JP2007118349A - 射出成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 省エネルギ化の要請に応え得る最適な射出成形方法を実現するとともに、成形品質の向上及び歩留まり向上、更には、機構部分の長寿命化,品質確保及びメンテナンス性向上に寄与する。
【解決手段】 型開閉装置Mcに支持された固定型1cと可動型1mを有する金型1に射出装置Miから溶融樹脂を射出充填して射出成形を行うに際し、予め、射出成形時に溶融樹脂が侵入しない固定型1cと可動型1m間の隙間G(設定間隔Lg)を設定し、成形時に、設定間隔Lgに基づく隙間Gを空けた状態で金型1を閉じ、この金型1に射出装置Miから溶融樹脂を射出充填するとともに、少なくとも射出充填中は設定間隔Lgが固定されるように可動型1mに対する位置制御を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、型開閉装置に支持された固定型と可動型を有する金型に射出装置から溶融樹脂を射出充填して射出成形を行う射出成形方法に関する。
従来、射出成形機、特に、トグル式型締装置を備える射出成形機としては、特公平6−61806号公報及び特開2005−138447号公報等で開示される射出成形機が知られている。
ところで、射出成形機による射出成形方法は、通常、金型に対して射出装置から溶融樹脂を射出充填するため、溶融樹脂がいわば金型から漏れ出さないように型締装置により金型に対して圧力を付加した型締を行っており、この場合の型締力Fは、F≧Ac×Pc(Ac:投影面積,Pc:型内平均圧力)により設定される。特に、トグル式型締装置は、可動型を支持する可動盤と駆動部により進退変位するクロスヘッド間をトグル機構により連結し、クロスヘッドの加圧力を増圧して可動盤に伝達するとともに、トグル機構がほぼ伸長しきった状態におけるタイバーの伸びに基づいて所定の型締力を発生させる機能を備えている。そして、型締動作は、通常、図9に示すように、型開位置Xaから高速型閉が行われ、予め設定された低速低圧切換位置Xbに達したなら低速低圧型閉に移行する。この低速低圧型閉は金型保護区間となり、正常に排出されなかった成形品等が異物として検出される。この後、予め設定された高圧切換位置(或いは動作物理量に基づいて検出される金型閉鎖位置)Xcに達したなら高圧型締に移行して高圧型締が行われる。なお、図9は、型締動作における負荷トルクTの変化を示し、Xdは型締終了位置を示している。型締終了位置Xdでは、金型がロック状態となり、この後、金型に溶融樹脂が射出充填されても負荷トルクTは発生しない。
特公平6−61806号 特開2005−138447号
しかし、上述した従来の射出成形方法は、次のような解決すべき課題が存在した。
即ち、射出圧縮成形法などの成形原理が基本的に異なる成形法を除く通常の射出成形方法では、上述のように、金型に圧力を付加して型締を行うことがいわば常識的な成形法になっている。この理由の一つとして、型締は金型の面精度(品質)を補う側面がある。金型(固定型と可動型)のパーティング面に面精度を悪くする凹凸面が存在した場合、バリ等の成形不良を招くのみならず成形品質の低下要因となるが、金型を高圧で締付けることにより凹凸面を小さく或いは無くすることができるため、金型の面精度の悪さを補うことができる。
一方、近年では、金型を製作する加工技術(加工機械)の飛躍的な進歩により金型の加工精度が格段と高まり、内的要因による型締に対する必要性(重要性)が低下しているとともに、外的要因による省エネルギ化の要請、即ち、二酸化炭素の排出削減や資源節約等の地球環境保護の観点から産業機械の省エネルギ化が要請されているが、従来の射出成形方法は、このような要請に対する十分な対策、特に、上述した常識的な成形法からの脱却を含めた根本的な対策が講じられておらず、結局、このような要請に応え得る最適(理想的)な射出成形方法が提案されていないのが実情である。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した射出成形方法の提供を目的とするものである。
