JP2007120319A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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富久 小田
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Abstract

【課題】一つの燃料添加弁を用い、良好な燃費を確保する。
【解決手段】内燃機関の排気通路内に配置された後処理装置20が上流部に拡大室22を有し、この拡大室22の下流端において排気通路が第1の排気通路24aと第2の排気通路24bとに分岐される。各排気通路24a,24b内には夫々NOx吸蔵還元触媒25a,25bと、パティキュレートフィルタ26a,26bが配置される。例えばNOx吸蔵還元触媒25aからNOxを放出すべきときには排気制御弁28bにより第2の排気通路24bを閉鎖して燃料添加弁33から燃料を添加する。
【選択図】図1

Description

本発明は内燃機関の排気浄化装置に関する。
共通の排気通路から分岐された第1の排気通路と第2の排気通路を具備し、流入する排気ガスの空燃比がリーンのときには排気ガス中のNOxを吸蔵し、流入する排気ガスの空燃比がリッチになると吸蔵しているNOxを放出するNOx吸収剤を第1の排気通路内および第2の排気通路内に夫々配置し、NOx吸収剤上流の第1の排気通路内および第2の排気通路内に夫々燃料添加弁を配置し、NOx吸収剤下流の第1の排気通路内および第2の排気通路内に夫々排気制御弁を配置した内燃機関が公知である(例えば特許文献1を参照)。
この内燃機関では第1の排気通路内に配置されたNOx吸収剤から吸蔵したNOxを放出させるときには第1の排気通路内に配置された排気制御弁を閉弁して第1の排気通路内に排気ガスを滞留させた状態で第1の排気通路内に配置された燃料添加弁から燃料を添加することにより第1の排気通路内における排気ガスの空燃比をリッチに保持し、第2の排気通路内に配置されたNOx吸収剤から吸蔵したNOxを放出させるときには第2の排気通路内に配置された排気制御弁を閉弁して第2の排気通路内に排気ガスを滞留させた状態で第2の排気通路内に配置された燃料添加弁から燃料を添加することにより第2の排気通路内における排気ガスの空燃比をリッチに保持するようにしている。
特開平7−102947号公報
しかしながらこの内燃機関では各NOx吸収剤からNOxを放出させるために2つの燃料添加弁が必要であるという問題がある。更に大きな問題は、これら燃料添加弁はエンジンからかなり離れたところに配置されており、従ってエンジンからかなり離れたところまで燃料供給管を配管しなければならないということにある。
上記問題点を解決するために本発明によれば、機関排気通路内に配置された後処理装置が排気ガス流入口と、この排気ガス流入口と整列配置されかつ排気ガス流入口よりも大きな排気ガス流通断面積を有する拡大室と、この拡大室の下流端を画定する触媒とを具備し、触媒上流の拡大室内では一つである排気通路が触媒の上流側端面を境として上流側端面から下流側では第1の排気通路と第2の排気通路に分岐され、燃料添加弁から添加されて排気ガス流入口から拡大室内に流入する燃料を第1の排気通路内に流入させるときには第2の排気通路を閉鎖し、この燃料を第2の排気通路内に流入させるときには第1の排気通路を閉鎖するようにしている。
良好な燃費を確保しつつ燃料添加弁の数を低減できると共に燃料添加弁の取付け位置をエンジン本体に近づけることができる。
図1に圧縮着火式内燃機関の全体図を示す。
図1を参照すると、1は機関本体、2は各気筒の燃焼室、3は各燃焼室2内に夫々燃料を噴射するための電子制御式燃料噴射弁、4は吸気マニホルド、5は排気マニホルドを夫々示す。吸気マニホルド4は吸気ダクト6を介して排気ターボチャージャ7のコンプレッサ7aの出口に連結され、コンプレッサ7aの入口はエアフローメータ8を介してエアクリーナ9に連結される。吸気ダクト6内には電子制御式スロットル弁10が配置され、更に吸気ダクト6周りには吸気ダクト6内を流れる吸入空気を冷却するための冷却装置11が配置される。図1に示される実施例では機関冷却水が冷却装置11内に導かれ、機関冷却水によって吸入空気が冷却される。一方、排気マニホルド5は排気ターボチャージャ7の排気タービン7bの入口に連結され、排気タービン7bの出口は排気後処理装置20に連結される。
排気マニホルド5と吸気マニホルド4とは排気ガス再循環(以下、EGRと称す)通路12を介して互いに連結され、EGR通路12内には電子制御式EGR制御弁13が配置される。また、EGR通路12周りにはEGR通路12内を流れるEGRガスを冷却するための冷却装置14が配置される。図1に示される実施例では機関冷却水が冷却装置14内に導かれ、機関冷却水によってEGRガスが冷却される。一方、各燃料噴射弁3は燃料供給管15を介してコモンレール16に連結される。このコモンレール16内へは電子制御式の吐出量可変な燃料ポンプ17から燃料が供給され、コモンレール16内に供給された燃料は各燃料供給管15を介して燃料噴射弁3に供給される。
