JP2007136056A - 洗濯乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】水槽内の泡が循環送風路側へ出たとしても、その泡が乾燥機能手段に接触することを効果的に防止でき、また、乾燥効率を低下させることも防止できるようにする。
【解決手段】水槽7の内部の空気を循環させる循環送風路26において、水槽7の吸気口10と接続される吸気ダクト25の内部の下部に、外箱1内の下部に配置された送風機27などの乾燥機能手段よりも上方に位置させて、泡排出通路37を設ける。泡排出通路37は、接続パイプを介して排水パイプ13に接続する構成とする。洗濯時に水槽7内に発生した泡が吸気口10から吸気ダクト25側へ出たとしても、その泡は、吸気ダクト25の内壁面を伝って流れ落ち、泡排出通路37を通り排水パイプ13側へ排出されるようになる。
【選択図】図1
【解決手段】水槽7の内部の空気を循環させる循環送風路26において、水槽7の吸気口10と接続される吸気ダクト25の内部の下部に、外箱1内の下部に配置された送風機27などの乾燥機能手段よりも上方に位置させて、泡排出通路37を設ける。泡排出通路37は、接続パイプを介して排水パイプ13に接続する構成とする。洗濯時に水槽7内に発生した泡が吸気口10から吸気ダクト25側へ出たとしても、その泡は、吸気ダクト25の内壁面を伝って流れ落ち、泡排出通路37を通り排水パイプ13側へ排出されるようになる。
【選択図】図1
Description
本発明は、水槽内の空気を循環させるための循環送風路に乾燥機能手段を備えた洗濯乾燥機に関する。
ドラム式の洗濯乾燥機においては、ドラムを収容する水槽の外側に、水槽の内部と連通する循環送風路を設け、この循環送風路中に、乾燥機能手段として送風手段、加熱手段及び除湿手段を設け、ドラム内に収容された洗濯物を乾燥させる際に、水槽内の空気を送風手段により循環送風路を介して循環させ、その循環空気を加熱手段にて加熱すると共に、循環空気中の水分を除湿手段にて凝縮させて除湿することにより、洗濯物を乾燥させる構成としたものがある。
このような構成のものでは、送風手段や加熱手段などの乾燥機能手段は、外箱内において水槽の下方に配置されている。また、水槽と循環送風路の接続部である水槽の吸気口及び排気口は水槽のできるだけ上部に設けることで、洗濯時に水槽内に発生する泡が前記吸気口或いは排気口から循環送風路側に出ることを極力防止するようにしている。これは、水槽内に発生した泡が吸気口或いは排気口から循環送風路側に出ると、その泡が、電気部品である送風手段や加熱手段などの乾燥機能手段に接触するおそれがあるためである。しかしながら、発泡性の高い洗剤を使用した場合などには、水槽内で発生した泡が吸気口或いは排気口から循環送風路側へ出てしまうことがある。
なお、水槽内の泡が循環送風路側へ出ることを防止するためには、その接続部分に開閉弁を設けることが考えられる(例えば特許文献1,2参照)。
特開平2−255182号公報
実開平3−92480号公報
開閉弁を設ける構成とした場合には、その開閉弁は、洗濯時には泡の移動を規制し、乾燥時には乾燥用の風の通過を許容することが必要であるが、その開閉弁に不具合が発生すると、開閉弁が開閉動作しなくなるおそれがある。開閉弁が開閉動作しなくなると、弁の機能がなくなり、水槽内の泡が循環送風路側へ出て乾燥機能手段に接触してしまったり、乾燥風の流れが阻害されて乾燥効率が著しく低下したりするおそれがある。
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、水槽内の泡が循環送風路側へ出たとしても、その泡が乾燥機能手段に接触することを効果的に防止でき、また、乾燥効率を低下させることも防止できる洗濯乾燥機を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明の洗濯乾燥機は、外箱内に配設され、吸気口及び排気口を有する水槽と、この水槽内に回転可能に配設され、通水及び通風が可能な多数の孔を有すると共に洗濯物を収容する回転槽と、一端部が前記水槽の吸気口に接続されると共に他端部が前記排気口に接続された循環送風路と、この循環送風路中に設けられ、送風作用により前記水槽内の空気を前記循環送風路を通して循環させる送風手段と、前記循環送風路中に設けられ、前記循環送風路を通る空気を加熱する加熱手段と、前記循環送風路中に設けられ、前記循環送風路を通る空気中の水分を凝縮して除湿する除湿手段とを備え、前記送風手段、加熱手段及び除湿手段のうち少なくとも一つの乾燥機能手段を前記外箱内の下部に配置する構成としたものにおいて、前記循環送風路の内部にあって、前記外箱内の下部に配置された前記乾燥機能手段よりも上方に位置させて、前記循環送風路の周壁沿いに泡排出通路を設けると共に、この泡排出通路を排水経路に接続する構成としたことを特徴とする。
