JP2007116458A - 画像入出力装置、画像データ入出力方法、及びプログラム - Google Patents

画像入出力装置、画像データ入出力方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像メモリの容量が少ない場合でも、コピー機能のスループットを最大限に発揮することを可能にする。
【解決手段】画像メモリの用途を管理し、画像メモリをスキャン用、プリント用などに分ける。そして、スキャン用の画像メモリ上に格納された画像データをそのままプリント用として使用する場合に(S12)、プリント用の画像メモリが空いているならば、このプリント用の画像メモリをスキャン用に転用する(S13〜S15)。これにより、画像メモリがプリント用で占有されることを防ぐ。
【選択図】図16

Description

本発明は、画像入出力装置、画像データ入出力方法、及びプログラムに関し、特に、少なくとも2つの記憶領域を備え、一方が入力用に割り当てられ、他方が出力用に割り当てられる第1の記憶装置と、該第1の記憶装置よりも処理速度が遅い第2の記憶装置とを有する画像入出力装置、該画像入出力装置に適用される画像データ入出力方法、及び該画像データ入出力方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
画像データの蓄積および入出力を行う、複合機能を持った従来の複写機においては、画像データの蓄積をHDDのような大容量低速記憶装置で行い、画像読取(スキャン)時や画像形成(プリント)時のような画像データの入出力を行う際には、HDD上の画像データを入出力処理が高速にできるDRAMに一旦移してから実行している。
このDRAMへの移動の際、DRAM上のある領域を画像メモリとして割り当てることが行われるが、コピー処理においては、スキャンによって得られた画像データを画像メモリに保持したまま、この画像データを用いてプリントが行われる。プリントが終了すると、この画像データが画像メモリから削除され、これによって空いたエリアに、スキャンによって新たに得られた画像データが格納される。
特開2001−245123号公報
上記従来の複写機において、スキャンによって新たに得られた画像データが存在する場合、画像メモリの容量が豊富であるならば、新たに得られた画像データの格納エリアに困ることはない。しかしながら、画像メモリの容量が少ない場合、新たに得られた画像データの格納エリアが不足し、このため、スキャン処理のスループットが低下し、結果的にコピー機能のスループットも低下してしまうという問題点があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、画像メモリの容量が少ない場合でも、コピー機能のスループットを最大限に発揮することを可能にした画像入出力装置、画像データ入出力方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、少なくとも2つの記憶領域を備え、一方が入力用に割り当てられ、他方が出力用に割り当てられる第1の記憶装置と、該第1の記憶装置よりも処理速度が遅い第2の記憶装置とを有する画像入出力装置において、入力された画像データを前記第1の記憶装置の第1の記憶領域に格納する第1の格納手段と、前記第1の記憶領域に格納された画像データが前記第1の記憶装置からそのまま読み出される場合、前記第1の記憶装置の第2の記憶領域が空き領域であるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段によって前記第2の記憶領域が空き領域であると判別されたならば、前記第1の記憶領域を出力用の記憶領域に設定し、前記第2の記憶領域を、次に入力される画像データの入力用に設定する第1の設定手段とを有することを特徴とする画像入出力装置が提供される。
また、請求項6記載の発明によれば、少なくとも2つの記憶領域を備え、一方が入力用に割り当てられ、他方が出力用に割り当てられる第1の記憶装置と、該第1の記憶装置よりも処理速度が遅い第2の記憶装置とを有する画像入出力装置に適用される画像データ入出力方法において、入力された画像データを前記第1の記憶装置の第1の記憶領域に格納する第1の格納ステップと、前記第1の記憶領域に格納された画像データが前記第1の記憶装置からそのまま読み出される場合、前記第1の記憶装置の第2の記憶領域が空き領域であるか否かを判別する判別ステップと、前記判別ステップにおいて前記第2の記憶領域が空き領域であると判別されたならば、前記第1の記憶領域を出力用の記憶領域に設定し、前記第2の記憶領域を、次に入力される画像データの入力用に設定する第1の設定ステップとを有することを特徴とする画像データ入出力方法が提供される。
さらに、上記画像データ入出力方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、第1の記憶装置を入力用、出力用に割り当てる。そして、入力用の記憶領域上に格納された画像データをそのまま出力用として使用する場合に、出力用の記憶領域が空いているならば、この出力用の記憶領域を入力用に転用する。これにより、入力用の記憶領域が空くのを待たずに次の画像データの入力を行うことができる。
かくして、画像データの入出力ジョブのスループットを最大限に発揮することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像入出力装置を含む画像形成システムの構成を示すブロック図である。この画像入出力装置を、以下、画像形成装置と呼ぶ。
図1において画像形成装置200は、画像入力デバイスであるスキャナ部2070、画像出力デバイスであるプリンタ部2095、コントローラユニット2000、ユーザーインターフェースである操作部2012から構成される。スキャナ部2070、プリンタ部2095、操作部2012は、それぞれコントローラユニット2000に接続され、コントローラユニット2000は、LAN2011などのネットワークや公衆回線(WAN)2051に接続される。公衆回線2051に対しては、カラー画像送信を含むG3、G4ファックスによる送信が可能である。また、LAN2011には、画像形成装置200と同様の機器構成をもつ他の画像形成装置220、230やパーソナルコンピュータ(PC)240が接続されている。パーソナルコンピュータ(PC)240は、FTP,SMBプロトコルを使用したファイルの送受信、電子メールの送受信を行うことができる。
画像形成装置220、230はそれぞれ、スキャナ部2270、2370、プリンタ部2295、2395、操作部2212、2312、コントローラユニット2200、2300を備えている。
図2は、画像形成装置200のコントローラユニット2000の内部構成を示すブロック図である。画像形成装置220,230のコントローラユニット2200,2300も同様な構成を備える。
コントローラユニット2000において、CPU2001は、画像形成装置200全体を制御するコントローラである。RAM2002は、CPU2001が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。ROM2003はブートROMであり、ブートプログラムが格納されている。HDD2004はハードディスクドライブであり、システムソフトウェア、画像データを格納する。操作部I/F2005は、操作部2012とのインターフェース部であり、操作部2012に表示すべき画像データを操作部2012に対して出力する。また、操作部2012から本システム使用者が入力した情報を、CPU2001に伝える役割をする。
ネットワーク部(Network)2007は、LAN2011に接続し、情報の入出力を行う。モデム(Modem)2050は、公衆回線(WAN)2051に接続し、画像情報の入出力を行う。2値画像回転部2052は、モデム部2050による2値画像の送信前に画像の方向を変換する。2値画像圧縮・伸張部2053は、所定の解像度あるいは相手能力に合わせた解像度に変換するためのものであり、圧縮、伸張はJBIG、MMR、MR、MHをサポートしている。DMAC2009はDMAコントローラであり、RAM2002に格納されている画像データを、CPU2001を介することなく読み取り、イメージバス(ImageBus)I/F2049に対して画像転送する。また、画像バス2010からの画像データを、CPU2001を介することなくRAM2002に書き込む。以上のデバイスが、システムバス2008に接続される。