排気後処理装置20は排気タービン7bの出口に連通する排気ガス流入口21と、この排気ガス流入口21と整列配置されかつ排気ガス流入口21よりも大きな排気ガス流通断面積を有する拡大室22と、拡大室22の下流端に連結された一対の排気分岐管23a,23bとを具備しており、これらの各排気管23a,23b内に夫々第1の排気通路24aおよび第2の排気通路24bが形成される。
第1の排気通路24a内には上流側から順に第1のNOx吸蔵還元触媒25a、第1のパティキュレートフィルタ26a、第1の酸化触媒27a、およびアクチュエータにより駆動される第1の排気制御弁28aが配置され、第2の排気通路24b内には上流側から順に第2のNOx吸蔵還元触媒25b、第2のパティキュレートフィルタ26b、第2の酸化触媒27b、およびアクチュエータにより駆動される第2の排気制御弁28bが配置される。これら第1の排気通路24aおよび第2の排気通路24bは第1の排気制御弁28aおよび第2の排気制御弁28bの下流において共通の排気管29に合流せしめられる。
また、第1の排気通路24aには第1のNOx吸蔵還元触媒25aの温度を検出するための温度センサ30aと、第1のパティキュレートフィルタ26aの前後差圧を検出するための第1の差圧センサ31aと、第1の酸化触媒27aから排出された排気ガスの温度を検出するための温度センサ32aが配置され、第2の排気通路24bには第2のNOx吸蔵還元触媒25bの温度を検出するための温度センサ30bと、第2のパティキュレートフィルタ26bの前後差圧を検出するための第2の差圧センサ31bと、第2の酸化触媒27bから排出された排気ガスの温度を検出するための温度センサ32bが配置される。
図2(A)に後処理装置20の斜視図を示し、図20(B)に図1のII−II線に沿ってみた後処理装置20の断面図を示す。図1および図2に示されるように拡大室22は排気ガス流入口21の中心軸線に沿って延びており、この拡大室22は排気ガス流入口21から両NOx吸蔵還元触媒25a,25bの上流側端面に向けて徐々に拡開している。この徐々に拡開している拡大室22の下流端は同一平面内を延びる両NOx吸蔵還元触媒25a,25bの上流側端面により画定されており、従って拡大室22内では一つである排気通路が両NOx吸蔵還元触媒25a,25bの上流側端面を境としてこれら上流側端面から下流側では第1の排気通路24aと第2の排気通路24bに分岐されることになる。
また、図1および図2に示されるように一対の排気分岐管23a,23bは排気ガス流入口21の中心軸線を含む平面に対して対称的に配置されており、従って第1の排気通路24aおよび第2の排気通路24bは排気ガス流入口21の中心軸線を含む平面に対して対称的に配置されることになる。
一方、図1に示されるように排気マニホルド5内には燃料添加弁33が配置され、この燃料添加弁32から排気マニホルド5内に燃料が添加される。本発明による実施例ではこの燃料は軽油からなる。
電子制御ユニット40はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス41によって互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)42、RAM(ランダムアクセスメモリ)43、CPU(マイクロプロセッサ)44、入力ポート45および出力ポート46を具備する。エアフローメータ8、各温度センサ30a,30b,32a,32b、および各差圧センサ31a,31bの出力信号は夫々対応するAD変換器47を介して入力ポート45に入力される。また、アクセルペダル49にはアクセルペダル49の踏込み量Lに比例した出力電圧を発生する負荷センサ50が接続され、負荷センサ50の出力電圧は対応するAD変換器47を介して入力ポート45に入力される。更に入力ポート45にはクランクシャフトが例えば15°回転する毎に出力パルスを発生するクランク角センサ51が接続される。一方、出力ポート46は対応する駆動回路48を介して燃料噴射弁3、スロットル弁10駆動装置、EGR制御弁13、燃料ポンプ17および燃料添加弁33に接続される。
図3に後処理装置20の別の実施例を示す。図4(A)は図3に示す後処理装置20の斜視図を示しており、図4(B)は図3のIV−IV線に沿ってみた後処理装置20の断面図を示している。この実施例では拡大室22が円錐状をなしており、NOx吸蔵還元触媒25が後処理装置20の内部空間の横断面全体を延びる一つのストレートフロー型のモノリス触媒からなる。
また、後処理装置20の内部空間はNOx吸蔵還元触媒25の下流側端面から下流に向けて延びる隔壁34によって2つの小空間に分離されており、各小空間が夫々第1の排気通路24aおよび第2の排気通路24bを形成している。後処理装置20は全体的に円筒状をなしており、従って第1の排気通路24aおよび第2の排気通路24bの断面は半円形状をなす。この実施例では第1の排気通路24a内に第1のパティキュレートフィルタ26a、第1の酸化触媒27aおよび第1の排気制御弁28aが配置され、第2の排気通路24b内に第2のパティキュレートフィルタ26b、第2の酸化触媒27bおよび第2の排気制御弁28bが配置される。