本発明においては、洗濯時に水槽内の泡が循環送風路側へ出たとしても、その泡は、外箱内下部の乾燥機能手段に達する前に、循環送風路の周壁沿いに設けられた泡排出通路を通り、排水経路から外部へ排出されるようになる。このため、水槽内の泡が循環送風路側へ出たとしても、その泡が乾燥機能手段に接触することを効果的に防止できる。また、泡排出通路は、開閉弁のように開閉動作するものではないため、動作不良が発生せず、乾燥効率を低下させることも防止できる。
以下、本発明をドラム式の洗濯乾燥機に適用した第1の実施形態について図1ないし図3を参照して説明する。
まず、図1において、外箱1の前部(図1において左側)には、洗濯物出入口2が形成されていると共に、この洗濯物出入口2を開閉する扉3が回動可能に設けられている。外箱1の前部の上部には、操作パネル4が設けられていると共に、洗剤ケース5が設けられている。また、外箱1の上部の後部には給水装置6が設けられている。外箱1内には、水槽7が配設されている。この水槽7は、前面側が開口した円筒状をなしていて、その軸方向が前後方向(図1において左右方向)となる横軸状で、しかも前上がり(図1では左上がり)の傾斜状態をなすように、サスペンション8(図3参照)により支持されている。水槽7の後面は、後部壁7aにより閉鎖されている。
まず、図1において、外箱1の前部(図1において左側)には、洗濯物出入口2が形成されていると共に、この洗濯物出入口2を開閉する扉3が回動可能に設けられている。外箱1の前部の上部には、操作パネル4が設けられていると共に、洗剤ケース5が設けられている。また、外箱1の上部の後部には給水装置6が設けられている。外箱1内には、水槽7が配設されている。この水槽7は、前面側が開口した円筒状をなしていて、その軸方向が前後方向(図1において左右方向)となる横軸状で、しかも前上がり(図1では左上がり)の傾斜状態をなすように、サスペンション8(図3参照)により支持されている。水槽7の後面は、後部壁7aにより閉鎖されている。
この水槽7の前部には環状をなす水槽カバー7bが装着されており、この水槽カバー7bがベローズ9を介して上記洗濯物出入口2に接続されている。水槽カバー7bは水槽7の一部を構成している。従って、水槽7の前面開口部は、ベローズ9を介して洗濯物出入口2に連通している。水槽7の後部壁7aの上部には吸気口10が形成され、水槽7の前部における水槽カバー7bの上部には排気口11が形成されている。また、水槽7の底部の後部には排水口12が設けられていて、この排水口12に排水パイプ13が接続されている。排水パイプ13には排水弁13aが設けられている。排水パイプ13は排水経路を構成している。水槽7と前記洗剤ケース5との間は可撓性ホース14を介して接続されている。給水装置6の接続口6aには、図示しない水道に接続される接続ホースが接続されるようになっていて、水道の水が、給水装置6、洗剤ケース5、及び可撓性ホース14を介して水槽7内に供給されるようになっている。
水槽7の内部には、回転槽であるドラム15が回転可能に配設されている。このドラム15も、水槽7と同様に前面側が開口した円筒状をなしていて、水槽7内において軸方向が前後方向となる横軸状で、しかも前上がりの傾斜状態をなしている。ドラム15の後面も後部壁15aにより閉鎖されている。ドラム15の周壁部及び後部壁15aには、通水及び通風が可能な多数の孔16が形成されている。ドラム15の内周部には、バッフル17が複数個設けられている。ドラム15の後部壁15aの中央部には、後方に向けて突出する軸18が突設されていて、この軸18が水槽7の後部壁7aを貫通している。水槽7の後部壁7aの中央部にはモータ19が配設されている。このモータ19は、アウターロータ形のDCブラシレスモータであり、そのロータが軸18を介してドラム15と一体に回転する構成となっている。このモータ15は、ドラム15を軸18を中心に回転駆動する駆動手段として機能する。