つぎに、画像バス2010に接続されるデバイスを説明する。2030は画像変換部である。
イメージバス(ImageBus)I/F2040〜2043は、画像バス2010を介して行われる画像データの高速な入出力処理を制御するためのインターフェースである。圧縮部2044,2045,2047は、画像バス2010に画像を送出する前に32画素×32画素の単位でJPEG圧縮を行う。伸張部2045,2046,2048は、画像バス2010を介して送られてきタ圧縮画像データを伸張する。
ラスタイメージプロセッサ(RIP)2018に関しては、まず、CPU2001が、ホストコンピュータ(PC)240から送信されたPDLコードを、ネットワーク部2007を介して受け取り、RAM2002に格納する。そしてCPU2001は、PDLコードを中間コードに変換し、システムバス2008を介してRIP2018に送信する。これを受信したRIP2018は、中間コードをビットマップイメージ(多値)に展開する。
スキャナ画像処理部2014は、スキャナ部2070から送られたカラー画像、白黒画像の画像データに対して、各種画像処理(例えば補正、加工、編集)を行う(多値)。プリンタ画像処理部2016は、伸張部2048で2値/多値変換を行われた画像データに対して、プリンタ部2095に適合する各種画像処理(例えば補正、加工、編集)を行う。
画像変換部2030は、RAM2002に記憶された画像データを読み出して各種の画像変換を行い、再度、RAM2002に書き戻す。画像変換部2030において回転部2019は、32画素×32画素単位の2値および多値の画像データを指定された角度で回転する。変倍部2020は、画像の解像度を、例えば600dpiから200dpiへ変換したり、例えば25%から400%までの変倍を行ったりする機能を有する。なお、変倍する前には32×32画素の画像を32ライン単位の画像に並び替える。
色空間変換部2021は、多値の画像データに対してマトリクス演算またはLUT(ルックアップテーブル)により、例えばRAM2002上にあるYUV画像をLab画像に色空間変換し、RAM2002上に格納したりする。また、この色空間変換では、3×8のマトリクス演算や1次元LUTを用いて下地とばし処理や裏写り防止処理を行う。変換された画像データは多値で出力される。
2値多値変換部2022は、1ビット2値画像データを多値8ビット、256階調の画像データに変換する。逆に、多値2値変換部2026は、例えばRAM2002上にある8ビット、256階調の画像データを、誤差拡散処理などの手法により1ビット2階調の画像データに変換し、RAM2002上に格納する。合成部2023は、RAM2002に格納された2枚の多値画像を合成し、1枚の多値画像に変換する。例えば、RAM2002上にある会社ロゴの画像と原稿画像とを合成することで、原稿画像に会社ロゴを簡単に付加することができる。
間引き部2024は、多値画像の画素を間引くことで解像度変換を行う。1/2,1/4,1/8の多値画像を出力することが可能である。変倍部2020と合わせて使うことで、より広範囲な拡大、縮小を行うことができる。移動部2025は、入力された2値画像や多値画像に余白部分をつけたり、余白部分を削除したりすることができる。
回転部2019、変倍部2020、色空間変換部2021、2値多値変換部2022、合成部2023、間引き部2024、移動部2025、多値2値変換部2026は、互いに連動して処理を行うことが可能であり、例えばRAM2002上の多値画像を画像回転および解像度変換する場合は、両処理を、RAM2002を介さずに連動して行うことができる。
図3は、画像データを伝送するパケットの構成を示す図である。
本実施の形態では、特開2001−103473号公報に開示されている画像パケット構成を利用する。
圧縮部2044,2045,2047では、ラスタ形式の画像データ(図3(A))を、32×32画素単位のパケット(図3(C))として並び替え、パケット単位でJPEG圧縮を行う。同時にパケットに、パケットの位置を示すパケットID、色空間、QテーブルID、パケット長(データ長)などの情報を搭載したヘッダを付加する。文字、写真を示す2値のデータ(像域フラグ)も同様に圧縮して、画像情報JPEGの後ろに付随させる。図4は、パケットデータの構成を示す図である。
伸張部2046,2048では、このヘッダ情報に基づいて画像情報JPEGを展開し、ラスタ画像に並び替える。
画像回転のときには、パケット内部の画像のみを回転するとともに、パケットIDを変更する。これにより、部分的に回転することができる。こうした画像回転方法は、画像データをパケット形式にすることで可能となるものであり、非常に処理効率が高くなる。画像バス2010を流れる画像データはすべてパケット形式となる。
また、画像データをRAM2002(画像メモリ)上で扱う場合には、複数の要素からなるパケットテーブル(図3(B))を用いる。すなわち、パケットテーブルでは各要素が各パケットに対応しており、各要素には対応のパケットの先頭アドレスとサイズとに関する情報が含まれる。各要素を主走査方向および副走査方向に並べることにより一つの画像を表すようになっている。こうしたパケットテーブルを用いることにより、画像を構成する複数のパケットがRAM2002上で離散的に配置されている場合でも一つの画像として扱うことが可能になる。
ファクシミリ送信や2値画像回転部2052、2値画像圧縮・伸張部2053などにおいてラスタ画像が必要な場合は、パケットデータからラスタ画像への変換をソフトウェアによって行う。
図5は、図2に示すスキャナ画像処理部2014の内部構成を示すブロック図である。
スキャナ部2070から入力されたRGB各8ビットの輝度信号は、マスキング部2501により撮像素子CCDのフィルタ色に依存しない標準的なRGB色信号に変換される。フィルタ部2502では、例えば9×9のマトリクスを使用し、画像をぼかしたり、メリハリをつけたりする処理が行われる。ヒストグラム部2503は、入力画像信号データのサンプリングをする処理部であり、得られたヒストグラムが下地レベル判定に使用される。すなわち、主走査方向および副走査方向においてそれぞれ指定した開始点および終了点に基づき規定される矩形領域内のRGBデータを、主走査方向、副走査方向に一定のピッチでサンプリングし、ヒストグラムを作成する。このヒストグラムは、下地とばし処理や裏写り防止処理の実行が指定されたとき読み出され、原稿の下地の推測に利用され、下地とばしレベルとして、画像データとともにRAM2002やHDD2004に保存、管理される。これは、印刷時やデータ送信時の画像処理に使用される。
ガンマ部2504では、画像全体の濃度を濃くあるいは薄くする処理が行われる。例えば、入力画像の色空間を任意の色空間に変換したり、入力系の色味に関する補正処理を行ったりする部分である。
色空間変換部2505では、原稿がカラーか白黒かを判断するために変倍前の画像信号をLab画像信号に変換する。このうちa,bが色信号成分を表しており、比較部2506が、これらの色信号成分を所定のレベルと比較し、所定のレベル以上であれば有彩色、所定のレベルよりも小さければ無彩色と判定して、1ビットの判定信号を比較部2506へ出力する。カウンタ2507は、比較部2506からの判定信号をカウントする。
文字/写真判定部2508は、画像データから文字エッジを抽出し、画像が文字と写真とのいずれであるかを判定し、文字/写真判定信号を出力する。この信号も画像データとともにRAM2002やHDD2004に格納され、印刷時に使用される。
特定原稿判定部2509は、入力画像信号と内蔵のパターンとを比較し、一致または不一致という判定結果を特定原稿判定信号として出力する。この特定原稿判定信号は、紙幣や有価証券などの偽造を防止することに利用される。
図6は、図2に示すプリンタ画像処理部2016の内部構成を示すブロック図である。
下地とばし部2601は、画像データの地色を飛ばし、不要な下地のカブリ除去を行う。例えば、3×8のマトリクス演算や1次元LUTにより下地飛ばしを行う。なお、この機能は、前述した色空間変換部2021にも含まれる機能であり、下地とばし部2601は、色空間変換部2021とまったく同等の機能を有している。
