JP5597440B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、洗濯乾燥機に関する。
ヒートポンプを利用した洗濯乾燥機は、回転槽とヒートポンプユニットとの間で空気を循環させている。この場合、回転槽で洗濯物から奪った水分を含む空気は、ヒートポンプユニットの冷却器で除湿された後、ヒートポンプユニットの放熱器で加熱される。これにより、回転槽には、加熱された乾燥した空気が供給される。このようなヒートポンプを利用した洗濯乾燥機の場合、回転槽とヒートポンプユニットとの間において空気の循環が継続すると、回転槽に供給される空気の温度が過剰に上昇するおそれがある。そこで、空気が循環する循環通路に空気排出部を設け、循環通路を循環する空気の一部を外部へ排出している。
しかしながら、循環通路から排出される空気は、洗濯物から奪った水分を含んでいる。そのため、空気に含まれる水分が洗濯乾燥機の内部や洗濯乾燥機が設置されている部屋の壁などに凝縮するという問題がある。また、洗濯乾燥機の内部へファンによって送風し、水分の凝縮を回避する場合、ファンの駆動にともなう騒音および消費電力の増大を招く。
特開2007−209603号公報
そこで、騒音および消費電力の増大を招くことなく、水分の凝縮を低減する洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
本実施形態の洗濯乾燥機によれば、回転槽、通路形成部材、ヒートポンプユニット、空気排出部、空気吸入部、排出空気冷却部および凝縮水容器を備える。回転槽は、軸を中心に回転する。通路形成部材は、回転槽を経由して空気が循環する循環通路を形成する。ヒートポンプユニットは、循環通路に設けられ、循環通路を流れる空気を冷却する冷却器、および冷却器を通過した空気を加熱する放熱器を有する。空気排出部は、循環通路における空気の循環方向において冷却器よりも回転槽側の通路形成部材に設けられ、循環通路を循環する空気の一部を循環通路から外部へ排出する。空気吸入部は、循環通路における冷却器と放熱器との間に設けられ、循環通路の外部から空気を導入する。排出空気冷却部は、空気排出部から排出される空気の流路に設けられ、空気排出部から排出される空気を冷却する。凝縮水容器は、通路形成部材の重力方向において下方に設けられ循環通路の内側において生成された水を捕集する。排出空気冷却部は、循環通路の外部に設けられ地面に対し傾斜して空気排出部から排出される空気の流れと交わる空気接触部と、空気接触部の重力方向において下端に接続し循環通路の内側へ向けて垂直に延びて空気接触部で生成された水を循環風路の内側へ案内する案内部と、を有している。
第1実施形態による洗濯乾燥機の断面を示す概略図 第1実施形態による洗濯乾燥機のヒートポンプユニットを示す模式図 第1実施形態による洗濯乾燥機の要部を示す模式図 第2実施形態による洗濯乾燥機の図3に相当する模式図 第3実施形態による洗濯乾燥機を示す模式図 第4実施形態による洗濯乾燥機の図3に相当する模式図 第4実施形態による洗濯乾燥機の要部の外観を示す概略斜視図 第5実施形態による洗濯乾燥機の図3に相当する模式図
以下、洗濯乾燥機の複数の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
図1に示すように、洗濯乾燥機10は、外箱11、水槽12および回転槽13を備えている。洗濯乾燥機10は、回転槽13の中心軸が地面に対して傾斜するいわゆるドラム式の洗濯乾燥機である。水槽12は、外箱11の内側に収容されている。回転槽13は、水槽12の内側に収容されている。水槽12および回転槽13は、いずれも円筒状に形成されている。水槽12は、一方の端部に開口部14を有している。回転槽13は、一方の端部に開口部15を有している。回転槽13の開口部15は、例えば衣類などの洗濯物の出し入れに用いられる。この回転槽13の開口部15は、水槽12の開口部14によって囲まれている。水槽12の開口部14は、外箱11の端部に設けられている洗濯物の出し入れ用の開口部16とベローズ17で接続されている。外箱11は、開口部16を開閉する扉18を有している。以下、洗濯乾燥機10の扉18側を前方として説明する。