上記水槽カバー7bの前部には排気ダクト20が設けられている。この排気ダクト20は、上部において前記排気口11と連通していて、水槽カバー7bの開口部を囲繞するように環状に設けられている。その排気ダクト20の下部は、蛇腹状部21aを有する可撓性ダクト21を介して、水槽7の下方に配設された乾燥ユニット用ダクト22の一端部に接続されている。乾燥ユニット用ダクト22は前部から後方へ延びていて、その後部にファンケーシング23が設けられている。ファンケーシング23の吐出口23aは、蛇腹状部24aを有する可撓性ダクト24を介して吸気ダクト25に接続されている。吸気ダクト25は、図3に示すように、上方に延びていて、その先端部が水槽7の後部壁7aの上部において前記吸気口10と接続されている。この場合、吸気ダクト25の上部は、モータ19を囲繞するようにして、ドラム15の回転方向に沿ってほぼ円弧状に形成されていて、その先端部に、水槽7の吸気口10と接続される接続口25aが存している。
ここで、水槽カバー7bの排気口11に接続された排気ダクト20、可撓性ダクト21、乾燥ユニット用ダクト22、ファンケーシング23、可撓性ダクト24、そして、水槽7の吸気口10に接続された吸気ダクト25により、水槽7内と連通した循環送風路26を構成している。循環送風路26のうちファンケーシング23内には、送風手段を構成する送風機27のファン28が配設され、ファンケーシング23の外部にファンモータ29が配設されている。
乾燥ユニット用ダクト22内には、ヒートポンプ機構30の蒸発器(エバポレータ)31と凝縮器(コンデンサ)32とが配設されている。ヒートポンプ機構30は、周知のように、圧縮機(コンプレッサ)33と、凝縮器32と、図示しないキャピラリチューブ(絞り)と、蒸発器31を順にパイプによりサイクル状に接続して冷凍サイクルを構成するもので、圧縮機33を駆動することに伴い、冷媒がそれらを順に通って循環するようになっている。このとき、凝縮器32においては、冷媒が熱を放出して液化するようになっており、この凝縮器32は加熱手段として機能する。また、蒸発器31においては、冷媒が蒸発する際に周囲の熱を奪うことにより周囲を冷却するようになっており、この蒸発器31は冷却手段として機能する。そしてこの場合、送風機27、凝縮器32、蒸発器31は乾燥機能手段を構成するもので、これらは外箱1内において水槽7の下方に配設されている。従って、乾燥機能手段を構成する送風機27、凝縮器32、蒸発器31は、外箱1内の下部に配置されている。
さて、上記循環送風路26におおける吸気ダクト25と可撓性ダクト24との接続部分において、可撓性ダクト24の上端部には、吸気ダクト25より細い円筒状の筒部35を形成している。従って、吸気ダクト25と可撓性ダクト24との接続部分は、図2にも示すように、吸気ダクト25の周壁部を構成する外側の筒部25bと、可撓性ダクト24の内側の筒部35とにより二重筒状に構成されている。そして、内側の筒部35の内部は循環送風路26を通る空気の通気路36とされ、また、外側の筒部25bと内側の筒部35との間を泡排出通路37としている。この泡排出通路37の底部は、可撓性ダクト24の段部38により閉鎖されている。従って、循環送風路26の内部にあって、外箱1内の下部に配置された前記乾燥機能手段である送風機27、凝縮器32、蒸発器31よりも上方に位置させて、循環送風路26の周壁沿いに泡排出通路37を設けている。この泡排出通路37の底部には接続パイプ39を接続していて、この接続パイプ39の先端部を排水経路である前記排水パイプ13に接続している。
次に上記構成の作用を説明する。
洗濯を行う場合には、ドラム15内に洗濯物(図示せず)を収容すると共に、洗剤ケース5内に洗剤を収容しておく。そして、操作パネル4において、例えば標準コースが選択された場合には、図示しない制御装置が有する制御プログラムに基づき、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各行程が自動的に行なわれる。洗い行程では、まず給水装置6から水が洗剤ケース5及び可撓性ホース14を介して水槽7内に供給されて貯留される。このとき、洗剤ケース5内に収容された洗剤も水と共に水槽7内に供給される。そして、モータ19が駆動されて、ドラム15が低速で正逆両方向に回転されることにより、ドラム15内の洗濯物が洗われる。