図5は図1に示されるNOx吸蔵還元触媒25a,25bおよび図3に示されるNOx吸蔵還元触媒25の構造を示している。図1および図3に示される実施例ではNOx吸蔵還元触媒25a,25b,25はストレートフロー型、即ち直進流型のハニカム構造をなしており、薄肉の隔壁60により互いに分離された真すぐに延びる複数個の排気ガス流通路61を具備する。各隔壁60の両側表面上には例えばアルミナからなる触媒担体が担持されており、図6(A)および(B)はこの触媒担体65の表面部分の断面を図解的に示している。図6(A)および(B)に示されるように触媒担体65の表面上には貴金属触媒66が分散して担持されており、更に触媒担体65の表面上にはNOx吸収剤67の層が形成されている。
本発明による実施例では貴金属触媒66として白金Ptが用いられており、NOx吸収剤67を構成する成分としては例えばカリウムK、ナトリウムNa、セシウムCsのようなアルカリ金属、バリウムBa、カルシウムCaのようなアルカリ土類、ランタンLa、イットリウムYのような希土類から選ばれた少なくとも一つが用いられている。
機関吸気通路、燃焼室2およびNOx吸蔵還元触媒25a,25b,25上流の排気通路内に供給された空気および燃料(炭化水素)の比を排気ガスの空燃比と称すると、NOx吸収剤67は排気ガスの空燃比がリーンのときにはNOxを吸収し、排気ガス中の酸素濃度が低下すると吸収したNOxを放出するNOxの吸放出作用を行う。
即ち、NOx吸収剤67を構成する成分としてバリウムBaを用いた場合を例にとって説明すると、排気ガスの空燃比がリーンのとき、即ち排気ガス中の酸素濃度が高いときには排気ガス中に含まれるNOは図6(A)に示されるように白金Pt66上において酸化されてNO2となり、次いでNOx吸収剤67内に吸収されて酸化バリウムBaOと結合しながら硝酸イオンNO3 -の形でNOx吸収剤67内に拡散する。このようにしてNOxがNOx吸収剤67内に吸収される。排気ガス中の酸素濃度が高い限り白金Pt66の表面でNO2が生成され、NOx吸収剤67のNOx吸収能力が飽和しない限りNO2がNOx吸収剤67内に吸収されて硝酸イオンNO3 -が生成される。
これに対し、排気ガスの空燃比がリッチ或いは理論空燃比にされると排気ガス中の酸化濃度が低下するために反応が逆方向(NO3 -→NO2)に進み、斯くして図6(B)に示されるようにNOx吸収剤67内の硝酸イオンNO3 -がNO2の形でNOx吸収剤67から放出される。次いで放出されたNOxは排気ガス中に含まれる未燃HC,COによって還元される。
このように排気ガスの空燃比がリーンであるとき、即ちリーン空燃比のもとで燃焼が行われているときには排気ガス中のNOxがNOx吸収剤67内に吸収される。しかしながらリーン空燃比のもとでの燃焼が継続して行われるとその間にNOx吸収剤67のNOx吸収能力が飽和してしまい、斯くしてNOx吸収剤67によりNOxを吸収できなくなってしまう。そこで本発明による実施例ではNOx吸収剤67の吸収能力が飽和する前に燃料添加弁33から燃料を添加することによって排気ガスの空燃比を一時的にリッチにし、それによってNOx吸収剤67からNOxを放出させるようにしている。
一方、図7(A)および(B)は図1に示されるパティキュレートフィルタ26a,26bの構造を示している。なお、図7(A)はパティキュレートフィルタ26a,26bの正面図を示しており、図7(B)はパティキュレートフィルタ26a,26bの側面断面図を示している。図7(A)および(B)に示されるようにパティキュレートフィルタ26a,26bはハニカム構造をなしており、互いに平行をなして延びる複数個の排気流通路70,71を具備する。これら排気流通路は下流端が栓72により閉塞された排気ガス流入通路70と、上流端が栓73により閉塞された排気ガス流出通路71とにより構成される。なお、図7(A)においてハッチングを付した部分は栓73を示している。従って排気ガス流入通路70および排気ガス流出通路71は薄肉の隔壁74を介して交互に配置される。云い換えると排気ガス流入通路70および排気ガス流出通路71は各排気ガス流入通路70が4つの排気ガス流出通路71によって包囲され、各排気ガス流出通路71が4つの排気ガス流入通路70によって包囲されるように配置される。
パティキュレートフィルタ26a,26bは例えばコージライトのような多孔質材料から形成されており、従って排気ガス流入通路70内に流入した排気ガスは図7(B)において矢印で示されるように周囲の隔壁74内を通って隣接する排気ガス流出通路71内に流出する。なお、図3に示されるパティキュレートフィルタ26a,26bの構造は輪郭形状が半円形であるということを除いて基本的には図7(A),(B)に示される構造と同じである。