回転槽13は、円筒状の筒状部分の全域に複数の孔19を有している。この孔19は、洗濯運転時および脱水運転時に水が出入りする通水孔として機能する。また、孔19は、乾燥運転時に空気が出入りする通風孔としても機能する。回転槽13は、筒状部分の内側に、複数のバッフル21を有している。バッフル21は、回転槽13の内側に収容された洗濯物を撹拌する。なお、図1では、簡単のため複数の孔19のうち一部のみを図示している。
水槽12は、温風出口22および温風入口23を有している。温風出口22は、水槽12の前端側において上方に設けられている。また、温風入口23は、水槽12の後端側において上方に設けられている。水槽12は、重力方向の下方に位置する底部の後端側に排水部24を有している。排水部24は、水槽12の外側に排水弁25を有している。この排水弁25は、排水ホース26に接続している。排水ホース26は、排水弁25と反対側の端部が外部に接続している。排水弁25は、水槽12からの排水を断続する。これにより、水槽12の内側の水は、排水弁25および排水ホース26を経由して洗濯乾燥機10の外部に排出される。水槽12は、複数のサスペンション27により、外箱11の底端面に弾性的に支持されている。サスペンション27は、水槽12の前端側が上方に位置するように傾斜して水槽12を支持している。これにより、水槽12は、中心軸が前後に延びる横軸状に支持される。回転槽13も、中心軸が水槽12の中心軸に一致している。
円筒状の回転槽13は、後端側の中心部に回転軸28を有している。この回転軸28は、水槽12の後端側の中心を回転可能に貫いて後方へ突出している。回転軸28は、回転槽13と反対側の端部がモータ29と一体に組み付けられている。モータ29は、径方向の外周側に図示しないロータが設けられている、いわゆるアウタロータ形のモータである。また、このモータ29は、ブラシが省略されたブラシレスDCモータである。回転軸28は、モータ29のロータと接続されている。これにより、モータ29は、回転軸28を中心に回転槽13を回転駆動する。回転槽13は、後端側において回転軸28よりも径方向外側に、複数の温風導入孔31を有している。
洗濯乾燥機10は、水槽12の下方に台板32を備えている。この台板32上には、通風ダクト33が設けられている。通風ダクト33は、前端側の上方に吸入口34を有している。この吸入口34は、吸入ダクト35および接続ホース36を経由して水槽12の温風出口22に接続している。吸入ダクト35は、洗濯乾燥機10を扉18側から見たとき、水槽12の開口部14の左側を迂回している。すなわち、吸入ダクト35は、図1において水槽12の奥側を経由している。
通風ダクト33は、後端側の上方に吐出口41を有している。この吐出口41は、接続ホース42および吐出ダクト43を経由して水槽12の温風入口23に接続している。吐出ダクト43は、洗濯乾燥機10を扉18側から見たとき、モータ29の左側を迂回している。すなわち、吐出ダクト43は、図1においてモータ29の奥側を経由している。
上述の通風ダクト33、吸入ダクト35、接続ホース36、接続ホース42および吐出ダクト43は、回転槽13を経由して空気が循環する循環通路44を形成している。すなわち、通風ダクト33、吸入ダクト35、接続ホース36および吐出ダクト43は、特許請求の範囲の通路形成部材に相当する。通風ダクト33には、循環用送風機45が設けられている。循環用送風機45は、通風ダクト33の内側すなわち循環通路44に送風ファン46を有している。この送風ファン46は、ケーシング47に収容されている図示しないモータによって回転駆動される。これにより、循環用送風機45が作動すると、通風ダクト33の吐出口41から接続ホース42および吐出ダクト43を経由して水槽12の温風入口23へ空気の流れが形成されるとともに、水槽12の温風出口22から吸入ダクト35および接続ホース36を経由して通風ダクト33の吸入口34へ空気の流れが形成される。その結果、循環通路44には、通風ダクト33と回転槽13との間を循環する空気の流れが形成される。