モノクロ生成部2602は、カラー画像データをモノクロデータに変換し、単色としてプリントする際に、カラー画像データ、例えばRGBデータをグレイ単色に変換する。例えば、RGBデータに任意の定数を掛け合わせてグレイ信号とする1×3のマトリクス演算が行われる。
出力色補正部2603は、画像データに対して、出力されるべきプリンタ部2095の特性に合わせて色補正を行う。例えば、4×8のマトリクス演算やダイレクトマッピングによる補正処理が行われる。
フィルタ処理部2604は、画像データの空間周波数に対して任意のフィルタ処理を行う。例えば、9×9のマトリクス演算が行われる。
ガンマ補正部2605は、画像データに対して、出力されるべきプリンタ部2095の特性に合わせてガンマ補正を行う。例えば、1次元のLUTを用いて処理を行う。
中間調補正部2606は、画像データに対して、出力されるべきプリンタ部2095の階調数に合わせて中間調処理を行う。例えば、2値化や32値化などのスクリーン処理や、誤差拡散処理を行う。各処理の実行を、文字/写真判定信号によって切り替えるようにしてもよい。
ドラム間遅延メモリ2607は、CMYKの各色の感光体ドラムを備えたカラープリンタにおいて、CMYKの印字タイミングを各感光体ドラム間隔に相当する時間分ずらすことで、CMYK画像の正確な重ね合わせを行うようにするために使用するメモリである。
図7は、図1に示す画像形成装置200の外観を示す斜視図である。画像形成装置220,230も同様の外観構成を備える。
画像入力デバイスであるスキャナ部2070は、原稿の画像を照明し、CCDラインセンサ(図示せず)を走査することで、ラスタイメージデータとしての電気信号を出力する。原稿用紙を原稿フィーダ2701のトレイ2702にセットし、装置使用者が操作部2012から読み取り起動指示することにより、画像形成装置200が起動される。すなわち、コントローラユニット2000のCPU2001がスキャナ部2070に指示を与え、原稿フィーダ2701のトレイ2702から原稿用紙が1枚ずつフィードされ、原稿画像の読み取り動作が行われる。
画像出力デバイスであるプリンタ部2095は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式としては、感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式や、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等がある。本実施の形態では、いずれの方式であってもよい。
プリント動作の起動は、コントローラユニット2000のCPU2001からの指示によって開始する。プリンタ部2095は、異なる用紙サイズのいずれかを、また異なる用紙向きのいずれかを選択できるようにした複数の給紙段を持ち、それらに対応して用紙カセット2703、2704、2705がプリンタ部2095に装着される。排紙トレイ2706は、印字し終わった用紙を受けるトレイである。
図8は、図7に示す操作部2012の構成を示す外観図である。
LCD表示部2801は、液晶表示装置LCD上にタッチパネルシート2802が貼られた構成であり、画像形成装置200の操作画面およびソフトキーを表示するとともに、表示されたあるキーが押されるとその位置情報をコントローラユニット2000のCPU2001に伝える。
スタートキー2804は、原稿画像の読み取り動作を開始させたいときに使用者によって操作されるキーである。スタートキー2803の中央部には、緑と赤の2色発光ダイオードLED2804が配置されており、その色によってスタートキー2803が操作され得る状態にあるか否かを示す。
ストップキー2805は、画像形成装置200の稼働中の動作を止めたいときに操作されるキーである。IDキー2806は、使用者がユーザーIDを入力したいときに操作されるキーである。リセットキー2807は、操作部2012からの設定を初期化したいときに操作されるキーである。
図9は、画像形成装置200の操作部2012に表示される初期画面を示す図である。この初期画面は、各画像形成機能設定後に戻る標準画面である。
3101は、コピー設定を行うためのタブであり、このタブを操作するとコピー設定画面に切り替わる。3102は、スキャンした画像をファクシミリ送信や電子メールにより送信するときに操作されるべきタブであり、このタブを操作すると送信設定画面に切り替わる。3103は、内蔵HDD2004にスキャン画像、PDL画像を格納したいとき、格納されたスキャン画像、PDL画像を印字または送信したいとき、または編集に関する設定を行いたいときに操作されるべきタブであり、このタブを操作すると、それらに対応する設定画面に切り替わる。
なお図9は、送信設定タブ3102が操作された場合の画面となっている。
3105は、画像読み込み時の解像度、濃度などを設定したいときに操作されるべきボタンであり、このボタンを操作すると読込設定画面(図10を参照して後述)に切り替わる。3104は、読込設定ボタン3105の操作などによって設定された画像読み込み時の解像度、濃度などの設定内容を表示するためのウィンドウである。
3106は、タイマー送信時のタイマー設定、HDD2004に対する画像データの格納設定、プリンタ部2095に対する印字設定などを行いたいときに操作されるべきボタンである。3108は、送信宛先を指定したいときに操作されるべきボタンである。3107は、宛先指定ボタン3108の操作等によって指定された送信宛先を表示するウィンドウである。3109は、ウィンドウ3107に表示された送信宛先のうちの1つの詳細な情報をウィンドウ3107に表示させたいときに操作されるべきボタンである。3110は、ウィンドウ3107に表示された送信宛先のうちの1つを消去させたいときに操作されるべきボタンである。
図10は、図9に示す読込設定ボタン3105が操作されたときに操作部2012に表示される読込設定画面(ポップアップウィンドウ)を示す図である。
3201は、読み取り原稿サイズを選択入力するためのボタンであり、このボタンを操作すると複数の原稿サイズがポップアップ表示される。それらの中から読み取り原稿サイズを選択して入力する。設定された読み取り原稿サイズはウィンドウ3202に表示される。
3203は、原稿の読み取りモードを選択するためのボタンであり、このボタンを操作すると、カラー/ブラック/自動(ACS)の3種類のモードがポップアップ表示される。それらの中から1つを選択すると、このボタンの位置に、選択されたモードが表示される。カラーモードに関しては、コピー設定タブ3101、ボックス設定タブ3103でも同様に選択できる。なお、スキャナ画像処理部2014は、カウンタ2507(図5)の計測結果が所定値よりも小さければ白黒原稿、大きければカラー原稿と判断する。そして、モード選択ボタン3203によって選択されたモードがカラーである場合はカラー画像を、ブラックである場合には白黒画像を、自動(ACS)である場合にはカラー画像と原稿がカラーか白黒かを判別した結果とを蓄積する。
3204は、読み取りの解像度を選択指定するためのボタンであり、このボタンを操作すると、複数の解像度がポップアップ表示される。それらの中から1つを選択すると、このボタンの位置に、選択された解像度が表示される。
3205は、原稿の読み取り濃度を指定するためのスライダであり、9段階の指定を行うことができる。3206は、原稿の読み取り濃度を自動的に決定したいときに操作すべきボタンである。新聞のように下地が白色でない画像を読み込む場合に有効であり、こうした設定は、コピー時にも同様の設定が可能である。
図11は、コピー設定タブ3101が操作されたとき操作部2012に表示されるコピー設定画面を示す図である。
3301は、コピーできる状態であるか否かが表示されるウィンドウであり、同時にここには、設定されたコピー部数も表示される。
3302は、ボタン3206と同様に、下地除去を自動的に行いたいときに操作すべきボタンである。3303は、図10のスライダ3205と同様に、9段階のコピー濃度の指定を行えるスライダである。
3304は、原稿のタイプを選択するためのボタンであり、文字・写真・地図、文字、印画紙写真、印刷写真のいずれかを選択することができる。3305は、応用モードボタンであり、縮小レイアウト(複数枚の原稿を1枚の用紙に縮小印字する機能)や、カラーバランス(CMYKの各色微調整)などを設定することができる。3306は、各種フィニッシングに関わる設定を行うためのボタンであり、シフトソート、ステープルソート、グループソートを設定することができる。3307は、両面読み込みおよび両面印刷に関わる設定を行うためのボタンである。