本発明に係る射出成形方法は、型開閉装置Mcに支持された固定型1cと可動型1mを有する金型1に射出装置Miから溶融樹脂を射出充填して射出成形を行うに際し、予め、射出成形時に溶融樹脂が侵入しない固定型1cと可動型1m間の隙間G(設定間隔Lg)を設定し、成形時に、設定間隔Lgに基づく隙間Gを空けた状態で金型1を閉じ、この金型1に射出装置Miから溶融樹脂を射出充填するとともに、少なくとも射出充填中は設定間隔Lgが固定されるように可動型1mに対する位置制御を行うことを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、設定間隔Lgは、0.001〜0.1〔mm〕の範囲に設定することができるとともに、この設定間隔Lgの検出は、固定型1c及び/又は可動型1mに付設した距離検出器Dを用いて行うことができる。一方、金型1を閉じる際は、可動型1mを型開位置Xaから前進移動させるとともに、この前進移動に伴う動作物理量の変動を監視し、当該動作物理量が予め設定した閾値Tsに達したなら可動型1mの前進移動を停止するとともに、設定間隔Lgを得る位置まで後退移動させてもよいし、可動型1mを型開位置Xaから設定間隔Lgを得る位置まで直接前進移動させてもよい。なお、動作物理量には、この動作物理量の変動率(変動量)ΔTを含ませることができる。また、可動型1mに対する位置制御は、射出工程の開始から冷却工程の終了まで行うことが望ましい。
このような手法による本発明に係る射出成形方法によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 成形時に、溶融樹脂が侵入しない設定間隔Lgに基づく隙間Gを空けた状態で金型1を閉じ、この金型1に射出装置Miから溶融樹脂を射出充填するとともに、少なくとも射出充填中は設定間隔Lgが固定されるように可動型1mに対する位置制御を行うため、金型1に対する圧力は、必要な時に必要な量だけ付加されることになり、二酸化炭素の排出削減や資源節約等の地球環境保護の観点からの省エネルギ化の要請に応え得る最適(理想的)な射出成形方法を実現できる。
(2) 設定間隔Lgに基づく隙間Gを空けた状態で金型1を閉じるため、成形時における金型1内のガス抜きを確実かつ安定に行うことができ、もって、成形品質の向上及び歩留まり向上に寄与できる。
(3) 金型1に対する圧力は、射出工程以降における必要な時に必要な量だけ付加されるため、金型1や型開閉装置Mcに対して無用かつ大きな応力が付加される不具合を回避でき、もって、金型1や型開閉装置Mcの劣化や故障を抑制し、機構部分の長寿命化,精度確保及びメンテナンス性向上に寄与できる。
(4) 好適な態様により、設定間隔Lgを0.001〜0.1〔mm〕の範囲に設定すれば、ガス抜き作用と溶融樹脂の侵入防止作用の双方を良好に実現できる。
(5) 好適な態様により、設定間隔Lgの検出を、固定型1c及び/又は可動型1mに付設した距離検出器Dを用いて行えば、設定間隔Lgを直接検出できるため、距離検出器D以外の誤差要因を排除した正確な設定間隔Lgを検出できる。
(6) 好適な態様により、金型1を閉じる際に、可動型1mを型開位置Xaから前進移動させるとともに、この前進移動に伴う動作物理量の変動を監視し、当該動作物理量が予め設定した閾値Tsに達したなら可動型1mの前進移動を停止するとともに、設定間隔Lgを得る位置まで後退移動させるようにすれば、設定間隔Lgを設定する際における確実性及び正確性、更には安定性及び円滑性を高めることができる。特に、一旦金型1を閉鎖し、この閉鎖位置を基準として設定間隔Lgを設定するため、時間の経過等により金型1に発生する熱膨張等の伸縮による誤差要因を排除できる。
(7) 好適な態様により、動作物理量に、この動作物理量の変動率(変動量)ΔTを含ませれば、物理量自体(絶対値)を閾値と比較して検出する場合に比べ、正確で安定した検出を行うことができる。即ち、物理量自体を閾値と比較して検出する方法は、温度ドリフトや機構摩擦等の外乱に直接影響を受け、正確で安定した検出を行うことができないが、動作物理量の変動率(変動量)ΔTを用いることにより、このような不具合を回避できる。
(8) 好適な態様により、金型1を閉じる際に、可動型1mを型開位置Xaから設定間隔Lgを得る位置まで直接前進移動させれば、設定間隔Lgを設定する際における容易性及び迅速性を高めることができる。
(9) 好適な態様により、可動型1mに対する位置制御を、射出工程の開始から冷却工程の終了まで行うようにすれば、射出工程における射出充填中のみならず、保圧中におけるキャビティ容積の正確な維持による保圧樹脂の円滑な流入確保や冷却工程における成形品のヒケの発生防止に寄与できる。