洗濯を行う場合には、ドラム15内に洗濯物(図示せず)を収容すると共に、洗剤ケース5内に洗剤を収容しておく。そして、操作パネル4において、例えば標準コースが選択された場合には、図示しない制御装置が有する制御プログラムに基づき、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各行程が自動的に行なわれる。洗い行程では、まず給水装置6から水が洗剤ケース5及び可撓性ホース14を介して水槽7内に供給されて貯留される。このとき、洗剤ケース5内に収容された洗剤も水と共に水槽7内に供給される。そして、モータ19が駆動されて、ドラム15が低速で正逆両方向に回転されることにより、ドラム15内の洗濯物が洗われる。
この洗い行程では、水槽7内に洗剤による泡が発生する。水槽7の吸気口10及び排気口11は高い位置に設定されているが、水槽7内の泡の発生量が多い場合には、泡は水槽7とドラム15との間の隙間を上昇し、吸気口10から循環送風路26における吸気ダクト25側へ出ることがある。泡が吸気ダクト25側へ出た場合、その泡は、吸気ダクト25の内壁面を伝わり落ちる。この場合、特に吸気ダクト25の上部は、ドラム15の回転方向に沿うような円弧状をなしているので、吸気ダクト25側へ出た泡は、吸気ダクト25の内壁面に沿って伝わり落ちやすくなる。吸気ダクト25の内壁面に沿って伝わり落ちた泡は、吸気ダクト25下部の泡排出通路37に集められ、接続パイプ39から排水パイプ13側へ排出される(図2の一点鎖線の矢印A参照)。このため、仮に水槽7内の泡が吸気口10から吸気ダクト25側へ出たとしても、その泡が、水槽7の下方に配置された乾燥機能手段である送風機27や凝縮器32、蒸発器31に接触することを未然に防止できる。
洗い行程が終了すると、排水弁13aを開放して水槽7内の水を排出した後、中間脱水を行なう。中間脱水は、モータ19によりドラム15を一方向に高速回転させることによって行われる。これにより、ドラム15内の洗濯物は遠心脱水される。中間脱水が終了すると、すすぎ行程が行われる。すすぎ行程は、給水時に洗剤を使用しないところ以外は洗い行程と同様に行なわれる。すすぎ行程が終了すると、最終脱水行程が行なわれる。最終脱水行程は、中間脱水行程と同様に、水槽7内の水を排出した後、モータ19によりドラム15を一方向に高速回転させることによって行われる。
この最終脱水行程が終了すると、次に乾燥行程が行なわれる。この乾燥行程では、モータ19によりドラム15を低速で正逆両方向に回転させると共に、送風機27、及びヒートポンプ機構30の圧縮機33を駆動させる。このうち、送風機27を駆動すると、ファン28の送風作用により、図1の実線の矢印Bで示すように、乾燥ユニット用ダクト22内の空気がファンケーシング23側に吸引されると共に、吐出口23aから可撓性ダクト24を介して吸気ダクト25側へ吐出される。このとき、空気は可撓性ダクト24の筒部35の通気路36を通る(図2の実線の矢印B参照)。
吸気ダクト25へ吐出された空気は、吸気口10から水槽7内へ供給される。水槽7内へ供給された空気の一部は、ドラム15の孔16を通してドラム15内にも供給される。ドラム15内及び水槽7内の空気は、水槽7前部の排気口11から排気ダクト20側へ排出される。排気ダクト20側へ排出された空気は、下方の可撓性ダクト21を通り、乾燥ユニット用ダクト22に戻されるようにして循環される。
また、圧縮機33が駆動されると、圧縮機33から高温高圧の冷媒が凝縮器32に流れ、ここで放熱して液化する。このとき、乾燥ユニット用ダクト22の凝縮器32を通る空気がその凝縮器32により加熱される。また、液化した冷媒は、キャピラリチューブを通過して減圧された後、蒸発器31に流れ、ここで周囲の熱を奪って気化する。このとき、乾燥ユニット用ダクト22の蒸発器31を通る空気がその蒸発器31により冷却される。蒸発器31で気化した冷媒は圧縮機33に戻り、再び圧縮されて高温高圧の冷媒となって吐出される。
このようにして、凝縮器32により加熱された温風が、ドラム15内に供給されることにより、ドラム15内の洗濯物を加熱すると共に、洗濯物の水分を奪い、洗濯物を乾燥させる。そして、水分を奪った空気が、乾燥ユニット用ダクト22の蒸発器31を通る過程で冷却されて、その空気に含まれる水分が凝縮して除湿される。除湿された空気が、再び凝縮器32を通る過程で加熱されて温風化され、温風がドラム15内に供給されるというように循環する。このように水槽7内の空気が循環送風路26を通して循環されることに伴い、ドラム15内の洗濯物が乾燥される。なお、乾燥行程は、例えば洗濯物の乾燥率を検出し、その乾燥率が所定値になったところで終了する。以上により、洗濯、乾燥運転が終了する。