図12は、ボックスタブ3103が操作されたとき操作部2012に表示される設定画面を示す図である。
3401は、HDD2004の記憶エリアを論理的に区分して設定された複数のフォルダを表す。各フォルダにはフォルダ番号0〜5が予め割り振られており、このフォルダ番号が表示されるとともに、各フォルダ番号の右側には、対応のフォルダが占有するディスクにおける記憶容量の割合が表示される。また、各フォルダには任意の名前をつけることができ、その名前も表示される。3402は、HDD2004の全記憶容量のうちの使用量を表示する円グラフである。なお、複数のフォルダ3401の各フォルダには文書を格納することができ、フォルダを指定してクリックすると、そのフォルダに格納されている文書の一覧表が表示される。
図13は、図12に示す複数のフォルダ3401のうちの1つ、例えばフォルダ番号0のフォルダをクリックしたときに操作部2012に表示される画面を示す図である。
例えば、3501および3502は、フォルダ番号0のフォルダに格納されている文書データである。文書データ3501は、スキャンして得られた文書データであり、こうしたスキャン文書データであることを示すアイコンが表示され、またHDD2004における記憶容量使用量や文書名(ユーザーが任意に設定できる)が表示される。文書データ3502は、PDLデータであり、PDL文書データであることを示すアイコンが表示される。また、HDD2004における記憶容量使用量や文書名が表示される。アイコンをクリックすると、その対応の文書データが選択され、選択されたことが反転表示によって示される。
3503は、選択された文書データを送信するためのボタンである。3504は、スキャナ部2070から原稿を読み込み、得られた文書データをフォルダ番号0のフォルダに格納するためのボタンである。3505は、フォルダ番号0のフォルダ内のすべての文書データを選択するためのボタンである。3506は、選択された文書データを削除するためのボタンである。3507は、選択された文書データを印刷するためのボタンである。3508は、選択された文書データを編集するためのボタンである。この編集では、例えば2つの文書データを選択して、結合し、1つの文書データにして保存したり、特定のページを削除したりすることができる。3509は、選択された文書データの詳細情報を表示させるためのボタンである。この詳細情報表示では、文書名以外に解像度、原稿サイズ、カラー/白黒の区別などの情報が表示される。
図14は、画像メモリ(RAM2002)の管理に使用する各テーブルを例示する図である。
画像メモリ(RAM2002)の物理的メモリ領域を表す実メモリ(C)を複数の領域(ブロック)に分割し、これらの複数の領域(ブロック)を、面管理テーブル(A)とブロック管理テーブル(B)とを用いて管理する。
ブロック管理テーブル(B)の各行は、実メモリ(C)の各領域に対応し、各行は、実メモリ(C)上の対応する領域(ブロック)のアドレスとサイズ、次のブロックへのポインタ、使用中フラグから成る。ブロック管理テーブルにおけるアドレスとサイズとが指し示す実メモリ上の領域(ブロック)が画像処理に使用される。また、対応領域(ブロック)が使用されているときには使用中フラグに1を入れ、使用されていないときには0を入れる。また、ブロック管理テーブルの各行には次行のブロックを指し示すポインタを設け、これにより、ブロック管理テーブルをリスト形式にすることができ、複数のブロックをまとめて管理することができる。
このまとめた複数のブロックを1面として管理するのが面管理テーブル(A)である。この1面が1つのブロック管理テーブルと対応する。
面管理テーブルの各行は、複数のブロックをそれぞれまとめた各面に対応し、すなわち各ブロック管理テーブルに対応する。面管理テーブルの各行は、用途、すなわち画像処理の種別と、先頭ブロックへのポインタと、使用中フラグと、実行中フラグとから成る。画像処理の種別はスキャン用、変倍用、回転用、HDD読出し用など、画像データを画像メモリ上へ書き込む際の処理の内容である。先頭ブロックへのポインタは、対応のブロック管理テーブルが管理する連続する複数のブロックのうち先頭ブロックの先頭位置を示す。使用中フラグは、画像処理が実行されているかどうかに関わらず、対応の面(RAM2002上の複数のブロック)が使用されているか否かを示すフラグである。実行中フラグは、対応の面において実際に画像処理が実行されているか否かを示すフラグである。
図15は、図2に示す画像形成装置200のコントロールユニット2000において実行される制御プログラムの構成を示す図である。
4010は、操作部2012を制御するUI制御部である。このUI制御部4010からの指示を受け、コピー処理を実行するコピーアプリケーション4020、送信処理を実行する送信アプリケーション4021、ボックス画面からのスキャン、プリントを実行するボックスアプリケーション4022がある。またネットワークアプリケーション4120からPDLプリントデータを受け、PDLプリントジョブを投入するPDLアプリケーション4023がある。
4030は、機器制御における機器依存部分を吸収するための共通インターフェース、4040は、共通インターフェース4030から受け取ったジョブ情報を整理し、下位層のドキュメント処理部に伝達するジョブマネージャである。このドキュメント処理部は、ローカルコピーであれば、スキャンマネージャ4050とプリントマネージャ4090とである。またリモートコピーの送信ジョブであれば、スキャンマネージャ4050とファイルストアマネージャ4100とである。またリモートコピーの受信ジョブであれば、ファイルリードマネージャ4060とプリントマネージャ4090とである。またLIPSやPostScriptなどのPDLプリントであれば、PDLマネージャ4070とプリントマネージャ4090とである。なお、リモートコピーとは、スキャンを行う画像形成装置とプリントを行う画像形成装置とが異なる場合のコピー処理である。これに対して、同一の画像形成装置内でスキャンとプリントとを行う場合を、リモートコピーと区別してローカルコピーと呼ぶ。
イメージマネージャ4110は、各ドキュメントマネージャ間の同期をとり、各種画像処理を行う。イメージマネージャ4110への画像処理の依頼はシンクマネージャ4080を介して行う。スキャン、プリント時の画像処理や画像ファイルの格納はイメージマネージャ4110が行う。
次に、ローカルコピーの場合に、図15に示す制御プログラムの各部の相互間において行われる処理について、以下に説明する。
使用者から操作部2012に対してコピー指示が行われると、UI制御部4010からコピー指示とともにコピー設定情報がコピーアプリケーション4020に送られる。コピーアプリケーション4020は、UI制御部4010から送られた情報を、共通インターフェース4030を介して、機器制御を行うジョブマネージャ4040に伝える。ジョブマネージャ4040は、スキャンマネージャ4050とプリントマネージャ4090とにジョブの情報を伝達する。
図16および図17は、コピージョブをローカルコピー形態で各ドキュメントマネージャ間において実行した際の一連の処理ステップを示すシーケンス図である。
ここでは、2ページ分のコピージョブを実行する場合を示し、この場合、スキャンマネージャ、プリントマネージャにはそれぞれ、2つのインスタンスが存在する。
スキャンマネージャ(1)4050は、図示しないデバイスI/Fを介してスキャナ部2070に原稿1ページ目のスキャン要求を行う。なおデバイスI/Fは、コントローラユニット2000とスキャナ部2070、およびコントローラユニット2000とプリンタ部2095を結ぶシリアルI/Fである。また同時に、スキャンマネージャ(1)4050は、ステップS1で、シンクマネージャ4080にスキャン用の画像処理要求を送る。
シンクマネージャ4080は、ステップS2で、スキャン用の画像メモリの獲得要求をイメージマネージャ4110に送る。イメージマネージャ4110は、スキャン画像メモリ獲得要求に従って、スキャン用の画像メモリを設定し、該設定に応じて面管理テーブルとブロック管理テーブルとに対応の値を書き込む。そしてステップS3で、スキャン用の画像メモリの獲得完了通知をシンクマネージャ4080へ送る。