洗濯乾燥機10は、上記の構成に加えヒートポンプユニット50を備えている。ヒートポンプユニット50は、図2に示すように冷却器51、放熱器52、冷媒管部53、圧縮機54および電子膨張弁55を備えている。循環通路44を循環する空気は、冷却器51および放熱器52の順で通過する。回転槽13から排出された洗濯物の水分を含む空気は、冷却器51において冷却される。これにより、空気に含まれる水分は、冷却器51において凝縮し、循環する空気から分離される。冷却器51を通過した空気は、放熱器52を通過することにより加熱される。冷媒管部53は、圧縮機54と放熱器52との間、放熱器52と電子膨張弁55との間、電子膨張弁55と冷却器51との間、および冷却器51と圧縮機54との間を相互に接続している。冷媒は、冷媒管部53が形成する冷媒通路を循環する。圧縮機54は、冷媒通路を流れる冷媒を圧縮する。電子膨張弁55は、冷媒通路を開閉し、冷媒通路を流れる冷媒の気化を制御する。
冷媒は、圧縮機54で圧縮されることにより、圧力および温度が上昇する。この圧縮された冷媒は、冷媒管部53を経由して放熱器52に送られる。これにより、冷媒は、放熱器52において放熱器52を通過する空気と熱交換される。その結果、冷媒の温度は低下するとともに、放熱器52を通過する空気の温度は上昇する。放熱器52において放熱した冷媒は、電子膨張弁55へ供給される。これにより、放熱した冷媒は電子膨張弁55において膨張つまり気化し、常圧程度まで圧力が低下する。冷媒は、圧力の低下にともなって温度が低下する。温度が低下した冷媒は、冷却器51に送られる。これにより、冷媒は、冷却器51において冷却器51を通過する空気と熱交換される。その結果、冷媒の温度は上昇するとともに、冷却器51を通過する空気の温度は低下する。
以上のように、回転槽13において洗濯物から水分を奪った空気は、ヒートポンプユニット50の冷却器51において水分が除去すなわち除湿された後、放熱器52で加熱されて再び回転槽13へ供給される。これにより、洗濯物に含まれる水分は除去され、洗濯物の乾燥が実施される。このとき、洗濯物の乾燥の進行にともない循環する空気の温度が過剰に上昇したり、乾燥運転の初期において冷却器51で冷却された空気の温度の上昇に時間を要し乾燥時間の増大を招くおそれがある。そこで、通路形成部材を構成する通風ダクト33は、空気排出部57および空気吸入部58を有している。
空気排出部57は、図1および図3に示すように循環通路44を形成する通風ダクト33に設けられている。図1および図3に示す本実施形態の場合、空気排出部57は通風ダクト33の上壁、すなわち通風ダクト33の回転槽13側の壁に設けられている。この空気排出部57は、循環通路44を循環する空気の流れ方向において冷却器51よりも回転槽13の温風出口22側に設けられている。空気排出部57は、通風ダクト33が内側に形成する循環通路44と通風ダクト33の外側とを接続している。また、空気吸入部58は、空気排出部57と同様に循環通路44を形成する通風ダクト33に設けられている。本実施形態の場合、空気吸入部58は通風ダクト33の上壁、すなわち通風ダクト33の回転槽13側の壁に設けられている。この空気吸入部58は、循環通路44の冷却器51と放熱器52との間に設けられている。空気吸入部58は、通風ダクト33が内側に形成する循環通路44と通風ダクト33の外側とを接続している。
通風ダクト33に空気排出部57を設けることにより、回転槽13からヒートポンプユニット50側へ循環する洗濯物の水分を含む空気の一部は、空気排出部57から循環通路44の外側に排出される。すなわち、循環通路44を循環する空気は、冷却器51を通過する際の抵抗によって冷却器51の入口側における圧力が周囲よりも高くなる。そのため、循環通路44を流れる空気の一部は、空気排出部57から循環通路44の外側へ流出する。これにより、放熱器52を通過し、回転槽13を経由した比較的温度の高い空気は、一部が空気排出部57から循環通路44の外部へ排出され、循環する空気の過剰な温度の上昇が低減される。
一方、通風ダクト33に空気吸入部58を設けることにより、循環通路44には循環通路44の外部から空気が導入される。すなわち、循環通路44を循環する空気は、冷却器51を通過する際の抵抗および空気排出部57からの空気の排出によって冷却器51の出口側における圧力が周囲よりも低くなる。そのため、循環通路44には、空気吸入部58を経由して循環通路44の外側から空気が導入される。これにより、放熱器52には、冷却器51で冷却された温度の低い空気だけでなく、空気吸入部58を経由して外部から導入された比較的温度の高い空気も流入する。その結果、乾燥運転の初期のように循環する空気の温度が低い場合でも、空気吸入部58から室温に近い空気が吸入され、回転槽13に供給される空気の温度は迅速に上昇する。また、乾燥運転の後期のように循環する空気の温度が高い場合には、空気吸入部58を経由して外部から導入された空気によって循環する空気の温度の上昇が抑えられる。