上記した実施形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。まず、洗濯時に水槽7内の泡が吸気口10から循環送風路26の吸気ダクト25側へ出たとしても、その泡は、外箱1内下部の乾燥機能手段(送風機27、凝縮器32、蒸発器31)に達する前に、吸気ダクト25の周壁沿いに設けられた泡排出通路37を通り、接続パイプ39から排水パイプ13側へ排出されるようになる。このため、水槽7内の泡が循環送風路26側へ出たとしても、その泡が送風機27などの乾燥機能手段に接触することを効果的に防止できる。また、泡排出通路37は、開閉弁のように開閉動作するものではないため、動作不良が発生せず、乾燥効率を低下させることも防止できる。
また、循環送風路26における泡排出通路37部分は二重筒状に形成されていて、そのうちの内側の筒部35内は循環送風路26を通る空気の通気路36とされ、外側の筒部25bと前記内側の筒部35との間を泡排出通路37として構成しているので、循環送風路26を通る空気の通気路36を確実に確保することができると共に、通気路36内へ泡が侵入することを効果的に防止できる。
吸気ダクト25における水槽7の吸気口10との接続部の近傍部分はドラム15の回転方向に沿ったほぼ円弧状に形成されているので、吸気ダクト25側へ出た泡は、吸気ダクト25の内壁面に沿って伝わり落ちやすくなり、泡排出通路37に集まりやすくなる。
図4及び図5は本発明の第2の実施形態を示したものであり、この第2の実施形態は上記した第1の実施形態とは次の点が異なっている。
すなわち、吸気ダクト25の内部の下部において、泡排出通路37における内側の筒部35の上方に、通気路36を確保した状態で、その通気路36の開口部を上方から庇状に覆う邪魔板41を設けている。邪魔板41は傾斜している。なお、吸気ダクト25は、通気路36を通る空気の通り道を確保するため、太くなっている。
すなわち、吸気ダクト25の内部の下部において、泡排出通路37における内側の筒部35の上方に、通気路36を確保した状態で、その通気路36の開口部を上方から庇状に覆う邪魔板41を設けている。邪魔板41は傾斜している。なお、吸気ダクト25は、通気路36を通る空気の通り道を確保するため、太くなっている。
上記した構成においては、吸気ダクト25の内壁面を泡が伝って流れ落ちる際に、吸気ダクト25が振動して泡が飛散したとしても、その泡が通気路36から落下することが邪魔板41によって規制されるので、泡が通気路36から送風機27側へ侵入することを一層確実に防止することができる。なお、邪魔板41にて受けられた泡は、その傾斜に沿って泡排出通路37に導かれて排出される。
図6は本発明の第3の実施形態を示したものであり、この第2の実施形態は上記した第1の実施形態とは次の点が異なっている。
すなわち、水槽7の前部側に設けられた排気ダクト20の内部に、当該排気ダクト20の下部から左右両側の上下方向の中間部にかけて円弧状に延びる仕切壁43を形成し、この仕切壁43と排気ダクト20の内側(水槽7の開口部側)の壁20aとの間に泡排出通路44を形成している。従って、泡排出通路44は、排気ダクト20内において排気ダクト20の周壁沿いに形成している。この泡排出通路44の下部44aは、可撓性ダクト21のほぼ中央部を通っていて、接続パイプ45を介して前記排水パイプ13に接続している。この場合、泡排出通路44は、正面から見てほぼY字形をなしている。
すなわち、水槽7の前部側に設けられた排気ダクト20の内部に、当該排気ダクト20の下部から左右両側の上下方向の中間部にかけて円弧状に延びる仕切壁43を形成し、この仕切壁43と排気ダクト20の内側(水槽7の開口部側)の壁20aとの間に泡排出通路44を形成している。従って、泡排出通路44は、排気ダクト20内において排気ダクト20の周壁沿いに形成している。この泡排出通路44の下部44aは、可撓性ダクト21のほぼ中央部を通っていて、接続パイプ45を介して前記排水パイプ13に接続している。この場合、泡排出通路44は、正面から見てほぼY字形をなしている。
上記構成において、洗濯時に水槽7内に発生した泡が排気口11から排気ダクト20側に出た場合には、その泡は、図6に一点鎖線の矢印Aで示すように、排気ダクト20の内側の壁20aに沿って流れ、泡排出通路44を通って下部44aへ流れた後、接続パイプ45から排水パイプ13側へ排出される。なお、乾燥時の空気は、排気ダクト20内において泡排出通路44の外側を通ることになる(図6の実線矢印B参照)。