この獲得完了通知を受け取ったシンクマネージャ4080は、ステップS4で、スキャン画像処理要求をイメージマネージャ4110へ送り、これを受けたイメージマネージャ4110は、スキャナ画像処理部2014の設定を行う。設定が完了したイメージマネージャ4110は、ステップS5で、シンクマネージャ4080にスキャン画像処理設定完了通知を送る。これを受けたシンクマネージャ4080は、ステップS6で、スキャンマネージャ(1)4050へスキャン準備完了通知を送る。この通知を受けたスキャンマネージャ(1)4050は、スキャナ部2070に対してスキャン開始を指示する。
スキャン画像転送完了通知は、図示しないハードウェアからの割り込み信号によってイメージマネージャ4110に伝わる(S7)。イメージマネージャ4110は、スキャン完了をシンクマネージャ4080に通知し(S8)、シンクマネージャ4080は、スキャン完了をスキャンマネージャ(1)4050に通知する(S9)とともに、プリントマネージャ(1)4090に通知する(S10)。同時にステップS11で、シンクマネージャ4080は、スキャン用の画像メモリ(RAM2002)に蓄積された圧縮画像データをHDD2004にファイル化するべく、イメージマネージャ4110にHDD格納指示を送る。
このHDD格納指示を受けたイメージマネージャ4110は、スキャン用の画像メモリ上の1ページ目の画像データ(文字/写真判定信号を含めて)をHDD2004に格納する。画像データの付随情報として、図示しないSRAMにカラー判定/白黒判定結果、下地とばしを行うための下地とばしレベル、画像入力元としてスキャン画像、色空間RGBも格納しておく。なお、HDD2004への格納が終了し、スキャナ部2070からスキャン終了通知を受けたら(S18)、イメージマネージャ4110は、シンクマネージャ4080を介してスキャンマネージャ(1)4050にファイル化完了を通知する(S19)。
ステップS9でスキャン完了通知を受けたスキャンマネージャ(1)4050は、ジョブマネージャ4040に対して終了通知を送り、これを受けたジョブマネージャ4040は、共通インターフェース4030を介してコピーアプリケーション4020へ終了通知を送る。
ステップS10でスキャン完了通知を受けたプリントマネージャ(1)4090は、スキャン用の画像メモリに画像データが入った時点でデバイスI/Fを介して、プリンタ部2095に印刷要求をだす。同時にステップS12で、シンクマネージャ4080にプリント画像処理要求を送る。これを受けたシンクマネージャ4080は、画像データが入力されたスキャン用の画像メモリをプリント用に使用するためのメモリ転用要求をイメージマネージャ4110に送る(S13)。これを受けたイメージマネージャ4110は、この段階ではプリント用の画像メモリが使用中ではない(空いている)ため、面管理テーブルにおいてスキャン用の画像メモリの用途をプリント用に変えるとともに、プリント用の画像メモリの用途をスキャン用に変更する。変更が完了するとイメージマネージャ4110は、ステップS14で、シンクマネージャ4080に対して画像メモリの転用が成功したことを通知する。これを受けてシンクマネージャ4080は、ステップS15で、画像処理設定をイメージマネージャ4110に依頼する。イメージマネージャ4110は、画像データの付随情報に従ってプリンタ画像処理部2016の設定を行い、ステップS16で、シンクマネージャ4080に画像処理設定完了を通知し、これを受けたシンクマネージャ4080は、プリントマネージャ(1)4090にプリント準備完了を通知する(S17)。
プリントマネージャ(1)4090は、プリンタ部2095に対して印刷指示を出す。この結果、印刷が終了すると、プリント画像転送完了通知が、図示しないハードウェアからの割り込み信号によってイメージマネージャ4110に送られる(S37)。
ところで、ステップS20では、スキャンマネージャ(2)4050から原稿2ページ目のスキャン画像処理要求がシンクマネージャ4080へ送られ、シンクマネージャ4080はスキャン用の画像メモリの獲得要求をイメージマネージャ4110へ送る(S21)。
ステップS13で画像メモリの用途変更の要求があって、この変更が成功しており、もともとはプリント用として獲得されていた画像メモリがスキャン用に転用され、しかも空いている。そのためイメージマネージャ4110は、面管理テーブルにおいて、このスキャン用の画像メモリにおける使用中フラグを1にする。そしてステップS22で、スキャン用画像メモリの獲得完了をシンクマネージャ4080へ通知する。
ステップS23からステップS30までの処理は、1ページ目のスキャンと同様の手順であり、画像処理設定、スキャン開始、スキャン完了通知、HDD格納を実行する。
ステップS31で、2ページ目のプリント画像処理要求がプリントマネージャ(2)4090からシンクマネージャ4080へ通知されると、シンクマネージャ4080は、スキャン用の画像メモリに2ページ目の画像データが存在するため、1ページ目と同様にメモリ転用要求をイメージマネージャ4110へ通知する(S32)。この通知を受けたイメージマネージャ4110は、プリント用として割り当てられている画像メモリから、スキャン用に用途を変更できる画像メモリがあるか否かを調べる。ここでは、プリント用の画像メモリが1ページ目のプリント実行中であるため解放できず、したがって、用途を変更できる画像メモリは無い。そのため、イメージマネージャ4110は、画像メモリ転用失敗通知をシンクマネージャ4080へ送る(S33)。
シンクマネージャ4080は、ステップS34で、再度、プリント用画像メモリの獲得要求をイメージマネージャ4110へ送る。これを受けたイメージマネージャ4110は、ここではプリント用の画像メモリに空きが無いため、獲得要求を内部の獲得待ちキューにキューイングする。
1ページ目のプリント完了の通知を受ける(S37)、イメージマネージャ4110は、シンクマネージャ4080にプリント完了を通知し(S38)、これを受けたシンクマネージャ4080は、プリント完了をプリントマネージャ(1)4090へ通知する(S39)。なお、1ページ目のプリントが完了したため、プリント用の画像メモリを2ページ目のプリントに使用できるようになる。そこで、獲得待ちキューにキューイングしていたプリント用画像メモリの獲得要求に応じて、イメージマネージャ4110が、HDD2004に保存されたスキャン画像データをプリント用の画像メモリへ読み出し、ステップS40で、シンクマネージャ4080へプリント画像メモリ獲得完了を通知する。
ステップS41からステップS46までの処理は、1ページ目のプリントと同様の手順であり、画像処理設定、プリント、プリント完了通知を実行する。
イメージマネージャ4110からのプリント完了通知を受けてシンクマネージャ4080は、プリント完了をプリントマネージャ4090に通知する。プリントマネージャ4090は、プリンタ部2095からの排紙完了通知を受け、ジョブマネージャ4040に対して終了通知を送り、これをジョブマネージャ4040は、共通インターフェース4030を介してコピーアプリケーション4020へ送る。コピーアプリケーション4020は、スキャンおよびプリントが終了したらジョブ終了をUI制御部4010に通知する。
次に、リモートコピー形態でスキャンジョブ、送信ジョブを実行する場合を、図15を参照して説明する。
この場合、プリントマネージャ4090に代わってファイルストアマネージャ4100がジョブマネージャ4040からの要求を受ける。
スキャン画像データをHDD2004に格納し終わった時点で、ジョブマネージャ4040は、シンクマネージャ4080から格納完了通知を受け、それを、共通インターフェース4030を介してリモートコピーならばコピーアプリケーション4020に、送信ジョブならば送信アプリケーション4021に通知する。
この通知を受けたコピーアプリケーション4020または送信アプリケーション4021は、ネットワークアプリケーション4120に対してHDD2004に格納されたファイルの送信を依頼する。この依頼を受けたネットワークアプリケーション4120はファイルを送信する。なお、ネットワークアプリケーション4120は、ジョブ開始時にコピーアプリケーション4020からコピーに関する設定情報を受け取り、これもリモート側の機器に通知する。ネットワークアプリケーション4120は、リモートコピーの場合、機器固有の通信プロトコルを使用して送信を行い、送信ジョブの場合は、FTP、SMBのような標準的なファイル転送プロトコルを使用して送信を行う。