このように、空気排出部57から循環する空気の一部を循環通路44の外側へ排出する場合、回転槽13からヒートポンプユニット50側へ循環する空気、すなわち洗濯物から水分を奪った空気の一部が空気排出部57から外部へ排出される。そのため、空気排出部57から排出された空気は、比較的湿度が高い。その結果、空気排出部57から排出された空気に含まれる水分は、洗濯乾燥機10の各機器に凝縮したり、洗濯乾燥機10の外部へ排出されて家屋の壁などに凝縮するおそれがある。そこで、本実施形態では、この空気排出部57に、排出空気冷却部60を設けている。
排出空気冷却部60は、空気排出部57から排出される空気の流路、すなわち空気排出部57から排出される空気の流れと交わる位置に設けられている。これにより、空気排出部57から排出された空気は、排出空気冷却部60に触れつつ流れていく。この排出空気冷却部60は、図3に示すように空気接触部61、案内部62および取付部63を有している。空気接触部61は、空気排出部57の上方すなわち空気排出部57の回転槽13側に設けられており、地面に対して傾斜している。これにより、空気接触部61は、空気排出部57から排出された空気の流れと交わる位置に設けられている。また、空気接触部61は、図3の紙面方向、すなわち循環通路44における空気の流れに対してほぼ直交する洗濯乾燥機10の左右方向に延びている。空気排出部57から排出された空気は、少なくとも一部がこの空気接触部61に当たり、流れの方向を変えながら流れる。この場合、空気接触部61の面積は、空気排出部57の開口面積に対し70%以上の面積を確保することが望ましい。空気接触部61の面積が空気排出部57の開口面積の70%未満であると、空気排出部57から排出された空気と空気接触部61とが接触しにくくなる。そこで、空気接触部61の面積を空気排出部57の開口面積の70%以上確保することが望ましい。
案内部62は、重力方向において空気接触部61の下端すなわち空気接触部61の通風ダクト33側の端部に接続し、循環通路44の内側へ延びている。取付部63は、この案内部62の下端に接続している。取付部63は、例えば案内部62の下端から垂直すなわち循環通路44における空気の流れ方向とほぼ平行に延びている。そして、この取付部63は、冷却器51の上端に接続している。取付部63は、例えば櫛歯状に形成し、複数のフィンが形成されている冷却器51の上端部と噛み合う構成としてもよい。このように取付部63と冷却器51とを噛み合わせることにより、互いの接触面積が拡大し、排出空気冷却部60の冷却が促進される。また、取付部63と冷却器51との間に、熱伝導性の高い樹脂を充填し、排出空気冷却部60の冷却を促進する構成としてもよい。
排出空気冷却部60の空気接触部61、案内部62および取付部63は、例えばアルミニウムや銅など、熱伝導率が大きく、かつ水に対する耐蝕性の高い金属で形成されている。排出空気冷却部60は、取付部63において冷却器51に接続することにより全体が冷却される。そのため、空気排出部57から排出された空気は、空気接触部61に接することにより、含まれている水分が凝縮する。凝縮した水は、傾斜している空気接触部61に沿って下方へ流れ、さらに案内部62に沿って循環通路44の内側へ流れる。
通風ダクト33は、下方すなわち下端側の壁の外側に凝縮水容器としてのドレインパン65を有している。ドレインパン65は、通風ダクト33の内側において生成した水を捕集する。循環する空気に含まれる水分は、通風ダクト33の内側に設けられている冷却器51において凝縮する。凝縮した水分は、水滴となって冷却器51から下方へ落下する。通風ダクト33は下端側に開口66を有しており、冷却器51で生成した水はドレインパン65に流入する。同様に、排出空気冷却部60において水分の凝縮によって生成した水も、案内部62に沿って循環通路44の内側へ案内された後、ドレインパン65へ捕集される。ドレインパン65に捕集された水は、ドレインパン65の底部に設けられている開口67を経由して外部へ排出される。