図1および図3に示される実施例では各排気ガス流入通路70および各排気ガス流出通路71の周壁面、即ち各隔壁74の両側表面上および隔壁74内の細孔内壁面上にも例えばアルミナからなる触媒担体が担持されており、この触媒担体65の表面上には図6(A)および(B)に示されるように白金Ptからなる貴金属触媒66が分散して担持されており、NOx吸収剤67の層が形成されている。
従ってリーン空燃比のもとで燃料が行われているときには排気ガス中のNOxがパティキュレートフィルタ26a,26b上のNOx吸収剤67内にも吸収される。このNOx吸収剤67に吸収されたNOxも燃料添加弁33から燃料を添加することによって放出される。
一方、排気ガス中に含まれる粒子状物質はパティキュレートフィルタ26a,26b上に捕集され、順次酸化される。しかしながら捕集される粒子状物質の量が酸化される粒子状物質の量よりも多くなると粒子状物質がパティキュレートフィルタ26a,26b上に次第に堆積し、この場合粒子状物質の堆積量が増大すると機関出力の低下を招いてしまう。従って粒子状物質の堆積量が増大したときには堆積した粒子状物質を除去しなければならない。この場合、空気過剰のもとでパティキュレートフィルタ26a,26bの温度を600℃程度まで上昇させると堆積した粒子状物質が酸化され、除去される。
そこで本発明による実施例ではパティキュレートフィルタ26a,26b上に堆積した粒子状物質の量が許容量を越えたとき、即ち差圧センサ31a,31bにより検出されたパティキュレートフィルタ26a,26bの前後差圧ΔPが許容値を越えたときにはパティキュレートフィルタ26a,26bに流入する排気ガスの空燃比をリーンに維持しつつ燃料添加弁33から燃料を添加してこの添加された燃料の酸化反応熱によりパティキュレートフィルタ26a,26bの温度を上昇させ、それによって堆積した粒子状物質を酸化除去するようにしている。
なお、図1および図3においてNOx吸蔵還元触媒25a,25bに代え、酸化触媒或いは三元触媒を用いることができる。この場合、図3に示す実施例ではこれら酸化触媒或いは三元触媒はストレートフロー型のモノリス触媒から形成される。また、図1および図3においてパティキュレートフィルタ26a,26bとして、NOx吸収剤67を担持していないパティキュレートフィルタを用いることもできる。
次に図8を参照しつつNOx吸蔵還元触媒25a,25b,25上のNOx吸収剤67、およびパティキュレートフィルタ26a,26b上のNOx吸収剤67からのNOxの放出制御について説明する。
機関から単位時間当りに排出されるNOx量は機関の運転状態に応じて変化し、従って単位時間当りにNOx吸収剤67に吸収されるNOx量も機関の運転状態に応じて変化する。本発明による実施例ではNOx吸収剤67に単位時間当り吸収されるNOx量NOXAが要求トルクTQおよび機関回転数Nの関数として図9に示すマップの形で予めROM42内に記憶されており、このNOx量NOXAを積算することによって図8に示されるNOx吸収剤67に吸収されたNOx量ΣNOXが算出される。
本発明による実施例では第1の排気通路24a内のNOx吸収剤67からと、第2の排気通路24b内のNOx吸収剤67からとから交互にNOxの放出作用が行われ、NOx吸収剤67に吸収されたNOx量ΣNOXが図8に示される許容値MAXに達するといずれか一方の排気通路24a,24b内のNOx吸収剤67のNOx吸収量が許容値に達していることになる。従ってこのとき許容値に達している方のNOx吸収剤67からNOxを放出すべきであると判断される。このとき他のNOx吸収剤67に吸収されているNOx量は許容値の半分である。なお、図8においてX1は第1の排気通路24a内のNOx吸収剤67のNOx吸収量が許容値に達したときを示しており、X2は第2の排気通路24b内のNOx吸収剤67のNOx吸収量が許容値に達したときを示している。
一方、図8においてIは第1の排気通路24aを示しており、IIは第2の排気通路24bを示している。図8からわかるように通常は、即ちNOx量ΣNOXが許容値MAXよりも低いときには第1の排気制御弁28aおよび第2の排気制御弁28bのいずれも開弁せしめられており、第1の排気通路24aおよび第2の排気通路24b内のいずれもリーン空燃比の排気ガスが流通している。従ってこのときにはいずれの排気通路24a,24b内のNOx吸収剤67においても排気ガス中のNOxの吸収作用が行われている。
さて、図8においてX1で示されるように第1の排気通路24a内に配置されたNOx吸収剤67からNOxを放出すべきときにはまず初めに第2の排気制御弁28bが閉弁せしめられ、それによって第2の排気通路24bが閉鎖される。その結果、排気ガス流入口21から拡大室22内に流入した排気ガスは第1の排気通路24a内へのみ流入することになる。次いで第2の排気通路24bが閉鎖された後、予め定められた第1の時間Δt1を経過したときに燃料添加弁32からミスト状、即ち微粒子状の燃料が添加され、この添加燃料は微粒子状をなして拡大室22内に流入する。