またファクシミリ送信を行う場合は、ファイル格納後、送信アプリケーション4021から共通インターフェース4030、ジョブマネージャ4040を介してFAXマネージャ4041に送信が指示される。この送信指示を受けたFAXマネージャ4041は、モデム2050を介して、相手機器とネゴシエーションし、必要な画像処理(カラーから白黒への画像変換、多値/2値変換、回転、変倍)をイメージマネージャ4110に依頼し、画像処理後の画像データを、モデム2050を介して送信する。
また、送信先にプリンタがある場合、送信アプリケーション4021は、共通インターフェース4030を介してプリントジョブとしてプリントの指示を行う。そのときの動作は、以下で説明するリモートコピーのプリントジョブの場合と同様である。また、送信宛先が機器内のボックスになっている場合は、ファイルストアマネージャ4100によって機器内のファイルシステムに格納される。
ファクシミリ受信時には、FAXマネージャ4041がモデム2050を使って画像データを受信し、画像ファイルとしてHDD2004に格納する。HDD2004への格納後にボックスアプリケーション4022に通知すると、ボックスアプリケーション4022は、受信プリントの指示を、共通インターフェース4030を介してジョブマネージャ4040に送る。その後の処理は、通常のボックスプリントジョブと同じ処理になるため説明を省略する。
次に、リモートコピー形態でプリントジョブを実行する場合を、図15を参照して説明する。
この場合には、ネットワークアプリケーション4120が、送信側からの画像データをHDD2004に保存するとともに、コピーアプリケーション4020に対してジョブを発行する。コピーアプリケーション4020は、共通インターフェース4030を介してジョブマネージャ4040にプリントジョブを投入する。ローカルコピーとは異なり、スキャンマネージャ4050に代わってファイルリードマネージャ4060が、ジョブマネージャ4040からの要求を受け取る。ファイルリードマネージャ4060は、受信画像データをHDD2004から画像メモリに展開するための要求を、シンクマネージャ4080を介してイメージマネージャ4110に送る。イメージマネージャ4110は、画像メモリに画像データを展開する。そしてイメージマネージャ4110は、この展開が終了した時点で、展開終了を、シンクマネージャ4080を経由してファイルリードマネージャ4060とプリントマネージャ4090とに伝える。
プリントマネージャ4090は、画像メモリに画像データが入った時点で、ジョブマネージャ4040から指示されたプリンタ部2095の給紙段または指示された用紙サイズを有する給紙段を選択し、デバイスI/Fを介してプリンタ部2095に印刷要求を送る。なお自動給紙の場合には、画像サイズから給紙段を決定し印刷要求を送る。同時にプリントマネージャ4090は、シンクマネージャ4080にプリント画像処理要求を行う。
このプリント画像処理要求を受けたシンクマネージャ4080は、プリント画像処理設定をイメージマネージャ4110に依頼する。なおこのとき、例えば、最適サイズ用紙がなくなり、画像の回転が必要になれば別途回転指示も依頼する。回転指示があった場合には、イメージマネージャ4110が、回転部2019を使って画像を回転する。
イメージマネージャ4110は、プリンタ画像処理部2016の設定を行い、シンクマネージャ4080を介してプリントマネージャ4090にプリント準備完了を伝える。これを受けたプリントマネージャ4090は、プリンタ部2095に対して印刷指示を出す。
プリント画像転送完了は、図示しないハードウェアからの割り込み信号によってイメージマネージャ4110に送られる。これを受けたイメージマネージャ4110は、プリント完了をシンクマネージャ4080へ通知し、この通知を受けたシンクマネージャ4080は、プリント完了をファイルリードマネージャ4060とプリントマネージャ4090とに伝える。ファイルリードマネージャ4060は、終了通知をジョブマネージャ4040に送る。プリントマネージャ4090は、プリンタ部2095からの排紙完了通知を受け、ジョブマネージャ4040に対して終了通知を送る。終了通知を受けたジョブマネージャ4040は、共通インターフェース4030を介してコピーアプリケーション4020へ終了通知を送る。コピーアプリケーション4020は、スキャンおよびプリントが終了したらジョブ終了をUI制御部4010に通知する。
次に、PDLデータ展開格納ジョブを実行する場合を、図15を参照して説明する。
この場合は、ホストPC240からPDLプリント要求がネットワークアプリケーション4120を経由してPDLアプリケーション4023に送られる。PDLアプリケーション4023は、PDLデータ展開格納ジョブの実行を、共通インターフェース4030を介してジョブマネージャ4040に指示する。このときPDLマネージャ4070とファイルストアマネージャ4100とが、ジョブマネージャ4040からジョブ実行要求を受け取る。なお、画像データの中間コードからビットマップイメージへの展開が終了した後の画像データが入力される部分に関しては、前述のスキャンジョブと同様である。
PDLマネージャ4070とファイルストアマネージャ4100とは、画像メモリ上の画像データ(文字/写真判定信号を含めて)をHDD2004に格納する。画像データの付随情報として、図示しないSRAMに、カラー/白黒判別情報、画像入力元としてPDL画像、色空間CMYKまたはRGB情報も格納しておく。PDL画像データをHDD2004に格納し終わった時点で、ジョブマネージャ4040がシンクマネージャ4080から格納完了通知を受け、それを、共通インターフェース4030を介してPDLアプリケーション4023に送る。この格納完了通知を受けたPDLアプリケーション4023は、HDD格納完了をネットワークアプリケーション4120に通知する。ネットワークアプリケーション4120は、PDLプリント要求を行ったホストPCへHDD格納完了を通知する。なお、PDLプリントジョブの場合には、PDLマネージャ4070とプリントマネージャ4090によって、画像メモリ上に展開された画像を印字する。
PDL展開され、HDD2004に格納された画像データのプリントでは、UI制御部4010によって印刷指示された格納文書を、ボックスアプリケーション4022に対してプリントジョブとして発行する。これを受けたボックスアプリケーション4022は、共通インターフェース4030を介してジョブマネージャ4040にプリントジョブを投入する。このとき、ローカルコピーとは異なり、スキャンマネージャ4050に代わってファイルリードマネージャ4060が、ジョブマネージャ4040からの要求を受ける。ファイルリードマネージャ4060は、印刷指示された画像データをHDD2004から読み出して画像メモリに展開する要求を、シンクマネージャ4080を介してイメージマネージャ4110に対して行う。この後の処理は、リモートコピーのプリントジョブに関して前述した処理と同様であるので、説明を省略する。
次に、画像メモリの通常のハンドリングについて、以下に詳述する。
図18は、プリント時における画像データに対する3つの処理工程(画像パス)の例を示す図である。
図18(A)では、原稿の1ページ目の画像データをHDD2004から読み出し、その画像を回転してプリントする。図18(B)では、2ページ目の画像データをHDD2004から読み出し、その画像を回転してプリントする。図18(C)では、3ページ目の画像データをHDD2004から読み出し、それに対して色空間変換を行ってから回転してプリントする。
この3つの処理工程の例において、イメージマネージャ4110は、5つの内部モジュールに分割される。すなわち、画像処理決定部、1ページ目の画像処理実行部、2ページ目の画像処理実行部、3ページ目の画像処理実行部、画像メモリ管理部の5つの内部モジュールに分割される。
図19および図20は、図18に示す3つの処理工程の例に対応して、イメージマネージャ4110における5つの内部モジュールの相互間において実行される一連の処理を示すシーケンス図である。
以下に、図18に示す3つの処理工程の例について、図19および図20を参照しながら説明する。