次に、本発明に係る最良の実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る射出成形方法の実施に用いる型開閉装置Mcの構成について、図3〜図5を参照して説明する。
図3は、射出成形機Mを示し、この射出成形機Mは、トグル式の型開閉装置Mcと射出装置Miを備える。型開閉装置Mcは、離間して配した固定盤11と駆動盤12を備え、固定盤11は不図示の機台上に固定されるとともに、駆動盤12は当該機台上に進退変位可能に支持される。また、固定盤11と駆動盤12間には、四本のタイバー13…を架設する。この場合、各タイバー13…の前端は、固定盤11に固定するとともに、各タイバー13…の後端は、駆動盤12に対して挿通させ、かつ後端側に形成したねじ部14…に、駆動盤12に対するストッパを兼ねる調整ナット15…をそれぞれ螺合する。
各調整ナット15…は、駆動盤12の位置を調整する型厚調整機構16を構成する。この型厚調整機構16は、さらに、各調整ナット15…に対して同軸上に一体に設けた小歯車17…と、各小歯車17…に噛合する大歯車18と、この大歯車18に噛合する駆動歯車19と、この駆動歯車19を回転シャフトに設けた型厚調整モータ20と、この型厚調整モータ20の回転数を検出するロータリエンコーダ20eを備えている。
この場合、各小歯車17…は、正方形の四隅位置にそれぞれ配され、かつ大歯車18は各小歯車17…に囲まれる位置に配するため、各小歯車17…は、大歯車18に同時に噛合する。これにより、型厚調整モータ20を作動させれば、駆動歯車19の回転が大歯車18に伝達され、各小歯車17…は同時に回転するとともに、一体に回転する各調整ナット15…は、各タイバー13…のねじ部14…に沿って進退移動するため、駆動盤12も進退移動し、その前後方向位置を調整することができる。
一方、タイバー13…には、可動盤21をスライド自在に装填する。この可動盤21は可動型1mを支持するとともに、固定盤11は固定型1cを支持し、可動型1mと固定型1cは金型1を構成する。また、金型1には、固定型1cと可動型1m間の隙間Gを検出する距離検出器Dを付設する。距離検出器Dは四つのセンサ部Dp…からなり、各センサ部Dp…は、金型1(可動型1m及び固定型1c)における四つの側面(上下面及び左右面)に取付ける。図5に、金型1の上面に配した一つのセンサ部Dpを示す。センサ部Dpは、可動型1mの上面に取付けることにより当該上面から直角に起立する被検出プレートDprと、固定型1cの上面に取付けることにより被検出プレートDprに対面させて配した近接センサDpsを備える。このように、金型1を構成する固定型1c及び可動型1mに付設した距離検出器Dを用いれば、設定間隔Lgを直接検出できるため、距離検出器D以外の誤差要因を排除した正確な設定間隔Lgを検出できる利点がある。なお、可動型1mの一部を被検出プレートとして利用すれば、例示の被検出プレートDprは省略可能である。
他方、駆動盤12と可動盤21間にはトグルリンク機構Lを配設する。トグルリンク機構Lは、駆動盤12に軸支した一対の第一リンクLa,Laと、可動盤21に軸支した一対の出力リンクLc,Lcと、第一リンクLa,Laと出力リンクLc,Lcの支軸に結合した一対の第二リンクLb,Lbを有し、この第二リンクLb,Lbはクロスヘッド22に軸支する。
さらに、駆動盤12とクロスヘッド22間には型開閉用駆動部23を配設する。型開閉用駆動部23は、駆動盤12に回動自在に支持されたボールねじ部25と、このボールねじ部25に螺合し、かつクロスヘッド22に一体に設けたボールナット部26を有するボールねじ機構24を備えるとともに、ボールねじ部25を回転駆動する回転駆動機構部27を備える。回転駆動機構部27は、型開閉用サーボモータ28と、このサーボモータ28に付設して当該サーボモータ28の回転数を検出するロータリエンコーダ28eと、サーボモータ28のシャフトに取付けた駆動ギア29と、ボールねじ部25に取付けた被動ギア30と、この駆動ギア29と被動ギア30間に架け渡したタイミングベルト31を備えている。
これにより、サーボモータ28を作動させれば、駆動ギア29が回転し、駆動ギア29の回転は、タイミングベルト31を介して被動ギア30に伝達され、ボールねじ部25が回転することによりボールナット部26が進退移動する。この結果、ボールナット部26と一体のクロスヘッド22が進退移動し、トグルリンク機構Lが短縮又は拡長し、可動盤21が型開方向(後退方向)又は型閉方向(前進方向)へ進退移動する。