以上説明したように、第1実施形態では、空気排出部57の外側に排出空気冷却部60を設けている。これにより、空気排出部57を経由して循環通路44から外部へ排出される空気は、排出空気冷却部60において冷却される。そのため、循環通路44から外部へ排出される空気に含まれる水分、すなわち回転槽13とヒートポンプユニット50側との間を循環する空気に含まれる水分は、排出空気冷却部60に当たることにより凝縮する。その結果、空気排出部57を経由して排出される空気に含まれる水分は、排出空気冷却部60において分離される。したがって、循環通路44から排出された空気に含まれる水分が洗濯乾燥機10の各機器に凝縮したり、洗濯乾燥機10の外部の家屋の壁などに凝縮することを低減することができる。
また、第1実施形態では、空気排出部57から排出される空気を冷却することにより、排出される空気に含まれる水分の凝縮を低減している。そのため、例えばファンの駆動によって洗濯乾燥機10の内部への外気の導入などは不要である。したがって、騒音および消費電力の増大を招くことなく、意図しない位置への水分の凝縮を低減することができる。
さらに、第1実施形態では、排出空気冷却部60は、取付部63が冷却器51と接続することにより、冷却器51で冷却されている。したがって、簡単な構造で排出空気冷却部60を構成することができるとともに、空気排出部57から排出される空気を確実に冷却し、水分を分離することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態による洗濯乾燥機の要部を図4に示す。
図4に示す第2実施形態の場合、洗濯乾燥機10は、冷媒管部53が排出空気冷却部60を経由している。具体的には、冷却器51から圧縮機54への冷媒が流れる冷媒管部53は、少なくとも一部が排出空気冷却部60と接している。これにより、排出空気冷却部60は、冷媒管部53を流れる低温の冷媒によって冷却される。そのため、空気排出部57から排出される空気は、排出空気冷却部60によって冷却される。すなわち、第2実施形態の場合、排出空気冷却部60は、第1実施形態のように冷却器51で冷却されるのではなく、冷媒管部53を流れる冷媒によって冷却される。
第2実施形態では、排出空気冷却部60は、冷媒管部53を流れる冷媒によって冷却される。そのため、排出空気冷却部60は、冷却器51と同等の温度まで冷却される。したがって、空気排出部57を経由して排出される空気に含まれる水分を排出空気冷却部60で分離することができる。
また、排出空気冷却部60を経由する冷媒管部53は、図4に示すように排出空気冷却部60に覆われるのではなく、排出空気冷却部60から露出していてもよい。このように冷媒管部53を露出させる場合、冷媒管部53にフィンを設けてもよい。フィンは、冷媒管部53から径方向外側へ突出している。これにより、冷媒管部53は、表面積が拡大する。そのため、空気排出部57から排出される空気と冷媒管部53との接触が促進される。したがって、空気排出部57から排出される空気をより確実に冷却することができ、空気に含まれる水分の分離を促進することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態による洗濯乾燥機を図5に示す。
図5に示す第3実施形態の場合、洗濯乾燥機10は、ヒートポンプユニット50が後方すなわち扉18と反対の端部側に配置されている。洗濯乾燥機10の外箱11は、後端側の一部に金属製の背板71を有している。背板71は、例えばアルミニウムやステンレスなどの金属で形成されており、特許請求の範囲の金属部材に相当する。洗濯乾燥機10の内部で発生した熱は、この背板71を経由して洗濯乾燥機10の外部へ放出される。第3実施形態の場合、排出空気冷却部72は、この背板71と接続している。すなわち、ヒートポンプユニット50は洗濯乾燥機10の後端側に設けられているため、空気排出部57も洗濯乾燥機10の後端側に位置している。そのため、空気排出部57から排出される空気を冷却する排出空気冷却部72は、この外箱11の背板71に接続されている。これにより、排出空気冷却部72は、背板71を経由して放熱し、外気によって冷却される。したがって、空気排出部57を経由して排出される空気に含まれる水分を排出空気冷却部72で分離することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態による洗濯乾燥機の要部を図6および図7に示す。