シンクマネージャ4080からイメージマネージャ4110に1ページ目の処理開始が通知されると、画像処理決定部が1ページ目の画像パス(図18(A))を決定し、第1の所定テーブル(図21に例示)に、決定した内容を書き込む。すなわち、該第1の所定テーブルには各画像処理の処理内容、ここではHDD読み出し、回転、プリントの各画像処理における入出力色空間、入出力(主走査、副走査)解像度、入出力(主走査、副走査)画素数、回転角度、入出力圧縮形式等を示す値が格納される。
そして、画像処理決定部は、該第1の所定テーブルを指定して画像メモリ管理部に画像メモリの配分を依頼する(図19のS101)。画像メモリ管理部は、該第1の所定テーブルを参照して画像メモリの配分を決定し、ここではHDD読出し用の画像メモリおよび回転用の画像メモリに対応する面管理テーブルの使用中フラグに1を立てる。さらに画像メモリ管理部は、HDD読出し用の画像メモリおよび回転用の画像メモリに対応するブロック管理テーブルの先頭ブロックの先頭アドレスを、面管理テーブルの先頭ブロック欄に記載する(図19のS102)。
続けて、画像処理決定部は、1ページ目の画像処理開始を1ページ目の画像処理実行部に通知する(図19のS103)。1ページ目の画像処理実行部は、HDD読出し用の画像メモリの獲得を画像メモリ管理部へ要求する(図19のS104)。画像メモリ管理部は、この要求に応じて、面管理テーブルにおいてHDD読出し用の画像メモリの実行中フラグに1を立てるとともに、対応のブロック管理テーブルの先頭ブロックの先頭アドレスを1ページ目の画像処理実行部へ通知する(図19のS105)。この通知を受けた1ページ目の画像処理実行部は、HDD2004からの読出しを開始し、これによってHDD読出し用の画像メモリへ画像データが格納される。
HDD読出しが終了すると、1ページ目の画像処理実行部は、回転用メモリの獲得を画像メモリ管理部へ要求する(図19のS106)。画像メモリ管理部は、これに応じて面管理テーブルにおける回転用の画像メモリの実行中フラグに1を立てるとともに、対応のブロック管理テーブルの先頭ブロックの先頭アドレスを1ページ目の画像処理実行部へ通知する(図19のS107)。この通知を受けた1ページ目の画像処理実行部は、HDD読出し用の画像メモリに格納された画像データに対して回転処理を開始すると共に、回転後の画像データを回転用の画像メモリに格納する。
続いて、2ページ目の処理開始がシンクマネージャ4080からイメージマネージャ4110へ通知されると、画像処理決定部が、1ページ目と同様に2ページ目の画像パス(図18(B))を決定し、図21に例示する第1の所定テーブルと同様な第2の所定テーブルを生成する。そして、画像処理決定部は、該第2の所定テーブルを指定して画像メモリ管理部に2ページ目の画像メモリの配分を依頼する(図19のS108)。画像メモリ管理部は、該第2の所定テーブルを第1の所定テーブルと比較し、ここではテーブルの内容が同じであるので、画像メモリの配分を変えないことを決定する。
次に画像処理決定部が、2ページ目の画像処理開始を2ページ目の画像処理実行部へ通知すると(図19のS109)、2ページ目の画像処理実行部は、HDD読出し用の画像メモリの獲得を画像メモリ管理部へ要求する(図19のS110)。画像メモリ管理部は、HDD読出し用の画像メモリの面管理テーブルを調べる。ここでは1ページ目の画像処理実行部で行われた回転処理においてHDD読出し用の画像メモリが使用されたため、面管理テーブルの実行中フラグに1が立っていっている。このため、画像メモリ管理部は、獲得要求に対する通知を行わず、画像メモリ管理部内部の獲得待ちキューに獲得要求をキューイングする。
ここで、1ページ目の画像処理実行部における回転処理が終了すると、1ページ目の画像処理実行部は、HDD読出し用の画像メモリの解放を画像メモリ管理部へ通知するとともに(図19のS111)、回転用画像メモリに格納された回転後の画像データを読み出してプリントを開始する。
HDD読出し用の画像メモリの解放通知を受けた画像メモリ管理部は、面管理テーブルにおけるHDD読出し用の画像メモリの実行中フラグを0にする。ここで、画像メモリ管理部は、獲得待ちキューを調べ、ここでは獲得待ちキューに、2ページ目の画像処理実行部からのHDD読出し用画像メモリの獲得要求がキューイングされているので、HDD読出し用画像メモリのアドレスを2ページ目の画像処理実行部に通知する(図19のS112)。この通知を受けた2ページ目の画像処理実行部は、HDD読出しを開始する。
このHDD読出しが終了すると、2ページ目の画像処理実行部は、回転用の画像メモリの獲得を画像メモリ管理部に要求する(図19のS113)。画像メモリ管理部は、前述のHDD読出し用画像メモリの場合と同様に、回転用画像メモリ上の画像データが1ページ目のプリント処理に使用されているため、この要求を獲得待ちキューにキューイングする。
1ページ目のプリント処理が終了すると、1ページ目の画像処理実行部は、回転用の画像メモリの解放を画像メモリ管理部に通知する(図19のS114)。これを受けた画像メモリ管理部は、回転用画像メモリのアドレスを2ページ目の画像処理実行部に通知し(図19のS115)、この通知を受けた2ページ目の画像処理実行部は、回転処理を開始する。
ここで、シンクマネージャ4080から3ページ目の処理開始がイメージマネージャ4110へ通知されると、画像処理決定部は1ページ目、2ページ目と同様に3ページ目の画像パス(図18(C))を決定する。ここでは、HDD2004上に蓄積されている画像データの色空間が、1ページ目、2ページ目と違うため、決定した画像処理内容を第3の所定テーブル(図22に例示)に書き込む。
そして、画像処理決定部は、該第3の所定テーブルを指定して画像メモリ管理部に3ページ目の画像メモリの配分を依頼する(図20のS116)。画像メモリ管理部は、該第3の所定テーブルを第2の所定テーブルと比較し、ここではテーブルの内容が異なっているので、画像メモリの配分の変更が必要であると判断する。
次に、画像処理決定部は3ページ目の画像処理実行部に、3ページ目の画像処理開始を通知する(図20のS117)。これを受けた3ページ目の画像処理実行部は、HDD読出し用の画像メモリの獲得を画像メモリ管理部に通知する(図20のS118)。ここでは画像メモリ管理部が、3ページ目の画像メモリの配分において配分変更が必要であると判断しているので、メモリ獲得要求には応じず、獲得待ちキューへキューイングする。
ところで、2ページ目の画像処理実行部が、前述の1ページ目の処理と同様に、回転処理を終了すると、HDD読出し用の画像メモリの解放を画像メモリ管理部に通知し(図20のS119)、またプリント処理を終了すると、回転用の画像メモリの解放を画像メモリ管理部に通知する(図20のS120)。画像メモリ管理部は、2ページ目の回転用の画像メモリの解放をもって2ページ目の処理が終了したと判断し、画像メモリの配分を決定し(図20のS121)、HDD読出し用、色空間変換用、回転用の各画像メモリをそれぞれ確保する。
そして、画像メモリ管理部は、獲得待ちキューにキューイングされている3ページ目のHDD読出し用の画像メモリの獲得要求を読み出し、これに応じて、HDD読出し用の画像メモリのアドレスを3ページ目の画像処理実行部へ通知する(図20のS122)。
この3ページ目の画像処理実行部へのアドレス通知の後、3ページ目の画像処理実行部と画像メモリ管理部とが、3ページ目の処理を実行するが(図20のステップS122〜ステップS129)、これは、1ページ目および2ページ目と同様な処理であるため、説明を省略する。
以上のようにして、本実施の形態では、画像メモリの用途を管理し、画像メモリをスキャン用、プリント用などに分ける。そして、スキャン用の画像メモリ上に格納された画像データをそのままプリント用として使用する場合に、プリント用の画像メモリが空いているならば、このプリント用の画像メモリをスキャン用に転用する。これにより、画像メモリがプリント用で占有されることを防ぐ。
さらに、上記の場合において、プリント用の画像メモリが空いていないならば、スキャン用の画像メモリに格納された画像データをそのままプリント用に使用することはしないで、それを一旦HDDのような大容量記憶装置に蓄積する。これにより、スキャン用の画像メモリを、新たにスキャンされた画像データの記憶に使用することができる。
かくして、RAMで構成される画像メモリの容量が少ない場合でも、コピー機能のスループットを最大限に発揮することが可能となる。
〔他の実施の形態〕