添加燃料の微粒子が拡大室22内に流入するとこれら微粒子は減速され、燃料微粒子の慣性力が弱められる。このとき上述したように排気ガスは第1の排気通路24a内にのみ流入しており、一方このとき上述したように燃料微粒子の慣性力が弱められているので燃料微粒子は排気ガスに載って第1の排気通路24a内に向かう。従って添加されたほとんど全ての燃料が拡大室22の内壁面や第2のNOx吸蔵還元触媒25bの上流側端面上に付着することなく、第1の排気通路24a内に送り込まれる。なお、第1の時間は第2の排気通路24b内への排気ガスの流入が停止するまでの待ち時間に相当する。
一方、燃料が添加されてから予め定められた第2の時間Δt2を経過すると第2の排気制御弁28bが開弁して第2の排気通路24bが開通せしめられると共に第1の排気制御弁28aが閉弁せしめられて第1の排気通路24aが閉鎖される。即ち、燃料添加弁33から燃料が添加されるとこの燃料は排気ガス流に乗って即座に第1の排気通路24a内を突き抜けるのではなくて、排気ガス流に対し遅れて第1の排気通路24a内を前進する。次いでこの燃料は第1の排気通路24a内のNOx吸蔵還元触媒25aや、パティキュレートフィルタ26aや、酸化触媒27aに一旦付着し、その後蒸発する。
即ち、燃料添加弁33からの燃料添加後、第1の排気制御弁28aを早く閉弁しすぎると添加燃料が第1の排気通路24a内の先の方まで進まないためにNOx吸蔵還元触媒25aやパティキュレートフィルタ26aの表面を十分に利用して添加燃料を保持しえず、これに対し燃料添加後、第1の排気制御弁28aを遅く閉弁しすぎると蒸発した燃料が外部に排出されてしまう。即ち、第2の時間Δt2は燃料添加弁33から添加された燃料を第1の排気通路24a内に保持するために必要な時間である。
この場合、排気ガスの流速が早いほど、即ち吸入空気量が多いほど添加燃料は先に進むので吸入空気量が多いほど第1の排気制御弁28aは早く閉弁する必要がある。従って図10(A)に示されるように吸入空気量Gaが増大するほど第2の時間Δt2は短くされる。一方、NOx吸蔵還元触媒25aやパティキュレートフィルタ26aの温度Tc、即ちNOx吸収剤67の温度Tcが高くなるほど付着した燃料は蒸発しやすくなるので図10(B)に示されるように温度Tcが高くなるほど第2の時間Δt2は短くされる。この第2の時間Δt2は吸入空気量Gaおよび温度Tcの関数として図10(C)に示すようなマップの形で予めROM42内に記憶されている。
一方、第1の排気制御弁28aが閉弁せしめられ、第1の排気通路24aが閉鎖されてから予め定められた第3の時間Δt3が経過すると第1の排気制御弁28aが開弁せしめられ、第1の排気通路24aが開通せしめられる。第1の排気制御弁28aが閉弁している間にNOx吸蔵還元触媒25aやパティキュレートフィルタ26aに付着した燃料が蒸発して第1の排気通路24a内に滞留している排気ガスの空燃比はリッチとなり、それによってNOx吸収剤67に吸収されていたNOxが放出され、還元される。従って第3の時間Δt3は第1の排気通路24a内における排気ガスの空燃比をリッチに保持することのできる時間である。
なお、NOx吸収剤67の温度Tcが高いほどNOxの放出還元作用が進むので図11(A)に示されるように温度Tcが高くなるほど第3の時間Δt3は短くなる。また、排気制御弁28a,28bは全閉していても若干の漏れがあり、このような漏れがあるとリーン空燃比の排気ガスが第1の排気通路24a内に流入してくるので第1の排気通路24a内の排気ガスの空燃比がリッチからリーンに早期に切換わることになる。この場合、排気ガス量が多いほど、即ち吸入空気量Gaが多いほどリッチからリーンに早期に切換わるので図11(B)に示されるように吸入空気量Gaが増大するほど第3の時間Δt3は短くされる。この第3の時間Δt3は吸入空気量Gaおよび温度Tcの関数として図11(C)に示すようなマップの形で予めROM42内に記憶されている。
図8においてX2で示されるように第2の排気通路24b内に配置されたNOx吸収剤67からNOxを放出すべきときも同様である。即ち、第2の排気通路24b内に配置されたNOx吸収剤67からNOxを放出すべきときには第1の排気通路24aを閉鎖した後、予め定められた第1の時間Δt1を経過したときに燃料添加弁33から燃料が添加され、燃料が添加されてから予め定められた第2の時間Δt2を経過したときに第1の排気通路24aが開通せしめられると共に第2の排気通路24bが閉鎖され、次いで予め定められた第3の時間Δt3が経過したときに第2の排気通路24bが開通せしめられる。
本発明の特徴とするところは、排気タービン7bの出口、或いはこの出口に通ずる共通の排気通路からただちに第1の排気通路24aと第2の排気通路24bとを分岐させるのではなくて、排気タービン7bの出口、或いはこの出口に通ずる共通の排気通路を拡大室22を介して第1の排気通路24aおよび第2の排気通路24bに連結するようにしたことにある。このように第1の排気通路24aおよび第2の排気通路24bの直前に拡大室22を形成することによって燃費を向上することができる。
