットを小型かつ薄型にした、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の車両用音響システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9799321B2 (en) * 2015-12-09 2017-10-24 Jl Audio, Inc. Waveguide for a boat
CN110413251A (zh) * 2019-07-02 2019-11-05 青岛海尔空调器有限总公司 用于控制音箱的方法、装置及空调

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