図6に示す第4実施形態の場合、洗濯乾燥機10の排出空気冷却部60は、第1実施形態の変形であり、第1実施形態に加えてカバー部材80を有している。カバー部材80は、内側に空気接触部61を収容している。カバー部材80は、循環通路44における空気の流れに対してほぼ直交する方向へ延び、空気接触部61を覆っている。カバー部材80は、図7に示すように循環通路44における空気の流れに対して直交する方向の両端部が開口している。これにより、空気排出部57から排出された空気は、カバー部材80と空気接触部61および案内部62との間に形成された空間を経由して、カバー部材80の両端から外部へ排出される。
このように、空気接触部61をカバー部材80で覆うことにより、空気排出部57から排出された空気は、カバー部材80と空気接触部61および案内部62によってカバー部材80の両端側へ誘導される。そのため、空気排出部57から排出された空気は、空気接触部61と確実に接しながら、カバー部材80の両端側へ流れる。その結果、空気排出部57から排出された空気と空気接触部61とが接触する面積および接触時間が十分に確保され、空気排出部57から排出された空気に含まれる水分はより確実に空気接触部61において凝縮する。
以上のように、第4実施形態では、空気接触部61を覆うカバー部材80を有している。そのため、空気排出部57から排出された空気は、より確実かつ長時間、空気接触部61と接触する。したがって、空気排出部57を経由して排出される空気に含まれる水分を排出空気冷却部60で分離することができる。
(第5実施形態)
第5実施形態による洗濯乾燥機の要部を図8に示す。
図8に示す第5実施形態の場合、洗濯乾燥機10は、ポンプ91および排水通路部材92を備えている。ポンプ91は、通電により、ドレインパン65に捕集された凝縮水を外部へ排出する。排水通路部材92は、排水通路を形成している。空気に含まれ冷却器51で分離された水は、ドレインパン65に捕集される。また、排出空気冷却部60で空気を冷却することによって分離された水も、ドレインパン65に捕集される。ドレインパン65に捕集された水は、ポンプ91によって排水通路部材92が形成する排水通路を経由して洗濯乾燥機10の外部へ排出される。
この排水通路部材92は、ポンプ91から洗濯乾燥機10の外部へ至る途中で一部が排出空気冷却部60を経由している。上述のようにドレインパン65には、冷却器51および排出空気冷却部60で分離された凝縮水が捕集される。この凝縮水は、冷却器51や排出空気冷却部60で分離されているため、比較的温度が低い。そのため、この凝縮水を洗濯乾燥機10の外部へ排出する際、排水通路部材92で排出空気冷却部60へ導くことにより、排出空気冷却部60は排水通路を流れる水によって冷却される。これにより、空気排出部57から排出される空気に含まれる水分は、凝縮水で冷却された排出空気冷却部60で分離される。
第5実施形態では、洗濯乾燥機10の外部へ排出する凝縮水を利用して排出空気冷却部60を冷却している。したがって、空気排出部57を経由して排出される空気に含まれる水分を排出空気冷却部60で分離することができる。また、ドレインパン65に捕集された水は、本来であればそのまま洗濯乾燥機10の外部へ廃棄される。第5実施形態では、この廃棄される凝縮水で排出空気冷却部60を冷却することにより、凝縮水のエネルギーが有効に再利用される。したがって、エネルギーの効率的な利用による消費電力の低減を図ることができる。
(その他の実施形態)
以上説明した本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
例えば、洗濯乾燥機10は、排出空気冷却部60へ水道水を導入する水道水導入部を備えていてもよい。具体的には、水道水導入部は、図示しない蛇口から供給された水を水槽と排出空気冷却部とに分岐させ、分岐弁から導入された水を導水管部材を経由して排出空気冷却部60へ供給する。これにより、排出空気冷却部60の空気接触部61は、蛇口から供給された水道水によって冷却される。この場合、水道水を利用するので、動力を必要とすることなく、構造を簡単にすることができる。