即ち、このような拡大室22を設けることなく排気タービン7bの出口、或いはこの出口に通ずる共通の排気通路からただちに第1の排気通路24aと第2の排気通路24bとを分岐させた場合において、例えば添加された燃料を第1の排気通路24a内にのみ送り込むために第1の排気制御弁28aを全開し、第2の排気制御弁28bを閉弁した状態で燃料添加弁33から燃料を添加し、添加された燃料が第1の排気通路24aに送り込まれたときに第1の排気制御弁28aを閉弁し、第2の排気制御弁28bを開弁したとする。この場合、一見したところ全ての添加燃料が第1の排気通路24a内に送り込まれ、その後第1の排気制御弁28aが閉弁せしめられることによって第1の排気通路24a内における排気ガスの空燃比がリッチに保持されるように見える。
しかしながら実際には添加された燃料を第1の排気通路24a内にのみ送り込むために第1の排気制御弁28aを全開し、第2の排気制御弁28bを閉弁した状態で燃料添加弁33から燃料を添加しても添加された燃料は微粒子状をなしているために添加された燃料の一部が慣性により第2の排気通路24b内に流入し、第2の排気通路24bの内壁面上等に付着する。次いで第2の排気制御弁28bが全開せしめられるとこの付着燃料は第2の排気通路24b内を流通せしめられる。
ところでこの場合、この付着燃料によっては第2の排気通路24b内の排気ガスの空燃比はリッチにはならず、従って第2の排気通路24b内のNOx吸収剤67からのNOx放出作用は行われない。即ち、この場合、この付着燃料は無駄に消費されることになる。これに対し、本発明におけるように拡大室22を設けると前述したように燃料微粒子は拡大室22内で減速するために慣性力が弱められる。その結果、ほとんど全ての燃料が排気ガス流に載って流入すべき排気通路24a,24b内に流入するので燃費を向上できることになる。
なお、図3に示される実施例では触媒25の直径に沿って延びる隔壁60が隔壁34と整列するように配置されており、触媒25内においては触媒25の直径に沿って延びる隔壁60によって第1の排気通路24aと第2の排気通路24bが分離されている。即ち、図3に示される実施例では触媒25の直径に沿って延びる隔壁60と隔壁34とによって第1の排気通路24aと第2の排気通路24bとが分離されている。
図12は排気浄化処理ルーチンを示している。
図12を参照するとまず初めにステップ100において図9に示すマップから単位時間当り吸収されるNOx量NOXAが算出される。次いでステップ101ではこのNOXAがNOx吸収剤67に吸収されているNOx量ΣNOXに加算される。次いでステップ102では吸収NOx量ΣNOXが許容値MAXを越えたか否かが判別され、ΣNOX>MAXとなったときにはステップ103に進んで第1の排気通路24a内のNOx吸収剤67からNOxを放出すべきであることを示すフラグIがセットされているか否かが判別される。
ステップ103においてフラグIがセットされていると判断されたとき、即ち第1の排気通路24a内のNOx吸収剤67からNOxを放出すべきときにはステップ104に進んでフラグIがリセットされる。次いでステップ105では第1の時間Δt1が算出される。次いでステップ106では温度センサ30aおよび温度センサ32aにより検出された温度の一方又は双方から推定されるNOx吸蔵還元触媒25aおよびパティキュレートフィルタ26aの代表温度Tcとエアフローメータ8により検出された吸入空気量Gaとに基づいて図10(C)に示すマップから第2の時間Δt2が算出される。次いでステップ107では温度センサ30aおよび温度センサ32aにより検出された温度の一方又は双方から推定されるNOx吸蔵還元触媒25aおよびパティキュレートフィルタ26aの代表温度Tcとエアフローメータ8により検出された吸入空気量Gaとに基づいて図11(C)に示すマップから第3の時間Δt3が算出される。次いでステップ108に進む。
ステップ108では図8に示されるようにまず初めに第2の排気制御弁28bが閉弁され、次いでステップ105において算出された第1の時間Δt1が経過したときに燃料添加弁33から燃料、即ち軽油が添加されると共にNOx量ΣNOXが零とされる。次いでステップ106において算出された第2の時間Δt2が経過したときに第1の排気制御弁28aが閉弁され、第2の排気制御弁28bが開弁される。次いでステップ107において算出された第3の時間Δt3が経過したときに第1の排気制御弁28aが開弁される。
一方、ステップ103においてフラグIがセットされていないと判断されたとき、即ち第2の排気通路24b内のNOx吸収剤67からNOxを放出すべきときにはステップ109に進んでフラグIがセットされる。次いでステップ110では第1の時間Δt1が算出される。次いでステップ111では温度センサ30bおよび温度センサ32bにより検出された温度の一方又は双方から推定されるNOx吸蔵還元触媒25bおよびパティキュレートフィルタ26bの代表温度Tcとエアフローメータ8により検出された吸入空気量Gaとに基づいて図10(C)に示すマップから第2の時間Δt2が算出される。次いでステップ112では温度センサ30bおよび温度センサ32bにより検出された温度の一方又は双方から推定されるNOx吸蔵還元触媒25bおよびパティキュレートフィルタ26bの代表温度Tcとエアフローメータ8により検出された吸入空気量Gaとに基づいて図11(C)に示すマップから第3の時間Δt3が算出される。次いでステップ108に進む。