また、40は成形機コントローラであり、型開閉用サーボモータ28,ロータリエンコーダ28e,型厚調整モータ20,ロータリエンコーダ20e及び四つの近接センサDps…を接続する。この成形機コントローラ40の一部であるサーボ回路41を図4に示す。サーボ回路41は、偏差演算部42,43、加算器44,45、位置ループゲイン設定部46、フィードフォワードゲイン設定部47、速度リミッタ48,速度変換器(微分器)49,速度ループゲイン設定部50,トルクリミッタ51,ドライバ52,外乱監視部53,加速度変換器(微分器)54,検出値切換部55を備え、同図に示す系統によりサーボ制御系(サーボ回路41)を構成する。そして、ドライバ52の出力側には、前述した型開閉用サーボモータ28を接続するとともに、このサーボモータ28に付設したロータリエンコーダ28eは、速度変換器49と偏差演算部42の反転入力部にそれぞれ接続する。また、偏差演算部42の非反転入力部は、不図示のシーケンスコントローラに接続する。
さらに、同図中、Ptは金型1の閉鎖に伴う負荷トルクTの検出に用いる信号取込端子、Pvは金型1の閉鎖に伴う可動盤21の速度Vの検出に用いる信号取込端子、Paは金型1の閉鎖に伴う可動盤21の加速度Aの検出に用いる信号取込端子、Peは金型1の閉鎖に伴う外乱により発生する推定トルクEの検出に用いる信号取込端子、Pxは金型1の閉鎖に伴う可動盤21の位置偏差Xrの検出に用いる信号取込端子をそれぞれ示す。なお、各部の動作(機能)は後述する型開閉装置Mcの動作により説明する。
次に、このように構成される型開閉装置Mcの動作(機能)を含む本実施形態に係る射出成形方法について、図1〜図7を参照して説明する。
まず、成形機コントローラ40は、金型閉鎖位置Xf(図7参照)を検出する閉鎖位置検出機能を備える。なお、金型閉鎖位置Xfとは、可動型1mと固定型1cがタッチする位置である。閉鎖位置検出機能は、金型1の閉鎖に伴うクロスヘッド22の移動量(変位量)及び金型1の閉鎖に伴う動作物理量の変動量を順次検出するとともに、図7に示すように、クロスヘッド22の一定移動量ΔXに対する動作物理量の変動率ΔTを順次求めることにより、この変動率ΔTが予め設定した設定率Tsに達したときの位置を金型閉鎖位置Xfとして検出する機能である。
この場合、変動率ΔTは変動量であってもよい。即ち、変動率ΔTは、一定移動量ΔXに対応する変動量ΔTとして求めてもよいし、ΔT/ΔXから求めた変動率であってもよい。また、動作物理量には負荷トルクTを用いる。この負荷トルクTに係わる信号は、上述した信号取込端子Ptから得られ、信号取込端子Ptから得られる信号は、成形機コントローラ40に付与される。さらに、クロスヘッド22の移動量は、サーボモータ28の回転数を検出するロータリエンコーダ28eのエンコーダパルスを用いて検出する。
一方、成形機コントローラ40には、設定率(閾値)Tsを設定する。この設定率Tsは、変動率(上昇率)ΔTが、当該設定率Tsに達したときの位置を金型閉鎖位置Xfとして検出するために用いる。したがって、設定率Tsの大きさは、実験及び調整等を経て適宜設定することができる。例えば、負荷トルクTは、最大トルクを100〔%〕としてパーセント表示されるため、クロスヘッド22の一定移動量ΔXを数ミリメートルに設定し、この際における負荷トルクTの上昇率(上昇量)ΔTを求めた際には、この上昇率ΔTに対する設定率Tsを、1〔%〕前後に設定できる。
また、成形機コントローラ40には、予め、射出成形時に溶融樹脂が侵入しない固定型1cと可動型1m間の隙間G(設定間隔Lg)を設定する。即ち、図5に示す固定型1cと可動型1m間の隙間Gを設定間隔Lgとして設定する。この場合、設定間隔Lgとしては、0.001〜0.1〔mm〕の範囲から選定する。0.001〜0.1〔mm〕の範囲は、ガス抜き作用と溶融樹脂の侵入防止作用の双方を良好に実現できる範囲であり、この範囲は実験的にも確認できた。特に、0.001〔mm〕の水準は、CDやDVD等の成形を行う金型に要求される金型精度の水準であるとともに、前述した距離検出器Dにより検出可能な水準である。
次に、本実施形態に係る射出成形方法による成形時の具体的な処理手順について、図1及び図2に示すフローチャートに従って説明する。