また、複数の実施形態では、回転槽13が地面に対し傾斜した軸を中心に回転する、いわゆる横軸形の洗濯乾燥機10を例に説明した。しかし、回転槽13が地面に対し概ね垂直な軸を中心に回転する、いわゆる縦軸形の洗濯乾燥機10に本実施形態を適用してもよい。さらに、上記の説明では、洗濯乾燥機10に対し各実施形態を個別に適用する例について説明したが、洗濯乾燥機10に対し同時に複数の実施形態を適用してもよい。
図面中、10は洗濯乾燥機、11は外箱、13は回転槽、28は回転軸(軸)、33は通風ダクト(通路形成部材)、35は吸入ダクト(通路形成部材)、36は接続ホース(通路形成部材)、42は接続ホース(通路形成部材)、43は吐出ダクト(通路形成部材)、44は循環通路、50はヒートポンプユニット、51は冷却器、52は放熱器、53は冷媒管部、57は空気排出部、60、72は排出空気冷却部、61は空気接触部、62は案内部、65はドレインパン(凝縮水容器)、71は背板(金属部材)、80はカバー部材、91はポンプ、92は排水通路部材を示す。

Claims (7)

  1. 軸を中心に回転する回転槽と、
    前記回転槽を経由して空気が循環する循環通路を形成する通路形成部材と、
    前記循環通路に設けられ、前記循環通路を流れる空気を冷却する冷却器、および前記冷却器を通過した空気を加熱する放熱器を有するヒートポンプユニットと、
    前記循環通路における空気の循環方向において前記冷却器よりも前記回転槽側の前記通路形成部材に設けられ、前記循環通路を循環する空気の一部を前記循環通路から外部へ排出する空気排出部と、
    前記循環通路における前記冷却器と前記放熱器との間に設けられ、前記循環通路の外部から空気を導入する空気吸入部と、
    前記空気排出部から排出される空気の流路に設けられ、前記空気排出部から排出される空気を冷却する排出空気冷却部と、
    前記通路形成部材の重力方向において下方に設けられ前記循環通路の内側において生成された水を捕集する凝縮水容器と、を備え、
    前記排出空気冷却部は、前記循環通路の外部に設けられ地面に対し傾斜して前記空気排出部から排出される空気の流れと交わる空気接触部と、前記空気接触部の重力方向において下端に接続し前記循環通路の内側へ向けて垂直に延びて前記空気接触部で生成された水を前記循環風路の内側へ案内する案内部と、を有していることを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記ヒートポンプユニットは、前記冷却器と前記放熱器との間を循環する冷媒が流れる冷媒管部を有し、
    前記排出空気冷却部は、前記冷却器または前記冷媒管部の少なくともいずれか一方に接していることを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記回転槽、前記通路形成部材および前記ヒートポンプユニットを収容し、少なくとも一部が金属部材で形成されている外箱を備え、
    前記排出空気冷却部は、前記金属部材と接していることを特徴とする請求項1または2記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記排出空気冷却部は、内側に前記空気接触部を収容するカバー部材を有することを特徴とする請求項3記載の洗濯乾燥機。
  5. 前記凝縮水容器に貯えられた水を外部に排出するポンプと、
    前記排出空気冷却部を経由して前記ポンプから排出した水が流れる排水通路を形成する排水通路部材と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の洗濯乾燥機。
  6. 前記排出空気冷却部へ水道水を導入する水道水導入手段を備えることを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  7. 前記冷媒管部は、径方向外側へ突出するフィンを有することを特徴とする請求項2記載の洗濯乾燥機。
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