ステップ108では図8に示されるようにまず初めに第1の排気制御弁28aが閉弁され、次いでステップ110において算出された第1の時間Δt1が経過したときに燃料添加弁33から燃料、即ち軽油が添加されると共にNOx量ΣNOXが零とされる。次いでステップ111において算出された第2の時間Δt2が経過したときに第2の排気制御弁28bが閉弁され、第1の排気制御弁28aが開弁される。次いでステップ112において算出された第3の時間Δt3が経過したときに第2の排気制御弁28bが開弁される。
ところで燃料添加弁33に燃料を添加するための燃料供給管を長い距離に亘って車両の床下に配管するのは抵抗感がある。しかしながら本発明では図1および図3に示されるように燃料添加弁33をエンジン本体近くに配置できるので燃料供給管を短かくすることができる。
図13に変形例を示す。この変形例では第1の排気通路24aの下流端と第2の排気通路24bの下流端の排気通路29への合流部に一個の排気制御弁28が配置され、この一個の排気制御弁28によって実線で示されるように第1の排気通路24aと第2の排気通路24bが共に開通している状態と、破線aで示されるように第1の排気通路24aのみが閉鎖されている状態と、破線bで示されるように第2の排気通路24bのみが閉鎖されている状態との3つの状態に切換えられる。
圧縮着火式内燃機関の全体図である。 図1の後処理装置を示す図である。 圧縮着火式内燃機関の別の実施例の全体図である。 図3の後処理装置を示す図である。 NOx吸蔵還元触媒の側面断面図である。 触媒担体の表面部分の断面図である。 パティキュレートフィルタの構造を示す図である。 燃料添加のタイミングと排気制御弁の開閉弁時期を示すタイムチャートである。 吸収NOx量NOXAのマップを示す図である。 第2の時間Δt2を示す図である。 第3の時間Δt3を示す図である。 排気浄化処理を行うためのフローチャートである。 圧縮着火式内燃機関の変形例を示す図である。
符号の説明
5 排気マニホルド
20 排気後処理装置
24a 第1の排気通路
24b 第2の排気通路
25a 第1のNOx吸蔵還元触媒
25b 第2のNOx吸蔵還元触媒
26a 第1のパティキュレートフィルタ
26b 第2のパティキュレートフィルタ
27a 第1の酸化触媒
27b 第2の酸化触媒
28a 第1の排気制御弁
28b 第2の排気制御弁
33 燃料添加弁

Claims (17)

  1. 機関排気通路内に配置された後処理装置が排気ガス流入口と、該排気ガス流入口と整列配置されかつ該排気ガス流入口よりも大きな排気ガス流通断面積を有する拡大室と、該拡大室の下流端を画定する触媒とを具備し、該触媒上流の該拡大室内では一つである排気通路が該触媒の上流側端面を境として該上流側端面から下流側では第1の排気通路と第2の排気通路に分岐され、燃料添加弁から添加されて該排気ガス流入口から拡大室内に流入する燃料を第1の排気通路内に流入させるときには第2の排気通路を閉鎖し、該燃料を第2の排気通路内に流入させるときには第1の排気通路を閉鎖するようにした内燃機関の排気浄化装置。
  2. 上記拡大室は上記排気ガス流入口から上記触媒の上流側端面に向けて徐々に拡開している請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 上記拡大室は上記排気ガス流入口の中心軸線に沿って延びており、上記第1の排気通路および第2の排気通路は該排気ガス流入口の中心軸線を含む平面に対して対称的に配置されている請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 上記後処理装置の内部空間が隔壁によって2つの小空間に分離されており、各小空間が夫々第1の排気通路および第2の排気通路を形成している請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 上記触媒がストレートフロー型のモノリス触媒からなると共に該触媒が後処理装置の内部空間の横断面全体を延びており、上記隔壁が該触媒の下流側端面から下流に向けて延びている請求項4に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 第1の排気通路および第2の排気通路を閉鎖又は開通させるために少くとも一つの排気制御弁を備えている請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  7. 