今、金型1は型開位置(全開位置)にあるものとする。したがって、トグルリンク機構Lにおけるクロスヘッド22は、図7に示す型開位置Xaにあり、次のステップでは型閉工程が行われる(ステップS1)。図2は、型閉工程の処理手順を示す。型閉動作の開始により、型開閉用サーボモータ28が作動し、クロスヘッド22が前進移動するとともに、可動盤21は型開位置Xaから型閉方向へ前進移動する(ステップS101)。この場合、最初に可動盤21が高速で前進移動する高速型閉が行われる。
また、サーボ回路41では、可動盤21(クロスヘッド22)に対する速度制御及び位置制御が行われる。即ち、シーケンスコントローラからサーボ回路41の偏差演算部42に対して位置指令値が付与され、ロータリエンコーダ28eのエンコーダパルスに基づいて得られる位置検出値と比較される。これにより、偏差演算部42からは位置偏差Xrが得られるため、この位置偏差Xrに基づいて位置のフィードバック制御が行われる。したがって、検出値切換部55はロータリエンコーダ28eから得る位置検出値を選択する側に切換わっており、ロータリエンコーダ28eから得る位置検出値が偏差演算部42に付与される。そして、位置偏差Xrは、位置ループゲイン設定部46により補償されて加算器44の入力部に付与されるとともに、位置指令値は、フィードフォワードゲイン設定部47により補償されて加算器44の入力部に付与される。そして、加算器44の出力は、速度リミッタ48を介して偏差演算部43の非反転入力部に付与される。一方、位置検出値は、速度変換部49により微分されて速度(速度検出値)Vに変換されるとともに、この速度Vは、偏差演算部43の反転入力部に付与される。これにより、偏差演算部43からは、速度偏差が得られるため、この速度偏差に基づいて速度のフィードバック制御が行われる。この場合、速度Vは速度リミッタ48により制限される。
さらに、速度偏差は、速度ループゲイン設定部50により補償され、加算器45の入力部に付与される。他方、速度Vは、加速度変換部54により微分されて加速度(加速度検出値)Aに変換されるとともに、加速度Aは、外乱監視部53の入力部に付与される。外乱監視部53は、加速度Aを監視し、例えば、何らかの原因(外乱)によって加速度Aが異常に変化したなら、復帰を速める推定トルク(トルク値)Eを出力する。そして、推定トルクEは、加算器45の入力部に補正値として付与される。この結果、加算器45からはトルク指令(指令値)が得られ、トルク指令は、トルクリミッタ51を介してドライバ52に付与される。これにより、サーボモータ28が駆動制御され、可動盤21(クロスヘッド22)に対する位置制御及び速度制御が行われる。なお、トルクリミッタ51から出力するトルク指令は、外乱監視部53の入力部にフィードバックされる。
一方、可動盤21が型閉方向へ前進移動し、クロスヘッド22が、予め設定した低速低圧切換点Xbに達すれば、低速低圧型閉に移行する。この低速低圧型閉は、図7に示すように、金型保護区間Zdとなり、この金型保護区間Zdにより異物検出等の金型保護処理が行われる。即ち、金型保護区間Zdでは、負荷トルクTの大きさが監視され、予め設定した閾値を越えたなら、異物が存在すると判断して型開制御等の異常処理が行われる。
そして、金型保護区間Zdが終了したなら、閉鎖位置検出機能により、金型1に対する金型閉鎖位置Xfの検出処理が行われる。この際、成形機コントローラ40は、金型保護区間Zdの終了により金型閉鎖位置Xfを検出するための前述した上昇率ΔT(動作物理量)の大きさを監視する上昇率監視処理を行う(ステップS102)。上昇率監視処理においては、まず、成形機コントローラ40は、クロスヘッド22の位置を検出する。クロスヘッド22の位置は、型開閉用サーボモータ28の回転数を検出するロータリエンコーダ28eのエンコーダパルスを用いて検出する。この場合、ロータリエンコーダ28eは、インクリメンタルエンコーダであり、基準位置に対するエンコーダパルスの発生数により絶対位置の検出を行う。ロータリエンコーダ28eを利用することにより、クロスヘッド22の位置を検出する別途の位置検出手段は不要になる。このように、可動盤21の移動量に対して相対的に移動量の大きいクロスヘッド22の変位量(移動量)を利用することにより、金型閉鎖位置Xfに対する精度の高い検出を行うことができる。また、成形機コントローラ40は、負荷トルクTを、例えば、500〔μsec〕毎のサンプリング周期により順次取り込むとともに、平均化処理によりN回の移動平均を求める。