なお、本発明の目的は、前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の一実施の形態に係る画像入出力装置を含む画像形成システムの構成を示すブロック図である。 画像形成装置のコントローラユニットの内部構成を示すブロック図である。 画像データを伝送するパケットの構成を示す図である。 パケットデータの構成を示す図である。 図2に示すスキャナ画像処理部の内部構成を示すブロック図である。 図2に示すプリンタ画像処理部の内部構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置の外観を示す斜視図である。 図7に示す操作部の構成を示す外観図である。 画像形成装置の操作部に表示される初期画面を示す図である。 図9に示す読込設定ボタンが操作されたときに操作部に表示される読込設定画面(ポップアップウィンドウ)を示す図である。 コピー設定タブが操作されたとき操作部に表示されるコピー設定画面を示す図である。 ボックスタブが操作されたとき操作部に表示される設定画面を示す図である。 図12に示す複数のフォルダのうちの1つ、例えばフォルダ番号0のフォルダをクリックしたときに操作部に表示される画面を示す図である。 画像メモリの管理に使用する各テーブルを例示する図である。 図2に示す画像形成装置のコントロールユニットにおいて実行される制御プログラムの構成を示す図である。 コピージョブをローカルコピー形態で各ドキュメントマネージャ間において実行した際の一連の処理ステップを示すシーケンス図(1/2)である。 コピージョブをローカルコピー形態で各ドキュメントマネージャ間において実行した際の一連の処理ステップを示すシーケンス図(2/2)である。 プリント時における画像データに対する3つの処理工程(画像パス)の例を示す図である。 図18に示す3つの処理工程の例に対応して、イメージマネージャの5つの内部モジュールの相互間において実行される一連の処理を示すシーケンス図(1/2)である。 図18に示す3つの処理工程の例に対応して、イメージマネージャの5つの内部モジュールの相互間において実行される一連の処理を示すシーケンス図(2/2)である。 図18(A)に示す1ページ目の画像パスに関わる画像処理内容が記載された第1の所定テーブルを示す図である。 図18(C)に示す3ページ目の画像パスに関わる画像処理内容が記載された第3の所定テーブルを示す図である。
符号の説明
200 画像形成装置
220、230 画像形成装置
240 パーソナルコンピュータ(PC)
2000 コントロールユニット
2011 LAN
2012 操作部
2051 公衆回線(WAN)
2070 スキャナ部
2095 プリンタ部
4010 UI制御部
4020 コピーアプリケーション
4021 送信アプリケーション
4022 ボックスアプリケーション
4023 PDLアプリケーション
4030 共通インターフェース
4040 ジョブマネージャ
4050 スキャンマネージャ
4060 ファイルリードマネージャ
4070 PDLマネージャ
4080 シンクマネージャ
4090 プリントマネージャ
4100 ファイルストアマネージャ
4110 イメージマネージャ
4120 ネットワークアプリケーション

Claims (9)

  1. 少なくとも2つの記憶領域を備え、一方が入力用に割り当てられ、他方が出力用に割り当てられる第1の記憶装置と、該第1の記憶装置よりも処理速度が遅い第2の記憶装置とを有する画像入出力装置において、
    入力された画像データを前記第1の記憶装置の第1の記憶領域に格納する第1の格納手段と、
    前記第1の記憶領域に格納された画像データが前記第1の記憶装置からそのまま読み出される場合、前記第1の記憶装置の第2の記憶領域が空き領域であるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段によって前記第2の記憶領域が空き領域であると判別されたならば、前記第1の記憶領域を出力用の記憶領域に設定し、前記第2の記憶領域を、次に入力される画像データの入力用に設定する第1の設定手段と
    を有することを特徴とする画像入出力装置。
  2. 前記第1の格納手段によって前記第1の記憶装置の前記第1の記憶領域に格納された画像データを読み出して、前記第2の記憶装置に格納する第2の格納手段と、
    前記判別手段によって前記第2の記憶領域が空き領域ではないと判別されたならば、前記第2の記憶領域が空き領域になるまで待ち、空き領域になった前記第2の記憶領域に、前記第2の格納手段によって前記第2の記憶装置に格納された画像データを読み出して格納し、該第2の記憶領域を出力用に設定する第2の設定手段と
    をさらに有することを特徴とする請求項1記載の画像入出力装置。
  3. 前記判別手段によって前記第2の記憶領域が空き領域ではないと判別されたならば、前記第1の記憶領域を入力用の記憶領域に設定する第3の設定手段をさらに有することを特徴とする請求項2記載の画像入出力装置。
  4. 前記第1の記憶装置はRAM(Random Access Memory)であることを特徴とする請求項1記載の画像入出力装置。
  5. 前記第2の記憶装置はHDD(Hard Disc Drive)であることを特徴とする請求項1記載の画像入出力装置。
  6. 少なくとも2つの記憶領域を備え、一方が入力用に割り当てられ、他方が出力用に割り当てられる第1の記憶装置と、該第1の記憶装置よりも処理速度が遅い第2の記憶装置とを有する画像入出力装置に適用される画像データ入出力方法において、
    入力された画像データを前記第1の記憶装置の第1の記憶領域に格納する第1の格納ステップと、
    前記第1の記憶領域に格納された画像データが前記第1の記憶装置からそのまま読み出される場合、前記第1の記憶装置の第2の記憶領域が空き領域であるか否かを判別する判別ステップと、
    前記判別ステップにおいて前記第2の記憶領域が空き領域であると判別されたならば、前記第1の記憶領域を出力用の記憶領域に設定し、前記第2の記憶領域を、次に入力される画像データの入力用に設定する第1の設定ステップと
    を有することを特徴とする画像データ入出力方法。
  7. 前記第1の格納ステップにおいて前記第1の記憶装置の前記第1の記憶領域に格納された画像データを読み出して、前記第2の記憶装置に格納する第2の格納ステップと、
    前記判別ステップにおいて前記第2の記憶領域が空き領域ではないと判別されたならば、前記第2の記憶領域が空き領域になるまで待ち、空き領域になった前記第2の記憶領域に、前記第2の格納ステップにおいて前記第2の記憶装置に格納された画像データを読み出して格納し、該第2の記憶領域を出力用に設定する第2の設定ステップと
    をさらに有することを特徴とする請求項6記載の画像データ入出力方法。
  8. 前記判別ステップにおいて前記第2の記憶領域が空き領域ではないと判別されたならば、前記第1の記憶領域を入力用の記憶領域に設定する第3の設定ステップをさらに有することを特徴とする請求項7記載の画像データ入出力方法。
  9. 少なくとも2つの記憶領域を備え、一方が入力用に割り当てられ、他方が出力用に割り当てられる第1の記憶装置と、該第1の記憶装置よりも処理速度が遅い第2の記憶装置とを有する画像入出力装置に適用される画像データ入出力方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    入力された画像データを前記第1の記憶装置の第1の記憶領域に格納する第1の格納ステップと、
    前記第1の記憶領域に格納された画像データが前記第1の記憶装置からそのまま読み出される場合、前記第1の記憶装置の第2の記憶領域が空き領域であるか否かを判別する判別ステップと、
    前記判別ステップにおいて前記第2の記憶領域が空き領域であると判別されたならば、前記第1の記憶領域を出力用の記憶領域に設定し、前記第2の記憶領域を、次に入力される画像データの入力用に設定する第1の設定ステップと
    を有することを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016040931A (ja) * 2015-10-19 2016-03-24 和之 坪内 画像形成装置
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