流入する排気ガスの空燃比がリーンのときには排気ガス中のNOxを吸蔵し、流入する排気ガスの空燃比がリッチになると吸蔵しているNOxを放出するNOx吸収剤を第1の排気通路内および第2の排気通路内に夫々配置し、第1の排気通路内に配置されたNOx吸収剤からNOxを放出すべきときには第2の排気通路を閉鎖しかつ第1の排気通路を開通させた状態で燃料添加弁から燃料を添加して添加された燃料を第1の排気通路内に導びくと共に、第1の排気通路内に燃料が導びかれた後に該燃料により第1の排気通路内における排気ガスの空燃比をリッチに維持するために第1の排気通路を閉鎖し、第2の排気通路内に配置されたNOx吸収剤からNOxを放出すべきときには第1の排気通路を閉鎖しかつ第2の排気通路を開通させた状態で燃料添加弁から燃料を添加して添加された燃料を第2の排気通路内に導びくと共に、第2の排気通路内に燃料が導びかれた後に該燃料により第2の排気通路内における排気ガスの空燃比をリッチに維持するために第2の排気通路を閉鎖するようにした請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  8. 上記触媒が上記NOx吸収剤を担持したNOx吸蔵還元触媒からなる請求項7に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  9. 第1の排気通路および第2の排気通路内に夫々上記NOx吸収剤を担持したパティキュレートフィルタが配置されている請求項7に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  10. 第1の排気通路内に配置されたNOx吸収剤からNOxを放出すべきときには第2の排気通路を閉鎖した後、予め定められた第1の時間を経過したときに燃料添加弁から燃料が添加され、燃料が添加されてから予め定められた第2の時間を経過したときに第2の排気通路が開通せしめられると共に第1の排気通路が閉鎖され、次いで予め定められた第3の時間が経過したときに第1の排気通路が開通せしめられ、第2の排気通路内に配置されたNOx吸収剤からNOxを放出すべきときには第1の排気通路を閉鎖した後、予め定められた第1の時間を経過したときに燃料添加弁から燃料が添加され、燃料が添加されてから予め定められた第2の時間を経過したときに第1の排気通路が開通せしめられると共に第2の排気通路が閉鎖され、次いで予め定められた第3の時間が経過したときに第2の排気通路が開通せしめられる請求項7に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  11. 第1の排気通路内に配置されたNOx吸収剤からNOxを放出すべきときには上記第1の時間は第2の排気通路内への排気ガスの流入が停止するまでの待ち時間に相当し、第2の排気通路内に配置されたNOx吸収剤からNOxを放出すべきときには上記第1の時間は第1の排気通路内への排気ガスの流入が停止するまでの待ち時間に相当する請求項10に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  12. 第1の排気通路内に配置されたNOx吸収剤からNOxを放出すべきときには上記第2の時間は燃料添加弁から添加された燃料を第1の排気通路内に保持するために必要な時間であり、第2の排気通路内に配置されたNOx吸収剤からNOxを放出すべきときには上記第2の時間は燃料添加弁から添加された燃料を第2の排気通路内に保持するために必要な時間である請求項10に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  13. 上記第2の時間は吸入空気量が増大するほど短かくなる請求項12に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  14. 上記第2の時間はNOx吸収剤の温度が高くなるほど短かくなる請求項12に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  15. 第1の排気通路内に配置されたNOx吸収剤からNOxを放出すべきときには上記第3の時間は第1の排気通路内における排気ガスの空燃比がリッチに保持されている時間であり、第2の排気通路内に配置されたNOx吸収剤からNOxを放出すべきときには上記第3の時間は第2の排気通路内における排気ガスの空燃比がリッチに保持されている時間である請求項10に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  16. 上記第3の時間は吸入空気量が増大するほど短かくなる請求項15に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  17. 上記第3の時間はNOx吸収剤の温度が高くなるほど短かくなる請求項15に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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