さらに、クロスヘッド22の変位量(移動量)と負荷トルクTの変動量が得られることにより、クロスヘッド22の一定移動量ΔXに対する負荷トルクTの上昇量(上昇率)ΔTを求める。この場合、例えば、クロスヘッド22の一定移動量ΔXを数ミリメートルに設定した場合、対応する負荷トルクTの上昇量(上昇率)ΔT〔%〕を求める。そして、この上昇率ΔTが、予め設定した設定率Tsに達したか否かを監視し、上昇率ΔTが設定率Tsに達したなら、そのときのクロスヘッド22の位置を金型閉鎖位置Xfとし、可動型1mの前進移動を停止制御する(ステップS103,S104)。このような変動率(変動量)ΔTを用いることにより、物理量自体(絶対値)を閾値と比較して検出する場合に比べ、正確で安定した検出を行うことができる。即ち、物理量自体を閾値と比較して検出する方法は、温度ドリフトや機構摩擦等の外乱に直接影響を受け、正確で安定した検出を行うことができないが、動作物理量の変動率(変動量)ΔTを用いることにより、このような不具合が回避される利点がある。
また、この後、型開動作を開始し、可動型1mを後退移動させる制御を行う(ステップS105)。型開動作の開始に際しては、直前に、検出値切換部55の切換を行う。即ち、距離検出器Dから得る位置検出値を選択する側に切換える。これにより、距離検出器Dから得る位置検出値が偏差演算部42の反転入力部に付与される。さらに、検出値切換部55の切換制御と同時に、偏差演算部42の非反転入力部には、設定間隔Lgに基づく位置指令値を付与する。この位置指令値には、金型閉鎖位置Xfにおいて検出した可動型1mの位置から予め設定されている設定間隔Lgを減算した位置を用いることができる。なお、距離検出器Dは、四つの近接センサDps…を備えるため、各近接センサDps…に基づく四つの位置指令値を平均して用いればよい。この結果、可動型1mが後退移動するとともに、偏差演算部42からは位置偏差Xrが得られるため、この位置偏差Xrに基づいて位置のフィードバック制御を行い、可動型1mが位置指令値に一致する位置まで後退移動したなら、可動型1mの後退移動を停止制御する(ステップS106,S107)。これにより、可動型1mは、当該可動型1mと固定型1c間に設定間隔Lgに基づく隙間Gを空けた状態で停止し、型閉工程が終了する(ステップS2)。図7中、Xgが型閉工程が終了した位置を示すとともに、仮想線のTrは、従来(図9)における高圧型締時に発生する負荷トルクを示している。
このように、金型1を閉じるに際し、可動型1mを型開位置Xaから前進移動させるとともに、この前進移動に伴う負荷トルクTの変動率(変動量)ΔTを監視し、当該変動率ΔTが予め設定した設定率Tsに達したなら可動型1mの前進移動を停止するとともに、設定間隔Lgを得る位置まで後退移動させるようにすれば、設定間隔Lgを設定する際における確実性及び正確性、更には安定性及び円滑性を高めることができる。特に、一旦金型1を閉鎖し、この閉鎖位置を基準として設定間隔Lgを設定するため、時間の経過等により金型1に発生する熱膨張等の伸縮による誤差要因を排除できる利点がある。
一方、本実施形態に係る射出成形方法では、金型1に対して圧力を付加する型締は行わないため、以上の型閉工程が終了したなら射出工程に移行する(ステップS2,S3,S108)。射出工程では、計量された溶融樹脂が射出装置Miから金型1に射出充填される射出充填工程、更には金型1に射出充填された樹脂に対して保圧を付与する保圧工程が行われるとともに、この射出工程と並行して型制御工程が行われる(ステップS2,S4…,S108)。型制御工程では、可動型1mの位置を距離検出器Dにより検出するとともに、可動型1mの位置を固定、即ち、設定間隔Lgが固定されるように可動型1mに対する位置制御(フィードバック制御)を行う(ステップS4,S5)。
この場合、射出充填工程では、計量された溶融樹脂が射出装置Miから金型1に射出充填されるが、金型1には、設定間隔Lgに基づく隙間Gが存在するため、金型1内における射出充填中の空気及びガスは、当該隙間Gから外部に排出される。そして、溶融樹脂の射出充填がほぼ終了すれば、金型1内の圧力(樹脂圧)が上昇し、金型1が開く方向、即ち、可動型1mが後退方向に力を受ける。これにより、可動型1mは後退移動しようとするが、位置が固定されるように位置制御(フィードバック制御)されるため、可動型1mの位置は、射出工程中、一定に保持(固定)されるとともに、図7に示すように、これに伴って負荷トルクTが発生する。なお、同図中、teが射出充填が終了した時点を示す。射出工程に対して、このような型制御工程が並行して行われることにより、射出充填工程における樹脂圧の上昇においても可動型1mの位置が固定されるとともに、保圧中におけるキャビティ容積が正確に維持されるため、保圧樹脂の円滑な流入が確保される利点がある。