従って、この場合も、水槽7内に発生した泡が排気口11から排気ダクト20側に出たとしても、その泡が蒸発器31などの乾燥機能手段に接触することを効果的に防止できる。また、泡排出通路44は、開閉弁のように開閉動作するものではないため、動作不良が発生せず、乾燥時の空気通路を確保でき、乾燥効率を低下させることも防止できる。
図7は本発明の第4の実施形態を示したものであり、この第4の実施形態は上記した第1の実施形態とは次の点が異なっている。
すなわち、水槽7の背面に設けられた吸気ダクト50は、水槽7の上部から上下方向のほぼ中央部までの長さに設定されていて、その下部は、接続ホース51に接続されている。接続ホース51は上下方向に長くなっていて、その下端部は、ファンケーシング23の吐出口に接続されている。そして、吸気ダクト50の下部における内側の壁(周壁)50aに沿って、泡排出通路52を設けている。泡排出通路52の下部は、接続パイプ53を介して排水パイプ13に接続している。
このような構成としても、第1の実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
すなわち、水槽7の背面に設けられた吸気ダクト50は、水槽7の上部から上下方向のほぼ中央部までの長さに設定されていて、その下部は、接続ホース51に接続されている。接続ホース51は上下方向に長くなっていて、その下端部は、ファンケーシング23の吐出口に接続されている。そして、吸気ダクト50の下部における内側の壁(周壁)50aに沿って、泡排出通路52を設けている。泡排出通路52の下部は、接続パイプ53を介して排水パイプ13に接続している。
このような構成としても、第1の実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
図8は本発明の第5の実施形態を示したものであり、この第5の実施形態は上記した第1の実施形態とは次の点が異なっている。
すなわち、水槽7の背面に設けられた吸気ダクト55の上下方向に延びる部分には、内部に上下方向に延びる筒部56が設けられていて、上下方向に長い二重筒状をなしている。そして、内側の筒部56の内部を通気路57とし、内側の筒部56と外側の筒部(吸気ダクト55の周壁部55a)との間を泡排出通路58としている。なお、泡排出通路58の下部は、図示はしないが接続パイプを介して排水パイプに接続している。上記通気路57は、ファンケーシング23の吐出口に接続している。
すなわち、水槽7の背面に設けられた吸気ダクト55の上下方向に延びる部分には、内部に上下方向に延びる筒部56が設けられていて、上下方向に長い二重筒状をなしている。そして、内側の筒部56の内部を通気路57とし、内側の筒部56と外側の筒部(吸気ダクト55の周壁部55a)との間を泡排出通路58としている。なお、泡排出通路58の下部は、図示はしないが接続パイプを介して排水パイプに接続している。上記通気路57は、ファンケーシング23の吐出口に接続している。
本発明は、上記した各実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
上記した各実施形態では、回転槽として、軸方向が横向きのドラム15を用いたドラム式の洗濯乾燥機を例示したが、本発明は、軸方向が縦方向を向く容器状の回転槽を備えた洗濯乾燥機に適用することもできる。
乾燥手段としては、凝縮器32及び蒸発器31を備えたヒートポンプ機構30に限られず、加熱手段としてヒータ、除湿手段として水冷式の熱交換器を用いた構成のものでも良い。
上記した各実施形態では、回転槽として、軸方向が横向きのドラム15を用いたドラム式の洗濯乾燥機を例示したが、本発明は、軸方向が縦方向を向く容器状の回転槽を備えた洗濯乾燥機に適用することもできる。
乾燥手段としては、凝縮器32及び蒸発器31を備えたヒートポンプ機構30に限られず、加熱手段としてヒータ、除湿手段として水冷式の熱交換器を用いた構成のものでも良い。
図面中、1は外箱、7は水槽、10は吸気口、11は排気口、13は排水パイプ(排水経路)、15はドラム(回転槽)、16は孔、19はモータ、20は排気ダクト、22は乾燥ユニット用ダクト、25は吸気ダクト、25aは接続口、25bは筒部、26は循環送風路、27は送風機(送風手段、乾燥機能手段)、30はヒートポンプ機構、31は蒸発器(除湿手段、乾燥機能手段)、32は凝縮器(加熱手段、乾燥機能手段)、33は圧縮機、35は筒部、36は通気路、37は泡排出通路、41は邪魔板、44は泡排出通路、50は吸気ダクト、52は泡排出通路、55は吸気ダクト、55aは周壁部(筒部)、56は筒部、57は通気路、58は泡排出通路を示す。