他方、射出工程の終了により冷却工程に移行する(ステップS6,S7,S108)。冷却工程では、予め設定された冷却時間だけ冷却が行われ、冷却時間の経過により冷却工程が終了する(ステップS8)。また、冷却工程中においても、型制御工程により、可動型1mの位置が固定、即ち、設定間隔Lgが固定されるように可動型1mに対する位置制御(フィードバック制御)が並行して行われる(ステップS4,S5)。冷却工程に対して、このような型制御工程が並行して行われることにより、冷却工程における成形品のヒケの発生を防止できる利点がある。さらに、冷却工程の終了により、型制御工程も終了させる(ステップS9,S10,S109)。
そして、以上の冷却工程及び型制御工程が終了したなら、残りの工程、即ち、金型1の型開きを行う型開工程及び成形品を排出するエジェクタ工程等の残工程を行えば、一成形サイクルが終了する(ステップS11,S12)。以降は、同サイクルが繰り返される。なお、可動型1mは、型開工程により型開位置Xaまで戻される。
このような本実施形態に係る射出成形方法(成形工程)と従来の射出成形方法(成形工程)の一部を対比して示せば、図6に示すようになる。同図から明らかなように、本実施形態に係る射出成形方法では、従来の射出成形方法に対して、金型1に圧力を付加して型締を行う型締工程が排除されるとともに、その代わりに、射出工程及び冷却工程において、金型1に対して設定した設定間隔Lg基づく隙間Gを固定、即ち、可動型1mの位置を固定する位置制御を並行して行う型制御工程が追加される。
したがって、本実施形態に係る射出成形方法によれば、成形時に、溶融樹脂が侵入しない設定間隔Lgに基づく隙間Gを空けた状態で金型1を閉じ、この金型1に射出装置Miから溶融樹脂を射出充填するとともに、少なくとも射出充填中は設定間隔Lgが固定されるように可動型1mに対する位置制御を行うため、金型1に対する圧力は、必要な時に必要な量だけ付加されることになり、二酸化炭素の排出削減や資源節約等の地球環境保護の観点からの省エネルギ化の要請に応え得る最適(理想的)な射出成形方法を実現できる。また、設定間隔Lgに基づく隙間Gを空けた状態で金型1を閉じるため、成形時における金型1内のガス抜きを確実かつ安定に行うことができ、もって、成形品質の向上及び歩留まり向上に寄与できる。しかも、金型1に対する圧力は、射出工程以降における必要な時に必要な量だけ付加されるため、金型1や型開閉装置Mcに対して無用かつ大きな応力が付加される不具合を回避でき、もって、金型1や型開閉装置Mcの劣化や故障を抑制し、機構部分の長寿命化,精度確保及びメンテナンス性向上に寄与できる。
図8には本発明に係る変更実施形態を示す。この変更実施形態は型閉工程の変更である。前述した型閉工程(基本形態)は、金型1を閉じる際に、可動型1mを型開位置Xaから金型閉鎖位置Xfまで前進移動させ、この後、設定間隔Lgを得る位置まで後退移動させるものであるが、変更実施形態に係る型閉工程(変更形態)は、可動型1mを型開位置Xaから設定間隔Lgを得る位置まで直接前進移動させるものである。
図8に変更形態の処理手順をフローチャートにより示す。型閉動作においては、まず、可動盤21が型開位置Xaから型閉方向へ前進移動する(ステップS101)。この場合、基本形態と同様に、最初に、可動盤21が高速で前進移動する高速型閉が行われ、低速低圧切換点Xbに達すれば、低速低圧型閉に移行する。一方、変更形態では、低速低圧型閉において、予め設定した設定間隔Lgを得る位置の手前における所定位置まで前進移動したなら、検出値切換部55を、距離検出器Dから得る位置検出値を選択する側に切換え、この距離検出器Dから得る位置検出値を偏差演算部42の反転入力部に付与するとともに、偏差演算部42の非反転入力部に、設定間隔Lgに基づく位置指令値を付与する(ステップS201)。なお、この位置指令値も予め設定する。そして、可動型1mが位置指令値に一致する位置まで前進移動したなら、可動型1mの前進移動を停止制御する(ステップS202,S203)。この後は、図2に示した射出工程,冷却工程及び型制御工程が同様に行われる(ステップS108)。
このような変更形態によれば、金型1を閉じる際に、可動型1mを型開位置Xaから設定間隔Lgを得る位置まで直接前進移動させるため、設定間隔Lgを設定する際における容易性及び迅速性を高めることができる利点がある。