Claims (4)
- 外箱内に配設され、吸気口及び排気口を有する水槽と、
この水槽内に回転可能に配設され、通水及び通風が可能な多数の孔を有すると共に洗濯物を収容する回転槽と、
一端部が前記水槽の吸気口に接続されると共に他端部が前記排気口に接続された循環送風路と、
この循環送風路中に設けられ、送風作用により前記水槽内の空気を前記循環送風路を通して循環させる送風手段と、
前記循環送風路中に設けられ、前記循環送風路を通る空気を加熱する加熱手段と、
前記循環送風路中に設けられ、前記循環送風路を通る空気中の水分を凝縮して除湿する除湿手段とを備え、
前記送風手段、加熱手段及び除湿手段のうち少なくとも一つの乾燥機能手段を前記外箱内の下部に配置する構成としたものにおいて、
前記循環送風路の内部にあって、前記外箱内の下部に配置された前記乾燥機能手段よりも上方に位置させて、前記循環送風路の周壁沿いに泡排出通路を設けると共に、この泡排出通路を排水経路に接続する構成としたことを特徴とする洗濯乾燥機。 - 循環送風路における泡排出通路部分は二重筒状に形成されていて、そのうちの内側の筒部内は前記循環送風路を通る空気の通気路とされ、外側の筒部と前記内側の筒部との間を前記泡排出通路として構成していることを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
- 循環送風路における泡排出通路部分において、前記循環送風路を通る空気の通気路を確保した状態で、その通気路を上方から庇状に覆う邪魔板を設けたことを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
- 循環送風路における水槽との接続部の近傍部分は回転槽の回転方向に沿ったほぼ円弧状に形成されていて、その先端部に前記水槽との接続口が存していることを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005337108A JP2007136056A (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | 洗濯乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005337108A JP2007136056A (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | 洗濯乾燥機 |
Publications (1)
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JP2007136056A true JP2007136056A (ja) | 2007-06-07 |
Family
ID=38199601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005337108A Pending JP2007136056A (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | 洗濯乾燥機 |
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JP (1) | JP2007136056A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111387903A (zh) * | 2019-01-02 | 2020-07-10 | 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 | 干燥装置和洗碗机 |
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2005
- 2005-11-22 JP JP2005337108A patent/JP2007136056A/ja active Pending
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