以上、最良の実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の手法,構成,数値,数量等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、設定間隔Lgは、0.001〜0.1〔mm〕の範囲に設定することが望ましいが、溶融樹脂の種類や金型精度等に対応してこの範囲以外の設定を排除するものではない。また、設定間隔Lgの検出に、金型1に付設した距離検出器Dを用いる場合を示したが、可動盤21及び/又は固定盤11等の他の部位に付設してもよい。さらに、距離検出器Dとして近接センサDpsを用いたが、光学センサや超音波センサ等の他のセンサを用いても同様に実施できる。なお、可動型1mに対する位置制御を、射出工程の開始から冷却工程の終了まで行う場合を示したが、射出工程のみで行ってもよい。他方、負荷トルクTは、ドライバ52の出力(トルクモニタ)を利用したが、トルクリミッタ51の入力となるトルク指令を用いてもよい。また、金型閉鎖位置Xfの検出における動作物理量として金型1の閉鎖に伴う負荷トルクTを利用したが、他の動作物理量として、金型1の閉鎖に伴うクロスヘッド22の速度V,金型1の閉鎖に伴うクロスヘッド22の加速度A,金型1の閉鎖に伴う外乱により発生する推定トルクE,金型1の閉鎖に伴うクロスヘッド22の位置偏差Xr等も利用可能である。なお、移動量として、クロスヘッド22の移動量(変位量)を利用したが、必要により可動盤21の移動量を直接利用することも可能である。さらに、動作物理量として、変動率(変動量)ΔTを用いたが、物理量自体(絶対値)を用いる場合を排除するものではない。
本発明の最良の実施形態に係る射出成形方法の処理手順を示すフローチャート、 同射出成形方法における型閉工程の処理手順を示すフローチャート、 同射出成形方法を実施する射出成形機に備える型開閉装置の構成図、 同射出成形機に備える成形機コントローラの一部を示すブロック図、 同射出成形機に備える型開閉装置の金型に付設する距離検出器の一部を抽出して示す構成図、 同射出成形方法の原理を説明するための工程図、 同射出成形方法を説明するためのクロスヘッドの位置及び時間に対する負荷トルクの変動曲線図、 本発明の変更実施形態に係る射出成形方法における型閉工程の処理手順示すフローチャート、 背景技術を説明するためのクロスヘッドの位置に対する負荷トルクの変動曲線図、
符号の説明
1 金型
1c 固定型
1m 可動型
Mc 型開閉装置
Mi 射出装置
G 固定型と可動型間の隙間
Lg 設定間隔
D 距離検出器
Xa 型開位置
ΔT 動作物理量の変動率

Claims (7)

  1. 型開閉装置に支持された固定型と可動型を有する金型に射出装置から溶融樹脂を射出充填して射出成形を行うに際し、予め、射出成形時に溶融樹脂が侵入しない固定型と可動型間の隙間(設定間隔)を設定し、成形時に、前記設定間隔に基づく隙間を空けた状態で金型を閉じ、この金型に前記射出装置から溶融樹脂を射出充填するとともに、少なくとも射出充填中は前記設定間隔が固定されるように前記可動型に対する位置制御を行うことを特徴とする射出成形方法。
  2. 前記設定間隔は、0.001〜0.1〔mm〕の範囲に設定することを特徴とする請求項1記載の射出成形方法。
  3. 前記設定間隔の検出は、前記固定型及び/又は前記可動型に付設した距離検出器を用いて行うことを特徴とする請求項1又は2記載の射出成形方法。
  4. 前記金型を閉じる際は、前記可動型を型開位置から前進移動させるとともに、この前進移動に伴う動作物理量の変動を監視し、当該動作物理量が予め設定した閾値に達したなら前記可動型の前進移動を停止するとともに、前記設定間隔を得る位置まで後退移動させることを特徴とする請求項1,2又は3記載の射出成形方法。
  5. 前記動作物理量には、この動作物理量の変動率(変動量)を含むことを特徴とする請求項4記載の射出成形方法。
  6. 前記金型を閉じる際は、前記可動型を型開位置から前記設定間隔を得る位置まで直接前進移動させることを特徴とする請求項1,2又は3記載の射出成形方法。
  7. 前記可動型に対する位置制御は、前記射出工程の開始から冷却工程の終了まで行うことを特徴とする請求項1記載の射出成形方法。
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